JPH09220278A - 環境及び健康改善用気体と該気体の製造方法並びに該気体利用の環境及び健康改善用装置 - Google Patents

環境及び健康改善用気体と該気体の製造方法並びに該気体利用の環境及び健康改善用装置

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JPH09220278A
JPH09220278A JP8053749A JP5374996A JPH09220278A JP H09220278 A JPH09220278 A JP H09220278A JP 8053749 A JP8053749 A JP 8053749A JP 5374996 A JP5374996 A JP 5374996A JP H09220278 A JPH09220278 A JP H09220278A
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希能 澤口
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能一 澤口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰イオンと動・植物由来揮発成分と
を組み合わせて用いる事により、その素材単独では見ら
れなかった顕著な殺菌・抗菌作用、消臭効果等を発揮さ
せる事が出来る環境及び健康改善用気体を提供するにあ
る。 【解決手段】 陰イオンと動・植物由来揮発成分と
をその有効成分として含有する事を特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰イオンと動・植物精
油等から揮発した揮発成分、あるいはこれらとオゾンと
の相乗効果によって住環境や健康の大幅な改善を図るこ
とができる環境及び健康改善用気体と該気体の効果的な
製造方法並びに該気体を利用した環境及び健康改善装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から植物精油、例えば桧の精油には
殺菌効果や精神の沈静作用がある事が知られている。ま
た、陰イオンには、例えばイライラの解消や頭痛、肩凝
り、不眠症などの解消に効果がある事が知られている。
換言すれば、陰イオン濃度の小さい大気を呼吸している
とイライラの解消や頭痛、肩凝り、不眠症などのストレ
スに襲われることになる。一般的な陰イオン濃度は、7
00〜1000個/cm3であるのに対して、大阪梅田周辺
の空気の陰イオン濃度は約130個/cm3、新宿周辺の空
気の陰イオン濃度は約60個/cm3、名古屋地下鉄周辺の
空気の陰イオン濃度は約120個/cm3であるのに対し
て、道後温泉周辺の空気の陰イオン濃度は約2,200
個/cm3、鳴子温泉周辺の空気の陰イオン濃度は約1,3
00個/cm3であり、都会の空気は陰イオン濃度が著しく
欠乏している。また、オゾンにはその酸化力による殺菌
作用がある事が知られている。
【0003】さて、陰イオンは一般的には2.5kV以
上の高電圧によりコロナ放電を空気中で生じさせて生成
するため、同時にオゾンも発生する事になる。オゾン
は、非常にラジカルであるため前述のように優れた殺菌
力を有するものの過剰に存在すると人体を酸化させ、パ
ーオキサイドを生成して老化や癌等の疾病の原因となり
有害であるが、適度に存在する場合には、空気中の浮遊
細菌の殺菌効果や人体の代謝促進などによるストレス解
消効果があり、現在では、機械排出安全基準では0.0
6ppm以下にするように求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はその効能が従
来からよく知られている素材を組み合わせて用い、従来
の素材には見られなかった顕著なアロマテラピー効果や
殺菌・抗菌作用、消臭効果等を発揮させる事が出来る環
境及び健康改善用気体と該気体を利用した環境及び健康
改善装置の開発にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】《請求項1》の環境及び
健康改善用気体(5)は『陰イオンと動・植物由来揮発成
分とをその有効成分として含有する』事を特徴とするも
のであり、《請求項2》の環境及び健康改善用気体(5)
は《請求項1》の該改善気体に『オゾン』を付加したも
ので、『陰イオンと動・植物由来揮発成分とオゾンとを
その有効成分として含有する』事を特徴とする。
【0006】『陰イオン』とは、大気の電気的状態がマ
イナスに傾いた状態で、大気中でコロナ放電を発生させ
た場合には、主としてその時に生じるマイナスイオン化
された酸素分子である。『陰イオン』は人体に対して様
々な健康上の効果(イライラ、頭痛、肩凝り、不眠症、
ミスの防止「軍用機のパイロットの集中力増強」、ノイ
ローゼ、肉体疲労、眼精疲労、神経痛、しびれ、動・植
物の飼育における成長促進効果向上、ほこり中の細菌の
減少など)が確認されている。図中、陰イオンを『−を
〇で囲ったもの』で表す。また、コロナ放電の場合には
同時にコロナ放電の放電エネルギにより酸素の一部が化
学変化してオゾンになる。オゾンは極めて酸化力が高
く、空気中の悪臭成分、特に有機物の腐敗臭の酸化分解
に優れているし、殺菌能力も高い。図中、オゾンを『O
3』で示す。陰イオンもオゾンもタバコ臭の消臭はでき
ない。
【0007】『植物由来揮発成分』は《請求項3》に示
すように、『植物精油等の揮発成分』で、例えば、ラベ
ンダ、ユーカリ、ユズ、桧、乳香(ゴムヤニ)、没薬、
月桂樹、サルビア、マンネンロウ、エルダー、ローズ、
ジャスミン等の有香性又は無香性のアロマテラピー用成
分を含む主として天然植物を水或いは含水アルコール
で低温抽出したものや有機溶剤で抽出したもの、水
蒸気蒸留抽出したもの、液化ガスにて抽出したもの、
臨界抽出によるもの、或いはこれらの合成物に含ま
れる揮発成分である。
【0008】『動物由来揮発成分』は《請求項4》に示
すように『動物の分泌物の揮発成分』で、例えば麝香鹿
の分泌物である麝香(ムスク香料)、霊猫の分泌物であ
るシベット(霊猫香)、ビーバの分泌物であるカストリ
ウム(海狸香)、マッコウ鯨の分泌物(マッコウ鯨の腸
や胃に存在する一種の結石)であるアンバーグリス(竜
涎香)などであり、これらを前記〜に示した方法に
よって抽出した物に含まれる揮発成分又はその合成物
(麝香の合成物としては、ムスコンが挙げられ、炭素1
5の大環状ケトン化合物でメチル基が1つある。)に含
まれる揮発成分である。
【0009】また、『動・植物由来揮発成分』の他に
は、《請求項5》に示す『琥珀抽出物の揮発成分』や
『乳酸菌抽出物の揮発成分』又はその合成物などがあ
る。『琥珀抽出物』とは、『琥珀』の削りかすやその粉
末を有機溶剤や水蒸気蒸留して得た低沸点の抽出物や、
外部エネルギ(加熱、電磁波、超音波等)を与えて熔融
した後に冷却して取り出した抽出物に含まれる揮発成分
である。
【0010】《作 用》空気中に『陰イオン』と前記各
種『揮発成分』とが存在する場合、陰イオンから揮発成
分である微粒子は電子をもらってマイナスに帯電し、マ
イナス帯電微粒子となる。これが室内に浮遊している浮
遊細菌や悪臭微粒子を積極的に吸着・凝集し、揮発成分
微粒子の殺菌作用や消臭作用が細菌や悪臭成分に直接作
用して即効且つ効果的な殺菌や消臭を図ることになる。
また、同様にオゾンが過剰に存在する場合、過剰オゾン
を積極的に吸着・凝集し、揮発成分微粒子がオゾンによ
って酸化されることによりオゾン濃度を適性値以下に下
げる。その結果、オゾン濃度の適性化が図られる他、残
留陰イオン濃度が高い場合には人体のストレスを緩和さ
せ運動能力の持続力を著しく高めることが出来る。な
お、《請求項2、6、8》に示すようにオゾンが適性量
だけ並存する場合には殺菌作用が更に向上する。
【0011】『請求項9』は環境及び健康改善用気体
(5)の効果的な製造方法に関し『請求項1〜8に記載の
揮発成分を陰イオン発生手段(1)の電極(1a)(1b)近傍を
通過させる』事を特徴とする。
【0012】これによれば、針陰電極(1a)から飛び出し
た電子の大半は、その周囲にリッチに存在している揮発
成分粒子と結び付きやすく、より多くの揮発成分粒子を
マイナスに帯電させる事ができ、環境及び健康改善用気
体(5)をより効果的に大量に製造する事ができる。この
場合、図1のように陰イオン発生手段(1)の電極(1a)(1
b)を一対とせず、図2のように複数対にしてその周囲に
揮発成分を流通させたり、或いは図3、4に示すように
筒状陽電極(1b)内に周囲に放射状に針電極が突出してい
る陰電極(1a)を用い、筒状陽電極(1b)内を通過させたり
する方がより好ましい。図の実施例では単電極のものを
代表して示すが、勿論これに限られず、陰イオンを発生
させることができるものは全て含まれる。
【0013】《請求項10》は該改善用気体を利用した
環境及び健康改善装置(A)の第1実施例[=空気清浄器
(A1a)(A1b)]で『陰イオン発生手段(1)と、請求項1〜
8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段(2)で構成さ
れ、請求項1〜6のいずれかに記載の環境及び健康改善
用気体(5)を放出する』事を特徴とする。(図5、6参
照) 《請求項11》は基本的には《請求項10》に『空気循
環手段(3)』を付加した空気清浄器(A2a)(Aab)]で『陰
イオン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれかに記載
の揮発成分の揮発手段(2)と、空気循環手段(3)とで構成
され、装置本体(B)内に外気(4)を取り入れ、請求項1〜
6のいずれかに記載の環境及び健康改善用気体(5)を放
出する』事を特徴とする。(図7、8参照)
【0014】ここで、『陰イオン発生手段(1)』とは、
例えば、針陰電極(1a)と平板状陽極(1b)とを設け、両極
(1a)(1b)間に低電流の直流高電圧(3kV〜8kV 2
μA)を印加し、針陰電極(1a)から平板状陽極(1b)に向
かって大量の電子(e)を超高速で飛び出させる、いわゆ
るコロナ放電を生じさせ、周囲の空気の電気的状態をマ
イナス側に傾いた状態にする装置(図1〜3参照)であ
り、その他、陰イオンを発生させる事ができるようなも
のは全て含まれる。前述のように針陰電極(1a)の形状や
本数は限定されない。『揮発手段(2)』とは、基本的に
は有口の揮発成分収納容器のようなもので、その開口部
から揮発成分が放散して行く。勿論、加熱手段や超音波
発振手段を設けて積極的に揮発させるようにしてもよ
い。『空気循環手段(3)』には、例えばファンのような
ものや蒸気を利用した対流方式のものなどがあり、装置
本体(B)内に組み込まれており、装置本体(B)の前面の流
入口(7)から吸い込まれた空気を、装置本体(B)の上面の
排出口(8)から吹き出し、積極的に改善用空気(5)を周囲
雰囲気に拡散させるためのもので、必ずしも必要でな
く、陰イオンのイオン反発や自然対流により改善用空気
(5)は自然拡散する。
【0015】空気清浄器(A1a)では、装置本体(B)の流入
口(7)の背方に揮発手段(2)が設置され、更にその後方に
陰イオン発生手段(1)が設置されている。流入口(7)から
装置本体(B)内に入った流入空気(4)は、揮発手段(2)か
ら揮発した揮発成分と混じり合って後置されている陰イ
オン発生手段(1)の電極(1a)(1b)間を通過して、マイナ
スに帯電して改善用空気(5)となり、自然対流にて排出
口(8)から室内に流出する。(図5参照) この場合の陰イオン発生手段(1)及び揮発手段(2)の配置
関係は、揮発手段(2)の方が陰イオン発生手段(1)より前
に設置されているが、勿論これに限られず揮発手段(2)
と陰イオン発生手段(1)とを逆に設置してもよい。(図
6参照) なお、陰イオン発生手段(1)と揮発手段(2)の配置関係に
おいて、前述のように『揮発成分を、電極(1a)(1b)間を
通過させる』のが最も効率的であり、本明細書を通じて
明示しない場合でも、すべての場合において『揮発成分
を、電極(1a)(1b)間を通過させる』場合があるものとす
る。
【0016】空気清浄器(A2a)(A2b)は、強制対流方式で
あるので、装置本体(B)の流入口(7)の背方にプレフィル
タ(P)、メインフィルタ(M)が設置されており、流入空気
(4)の粗大塵埃をプレフィルタ(P)で、微細塵埃をメイン
フィルタ(M)で濾過する。メインフィルタ(M)の背後には
ファンのような空気循環手段(3)と陰イオン発生手段(1)
及び揮発手段(2)が設置されている。陰イオン発生手段
(1)及び揮発手段(2)の配置関係は、図7の空気清浄器(A
2a)の場合は、揮発手段(2)が陰イオン発生手段(1)の前
に設置されている場合であり、前述のように揮発成分が
電極(1a)(1b)間を通過し、両者が混じり合って吹き出さ
れるものであり、図8の空気清浄器(A2b)は、陰イオン
発生手段(1)が先に、揮発手段(2)が後に設置され、本装
置(A1c)の排出口(8)近傍で両者が混じり合って吹き出さ
れるものであり、排出口(8)近傍で両者が混じり合って
吹き出されるものである。尚、オゾン濃度に関しては、
後述の実験データから揮発手段(2)を陰イオン発生手段
(1)の前に設置し、揮発成分(実施例では精油蒸気)を
陰イオン側に前から供給した方が、陰イオンを前から揮
発成分(実施例では精油蒸気)側に供給する場合より好
ましい。
【0017】ここで、空気清浄器(A1a)〜(A2b)おける陰
イオンと揮発成分の相乗効果は前述のとおりである。ま
ず、前記陰イオン発生手段(1)を作動させるとコロナ放
電により陰イオン発生手段(1)の周囲の空気(特に、酸
素分子)をマイナスイオン化する。このマイナスイオン
化された酸素分子、即ち、陰イオンの多くは、装置本体
(B)内のその近傍に大量に浮遊している揮発成分微粒子
や微粒塵埃に電子を与え、マイナスの静電気を微粒子に
帯びさせる。
【0018】また、同時に過剰に発生したオゾンのある
ものは、マイナス帯電揮発成分微粒子に吸着してこれを
酸化し、安定な酸素分子に変わりオゾン濃度を下げる。
そして残りの陰イオン、オゾン、マイナス帯電揮発成分
微粒子、その他の帯電微粒子は、空気循環手段(3)によ
って排出口(8)から室内の空気中に放散される。大量に
室内に放散されたこのマイナス帯電揮発成分微粒子は室
内に浮遊している浮遊細菌や悪臭微粒子を積極的に吸着
・凝集し、揮発成分微粒子による殺菌作用や消臭作用を
発揮する。また、残留陰イオンは室内にいる人に作用し
てストレスを効果的に発散させる。残留オゾンは、空気
中の浮遊細菌や悪臭微粒子と結び付いてこれらを酸化分
解や殺菌作用を発揮する。このようにして、本装置(A1
a)〜(A2b)の排出口(8)から室内に放出される改善用空気
(5)の前述の作用により、室内の殺菌と消臭や人体のス
トレス解消を従来にない優れた効果で達成する。
【0019】《請求項12》は環境及び健康改善装置
(A)の第2実施例の一例[=加湿器(A3a)(A3b)]で『陰
イオン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれかに記載
の揮発成分含有材(K)を混入した水(6a)を蒸発させる加
湿手段(6)とで構成され、請求項1〜8のいずれか記載
の環境及び健康改善用気体(5)を含有する加湿用蒸気を
自然対流で排出口(8)から周囲雰囲気に放出する』事を
特徴とするものである。(図9、10参照) これに対して《請求項13》は《請求項12》に『空気
循環手段(3)』を付加したもの[=加湿器(A4a)(A4b)]
で『陰イオン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれか
に記載の揮発成分含有材(K)を混入した水(6a)を蒸発さ
せる加湿手段(6)と、空気循環手段(3)とで構成され、装
置本体(B)内に外気を取り入れ、請求項1〜8のいずれ
か記載の環境及び健康改善用気体(5)を含有する加湿用
蒸気を排出口(8)から周囲雰囲気に放出する』事を特徴
とするものである。(図11、12参照) この場合はいずれも『加湿手段(6)にて揮発成分含有材
(K)を混入した水(6a')を直接蒸発させる方式』である。
図中、蒸気を小さい白丸で示す。
【0020】ここで、『揮発成分含有材(K)』とは、例
えば前記揮発用成分を含む液体、例えば精油や、その他
精油などを含有する固体素材、揮発成分を閉じ込めたマ
イクロカプセル、吸着体に揮発成分を吸着させたものな
どを言う。
【0021】加湿器(A3a)〜(A4b)では、陰イオン発生手
段(1)が加湿手段(6)の前に設置されていて、陰イオンと
揮発成分含有水蒸気とが排出口(8)近傍で混じり合って
吹き出される場合と、陰イオン発生手段(1)が加湿手段
(6)の後に設置されていて、陰イオンと揮発成分含有水
蒸気とが排出口(8)近傍で混じり合って吹き出される場
合とがある。
【0022】《請求項14》は環境及び健康改善装置
(A)の第2実施例の他の例[=加湿器(A5a)(A5b)]で
『陰イオン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれかに
記載の揮発成分の揮発手段(2)と、水を蒸発させる加湿
手段(6)とで構成され、請求項1〜8のいずれか記載の
環境及び健康改善用気体(5)を含む加湿用蒸気を排出口
(8)から周囲雰囲気に自然循環で放出する』事を特徴と
する。(図13、14参照) 《請求項15》は《請求項14》に『空気循環手段
(3)』を付加したもので[=加湿器(A6a)(A6b)]で『陰
イオン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれかに記載
の揮発成分の揮発手段(2)と、水を蒸発させる加湿手段
(6)と、空気循環手段(3)とで構成され、装置内に外気
(4)を取り入れ、請求項1〜8のいずれか記載の環境及
び健康改善用気体(5)を含む加湿用蒸気を強制的に放出
する』事を特徴とする。(図15、16参照)
【0023】図13、図14では、陰イオン発生手段
(1)と揮発手段(2)とを加湿手段(6)の後ろに置き、加湿
手段(6)から発生した蒸気を陰イオン発生手段(1)と揮発
手段(2)側に送り込み、陰イオン・揮発成分含有空気と
水蒸気との混合気体を室内に自然循環で放出させる場合
で、図13は陰イオン発生手段(1)が揮発手段(2)の前に
配置されており、図14はその逆の場合である。図1
5、図16は、図13、図14を強制排気する場合で、
プレフィルタ(P)、メインフィルタ(M)、空気循環手段
(3)がそれぞれ設置されている。
【0024】図17、18は陰イオン発生手段(1)、揮
発手段(2)、空気循環手段(3)、加湿手段(6)或いは揮発
手段(2)、陰イオン発生手段(1)、空気循環手段(3)、加
湿手段(6)という順序で設置され、陰イオン含有空気と
揮発成分の混合気体が空気循環手段(3)によりノズル(3
a)を介して加湿手段(6)の水内に放出され、前記混合気
体が泡となって上昇し、前記水から発生した水蒸気と、
水面で弾けた泡内の混合気体とが混じり合って室内に放
出される場合である。また、加湿手段(6)は、超音波を
利用する場合や電熱ヒータを利用する場合、上から下に
向けて水を滴下する場合、噴霧する場合などがあり、要
するに装置本体(B)内で水蒸気を発生できればよくその
方法は特に限定されない。
【0025】《作 用》この場合は、空気清浄器(A1a)
(A1c)(A1d)の場合に水蒸気が加わっただけであり、その
作用は基本的には同じである。加湿器(A3a)〜(A7b)はい
ずれの場合でも水分が付着して雑菌が繁殖しやすいもの
であるが、その加湿器(A3a)〜(A7b)を、その殺菌作用に
より長時間清浄に保つと同時に、湿気と共に放出される
環境及び健康改善用空気(5)の作用により、従来にない
優れた効果で室内の殺菌と消臭作用や人体のストレス発
散作用を発揮する。
【0026】《請求項16》は該環境及び健康改善装置
(A)の第3実施例[=入浴装置(A8a)(A8b)]で『陰イオ
ン発生手段(1)と、請求項1〜8のいずれかに記載の揮
発成分含有材(K)が混入された浴槽(10)と、陰イオン含
有空気を浴槽(10)内に供給される空気供給手段(11)とで
構成された』事を特徴とする。
【0027】本入浴装置(A8a)(A8b)は、例えば浴槽(10)
と、浴槽(10)のコーナ部に設置される浴湯循環装置(C)
とで構成されており、浴湯循環装置(C)は、大別して浴
湯循環部(c1)と本発明の改善気体吹込部(c2)とに別れ、
浴湯循環装置(C)に空気供給手段(11)が組み込まれてい
る。浴湯循環装置(C)は、一般的に使用されている浴湯
吸込筒部(12)、ヒータ(13)、フィルタ槽(14)、循環ポン
プ(15)並びに噴射ホース(16)とで構成されており、浴湯
中にその先端部分が浸漬された浴湯吸込筒部(12)から浴
槽(10)内の浴湯を吸い上げ、ヒータ(13)で適温に加熱し
てから負圧下で、オーバーフロー(又はフィルタ槽(14)
の水透過性壁を通過させる事)によりフィルタ槽(14)に
浴湯を流入させ、浴湯中のゴミや各種汚れを濾過する。
浴湯の循環は循環ポンプ(15)によって行われ、フィルタ
槽(14)の底部から強制的に吸引された清浄浴湯は循環ポ
ンプ(15)によって噴射ホース(16)から浴湯内に噴出され
るようになっている。
【0028】一方、改善気体吹込部(c2)は、プレフィル
タ(P)、メインフィルタ(M)、陰イオン発生手段(1)並び
にエアホース(17)並びに必要に応じて設置される加圧式
エアーポンプ(18)及び揮発手段(2)とで構成されてい
る。改善気体吹込部(c2)の流入口(7)にはプレフィルタ
(P)とメインフィルタ(M)とが設置されており、前述同様
微細塵埃、粗大塵埃とを濾過する。図19、21、22
の場合、改善気体吹込部(c2)の流入口(7)が浴槽(10)の
外に開口しており、図20、23が浴槽(10)内に開口し
ている場合である。また、図19、20は浴湯内に『揮
発成分含有材(K)』が投入されている場合であり、『揮
発手段(2)』は設けられない。これに対して図21、2
2、23は『揮発手段(2)』が設けられる場合で、この
場合も『揮発手段(2)』と『陰イオン発生手段(1)』とが
前後して設けられる。その作用効果は前述の通りであ
る。更に、図の実施例では全て加圧式エアーポンプ(18)
が設置されてエアーホース(17)から噴射ホース(16)中に
強制的にエアーが圧入されるようになっているが、勿論
これに限られず、加圧式エアーポンプ(18)を設置せず、
噴射ホース(16)から浴湯が強く吹き出される時の負圧を
利用してエアーホース(17)から噴射ホース(16)内にエア
ーを巻き込むようにしてもよい。『空気供給手段(11)』
は、改善気体吹込部(c2)の流入口(7)からエアホース(1
7)に至る一連の空気流入路である。
【0029】『揮発成分含有材(K)』は前述のようなも
ので、図19、20の場合は浴槽(10)内の浴湯に直接こ
れらの揮発成分含有材(K)が混入され、浴湯に揮発成分
含有材(K)の可溶成分が溶け出し、可溶成分に含まれて
いる揮発成分の一部が浴湯表面から空中に放散して揮発
成分を含む空気とする。
【0030】《作 用》図19、20の場合、改善気体
吹込部(c2)において、加圧式エアーポンプ(18)を作動さ
せると(又は、循環ポンプ(15)の作動による負圧効果に
よって)、プレフィルタ(P)、メインフィルタ(M)によっ
て各種塵埃が除去され、清浄空気が吸い込まれる事にな
る。 陰イオン発生手段(1)から発生した陰イオンは、
空気の流れとともにエアホース(17)内を流れ、噴射ホー
ス(16)の先端で合流して循環湯内に陰イオン含有空気を
吹き込み、噴射ホース(16)の先端から泡入り循環湯を浴
槽(10)内に吹き出す。
【0031】浴湯内には前述のように揮発成分が溶け込
んでおり、湯面からもその揮発成分が立ちのぼってい
る。一方、浴湯内に流入した陰イオンの一部は浴湯内の
揮発成分と相乗作用を発揮して、クラスタの微細化をお
こない、水の入浴者への浸透を助ける。また、泡内の陰
イオンは、泡が浴湯の表面で弾けることにより、湯面上
の空間に放出され、湯面から立ちのぼっている揮発成分
と相互作用を生じて、殺菌作用や消臭作用を発揮する
し、残留陰イオンは入浴中の人に作用してストレスを効
果的に発散させる。残留オゾンは、浴湯中の浮遊細菌や
悪臭微粒子と結び付いてこれらを酸化分解や殺菌作用を
発揮するし、空気中に放散されたものは空気中の浮遊細
菌の殺菌や悪臭微粒子の消臭を行う。
【0032】《請求項17》は《請求項16》に『揮発
手段(2)』を付加した環境及び健康改善装置[=入浴装
置(A9a)(A9b)(A9c)(A9d)]で『陰イオン発生手段(1)
と、請求項1〜8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手
段(2)と、浴槽(10)と、請求項1〜8のいずれか記載し
た環境及び健康改善用空気を浴槽(10)内に吹き込む空気
吹込手段(11)とで構成された』事を特徴とする。
【0033】前述と同様の効果を奏するものであるが、
揮発成分と陰イオンを含む空気とが浴槽(10)に吹き込ま
れる前に事前に混合され、浴槽(10)の浴湯内に供給され
る。この場合でも、揮発手段(2)と陰イオン発生手段(1)
のいずれか一方が前置され、他が後置される場合と、気
体吹込部(c2)の流入口(7)が外部に開口している場合
と、浴槽(10)内に開口している場合とがある。
【0034】《請求項18》は『空気吹込手段(11)の流
入口(7)が、浴槽(10)内に向けて開口している』事を特
徴とするもので、この場合は、温水の湯気が吸い込まれ
て循環することになり、外気(4)を浴槽(10)外から吸引
する場合に比べて熱ロスや温水から放散した揮発成分や
陰イオンが再循環し、これらの効率的な使用が可能とな
る。(図20、23、24参照)
【0035】
【実施例】陰イオン発生手段(1)に前記植物精油の蒸気
を作用させた場合のオゾン軽減効果を表1に示す。陰イ
オン発生手段(1)は(直流高電圧5kV 2μA)のも
のを使用した。 《表 1》 精油蒸気を陰イオン発生 精油蒸気を陰イオン発生 無処理 装置の前から添加した時 装置の後に添加した時 ラベンダ油 0.127 0.021 0.056 ユーカリ油 0.152 0.026 0.046 ユズ油 0.136 0.008 0.014 桧油、 0.118 0.017 0.039 琥珀抽出物 0.114 0.032 0.057 乳酸菌発酵 0.122 0.024 0.038 抽出物 いずれも単位はppm 『無処理』は陰イオン発生手段(1)を(直流高電圧5k
V 2μA)で作動させた場合の出口のオゾン濃度で、
大略、0.12ppm程度である。『精油蒸気を陰イオ
ン発生手段(1)の前から添加した時』とは、精油蒸気を
発生させる揮発手段(2)を陰イオン発生手段(1)の前に設
置して精油蒸気を陰イオン発生手段(1)に向かって流入
させる場合である。『精油蒸気を陰イオン発生手段(1)
の後に添加した時』とは、陰イオン発生手段(1)の後に
揮発手段(2)を設置して陰イオンを含む空気を揮発手段
(2)側に流入させた場合である。
【0036】これによれば、植物精油の蒸気を陰イオン
発生手段(1)に供給した場合及び陰イオン発生手段(1)か
ら出た陰イオン含有空気に植物精油の蒸気を混入する事
により、基準値(0.06ppm)の2倍のオゾン濃度
を呈していた『無処理』の場合に比べて、いずれの場合
も基準値を大幅に下まわる結果が得られた。ただ、テス
ト結果から見て、精油蒸気を陰イオン発生手段に前から
供給して電極(1a)(1b)の近傍を通過させた場合(以下の
実験でも電極(1a)(1b)に接触させる点は同じ)の方が、
陰イオン発生手段から出た陰イオン含有空気に蒸気を混
入する場合よりもより効果的である。
【0037】次に、殺菌・抗菌効果についての実験につ
いて説明する。使用精油は、ラベンダ油、ユーカリ油、
ユズ油、桧油、琥珀抽出物、乳酸菌発酵抽出物で、50
3のテストルームを使用し、前記精油を1時間当たり
0.03ml/m3で蒸散した。該テストルームには陰イ
オン濃度が1,000〜1,500個/mlとなるように
陰イオン発生手段を約2μA、4kVを基準に電圧調節
した。陰イオン発生手段の排出口のオゾン濃度は約0.
1ppmであった。陰イオンと植物精油蒸気の殺菌・抗
菌に対する相乗効果を見るために使用した菌はE・co
li(イー・コーライ 大腸菌)とA・niger(エ
ー・ニガー 黒黴)である。テスト結果を表2に示す。 《表 2》 初発落下 蒸気を陰イオン発生 陰イオ 生菌数 精油のみの場合 装置の前から添加した時 ンのみ ラベンダ油 381 ◎ 187 ◎ 12 −−− ユーカリ油 353 ◎ 208 ◎ 7 −−− ユズ油 390 417 ◎ 28 −−− 桧油、 325 ◎ 92 ◎ 3 −−− 琥珀抽出物 338 306 ◎ 15 −−− 乳酸菌発酵 362 385 ◎ 32 −−−抽出物 陰イオン+随伴 オゾン0.12ppm 384 ◎ 124 これによれば、精油単独でもいわゆる森林浴効果といわ
れる殺菌作用があるラベンダ油、ユーカリ油、桧油など
には従来から言われているように若干の殺菌作用が認め
られる。また、陰イオンのみの場合(コロナ放電による
陰イオン発生であるので、オゾンが0.12ppm程度
随伴した。)も1/3程度の殺菌作用を示すが、精油蒸
気と陰イオンの混合気体ではいずれの精油の場合でも両
者が相乗して1/10〜1/100と高い殺菌作用を生じ
ており、動・植物精油類が陰イオン化された場合にその
作用効果が強化されているものと推定される。
【0038】次に、消臭効果についての実験について説
明する。本実験ではパネリスト8名を使い、アンモニ
ア、トリメチルアミン、硫化水素、メチルメルカプタ
ン、煙草臭について行った。使用精油は、ラベンダ油
で、前述同様、50m3のテストルームを使用し、前記
精油を1時間当たり0.03ml/m3で蒸散した。該テ
ストルームには陰イオン濃度が約1,000〜1,500
個/mlとなるように陰イオン発生手段を約2μA、4
kVを基準に電圧調節した。陰イオン発生手段の排出口
のオゾン濃度は約0.1ppmであった。テスト結果を
表3に示す。テストはラベンダ精油の蒸散後、10分経
過してから行った。 《表 3》 精油のみ 蒸気を陰イオン発生 陰イオ 無処理 の場合 装置の前から添加した時 ンのみ アンモニア 4 3 ◎ 0 3 トリメチルアミン 5 4 ◎ 1 3 硫化水素 5 4 ◎ 1 3 メチルメルカプタン 5 4 ◎ 2 4 煙草臭 5 4 ◎ 1 3
【0039】ユズ精油の場合を表4に示す。 《表 4》 精油のみ 蒸気を陰イオン発生 陰イオ 無処理 の場合 装置の前から添加した時 ンのみ アンモニア 4 3 ◎ 1 3 トリメチルアミン 5 5 ◎ 2 3 硫化水素 5 5 ◎ 1 3 メチルメルカプタン 5 5 ◎ 2 4 煙草臭 5 4 ◎ 2 5 0:無臭 1:やっと臭いが感知できる程度 2:何の臭いかが分かる程度 3:明らかに何の臭いかが判断出来る程度 4:強い臭いとして感じられる程度 5:強烈な臭いとして感じられる程度 これによれば、ラベンダ、ユズ精油のみの場合、陰イオ
ンのみの場合には若干の消臭効果がえられるが、ラベン
ダ、ユズ精油蒸気と陰イオンの混合気体の場合にはその
相乗効果が顕著に認められる。なお、他の揮発成分につ
いても同様の点が類推できる。
【0040】水溺ストレス方法(後足に15gの重錘を
つけた状態でマウスを泳がせ、5回マウスの頭が水中に
没するまでの水泳時間)による精油蒸気と陰イオンの相
乗効果によるストレス解消テストの結果を表5に示す。
使用マウスはddYs系マウス(ディー・ディー・ワイ
・エス系マウス)で10匹による平均値をとった。 《表 5》 蒸気を陰イオン発生 陰イオ 精油のみの場合 装置の前から添加した時 ンのみ 無処置 ラベンダ油 4:08 ○ 4:52 −−− ユーカリ油 4:15 ◎ 6:12 −−− ユズ油 4:35 ◎ 6:08 −−− 桧油 4:12 ◎ 5:23 −−− 琥珀抽出物 3:32 ◎ 5:16 −−− 乳酸菌発 3:18 ○ 4:31 −−− 酵抽出物 3:37 3:16 これによれば、無処置の場合と比較して、精油のみの場
合ではストレスが若干解消されて水泳時間が若干伸びる
が、精油蒸気と陰イオンの混合気体を含む空気を呼吸し
た場合のストレス解消によると思われる体力維持効果は
顕著であって水泳時間が1分程度延長した。琥珀抽出物
や乳酸菌発酵抽出物のみの場合ではストレス解消効果は
なかった。
【0041】NMR(=液体のブラウン運動の振動数を
測定する装置で、周波数が低いほど水のクラスタが小さ
い。水では50Hzが最小値)によるクラスタの低下効
果にたいての実験を表6に示す。 《表 6》 蒸気を陰イオン発生 精油のみの場合 装置の前から添加した時 ラベンダ油 93.6Hz ◎ 84.3 ユーカリ油 93.3 ◎ 85.6 ユズ油 94.2 ◎ 86.6 桧油 93.2 ◎ 84.1 琥珀抽出物 92.5 ◎ 80.2 乳酸菌発 94.1 ◎ 79.5 酵抽出物 陰イオンのみ 92.2 −−− オゾン0.06ppmのみ 92.8 −−− 無処理 94.8 −−− これによれば、無処置の場合と比較して、精油のみ、陰
イオンのみ、オゾンのみ場合ではわずかにクラスタが小
さくなっている事が観測されるが、両者を併用する事に
より、クラスタは顕著に小さくなっている事が分かる。
【0042】
【発明の効果】本発明の環境及び健康改善用気体は、陰
イオンと動・植物由来揮発成分とをその有効成分として
含有するので、陰イオンから電子をもらってマイナスに
帯電した揮発成分微粒子は、室内に浮遊している浮遊細
菌や悪臭微粒子を積極的に吸着・凝集し、揮発成分微粒
子の殺菌作用や消臭作用が細菌や悪臭成分に直接作用し
て即効且つ効果的な殺菌や消臭を図ることができる。ま
た、オゾンが過剰に存在する場合には、過剰オゾンを積
極的に吸着・凝集し、揮発成分微粒子がオゾンによって
酸化されることによりオゾン濃度を適性値以下に下げる
事ができる。その結果、オゾン濃度の適性化が図られる
他、残留陰イオン濃度が高い場合には人体のストレスを
緩和させ運動能力の持続力を著しく高めることが出来
る。
【0043】改善用空気を効率良く作り出す方法として
は、電極近傍に直接揮発成分を供給してやる事がよい。
【0044】また、前記改善用空気を利用する環境及び
健康改善装置として気清浄器や加湿器があり、空気清浄
器から吹き出された陰イオンと揮発成分の相乗効果によ
り室内の浮遊細菌の殺菌や悪臭微粒子の消臭を行う事が
できる。
【0045】その他の環境及び健康改善装置として入浴
装置があり、浴湯中の陰イオンと揮発成分との相乗作用
によりクラスタの微細化が行われ、水の入浴者への浸透
を助け入湯効果を高め且つ浴湯の殺菌作用や消臭作用を
発揮する。また、湯面上の空間に放出された陰イオンと
湯面から立ちのぼっている揮発成分との相互作用によ
り、同様に殺菌作用や消臭作用を発揮するし、残留陰イ
オンは入浴中の人に作用してストレスを効果的に発散さ
せる。残留オゾンは、浴湯中の浮遊細菌や悪臭微粒子と
結び付いてこれらを酸化分解や殺菌作用を発揮するし、
空気中に放散されたものは空気中の浮遊細菌の殺菌や悪
臭微粒子の消臭を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置に使用する単電極型陰イオン発生装
置の概念図
【図2】本発明装置に使用する複数電極型陰イオン発生
装置の概念図
【図3】本発明装置に使用する放射状電極型陰イオン発
生装置の概念図
【図4】図3の電極の断面図
【図5】本発明の改善気体を利用する空気清浄器の第1
例の概略断面図
【図6】本発明の改善気体を利用する空気清浄器の第2
例の概略断面図
【図7】本発明の改善気体を利用する空気清浄器の第3
例の概略断面図
【図8】本発明の改善気体を利用する空気清浄器の第4
例の概略断面図
【図9】本発明の改善気体を利用する加湿器の第1例の
概略断面図
【図10】本発明の改善気体を利用する加湿器の第2例
の概略断面図
【図11】本発明の改善気体を利用する加湿器の第3例
の概略断面図
【図12】本発明の改善気体を利用する加湿器の第4例
の概略断面図
【図13】本発明の改善気体を利用する加湿器の第5例
の概略断面図
【図14】本発明の改善気体を利用する加湿器の第6例
の概略断面図
【図15】本発明の改善気体を利用する加湿器の第7例
の概略断面図
【図16】本発明の改善気体を利用する加湿器の第8例
の概略断面図
【図17】本発明の改善気体を利用する加湿器の第9例
の概略断面図
【図18】本発明の改善気体を利用する加湿器の第10
例の概略断面図
【図19】本発明の改善気体を利用する浴槽の第1例の
概略断面図
【図20】本発明の改善気体を利用する浴槽の第2例の
概略断面図
【図21】本発明の改善気体を利用する浴槽の第3例の
概略断面図
【図22】本発明の改善気体を利用する浴槽の第4例の
概略断面図
【図23】本発明の改善気体を利用する浴槽の第5例の
概略断面図
【図24】本発明の改善気体を利用する浴槽の第6例の
概略断面図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 環境及び健康改善用気体と該気体の
製造方法並びに該気体利用の環及び健康改善用装置
フロントページの続き (72)発明者 澤口 能一 東京都渋谷区代々木1丁目31番15号 株式 会社生薬高度利用研究所内 (72)発明者 中尾 和朗 東京都渋谷区代々木1丁目31番15号 株式 会社生薬高度利用研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰イオンと動・植物由来揮発成分
    とをその有効成分として含有する事を特徴とする環境及
    び健康改善用気体。
  2. 【請求項2】 陰イオンと動・植物由来揮発成分
    とオゾンとをその有効成分として含有する事を特徴とす
    る環境及び健康改善用気体。
  3. 【請求項3】 動・植物由来揮発成分が植物精油
    の揮発成分である事を特徴とする請求項1又は2に記載
    の環境及び健康改善用気体。
  4. 【請求項4】 動・植物由来揮発成分が動物の分
    泌物の揮発成分である事を特徴とする請求項1又は2に
    記載の環境及び健康改善用気体。
  5. 【請求項5】 陰イオンと琥珀抽出物の揮発成分
    とをその有効成分として含有する事を特徴とする環境及
    び健康改善用気体。
  6. 【請求項6】 陰イオンと琥珀抽出物の揮発成分
    とオゾンとをその有効成分として含有する事を特徴とす
    る環境及び健康改善用気体。
  7. 【請求項7】 陰イオンと乳酸菌抽出物の揮発成
    分とをその有効成分として含有する事を特徴とする環境
    及び健康改善用気体。
  8. 【請求項8】 陰イオンと乳酸菌抽出物の揮発成
    分とオゾンとをその有効成分として含有する事を特徴と
    する環境及び健康改善用気体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の揮発成分を
    陰イオン発生手段の電極近傍を通過させる事を特徴とす
    る環境及び健康改善用気体の製造方法。
  10. 【請求項10】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段とで構成さ
    れ、請求項1〜6のいずれかに記載の環境及び健康改善
    用気体を放出する事を特徴とする環境及び健康改善装
    置。
  11. 【請求項11】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段と、空気循環
    手段とで構成され、装置本体内に外気を取り入れ、請求
    項1〜6のいずれかに記載の環境及び健康改善用気体を
    放出する事を特徴とする環境及び健康改善装置。
  12. 【請求項12】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分含有材を混入した水を蒸
    発させる加湿手段とで構成され、請求項1〜8のいずれ
    か記載の環境及び健康改善用気体を含有する加湿用蒸気
    を放出する事を特徴とする環境及び健康改善装置。
  13. 【請求項13】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分含有材を混入した水を蒸
    発させる加湿手段と、空気循環手段とで構成され、装置
    本体内に外気を取り入れ、請求項1〜8のいずれか記載
    の環境及び健康改善用気体を含有する加湿用蒸気を放出
    する事を特徴とする環境及び健康改善装置。
  14. 【請求項14】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段と、水を蒸発
    させる加湿手段とで構成され、請求項1〜8のいずれか
    記載の環境及び健康改善用気体を含む加湿用蒸気を放出
    する事を特徴とする環境及び健康改善装置。
  15. 【請求項15】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段と、水を蒸発
    させる加湿手段と、空気循環手段とで構成され、装置本
    体内に外気を取り入れ、請求項1〜8のいずれか記載の
    環境及び健康改善用気体を含む加湿用蒸気を放出する事
    を特徴とする環境及び健康改善装置。
  16. 【請求項16】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分含有材が混入された浴槽
    と、陰イオン含有空気を浴槽内に供給する空気供給手段
    とで構成された事を特徴とする環境及び健康改善装置。
  17. 【請求項17】 陰イオン発生手段と、請求項1〜
    8のいずれかに記載の揮発成分の揮発手段と、浴槽と、
    請求項1〜8のいずれか記載した環境及び健康改善用空
    気を浴槽内に供給する空気供給手段とで構成された事を
    特徴とする環境及び健康改善装置。
  18. 【請求項18】 請求項12又は13の環境及び健
    康改善装置において、空気供給手段の流入口が、浴槽内
    に向けて開口している事を特徴とする環境及び健康改善
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005270669A (ja) * 2005-03-24 2005-10-06 Ricoh Elemex Corp 液体噴霧装置及びこれを内蔵した空気清浄機または脱臭機

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