JPH0921543A - 携帯用エアクーラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 電力を節約し、携帯便で適用範囲を限定しな
い携帯用エアクーラーの提供。 【解決手段】 ケース１、ボールフロート２、フィルタ
群３、半導体冷却装置４、スイッチ群、モータ組立体
５、非常用バッテリセット６より成るエアクーラーにお
いて、ケース１は仕切りにより水槽１１、冷却箱１２、
モータ箱１４とに分離されている。モータ組立体５のモ
ータ軸の両端には夫々ファン５２、ファン５１を有し、
ファン５２により導入された空気はパイプ５３、ボール
逆止弁１１４を通り水槽内に吹き出し、濾過された後に
細かい網ネット製浮きボール２、及びボール２に連結さ
れた可撓性パイプ２１を経てフィルタ群３で濾過された
後半導体冷却装置４で冷却されファン５１により吐出口
１４１より清浄冷却空気を吐出する。吸入空気の一部は
半導体冷却装置４の放熱部を冷却し、吸熱して放出され
る。緊急時にバッテリーセットで電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運びができま
た種々の電源を選択することができ、どこでも冷気を供
給することができかつ非常時に、濾過された新鮮な空気
を供給することができる携帯用エアクーラーに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、エアコンディショナーは日常生活
に欠くことができない設備の一つとなってきたが、自動
車用エアコンディショナーを除いて、ほとんどのエアコ
ンディショナーは重く、また、そのほとんどが固定型で
あり、ほんのわずかな種類のエアコンディショナーは可
動型であるが、しかし実際には室内における適用に限定
されかつ室外に可撓性導管で接続されなければならず、
このため、本来の特性において、これらのエアコンディ
ショナーは可動型ではない。

【０００３】しかし、前記した従来のエアコンディショ
ナーは特別な環境、ほとんど密閉された空間で使用され
ており、これらは隔離または分離された環境を冷やし、
実際には、ユーザーは冷えた分離空間をしばしば出入り
し、これは、ユーザーの身体が温度差に不適応であるよ
うにするだけでなく病気にさせ、ある場合には、従来の
エアコンディショナーはユーザーにとって不完全なエア
コンディショナーとなる。

【０００４】近年、半導体冷却装置が適用されており、
実際、低温流れが放熱器のフィンに導かれ、次に空気を
送られて冷気が得られ、ユーザーの身体に冷気を吹きつ
け、冷気は強く若しくは大きい量ではないが、それはユ
ーザーの周囲の温度を直ちに低下させかつどこでも快適
な環境をもたらすことができ、さらに、前記空気が水、
水濾し器によって濾過される場合、ユーザーはより新鮮
な空気を得ることができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した背
景と、設計のための必要性とに基づいており、その目的
とするところは、電力を節約し、個人的な持ち運びに便
利であり、また、適用範囲を限定しない携帯用エアクー
ラーを提供することにあり、さらに他の目的は、応急手
当のための非常用の新鮮な空気を供給することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
前記した目的を達成するため、本発明は特別な方法を採
用し、携帯可能のエアクーラーを提供する。前記エアク
ーラーは、ケースと、ボールフロートと、フィルタ群
と、半導体冷却装置と、電気ユニットと、モータ組立体
と、非常用バッテリーセットとを含み、前記ケースを、
仕切りにより、密閉された水槽と、密閉された冷却箱と
に分離する。前記水槽には水が正確に蓄えられ、これ
は、可撓性のパイプを接続する細かい網目のネットでで
きた浮きボールにより前記フィルタ群に接続されてい
る。種々のフィルタエレメントを収容する前記フィルタ
群は冷却箱に接続され、前記冷却箱には半導体冷却装置
とその放熱器フィンとが据えられている。前記冷却箱の
頂側部は、シャッターに隣接するモータ箱の上方の放出
ファンに接続し、前記モータの他端部すなわち同じ回転
軸に空気を導くためのターボ吹き込みファンが固定さ
れ、空気は可撓性パイプを通り、ボール逆止弁を経て、
水槽に至る。モータの吹き込みおよび吹き出しまたは吐
き出しの結果として、前記空気は、濾過し、冷却する水
を通り、次いで、フィルタ群により濾過され、冷却箱内
で冷却され、ユーザーに吹き出される。非常時、ユーザ
ーが吸うための新鮮な空気を供給するため、非常用バッ
テリーが用いられる。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１ないし図５を参照すると、本
発明は、ケース１と、ボールフロート２と、フィルタ群
３と、半導体冷凍機または半導体冷却装置４と、モータ
組立体５と、非常用バッテリーセット６と、取付電気ユ
ニット７と、ノーズカバー８とを含む。

【０００８】ケース１は、水槽１１と、冷却箱１２と、
電気ケース１３と、モータ箱１４とに分割され、底部に
非常用バッテリーセット６を有し、頂部に、ワッシャー
またはシールリング１５１で密閉すべくボルト１５２で
止められたカバー１５を有し、カバー１５には水の入口
１５３が配置されている。水槽１１の頂側部は冷却箱１
２に隣接し、その底部には水の出口１１２が配置されて
おり、水槽１１は、逆止弁のボール１１４を有する入口
連結部１１３を備え、入口連結部１１３の外端部が外部
に接続されている。冷却箱１２の頂部は水槽１１とモー
タ箱１４とにそれぞれ隣接し、水槽１１と冷却箱１２と
の間にフィルタ群３を据え、また、電気ケース１３は、
冷却箱１２の前方に、冷却箱１２とモータ箱１４との間
に配置されている。モータ箱１４の頂部の前方側にシャ
ッター１４１が取り付けられており、モータ箱１４の底
部に空気入口の防護網１４２を有する。また、モータ箱
１４の上方のカバー１５に、非常用空気入口１４３が配
置されている。

【０００９】ボールフロート２は、２つの金属網の半球
と、直接に成形された軽いプラスチックのような浮き材
料とを含む。ボールフロート２に該ボールフロートの内
部で可撓性のパイプ２１が取り付けられ、可撓性パイプ
２１の他端部がフィルタ群３に固定されている。

【００１０】フィルタ３は、プラスチックまたはゴム製
の伸長パイプ３２に接続された管形のシェル３１と、活
性炭のようなフィルタエレメント３３を収容し、次いで
網ふるい(sieve) ３４を固定するフィルタネット３５と
を含む。伸長パイプ３２の先端部は可撓性パイプ２１に
接続されている。

【００１１】半導体冷却装置４は、冷却放熱器フィン４
２に固定されかつ外部で熱放熱器フィン４３に接続され
た冷却伝導バー４１を含む。

【００１２】モータ組立体５は、モータと、吐き出しフ
ァン５１および吹き込みファン５２がそれぞれ固定され
た、前記モータの回転軸の２つの端部とを含み、吐き出
しファン５１はシャッター１４１に対応し、吹き込みフ
ァン５２は防護ネット１４２に対応するターボファンで
あり、吹き込みファン５２の一側部は、空気伝導チュー
ブ５３の端部に相対しており、伝導チューブ５３の他の
端部は水槽１１の入口接続部１１３に密閉状態で接続さ
れている。

【００１３】非常用バッテリーセット６は一組のバッテ
リーであって、ケース１の底部に配置され、バッテリー
を変えるための可動バッテリーカバー６１で覆われてい
る。その隣にノーズカバー８がある。

【００１４】電気ユニット７は、表示ランプ７１と、ガ
ードスイッチ(guard switch)７２と、非常用スイッチ７
３と、電源スイッチ７４と、交流ソケット７５と、直流
ソケット７６とを含み、これらは選択的な付属品であ
り、配線ボードに接続され、また、ガードスイッチ７２
は、ケース１が倒れると、電源を切るための水銀スイッ
チであり、非常用スイッチは非常用バッテリーセット６
の供給を制御する。

【００１５】図６および図７を参照すると、冷気の供給
状態が示されており、モータ組立体５が空気を吹き込み
また吹き出すように作動し、空気は伝導チューブ５３、
入口接続部１１３を経て水槽１１に至り、水により濾過
され、水は空気のほこりを保持し、次いで、前記ボール
フロートを経て可撓性のパイプ２１に入り、前記空気は
フィルタ群３に導かれ、冷却箱１２に入り、冷却放熱器
フィン４２により冷却され、吹き出しファンまたは吐き
出しファン５１により吐き出され、冷気がユーザーの身
体に吹きつけられる。

【００１６】他の場合、大火災や有害なガスの導入のよ
うな非常時、図８を参照すると、非常用バッテリーセッ
ト６のスイッチを入れて空気を吹き込みまた吐き出すた
めの前記モータ組立体を回し、この間にシャッター１４
１を閉じかつノーズカバー８を非常用空気出口１４３に
接続すると、ノーズカバー８で澄んだ新鮮な空気を吸う
ことができる。非常用空気出口１４３上にフィルムがあ
り、それは使用後に補充されることになる。

【００１７】本発明のための水の取替の間、最初に排水
のために出口１１２を開け、次いで入口１１１を開けて
水槽１１をすすぎ、次に出口１１２をしっかり閉める。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のエアクーラーの外形図である。

【図２】本発明のエアクーラーの横断面図である。

【図３】図２の線１−１に沿って得た断面図である。

【図４】図２の線２−２に沿って得た断面図である。

【図５】図２の線３−３に沿って得た部分断面図であ
る。

【図６】本発明のエアクーラーの一状態（空気供給時）
を示す断面図である

【図７】本発明のエアクーラーの一状態（冷却時）を示
す断面図である

【図８】本発明のエアクーラーの操作（新鮮な空気の供
給時）時の部分平面図である。

【符号の説明】

１ ケース ２ ボールフロート ３ フィルタ群 ４ 半導体冷却装置 ５ モータ組立体 ６ 非常用バッテリーセット １１ 水槽 １２ 冷却箱 １４ モータ箱 ２１ 可撓性のパイプ ３１ シェル ３２ 伸長パイプ ５１ 吐き出しファン ５２ 吹き込みファン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パイ−ホー モウ 台湾 タイナン シティー シー シュー ロード レーン 222 アレイ 29 ナ ンバー 20

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケースと、ボールフロートと、フィルタ
   群と、半導体冷却装置と、スイッチ群と、モータ組立体
   と、非常用バッテリーセットとを含み、前記ケースが、
   仕切りにより、密閉された水槽と、密閉された冷却箱
   と、モータ箱とに分離され、前記水槽に水が蓄えられ、
   前記水槽が可撓性のパイプと接続する細かい網のネット
   で形成された浮きボールにより前記フィルタ群に接続さ
   れ、前記フィルタ群が、前記半導体冷却装置とその放熱
   器フィンとが据えられた前記冷却箱に接続された種々の
   フィルタエレメントを収容し、前記冷却箱の頂側部がシ
   ャッターに隣接するモータ箱の上方の吐き出しファンに
   連なり、前記モータの他端部が空気を導くためのターボ
   吹き込みファンに固定され、前記空気が、ボール逆止弁
   を有する前記可撓性のパイプにより前記水槽に導かれ、
   前記モータの吹き込みおよび吐き出しの結果として、前
   記空気が水を経て濾過、冷却され、次いで、前記フィル
   タ群により濾過され、前記冷却箱内で冷却され、外部に
   吹き出される、携帯用エアクーラー。
2. 【請求項２】 前記モータの上方の非常用空気出口がカ
   バーに設けられている、請求項１に記載の携帯用エアク
   ーラー。
3. 【請求項３】 前記非常用空気出口にフィルムを有す
   る、請求項１に記載の携帯用エアクーラー。
4. 【請求項４】 前記可撓性パイプの解放端が前記ボール
   フロート内にある、請求項１に記載の携帯用エアクーラ
   ー。
5. 【請求項５】 前記フィルタ群が、管形状のシェルと、
   伸長パイプと、フィルタエレメントと、網ふるいと、フ
   ィルタネットとを含み、前記シェルが前記水槽と前記冷
   却箱との間の上部でシールされ、前記シェルが前記伸長
   パイプの一端部に接続し、他端部が前記ボールフロート
   の可撓性パイプに接続し、前記シェル内にフィルタネッ
   トとフィルタエレメントとを含み、カバーで覆われてい
   る、請求項１に記載の携帯用エアクーラー。