JPH09223845A - 光モジュール用液体冷却装置 - Google Patents

光モジュール用液体冷却装置

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JPH09223845A
JPH09223845A JP2779296A JP2779296A JPH09223845A JP H09223845 A JPH09223845 A JP H09223845A JP 2779296 A JP2779296 A JP 2779296A JP 2779296 A JP2779296 A JP 2779296A JP H09223845 A JPH09223845 A JP H09223845A
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JP
Japan
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modules
liquid
optical
liquid cooling
module
Prior art date
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Pending
Application number
JP2779296A
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English (en)
Inventor
Sakae Hojo
栄 北城
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数個搭載された光モジュールに
対して、それぞれの素子の温度が同じになるような液体
冷却装置を提供する。 【解決手段】 複数個の光モジュールを搭載して冷却す
るための液体冷却装置において、光モジュールを搭載す
る筒と、その筒の内側に接するように接着されているコ
イル状に湾曲した管とからなり、管は液体を流入させる
入口と、液体を流出させる出口が筒の外部に飛び出てお
り、複数個の光モジュールの位置は、筒の外周の一つの
円周上に等間隔に搭載されている構造となっている。そ
れぞれの光モジュールが同心円上に並んでおり、しかも
液体冷媒を流す管も軸対称に近い形状であるため、各L
Dモジュールの温度はほぼ同じになり、レーザの発振特
性が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
モジュールなどの光モジュールを冷却するための液体冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の高度な光半導体技術は、その用途
によって高周波への対応および大出力化という両面性が
混在している。高度情報ネットワークの基幹になる光フ
ァイバー通信においては、マルチメディアで扱われる音
声情報、静止画像、動画像などを短時間でより大量に伝
送するために、高い周波数に対応した発振・受信の光半
導体が求められている。一方、光半導体の大出力化に関
しては、光ファイバー通信の他にも、機械加工などへの
利用も存在し、このような用途にレーザダイオード素子
等を用いる場合は、複数個のレーザダイオード素子の出
力を結集して、さらに他のレーザを励起して大出力を得
るなどの方法が考えられている。
【0003】ところで、このように光半導体の素子の出
力が大きくなると、これを冷却するための機構が必要に
なってくる。レーザダイオードなどを例に取ると、通常
は出力の特性を安定させるために室温近傍で温度を一定
にさせる必要があり、ペルチェ素子などの電子冷却素子
を用いて冷却・安定化を図っている。しかし、前述のよ
うに大出力の光半導体を複数個搭載した装置の場合、電
子冷却素子だけでは所定の冷却温度の達成が困難になっ
てくる。しかも、場合によっては複数個の光モジュール
のトータルの出力が数100ワットに及ぶこともあり、
このときは通常の強制空冷でも冷却能力が不足すること
がある。
【0004】半導体デバイスの分野では、発熱量の特に
大きなデバイスを密に搭載する場合には、従来より水冷
が用いられていた。スーパーコンピュータの冷却に水冷
を用いた例としては、NEC技報Vol.39 No.
1 P.36(1986)などの文献がある。この内容
にあるように、水冷機構としては、配管をジグザグ状に
湾曲させ、それを基板の表面あるいは内部に設置し、基
板の表面に搭載した半導体デバイスを冷却するというも
のである。この液体冷却機構を、前述の大出力光モジュ
ールに応用する場合には、放熱効率の高いアルミニウム
や銅などの材料からなる基板に複数個の光モジュールを
搭載し、基板の内部または裏面には冷媒としての液体を
流すための配管を設置し、光モジュールで発生した大量
の熱を効率よく液体に逃がす方法などが容易に想像でき
る。
【0005】図3は、従来の半導体デバイスの水冷機構
を応用した光モジュール用液体冷却装置の一例の側面図
である。図において、1は基板で、この上に光モジュー
ルの一種であるレーザダイオードモジュール(以下LD
モジュールと記す)3が3個搭載されている。基板1の
下面には、液体を流すための管2が接着されている。
【0006】図4は、図3の光モジュール用液体冷却装
置の上面図である。図において、1は基板、2は管、3
はLDモジュールである。冷媒である液体を流すための
管2は、冷却効率を上げるためにジグザグ状に湾曲して
いる。現在、このような構造の光モジュール用液体冷却
装置が本発明者らにより試作されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構造の光モジュール用液体冷却装置では、液体を
流す管の配置・形状に対称性がなく、液体の流入口の近
くに搭載されているレーザダイオードよりも、液体の流
出口の近くに搭載されているレーザダイオードの方が温
度が高くなってしまい、それぞれの光モジュールのレー
ザの特性が安定しないという欠点を有していた。また、
光モジュールを多数搭載する場合には、装置が大型化し
てしまう問題もあった。
【0008】本発明の目的は、複数個搭載した光モジュ
ールに対して、動作時のそれぞれの光モジュールの温度
をほぼ同じにし、安定したレーザの出力を可能にし、し
かも冷却装置全体の占有体積が小さい冷却装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の光モジュール用液体冷却装置においては、
光モジュールを搭載する筒と、その筒の内側に接するよ
うに配設されているコイル状に湾曲した管とからなり、
管は液体を流入させる入口と、液体を流出させる出口を
有しており、複数個の光モジュールの位置は、筒の一端
面から略同一の距離の外周上に略等間隔に搭載されてい
る構造であることを特徴とする。
【0010】管の入口と、出口は筒の外部に飛び出して
いると扱いやすい。
【0011】本発明の光モジュール用液体冷却装置で
は、複数個配列されたそれぞれの光モジュールの位置配
置と、冷媒である液体を流すための管の形状が同心円上
にあるため、光モジュールを動作させたときのレーザダ
イオードの温度は、それぞれの光モジュールでほぼ同じ
になる。さらに、搭載する光モジュールの数が大きくな
ったときには、平板上に配置するよりも、円筒上に配置
した方が、装置としても小型化が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1および図2はそれぞれ本発明の一実施
の形態を示す断面図および上面図である。図において、
1は冷媒である液体を流すためのコイル状に湾曲させた
管である。2は、アルミニウムや銅などの熱伝導性の高
い材料でできた筒であり、内面は円形、外面は正多角形
の形状を有している。前述の管1は、筒2の内面に接す
るように配置されており、管1と筒2は熱伝導性に優れ
た接着剤3によって接着されている。4は、筒2の外面
の多角形のそれぞれの面の上に搭載されたLDモジュー
ルであり、本実施例では4個のLDモジュールを搭載し
ており、従って筒2の外形は正方形である。また、それ
ぞれのLDモジュールの位置関係は、筒2の外周の同一
円周上に一定間隔をもって複数個並んでいる。冷媒とし
ての液体は、入口5から入って、出口6から出る構造と
なっており、このような構造によりLDモジュール4を
冷却する。本発明の液体冷却装置では、それぞれのLD
モジュールが同心円上に並んでおり、しかも液体冷媒を
流す管も軸対称に近い形状であるため、各LDモジュー
ルの温度はほぼ同じになり、レーザの発振特性が安定す
る。
【0014】本発明の、筒の上にLDモジュールを搭載
する構造の液体冷却装置と、平板上にLDモジュールを
搭載する構造の液体冷却装置において、LDを動作させ
た時の温度を測定し、それぞれのモジュールでのばらつ
きを測定し比較した。平板上にLDモジュールを搭載す
る構造の液体冷却装置では、各LD間での温度差は8℃
であった。これに対して、本発明の筒の上にLDモジュ
ールを搭載する構造の液体冷却装置では、各LD間での
温度差は1℃であった。以上より、平板上にLDモジュ
ールを搭載する構造の液体冷却装置よりも、本発明の筒
の上にLDモジュールを搭載する構造の液体冷却装置の
方が、複数個搭載されているLD間での温度のばらつき
が小さいことがわかった。
【0015】なお、上記実施の形態においては、搭載す
るLDモジュールの数が4個の場合について説明してき
たが、搭載するモジュール数については任意であり同じ
効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数個の光モジュールのそれぞれの温度がほぼ同じにな
り、光半導体の特性が向上するという効果が得られる。
さらに、冷却装置の占有体積も小さくなり、小型化が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の断面図である。
【図2】図1に示す本発明の実施の形態の上面図であ
る。
【図3】従来の半導体デバイスの水冷機構を応用した光
モジュール用液体冷却装置の側面図である。
【図4】図3に示す光モジュール用液体冷却装置の上面
図である。
【符号の説明】
1 管 2 筒 3 接着剤 4 LDモジュール 5 入口 6 出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の光モジュールを搭載して冷却する
    ための液体冷却装置であって、光モジュールを搭載する
    筒と、その筒の内側に接するように配設されているコイ
    ル状に湾曲した管とからなり、管は液体を流入させる入
    口と、液体を流出させる出口を有しており、複数個の光
    モジュールの位置は、筒の一端面から略同一の距離の外
    周上に略等間隔に搭載されている構造であることを特徴
    とする光モジュール用液体冷却装置。
JP2779296A 1996-02-15 1996-02-15 光モジュール用液体冷却装置 Pending JPH09223845A (ja)

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JP2779296A JPH09223845A (ja) 1996-02-15 1996-02-15 光モジュール用液体冷却装置

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JPH09223845A true JPH09223845A (ja) 1997-08-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19980929