JPH09223483A - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
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- JPH09223483A JPH09223483A JP8053691A JP5369196A JPH09223483A JP H09223483 A JPH09223483 A JP H09223483A JP 8053691 A JP8053691 A JP 8053691A JP 5369196 A JP5369196 A JP 5369196A JP H09223483 A JPH09223483 A JP H09223483A
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Abstract
寿命特性も良好で、寿命期間を通して色温度のバラツキ
が少ない管入力100ワット以下のメタルハライドラン
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 両端に電極を封着してなる石英ガラス製
発光管内に希ガスと水銀と共に少なくとも1種の希土類
金属ハロゲン化物を封入し、外球内を真空にし、発光管
形状を略回転楕円体形状とし、発光管の内表面当たりの
ワット数(壁面負荷)を14W/cm2 から23W/c
m2 とし、発光管の重量W(g)とランプのワット数P
(W)との比を0.039より小さい範囲とし、電極の
重量M(mg)とランプのワット数P(W)との比を
0.75より小さい範囲とすることにより平均演色評価
数(Ra)を90以上とし、かつ前記発光管両端の管内
の封着部の内面に窪みを形成して構成する。
Description
ット以下の低ワットで高演色形のメタルハライドランプ
に関し、特に発光管形状の改良に関する。
ては、主に発光効率を重視したスカンジウム(Sc)−
ナトリウム(Na)系メタルハライドランプと、演色性
を重視したディスプロシウム(Dy)−タリウム(T
l)系のメタルハライドランプがある。近年、省電力の
観点から発光効率の優れたメタルハライドランプを従来
の白熱電球又はハロゲン電球に変えて低ワットのメタル
ハライドランプが用いられるようになっている。
使用する場合、明るいだけでは不十分であり色の見え方
が自然に近いもので、かつ自然な雰囲気をかもしだすこ
とが要求される。しかし、メタルハライドランプは管入
力が小さくなるほど、発光管両端の封着部からの熱伝導
損失や熱輻射損失の割合が大きくなり、発光効率や色特
性が低下してしまう。特に、ディスプロシウムなど希土
類金属のヨウ化物を含む添加物系では平均演色評価数R
aを90以上とするために、発光管単位表面積当りの管
入力である壁面負荷を上げると、石英発光管が膨らんだ
りして短寿命なってしまう欠点がある。
に特願平6−323896号として、発光管の構造等の
条件を規定することにより、前記したような問題点を解
決しているが、発光管の端部構造のわずかな違いによ
り、色温度が大きく変化するという新たな問題が生じて
いる。特に、100ワット以下のメタルハライドランプ
は、発光管をコンパクトに設計する必要があり、発光管
端部の形状や電極の突出し長のわずかな違いを制御する
ことが困難であった。
で、発光効率及び色特性が優れ、かつ寿命特性も良好
で、寿命期間を通して色温度のバラツキが少ない管入力
100ワット以下のメタルハライドランプを提供するこ
とを目的とする。
め、本発明は、両端に電極を封着してなる石英ガラス製
発光管内に希ガスと水銀と共に少なくとも1種の希土類
金属ハロゲン化物を封入し、外球内を真空にし、発光管
形状を略回転楕円体形状とし、発光管の内表面当たりの
ワット数(壁面負荷)を14W/cm2 から23W/c
m2 とし、発光管の重量W(g)とランプのワット数P
(W)との比を0.039より小さい範囲とし、電極の
重量M(mg)とランプのワット数P(W)との比を
0.75より小さい範囲とすることにより平均演色評価
数(Ra)を90以上とし、かつ前記発光管両端の管内
の封着部の内面に窪みを形成してなる。又、前記発光管
は石英製の円筒状スリ−ブにより、その外周が囲まれて
いることを特徴とする。更に、前記発光管の封入物質は
アルゴンガスと水銀と共にヨウ化ジスプロシウム(Dy
I3 )、ヨウ化タリウム(TlI)及びヨウ化セシウム
(CsI)であるか、アルゴンガスと水銀と共にヨウ化
ジスプロシウム(DyI3 )、ヨウ化ネオジウム(Nd
I3 )及びヨウ化セシウム(CsI)である。
状とするのは発光管表面温度をほぼ均一にし部分的に高
温となる部分をなくすためであり、外球内を真空にする
のはガスの対流による熱ロスを極力少なくするためであ
り、壁面負荷を14〜23W/cm2 の範囲とすること
でランプ特性を維持しかつ発光管温度を適正範囲(ラン
プ寿命ほぼ6000時間以上を実現できる)に規制する
ことができ、発光管重量W(g)とランプのワット数P
(W)の比を0.039より小さい範囲とするのは発光
管の最冷部温度を所定の添加物の蒸気圧が得られるのに
必要な温度とするためである。そして、色温度のバラツ
キを小さくするために発光管最冷部となる発光管両端の
管内の封着部の内面に添加物を溜める窪みを形成してい
る。
Wのメタルハライドランプを示す側面図であり、図中1
は石英製の発光管、2はその両端外面に形成した保温
膜、3は口金、4は外球バルブ、5a,5bはリ−ド線
を兼ねた発光管支柱、6は石英製の円筒状スリ−ブであ
り発光管の外周に配置され、スリ−ブ止め金具7を介し
て保持されている。又、8はゲッタ−であり、外球内は
真空にしてある。
断面図を示す。発光管1は石英ガラスよりなり、回転楕
円体状に形成されている。発光管内には1対の主電極
9,10が対設されており、両端の封着部11,12に
はモリブデン製の金属箔13,14が前記主電極と共に
封止されている。又、発光管の最冷部である管内の封着
部の内面には添加物が溜る窪み15,16が複数形成さ
れている。そして、この発光管1内には所定量の水銀と
ヨウ化ディスプロシウムのような希土類金属のヨウ化物
とタリウムのヨウ化物及びセシウムのヨウ化物と共にア
ルゴンガスが封入されている。
発光管の壁面負荷(W/cm2 )と、発光管の重量W
(g)とワット数P(W)とを種々変えて、ランプを試
作し点灯実験を行なった。この試作ランプは電極は芯棒
径が0.3mm,0.35mm,0.4mmで、コイル
の線径は0.15mm,0.2mm,0.25mmであ
り、エバーライフ型で6ターンのものを用いた。又、管
入力は70ワットとし、発光管にはヨウ化ディスプロシ
ウム1.9mg/cc、ヨウ化タリウム0.5mg/c
c、水銀8.8mg/cc、アルゴンガス200Tor
rを封入したものを用いた。この実験結果を図3に示
す。
合、壁面負荷の値が14より小さい場合は目標する平均
演色評価数(Ra)を90以上とすることができない。
又、壁面負荷の値が14以上の場合でも、W/Pの値が
0.039を超えると、Raは90より小さくなる。
と、発光管電極の重量M(g)とワット数P(W)とを
種々変えて、ランプを試作し点灯実験を行なった。その
結果を図4に示す。図4においても図3とほぼ同様な結
果が得られた。即ち、M/Pの値が0.75の場合、壁
面負荷14より小さい場合はRa90以上を達成できな
い。又、壁面負荷の値が14以上の場合でも、M/Pの
値が0.75を超えるとRa90以上を達成できない。
無について説明する。本発明に係わるランプと従来構造
のランプ各20本について点灯初期の色温度とランプ電
圧とを測定したところ、図5に示すような結果が得られ
た。図5中、○印が本発明ランプ、×印が従来ランプで
ある。図から明らかなように窪みを形成したランプが色
温度のバラツキの範囲が小さくなり、中心値4600K
の±7%以内に入っていることが認められる。
について説明したが、本発明は100ワット以下の他の
ワットのランプでもほぼ同様な効果が認められる。しか
し、、100ワットを超える150Wあるいは200W
以上のランプでは前記した傾向は認められなかった。
が高く色特性が良好であり、色温度3000K以上で5
000K以下の色温度範囲が中心値の±7%以下であ
り、平均演色評価数Raが90以上であるので、屋内照
明用光源として最適であり、白熱電球やハロゲン電球よ
り高効率でありエネルギ−節約の効果が大きく、蛍光灯
に比べ光源が小さいため照明器具をコンパクトに設計で
きる等の利点がある。
例を示す側面図である。
種々変えたランプの発光管壁面負荷(W/cm2 )と、
平均演色評価数(Ra)との関係を示す特性図である。
(W)とを種々変えたランプの発光管壁面負荷(W/c
m2 )と、平均演色評価数(Ra)との関係を示す特性
図である。
ンプ電圧(V)との関係を示す特性図である。
リブデン箔 12 封着部 15 窪
み 13 モリブデン箔 16 窪
み
Claims (4)
- 【請求項1】 発光管を外管内に保持してなる管入力1
00ワット以下のメタルハライドランプにおいて、両端
に電極を封着してなる石英ガラス製発光管内に希ガスと
水銀と共に少なくとも1種の希土類金属ハロゲン化物を
封入し、(1)外球内を真空にし、(2)発光管形状を
略回転楕円体形状とし、(3)発光管の内表面当たりの
ワット数(壁面負荷)を14W/cm2 から23W/c
m2 とし、(4)発光管の重量W(g)とランプのワッ
ト数P(W)との比を0.039より小さい範囲とし、
(5)電極の重量M(mg)とランプのワット数P
(W)との比を0.75より小さい範囲とすることによ
り平均演色評価数(Ra)を90以上とし、かつ前記発
光管両端の管内の封着部の内面に窪みを形成してなるメ
タルハライドランプ。 - 【請求項2】 前記発光管は、石英製の円筒状スリ−ブ
により、その外周が囲まれていることを特徴とする請求
項1項記載のメタルハライドランプ。 - 【請求項3】 前記発光管の封入物質は、アルゴンガス
と水銀と共にヨウ化ジスプロシウム(DyI3 )、ヨウ
化タリウム(TlI)及びヨウ化セシウム(CsI)で
ある請求項1又は2項記載のメタルハライドランプ。 - 【請求項4】 前記発光管の封入物質は、アルゴンガス
と水銀と共にヨウ化ジスプロシウム(DyI3 )、ヨウ
化ネオジウム(NdI3 )及びヨウ化セシウム(Cs
I)である請求項1又は2項記載のメタルハライドラン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05369196A JP3668911B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05369196A JP3668911B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | メタルハライドランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223483A true JPH09223483A (ja) | 1997-08-26 |
JP3668911B2 JP3668911B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05369196A Expired - Fee Related JP3668911B2 (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3668911B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP05369196A patent/JP3668911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3668911B2 (ja) | 2005-07-06 |
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