JPH0921698A - 光学的センサー - Google Patents
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- JPH0921698A JPH0921698A JP8184304A JP18430496A JPH0921698A JP H0921698 A JPH0921698 A JP H0921698A JP 8184304 A JP8184304 A JP 8184304A JP 18430496 A JP18430496 A JP 18430496A JP H0921698 A JPH0921698 A JP H0921698A
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- optical sensor
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/41—Refractivity; Phase-affecting properties, e.g. optical path length
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/10—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B6/12004—Combinations of two or more optical elements
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- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
- G01N21/31—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
- G01N21/39—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using tunable lasers
- G01N2021/391—Intracavity sample
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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- G02B6/12—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
- G02B2006/12035—Materials
- G02B2006/1208—Rare earths
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一体型光センサーにも容易に計測できるよう
に充分大きな出力を出し、徹底した較正や高度に管理さ
れた環境を必要とすることなしに、より正確な結果(計
測値)を出すことができる光学的センサーを提供するこ
と。 【解決手段】 希土類元素でドープされた基材16から
なる導波路18が、一体型光学センサーのデバイス12
に含まれる。導波路18にそって伝搬する光線(図中破
線)は、これらの元素を励起してこれら元素が発光し、
導波路18内を伝搬する光の全量が増加する。導波路1
8自身がレーザーとして作用するので、レーザーキャビ
ティーの一部を形成する被分析材料(図略)の光学的特
性の変化がレーザーの作動に影響を与える。従って、レ
ーザーの発生する光の波長またはパワーは、感知される
材料の濃度の変化に直接対応して変化し、レーザー媒体
の固有ゲイン特性によって、これらの変化が強調され
る。
に充分大きな出力を出し、徹底した較正や高度に管理さ
れた環境を必要とすることなしに、より正確な結果(計
測値)を出すことができる光学的センサーを提供するこ
と。 【解決手段】 希土類元素でドープされた基材16から
なる導波路18が、一体型光学センサーのデバイス12
に含まれる。導波路18にそって伝搬する光線(図中破
線)は、これらの元素を励起してこれら元素が発光し、
導波路18内を伝搬する光の全量が増加する。導波路1
8自身がレーザーとして作用するので、レーザーキャビ
ティーの一部を形成する被分析材料(図略)の光学的特
性の変化がレーザーの作動に影響を与える。従って、レ
ーザーの発生する光の波長またはパワーは、感知される
材料の濃度の変化に直接対応して変化し、レーザー媒体
の固有ゲイン特性によって、これらの変化が強調され
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的条件または
環境的条件を検知および/または計測するための光学的
センサーの技術分野に属し、更に具体的には、このタイ
プのセンサーで対象のパラメーターの感知に光導波路を
用いるものに関する。
環境的条件を検知および/または計測するための光学的
センサーの技術分野に属し、更に具体的には、このタイ
プのセンサーで対象のパラメーターの感知に光導波路を
用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】材料の化学的特性または環境的条件を検
知するためには、いろいろなタイプのデバイスが使用で
きる。本発明に関する一つのアプローチでは、光の透過
に関する対象物の特性の変化を検知するために、光学エ
レメントが使用される。例えば、米国特許4,846,
548、米国特許5,280,172および米国特許
5,268,972に開示されているように、対象物質
の存在の検知には光ファイバーが使用できる。同様に、
例えば、米国特許5,701,248および米国特許
5,262,842に開示されている様に、平面導波路
も使用できる。
知するためには、いろいろなタイプのデバイスが使用で
きる。本発明に関する一つのアプローチでは、光の透過
に関する対象物の特性の変化を検知するために、光学エ
レメントが使用される。例えば、米国特許4,846,
548、米国特許5,280,172および米国特許
5,268,972に開示されているように、対象物質
の存在の検知には光ファイバーが使用できる。同様に、
例えば、米国特許5,701,248および米国特許
5,262,842に開示されている様に、平面導波路
も使用できる。
【0003】典型的に言って、これらの感知デバイスで
は、分析されるべき材料が光導波路の構造の中に組込ま
れている。材料の屈折率は検知されるべき物質の濃度に
依存して変化する。材料がセンサーの構造の一部を形成
するので、その材料の屈折率の変化は導波路を通って伝
搬する光線に位相の変化をもたらす。また、屈折率の変
化は、光導波路へ入射する光線または光導波路から入射
する光線の結合に影響を与える。導波路の光伝搬性の変
化は材料の屈折率の変化によりもたらされ、検知され
て、対象物質の濃度の決定に利用される。例えば、光結
合効果に基づくセンサーでは、これらの変化は透過光の
振幅の変化を通して検知される。また、物質の濃度の変
化がもたらす光線の位相変化を検出するセンサーにあっ
ては、物質の濃度を示す振幅の変化の検知に干渉計を利
用し得る。
は、分析されるべき材料が光導波路の構造の中に組込ま
れている。材料の屈折率は検知されるべき物質の濃度に
依存して変化する。材料がセンサーの構造の一部を形成
するので、その材料の屈折率の変化は導波路を通って伝
搬する光線に位相の変化をもたらす。また、屈折率の変
化は、光導波路へ入射する光線または光導波路から入射
する光線の結合に影響を与える。導波路の光伝搬性の変
化は材料の屈折率の変化によりもたらされ、検知され
て、対象物質の濃度の決定に利用される。例えば、光結
合効果に基づくセンサーでは、これらの変化は透過光の
振幅の変化を通して検知される。また、物質の濃度の変
化がもたらす光線の位相変化を検出するセンサーにあっ
ては、物質の濃度を示す振幅の変化の検知に干渉計を利
用し得る。
【0004】実際には、物質の濃度を検知するために計
測される振幅または位相の変化は比較的小さい。その結
果、正確な計測は難しく、最終結果に誤差が含まれる
か、さもなければ、より高価な計測器を用いる必要があ
る。さらに、検知される現象の指標として位相変化を用
いる干渉計は、正弦波信号の比較的狭い線形範囲内で作
動するように設定されなければならない。温度等の条件
の変化によってセンサーの作動範囲にドリフトが生じ得
るので、特にセンサーを広いダイナミックレンジ内で作
動させる場合には、センサーを継続的に較正しなければ
ならない。さらに、振動等により位相シフトの計測が妨
害されるので、これらの種類のセンサーは機械的に安定
した作動環境を必要とする。
測される振幅または位相の変化は比較的小さい。その結
果、正確な計測は難しく、最終結果に誤差が含まれる
か、さもなければ、より高価な計測器を用いる必要があ
る。さらに、検知される現象の指標として位相変化を用
いる干渉計は、正弦波信号の比較的狭い線形範囲内で作
動するように設定されなければならない。温度等の条件
の変化によってセンサーの作動範囲にドリフトが生じ得
るので、特にセンサーを広いダイナミックレンジ内で作
動させる場合には、センサーを継続的に較正しなければ
ならない。さらに、振動等により位相シフトの計測が妨
害されるので、これらの種類のセンサーは機械的に安定
した作動環境を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記実情に鑑み、本発
明は、一体型光センサーにも容易に計測できるように充
分大きな出力を出し、徹底した較正や高度に管理された
環境を必要とすることなしに、より正確な結果(計測
値)を出すことができる光学的センサーを提供すること
を解決すべき課題とする。
明は、一体型光センサーにも容易に計測できるように充
分大きな出力を出し、徹底した較正や高度に管理された
環境を必要とすることなしに、より正確な結果(計測
値)を出すことができる光学的センサーを提供すること
を解決すべき課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するために、発明者らは以下の手段を発明
したので、本発明について概略を説明する。 (各手段の構成)第1の手段は、コヒーレントな光線を
発生する光源と、希土類元素でドープされているチャン
ネルを有する基材と該チャンネルの両端に設置されてい
る複数の反射器とを備えてレーザーキャビティーを形成
しており、前記光線を受光して伝搬するとともに、被検
出条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レーザ
ーキャビティー内で発生する光の波長およびパワーのう
ち少なくとも一つを変化させる被分析材料が、接触して
配設される一体型導波路チャンネルと、 前記レーザー
キャビティー内で発生する前記光の波長またはパワーの
変化を検出する検出器とを備えており、化学的条件およ
び/または環境条件を検出することを特徴とする光学的
センサーである。
記課題を解決するために、発明者らは以下の手段を発明
したので、本発明について概略を説明する。 (各手段の構成)第1の手段は、コヒーレントな光線を
発生する光源と、希土類元素でドープされているチャン
ネルを有する基材と該チャンネルの両端に設置されてい
る複数の反射器とを備えてレーザーキャビティーを形成
しており、前記光線を受光して伝搬するとともに、被検
出条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レーザ
ーキャビティー内で発生する光の波長およびパワーのう
ち少なくとも一つを変化させる被分析材料が、接触して
配設される一体型導波路チャンネルと、 前記レーザー
キャビティー内で発生する前記光の波長またはパワーの
変化を検出する検出器とを備えており、化学的条件およ
び/または環境条件を検出することを特徴とする光学的
センサーである。
【0007】第2の手段は、コヒーレントな光線を発生
する光源と、希土類元素でドープされており、光学的に
カップリングされた二本の分枝を形成するY字形状のチ
ャンネルを有する基材を備えて、前記光線を受光し伝搬
する一体型光導波路と、前記チャンネル内のそれぞれの
分枝の末端に配設され、レーザーキャビティーを形成す
るための複数の反射器と、前記分枝の一方に配設されて
いる格子と、前記分枝の他方に配設されており、被検出
条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レーザー
キャビティー内で発生する光の波長およびパワーのうち
少なくとも一つを変化させる被分析材料と、前記レーザ
ーキャビティー内で発生する前記光の波長またはパワー
の変化を計測するための検出器とを備えており、化学的
条件および/または環境条件を検出することを特徴とす
る光学的センサーである。
する光源と、希土類元素でドープされており、光学的に
カップリングされた二本の分枝を形成するY字形状のチ
ャンネルを有する基材を備えて、前記光線を受光し伝搬
する一体型光導波路と、前記チャンネル内のそれぞれの
分枝の末端に配設され、レーザーキャビティーを形成す
るための複数の反射器と、前記分枝の一方に配設されて
いる格子と、前記分枝の他方に配設されており、被検出
条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レーザー
キャビティー内で発生する光の波長およびパワーのうち
少なくとも一つを変化させる被分析材料と、前記レーザ
ーキャビティー内で発生する前記光の波長またはパワー
の変化を計測するための検出器とを備えており、化学的
条件および/または環境条件を検出することを特徴とす
る光学的センサーである。
【0008】第3の手段は、コヒーレントな光線を発生
する光源と、レーザーキャビティーを形成するように、
希土類元素でドープされているチャンネルを有する基材
と該チャンネルの両端に配設されている複数の反射器と
を備えており、前記光線を受光し伝搬するための一体型
光導波路と、前記チャンネル内に、前記光線の伝搬方向
に対して横手方向に形成されている溝部と、前記溝部に
配設されており、被検出条件の変化に応じて光学的特性
が変化し、前記レーザーキャビティー内で発生する光の
波長およびパワーのうち少なくとも一つを変化させる被
分析材料と、前記レーザーキャビティー内で発生する前
記光の波長またはパワーの変化を計測するための検出器
とを備えており、化学的条件および/または環境条件を
検出することを特徴とする光学的センサーである。
する光源と、レーザーキャビティーを形成するように、
希土類元素でドープされているチャンネルを有する基材
と該チャンネルの両端に配設されている複数の反射器と
を備えており、前記光線を受光し伝搬するための一体型
光導波路と、前記チャンネル内に、前記光線の伝搬方向
に対して横手方向に形成されている溝部と、前記溝部に
配設されており、被検出条件の変化に応じて光学的特性
が変化し、前記レーザーキャビティー内で発生する光の
波長およびパワーのうち少なくとも一つを変化させる被
分析材料と、前記レーザーキャビティー内で発生する前
記光の波長またはパワーの変化を計測するための検出器
とを備えており、化学的条件および/または環境条件を
検出することを特徴とする光学的センサーである。
【0009】第4の手段は、コヒーレントな光線を発生
する光源と、レーザーキャビティーを形成するように、
希土類元素でドープされているチャンネルを有する基材
と該チャンネルの両端に配設されている複数の反射器と
を備えており、前記光線を受光し伝搬するための一体型
光導波路と、希土類元素でドープされたチャンネルを有
する基材と、レーザーキャビティーを形成するための反
射器を両端に備えた前記光線を受光し伝搬するための一
体型光導波路と、前記導波路チャンネル上に配設されて
いる光学格子と、前記光学格子と光学的にカップリング
されており、被検出条件の変化に応じて光学的特性が変
化し、前記レーザーキャビティー内で発生する光の波長
およびパワーのうち少なくとも一つを変化させる被分析
材料と、前記レーザーキャビティー内で発生する前記光
の波長またはパワーの変化を計測するための検出器とを
備えており、化学的条件および/または環境条件を検出
することを特徴とする光学的センサーである。
する光源と、レーザーキャビティーを形成するように、
希土類元素でドープされているチャンネルを有する基材
と該チャンネルの両端に配設されている複数の反射器と
を備えており、前記光線を受光し伝搬するための一体型
光導波路と、希土類元素でドープされたチャンネルを有
する基材と、レーザーキャビティーを形成するための反
射器を両端に備えた前記光線を受光し伝搬するための一
体型光導波路と、前記導波路チャンネル上に配設されて
いる光学格子と、前記光学格子と光学的にカップリング
されており、被検出条件の変化に応じて光学的特性が変
化し、前記レーザーキャビティー内で発生する光の波長
およびパワーのうち少なくとも一つを変化させる被分析
材料と、前記レーザーキャビティー内で発生する前記光
の波長またはパワーの変化を計測するための検出器とを
備えており、化学的条件および/または環境条件を検出
することを特徴とする光学的センサーである。
【0010】なお上記手段には、それぞれいくつかのヴ
ァリエーションがあり得る。 (作用および効果)本発明の光学的センサーによれば、
導波路自身がレーザーとして機能し、固有に光学的ゲイ
ンを生ずる一体型光学的センサーを提供することができ
るので、前述の課題が達成される。この結果は、希土類
元素でドープされた基材で導波路を構築することで実現
される。導波路に沿って伝搬する光線は、これらの元素
を励起し、これらの元素に光を発生させ、導波路の中を
伝搬する全光量を増加させる。その結果、分析される材
料により影響を受ける導波路の光伝達特性の変化が増幅
され、センサーの感度が高くなる。
ァリエーションがあり得る。 (作用および効果)本発明の光学的センサーによれば、
導波路自身がレーザーとして機能し、固有に光学的ゲイ
ンを生ずる一体型光学的センサーを提供することができ
るので、前述の課題が達成される。この結果は、希土類
元素でドープされた基材で導波路を構築することで実現
される。導波路に沿って伝搬する光線は、これらの元素
を励起し、これらの元素に光を発生させ、導波路の中を
伝搬する全光量を増加させる。その結果、分析される材
料により影響を受ける導波路の光伝達特性の変化が増幅
され、センサーの感度が高くなる。
【0011】さらに、導波路自身がレーザーとして機能
するので、レーザーのキャビティーの一部を形成する被
分析材料の特性の変化はレーザーの動作に影響をあたえ
る。例えば、分析対象の屈折率の変化は、導波路のレー
ザーキャビティーの有効長を変化させる。その結果、発
生するレーザー光の波長が変化する。これらの波長の変
化は直接検知でき、位相変化を検知する原理に従ったセ
ンサーよりも簡単に、しかも安価なセンサーが提供でき
る。また、レーザー媒体からの出力は計測できるので、
発生したあらゆる変化を識別することが可能になる。
するので、レーザーのキャビティーの一部を形成する被
分析材料の特性の変化はレーザーの動作に影響をあたえ
る。例えば、分析対象の屈折率の変化は、導波路のレー
ザーキャビティーの有効長を変化させる。その結果、発
生するレーザー光の波長が変化する。これらの波長の変
化は直接検知でき、位相変化を検知する原理に従ったセ
ンサーよりも簡単に、しかも安価なセンサーが提供でき
る。また、レーザー媒体からの出力は計測できるので、
発生したあらゆる変化を識別することが可能になる。
【0012】
(実施例1の予備知識)一般に、本発明によるタイプの
光学センサーは、広範囲な化学的特性および/または環
境条件の検知に使用できる。本発明およびその実用的な
応用例の理解のために、本発明について対象物質の濃度
を計測する特定の実施例を参照しながら説明する。以下
に述べる実施例において、対象物は、物質の濃度によっ
て屈折率が変化する被分析材料(analyte ma
terial)に組込まれている。ただし、本発明の応
用例はこれのみではない。例えば、その濃度が計測され
る物質は実際に被分析材料に組込まれている必要はな
い。むしろ、被分析材料は、その光学的特性の一つが対
象パラメーターの変化にしたがって変化する様な機能を
持っていればよい。従って、例えば、環境条件の感知に
おいて、水蒸気、一酸化炭素、亜酸化窒素等といった空
気中の特定の物質の量に従って、被分析材料の光学的透
明度は変化し得る。
光学センサーは、広範囲な化学的特性および/または環
境条件の検知に使用できる。本発明およびその実用的な
応用例の理解のために、本発明について対象物質の濃度
を計測する特定の実施例を参照しながら説明する。以下
に述べる実施例において、対象物は、物質の濃度によっ
て屈折率が変化する被分析材料(analyte ma
terial)に組込まれている。ただし、本発明の応
用例はこれのみではない。例えば、その濃度が計測され
る物質は実際に被分析材料に組込まれている必要はな
い。むしろ、被分析材料は、その光学的特性の一つが対
象パラメーターの変化にしたがって変化する様な機能を
持っていればよい。従って、例えば、環境条件の感知に
おいて、水蒸気、一酸化炭素、亜酸化窒素等といった空
気中の特定の物質の量に従って、被分析材料の光学的透
明度は変化し得る。
【0013】(実施例1の構成および作用)第1図に
は、本発明の実施例1としての一体型光学センサー装置
が示されている。このセンサーには、例えば、980n
mと言った適当な波長の光線を発するレーザーダイオー
ド10が含まれている。レーザーダイオード10の出力
光線は、レンズまたは光ファイバーと言った適切な結合
システム14によって、一体型光学デバイス12と結合
される。光学デバイス12は、導波路を形成する光伝導
チャンネル18をもつ適切な基材16を含む。好適な基
材16は、例えば、ErまたはNbと言った希土類でド
ープされたシリカガラスで形成され、チャンネル18は
イオン交換で形成されている。
は、本発明の実施例1としての一体型光学センサー装置
が示されている。このセンサーには、例えば、980n
mと言った適当な波長の光線を発するレーザーダイオー
ド10が含まれている。レーザーダイオード10の出力
光線は、レンズまたは光ファイバーと言った適切な結合
システム14によって、一体型光学デバイス12と結合
される。光学デバイス12は、導波路を形成する光伝導
チャンネル18をもつ適切な基材16を含む。好適な基
材16は、例えば、ErまたはNbと言った希土類でド
ープされたシリカガラスで形成され、チャンネル18は
イオン交換で形成されている。
【0014】イオン交換によりドープされたシリカガラ
ス基材中の導波路の形成の詳細については、サンフォー
ド他によるオプティックスレター15巻、366頁(1
990年)( Sanford et al, Optic Letters, Vol.15,
p.366(1990) ) 、およびサンフォード他による「Y型導
波路ガラスレーザーおよび増幅器」(オプティックスレ
ター、16巻、No.15、1991、8月1日、11
68〜1170頁)(Sanford et al, "Y-branch wavegu
ide glass laser and amplifier", Optic Letters, Vo
l.15, August 1, 1991, pp.1168-1170 )に記述されてお
り、本明細書でもこれらの文献を参考にしている。
ス基材中の導波路の形成の詳細については、サンフォー
ド他によるオプティックスレター15巻、366頁(1
990年)( Sanford et al, Optic Letters, Vol.15,
p.366(1990) ) 、およびサンフォード他による「Y型導
波路ガラスレーザーおよび増幅器」(オプティックスレ
ター、16巻、No.15、1991、8月1日、11
68〜1170頁)(Sanford et al, "Y-branch wavegu
ide glass laser and amplifier", Optic Letters, Vo
l.15, August 1, 1991, pp.1168-1170 )に記述されてお
り、本明細書でもこれらの文献を参考にしている。
【0015】レーザーダイオード10からの出力光線が
デバイス12と結合されると、チャンネル18の希土類
ドープ材が励起され、そこから発光が生ずる。狭帯域で
高反射度のミラー20が、導波路チャンネル18の入力
端に配置され、他のミラー22はチャンネル18の出力
端に配置されている。これらのミラーは、図示されてい
る様に、個別の要素(ディスクリート・エレメント)で
あってもよく、または、光学デバイスの端部に加えられ
たコーティングであってもよい。希土類ドープ材の発光
する光はこれらのミラーで反射されて、光学回路にレー
ザー作用を引き起こす。
デバイス12と結合されると、チャンネル18の希土類
ドープ材が励起され、そこから発光が生ずる。狭帯域で
高反射度のミラー20が、導波路チャンネル18の入力
端に配置され、他のミラー22はチャンネル18の出力
端に配置されている。これらのミラーは、図示されてい
る様に、個別の要素(ディスクリート・エレメント)で
あってもよく、または、光学デバイスの端部に加えられ
たコーティングであってもよい。希土類ドープ材の発光
する光はこれらのミラーで反射されて、光学回路にレー
ザー作用を引き起こす。
【0016】この様にして発生されたレーザー光は、ミ
ラー22によって導波路から取り出され、コリメーティ
ング素子24と反射要素26を通過する。反射要素26
はレーザー導波路で発光された光線を、その波長に依存
する角度に曲げる。多要素の光学検出器28が変位され
た光線の空間的位置を感知して、その波長を示す。光学
検出器28は、例えば電荷結合デバイス(CCD)、フ
ォトダイオードアレイまたは位置検出ダイオードであり
得る。
ラー22によって導波路から取り出され、コリメーティ
ング素子24と反射要素26を通過する。反射要素26
はレーザー導波路で発光された光線を、その波長に依存
する角度に曲げる。多要素の光学検出器28が変位され
た光線の空間的位置を感知して、その波長を示す。光学
検出器28は、例えば電荷結合デバイス(CCD)、フ
ォトダイオードアレイまたは位置検出ダイオードであり
得る。
【0017】〔実施例2および実施例3について〕第2
〜4図の実施例(実施例2および実施例3)によって示
されている様に、被分析材料34(第1図には図示せ
ず)は、光ガイドチャンネル18と接触している。例え
ば、材料は導波路の表面、即ちチャンネルの上に配設す
ることもできるし、または、チャンネルの構造に物理的
に組込まれてもよい。被分析材料34は、特定の化学的
または生物学的な種(species)に感応する少な
くとも一つの光学的特性を有している。
〜4図の実施例(実施例2および実施例3)によって示
されている様に、被分析材料34(第1図には図示せ
ず)は、光ガイドチャンネル18と接触している。例え
ば、材料は導波路の表面、即ちチャンネルの上に配設す
ることもできるし、または、チャンネルの構造に物理的
に組込まれてもよい。被分析材料34は、特定の化学的
または生物学的な種(species)に感応する少な
くとも一つの光学的特性を有している。
【0018】例えば、種の濃度が変化すると被分析材料
34の屈折率はそれに従って変化する。被分析材料34
はチャンネル18と光学的に接触しているので、その屈
折率が変化すると、それに従って、レーザーキャビティ
ーの有効長の変化が生ずる。その結果、一体型光学デバ
イス12が放出する光の波長が変化する。その波長の変
化はフォト検出器28で検出され、被分析材料34が感
応する物質の濃度が既知の価と比較して示される。
34の屈折率はそれに従って変化する。被分析材料34
はチャンネル18と光学的に接触しているので、その屈
折率が変化すると、それに従って、レーザーキャビティ
ーの有効長の変化が生ずる。その結果、一体型光学デバ
イス12が放出する光の波長が変化する。その波長の変
化はフォト検出器28で検出され、被分析材料34が感
応する物質の濃度が既知の価と比較して示される。
【0019】ただし、センサーに組込まれている特定の
被分析材料34そのものが、本発明の一部を形成してい
るわけではない。むしろ、それは、感知されるべき特定
の条件に依存する。異った物質の存在に化学的に感応す
る様々な材料が知られているので、ここでは特にリスト
アップしない。公知例としては、例えば米国特許5,2
12,099、米国特許5,071,248、および米
国特許5,173,747等に開示されたものがある。
被分析材料34そのものが、本発明の一部を形成してい
るわけではない。むしろ、それは、感知されるべき特定
の条件に依存する。異った物質の存在に化学的に感応す
る様々な材料が知られているので、ここでは特にリスト
アップしない。公知例としては、例えば米国特許5,2
12,099、米国特許5,071,248、および米
国特許5,173,747等に開示されたものがある。
【0020】本発明に使用できる一体型光学デバイス1
2の複数の好ましい実施例は、第2図〜第4図に示され
ている。これらの実施例は導波路内のレーザー光と被分
析材料34との間に発生する相互作用(干渉)を利用し
ている。 〔実施例2〕 (実施例2の構成および作用)実施例2としての光学的
センサーでは、図2に示すように、導波路としてY形ス
プリッター30が含まれ得る。導波路チャンネル18に
結合されるレーザーダイオード(図略)からの光線は、
スプリッター(Y字形状の分岐)30に達して二本の枝
(分枝)に分離される。
2の複数の好ましい実施例は、第2図〜第4図に示され
ている。これらの実施例は導波路内のレーザー光と被分
析材料34との間に発生する相互作用(干渉)を利用し
ている。 〔実施例2〕 (実施例2の構成および作用)実施例2としての光学的
センサーでは、図2に示すように、導波路としてY形ス
プリッター30が含まれ得る。導波路チャンネル18に
結合されるレーザーダイオード(図略)からの光線は、
スプリッター(Y字形状の分岐)30に達して二本の枝
(分枝)に分離される。
【0021】一方の枝には光学格子32が含まれ、これ
はレーザー初期放出波長とその線幅を定義するように機
能する。被分析材料34は、他方の枝の表面に配置され
る。2本の枝のそれぞれの出力端部には反射ミラー22
a,22bが配設されており、同ミラー22a,22b
は導波路の入力端のミラー20とともにレーザー発生手
段を構成している。二つのミラー22a,22bで反射
された光はY形スプリッター30で結合され、レーザー
の出力波長を決定する。レーザー導波路(18)内で発
生したレーザー光はミラー22aから取り出され、その
波長がフォト検出器(図略)で感知される。
はレーザー初期放出波長とその線幅を定義するように機
能する。被分析材料34は、他方の枝の表面に配置され
る。2本の枝のそれぞれの出力端部には反射ミラー22
a,22bが配設されており、同ミラー22a,22b
は導波路の入力端のミラー20とともにレーザー発生手
段を構成している。二つのミラー22a,22bで反射
された光はY形スプリッター30で結合され、レーザー
の出力波長を決定する。レーザー導波路(18)内で発
生したレーザー光はミラー22aから取り出され、その
波長がフォト検出器(図略)で感知される。
【0022】被分析材料34の屈折率の変化は、その材
料にかかわるレーザーキャビティーの枝(branch)の有効
長を変化させ、スプリッター(30)の結合効果(カッ
プリング作用)で最終的に生ずる光の波長をもまた変化
させる。それゆえ、最終的に生ずる光の波長の変化を検
出することにより、被分析材料34の屈折率の変化を検
出することができる。
料にかかわるレーザーキャビティーの枝(branch)の有効
長を変化させ、スプリッター(30)の結合効果(カッ
プリング作用)で最終的に生ずる光の波長をもまた変化
させる。それゆえ、最終的に生ずる光の波長の変化を検
出することにより、被分析材料34の屈折率の変化を検
出することができる。
【0023】(実施例2の効果)上述の動作は既存の一
体型光学センサーに対して数々の利点を有する。それ自
身の特性により、レーザー媒体は導波路(18)を通し
て伝搬する光エネルギーに関して光学的ゲインを有す
る。したがって、光の伝搬に関して被分析材料(34)
の屈折率を変化させるあらゆる効果が増幅され、出力信
号となり、検出器の全体的な感度を高める。さらに、光
の位相ではなく出力光線の波長が計測されるパラメータ
ーなので、センサーの機械的振動は計測に悪影響を及ぼ
さない。従って、作動環境の管理もそれだけ緩いもので
すむ。
体型光学センサーに対して数々の利点を有する。それ自
身の特性により、レーザー媒体は導波路(18)を通し
て伝搬する光エネルギーに関して光学的ゲインを有す
る。したがって、光の伝搬に関して被分析材料(34)
の屈折率を変化させるあらゆる効果が増幅され、出力信
号となり、検出器の全体的な感度を高める。さらに、光
の位相ではなく出力光線の波長が計測されるパラメータ
ーなので、センサーの機械的振動は計測に悪影響を及ぼ
さない。従って、作動環境の管理もそれだけ緩いもので
すむ。
【0024】さらにこの種の構造は連続的な較正を必要
としない。光の波長と言った、センサーの初期の出力信
号はその値に関係なく基準点を提供する。計測条件の変
化を示すために、その後の波長の変化が初期の信号との
対比で容易に計測され、信号を較正する必要がない。さ
らなる利点は、この構造が所望のタイプの出力信号用に
容易に改変できることである。たとえば、特定の被分析
材料が特定の周波数範囲内の光に関して強い効果を生じ
る場合には、その周波数範囲の光を発生する様に、導波
路構造にドープする希土類元素を選択することができ
る。この様にして、センサーの構造は異った条件の感知
のために最適化し得る。
としない。光の波長と言った、センサーの初期の出力信
号はその値に関係なく基準点を提供する。計測条件の変
化を示すために、その後の波長の変化が初期の信号との
対比で容易に計測され、信号を較正する必要がない。さ
らなる利点は、この構造が所望のタイプの出力信号用に
容易に改変できることである。たとえば、特定の被分析
材料が特定の周波数範囲内の光に関して強い効果を生じ
る場合には、その周波数範囲の光を発生する様に、導波
路構造にドープする希土類元素を選択することができ
る。この様にして、センサーの構造は異った条件の感知
のために最適化し得る。
【0025】本実施例(図2参照)においては、導波路
(18)に含まれている光学モードの一部分(すなわち
チャンネル18の境界における光学モードの一部分)の
一方のエバネッセント波の尾部(evanescent
tail)のみが、被分析材料(34)と相互作用す
る。 (実施例2の変形態様)本実施例におけるレーザー光線
と被分析材料(34)との間の第二の相互作用について
は、図3に示されている。
(18)に含まれている光学モードの一部分(すなわち
チャンネル18の境界における光学モードの一部分)の
一方のエバネッセント波の尾部(evanescent
tail)のみが、被分析材料(34)と相互作用す
る。 (実施例2の変形態様)本実施例におけるレーザー光線
と被分析材料(34)との間の第二の相互作用について
は、図3に示されている。
【0026】この第二の相互作用においては、単一の線
形チャンネル18が関係している。光学格子32がチャ
ンネルの上に配設され、被分析材料34は格子構造(3
2)に組込まれている。たとえば、被分析材料(34)
そのもので格子(32)が構成される。すなわち、帯状
の被分析材料(34)が、基材(16)の表面上に配設
される。または、被分析材料(34)をガラス構造物
(16)内に一体に形成された格子(32)と接触させ
てもよい。
形チャンネル18が関係している。光学格子32がチャ
ンネルの上に配設され、被分析材料34は格子構造(3
2)に組込まれている。たとえば、被分析材料(34)
そのもので格子(32)が構成される。すなわち、帯状
の被分析材料(34)が、基材(16)の表面上に配設
される。または、被分析材料(34)をガラス構造物
(16)内に一体に形成された格子(32)と接触させ
てもよい。
【0027】本実施例の動作において、検出される物質
の感度により被分析材料(34)の屈折率が変化する結
果、レーザー上にある格子(32)のフィードバック比
が変化し、波長の変化が引き起こされる。この格子(3
2)は、レーザーからの出力光線の波長と線幅を決定す
る主要なフィードバック機構である。その結果、被分析
材料(34)の屈折率の変化によりフィードバック機構
に比較的小さな変化が生じると、レーザーの出力波長に
大きな影響が誘起され、高感度の構造が得られる。
の感度により被分析材料(34)の屈折率が変化する結
果、レーザー上にある格子(32)のフィードバック比
が変化し、波長の変化が引き起こされる。この格子(3
2)は、レーザーからの出力光線の波長と線幅を決定す
る主要なフィードバック機構である。その結果、被分析
材料(34)の屈折率の変化によりフィードバック機構
に比較的小さな変化が生じると、レーザーの出力波長に
大きな影響が誘起され、高感度の構造が得られる。
【0028】〔実施例3〕 (実施例3の構成)実施例3としてのレーザー導波路を
もつ光学的センサーは、図4(a)の側面図および図4
(b)の平面図で示される。前述の実施例2およびその
変形態様(図2および図3を参照)では、レーザー導波
路の出力波長の変化を誘起するために屈折率の変化を利
用している。たとえば、実施例2(図2参照)では、チ
ャンネル18の境界において導波路に含まれている光学
モードの一方の尾部のみが、被分析材料(34)と相互
作用する。
もつ光学的センサーは、図4(a)の側面図および図4
(b)の平面図で示される。前述の実施例2およびその
変形態様(図2および図3を参照)では、レーザー導波
路の出力波長の変化を誘起するために屈折率の変化を利
用している。たとえば、実施例2(図2参照)では、チ
ャンネル18の境界において導波路に含まれている光学
モードの一方の尾部のみが、被分析材料(34)と相互
作用する。
【0029】しかし、本実施例(図4(a)〜(b)参
照)においては、被分析材料(34)が導波路チャンネ
ルの構造に組込まれているので、一方の尾部よりもむし
ろ全光学モードが相互作用する。本実施例においては、
導波路チャンネル(18)を通る光線の伝搬方向を横切
る溝部36(複数の溝(grooves) )が、基材(16)内
に形成されている。好ましくは、溝部36がチャンネル
18に対して直角方向に形成されていると良い。被分析
材料(34)はレーザーキャビティーの中に存在するよ
うに、チャンネル(18)内におかれる。レーザーキャ
ビティーの強い妨害を避けるために、チャンネル(1
8)の幅は、数ミクロン(2〜3μm)程度の比較的小
さなものである必要がある。
照)においては、被分析材料(34)が導波路チャンネ
ルの構造に組込まれているので、一方の尾部よりもむし
ろ全光学モードが相互作用する。本実施例においては、
導波路チャンネル(18)を通る光線の伝搬方向を横切
る溝部36(複数の溝(grooves) )が、基材(16)内
に形成されている。好ましくは、溝部36がチャンネル
18に対して直角方向に形成されていると良い。被分析
材料(34)はレーザーキャビティーの中に存在するよ
うに、チャンネル(18)内におかれる。レーザーキャ
ビティーの強い妨害を避けるために、チャンネル(1
8)の幅は、数ミクロン(2〜3μm)程度の比較的小
さなものである必要がある。
【0030】(実施例3の作用効果)動作においては、
被分析材料(34)がレーザーキャビティー内にあるの
で、その光学的特性の変化がチャンネル18を通って伝
搬する全光学モードに影響を与える。本実施例において
は、光学モードが被分析材料(34)と相互作用(干
渉)する全長こそは比較的短いが、単位長さ当りの被分
析材料の影響は十分に大きなものである。本実施例は、
被検出物の濃度の関数として光学的透明度が変化する被
分析材料(34)に最も好適に応用される。本実施例で
は、発生する光線の出力強度、すなわち感知される条件
の変化を検出するためには、波長よりも減衰量を計測す
ることが好ましい。
被分析材料(34)がレーザーキャビティー内にあるの
で、その光学的特性の変化がチャンネル18を通って伝
搬する全光学モードに影響を与える。本実施例において
は、光学モードが被分析材料(34)と相互作用(干
渉)する全長こそは比較的短いが、単位長さ当りの被分
析材料の影響は十分に大きなものである。本実施例は、
被検出物の濃度の関数として光学的透明度が変化する被
分析材料(34)に最も好適に応用される。本実施例で
は、発生する光線の出力強度、すなわち感知される条件
の変化を検出するためには、波長よりも減衰量を計測す
ることが好ましい。
【0031】〔まとめ〕上述の通り、本発明は導波路
(18)そのものがレーザーとして機能し、被分析材料
(34)の変化がレーザー構造を乱して波長または出力
パワーを変化させる一体型光学センサーを提供すること
は明らかである。ここで、レーザー内の被分析材料(3
4)の機能は、レーザー光との相互作用、格子(32,
36)のフィードバック比の変更、または、全光学モー
ドとの相互作用と言った形を取り得る。
(18)そのものがレーザーとして機能し、被分析材料
(34)の変化がレーザー構造を乱して波長または出力
パワーを変化させる一体型光学センサーを提供すること
は明らかである。ここで、レーザー内の被分析材料(3
4)の機能は、レーザー光との相互作用、格子(32,
36)のフィードバック比の変更、または、全光学モー
ドとの相互作用と言った形を取り得る。
【0032】このレーザー構造の固有ゲイン特性によ
り、被分析材料(34)の変化で誘起される導波路(1
8)内の小さな乱れ(微小擾乱)が、出力光線では大き
く増幅される。その結果、そのような固有ゲインをもた
ないセンサーに比べて、本発明の光学的センサーによれ
ば、変化に対して非常に鋭敏な感度が実現される。さら
に、本発明の光学的センサーは、指標として位相のずれ
よりもむしろ波長またはパワーの変化に依存するので、
そのような変化の検出がより簡単であるから、よりいっ
そう安価な方法で達成される。
り、被分析材料(34)の変化で誘起される導波路(1
8)内の小さな乱れ(微小擾乱)が、出力光線では大き
く増幅される。その結果、そのような固有ゲインをもた
ないセンサーに比べて、本発明の光学的センサーによれ
ば、変化に対して非常に鋭敏な感度が実現される。さら
に、本発明の光学的センサーは、指標として位相のずれ
よりもむしろ波長またはパワーの変化に依存するので、
そのような変化の検出がより簡単であるから、よりいっ
そう安価な方法で達成される。
【0033】なお本発明は、その要旨または主な特性か
ら逸脱せずに、他の特定の形でも実施できることは、こ
の分野の通常の知識をもつ人々に理解されるべきであ
る。ここに開示された各実施例は、全ての面で例示的な
ものであり、限定的なものではない。本発明の範囲は上
の記述よりもむしろ、附記されている特許請求の範囲で
示されていて、その趣旨の範囲内での全ての変更は、本
発明に含まれるものである。
ら逸脱せずに、他の特定の形でも実施できることは、こ
の分野の通常の知識をもつ人々に理解されるべきであ
る。ここに開示された各実施例は、全ての面で例示的な
ものであり、限定的なものではない。本発明の範囲は上
の記述よりもむしろ、附記されている特許請求の範囲で
示されていて、その趣旨の範囲内での全ての変更は、本
発明に含まれるものである。
【図1】 実施例1としての光学的センサーの構成を示
す模式図
す模式図
【図2】 実施例2としての光学的センサーの構成を示
す模式図
す模式図
【図3】 実施例2の変形態様の要部の構成を示す模式
図
図
【図4】 実施例3としての光学的センサーの構成を示
す組図(a)側面図 (b)平面図
す組図(a)側面図 (b)平面図
10:レーザーダイオード 12:一体型光学デバイ
ス 14:結合(カップリング)システム 16:基材
(基板)(substrate) 18:光伝導チャンネル、光ガイドチャンネル、レーザ
ー導波路 20,22:ミラー 22a,22b:反射ミラー 24:コリメーティング素子 26:反射要素 2
8:多要素光学検出器 30:スプリッター 32:光学格子 34:被分
析材料 34:被分析材料( analyte material / analyte )
ス 14:結合(カップリング)システム 16:基材
(基板)(substrate) 18:光伝導チャンネル、光ガイドチャンネル、レーザ
ー導波路 20,22:ミラー 22a,22b:反射ミラー 24:コリメーティング素子 26:反射要素 2
8:多要素光学検出器 30:スプリッター 32:光学格子 34:被分
析材料 34:被分析材料( analyte material / analyte )
Claims (15)
- 【請求項1】コヒーレントな光線を発生する光源と、 希土類元素でドープされているチャンネルを有する基材
と該チャンネルの両端に設置されている複数の反射器と
を備えてレーザーキャビティーを形成しており、前記光
線を受光して伝搬するとともに、 被検出条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レ
ーザーキャビティー内で発生する光の波長およびパワー
のうち少なくとも一つを変化させる被分析材料が、接触
して配設される一体型導波路チャンネルと、 前記レーザーキャビティー内で発生する前記光の波長ま
たはパワーの変化を検出する検出器と、を備えており、
化学的条件および/または環境条件を検出することを特
徴とする光学的センサー。 - 【請求項2】前記基材は、ガラスである請求項1記載の
光学的センサー。 - 【請求項3】前記ガラスは、希土類元素でドープされて
いる請求項2記載の光学的センサー。 - 【請求項4】前記光学的特性は、前記被分析材料の屈折
率である請求項1記載の光学的センサー。 - 【請求項5】前記導波路チャンネル上に配設されている
光学格子を、さらに含む請求項4の光学的センサー。 - 【請求項6】前記光学格子は、前記一体型光導波路内に
一体に形成されており、 前記被分析材料は、前記光学格子上に配設されている請
求項5記載の光学的センサー。 - 【請求項7】前記光学格子は、前記被分析材料で形成さ
れている請求項5記載の光学的センサー。 - 【請求項8】前記チャンネルは、光学的に結合されたY
字形状であって、光学的にカップリングされている二つ
の分枝を形成しており、 該分枝のうち一方には前記格子が配設されており、 該分枝のうち他方には被分析材料が配設されている請求
項5記載の光学的センサー。 - 【請求項9】前記光学的特性は、前記被分析材料の光学
的透明度である請求項1記載の光学的センサー。 - 【請求項10】前記チャンネル内に、前記光線の伝搬方
向に対し横手方向に配向されている溝部をさらに含んで
おり、 前記被分析材料は、前記溝部に配設されている請求項9
記載の光学的センサー。 - 【請求項11】コヒーレントな光線を発生する光源と、 希土類元素でドープされており、光学的にカップリング
された二本の分枝を形成するY字形状のチャンネルを有
する基材を備えて、前記光線を受光し伝搬する一体型光
導波路と、 前記チャンネル内のそれぞれの分枝の末端に配設され、
レーザーキャビティーを形成するための複数の反射器
と、 前記分枝の一方に配設されている格子と、 前記分枝の他方に配設されており、被検出条件の変化に
応じて光学的特性が変化し、前記レーザーキャビティー
内で発生する光の波長およびパワーのうち少なくとも一
つを変化させる被分析材料と、 前記レーザーキャビティー内で発生する前記光の波長ま
たはパワーの変化を計測するための検出器と、を備えて
おり、化学的条件および/または環境条件を検出するこ
とを特徴とする光学的センサー。 - 【請求項12】コヒーレントな光線を発生する光源と、 レーザーキャビティーを形成するように、希土類元素で
ドープされているチャンネルを有する基材と該チャンネ
ルの両端に配設されている複数の反射器とを備えてお
り、前記光線を受光し伝搬するための一体型光導波路
と、 前記チャンネル内に、前記光線の伝搬方向に対して横手
方向に形成されている溝部と、 前記溝部に配設されており、被検出条件の変化に応じて
光学的特性が変化し、前記レーザーキャビティー内で発
生する光の波長およびパワーのうち少なくとも一つを変
化させる被分析材料と、 前記レーザーキャビティー内で発生する前記光の波長ま
たはパワーの変化を計測するための検出器と、を備えて
おり、化学的条件および/または環境条件を検出するこ
とを特徴とする光学的センサー。 - 【請求項13】コヒーレントな光線を発生する光源と、 レーザーキャビティーを形成するように、希土類元素で
ドープされているチャンネルを有する基材と該チャンネ
ルの両端に配設されている複数の反射器とを備えてお
り、前記光線を受光し伝搬するための一体型光導波路
と、 希土類元素でドープされたチャンネルを有する基材と、
レーザーキャビティーを形成するための反射器を両端に
備えた前記光線を受光し伝搬するための一体型光導波路
と、 前記導波路チャンネル上に配設されている光学格子と、 前記光学格子と光学的にカップリングされており、被検
出条件の変化に応じて光学的特性が変化し、前記レーザ
ーキャビティー内で発生する光の波長およびパワーのう
ち少なくとも一つを変化させる被分析材料と、 前記レーザーキャビティー内で発生する前記光の波長ま
たはパワーの変化を計測するための検出器と、を備えて
おり、化学的条件および/または環境条件を検出するこ
とを特徴とする光学的センサー。 - 【請求項14】前記光学格子は、前記一体型光導波路と
一体に形成されており、 前記被分析材料は、前記光学格子上に配設されている請
求項13記載の光学的センサー。 - 【請求項15】前記光学格子は、前記被分析材料で形成
されている請求項13記載の光学的センサー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/452857 | 1995-05-30 | ||
US08/452,857 US5677769A (en) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | Optical sensor utilizing rare-earth-doped integrated-optic lasers |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921698A true JPH0921698A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=23798238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8184304A Pending JPH0921698A (ja) | 1995-05-30 | 1996-05-28 | 光学的センサー |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5677769A (ja) |
JP (1) | JPH0921698A (ja) |
DE (1) | DE19621584A1 (ja) |
Families Citing this family (71)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6434294B1 (en) | 1998-09-02 | 2002-08-13 | Bae Systems Aerospace Electronics Inc. | Photonic local oscillator signal generator and method for generating a local oscillator signal |
US6275512B1 (en) | 1998-11-25 | 2001-08-14 | Imra America, Inc. | Mode-locked multimode fiber laser pulse source |
AU2959500A (en) * | 1998-12-23 | 2000-07-12 | Brown University Research Foundation | Temperature dependence of laser emission from scattering media containing laser dye |
US6330388B1 (en) * | 1999-01-27 | 2001-12-11 | Northstar Photonics, Inc. | Method and apparatus for waveguide optics and devices |
US6917726B2 (en) * | 2001-09-27 | 2005-07-12 | Cornell Research Foundation, Inc. | Zero-mode clad waveguides for performing spectroscopy with confined effective observation volumes |
US7088756B2 (en) * | 2003-07-25 | 2006-08-08 | Imra America, Inc. | Polarization maintaining dispersion controlled fiber laser source of ultrashort pulses |
US7190705B2 (en) | 2000-05-23 | 2007-03-13 | Imra America. Inc. | Pulsed laser sources |
WO2002042803A2 (en) * | 2000-11-27 | 2002-05-30 | Northstar Photonics, Inc. | Apparatus and method for integrated photonic devices |
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