JPH09221926A - 循環▲ろ▼過式プールおよびプール水循環▲ろ▼過方法 - Google Patents

循環▲ろ▼過式プールおよびプール水循環▲ろ▼過方法

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JPH09221926A
JPH09221926A JP6696896A JP6696896A JPH09221926A JP H09221926 A JPH09221926 A JP H09221926A JP 6696896 A JP6696896 A JP 6696896A JP 6696896 A JP6696896 A JP 6696896A JP H09221926 A JPH09221926 A JP H09221926A
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JP
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water
pool
water supply
circulation
filtration
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JP6696896A
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Mutsuo Yano
睦夫 矢野
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Nippon Filcon Co Ltd
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Nippon Filcon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プールを長期間使用しない期間にプール水を
生活用水程度の水質に保ち緊急災害時に生活用水とし
て、またはさらに精密▲ろ▼過して飲料水として供給す
るプールとプール水の循環▲ろ▼過方法を提供する。 【解決手段】 プール水を回収して循環▲ろ▼過装置に
より▲ろ▼過し、▲ろ▼過水をプールに返送する循環▲
ろ▼過式プールにおいて、プールサイドとほぼ同じ高さ
の位置にプールの水面を覆って太陽光線を遮断する太陽
光線遮断体を取り外し自在に配設したことを特徴とする
循環▲ろ▼過式プールである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は循環▲ろ▼過式プー
ルおよびプール水循環▲ろ▼過方法に関する。特に屋外
式プールを、冬場等の長期の使用しないシーズンオフの
期間であってもプール水を常時生活用水程度の水質を確
保して災害時に備え、災害が発生した緊急時に即座に生
活用水およびこの用水をさらに精密▲ろ▼過した飲料水
を供給できる循環▲ろ▼過式プールおよびプール水循環
▲ろ▼過方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプールではプール底部などに設け
られた回収部によりプール水を回収し、回収したプール
水を▲ろ▼過装置によって▲ろ▼過し、▲ろ▼過水をプ
ール側面等から返送して循環▲ろ▼過している。また、
さらにオバーフロー水をも回収して▲ろ▼過しこの水も
循環▲ろ▼過しているプールもある。このような循環▲
ろ▼過式プールでは、プール使用時には循環▲ろ▼過装
置が作動しているためプール水は清潔な状態に保たれて
いる。しかしながら、プールを長期間使用せずに循環▲
ろ▼過装置を作動させていない時には当然ながらプール
水は汚れ放題である。特に冬場等のシーズンオフの屋外
プール等ではプール水には枯れ葉や砂埃が混入し、藻類
が繁殖して悪臭も発生する。
【0003】ところで、屋外の学校用プール等では常
時、水を貯めておいて消防用水として確保している場合
が多く、防災対策として利用されている。また、学校や
社会体育施設は緊急災害時に緊急避難所に使用されてい
て重要な役割を果たしているが、字校のプール水を生活
用水や飲料水に使用することは行われていない。しか
し、震災等の災害が発生すると水道、輸送、電気等のラ
イフラインが断たれる状況の場所で生活用水、特に飲料
水が確保できないという大きな問題があった。そこで、
緊急災害時にプールに貯められている水を飲料水として
利用する要望が高まってきた。しかし、本来、プール設
備はスポーツ施設としての機能を重視して設計されてお
り、防災対策として消防用水に利用する以外は考慮され
ていなかったために消防用水としては十分に利用可能で
あるものの、前述したように藻類の繁殖等の汚染された
プール水は緊急災害時に生活用水に利用できず、まして
飲料水としては到底利用できなかった。良好な水質を確
保するために、プールを使用しない時期にも▲ろ▼過機
を作動させておくことは使用電力やプールに混入する枯
れ葉等のゴミを回収する管理人のコスト等を考えると現
実的でない。また、シーズンオフで長期間利用していな
かったプールを夏場のシーズンになって、使用する場
合、プール内部等を清掃して循環▲ろ▼過装置を作動さ
せるのであるが、長期間作動していなかったためにポン
プが錆びロックしていたりすることが多く、メンテナン
スのコストが大きい問題がある。また、当然のことなが
らメンテナンスを実施する時期はほとんど同時期であ
り、プール間で重なってしまうことが多く、メンテナン
スを実施する業者のスケジュール調整が困難であるとい
う予期しない問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
の問題点に鑑み、本発明はプールを使用していない時期
であっても、僅かな使用電力で常時生活用水程度の水質
を確保し、緊急災害時には即座に飲料水をも供給するこ
とができ、さらにプールの再使用開始時のメンテナンス
がほとんど必要ない循環▲ろ▼過式プールおよびプール
水循環▲ろ▼過方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. プール水を回収して循環▲ろ▼過装置により▲
ろ▼過し、▲ろ▼過水をプールに返送する循環▲ろ▼過
式プールにおいて、プールサイドとほぼ同じ高さの位置
にプールの水面を覆って太陽光線を遮断する太陽光線遮
断体を取り外し自在に配設したことを特徴とする循環▲
ろ▼過式プール。 2. 循環▲ろ▼過装置にプールから取り出した水を▲
ろ▼過して再利用するため▲ろ▼過水をプールに返送す
るプール水供給用送水配管と緊急時に▲ろ▼過水を▲ろ
▼過して外部に供給する緊急給水用送水配管の2系統の
配管を配設した、1項に記載された循環▲ろ▼過式プー
ル。 3. 緊急時給水用送水配管を生活用水給水用送水配管
と飲料水給水用送水配管の2系統の配管を配設し、飲料
水給水用送水配管には精密▲ろ▼過装置を設置した、1
項または2項に記載された循環▲ろ▼過式プール。 4. 精密▲ろ▼過装置が活性炭吸着塔と膜▲ろ▼過装
置とからなる、3項に記載された循環▲ろ▼過式プー
ル。 5. オーバーフロー水を別に▲ろ▼過する第2循環▲
ろ▼過装置を設け、該第2循環▲ろ▼過装置の入水側に
オーバーフロ−水回収用配管のほかにプール底部と接続
するプール水給水用送水配管を配設し出水側に緊急時給
水用送水配管を配設した、1項ないし4項のいずれか1
項に記載された循環▲ろ▼過式プール。 6. 循環▲ろ▼過装置のボンプの回転数を制御するイ
ンバーター制御装置を設置した、1項ないし5項のいず
れか1項に記載された循環▲ろ▼過式プール。 7. プールが屋外式のプールである、1項ないし5項
のいずれか1項に記載された循環▲ろ▼過式プール。 8. プール水を回収して循環▲ろ▼過装置により▲ろ
▼過し、▲ろ▼過水をプールに供給する循環▲ろ▼過方
法において、プールの長期の非使用時にはプールの水面
を太陽光線遮断体で覆い、かつインバーター制御装置に
より循環▲ろ▼過装置のボンプの回転数を通常時の60
%以下にして循環▲ろ▼過を行い、プール水を生活用水
程度の水質に維持することを特徴とするプール水循環▲
ろ▼過方法。」に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の循環▲ろ▼過式プールで
は、プール底部から回収したプール水だけでなくオーバ
ーフロー水も循環▲ろ▼過することが望ましい。オーバ
ーフロー水は汚染度が高いが節水、省エネの観点からこ
れもこれも利用するのである。循環▲ろ▼過装置の設置
の方法は特に限定されず、プール底部から回収したプー
ル水とオーバーフロー水の両方を1台の循環▲ろ▼過装
置で▲ろ▼過を行っても良いし、プール底部から回収し
たプール水を回収して▲ろ▼過するメインの第1循環▲
ろ▼過装置とオーバーフロー水を回収して▲ろ▼過する
第2循環▲ろ▼過装置に分離して設置しても良い。オー
バーフロー水は汚染度が高いのでこの水を▲ろ▼過する
第2循環▲ろ▼過装置を別に設けることが好ましい。
【0007】本発明の第一の特徴は特にプールを長期間
使用しない時期に太陽光線遮断体によってプール水を上
側から覆うことである。太陽光線遮断体はプールの水面
を覆うので水面に近く設置するのが有効であり、水面に
浮かして設けても良い。プールサイドより高すぎると太
陽光線の遮断に水面の面積より大きな遮断体が必要とな
る。太陽光線遮断体によって、太陽光線を遮ることがで
きるために光合成が起きずプール内部に藻類が発生しな
い。太陽光線が当たると水中の栄養分と太陽光線によっ
て植物性プランクトンが繁殖してアオコが発生し、見た
目にも不潔感を与える。また、アオコは有毒物質を産出
して水に臭みを与え悪臭を発生させるが、太陽光線遮断
体を設置すればこのような問題は発生しない。また、枯
れ葉や砂埃等のゴミの侵入を防止できるためにプール水
を清浄な状態に保つことができる。したがって、本発明
は特に屋外プールの場合に効果的である。
【0008】さらに、太陽光線遮断体によって滅菌剤の
発散が防止されるため、滅菌効果を長時間持続すること
ができるので、滅菌機による滅菌剤の注入間隔を週に1
回程度に、注入時間を10分程度に調節して滅菌剤使用
量を激減させることができる。太陽光線遮断体は太陽光
線を遮ることが可能であれば特に限定されるものではな
く、例えばシート状のもの、テント状のもの、板状でス
ライドするもの、風呂のふたに使用されているような巻
き取り可能なもの等色々利用可能であるが、軽量で小さ
く収納可能であるものが好適である。特に、水に浮いて
通水性のあるものが好ましい。通水性を有すれば、雨水
を太陽光線遮断体の通水能により簡単な▲ろ▼過を行っ
てプールに雨水を供給することができるので遮断体上に
雨水が溜まることがない。
【0009】本発明の第二の特徴は、▲ろ▼過水量を制
御するためのインバーター制御装置を設置して、プール
を使用しない時期等にも、▲ろ▼過する水量を通常のプ
ール使用時より少なくして循環▲ろ▼過装置を作動させ
ることである。太陽光線遮断体によって太陽光線を遮
り、ゴミの侵入を防止して藻類の繁殖やプール水の汚れ
を防止しているため、▲ろ▼過水量をプール使用時より
少なくしても十分に生活用水程度の水質に維持すること
が可能なのである。本発明で重要な点はインバーター制
御でポンプの回転数を減じることにより、▲ろ▼過水量
を減少させることである。本発明者らはポンプの必要動
力が回転数の3乗に比例することに着目してインバータ
ー制御で▲ろ▼過水量を制御する方法を採用したのであ
る。従来、▲ろ▼過水量を制御する場合は弁を使用した
弁制御が実施されていたが、弁制御の場合は▲ろ▼過水
量を減少させても揚程が上昇するために必要動力はほと
んど変わらず省エネ効果が得られない欠点がある。しか
し、本発明のようにポンプの回転数を減少させて、▲ろ
▼過水量を減少させれば回転数のほぼ3乗に比例して動
力が減少するため省エネ効果は絶大となるのである。例
えば、回転数を50%に低下させると動力は(0.5)
=0.125となり90%近い節減が可能となるので
ある。したがって、シーズンオフに循環▲ろ▼過装置を
作動させてもコスト的に問題とならない。コスト面と省
エネ効果を考慮すると80%の節減は実施したいことか
ら回転数は通常の60%以下とすることが望ましい。回
転数を60%に低下させれば動力は(0.6)=0.
216となり80%近い節減が可能となるのである。
【0010】本発明の第三の特徴は、循環▲ろ▼過装置
によって▲ろ▼過された▲ろ▼過水を送り出す送水配管
を通常使用するプール本体へ▲ろ▼過水を供給するプー
ル水供給用送水配管と、緊急時に給水するための緊急時
給水用送水配管の2系統で形成したことである。これに
より緊急災害時等に清浄な水質に保たれているプール水
を生活用水等に利用することが可能となるのである。2
系統の給水用送水配管をバルブ等を介することにより切
り替え可能に形成し、通常はプール本体へのラインを使
用して循環▲ろ▼過し、緊急災害時には緊急時給水用送
水配管を使用して生活用水を供給するのである。勿論、
2系統の給水用送水配管を同時に使用することも可能で
ある。また、緊急時給水用送水配管の中間に滅菌器等を
設置して、滅菌した後に供給するようにしても良い。
【0011】本発明の第四の特徴は、緊急時給水用送水
配管をさらに生活用水供給用送水配管と飲料水の給水用
送水配管の2系統で形成し、飲料水供給用送水配管の中
間に▲ろ▼過水をさらに▲ろ▼過する精密▲ろ▼過装置
を設置したことである。これにより、緊急災害時に生活
用水程度の水質に保たれているプール水をさらに精密▲
ろ▼過して飲料水として十分使用できる水質を得ること
が可能となるのである。本発明はインバーター制御装置
を設置して▲ろ▼過水量を調節できるため、必要な水量
を少ない電力で給水することができる。勿論、生活用水
供給用送水配管を同時に使用して生活用水と飲料水を供
給することもできる。また、オーバーフロー水用の第2
循環処理装置を設置している場合には、緊急災害時に第
2循環処理装置へもプール本体底部からプール水を供給
する送水用送水配管を設置し、第2循環処理装置出水側
に緊急時給水用送水配管を設置し該配管に精密濾過装置
を配設することにより、プール水を飲料水とすることが
できる。勿論、第2循環▲ろ▼過装置を設置した場合は
出口側配管を第一循環▲ろ▼過装置の出口側の給水管に
接続しても良い。精密▲ろ▼過装置の種類は特に限定さ
れないが1次処理装置として活性炭吸着塔を使用して臭
いの除去、アミン質等の有機性色度成分を吸着除去し、
2次処理として膜▲ろ▼過装置を使用して微粒子、微生
物を除去する方法が好ましい。当然であるがこの精密▲
ろ▼過水に次亜塩素酸ナトリウム溶液や次亜塩素酸カル
シウム剤等のいわゆる滅菌剤を注入して滅菌しても良
い。なお、滅菌器やヘアキャッチャー等の設置場所や種
類、台数は特に限定されるものではなく必要な場所に設
置することができる。
【0012】本発明のプールはプール底部等によりプー
ル水を回収して▲ろ▼過装置で▲ろ▼過し、▲ろ▼過水
をプールに返送する循環▲ろ▼過式プールであって、プ
ール水の循環は▲ろ▼過装置の前に設置したポンプで行
う。▲ろ▼過装置は砂層式▲ろ▼過装置等が採用でき
る。太陽光線遮断体は太陽光線を遮ることが可能であれ
ば、特に限定されずビニールシート等が採用できる。ポ
ンプにはインバーター制御装置を設置して回転数を制御
する。ポンプの回転数を制御することで▲ろ▼過装置へ
送る水量を制御することができ、▲ろ▼過水量を自由に
設定できる。シーズンオフ等のプールを長期間使用しな
い時に太陽光線遮断体を設置して、少ない回転数で循環
▲ろ▼過装置を作動させるのである。▲ろ▼過水を給水
する給水用送水配管を通常使用するプール本体へ供給す
る給水用送水配管と緊急時に使用する給水用送水配管の
2系統で形成し、バルブで切り替え可能にする。ざら
に、緊急時に使用する給水用送水配管を生活用水供給用
送水配管と飲料水供給用送水配管の2系統で形成する。
飲料水供給用送水配管の出水側には▲ろ▼過装置を設置
して精密▲ろ▼過を行う。▲ろ▼過装置は活性炭吸着塔
や膜▲ろ▼過装置が採用できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の実施例である循環▲ろ▼過
式プールを説明するシステム図である。1がプール本体
であり、プールサイドとほぼ同じ高さの位置に上側から
プール水を覆う太陽光線遮断体2が設置されている。勿
論、太陽光線遮断体2は取り外し可能であってプール使
用時には邪魔にならないように収納するのである。プー
ル水、すなわち▲ろ▼過される前の原水はプール本体1
の底部から回収され、プール水送出用送水配管8を介し
て砂層▲ろ▼過装置3に供給される。本実施例はオーバ
ーフロー水は循環▲ろ▼過せず、オーバーフロー水回収
部より回収してオーバーフロー水排水管9より排水する
最もシンプルな実施例である。本発明の特徴を理解しや
すいように本実施例としたが、節水や省エネの観点から
はオーバーフロー水も回収して循環▲ろ▼過することが
望ましい。その場合はオーバーフロー水回収槽とポンプ
を設置し、プール水送出用送水配管8またはプール水供
給用配管10に合流させて▲ろ▼過装置3に供給するの
である。また、オーバーフロー水用の▲ろ▼過装置を別
に設けて飲料水を製造しても良く、特に限定されるもの
ではない。本実施例では砂層式▲ろ▼過装置を使用した
がこれも特に限定されるものではない。▲ろ▼過装置3
に原水を送るポンプ4にインバーター制御装置5が設置
されており、ポンプ4の回転数を制御することによっ
て、▲ろ▼過装置に送る水量を調節し、▲ろ▼過水量を
制御することができる。▲ろ▼過装置3によって▲ろ▼
過された▲ろ▼過水はプール水へ▲ろ▼過水を供給する
ためのプール水供給用送水配管10を介してプール本体
1に返送される。さらに、▲ろ▼過水は緊急災害時等に
バルブ14によりプール水供給用送水配管10から緊急
時給水用送水配管11へ切り替えて送水可能になってい
る。緊急時給水用送水配管11に出水された▲ろ▼過水
は、さらに生活用水供給用送水配管12と飲料水供給用
送水配管13にバルブ14によって切り替えて給水可能
になっている。飲料水供給用送水配管13には精密▲ろ
▼過装置の活性炭吸着塔6、膜▲ろ▼過装置7が設置さ
れている。生活用水供給用送水配管12からは生活用水
が供給され、精密▲ろ▼過装置によって▲ろ▼過された
▲ろ▼過水は飲料水供給用送水配管13より飲料水とし
て供給される。勿論同時に供給することも可能である。
精密▲ろ▼過装置は飲料水としての水質が得られる性能
があれば良いのであるから、装置の種類や構成は本実施
例に限定されるものではなく、1台の装置で構成するこ
とも可能である。滅菌器15は▲ろ▼過水をプール本体
1に供給する前や、生活用水や飲料水を供給する前等の
適所に設置され、ヘアキャッチャー16は▲ろ▼過装置
3の前に設置されている。滅菌器、ヘアキャッチャー、
バルブ等の設置場所や設置台数は、当然であるが本実施
例に限定されるものではなく、必要な位置に自由に設置
することができる。また、本実施例は排水用の出水管を
プール底部や▲ろ▼過装置底部に設けているが、これも
自由に設計できる。また、図示はしていないが、消防用
水用に消火栓へ供給する送水管を適宜プールに設置し、
また耐震性を向上させるためにプール本体と送水管の接
続部等に球形ゴム性フレキシブル継手を使用する等の耐
震処理を施すことが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明は特にプールを長期間使用しない
シーズンオフの時期に太陽光線遮断体によってプール水
上面を覆って太陽光線を遮ることにより藻類の発生や枯
れ葉や砂埃等のゴミの侵入を防止し、さらに、循環▲ろ
▼過装置をインバーター装置によって少ない▲ろ▼過水
量で作動させることにより、プール水を常時生活用水程
度の清潔な状態に保ち、いつでも即座に生活用水を適切
量供給することができる効果を奏する。また、循環▲ろ
▼過装置をごく僅かな消費電力で作動させることができ
るため省エネ効果が絶大である。さらに、本発明は、循
環▲ろ▼過装置循環装置によって▲ろ▼過された▲ろ▼
過水をさらに精密▲ろ▼過する精密▲ろ▼過装置を設置
しているため、緊急災害時に生活用水程度の水質に保た
れているプール水を清浄化し飲料水として供給すること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の循環▲ろ▼過式プールを説明
するシステム図である。
【符号の説明】
1 プール本体 2 太陽光線遮断体 3 ▲ろ▼過装置 4 ポンプ 5 インバーター制御装置 6 活性炭吸着塔 7 膜▲ろ▼過装置 8 プール水送出用送水配管 9 オーバーフロー水排水配管 10 プール水供給用送水配管 11 緊急時給水用送水配管 12 生活用水供給用送水配管 13 飲料水供給用送水配管 14 バルブ 15 滅菌器 16 ヘアキャッチャー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プール水を回収して循環▲ろ▼過装置に
    より▲ろ▼過し、▲ろ▼過水をプールに返送する循環▲
    ろ▼過式プールにおいて、プールサイドとほぼ同じ高さ
    の位置にプールの水面を覆って太陽光線を遮断する太陽
    光線遮断体を取り外し自在に配設したことを特徴とする
    循環▲ろ▼過式プール。
  2. 【請求項2】 循環▲ろ▼過装置にプールから取り出し
    た水を▲ろ▼過して再利用するため▲ろ▼過水をプール
    に返送するプール水供給用送水配管と緊急時に▲ろ▼過
    水を▲ろ▼過して外部に供給する緊急給水用送水配管の
    2系統の配管を配設した、請求項1に記載された循環▲
    ろ▼過式プール。
  3. 【請求項3】 緊急時給水用送水配管を生活用水給水用
    送水配管と飲料水給水用送水配管の2系統の配管を配設
    し、飲料水給水用送水配管には精密▲ろ▼過装置を設置
    した、請求項1または2に記載された循環▲ろ▼過式プ
    ール。
  4. 【請求項4】 精密▲ろ▼過装置が活性炭吸着塔と膜▲
    ろ▼過装置とからなる、請求項3に記載された循環▲ろ
    ▼過式プール。
  5. 【請求項5】 オーバーフロー水を別に▲ろ▼過する第
    2循環▲ろ▼過装置を設け、該第2循環▲ろ▼過装置の
    入水側にオーバーフロー水回収用配管のほかにプール底
    部と接続するプール水給水用送水配管を配設し出水側に
    緊急時給水用送水配管を配設した、請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載された循環▲ろ▼過式プール。
  6. 【請求項6】 循環▲ろ▼過装置のボンプの回転数を制
    御するインバーター制御装置を設置した、請求項1ない
    し5のいずれか1項に記載された循環▲ろ▼過式プー
    ル。
  7. 【請求項7】 プールが屋外式のプールである、請求項
    1ないし5のいずれか1項に記載された循環▲ろ▼過式
    プール。
  8. 【請求項8】 プール水を回収して循環▲ろ▼過装置に
    より▲ろ▼過し、▲ろ▼過水をプールに供給する循環▲
    ろ▼過方法において、プールの長期の非使用時にはプー
    ルの水面を太陽光線遮断体で覆い、かつインバーター制
    御装置により循環▲ろ▼過装置のボンプの回転数を通常
    時の60%以下にして循環▲ろ▼過を行い、プール水を
    生活用水程度の水質に維持することを特徴とするプール
    水循環▲ろ▼過方法。
JP6696896A 1996-02-19 1996-02-19 循環▲ろ▼過式プールおよびプール水循環▲ろ▼過方法 Pending JPH09221926A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006316425A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Shimizu Corp 浮力を利用した免震構造
CN110094081A (zh) * 2018-01-29 2019-08-06 天津金海天精密模具股份有限公司 一种多功能游泳池

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