JPH09221976A - 水中ポンプを利用しない温泉汲み上げ装置 - Google Patents

水中ポンプを利用しない温泉汲み上げ装置

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JPH09221976A
JPH09221976A JP33325496A JP33325496A JPH09221976A JP H09221976 A JPH09221976 A JP H09221976A JP 33325496 A JP33325496 A JP 33325496A JP 33325496 A JP33325496 A JP 33325496A JP H09221976 A JPH09221976 A JP H09221976A
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JP
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pipe
pumping
well
water
cylinder
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JP33325496A
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English (en)
Inventor
Akinari Ogasawara
彬作 小笠原
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AKITA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
AKITA GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中ポンプを使わずに、地上設置の小容量の
ポンプで、井戸から温泉または地下水を汲み上げること
ができるようにするとともに、ひとつの井戸から温度や
水質の異なる、地下水または温泉を、別々に、同時に汲
み上げることも可能にする。 【構成】 井戸内に挿入されているケ−シング1の所要
位置に、井戸閉塞器4を設置し、これを貫通して、地上
から孔底までの還水管路3と、地上から井戸閉塞器4以
深までの揚水管路2を構成する。地上設置の貯水槽13
から還水管路3を介して井戸孔底で放水する。井戸閉塞
器4以深に満水となっている温泉または地下水が、揚水
管路2を介して上昇する。地上設置の還水ポンプ11と
揚水ポンプ12の作用で、還水が連続すると同時に、連
続揚水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中ポンプを利用しな
いで、温泉井戸から温泉を汲み上げる装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】温泉井戸は、地下掘削孔に、集水孔を設
けた井戸ケ−シングを挿入した形状となっており、集水
孔から井戸ケ−シング内に温泉がたまり、それを地上に
汲み上げるために、温泉内に水中ポンプを挿入するのが
従来の方式である。この水中ポンプは温泉内に浸かった
状態で稼働するため、トラブルが多く、長い時間と高い
経費をかけてトラブル解消にあたらなければならないの
が実情である。また、井戸深度が深く、水中ポンプの揚
程が高くなると、大動力モ−タ−で運転され、その経費
がかさむことになり、温泉施設営業のコストを高くする
などの欠点を招いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、水中ポンプを利用しないで井戸の温泉を地上に汲み
上げる装置がないという点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、温泉が湧水、
貯湯した井戸内の所要位置に、井戸閉塞器を設けること
により、井戸閉塞器以深の温泉貯湯域の井戸を密閉状態
にした上で、井戸閉塞以深の温泉貯湯域と、地上の貯水
槽との間に、還水管路と揚水管路を設け、それぞれの管
路の地上部に還水ポンプと揚水ポンプを備え、貯水槽の
水を還水管路を介して、密閉状態の温泉貯湯域に放水す
ることで上昇する圧力と、地上の揚水ポンプの動作によ
り、揚水管路を介して、温泉を地上に汲み上げることを
最大の特徴とする。井戸閉塞部に緩衡材を用いたことに
より、井戸内部の周壁の状況に左右されることなく井戸
を密閉することができ、この部位に水位関知器を設けた
ことにより、井戸閉塞以深において、水位が低下して昇
圧効果が下がることを防止している。また、井戸の内部
には通常、ケ−シングが施されているが、この形状は孔
底まで同一口径であるものと、何段階かに口径が落とさ
れているものとがあり、実に多種になる。こうしたケ−
シングの形状そのものが障害となり、最適の位置に井戸
閉塞器を設置できなくなることを避けるために、レデュ
−サ管の形状を利用することにより、ケ−シング口径が
落とし込まれている地点にちょうど乗せることができる
構成にしたものや、膨張性ゴムの利用及びゴムを巻き付
ける位置の工夫により、ケ−シング壁への密着性を高め
たものなど、本発明装置のうちとくに井戸閉塞器におい
て、多様性をもたせた。これにより、井戸内のケ−シン
グの形状に左右されることなく、井戸閉塞器を設置する
ことができ、この密閉性により、連続的に安定揚水する
ことを実現した。
【0005】
【作用と実施例】図1は、本発明装置の1実施例を示し
た図である。井戸ケ−シング1内の所要の位置に井戸閉
塞器4を固定する。井戸閉塞器4は、図2に示すよう
に、一方を開放した筒状で、外周を緩衡材5で覆ったも
のであり、井戸ケ−シング1の所要位置の口径に合わせ
て緩衡材5が井戸ケ−シング1に密着する大きさとす
る。井戸閉塞器4の蓋板には、揚水管路2を接続し、還
水管路3を貫通し、水位感知器6を設ける。
【0006】井戸閉塞器4の蓋板に接続した揚水管路2
は、ケ−シングフランジ7を貫通して、地上部におい
て、揚水ポンプ12を備え、地上の貯水槽13に接続す
る。また、この揚水管路2の地上部分において、脱気弁
20を設ける。
【0007】井戸閉塞器4の蓋板を貫通した還水管路3
は、井戸閉塞器4以深の温泉貯水域の所要の深さまで達
する長さとし、その先端には放水管9を備える。また、
この還水管路3の上部は、ケ−シングフランジ7を貫通
して、地上部において、還水ポンプ11を備え、地上の
貯水槽13に接続する。
【0008】井戸閉塞器4の蓋板に接続した水位感知器
6のケ−ブル8は、ケ−シングフランジ7を貫通して、
地上の制御盤16に接続する。また、揚水ポンプ12と
還水ポンプ11、それぞれの動力電線18も、制御盤1
6に接続する。
【0009】ケ−シングフランジ7は、井戸口元ベ−ス
10に、ボルトナット17で固定する。
【0010】還水ポンプ11の動作により、貯水槽13
内の水が還水管路3を介して、井戸閉塞器4以深の温泉
貯水域に到達し、放水管9から温泉貯水域内に放水され
る。これにより、温泉貯水域の圧力が上り、その作用
で、揚水管路2を介して、温泉が地上へと上昇して、さ
らに、揚水ポンプ12の動作により、温泉の揚水を助け
て、温泉が貯水槽13内に流入する。貯水槽13内まで
揚水された温泉は、一部が還水管路3を介して再び、井
戸の温泉貯水域に放水して揚水動力に使用して、余量
は、貯水槽13に接続する供給弁14により、温泉利用
側へと供給する。
【0011】貯水槽13に接続する補給水弁15は、貯
水槽13に給水が必要なときのために設けているもので
あり、補給水管路を構成している。
【0012】井戸閉塞器4の蓋板に接続した水位感知器
9は、井戸閉塞器4以深の井戸内の水を感知し、その水
位変動をケ−ブル8を介して、制御盤16に信号を送る
ものであり、水位の正否により、還水ポンプ11と揚水
ポンプ12の発停を制御できるように構成する。
【0013】揚水管路2と、貯水槽13に設けた脱気弁
20は、揚水した温泉に混入したガスや空気を脱気する
ために設ける。
【0014】本発明装置は、井戸閉塞器4を設置するこ
とにより、その井戸閉塞器4以深の温泉または地下水を
揚水することができる装置であるから、井戸の上層部か
らは地下水、下層部からは高温の温泉が湧出しているよ
うな井戸において、図3のように、それぞれの湧出地点
に合わせて井戸閉塞器4を設ければ、一本の井戸から地
下水と温泉を同時に揚水することも可能となる。図3の
場合、中央に設置されている井戸閉塞器4は、上部の井
戸閉塞器4との間を揚水区域として、下部の揚水区域と
区分するためのものである。
【0014】図1に示されている地上装置に、より安定
性をもたせたものが、請求項3記載の地上装置である。
図4のとおり、還水用ヘッダ−23と揚水用ヘッダ−2
4が加えられている。図1の地上装置では、井戸からの
揚水は貯水槽13に入り、ここで供給分と還水分とに区
分される仕組みであるが、図4では、井戸からの揚水は
揚水用ヘッダ−24に入り、ここで供給分と還水分とに
区分され、還水分は貯水槽13に入る。また、貯水槽1
3には補給水管路25から補給水も入り、これと混合さ
れて、再び、還水分が、貯水槽13から出て、還水用ヘ
ッダ−23により、井戸へと還水される仕組みである。
したがって、請求項1の地上装置では、貯水槽13は供
給と還水を区分するための中継の役目であるが、請求項
3では、還水専用として貯水しているのが特徴である。
本発明装置は、井戸への還水がいわば揚水の動力といえ
る役目を果たすものであるから、供給量との兼ね合いで
還水量が不安定になる可能性がある時などは、請求項3
の地上装置を使用する。
【0015】本発明装置は、前述のとおり、井戸への還
水が揚水の動力といえる役目を果たすものであるから、
還水管路3を利用して、水ではなく、空気を送り込むこ
とで揚水することもできる。この場合、地上装置は、請
求項4記載のとおりである。その一例を示したのが図5
である。揚水管路2の構成は請求項3の地上装置と同様
であるが、貯水槽13と還水管路3に代わって、コンプ
レッサ−31を設け、井戸への送気管路30を構成して
いる。空気を押し込んで揚水する方式は従来からある
が、この請求項4の地上装置を用いた本発明装置を使用
すれば、井戸閉塞器4による変圧作用が加わるため、従
来方式に比べて小さい容量のコンプレッサ−で済むとい
う利点がある。
【0016】井戸によっては、可燃性や不燃性のガスが
発生している場合がある。こうした井戸に本発明装置を
使用すると、揚水管路2に流入したガスが地上の揚水ポ
ンプ12に絡んだり、還水管路3に流入したガスが還水
を妨げたりする恐れがある。こうしたガスを分離させて
大気へ放出する役目を果たすのが、請求項5の調圧器5
9である。
【0017】調圧器59は、図6のような形状であり、
図7のように取り付ける。揚水管路2を通るガス混じり
の揚水は、調圧器59の内部に設けた金属性のメッシュ
板35を通過する際、ガスが分離されて、第1管路36
を通って、自動空気抜き弁41から放出される。ガス分
離機能を強化するために、金属性のメッシュ板35は二
回以上通過する構造とし、第2管路37も設けている。
【0018】本発明装置の還水管路3の先端部には、放
水管9を設ける構成になっている。この放水管9は、井
戸内に還水するための穴を設けた形状である。図8に表
した請求項6の放水管9は、穴43をらせん状に設け
て、放水に伴う水圧が一方向にのみかからずに、均等を
保てるようにしたものである。これにより、還水管路3
の振れを抑止する効果もある。また、定尺管42を利用
した構成であるから、必ずしも還水管路3の末端ではな
く、それよりも上部に放水管9を接続するなどの便宜性
もある。
【0019】図9は、請求項7の支柱管の構成を示した
ものである。支柱管は、還水管路3を支えるもので、高
圧プラグ45が井戸の孔底に乗る形式である。
【0020】本発明装置は、井戸閉塞器4を井戸内に密
着設置させて、還水管路3と揚水管路2を構成すること
でU字管現象を生じさせて揚水するものであるから、こ
れらの管路内と井戸閉塞器4以深の井戸は、温泉または
地下水で満たされていなければならない。とくに、揚水
管路2において、空気の混入があると、井戸閉塞器4思
うように揚水させることはできなくなる。しかし、揚水
管路2は、時に1000mに近い長さまで、管を接続し
て構成するものであり、加えて、地上に設置した揚水ポ
ンプ12の吸い込みもあるため、管接続部から空気が混
入する可能性が高くなる。
【0021】こうした空気の混入を避けるため、揚水管
路2を構成する管の接続においては請求項8の揚水管路
構成が望ましい。その実施例を示したのが図10であ
る。定尺管42の両端はテ−パ−ネジ加工を施し、高圧
ソケット44でつなぎ込む。この時、液体ヘルメとシ−
ルテ−プを使用して、密着性を高める。さらに、高圧ソ
ケット44とネジ部分を完全に覆う長さの収縮ゴム46
を被せて、燃えないようにト−チで炙って密着させる。
収縮ゴム46が外れないように、ステンレスバンド64
を上下に取り付けて締め込む。この作業を、管の接続ご
とに繰り返して、揚水管路2を構成する。
【0022】還水管路3については、同様の接続方法で
もよいが、収縮ゴム46とステンレスバンド64を用い
た工程を省いてもよい。
【0023】本発明装置の揚水管路2と還水管路3の口
径は、揚水量及び還水量と流速によって異なるが、たと
えば、呼び径50の揚水管路2と、呼び径40の還水管
路3を構成しようとするとき、井戸内に挿入されている
ケ−シングの口径が小さいために、これらの管路を並列
設置できない場合がある。そうした場合は、請求項9の
管路構成で対応することができる。図11のように、前
記の例で言えば、呼び径80以上の揚水管路2の内部
に、呼び径40の還水管路3を構成することになる。す
なわち、二重管構造で揚水量と還水量を保つためには、
還水管路3の呼び径は同一となるから、揚水管路2にお
いて、還水管路3の体積を除いた部分で同等の体積が保
てるように、呼び径を選択することになる。
【0024】前述の二重管構造とするときに採用するの
がは、請求項10の井戸閉塞器である。図12は、ひょ
うたん型の形状をレデュ−サ管40で構成した場合の例
である。このひょうたん型の筒が、揚水管と井戸閉塞器
の役目を兼ねることで、内部に挿入した還水管路3を安
定させている。また、中央の絞り込み部分には膨張性ゴ
ムを巻き付けており、井戸ケ−シングへの密着性をもた
せている。下部の絞り込みは、井戸ケ−シングの口径が
落とし込まれている場合、図16に示しているレデュ−
サ管40と同じような格好で乗せることができる。下部
の絞り込み部分に巻き付けた天然合成ゴム51は、そう
した場合の密着性を高めるためのものである。ゴムの間
に設けた金属棒49は、ゴムがずり上がったり、ずり下
がったりするのを防いでいる。
【0025】図13は、請求項11の井戸閉塞器を示し
たものである。図2に示した、請求項1の井戸閉塞器4
よりも、密着性を高めるために、天然合成ゴム51を、
設置するケ−シング位置に合う口径のものと、それより
小さい口径のものとを重ねていき、溝を形成したのが特
徴である。この井戸閉塞器は、いわば標準型と言える
が、とくに、井戸の浅い位置に設置する場合、管路の荷
重が大きくなって、ゴムが滑る可能性が高くなるとき
に、有効である。
【0026】図14は、請求項12の井戸閉塞器で、レ
デュ−サ管を用いた場合の実施例である。図16に示し
たレデュ−サ管40のように、井戸のケ−シング口径が
落とし込まれている部分に乗せるような形状になってい
る。絞り込み部分に巻き付けた膨張性ゴム50により、
密着性を高めている。
【0027】井戸の深層部でケ−シング口径の落とし込
みがあり、そこに井戸閉塞器を設置したいときは、請求
項14の分離型の井戸閉塞器が有効である。図16のよ
うに先に、レデュ−サ管40を乗せて、後から、請求項
13と同様の井戸閉塞器を挿入する。この時、レデュ−
サ管40が、いわばガイドとなり、請求項13の井戸閉
塞器をスム−ズに設置することが可能となる。請求項1
3の井戸閉塞器は、図15に示すとおり、上部に膨張性
ゴム50、絞り込み部分に天然合成ゴム51を巻き付け
ており、レデュ−サ管40内に挿入したあとの密着性を
高めている。
【0028】請求項15の井戸閉塞器は、揚水管路2と
の接続管47を引き上げることで、井戸ケ−シングに密
着させるもので、図17、18に示す形状である。図1
7の平面図のように、底板58の接続管47の貫通部
は、末端に設けた突起55が引っかからずに通過できる
形状になっており、この貫通部の形状に合わせるように
して、接続管47をひねり上げると、図19に示すよう
に、第2筒の金属板21が押し上げられて、第2筒の外
周に巻き付けた天然合成ゴム51が、井戸ケ−シングに
密着する。このとき、接続管47のOリング57を設け
た部分は、第1筒の金属板21の下部円周に固定させた
ラッパ受け56の内部に収まり、第1筒の金属板21
の、接続管47の貫通部における隙間を塞ぐ。この井戸
閉塞器は、引き上げの力が大きく保たれる場合に有効で
あるから、とくに、ずん胴の井戸の深い位置に井戸閉塞
器を設ける場合に適している。
【0029】請求項16の井戸閉塞器は、請求項15と
は逆に、引き下げの力を利用して、密着させるもので、
図20に示す形状である。引き下げの力は、井戸内に構
成される還水管路の自重を利用しており、図21に示す
ように、還水管路3との接続管48が下に引っ張られる
同時に、第1筒の金属板21も押し下げられ、第1筒の
外周に巻き付けた天然合成ゴム51が、井戸ケ−シング
に密着する。このとき接続管48のOリング57を設け
た部分は、第2筒の金属板21の上部円周に固定させた
ラッパ受け56の内部に収まり、第2筒の金属板21
の、接続管48の貫通部における隙間を塞ぐ。この井戸
閉塞器は、還水管路3の自重を利用して密着させるもの
であるから、とくに、ずん胴の井戸の比較的浅い位置に
井戸閉塞器を設ける場合に有効である。また、還水管路
接続管48に備えてある突起55は井戸閉塞器全体を引
き上げる必要が生じたとき、この突起55により接続管
48が固定して、引き上げることができるように設けた
ものである。
【0030】図22は、請求項17の本発明装置の、井
戸内構成の実施例を示したものである。揚水区域66と
揚水区域67が連続している場合と、断続している場合
の一例であるが、前述した井戸閉塞器のそれぞれの特性
に応じて、複数個設置することで、別々の揚水を行って
おり、井戸を多角的に利用することが可能となる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明装置は、井
戸ケ−シングの所要位置に、揚水管路と還水管路と水位
感知器を備えた井戸閉塞器を挿入して、井戸内を二分割
して、井戸閉塞器以深に湧水、貯水する温泉に地上から
還水放水して加水昇圧することで、温泉を揚水して貯
水、供給するしくみであり、井戸閉塞器以深の温泉を湧
水させるための還水は地上から井戸底部に向けての水頭
圧還水となるため、地上に設置する還水ポンプは低揚程
で小馬力のもので充分であり、揚水においても、還水に
よる昇圧効果で地上に向かって揚水してきた温泉を、貯
水槽に送り込むために加圧するために必要な揚程と馬力
の揚水ポンプであればよいため、従来の高揚程高馬力の
水中ポンプは必要なくなる。これにより、温泉揚水にか
かる動力費は大幅に節減できる。また、本発明装置にお
いては、温泉揚水する井戸は井戸閉塞器により、温泉の
湧水貯水域と貯水しない上部とに二分割されるため、揚
水管路を介して地上へと揚水される温泉が、井戸内の貯
水によって冷却されることがなくなるため、管路内のス
ケ−ルの堆積速度が従来より遅くなるほか、湧水温度や
湧水量によって、揚水量を容易に調整できる利点があ
る。さらに、本発明装置の保守保全作業の大半は地上に
て実施できる構成となっているため、従来の水中ポンプ
を利用した揚水装置に比して、短時間、かつ安全な環境
で作業ができることなどの効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の本発明装置の一実施例を示す系統図
である。
【図2】請求項1の井戸閉塞器の構成を示す図である。
【図3】請求項2の本発明装置の井戸内の構成を示す図
である。
【図4】請求項3の本発明装置の地上装置の構成を示す
図である。
【図5】請求項4の本発明装置の地上装置の構成を示す
図である。
【図6】請求項5の本発明装置の調圧器の構成を示す図
である。
【図7】請求項5の本発明装置の調圧器の取り付け例を
示す図である。
【図8】請求項6の本発明装置の放水管の形状を示す図
である。
【図9】請求項7の本発明装置の支柱管の構成を示す図
である。
【図10】請求項8の本発明装置の揚水管の接続方法を
示す図である。
【図11】請求項9の本発明装置の井戸内の構成を示す
図である。
【図12】請求項10の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図13】請求項11の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図14】請求項12の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図15】請求項13の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図16】請求項14の本発明装置の井戸閉塞器の設置
例を示す図である。
【図17】請求項15の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図18】図17のC−Dの断面図である。
【図19】請求項15の本発明装置の井戸閉塞器の作用
を示す図である。
【図20】請求項16の本発明装置の井戸閉塞器の構造
を示す図である。
【図21】請求項16の本発明装置の井戸閉塞器の作用
を示す図である。
【図22】請求項17の本発明装置の井戸内の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 井戸ケ−シング 2 揚水管路 3 還水管路 4 井戸閉塞器 5 緩衡材 6 水位感知器 7 ケ−シングフランジ 8 ケ−ブル 9 放水管 10 井戸口元ベ−ス 11 還水ポンプ 12 揚水ポンプ 13 貯水槽 14 供給弁 15 補給水弁 16 制御盤 17 ボルトナット 18 動力電線 19 ストレナ− 20 脱気弁 21 金属板 22 金属性の筒 23 還水用ヘッダ− 24 揚水用ヘッダ− 25 補給水管路 26 ドレン管路 27 排水管路 28 バイパス管路 29 電動弁 30 送気管路 31 コンプレッサ− 32 フランジ 33 流入管路 34 流出管路 35 金属性のメッシュ板 36 第1管路 37 第2管路 38 バルブ 39 ニップル 40 レデュ−サ管 41 自動空気抜き弁 42 定尺管 43 穴 44 高圧ソケット 45 高圧プラグ 46 収縮ゴム 47 揚水管路接続管 48 還水管路接続管 49 金属棒 50 膨張性ゴム 51 天然合成ゴム 52 振れ止め棒 53 金属性の第1筒 54 金属性の第2筒 55 金属性の突起 56 ラッパ受け 57 Oリング 58 底板 59 調圧器 60 請求項14の井戸閉塞器 61 請求項15の井戸閉塞器 62 請求項16の井戸閉塞器 63 供給管路 64 ステンレスバンド 65 請求項13の井戸閉塞器 66 揚水区域1 67 揚水区域2

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衡材で外周を覆い、一方には蓋、もう
    一方は開放した筒であり、その蓋に、揚水管路と水位感
    知器を接続し、一方に放水管を設けた還水管路を貫通し
    て接続した、井戸閉塞器を構成して、この井戸閉塞器を
    温泉井戸の所要の位置に、揚水管路、還水管路、水位感
    知器ケ−ブルとともに挿入して井戸を閉塞し、地上にお
    いて、揚水ポンプ、還水ポンプ、貯水槽を管路で連結し
    て構成した温泉汲み上げ装置を設け、井戸に挿入した井
    戸閉塞器の揚水管路と還水管路の地上側の一方と、温泉
    汲み上げ装置の管路を連結して、井戸閉塞器からの水位
    感知器ケ−ブルは地上に設けた操作盤に結線し、構成し
    た装置であり、 還水ポンプの動作で貯水槽から所要量の水が還水管路を
    介して放水管から、温泉が満ちている井戸閉塞器以深の
    井戸内に放水することで、水頭圧が上昇して、井戸閉塞
    器以深に満ちている温泉が揚水管路を介して地上へと上
    昇し、さらに、この揚水管路系の地上部に設けている揚
    水ポンプの動作で、貯水槽まで汲み上げたのち、揚水の
    一部を再び還水して、揚水を連続させることを特徴とす
    る、水中ポンプを利用しない温泉汲み上げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の井戸閉塞器を、井戸坑内の湧
    水箇所または地熱の分布に応じて、二箇所以上に設ける
    ことで、異なる温度または水質の地下水または温泉を同
    時に汲み上げることを特徴とする、請求項1の温泉汲み
    上げ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の温泉汲み上げ装置のうち、地
    上の構成部分において、還水用ヘッダ−と揚水用ヘッダ
    −をそれぞれ設け、貯水槽から還水ポンプにより還水用
    ヘッダ−を経て井戸内へ還水する管路と、井戸内からの
    揚水を揚水ポンプにより一旦揚水用ヘッダ−に入る揚水
    管路と、この揚水用ヘッダ−から貯水槽への分配管路と
    揚水供給管路をそれぞれ構成したことを特徴とする地上
    装置を用いた、請求項1及び2の温泉汲み上げ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の温泉汲み上げ装置のうち、地
    上の構成部分において、井戸内から揚水ポンプにより揚
    水用ヘッダ−を介して供給する揚水管路と、コンプレッ
    サ−から井戸内管路に、空気を送る管路を構成したこと
    を特徴とする地上装置を用い、井戸内管路は請求項1の
    井戸内還水管と同様の構成とする、請求項1及び2の温
    泉汲み上げ装置。
  5. 【請求項5】 金属性の筒の両端に管路とフランジをそ
    れぞれ備え、一方はは流入管路、他方は流出管路とし、
    金属性筒の上部には、流入管路側に第1管路を、流出管
    路側に第2管路をそれぞれ設けて、それらの上部に金属
    性の空気溜り筒を接続し、空気溜り筒の上部に再度、第
    1管路と第2管路を備え、それぞれ、バルブ、ニップ
    ル、レデュ−サ管、自動空気抜き弁を構成していき、金
    属性筒の内部には、金属性のメッシュまたは穴を多数設
    けた金属板を、第1管路側の下部にあたる位置に固定し
    た気水分離部を設けたことを特徴とする調圧器を、揚水
    管路と還水管路のそれぞれ地上部に備えた、請求項1、
    2、3及び4の温泉汲み上げ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の放水管は、定尺配管を利用し
    て、形状はとくに問わない穴をらせん状に開けたもの
    を、必要本数接続して構成したものであることを特徴と
    する、請求項1、2、3、4及び5の温泉汲み上げ装
    置。
  7. 【請求項7】 管と高圧プラグを高圧ソケットで接続し
    て構成した支柱管を放水管の下部に接続したことを特徴
    とする井戸内還水管路を用いた、請求項1、2、3、
    4、5及び6の温泉汲み上げ装置。
  8. 【請求項8】 揚水管の接続部において、高圧ソケット
    でつないだ上に、収縮ゴムを密着させ、ゴムの両端を金
    属性のバンドで留めることを特徴とする揚水管路を用い
    た、請求項1、2、3、4、5、6及び7の温泉汲み上
    げ装置。
  9. 【請求項9】 還水管を、揚水管の内部に挿入して、二
    重構造としたことを特徴とする、請求項1、2、3、
    4、5、6、7及び8の温泉汲み上げ装置。
  10. 【請求項10】 レデュ−サ管をひょうたん型に組み合
    わせて固定するか、または同様の形状に金属を加工し
    た、ひょうたん型の金属筒を用いて、上部の口径の絞り
    込み部分には揚水管接続管をつなぎ、中央の絞り込み部
    分の内部には金属板を設け、それを貫通して還水管路接
    続管を設けており、中央の絞り込み部分と下部の絞り込
    み部分の外周には、それぞれ、金属性の丸棒か厚みのあ
    る金属板を所要箇所に備えて、その間に膨張性ゴムを巻
    き付けた構成であることを特徴とする井戸閉塞器を用い
    た、請求項9の温泉汲み上げ装置。
  11. 【請求項11】 天然合成ゴムによる、井戸に挿入され
    ているケ−シング口径に合わせた口径の板と、それより
    小さい口径の板を、上部及び任意の箇所に金属板をはめ
    込みながら、交互に必要数重ねて、上下をボルトナット
    で固定して、溝をもつ形状に構成したことを特徴とする
    井戸閉塞器を用いた、請求項1、2、3、4、5、6、
    7及び8の温泉汲み上げ装置。
  12. 【請求項12】 レデュ−サ管または大きい口径の筒の
    下部から徐々に絞り込んで小さい口径の筒になる形状に
    加工した金属性の異径筒を用いて、その上部には蓋をす
    る形で金属板を、その内部の任意の位置に金属板を、そ
    れぞれ固定して、揚水管路と還水管路にそれぞれ接続で
    きる管を、これらの金属板を貫通させて設け、レデュ−
    サ管または異径筒の、口径が絞り込まれていく部分から
    小さい口径となる部分までの外周に、金属性の丸棒また
    は厚みのある板を所要箇所設けて、その間に膨張性ゴム
    を巻き付けたことを特徴とする井戸閉塞器を用いた、請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8及び9の温泉汲み
    上げ装置。
  13. 【請求項13】 レデュ−サ管または請求項12の異径
    筒を用いて、大きい口径の部分の外周には、金属製の丸
    棒または厚みある板を所要箇所設けて、その間に膨張性
    ゴムを巻き付け、口径が絞り込まれていく部分から小さ
    い口径となる部分までの外周には、天然合成ゴムを巻き
    付けたことを特徴とし、請求項12と同様に金属板と揚
    水管路接続管と還水管路接続管を設けている、井戸閉塞
    器を用いた、請求項1、2、3、4、5、6、7、8及
    び9の温泉汲み上げ装置。
  14. 【請求項14】 レデュ−サ管または請求項12の異径
    筒を、施工時に、先に、井戸内のケ−シング口径が小さ
    くなる地点に乗せるようにして設置して、そのレデュ−
    サ管または異径筒よりも小さい寸法のレデュ−サ管また
    は異径筒を用いた請求項13の井戸閉塞器を後から挿入
    する、分離型の構造であることを特徴とする井戸閉塞器
    を用いた、請求項1、2、3、4、5、6、7、8及び
    9の温泉汲み上げ装置。
  15. 【請求項15】 上部に金属板を固定した金属性の第1
    筒と、金属性の底板の間に、第1筒より小さい口径で、
    下部に金属板を固定しており、外周に天然合成ゴムと金
    属性の丸棒または厚みのある板とを交互に巻き付けてあ
    る第2筒を備えており、これらを貫通して内部に設けた
    管路のうち、揚水管路と接続する管は末端の外周に金属
    性の突起を設け、上部の外周の任意の位置にOリングを
    必要数設けた構成として、第1筒の金属板の貫通部にお
    いて、還水管路接続管は固定して、揚水管路接続管は可
    動性をもたせ、その穴の下部円周に合わせて金属性のラ
    ッパ状の受けを固定しており、第2筒の金属板の貫通部
    においては、還水管路接続管と揚水管接続管は可動性を
    もたせるが、揚水管接続管の貫通部は揚水管接続管に設
    けた突起がしっかりと引っかかる口径とし、底板の貫通
    部においては、還水管路接続管は固定して、揚水管接続
    管の貫通部は、突起が引っかからずに管を可動できる形
    状としており、揚水管路接続管を引き上げることで、そ
    の末端の突起が第2筒の金属板の下部に引っかかり、第
    2筒外周の天然合成ゴムが縮み、第2筒が第1筒の内部
    に押し上げられる構成にしたことを特徴とする井戸閉塞
    器を用いた、請求項1、2、3、4、5、6、7、8及
    び9の温泉汲み上げ装置。
  16. 【請求項16】 上部金属板と、金属性の底板を固定し
    た第2筒の間に、第2筒より小さい口径で、上部に金属
    板を固定して、外周に天然合成ゴムと金属性の丸棒また
    は厚みのある板とを交互に巻き付けてある第1筒を備え
    ており、これらを貫通して内部に設けた管路のうち、還
    水管路と接続する管は、第2筒の金属性底板を貫通した
    後の外周に金属性の突起を備え、下部外周の任意の位置
    にOリングを必要数設けた構成とし、上部金属板の貫通
    部において、揚水管接続管は固定して、還水管接続管は
    可動性をもたせ、第1筒の金属板の貫通部において、揚
    水管路接続管は可動性をもたせ、還水管接続管は固定し
    て、第2筒の金属性底板の貫通部において、揚水管接続
    管は固定し、還水管接続管は可動性をもたせるがその穴
    の上部円周に合わせて金属性のラッパ状の受けを固定し
    た構成接続管は固定しないで、さらにその貫通部の穴の
    上部円周に合わせて金属性のラッパ状の受けを固定した
    形状としており、接続しながら井戸坑内に挿入していっ
    た還水管に還水管路接続管を接続して挿入することで、
    還水管の自重により還水管路接続管が下部に引っ張ら
    れ、第1筒の天然合成ゴムが縮み、第1筒が第2筒の内
    部に引き下げられる構成であることを特徴とする井戸閉
    塞器を用いた、請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    及び9の温泉汲み上げ装置。
  17. 【請求項17】 井戸内に挿入されているケ−シングの
    口径、井戸閉塞器を設ける深度、揚水管路と還水管路の
    設置方法に応じて、請求項1、10、11、12、1
    3、14、15、16の閉塞器を選択して用いた、請求
    項2の温泉汲み上げ装置。
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