JPH09217210A - ウエディングドレス - Google Patents
ウエディングドレスInfo
- Publication number
- JPH09217210A JPH09217210A JP2153496A JP2153496A JPH09217210A JP H09217210 A JPH09217210 A JP H09217210A JP 2153496 A JP2153496 A JP 2153496A JP 2153496 A JP2153496 A JP 2153496A JP H09217210 A JPH09217210 A JP H09217210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dress
- skirt
- size
- wedding
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A41—WEARING APPAREL
- A41D—OUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
- A41D2300/00—Details of garments
- A41D2300/30—Closures
- A41D2300/33—Closures using straps or ties
Landscapes
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ないサイズの設定でも7号から17号まで
の各サイズの人にピッタリと着付けられるウエディング
ドレスを提供する。 【解決手段】 ウエディングドレスを、ドレス上衣1と
スカート部分となるドレス下衣2とに分割する。そのド
レス上衣1の背面にはスリットを形成し、そのスリット
の両側には多数の紐通し孔を形成して、その各紐通し孔
にリボン9を交差させるように挿通させる。そのリボン
9を締め付けたり緩めたりすれば、胴回り及び胸回りの
寸法を調節できるので、サイズが若干異なる人でも共用
できる。また、ドレス下衣2側のドレススカート3も巻
きスカート状に形成することによって、体形が若干異な
る人でもその差を吸収して身体にピッタリと着用するこ
とができる。
の各サイズの人にピッタリと着付けられるウエディング
ドレスを提供する。 【解決手段】 ウエディングドレスを、ドレス上衣1と
スカート部分となるドレス下衣2とに分割する。そのド
レス上衣1の背面にはスリットを形成し、そのスリット
の両側には多数の紐通し孔を形成して、その各紐通し孔
にリボン9を交差させるように挿通させる。そのリボン
9を締め付けたり緩めたりすれば、胴回り及び胸回りの
寸法を調節できるので、サイズが若干異なる人でも共用
できる。また、ドレス下衣2側のドレススカート3も巻
きスカート状に形成することによって、体形が若干異な
る人でもその差を吸収して身体にピッタリと着用するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、花嫁が着る婚礼
用のウエディングドレスに関する。
用のウエディングドレスに関する。
【0002】
【従来の技術】女性が着る洋服やドレスは、それを着る
人の体形や大きさに合わせて、7号,9号,11号,1
3号,15号,17号の各サイズがある。そして、花嫁
が着る婚礼用のウエディングドレスにも、同様に上記の
ような各サイズのものがあり、小柄で痩せた人は7号
を、一般的な体形の人は9号を着用するのが普通であ
る。そして、上記の各サイズ間に丁度位置するような大
きさのものを必要とする場合には、そのようなサイズの
ものは既成のウエディングドレスには存在しないので、
その場合にはその上側(サイズの大きい方)の号数のも
のを着るしかなかった。
人の体形や大きさに合わせて、7号,9号,11号,1
3号,15号,17号の各サイズがある。そして、花嫁
が着る婚礼用のウエディングドレスにも、同様に上記の
ような各サイズのものがあり、小柄で痩せた人は7号
を、一般的な体形の人は9号を着用するのが普通であ
る。そして、上記の各サイズ間に丁度位置するような大
きさのものを必要とする場合には、そのようなサイズの
ものは既成のウエディングドレスには存在しないので、
その場合にはその上側(サイズの大きい方)の号数のも
のを着るしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに希望する大きさよりも大きなサイズのウエディング
ドレスを着た場合には、体にピッタリとフィットしない
ので、どうしても見た目が悪くなってしまうという問題
点があった。そうかといって、ウエディングドレスのよ
うに婚礼以外は着用することのないドレスをオーダメイ
ドで作ることは、それが高価であるために抵抗があっ
た。
うに希望する大きさよりも大きなサイズのウエディング
ドレスを着た場合には、体にピッタリとフィットしない
ので、どうしても見た目が悪くなってしまうという問題
点があった。そうかといって、ウエディングドレスのよ
うに婚礼以外は着用することのないドレスをオーダメイ
ドで作ることは、それが高価であるために抵抗があっ
た。
【0004】また、結婚式場の立場で考えれば、上記の
ような6種類のサイズのウエディングドレスについてそ
れぞれデザインや形状が異なるものを用意するとなる
と、その数は相当なものになるので、そのためには非常
に多くの費用がかかってしまうという問題点があった。
さらに、特に一般的な体形となる9号サイズのものは需
要が多いため、他のサイズのものに比べて予め数量を多
く用意する必要があるが、そのようにしても予想以上に
需要が集中した場合にはそれが足りなくなってしまう恐
れがあった。このようになった場合には、やはり希望す
るサイズよりも大きなサイズのものを着てもらうしかな
かったので、見た目が悪くなってしまうという問題点が
あった。
ような6種類のサイズのウエディングドレスについてそ
れぞれデザインや形状が異なるものを用意するとなる
と、その数は相当なものになるので、そのためには非常
に多くの費用がかかってしまうという問題点があった。
さらに、特に一般的な体形となる9号サイズのものは需
要が多いため、他のサイズのものに比べて予め数量を多
く用意する必要があるが、そのようにしても予想以上に
需要が集中した場合にはそれが足りなくなってしまう恐
れがあった。このようになった場合には、やはり希望す
るサイズよりも大きなサイズのものを着てもらうしかな
かったので、見た目が悪くなってしまうという問題点が
あった。
【0005】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、用意するサイズが少なくても、従来の7
号,9号,11号,13号,15号及び17号の各サイ
ズの人の身体にピッタリと合った着付けができるウエデ
ィングドレスを提供することを目的とする。
たものであり、用意するサイズが少なくても、従来の7
号,9号,11号,13号,15号及び17号の各サイ
ズの人の身体にピッタリと合った着付けができるウエデ
ィングドレスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、身体の上半身に着用されるドレス上衣
と、そのドレス上衣から分離され、身体の下半身に着用
されるスカート部分となるドレス下衣とからなり、ドレ
ス上衣の背面にその背面を左右に背割れ可能にするスリ
ットを形成すると共に、その背面に上記スリットの幅を
調整可能にするスリット幅調整部材を設け、ドレス下衣
を巻きスカート状に形成したウエディングドレスを提供
する。
達成するため、身体の上半身に着用されるドレス上衣
と、そのドレス上衣から分離され、身体の下半身に着用
されるスカート部分となるドレス下衣とからなり、ドレ
ス上衣の背面にその背面を左右に背割れ可能にするスリ
ットを形成すると共に、その背面に上記スリットの幅を
調整可能にするスリット幅調整部材を設け、ドレス下衣
を巻きスカート状に形成したウエディングドレスを提供
する。
【0007】このウエディングドレスによれば、身長が
若干異なる人であっても、ドレス上衣とドレス下衣が分
離されているので同一ものを共用することができる。ま
た、太った人と痩せた人のように若干体形に差があって
も、ドレス上衣は背面にスリットが形成されていて左右
に背割れ可能であり、そのスリットの幅はスリット幅調
整部材により調整可能であるため、その体形の差をスリ
ット幅調整部材で調整することができる。さらに、ドレ
ス下衣側のドレススカートも巻きスカート状に形成され
ているので、ドレススカートも上記体形の差を吸収し
て、身体にピッタリと着用することができる。
若干異なる人であっても、ドレス上衣とドレス下衣が分
離されているので同一ものを共用することができる。ま
た、太った人と痩せた人のように若干体形に差があって
も、ドレス上衣は背面にスリットが形成されていて左右
に背割れ可能であり、そのスリットの幅はスリット幅調
整部材により調整可能であるため、その体形の差をスリ
ット幅調整部材で調整することができる。さらに、ドレ
ス下衣側のドレススカートも巻きスカート状に形成され
ているので、ドレススカートも上記体形の差を吸収し
て、身体にピッタリと着用することができる。
【0008】また、上記スリット幅調整部材を、ドレス
上衣の背面のスリットにより仕切られた左右の面にそれ
ぞれそのスリットに沿って複数個形成された各紐通し孔
にそれぞれ挿通させたリボンにするとよい。そうすれ
ば、そのリボンを強く締めたり、緩めたりすることによ
ってドレス上衣の胸回り寸法及び腰回り寸法を簡単に調
整することができるので、体形の異なる人に着付けても
身体にピッタリとフィットさせることができる。
上衣の背面のスリットにより仕切られた左右の面にそれ
ぞれそのスリットに沿って複数個形成された各紐通し孔
にそれぞれ挿通させたリボンにするとよい。そうすれ
ば、そのリボンを強く締めたり、緩めたりすることによ
ってドレス上衣の胸回り寸法及び腰回り寸法を簡単に調
整することができるので、体形の異なる人に着付けても
身体にピッタリとフィットさせることができる。
【0009】さらに、ドレススカートを、身体への着用
時に両側の巻きスカート端が互いに所定のラップ幅で重
なり合う長さに形成して、そのドレススカートの下部側
のラップ幅を上部側のラップ幅に比べて広くなるように
するとよい。そうすれば、太った体形の人が着用した場
合でも両側の巻きスカート端が互いに重なり合うので見
栄えがよくなる。また、スカート下部側のラップ幅をス
カート上部側のラップ幅に比べて広くすることにより、
被着者が歩いた場合でもスカートの裾の部分に切れ目が
見えるようなことなく常に重なり合うので、見栄えのよ
いウエディングドレスになる。
時に両側の巻きスカート端が互いに所定のラップ幅で重
なり合う長さに形成して、そのドレススカートの下部側
のラップ幅を上部側のラップ幅に比べて広くなるように
するとよい。そうすれば、太った体形の人が着用した場
合でも両側の巻きスカート端が互いに重なり合うので見
栄えがよくなる。また、スカート下部側のラップ幅をス
カート上部側のラップ幅に比べて広くすることにより、
被着者が歩いた場合でもスカートの裾の部分に切れ目が
見えるようなことなく常に重なり合うので、見栄えのよ
いウエディングドレスになる。
【0010】また、ドレス上衣とドレス下衣の大きさ
を、7号,9号,11号の各サイズの人に着用可能な第
1の共用サイズと、13号,15号,17号の各サイズ
の人に着用可能な第2の共用サイズに形成するとよい。
そうすれば、第1の共用サイズと第2の共用サイズの2
種類のサイズを用意するだけで、7号,9号,11号,
13号,15号及び17号の各サイズの全ての人に対し
てウエディングドレスを身体にピッタリと着付けること
ができる。
を、7号,9号,11号の各サイズの人に着用可能な第
1の共用サイズと、13号,15号,17号の各サイズ
の人に着用可能な第2の共用サイズに形成するとよい。
そうすれば、第1の共用サイズと第2の共用サイズの2
種類のサイズを用意するだけで、7号,9号,11号,
13号,15号及び17号の各サイズの全ての人に対し
てウエディングドレスを身体にピッタリと着付けること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
を説明するためのウエディングドレスの全体構成をドレ
ス下衣側を部分的に切断して示す構成図である。このウ
エディングドレスは、身体の上半身に着用されるドレス
上衣1と、そのドレス上衣1から分離され、身体の下半
身に着用されるスカート部分となるドレス下衣2とから
なり、そのドレス下衣2はドレススカート3と、その下
に着用されるパニエ4とからなる。
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
を説明するためのウエディングドレスの全体構成をドレ
ス下衣側を部分的に切断して示す構成図である。このウ
エディングドレスは、身体の上半身に着用されるドレス
上衣1と、そのドレス上衣1から分離され、身体の下半
身に着用されるスカート部分となるドレス下衣2とから
なり、そのドレス下衣2はドレススカート3と、その下
に着用されるパニエ4とからなる。
【0012】ドレス上衣1は、図2及び図3に示すよう
な形状をしており、それを着用した際に身体の右側部に
なる部分にファスナー5を縦方向に沿って縫着してあ
る。また、図3に示すように背面にはその背面を左右に
背割れ可能にするスリット6を縦方向に形成して、その
スリット6の両側に多数の紐通し孔7を整列状態に当間
隔に形成し、その各紐通し孔7に紐通し環8をそれぞれ
かしめて取り付けている。
な形状をしており、それを着用した際に身体の右側部に
なる部分にファスナー5を縦方向に沿って縫着してあ
る。また、図3に示すように背面にはその背面を左右に
背割れ可能にするスリット6を縦方向に形成して、その
スリット6の両側に多数の紐通し孔7を整列状態に当間
隔に形成し、その各紐通し孔7に紐通し環8をそれぞれ
かしめて取り付けている。
【0013】そして、その各紐通し環8にリボン9を交
差させるようにして順に挿通させ、そのリボン9を強く
締め付けたり、緩めたりすることによって胴回り及び胸
回りの寸法を調節できるようにしている。したがって、
この実施の形態では、リボン9がスリット6の幅を調整
可能にするスリット幅調整部材として機能する。
差させるようにして順に挿通させ、そのリボン9を強く
締め付けたり、緩めたりすることによって胴回り及び胸
回りの寸法を調節できるようにしている。したがって、
この実施の形態では、リボン9がスリット6の幅を調整
可能にするスリット幅調整部材として機能する。
【0014】なお、図2に示したドレス上衣1のファス
ナー5を取り付けた部分の両側の外から見えない部分に
は、図示を省略しているがそれぞれ所定幅で帯状のゴム
を縫い付けてあり、そのゴムの弾性力により、胴回り及
び胸回りの寸法が若干延びるようになっている。また、
ドレス上衣1の下縁部の両側部には、掛け紐11,11
をそれぞれリング状に縫着している。この掛け紐11
は、ドレス上衣1を収納する際にその部分を掛け金具等
に引っ掛ける際に使用する。
ナー5を取り付けた部分の両側の外から見えない部分に
は、図示を省略しているがそれぞれ所定幅で帯状のゴム
を縫い付けてあり、そのゴムの弾性力により、胴回り及
び胸回りの寸法が若干延びるようになっている。また、
ドレス上衣1の下縁部の両側部には、掛け紐11,11
をそれぞれリング状に縫着している。この掛け紐11
は、ドレス上衣1を収納する際にその部分を掛け金具等
に引っ掛ける際に使用する。
【0015】一方、ドレス下衣2のパニエ4は、図1に
示すように上部に身体の腰の部分に巻いて被着するため
の胴巻き部22が形成されていて、その胴巻き部22の
下側には身体の脚部全体を覆うスカート状の下パニエ1
6が取り付けられている。その下パニエ16は、図4に
示すような略円錐形状にポリエステル製の布地により形
成されており、その周方向の一箇所に縦方向の切り込み
19を形成し、それによって腰部に着用する際に巻きス
カート状に着用できるようにしている。
示すように上部に身体の腰の部分に巻いて被着するため
の胴巻き部22が形成されていて、その胴巻き部22の
下側には身体の脚部全体を覆うスカート状の下パニエ1
6が取り付けられている。その下パニエ16は、図4に
示すような略円錐形状にポリエステル製の布地により形
成されており、その周方向の一箇所に縦方向の切り込み
19を形成し、それによって腰部に着用する際に巻きス
カート状に着用できるようにしている。
【0016】そして、その切り込み19の合わせ目付近
には、図5に示すように切り込み19に沿って面止着具
21a,21b(例えばマジックテープ)を下パニエ1
6の合わせ部分の内面と外面にそれぞれ縫着し、下パニ
エ16がその切り込み19を境にして、その両側で互い
に位置ずれを生じることなく固定されて、図4に示した
ような略円錐形状が保たれるようにしている。
には、図5に示すように切り込み19に沿って面止着具
21a,21b(例えばマジックテープ)を下パニエ1
6の合わせ部分の内面と外面にそれぞれ縫着し、下パニ
エ16がその切り込み19を境にして、その両側で互い
に位置ずれを生じることなく固定されて、図4に示した
ような略円錐形状が保たれるようにしている。
【0017】この下パニエ16は、上部の胴巻き部22
の下に細かな網状のチュール部23を、さらにその下に
円錐パニエ部24を形成している。そして、その円錐パ
ニエ部24の表面に、樹脂板差込通路25を全周に亘っ
て所定の幅で螺旋状に形成し、その樹脂板差込通路25
が図5に示したように切り込み19の部分で、左右の通
路25aと25bとが位置ずれを生じないように下パニ
エ16を面止着具21aと21bで固定する。
の下に細かな網状のチュール部23を、さらにその下に
円錐パニエ部24を形成している。そして、その円錐パ
ニエ部24の表面に、樹脂板差込通路25を全周に亘っ
て所定の幅で螺旋状に形成し、その樹脂板差込通路25
が図5に示したように切り込み19の部分で、左右の通
路25aと25bとが位置ずれを生じないように下パニ
エ16を面止着具21aと21bで固定する。
【0018】そして、図6に示すような一定幅に形成し
た帯板状の弾性部材である樹脂板26(便宜上樹脂板差
込通路25に挿着した状態の形状で図示しているが、フ
リー状態では直線形状をしている)を、図4に示した樹
脂板差込通路25の全域に亘って抜き取り可能に螺旋状
に挿入する。それによって、その樹脂板26の樹脂板差
込通路25への挿入により、樹脂板26が持つ弾性力に
より下パニエ16全体が、図示のような略円錐形状の美
しい姿になる。
た帯板状の弾性部材である樹脂板26(便宜上樹脂板差
込通路25に挿着した状態の形状で図示しているが、フ
リー状態では直線形状をしている)を、図4に示した樹
脂板差込通路25の全域に亘って抜き取り可能に螺旋状
に挿入する。それによって、その樹脂板26の樹脂板差
込通路25への挿入により、樹脂板26が持つ弾性力に
より下パニエ16全体が、図示のような略円錐形状の美
しい姿になる。
【0019】図1に示すように下パニエ16には、それ
を上から覆うように中パニエ17が設けられていて、さ
らにその中パニエ17を上から覆うように上パニエ18
が設けられている。その中パニエ17は、チュール2
7,28,29を3段階に重ねた状態で、チュール2
8,29のそれぞれ上端をチュール27に縫着して、パ
ニエ4全体のボリュームを増すようにしたものであり、
その上端がパッチン止めの複数のホック32により下パ
ニエ16に取り付けられている。
を上から覆うように中パニエ17が設けられていて、さ
らにその中パニエ17を上から覆うように上パニエ18
が設けられている。その中パニエ17は、チュール2
7,28,29を3段階に重ねた状態で、チュール2
8,29のそれぞれ上端をチュール27に縫着して、パ
ニエ4全体のボリュームを増すようにしたものであり、
その上端がパッチン止めの複数のホック32により下パ
ニエ16に取り付けられている。
【0020】上パニエ18は、ポリエステル製の布地で
形成されていて、中パニエ17全体を上から覆うように
被せ、その上端18aを下パニエ16に縫着している。
なお、この上パニエ18及び中パニエ17も、下パニエ
16と同様に図4で説明した下パニエ16の切り込み1
9に対応して縦方向に切り込み(図示せず)が形成され
ている。
形成されていて、中パニエ17全体を上から覆うように
被せ、その上端18aを下パニエ16に縫着している。
なお、この上パニエ18及び中パニエ17も、下パニエ
16と同様に図4で説明した下パニエ16の切り込み1
9に対応して縦方向に切り込み(図示せず)が形成され
ている。
【0021】図1に示すパニエ4は、それを身体に着用
するときは、下パニエ16の面止着具21aと21b
(図5参照)を外して身体の腰の部分に胴巻き部22の
部分を当てるようにして巻き付け、その胴巻き部22を
固定(例えばマジックテープや結び紐等を使用)する。
その状態で、下パニエ16の図5で説明した面止着具2
1aと21bの部分を、切り込み19で左右に分離され
た樹脂板差込通路25の通路25aと25bが互いに位
置ずれを生じないように揃えた位置で固定する。次に、
その樹脂板差込通路25に帯状の樹脂板26を挿入し
て、下パニエ16全体を図4に示したような略円錐形状
にする。
するときは、下パニエ16の面止着具21aと21b
(図5参照)を外して身体の腰の部分に胴巻き部22の
部分を当てるようにして巻き付け、その胴巻き部22を
固定(例えばマジックテープや結び紐等を使用)する。
その状態で、下パニエ16の図5で説明した面止着具2
1aと21bの部分を、切り込み19で左右に分離され
た樹脂板差込通路25の通路25aと25bが互いに位
置ずれを生じないように揃えた位置で固定する。次に、
その樹脂板差込通路25に帯状の樹脂板26を挿入し
て、下パニエ16全体を図4に示したような略円錐形状
にする。
【0022】ドレススカート3は、図7に示すような巻
きスカート状に、例えばポリエステル製のチュールで形
成されており、それを図1に示すようにパニエ4の上か
ら覆うように巻き付けて着用し、図7に示す腰布部3a
の両端部にそれぞれ縫着した面止着具31a,31bに
より腰に当たる部分を固定する。そのドレススカート3
は、痩せた人から太った人まで同一のものを着用したと
きでも外見上の見栄えが悪くならないようにするため、
身体への着用時に両側の巻きスカート端縁3bと3cが
互いに所定のラップ幅で重なり合う長さに形成されてい
る。
きスカート状に、例えばポリエステル製のチュールで形
成されており、それを図1に示すようにパニエ4の上か
ら覆うように巻き付けて着用し、図7に示す腰布部3a
の両端部にそれぞれ縫着した面止着具31a,31bに
より腰に当たる部分を固定する。そのドレススカート3
は、痩せた人から太った人まで同一のものを着用したと
きでも外見上の見栄えが悪くならないようにするため、
身体への着用時に両側の巻きスカート端縁3bと3cが
互いに所定のラップ幅で重なり合う長さに形成されてい
る。
【0023】すなわち、図7に示したようにスカートの
重ね合わされる部分の下部側のラップ幅W2 が上部側の
ラップ幅W1 に比べて広くなるように、上下のラップ幅
W1,W2 を共に余裕を持って広めに設定してある。し
たがって、太った人がこのドレススカート3を着用した
ときでも、一方のスカート端縁3bが他方のスカート端
縁3cに必ず余裕を持って重なるようになる(破線図示
の線が重ねラインa)。なお、このドレススカート3の
腰布部3aには、所要の間隔を置いて内側にゴム(図示
せず)を縫い付けてある。したがって、そのゴムの弾性
力により、腰回りの寸法が若干延びるようにもなる。
重ね合わされる部分の下部側のラップ幅W2 が上部側の
ラップ幅W1 に比べて広くなるように、上下のラップ幅
W1,W2 を共に余裕を持って広めに設定してある。し
たがって、太った人がこのドレススカート3を着用した
ときでも、一方のスカート端縁3bが他方のスカート端
縁3cに必ず余裕を持って重なるようになる(破線図示
の線が重ねラインa)。なお、このドレススカート3の
腰布部3aには、所要の間隔を置いて内側にゴム(図示
せず)を縫い付けてある。したがって、そのゴムの弾性
力により、腰回りの寸法が若干延びるようにもなる。
【0024】また、このウエディングドレスは、図1に
示したドレス上衣1とドレス下衣2の大きさを、図8に
示すように7号,9号,11号の各サイズの人に共通で
着用可能な第1の共用サイズS1と、13号,15号,
17号の各サイズの人に共通で着用可能な第2の共用サ
イズS2の2種類のサイズのみ形成している。このよう
にサイズを2種類だけにしても、このウエディングドレ
スは、前述したようにドレス上衣1とドレス下衣2が分
離されているため、7号,9号,11号の各サイズの範
囲の人であれば第1の共用サイズS1のものを着用すれ
ば、若干の身長差にも対応することができるので全く支
障を来たすことがない。
示したドレス上衣1とドレス下衣2の大きさを、図8に
示すように7号,9号,11号の各サイズの人に共通で
着用可能な第1の共用サイズS1と、13号,15号,
17号の各サイズの人に共通で着用可能な第2の共用サ
イズS2の2種類のサイズのみ形成している。このよう
にサイズを2種類だけにしても、このウエディングドレ
スは、前述したようにドレス上衣1とドレス下衣2が分
離されているため、7号,9号,11号の各サイズの範
囲の人であれば第1の共用サイズS1のものを着用すれ
ば、若干の身長差にも対応することができるので全く支
障を来たすことがない。
【0025】また、7号,9号,11号の範囲内で太っ
ている人と痩せている人がいても、図3で説明したよう
にドレス上衣1にはその背面にスリット6を形成して、
そのスリット6の幅をリボン9を締め付けたり、緩めた
りするだけで簡単に調節できるようにしてあるので、そ
の7号,9号,11号の各サイズの範囲内の体形の人で
あればドレス上衣1を身体にピッタリとフィットさせて
着用することができる。
ている人と痩せている人がいても、図3で説明したよう
にドレス上衣1にはその背面にスリット6を形成して、
そのスリット6の幅をリボン9を締め付けたり、緩めた
りするだけで簡単に調節できるようにしてあるので、そ
の7号,9号,11号の各サイズの範囲内の体形の人で
あればドレス上衣1を身体にピッタリとフィットさせて
着用することができる。
【0026】さらに、ドレス下衣2側の図7で説明した
ドレススカート3及び図4で説明したパニエ4も巻きス
カート状に形成されているので、それらも第1の共用サ
イズS1のものだけで、上記7号,9号,11号の各サ
イズの人であれば、それらを支障なく着用することがで
きる。同様に、13号,15号,17号の各サイズの人
に対しては、上述した第2の共用サイズS2のものを着
用させるようにすれば、同様に全く支障を来たすことな
くそのウエディングドレスを着用することができる。
ドレススカート3及び図4で説明したパニエ4も巻きス
カート状に形成されているので、それらも第1の共用サ
イズS1のものだけで、上記7号,9号,11号の各サ
イズの人であれば、それらを支障なく着用することがで
きる。同様に、13号,15号,17号の各サイズの人
に対しては、上述した第2の共用サイズS2のものを着
用させるようにすれば、同様に全く支障を来たすことな
くそのウエディングドレスを着用することができる。
【0027】また、ドレススカート3は、図7で説明し
たように身体への着用時に両側の巻きスカート端縁3
b,3cが互いに所定のラップ幅W1 ,W2 で重なり合
う長さに形成されていて、そのドレススカートの下部側
のラップ幅W2 を上部側のラップ幅W1 に比べて広くし
ているので、太った体形の人が着用した場合でも両側の
巻きスカート端縁3b,3cが互いに重なり合うため見
栄えがよい。そして、それを着用した状態で歩いても、
ドレススカート3の裾の部分に切れ目が見えるようなこ
とがない。
たように身体への着用時に両側の巻きスカート端縁3
b,3cが互いに所定のラップ幅W1 ,W2 で重なり合
う長さに形成されていて、そのドレススカートの下部側
のラップ幅W2 を上部側のラップ幅W1 に比べて広くし
ているので、太った体形の人が着用した場合でも両側の
巻きスカート端縁3b,3cが互いに重なり合うため見
栄えがよい。そして、それを着用した状態で歩いても、
ドレススカート3の裾の部分に切れ目が見えるようなこ
とがない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ドレス上衣とドレス下衣が分離されているので身長
が若干異なる人であっても同一ものを共用して着用する
ことができ、ドレス上衣は背面に形成されているスリッ
トの幅がスリット幅調整部材により調整可能であるた
め、太った人と痩せた人のように若干体形に差があって
も、それをスリット幅調整部材で調整することができ
る。しかも、ドレス下衣のドレススカートは巻きスカー
ト状に形成されているため、それによって上記体形の差
を吸収して、身体にピッタリと着付けることができる。
したがって、ウエディングドレスをいくつも異なるサイ
ズのものを用意することなしに、7号,9号,11号,
13号,15号及び17号の全てのサイズの人に、それ
ぞれ身体にピッタリと合った満足できる着付けができ
る。
ば、ドレス上衣とドレス下衣が分離されているので身長
が若干異なる人であっても同一ものを共用して着用する
ことができ、ドレス上衣は背面に形成されているスリッ
トの幅がスリット幅調整部材により調整可能であるた
め、太った人と痩せた人のように若干体形に差があって
も、それをスリット幅調整部材で調整することができ
る。しかも、ドレス下衣のドレススカートは巻きスカー
ト状に形成されているため、それによって上記体形の差
を吸収して、身体にピッタリと着付けることができる。
したがって、ウエディングドレスをいくつも異なるサイ
ズのものを用意することなしに、7号,9号,11号,
13号,15号及び17号の全てのサイズの人に、それ
ぞれ身体にピッタリと合った満足できる着付けができ
る。
【図1】この発明の一実施形態例を説明するためのウエ
ディングドレスの全体構成をドレス下衣側を部分的に切
断して示す構成図である。
ディングドレスの全体構成をドレス下衣側を部分的に切
断して示す構成図である。
【図2】同じくそのウエディングドレスのドレス上衣を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】同じくそのドレス上衣の背面図である。
【図4】図1のウエディングドレスのドレス下衣に設け
られている下パニエを示す斜視図である。
られている下パニエを示す斜視図である。
【図5】同じくその下パニエの切り込み19の合わせ目
付近を部分的に示す正面図である。
付近を部分的に示す正面図である。
【図6】同じくその下パニエの表面に形成されている樹
脂板差込通路に差し込まれる一定幅に形成された樹脂板
を示す斜視図である。
脂板差込通路に差し込まれる一定幅に形成された樹脂板
を示す斜視図である。
【図7】図1のウエディングドレスのドレス下衣に設け
られているドレススカートを示す斜視図である。
られているドレススカートを示す斜視図である。
【図8】図1のウエディングドレスを2つのサイズの設
定だけにしても7号から17号までのサイズの全ての人
に支障を来たすことなく着付けることができる様子を説
明するための説明図である。
定だけにしても7号から17号までのサイズの全ての人
に支障を来たすことなく着付けることができる様子を説
明するための説明図である。
1:ドレス上衣 2:ドレス下衣 3:ドレススカート 3b,3c:スカート端縁 4:パニエ 6:スリット 7:紐通し孔 9:リボン(スリット幅調整部
材)
材)
Claims (4)
- 【請求項1】 身体の上半身に着用されるドレス上衣
と、そのドレス上衣から分離され、身体の下半身に着用
されるスカート部分となるドレス下衣とからなり、前記
ドレス上衣の背面にその背面を左右に背割れ可能にする
スリットを形成すると共に、該背面に前記スリットの幅
を調整可能にするスリット幅調整部材を設け、前記ドレ
ス下衣を巻きスカート状に形成したことを特徴とするウ
エディングドレス。 - 【請求項2】 前記スリット幅調整部材が、前記ドレス
上衣の背面の前記スリットにより仕切られた左右の面に
それぞれ前記スリットに沿って複数個形成された各紐通
し孔にそれぞれ挿通させたリボンであることを特徴とす
る請求項1記載のウエディングドレス。 - 【請求項3】 前記ドレス下衣が、身体への着用時に両
側の巻きスカート端が互いに所定のラップ幅で重なり合
う長さに形成されていて、そのドレス下衣の下部側のラ
ップ幅が上部側のラップ幅に比べて広くなるようにした
ことを特徴とする請求項1又は2記載のウエディングド
レス。 - 【請求項4】 前記ドレス上衣と前記ドレス下衣の大き
さを、7号,9号,11号の各サイズの人に着用可能な
第1の共用サイズと、13号,15号,17号の各サイ
ズの人に着用可能な第2の共用サイズに形成したことを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のウエ
ディングドレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153496A JPH09217210A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | ウエディングドレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153496A JPH09217210A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | ウエディングドレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217210A true JPH09217210A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12057637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2153496A Pending JPH09217210A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | ウエディングドレス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09217210A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8250670B2 (en) | 2009-02-25 | 2012-08-28 | Atsu Creation Ltd. | Garment |
CN106108157A (zh) * | 2016-07-04 | 2016-11-16 | 德州学院 | 一种摄影专用的调整式婚纱 |
CN107594669A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-19 | 石狮市森科智能科技有限公司 | 一种发光婚纱 |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP2153496A patent/JPH09217210A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8250670B2 (en) | 2009-02-25 | 2012-08-28 | Atsu Creation Ltd. | Garment |
CN106108157A (zh) * | 2016-07-04 | 2016-11-16 | 德州学院 | 一种摄影专用的调整式婚纱 |
CN106108157B (zh) * | 2016-07-04 | 2019-04-05 | 德州学院 | 一种摄影专用的调整式婚纱 |
CN107594669A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-01-19 | 石狮市森科智能科技有限公司 | 一种发光婚纱 |
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