JPH09225753A - Ｏリング定量供給機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】Ｏリングの様に柔軟な部品で油分等の付着した
部品の定量供給をする場合には密着したＯリングを回転
する歯車の歯により分離しながら定量供給する事を目的
とする。 【構成】複数のＯリングの配列されたＯリング供給保持
棒を左右のＯリング分離歯車の中心にセットする。Ｏリ
ングに付着した油分等によりＯリングとＯリング供給保
持棒が密着してＯリング分離歯車への自然落下を阻害す
る為おもりを乗せて荷重をかける。歯車駆動モ−タの回
転によりＯリング分離歯車を回転させると、Ｏリングの
太さに合わせたＯリング分離歯車の歯により、密着した
Ｏリングを１ケづつ分離して落下する事ができる。落下
途中の数量計測センサにより数量を計測した信号にて歯
車駆動モ−タのＯＮ、ＯＦＦを制御する又は歯車駆動モ
−タの定量パルス送りにてＯリングを定量供給する事が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する分野】本発明は、Ｏリング着装ユニット
へ供給されるＯリング定量供給装置の構造に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＯリングをＯリング着装ユニッ
ト、例えばソレノイドシャフトの着装溝へ供給する場
合、振動による部品供給搬送を行なうパ−ツフィ−ダ−
等が用いられていた。しかし、Ｏリングの様に柔軟な部
品で、油等が付着している場合、この油等によりＯリン
グ同志の接着、及び搬送面との接着で、パ−ツフィ−ダ
−の振動によっても、確実にＯリングを１個づつ供給す
る事は困難であった。

【０００３】その為、作業者が目視によって、Ｏリング
のダブル供給を防ぐ為に、手でＯリングが確実に１個づ
つ供給される様に、補助作業を行なうなど、完全な自動
化がむづかしかった。

【０００４】

【発明の目的】

（２） 本発明は、Ｏリングの様な形状をした柔軟な部品で、油
等が付着した部品を定量供給する場合、確実にＯリング
を１個づつ、装着部品に自動供給する事が出来る、Ｏリ
ング定量供給装置を提供する事を目的とする。

【０００５】

【実施例】図２は、本発明の実施例であり、図１は上か
ら見た図である。図に於いて、１はＯリング、２はＯリ
ング供給保持棒、３はＯリング分離歯車、４はおもり、
５は歯車駆動モ−タ、６は数量計測センサ、７は伝達用
歯車、８はＯリング着装ユニットである。

【０００６】これを動作するには、複数のＯリング１の
配列されたＯリング供給保持棒２を左右のＯリング分離
歯車３の中心にセットする。Ｏリング１に付着した油分
等によりＯリング１とＯリング供給保持棒２が密着して
Ｏリング分離歯車３への自然落下を阻害する為、おもり
４を乗せて矢印の様におもり歯車をかける。

【０００７】歯車駆動モ−タ５の回転により、Ｏリング
分離歯車３を歯車回転方向ｂの様に回転させると、Ｏリ
ング１の太さにピッチを合わせたＯリング分離歯車３の
歯により、密着したＯリング１を１ケづつ分離してＯリ
ング落下方向Ｃへ落とす事ができる。

【０００８】落下途中の数量計測センサ６の光信号ｄに
より、供給するＯリング１の数量を計測した信号にて、
歯車駆動モ−タ５のＯＮ、ＯＦＦを制御する。あるい
は、歯車駆動モ−タ５の定量パルス送りにて、Ｏリング
１をＯリング着装ユニット７へ定量供給する事ができ
る。

【０００９】

【効果の説明】Ｏリング以外にも定量供給する対象物の
大きさと歯車の歯のピッチを合わせる （３） 事で、整列された供給対象物であれば、部品供給棒等の
部品配列治具の変更及び歯車の変更により対応する事が
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明装置Ｏリング定量供給機構の上面矢視断
面図

【図２】本発明装置Ｏリング定量供給機構の断面図

【符号の説明】

１ Ｏリング ２ Ｏリング供給保持棒 ３ Ｏリング分離歯車 ４ おもり ５ 歯車駆動モ−タ ６ 数量計測センサ ７ 伝達用歯車 ８ Ｏリング着装ユニット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のＯ（オ−）リングを配列したＯリ
   ング供給棒から供給されるＯリングが、歯車の回転動作
   により前記歯車のピッチ毎に１個づつ、Ｏリング着装ユ
   ニットに供給される事を特徴とするＯリング定量供給機
   構。
2. 【請求項２】 前記Ｏリング着装ユニットに供給される
   Ｏリングが、数量計測センサにより、数量を計測される
   事を特徴とする請求項１記載のＯリング定量供給機構。