JPH09222352A - 音源位置検出方法、音源方向検出装置および音源位置検出装置 - Google Patents

音源位置検出方法、音源方向検出装置および音源位置検出装置

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Publication number
JPH09222352A
JPH09222352A JP2923496A JP2923496A JPH09222352A JP H09222352 A JPH09222352 A JP H09222352A JP 2923496 A JP2923496 A JP 2923496A JP 2923496 A JP2923496 A JP 2923496A JP H09222352 A JPH09222352 A JP H09222352A
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JP
Japan
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sound source
source direction
dimensional
detecting
acoustic sensor
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Pending
Application number
JP2923496A
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English (en)
Inventor
Masaru Shindoi
賢 新土井
Takashi Hirai
隆史 平位
Shinichi Kuroda
伸一 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の音響センサへの音の到達時間差から音
源方向を検出する装置において、音源方向検出を360 °
全方位にわたって可能とすること。検出の精度を向上さ
せること。 【解決手段】 第1回目の測定で検出した2個の音源方
向候補のうち一方へ音響センサが向くように音響センサ
を駆動する。駆動後の位置で第2回の測定を行い2個の
音源方向候補を検出する。第1回の音源方向候補と第2
回音源候補とを比較し、差が最小となる方向を音源方向
と決定する。決定した音源方向へ音響センサの角度分解
能の良い真正面が向くように音響センサを再び駆動した
後測定を複数回行い、連続した測定において検出された
音源方向が一致したときその方向を最終的な音源方向と
することで精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプラント設
備などにおいて、音響センサから得られる信号(以下
「音響信号」)を処理することにより、異常音源等の音
源方向又は音源位置を検出する音源方向検出装置、音源
位置検出装置および音源位置検出方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の音源方向探査装置装置にお
いては2個の音響センサによって音源方向を検出する方
法が一般的に用いられている基本的な方法であり、例え
ば以下に示す方法がある。図32は2個の音響センサによ
って音源方向を検出する方法を説明する図であり、21a
、21b は音響センサ、101 は音源、102 は双曲線1、1
03 は双曲線2、104 は漸近線1、105 は漸近線2であ
る。
【0003】次に2個の音響センサによって音源方向を
検出する方法について説明する。図32a)において音源10
1 から発生した音は各方向に等速度(音速)で伝わって
いく。音源101 から音響センサ21a と音響センサ21b ま
では距離差があるので音の到達時間差が生じる。前記距
離差Δdは音速Vと音の到達時間差Δtにより次式
【0004】
【数1】
【0005】で表わされる。距離差の等しい点の軌跡は
双曲線であり、図32b)に示すように音響センサ21a の位
置座標を(r,0)、音響センサ21b の位置座標を(−
r,0)とし、Δd=2pとすると次式
【0006】
【数2】
【0007】で表わされる双曲線となる。音源がx>0
の領域にあるとx>0の領域の双曲線102 となり、音源
がx<0の領域にあるとx<0の領域の双曲線103 とな
る。x=0のときは距離差の等しい点の軌跡は双曲線と
ならず、x=0の直線(y軸)となる。音響センサ21a
、21b への音の到達時間差から音源101 はx>0の領
域にあると分るので双曲線1の102 が音の到達時間差Δ
tから以上の式により求められる。音源方向は一般に音
源までの距離が2個の音響センサ間の距離に比べて十分
大きいと仮定して双曲線の漸近線の傾きから求める。双
曲線の漸近線は次式
【0008】
【数3】
【0009】で表わされる。音源方向(漸近線とx軸の
なす角)は次式
【0010】
【数4】
【0011】で表わされる。この式から双曲線の漸近線
はx軸に関して対称な2直線となる。音源方向を双曲線
の漸近線から求める場合には2つの漸近線が存在するた
め音源方向を1つに決定できない。そこで、通常は2個
の音響センサを結んだ直線であるx軸を境にy>0、y
<0の領域のどちらかに音源があると仮定して音源方向
を決定する。従って、従来の音源方向検出装置は180 °
の範囲内での音源方向検出しか出来なかった。
【0012】次に音の到達時間差Δtを検出する方法に
ついて述べる。前記音の到達時間差の検出方法は例えば
大賀・山崎・金田著「音響システムとディジタル処理」
初版197 −199 頁に記載されるものがあった。ここでは
音源101 までの距離は音響センサ21a と音響センサ21b
の間の距離に比べて十分大きいと仮定して、音響センサ
21a と音響センサ21b に到達する音響信号の減衰は等し
いと考える。音響センサ21a に入力された信号をx1
(t)とすると、音源101 に対して音響センサ21a の方
が近いので音響センサ21b にはΔt秒遅れて到達するた
め音響センサ21bに入力された信号x2(t)は次式
【0013】
【数5】
【0014】で表わされる。音の到達時間差Δtはx1
(t)とx2(t)との相互相関関数
【0015】
【数6】
【0016】から求めることができる。ここでE[・]
は期待値を表わす。この式に一つ前の式を代入すると次
【0017】
【数7】
【0018】となる。ここでφ11(τ)は自己相関関数
を表わす。自己相関関数φ11(τ)はτ=0で最大値を
とることが知られている。従って、φ12(τ)は、τ=
Δtで最大値をとる。このことより、x1(t)とx2
(t)との相互相関関数φ12(τ)を計算して、その最
大値を与えるτを求めればΔtが得られ、Δtを漸近線
とx軸のなす角に代入すると音源方向が求められる。
【0019】次に音源位置を求める方法について説明す
る。図33は音源位置を求める方法を説明する図であり、
21a 、21b 、21c 、21d は音響センサ、111 は音源方向
1、112 は音源方向2、113 は求められた音源位置であ
る。音響センサ21a と音響センサ21b から音源方向111
を求め、音響センサ21c と音響センサ21d から音源方向
112 を求める。その後音源方向111 と音源方向112 の交
点として音源位置113を求める。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の音源方向を求め
る方法の問題点として、同じ到達時間差で2本のマイク
を結ぶ直線を境に線対称に2方向が得られるため全方位
音源探査ができないという問題点があった。また以下に
述べるように、サンプリング周波数が有限であるために
2本のマイクの正面より側方にいくほど角度分解能が悪
くなるという問題や2本の音源方向のなす角度が小さい
ときには音源位置を正確に求めることができないという
問題点があった。以下にサンプリング周波数が有限であ
るために2本のマイクの正面より側方にいくほど角度分
解能が悪くなるという問題点について説明し、その後音
源位置を正確に求めることができないという問題点につ
いて説明する。
【0021】図34はサンプリング周波数が有限であるた
めに2本のマイクの正面より側方にいくほど角度分解能
が悪くなるという問題を説明する図であり、縦軸は音源
方向の角度θであり図12b)のようにx軸となす角、横軸
は音の到達時間差Δt、121はnTとθnとの交点で表
わされる曲線、音の到達時間差nT(n=0、1、・・
・)に対応する音源方向はθnである。
【0022】音をサンプリングする周波数をfとする
と、1サンプル時間Tは1/f秒となる。音の到達時間
差Δtはサンプル時間Tのn倍となり、次式
【0023】
【数8】
【0024】で表わされる。ここでnは次式
【0025】
【数9】
【0026】を満足する整数である。したがって図34a)
のように音の到達時間差は1サンプル時間のn倍でΔt
軸上に等間隔に並ぶ。しかし、前記音の到達時間差nT
に対応する音源方向θnは音源方向が90度に近いほど密
であり、0度に近いほど粗となる。このため音響センサ
2個の垂直2等分線の方向(以下直正面)のとき角度分
解能が良く、音響センサ2個を結ぶ線の方向(以下側
方)のとき角度分解能が悪くなってしまうという問題点
があった。
【0027】次に音源位置を正確に求めることができな
いという問題について説明する。図35は音源位置を正確
に求めることができないという問題についての説明図で
あり、21a 、21b 、21c 、21d は音響センサ、131 は音
響センサ21a と21b から見た真の音源方向、132 は音響
センサ21a と21b から求められた音源方向、133 は音響
センサ21c と21d から求められた音源方向、134 は音源
方向131 と133 との交点として求められた音源位置、13
5 は音源方向132 と133 との交点として求められた音源
位置である。
【0028】前記にあるようにサンプリング周波数が有
限であるため、音源方向も離散的に求められる。前記相
互相関関数により真の音源方向を示す音の到達時間差に
最も近いΔtが求められ、θを求める式にΔtを代入し
て音源方向が求められる。図35a)は音源方向132 と133
のなす角が0度に近いとき、図35b)は音源方向132 と13
3 のなす角が90度に近いときである。これら2つの図か
らわかるように、音源方向132 と133 のなす角が90度に
近いときの方が音源位置134 と135 とのずれは小さく、
0度に近いときの方が大きくなっている。また音響セン
サから求められる音源方向は前記にあるように、音響セ
ンサの側方に行くほど真の音源方向からずれる可能性が
高くなり、ただ単に2つの音源方向の交点を音源位置と
するだけでは正確に音源位置を求めることができないと
いう問題点があった。
【0029】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、2個の音響セン
サにより360 °全方位の音源方向検出を行える装置を得
ることにある。また、第2の目的は、角度分解能が音響
センサの側方にいくほど悪くなるということを解消する
音源探査装置を得ることにある。また、第3の目的は、
音源位置を正確に求めることのできる音源探査装置を得
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】図1はこの発明の構成原
理を示すブロック図であり、図において、11は音響セン
サ、12は音響センサ11から得られた音響信号から音源方
向を判定し、複数回にわたり得られた音源方向情報を用
いて音源方向又は音源位置を検出する音源検出手段、13
は音源検出手段12により得られた第1回音源検出結果か
ら音源方向へ音響センサを駆動する量を決定する駆動量
決定手段、14は駆動量だけ音響センサを駆動させる音響
センサ駆動手段である。次に動作について説明する。音
響センサ11は複数の音響センサを持ち、以後の処理方法
によってはアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換手段、帯域制限フィルタ手段、ノイズ除去制限フ
ィルタを含んでも良い。また、音響センサは通常全指向
性マイクである。音源検出手段12では音響センサ11で得
られた音響信号から例えば相互相関処理により音の到達
時間差などから音源方向を求めて、音響センサの駆動前
と駆動後の位置で得られた音源方向を基に音源の方向ま
たは位置判定を行う。駆動量決定手段13では音源検出手
段12により得られた第1回音源方向へ向けて音響センサ
を駆動する量を決定し、音響センサ駆動手段14において
駆動量決定手段13で決定された制御量に従って音響セン
サを駆動させる。その後第2回の音源方向検出を行う。
前記の音響センサ11から音響センサ駆動手段14までを音
源判定手段12が所望の精度で音源を検出するまで繰り返
し処理を行うようにしてもよい。
【0031】この発明に係る音源方向検出装置は、2個
の音響センサと、これらの音響センサへの音の到達時間
差から音源方向を検出する音源判定手段と、前記音響セ
ンサを前記音源方向へ回転駆動させる駆動手段とを備
え、回転駆動後の位置で前記音源判定手段により音源方
向を再検出することを特徴とする。
【0032】また、この発明に係る音源方向検出装置
は、2個の音響センサと、これらの音響センサへの音の
到達時間差から2つの第1の音源方向候補を検出する第
1の音源方向候補検出手段と、前記第1音源方向候補の
いづれかへ向けて前記2個の音響センサを回転駆動する
手段と、回転駆動後の位置で前記音響センサへの音の到
達時間差から2つの第2の音源方向候補を検出する第2
の音源方向候補検出手段と、第1および第2の音源方向
候補との差に基づいて音源方向を決定する音源方向決定
手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】また、この発明に係る音源方向検出装置
は、2個の音響センサと、これらの音響センサへの音の
到達時間をサンプリング測定して両センサへの到達時間
差から2つの第1の音源方向候補を検出する第1の音源
方向候補検出手段と、前記第1の音源方向候補のいづれ
かへ向けて前記2個の音響センサを回転駆動する手段
と、回転駆動後の位置で前記音響センサへの音の到達時
間をサンプリング測定して両センサへの到達時間差から
2つの第2の音源方向候補を検出する第2の音源方向候
補検出手段と、第1および第2の音源方向候補との差に
基いて音源方向を決定する第1の音源方向決定手段と、
この手段で決定した音源方向へ向けて前記2個の音響セ
ンサを回転駆動する手段と、回転駆動後の位置で前記音
響センサへの音の到達時間をサンプリング測定して両セ
ンサへの到達時間差から音源方向を決定する第2の音源
方向決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0034】また、この発明に係る音源方向検出装置
は、請求項3記載の音源方向検出装置を2個備え、一方
で水平面内での音源方向を検出し、他方で垂直面内での
音源方向を検出することを特徴とする。
【0035】この発明に係る音源位置検出装置は、請求
項3記載の音源方向検出装置を少なくとも3個備え、更
に、これらの音源方向検出装置で検出した音源方向の交
点を求める2次元実測データ位置検出手段と、音源方向
の交る角度に応じた重み係数を各交点に付したうえでこ
れらの交点の重心を求めてこれを2次元音源位置とする
2次元音源位置検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0036】また、この発明に係る音源位置検出装置
は、請求項4記載の音源方向検出装置を複数個備え、更
に、これらの音源方向検出装置で検出した音源方向の交
点を求める3次元実測データ位置検出装置と、音源方向
の交る角度に応じた重み係数を各交点に付したうえでこ
れらの交点の重心を求めて3次元音源位置とする3次元
音源位置検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】この発明に係る音源位置検出方法は、請求
項3記載の音源方向検出装置を軌道上に移動させつつ音
源方向検出を複数回行う第1のステップと、複数の音源
方向の交点を仮想音源位置として求める第2のステップ
と、前記音源方向検出装置を前記第1のステップより広
範囲に移動させつつ音源方向検出を複数回行う第3のス
テップと、この第3のステップで検出した複数の音源方
向の交点を音源位置とする第4のステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0038】また、この発明に係る音源位置検出方法
は、請求項4記載の音源方向検出装置を軌道上に移動さ
せつつ3次元の音源方向検出を複数回行う第1のステッ
プと、検出した複数の3次元音源方向の交点を仮想音源
位置として求める第2のステップと、前記音源方向検出
装置を前記第1ステップより広範囲に移動させつつ3次
元の音源方向検出を複数回行う第3のステップと、この
第3のステップで検出した複数の音源方向の交点を音源
位置とする第4のステップとを備えたことを特徴とす
る。
【0039】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図2はこの発明による全方位音源方向検
出を行う構成の一例を示すブロック図であり、21a 、21
b は音響センサ、22は音響センサ21a と21b を併せたセ
ンサで2次元音響センサ、23は第1回目音源方向候補検
出手段、24は音源方向候補を記録する記憶手段、25は第
2回目音源方向候補検出手段、26は第1回目音源方向候
補と第2回目音源方向候補から全方位音源方向を決定す
る全方位音源方向決定手段、27は第1回目音源方向検出
手段23から全方位音源方向決定手段26までを併せた手段
で全方位音源方向検出手段、28は2次元音響センサ22を
2次元平面内で回転駆動させる制御量を決定する2次元
回転制御量決定手段、29は2次元音響センサ22を2次元
平面内で回転駆動させる2次元音響センサ回転駆動手段
である。図8、図9は図2の音響センサの回転駆動を説
明する図であり、21a 、21b は音響センサ、141 は音源
方向候補1、142 は音源方向候補2、143 は回転後音響
センサ21a の位置、144 は回転後音響センサ21b の位
置、145 は音源方向候補3、146 は任意回転角である。
【0040】図3は図2の動作を行う手段の概略図であ
る。音響センサ21a 、21b から得られた信号に基づいて
検出した音源方向候補へ向けて音響センサ21a 、21b の
中点を中心に2次元音響センサ回転駆動手段29により音
響センサ21a 、21b を回転させる。図7は音響センサ正
面を説明する図である。音響センサ21a 、21b は原点O
を中心にx軸上に配置されている。図7の斜線部分を音
響センサ正面とし、原点からy軸をみた方向を音響セン
サ真正面とする。また、図7の原点から見てx軸正の方
向とx軸負の方向を音響センサ側方とする。
【0041】次に図2の動作について説明する。音響セ
ンサ21a と音響センサ21b により音響信号を得て第1回
目音源方向候補検出手段23に送る。第1回目音源方向検
出手段23のフローチャートを図4に示す。音響センサ21
a 、21b により得られた音響信号から相互相関処理など
により音響信号到達時間差を求める。求められた音響信
号到達時間差から第1回目音源方向候補141 と142 の2
方向が検出される。この第1回目音源方向候補2方向を
記憶手段24に記憶しておく。第1回目音源方向候補2方
向のうち音響センサ正面にある音源方向候補141 を選択
し2次元回転制御量決定手段28に送る。
【0042】2次元回転制御量決定手段28は音源方向候
補141 に音響センサ真正面が向くように2次元音響セン
サ回転駆動手段29を回転させる回転制御量を算出する。
2次元音響センサ回転駆動手段29が例えばステッピング
モータであれば角度からステップ数を算出する。2次元
音響センサ回転駆動手段29により音源方向候補が音響セ
ンサ真正面を向いたとき音響センサ21a は143 の位置
に、21b は144 の位置に各々回転移動する。
【0043】音響センサ21a 、21b の回転移動後に、音
響信号を得て第2回目音源方向候補検出手段に送る。図
5は第2回目音源方向候補検出手段25のフローチャート
である。音響センサ21a 、21b から得られた音響信号か
ら音響信号到達時間差を求める。141 が真の音源方向で
あれば音響信号到達時間差から第2回目音源方向候補と
して141 、147 が検出される。142 が真の音源方向であ
れば第2回目音源方向候補として142、145 が検出され
る。検出された第2回目音源方向候補2方向を全方位音
源方向決定手段26に送る。図6は全方位音源方向決定手
段26のフローチャートである。記憶手段24に記憶されて
いた第1回目音源方向候補2方向と第2回目音源方向候
補検出手段から送られてきた第2回目音源方向候補2方
向それぞれの差をとる。4つ得られる差のうち一番小さ
い方向を音源方向とする。このようにして360 °全方位
の音源方向検出ができる。
【0044】また図9のように第1回目の音源方向探査
で音源方向が音響センサ21a と音響センサ21b の垂直2
等分線上にある場合には、音響センサ21a と音響センサ
21bを原点を中心に任意の角度146 だけ回転させてから
2回目の音源方向探査を行うことにより、第1回目音源
方向候補であるy軸正の方向141 と負の方向142 のどち
らが音源方向であるかを検出できる。図2では音源方向
候補検出手段を2個設けているが、第1回目音源方向候
補検出手段23で2回の音源方向検出を連続して行うよう
にして2回目の検出結果を直接に全方位音源方向決定手
段26に与えるようにすれば、第2回目音源方向候補検出
手段25は省略できる。
【0045】実施の形態2.図10はこの発明の全方位音
源方向検出及び角度分解能を向上させる構成を示すブロ
ック図である。41は全方位音源方向検出手段27と音源方
向検出手段33を併せ持った手段で2次元全方位音源方向
検出手段である。全方位音源方向検出手段27の内部構成
は図2に示されたものと同様である。次に図10の動作に
ついて説明する。まず最初に2次元音響センサ22、全方
位音源方向決定手段27、2次元回転制御量決定手段28、
2次元音響センサ回転駆動手段29を2回繰り返し行うこ
とで全方位音源方向を得る。ここまでは図2の動作と同
様である。ここで得られた全方位音源方向は音響センサ
真正面の方向以外であって最も良い角度分解能で得られ
ていない。そこで、検出された全方位音源方向が音響セ
ンサ22の最も角度分解能の良い真正面を向くように2次
元回転制御量決定手段28に送り、2次元音響センサ回転
駆動手段29により音響センサ22を回転させてその真正面
を全方位音源方向決定手段27が検出した音源方向へ向け
る。その後2次元音響センサ22、音源方向検出手段33、
2次元回転制御量決定手段28、2次元音響センサ回転駆
動手段29により音源方向の検出を繰り返し行い、2回連
続して同一方向を検出したときその方向を音源方向とす
ることで全方位において角度分解能良く音源方向を検出
することが可能である。全方位音源方向決定手段27で粗
い検出を行い、次いで音源方向検出手段33で精度良く検
出するものである。
【0046】図11は図10の音源方向検出手段33の詳細構
成を示すブロック図であり、31は第N(1、2、・・
・)回目音源方向検出手段、32は第N回音源方向と第N
−1回音源方向(ここでN>1)を比較する音源方向決
定手段である。33は第N回目音源方向検出手段31、音源
方向決定手段32、記憶手段24を併せた手段で音源方向検
出手段とする。次に図11の動作について説明する。2個
の音響センサで音の到達時間差を利用して音源方向検出
を行うと、図34のように音響センサ真正面から側方に行
くほど角度分解能が悪くなる。最も角度分解能が良いの
は音響センサ真正面である。そこで音響センサ真正面の
角度分解能を利用する。音響センサ22の真正面を全方位
音源方向決定手段27で検出した音源方向へ向けた後音響
信号を得て、第N回目音源方向検出手段31に送る。
【0047】図12は第N回目音源検出手段31のフローチ
ャートである。音響センサ22から送られた音響信号から
音響信号到達時間差を検出する。得られた音響信号到達
時間差から音響センサ正面にある音源方向候補を第1回
目音源方向として検出する。第1回目音源方向を記憶手
段24に記憶するとともに、音源方向決定手段32に送る。
第1回音源方向に音響センサ22の真正面が向くように2
次元音響センサ回転駆動手段により回転駆動した後第2
回目の測定を行う。図13は音源方向決定手段32のフロー
チャートである。第N回目音源方向検出手段により送ら
れた第2回目音源方向と記憶手段24に記憶されている前
回の第1回目音源方向との差をとる。このときの差が0
であれば第2回目音源方向を真の音源方向として検出す
る。0でない場合には第2回目音源方向を2次元回転制
御量決定手段28に送り、第2回目音源方向に音響センサ
22の真正面を向けて第3回目の測定を行う。このように
して測定を繰り返し行い、連続する2回の測定結果が一
致したとき、その方向を音源方向と決定する。音源方向
検出手段33による方向検出は、音響センサの最も角度分
解能の良い範囲を用いて行うので、精度良く音源方向を
検出できる。
【0048】実施の形態3.図14は3次元空間における
全方位音源方向検出を角度分解能良く行うこの発明の音
源方向検出装置の構成を示すブロック図である。22a は
水平面音響センサ、22b は垂直面音響センサ、53は水平
面音響センサ22a と垂直面音響センサ22b を併せたセン
サで3次元音響センサ、41a は水平面全方位音源方向検
出手段、41bは垂直面全方位音源方向検出手段、56は水
平面全方位音源方向検出手段41a と垂直面全方位音源方
向検出手段41b から得られた音源方向から3次元全方位
音源方向を判定する3次元全方位音源方向判定手段、57
は水平面全方位音源方向検出手段41a から3次元全方位
音源方向判定手段56までを併せた手段で3次元全方位音
源方向検出手段、28a は水平面回転制御量決定手段、28
b は垂直面回転制御量決定手段、510 は水平面回転制御
量決定手段28a と垂直面回転制御量決定手段28b を併
せた手段で3次元回転制御量決定手段、29a は水平面音
響センサ回転駆動手段、29b は垂直面音響センサ回転駆
動手段、513 は水平面音響センサ回転駆動手段29a と垂
直面音響センサ回転駆動手段29b の手段を併せた手段で
3次元音響センサ回転駆動手段である。水平面全方位音
源方向検出手段41a 、垂直面全方位音源方向検出手段41
b の内部構成は図10の2次元全方位音源方向検出手段41
と同じである。
【0049】図16は図14の動作を行う手段の概略図であ
る。水平面音響センサ22a と垂直面音響センサ22b を各
2個の音響センサの中点で垂直に交わるように配置す
る。この中点を原点とする。水平面音響センサ22a は原
点を中心にxy平面で回転し、垂直面音響センサは原点
を中心にxy平面に垂直な面内で回転する。水平面音響
センサ駆動手段29a がz軸を中心に水平面音響センサを
回転させ、垂直面音響センサ駆動手段29b がxy平面に
垂直な面内で垂直面音響センサを回転させる。
【0050】次に図14の動作について説明する。水平面
音響センサ22a で得た音響信号を水平面全方位音源方向
検出手段41a に送る。水平面全方位音源方向検出手段41
a は2次元全方位音源方向検出手段41と同様に全方位音
源方向決定手段27において全方位音源探査を行った後、
音源方向検出手段33により角度分解能良く音源探査を行
う。垂直面においても垂直面音響センサ22b で音響信号
を得て、垂直面全方位音源方向検出手段41b に送られ
て、2次元全方位音源方向検出手段41と同様の処理を行
う。水平面全方位音源方向検出手段41a と垂直面全方位
音源方向検出手段41b の処理結果を受けて、3次元全方
位音源方向判定手段56において音源が検出される。音源
が検出されない場合には、水平面全方位音源方向検出手
段41a から送られた音源方向は水平面回転制御量決定手
段28a と水平面音響センサ回転駆動手段29a により処理
される。同様に垂直面音源方向検出手段41b から送られ
た音源方向は垂直面制御量決定手段28b と垂直面音響セ
ンサ駆動手段29b により処理される。
【0051】図15は3次元全方位音源方向判定手段56の
フローチャートである。水平面全方位音源方向検出手段
41a と垂直面全方位音源方向検出手段41b において全方
位音源探査が行われている場合には素通りする。水平面
全方位音源方向検出手段41aと垂直面全方位音源方向検
出手段41b において角度分解能向上のための音源探査を
行っていて、水平面全方位音源方向検出手段41a と垂直
面全方位音源方向検出手段41b の両方で音源検出された
ときに3次元の音源方向が検出される。3次元音響セン
サ56において3次元音源方向が検出されるまで3次元音
響センサ53から3次元音響センサ回転駆動手段513 まで
の動作が繰り返し行われる。この実施の形態によれば3
次元空間において全方位音源方向検出を角度分解能良く
行うことが可能となる。
【0052】実施の形態4.図17は2次元空間における
音源位置検出能力を向上させるこの発明の音源方向検出
装置の構成を示すブロック図である。2次元音響センサ
22をM(2、3、・・・)個持ち、2次元全方位音源方
向検出手段をM個持ち、61はM個の2次元全方位音源方
向検出手段41から得られた2次元全方位音源方向から2
次元実測データ位置を検出する2次元実測データ位置検
出手段、62は2次元実測データ位置検出手段61によって
得られた2次元実測データ位置に図21の重み付け係数を
付して重心を求めてこれを音源位置として検出する。2
次元回転制御量決定手段28をM個持ち、2次元音響セン
サ回転駆動手段29をM個備える。図20、図21は図17の構
成を説明する図であり、図20はM=3の場合であり、22
a 、22b 、22c は2次元音響センサで2次元平面上に配
置されおり、161 は2次元音響センサ22a により得られ
た音源方向、162 は2次元音響センサ22b により得られ
た音源方向、163は2次元音響センサ22c により得られ
た音源方向、164a、164b、164cは2次元実測データ位置
である。図21において横軸は2直線のなす角θ、縦軸は
重み係数でθの関数α(θ)である。
【0053】次に図17の動作について説明する。M個の
2次元音響センサ22が2次元平面上に配置されている。
最初にM個の2次元音響センサ22からM個の2次元全方
位音源方向検出手段41により音源方向を検出する。この
とき2次元音響センサ22、2次元全方位音源方向検出手
段41、2次元回転制御量決定手段28、2次元音響センサ
回転駆動手段29までを2次元全方位音源方向検出手段41
が音源方向を検出するまで繰り返す。これを2次元音響
センサM個について行う。サンプリング周波数が無限で
あれば音源方向を示すM個の直線は1点で交わる。しか
し、サンプリング周波数が有限であるため音源方向を示
すM個の直線は1点では交わらない。そこで2次元実測
データ位置検出手段61によりM個の音源方向を示す直線
の全ての交点を2次元実測データ位置として検出し、2
次元音源位置検出手段62により2次元実測データ位置の
重み付き重心を2次元音源位置として求める。
【0054】図18は2次元実測データ位置検出手段61の
フローチャートである。M個の2次元全方位音源方向検
出手段41から得られたM個の音源方向に対応する直線を
M個求める。求めたM個の直線の交点を全て求める。交
点の個数は後式のKで表される数である。求められた交
点を2次元実測データ位置とする。図19は2次元音源位
置検出手段62のフローチャートである。2次元実測デー
タ位置検出手段61で各2次元実測データ位置を求めたと
きの2直線のなす角を2次元実測データ位置全てについ
て求める。ここで求められた2直線のなす角に対応する
重み係数を予め用意されている重み係数と2直線のなす
角の対応グラフから得る。2次元実測データ位置の重み
付き重心を算出し、得られた重心を2次元音源位置とし
て検出する。ここで重み付き重心を2次元音源位置とし
て求めた理由を説明する。重心を求める方法としては2
次元実測位置の平均を用いる方法が一般的である。しか
し、サンプリング周波数が有限であるために音源方向は
ある程度の幅をもってずれるため、図35のように直線が
ずれた場合2直線のなす角が0度に近いときと90度に近
いときとでは0度に近いほど交点のずれが大きく、90度
に近いほどずれが小さくなる。そのため単純に平均した
場合には実測データ位置と音源推定位置との誤差を最小
にできない可能性がある。そこで2直線のなす角が0度
に近いほど小さく、90度に近いほど大きくなるような重
みを付けて2次元実測データ位置の重心を求める。例え
ば図21のような勾配を持った重み係数と2直線のなす角
の対応グラフである。図21a)は直線的に重みを付けたも
のである。図21b)は2直線のなす角が90度に近いほど重
み係数の比重を非常に高くしたものである。重心位置G
は次式
【0055】
【数10】
【0056】により求められる。ここでPkは2次元実
測データ位置、Kは次式
【0057】
【数11】
【0058】で表わされる数である。ただ単に平均して
重心を求める場合にはα(θk)が常に1の場合であ
る。この方法は3次元空間においても有効である。前記
の方法により単純に2次元実測データ位置を平均して音
源位置を求めるよりも精度良く音源位置を検出すること
が可能となる。
【0059】実施の形態5.図22は3次元空間における
音源位置検出能力を向上させるこの発明の音源位置検出
装置の構成を示すブロック図である。3次元音響センサ
53をM(M=2、3、・・・)個持ち、3次元全方位音
源方向検出手段57をM個持ち、71は3次元全方位音源方
向検出手段57から得られたM個の3次元音源方向から得
られる3次元実測データ位置を求める3次元実測データ
位置検出手段、72は3次元実測データ位置検出手段71で
得られた3次元実測データ位置により3次元音源位置を
検出する3次元音源位置検出手段、3次元回転制御量決
定手段510 をM個持ち、3次元音響センサ回転駆動手段
513 をM個備える。図25は図22による測定を説明する図
であり、53a 、53b は3次元音響センサ、181 は3次元
音響センサ53a から得られた音源方向、182 は3次元音
響センサ53b から得られた音源方向、181aは音源方向18
1 をxy平面に射影した直線、182aは音源方向182 をx
y平面に射影した直線、183 は直線181aと直線182aとの
交点、181bは音源方向181 をxz平面に射影した直線、
182bは音源方向182 をxz平面に射影した直線、184 は
切り出し領域で切り出された領域は図25d)、185 は交点
183 の座標値を音源方向181 に代入して得られた点、18
6 は交点183 の座標値を音源方向182 に代入して得られ
た点、187 は点185 と186 の中点として得られた音源位
置(a、b、c)である。3次元全方位音源方向検出手
段57の内部構成は図14の3次元全方位音源方向検出手
段57と同一である。
【0060】次に図22の動作について説明する。M個の
3次元音響センサ53が3次元空間上に配置されている。
最初の3次元音響センサ53からM個の3次元全方位音源
方向検出手段57により音源方向を検出する。このとき3
次元音響センサ53、3次元全方位音源方向検出手段57、
3次元回転制御量決定手段510 、3次元音響センサ回転
駆動手段513 までを3次元全方位音源方向検出手段57が
音源方向を検出するまで繰り返す。これを3次元音響セ
ンサM個について行う。サンプリング周波数が無限であ
れば音源方向を示すM個の直線は1点で交わる。サンプ
リング周波数が有限であるためM個の音源方向を示す直
線は1点で交わらず、しかも交点を有さない場合が多
い。そこで3次元実測データ位置を求めるフローチャー
トを図23に、説明図を図25に示す。図25においてM個の
音源方向から2本の音源方向181 と182 を抜き出す。音
源方向181 と182 をxy平面に投影する。投影された直
線をそれぞれ直線181a、182aとする。直線181aと182aの
交点(x、y)=(a、b)を求める。求めた交点を音
源方向181 、182 それぞれに代入して点185 、186 を求
める。点185 と186 の中点187 (x、y、z)=(a、
b、c)を求める。点186 を音源方向181 と182 の3次
元実測データ位置とする。このようにして3次元実測デ
ータ位置検出手段71によりK個の3次元実測データ位置
として検出する。3次元音源位置検出手段72によりK個
の3次元実測データ位置の重み付き重心を3次元音源位
置として求める。
【0061】図24は3次元音源位置検出手段72のフロー
チャートである。3次元実測データ位置検出手段71で各
3次元実測データ位置を求めたときの2直線のなす角を
3次元実測データ位置全てについて求める。ここで求め
られた2直線のなす角に対応する重み係数を予め用意さ
れている重み係数と2直線のなす角の対応グラフから得
る。K個の3次元実測データ位置の重み付き重心を算出
し、得られた重心を3次元音源位置として検出する。こ
のように実施の形態によればM個の3次元音源方向を角
度分解能良く検出し、音源方向の交わる角度に応じた重
み係数を各交点に付したうえで交点の重心を求めている
ので3次元音源位置を精度良く検出することが可能であ
る。
【0062】実施の形態6.図26は2次元平面上におけ
る音源位置検出能力を向上させるこの発明の音源位置検
出方法に使用する装置構成を示すブロック図である。81
は2次元音響センサ22を2次元平面上において移動する
制御量を決定する2次元移動制御量決定手段、82は2次
元移動制御量決定手段81により決定された2次元移動制
御量に従って2次元音響センサ22を移動させる2次元音
響センサ移動駆動手段、83は音響センサ22を移動させる
か回転させるかを判別する移動回転判別手段である。2
次元全方位音源方向検出手段41の内部構成は図10の2
次元全方位音源方向検出手段41と同一である。図28は2
次元移動制御量決定手段81による音響センサの移動を説
明する図であり、84は2次元可聴範囲、85は2次元移動
用レール、86は仮想音源位置、87は初期音響探知位置、
88はL回目以後の広い音響センサ移動位置、89はL回目
までの狭い音響センサ移動位置である。
【0063】次に図26の動作について説明する。最初に
狭い範囲87、89に音響センサを移動させつつ音源方向の
検出をL回行い、音源方向の交点を仮想音源位置とす
る。次に検出の精度を上げる為に広い範囲88に音響セン
サを移動させつつ音源方向の検出をM−L回行い、音源
方向の交点を音源位置とする。2次元全方位音源方向検
出手段41にて音源方向が検出されるまで、2次元音響セ
ンサ22、2次元全方位音源方向検出手段41、移動回転判
別手段83、2次元回転制御量決定手段28、2次元音響セ
ンサ回転駆動手段29による音源方向検出を各位置89に
て繰り返し行う。移動回転判別手段83において2次元全
方位音源方向検出手段41にて音源方向が検出されたとき
は2次元移動制御量決定手段81に、音源方向の検出途中
であるときは2次元回転制御量決定手段28に処理が行く
ように判別を行う。移動位置は2次元移動制御量決定手
段81にて決定する。比較的狭い範囲にあるL個の位置89
で2次元全方位音源方向検出手段41において検出された
音源方向と音響センサの位置は記憶手段24に記憶され
る。記憶手段24にL個の音源方向と音響センサの位置が
記憶されると2次元実測データ位置検出手段61にて2次
元実測データ位置が検出され、2次元音源位置検出手段
62にて音源位置が検出される。
【0064】図27は2次元移動制御量決定手段81のフロ
ーチャートである。図27はMが12、Lが3のときであ
る。まず、初期音響探知位置87にて最初に音響信号が入
力されて2次元全方位音源方向検出手段41により音源方
向が検出される。2次元全方位音源方向検出手段41によ
り検出された音源方向と、2次元音響センサの位置は記
憶手段24に記憶される。音源方向が検出されると移動回
転判別手段83により2次元移動制御量決定手段の処理を
行うように判別される。2次元移動制御量決定手段に1
回目に来たときはL−1個分の移動位置をランダムに決
定してその移動量を決める。その後今回の移動量を得て
2次元音響センサ移動駆動手段82により2次元音響セン
サ22を移動する。図27では移動は2次元移動用レール85
をつたって行われる。移動後その位置で音源方向を検出
する。2次元移動制御量決定手段81に処理がくる2回目
からL−1回目までは1回目に決めた移動位置89に移動
し、音源方向の検出を行う。2次元移動量決定手段81に
L回目の処理がきたときは、L個ある音源方向と移動位
置から各音源方向を表す直線を求めて2次元実測データ
位置検出手段61と2次元音源位置検出手段62と同様の処
理を行うことで仮想音源位置を検出する。仮想音源位置
86を求めるとそれを中心とした2次元可聴範囲84の円を
設定する。この2次元可聴範囲84は予め音響センサの性
能により決めておく。2次元可聴範囲84の中で2次元音
響センサ22が移動できる範囲を探す。図28では2次元移
動用レール85と2次元可聴範囲84が交わる2点の交点の
間の2次元移動用レール85が2次元音響センサ22の移動
可能領域となる。この移動可能領域の中で万遍なく移動
できるようにM−L個の移動位置88を決める。その後今
回の移動量を得て、2次元音響センサ移動駆動手段82に
より2次元音響センサ22を移動し、2次元全方位音源方
向検出手段41により音源方向を得る。L+1回目からM
回目に2次元移動制御量決定手段81に処理がきたときに
は、L回目に決めた移動量を得て、2次元音響センサ移
動駆動手段82により2次元音響センサ22を移動し、2次
元全方位音源方向検出手段41により音源方向を得て記憶
手段24に記憶する。記憶手段24にM個の音源方向と移動
位置が記憶されると2次元実測データ位置検出手段61に
より2次元実測データ位置が検出され、2次元音源位置
検出手段62により2次元音源位置が検出される。このよ
うに1個の2次元音響センサを最初は狭い範囲に移動さ
せて仮想音源位置を検出し、次に広い範囲に音響センサ
を移動させながら音源方向を角度分解能良く検出するこ
とで、少ない数の音響センサによって2次元音源位置の
検出能力を向上させることが可能である。
【0065】実施の形態7.図29は3次元空間上におけ
る音源位置検出能力を向上させるこの発明の音源位置検
出方法に使用する装置構成を示すブロック図である。91
は3次元音響センサ53を3次元空間上において移動する
制御量を決定する3次元移動制御量決定手段、92は3次
元移動制御量決定手段91により決定された3次元移動制
御量に従って3次元音響センサ53を移動させる3次元音
響センサ移動駆動手段である。3次元全方位音源方向検
出手段57の内部構成は図14の3次元全方位音源方向検
出手段57と同一である。図31は3次元移動制御量決定手
段91を説明する図であり、94は3次元可聴範囲、95は3
次元移動用レール、86は仮想音源位置、87は初期音響探
知位置、88はL回目以後の広範囲に音響センサを移動さ
せて測定する位置、89はL回目までの狭い範囲に音響セ
ンサを移動させて測定を行う位置である。
【0066】次に図29の動作について説明する。3次元
全方位音源方向検出手段57にて音源方向が検出されるま
で、3次元音響センサ53、3次元全方位音源方向検出手
段57、移動回転判別手段83、3次元回転制御量決定手段
510 、3次元音響センサ回転駆動手段511 による音源位
置検出を狭い範囲87、89のL個の各位置にて繰り返し行
う。移動回転判別手段83において3次元全方位音源方向
検出手段57にて音源方向が検出されたときは、3次元移
動制御量決定手段91に、音源方向の検出途中であるとき
は3次元回転制御量決定手段510 に処理が行くように判
別を行う。移動位置は3次元移動制御量決定手段91にて
決定する。L個の位置で3次元全方位音源方向検出手段
57において検出された音源方向と音響センサの位置は記
憶手段24に記憶される。記憶手段24にL個の音源位置と
位置が記憶されると3次元実測データ位置検出手段71に
て3次元実測データ位置が検出され、3次元音源位置検
出手段72にて音源位置が検出される。図30は3次元移動
制御量決定手段91のフローチャートである。図30はMが
12、Lが3のときである。
【0067】まず、初期音響探知位置87にて最初に音響
信号が入力されて3次元全方位音源方向検出手段57によ
り音源方向が検出される。3次元全方位音源方向検出手
段57により検出された音源方向と、3次元音響センサの
位置は記憶手段24に記憶される。音源方向が検出される
と移動回転判別手段83により3次元移動制御量決定手段
の処理を行うように判別される。3次元移動制御量決定
手段に1回目に来たときはL−1個分の狭い範囲の移動
位置をランダムに決定してその移動量を決める。その後
今回の移動量を得て3次元音響センサ移動駆動手段92に
より3次元音響センサ53を移動する。図31では移動は3
次元移動用レール95をつたって行われる。移動後その位
置で音源方向を検出する。3次元移動制御量決定手段91
に処理がくる2回目からL−1回目までは1回目に決め
た移動位置89に移動し、音源方向の検出を行う。3次元
移動量決定手段91にL回目の処理がきたときは、L個あ
る音源方向と移動位置から各音源方向を表す直線を求め
て3次元実測データ位置検出手段71と3次元音源位置検
出手段72により実施の形態6と同様の処理を行うことで
仮想音源位置を検出する。
【0068】仮想音源位置85を求めるとそれを中心とし
た3次元可聴範囲94の球を設定する。この3次元可聴範
囲94は予め音響センサの性能により決めておく。3次元
可聴範囲94の中で3次元音響センサ53が移動できる範囲
を探す。図31では3次元移動用レール95と3次元可聴範
囲94が交わる2点の交点の間の3次元移動用レール95が
3次元音響センサ53の移動可能領域となる。この移動可
能領域の中で万遍なく広範囲に移動して検出できるよう
にM−L個の移動位置88を決める。その後今回の移動量
を得て、3次元音響センサ移動駆動手段92により3次元
音響センサ53を移動し、3次元全方位音源方向検出手段
57により音源方向を得る。L+1回目からM回目に3次
元移動制御量決定手段91に処理がきたときには、L回目
に決めた移動量を得て、3次元音響センサ移動駆動手段
92により3次元音響センサ53を移動し、3次元全方位音
源方向検出手段57により音源方向を得て記憶手段24に記
憶する。記憶手段24にM個の音源方向と移動位置が記憶
されると3次元実測データ位置検出手段71により3次元
実測データ位置が検出され、3次元音源位置検出手段72
により3次元音源位置が検出される。このように1個の
3次元音響センサを最初は狭い範囲に移動させて仮想音
源位置を検出し、次に広く範囲に音響センサを移動させ
ながら音源方向を角度分解能良く検出することで、少な
い数の音響センサによって3次元音源位置の検出能力を
向上させることが可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項4の音源方向
検出装置は、360 °全方位の音源方向を検出することが
できる。本発明の請求項3の音源方向検出装置は、音響
センサの最も角度分解能の高い部分を使うことができる
ので、高い精度の音源方向検出を行うことができる。本
発明の請求項4の音源方向検出装置は、2次元に音源方
向を検出する装置を2個備えているので、3次元の音源
方向検出を行うことができる。本発明の請求項5および
請求項6の音源位置検出装置は音源方向の交る角度に応
じた重み係数を各交点に付したうえで交点の重心を音源
位置としたので、高い精度で音源位置検出を行うことが
できる。本発明の請求項7および請求項8の音源位置検
出方法は、音源方向検出装置を狭い範囲で移動させて音
源方向検出を複数回行って仮想音源位置を求め、その後
広範囲に音源方向検出装置を移動させて音源方向検出を
複数回行って音源方向の交点を音源位置としたので高い
精度で音源位置検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の音源方向検出装置の原理説明図で
ある。
【図2】 この発明の音源方向検出装置の一実施の形態
を示す構成図である。
【図3】 図2の音響センサの回転駆動の説明図であ
る。
【図4】 図2の第1回音源方向候補検出手段23の動作
フローチャートである。
【図5】 図2の第2回音源方向候補検出手段25の動作
フローチャートである。
【図6】 図2の全方位音源方向決定手段26の動作フロ
ーチャートである。
【図7】 音響センサ正面を示す図である。
【図8】 図2の音響センサの回転駆動の説明図であ
る。
【図9】 図2の音響センサの回転駆動の説明図であ
る。
【図10】 この発明の音源方向検出装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図11】 図10の音源方向検出手段33の説明図であ
る。
【図12】 図10の第N回音源方向検出手段31の動作フ
ローチャートである。
【図13】 図10の音源方向決定手段32の動作フローチ
ャートである。
【図14】 この発明の音源方向検出装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図15】 図14の3次元全方位音源方向判定手段56の
動作フローチャートである。
【図16】 図14の3次元音響センサの回転駆動の説明
図である。
【図17】 この発明の音響位置検出装置の一実施の形
態を示すブロック図である。
【図18】 図17の2次元実測データ位置検出手段61の
動作フローチャートである。
【図19】 図17の2次元音源位置検出手段62の動作フ
ローチャートである。
【図20】 音源方向の交点を示す図である。
【図21】 音源方向の交る角度と重み係数の説明図で
ある。
【図22】 この発明の音源位置検出装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図23】 図22の3次元実測データ位置検出手段71の
動作フローチャートである。
【図24】 図23の3次元音源位置検出手段72の動作フ
ローチャートである。
【図25】 3次元空間における実測データ位置を求め
る方法を示す図である。
【図26】 この発明の音源位置検出方法に使用する装
置構成を示すブロック図である。
【図27】 図26の2次元移動制御量決定手段81の動作
フローチャートである。
【図28】 図26の音響センサの移動を示す図である。
【図29】 図この発明の音源位置検出方法に使用する
装置を示すブロック図である。
【図30】 図29の3次元移動制御量決定手段91の動作
フローチャートである。
【図31】 図29の音響センサの移動を示す図である。
【図32】 従来の音源方向検出方法の説明図である。
【図33】 従来の音源方向検出方法の説明図である。
【図34】 音響センサの角度分解能の説明図である。
【図35】 音源方向のなす角度と音源位置検出の精度
との説明図である。
【符号の説明】
11 音響センサ、12 音源検出手段、13 駆動量決定手
段、14 音響センサ駆動手段、21a ,21b ,21c ,21d
音響センサ、22,22a ,22b ,22c 2次元音響セン
サ、23 第1回目音源方向候補検出手段、24 記憶手
段、25 第2回目音源方向候補検出手段、26 全方位音
源方向決定手段、27 全方位音源方向検出手段、28 2
次元回転制御量決定手段、29 2次元音響センサ回転駆
動手段、31 第N(N=1、2、・・・)回目音源方向
検出手段、32 音源方向決定手段、33 音源方向検出手
段、41 2次元全方位音源方向検出手段、22a 水平面
音響センサ、22b 垂直面音響センサ、53,53a ,53b
3次元音響センサ、41a 水平面全方位音源方向検出
手段、41b 垂直面全方位音源方向検出手段、56 3次
元全方位音源方向判定手段、57 3次元全方位音源方向
検出手段、28a 水平面回転制御量決定手段、28b 垂
直面回転制御量決定手段、510 3次元回転制御量決定
手段、29a 水平面音響センサ回転駆動手段、29b 垂
直面音響センサ回転駆動手段、513 3次元音響センサ
回転駆動手段、61 2次元実測データ位置検出手段、62
2次元音源位置検出手段、71 3次元実測データ位置
検出手段、72 3次元音源位置検出手段、81 2次元移
動制御量決定手段、82 2次元音響センサ移動駆動手
段、83 移動・回転判別手段、84 2次元可聴範囲、85
2次元移動用レール、86 仮想音源位置、87 初期音
響探知位置、88 L回目以後の音響センサ移動位置、89
L回目までの音響センサ移動位置、91 3次元移動制
御量決定手段、92 3次元音響センサ移動駆動手段、94
3次元可聴範囲、95 3次元移動用レール、101 音
源、102 双曲線1、103 双曲線2、104 漸近線
1、105 漸近線2、111 音源方向1、112 音源方向
2、113 音源位置、121 ,131 音響センサ21a と21
b から見た真の音源方向、132 音響センサ21a と21b
から求められた音源方向、133 音響センサ21c と21d
から求められた音源方向、134 音源方向131 と133 と
の交点として求められた音源位置、135 音源方向132
と133 との交点として求められた音源位置、141 音源
方向候補1、142 音源方向候補2、143 音響センサ
21a 回転後移動位置、144 音響センサ21b 回転後移動
位置、145 音源方向候補3、146 任意回転角、147
音源方向候補4、161 2次元音響センサ22a より得
られた音源方向、162 2次元音響センサ22b より得ら
れた音源方向、163 2次元音響センサ22c より得られ
た音源方向、164a,164b,164c 2次元実測データ位
置、181 3次元音響センサ53a より得られた音源方
向、181a 音源方向181 をxy平面に射影した直線、18
1b 音源方向181 をxz平面に射影した直線、182 3
次元音響センサ53b により得られた音源方向、182a 音
源方向182 をxy平面に射影した直線、182b 音源方向
182 をxz平面に射影した直線、183 直線181aと182a
の交点、184 切り出し領域、185 交点183 の座標を
音源方向181 に代入して得られた点、186 交点183 の
座標を音源方向182 に代入して得られた点、187 点18
5 と186 の中点として得られた音源位置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の音響センサと、これらの音響セン
    サへの音の到達時間差から音源方向を検出する音源判定
    手段と、前記音響センサを前記音源方向へ回転駆動させ
    る駆動手段とを備え、回転駆動後の位置で前記音源判定
    手段により音源方向を再検出する音源方向検出装置。
  2. 【請求項2】 2個の音響センサと、これらの音響セン
    サへの音の到達時間差から2つの第1の音源方向候補を
    検出する第1の音源方向候補検出手段と、前記第1音源
    方向候補のいづれかへ向けて2個の音響センサを回転駆
    動する手段と、回転駆動後の位置で前記音響センサへの
    音の到達時間差から2つの第2の音源方向候補を検出す
    る第2の音源方向候補検出手段と、第1および第2の音
    源方向候補との差に基づいて音源方向を決定する音源方
    向決定手段とを備えた音源方向検出装置。
  3. 【請求項3】 2個の音響センサと、これらの音響セン
    サへの音の到達時間をサンプリング測定して両センサへ
    の到達時間差から2つの第1の音源方向候補を検出する
    第1の音源方向候補検出手段と、前記第1の音源方向候
    補のいづれかへ向けて前記2個の音響センサを回転駆動
    する手段と、回転駆動後の位置で前記音響センサへの音
    の到達時間をサンプリング測定して両センサへの到達時
    間差から2つの第2の音源方向候補を検出する第2の音
    源方向候補検出手段と、第1および第2の音源方向候補
    との差に基いて音源方向を決定する第1の音源方向決定
    手段と、この手段で決定した音源方向へ向けて前記2個
    の音響センサを回転駆動する手段と、回転駆動後の位置
    で前記音響センサへの音の到達時間をサンプリング測定
    して両センサへの到達時間差から音源方向を決定する第
    2の音源方向決定手段とを備えた音源方向検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の音源方向検出装置を2個
    備え、一方で水平面内での音源方向を検出し、他方で垂
    直面内での音源方向を検出する音源方向検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の音源方向検出装置を少な
    くとも3個備え、更に、これらの音源方向検出装置で検
    出した音源方向の交点を求める2次元実測データ位置検
    出手段と、音源方向の交る角度に応じた重み係数を各交
    点に付したうえでこれらの交点の重心を求めてこれを2
    次元音源位置とする2次元音源位置検出手段とを備えた
    音源位置検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の音源方向検出装置を複数
    個備え、更に、これらの音源方向検出装置で検出した音
    源方向の交点を求める3次元実測データ位置検出装置
    と、音源方向の交る角度に応じた重み係数を各交点に付
    したうえでこれらの交点の重心を求めて3次元音源位置
    とする3次元音源位置検出手段とを備えた音源位置検出
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の音源方向検出装置を軌道
    上に移動させつつ音源方向検出を複数回行う第1のステ
    ップと、複数の音源方向の交点を仮想音源位置として求
    める第2のステップと、前記音源方向検出装置を前記第
    1のステップより広範囲に移動させつつ音源方向検出を
    複数回行う第3のステップと、この第3のステップで検
    出した複数の音源方向の交点を音源位置とする第4のス
    テップとを備えた音源位置検出方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の音源方向検出装置を軌道
    上に移動させつつ3次元の音源方向検出を複数回行う第
    1のステップと、検出した複数の3次元音源方向の交点
    を仮想音源位置として求める第2のステップと、前記音
    源方向検出装置を前記第1ステップより広範囲に移動さ
    せつつ3次元の音源方向検出を複数回行う第3のステッ
    プと、この第3のステップで検出した複数の音源方向の
    交点を音源位置とする第4のステップとを備えた音源位
    置検出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101395722B1 (ko) * 2007-10-31 2014-05-15 삼성전자주식회사 마이크로폰을 이용한 음원 위치 추정 방법 및 장치
WO2014164101A1 (en) * 2013-04-03 2014-10-09 Umm Al-Qura University Method to obtain accurate vertical component estimates in 3d positioning
JP2016020841A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 東洋建設株式会社 騒音及び/又は振動の監視方法と監視システム
JP2019212965A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム

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