JPH09214955A - 画像データのエンコード/デコードシステム - Google Patents

画像データのエンコード/デコードシステム

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JPH09214955A
JPH09214955A JP1582296A JP1582296A JPH09214955A JP H09214955 A JPH09214955 A JP H09214955A JP 1582296 A JP1582296 A JP 1582296A JP 1582296 A JP1582296 A JP 1582296A JP H09214955 A JPH09214955 A JP H09214955A
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妙 青木
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俊明 白砂
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットマップデータに対し、各ライン単位
で、画素データをランレングス圧縮する際に、同一画素
データの種類として5種類以上の色指定や背景画素や強
調画素やパターン画素等を設定することができる。 【解決手段】 ランレングス符号化方法に基づき複数連
続画素のビット列を圧縮するものにおいて、1圧縮単位
のラン情報が、同一画素データブロックの連続数を示す
ラン長情報または継続画素数と、前記画素を5種類以上
の色指定や背景画素や強調画素やパターン画素等の設定
を区別して示す3ビット構成の画素データとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを圧
縮符号化するエンコード方法とその圧縮符号化されたデ
ータを復合化するデコード方法からなる画像データのエ
ンコード/デコードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビットマップデータに対し、各ラ
イン単位で、画素データをランレングス圧縮する際に、
同一画素データの種類を示す画素データを付与して圧縮
するようになっている。
【0003】しかしこのような、ランレングス圧縮で
は、同一画素データの種類として5種類以上を設定する
ことができないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ビッ
トマップデータに対し、各ライン単位で、画素データを
ランレングス圧縮する際に、同一画素データの種類とし
て5種類以上を設定することができないという欠点を除
去するもので、ビットマップデータに対し、各ライン単
位で、画素データをランレングス圧縮する際に、同一画
素データの種類として5種類以上を設定することができ
る画像データのエンコード/デコードシステムを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のエンコード方
法は、所定ビット数で定義される画素データが複数集ま
って形成される情報集合体のうち、同一画素データが連
続するデータブロックを1圧縮単位として圧縮するもの
において、上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデ
ータブロックを特定する圧縮データ特定ステップと、上
記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素データ
連続数に対応した符号化ヘッダと、この同一画素データ
連続数を示す継続画素数データと、上記1圧縮単位のデ
ータブロックにおける同一画素データ自体を示す3ビッ
ト以上のデータとによって、圧縮された単位データブロ
ックを生成する圧縮データ生成ステップから構成されて
いる。
【0006】この発明のエンコード方法は、複数ビット
数で定義される画素データが複数集まって形成される情
報集合体のうち、同一画素データが連続するデータブロ
ックを1圧縮単位として圧縮するものにおいて、上記情
報集合体のうち、上記1圧縮単位のデータブロックを特
定する第1ステップと、上記1圧縮単位のデータブロッ
クにおける同一画素データ連続数のデータ長が第1の所
定数以下の場合はビットが割り当てられず、上記1圧縮
単位のデータブロックにおける同一画素データ連続数の
データ長が上記第1の所定数よりも大きく第2の所定数
以下の場合は2ビット以上所定ビット以下が割り当てら
れる符号化ヘッダと、この同一画素データ連続数を示す
継続画素数データと、上記1圧縮単位のデータブロック
における同一画素データ自体の種類を示す3ビット以上
のデータとによって、圧縮された単位データブロックを
生成する第2ステップと、上記情報集合体が有限ビット
長のデータライン上に配列されており、上記1圧縮単位
のデータブロックにおける同一画素データが上記データ
ラインのラインエンドまで連続している場合に、同一画
素データが上記ラインエンドまで続いていることを示す
特定ビット数で上記符号化ヘッダを構成する第3ステッ
プと、上記情報集合体が有限ビット長のデータライン上
に配列されている場合において、このデータライン上の
全データに対する圧縮単位データブロックの生成が終了
した時点で上記圧縮単位データブロック全体のビット長
が8ビットの整数倍でない場合に、この全体ビット長が
8ビットの整数倍となるようなダミービットデータを追
加する第4ステップとから構成されている。
【0007】この発明のデコード方法は、所定ビット数
で定義される画素データが複数集まって形成される情報
集合体のうち、同一画素データが連続するデータブロッ
クを1単位として圧縮されたビット列を伸張するもので
あって、上記データブロックが、上記同一画素データの
連続数に対応した継続画素数データ、または上記同一画
素データおよびその継続画素数データを指す符号化ヘッ
ダを含む場合において、上記情報集合体のうち、上記1
圧縮単位のデータブロックから、上記符号化ヘッダを取
り出す符号化ヘッダ取出ステップと、上記符号化ヘッダ
取出ステップにおいて取り出された符号化ヘッダの内容
に基づいて、上記1圧縮単位のデータブロックから、上
記継続画素数データを取り出す継続画素数取出ステップ
と、上記1圧縮単位のデータブロックから、上記符号化
ヘッダ取出ステップにおいて取り出された符号化ヘッダ
と、上記継続画素数取出ステップにおいて取り出された
継続画素数データとを差し引いた残り3ビット以上で定
義される画素データに基づいて、上記1圧縮単位のデー
タブロックを構成していた圧縮上の画素データの内容を
決定する画素データ決定ステップと、上記画素データ決
定ステップにより決定された内容のビットデータを、上
記継続画素数取出ステップにおいて取り出された継続画
素数データが示すビット長分並べて、上記1圧縮単位に
おける圧縮上の画素パターンを復元する画素パターン復
元ステップから構成されている。
【0008】この発明のデコード方法は、所定ビット数
で定義される画素データが複数集まって形成される情報
集合体のうち、同一画素データが連続するデータブロッ
クを1単位として圧縮されたビット列を伸張するものに
おいて、上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデー
タブロックから、符号化ヘッダを取り出す第1ステップ
と、上記第1ステップにおいて取り出された符号化ヘッ
ダにビットが割り当てられていない場合、その直後の所
定ビット数を上記継続画素数データとして取り出す第2
ステップと、上記第1ステップにおいて取り出された符
号化ヘッダにビットが割り当てられている場合、取り出
された符号化ヘッダの内容に基づいて、上記1圧縮単位
のデータブロックから、このデータブロックの上記継続
画素数データを取り出す第3ステップと、上記1圧縮単
位のデータブロックから、上記第1ステップにおいて取
り出された符号化ヘッダと、上記第2または第3ステッ
プにおいて取り出された継続画素数データとを差し引い
た残り3ビット以上で定義される画素データに基づい
て、上記1圧縮単位のデータブロックを構成していた圧
縮上の画素データの内容を決定する第4ステップと、上
記第4ステップにより決定された内容のビットデータ
を、上記第2または第3ステップにおいて取り出された
継続画素数データが示すビット長分並べて、上記1圧縮
単位における圧縮上の画素パターンを復元する第5ステ
ップと、上記情報集合体が有限ビット長のデータライン
上に配列されており、同一画素データがこのデータライ
ンのラインエンドまで続いていることを示す特定ビット
数で上記符号化ヘッダが構成される場合において、この
符号ヘッダに続く所定ビット数の内容を上記ラインエン
ドまで並べる第6ステップと、上記情報集合体が有限ビ
ット長のデータライン上に配列されている場合におい
て、このデータライン上の全ての圧縮単位データブロッ
クの復元が上記第5ステップにより実行されたとき、デ
ータライン上のすべての圧縮単位データブロックのビッ
ト長が8の整数倍とならない場合に、この全体ビット長
が8の整数倍となるようにビット長調整を行なう第7ス
テップとから構成されている。
【0009】この発明のシステムは、所定ビット数で定
義される画素データが複数集まって形成される情報集合
体のうち、同一画素データが連続するデータブロックを
1圧縮単位として圧縮し、圧縮されたビット列を伸張す
るものであって、エンコード処理とデコード処理とを組
み合わせたものにおいて、上記エンコード処理が、上記
1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素データ連
続数に対応した符号化ヘッダと、この同一画素データ連
続数を示す継続画素数データと、上記1圧縮単位のデー
タブロックにおける同一画素データ自体を示す3ビット
以上のデータとによって、圧縮された単位データブロッ
クを生成するステップとから構成され、上記デコード処
理が、上記エンコード処理によって生成された上記1圧
縮単位のデータブロックから、上記継続画素数データ、
または上記継続画素数データおよび上記同一画素データ
の集合体を指す上記符号化ヘッダを取り出す符号化ヘッ
ダ取出ステップと、上記符号化ヘッダを取り出した後、
このデータブロックの上記継続画素数データを取り出す
継続画素数取出ステップと、上記1圧縮単位のデータブ
ロックから、上記符号化ヘッダ取出ステップにおいて取
り出された符号化ヘッダと、上記継続画素数取出ステッ
プにおいて取り出された継続画素数データとを差し引い
た残り3ビット以上で定義される画素データに基づい
て、上記1圧縮単位のデータブロックを構成していた圧
縮上の画素データの内容を決定する画素データ決定ステ
ップと、上記画素データ決定ステップにより決定された
内容のビットデータを、上記継続画素数取出ステップに
おいて取り出された継続画素数データが示すビット長分
並べて、上記1圧縮単位における圧縮上の画素パターン
を復元する画素パターン復元ステップとから構成されて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係るエンコード方法およびデコード方
法を説明する。なお、重複説明を避けるために、複数の
図面に渡り機能上共通する部分には共通の参照符号が用
いられている。
【0011】図1〜図24は、この発明の一実施の形態
に係る画像情報のエンコード/デコードシステムを説明
するための図である。
【0012】図1は、この発明を適用できる情報保持媒
体の一例としての光ディスクODの記録データ構造を略
示している。
【0013】この光ディスクODは、たとえば片面約5
Gバイトの記憶容量をもつ両面貼合せディスクであり、
ディスク内周側のリードインエリアからディスク外周側
のリードアウトエリアまでの間に多数の記録トラックが
配置されている。各トラックは多数の論理セクタで構成
されており、それぞれのセクタに各種情報(適宜圧縮さ
れたデジタルデータ)が格納されている。
【0014】図2は、図1の光ディスクに記録されるデ
ータの論理構造を例示している。すなわち、図1の複数
論理セクタの集合体の中に、ディスクODで使用される
システムデータを格納するシステムエリアと、ボリュー
ム管理情報エリアと複数ファイルエリアが、形成され
る。
【0015】上記複数のファイルエリアのうち、たとえ
ばファイル1は、主映像情報(図中のVIDEO)、主
映像に対して補助的な内容を持つ副映像情報(図中のS
UB−PICTURE)、音声情報(図中のAUDI
O)、再生情報(図中のPLAYBACK INF
O.)等を含んでいる。
【0016】図3は、図2で例示したデータ構造のう
ち、エンコード(ランレングス圧縮)された副映像情報
のパックの論理構造を例示している。
【0017】図3の上部に示すように、ビデオデータに
含まれる副映像情報の1パックはたとえば2048バイ
トで構成される。この副映像情報の1パックは、先頭の
パックのヘッダのあとに、1以上の副映像パケットを含
んでいる。第1の副映像パケットは、そのパケットのヘ
ッダのあとに、ランレングス圧縮された副映像データ
(SP DATA1)を含んでいる。同様に、第2の副
映像パケットは、そのパケットのヘッダのあとに、ラン
レングス圧縮された副映像データ(SP DATA2)
を含んでいる。
【0018】このような複数の副映像データ(SP D
ATA1、SP DATA2、…)をランレングス圧縮
の1ユニット(1単位)分集めたもの、すなわち副映像
データユニット30に、副映像ユニットヘッダ31が付
与される。この副映像ユニットヘッダ31のあとに、1
ユニット分の映像データ(たとえば2次元表示画面の1
水平ライン分のデータ)をランレングス圧縮した画素デ
ータ32が続く。
【0019】換言すると、1ユニット分のランレングス
圧縮データ30は、1以上の副映像パケットの副映像デ
ータ部分(SP DATA1、SP DATA2、…)
の集まりで形成されている。この副映像データユニット
30は、副映像表示用の各種パラメータが記録されてい
る副映像ユニットヘッダ31と、ランレングス符号から
なる表示データ(圧縮された画素データ)32とで構成
されている。
【0020】図4は、図3で例示した1ユニット分のラ
ンレングス圧縮データ30のうち、副映像ユニットヘッ
ダ31の内容を例示している。ここでは、主映像(たと
えば映画の映像本体)とともに記録・伝送(通信)され
る副映像(たとえば主映像の映画のシーンに対応した字
幕)のデータに関して、説明を行なう。
【0021】図4に示すように、副映像ユニットヘッダ
31には、副映像の画素データ(表示データ)32の開
始アドレスSPDDADRと、画素データ32の終了ア
ドレスSPEDADRと、画素データ32のTV画面上
での表示開始位置および表示範囲(幅と高さ)SPDS
IZEと、システムから指定された背景色SPCHI
と、システムから指定された副映像色SPCINFO
と、システムから指定された強調色のパレット色番号S
PADJINFOと、副映像画素データ32の修飾情報
としての副映像モード情報SPMODと、主映像(M
P)に対する副映像(SP)の混合比SPCONTと、
副映像の開始タイミング(主映像のフレーム番号に対
応)SPDSTと、各ラインおきのデコードデータの開
始アドレスSPLine1〜SPlineNとが、記録
されている。
【0022】もう少し具体的にいうと、副映像ユニット
ヘッダ31には、図4の下部に示すように、以下の内容
を持つ種々なパラメータ(SPDDADRなど)が記録
されている: (1)このヘッダに続く表示データ(副映像の画素デー
タ)の開始アドレス情報(SPDDADR:ヘッダの先
頭からの相対アドレス)と; (2)この表示データの終了アドレス情報(SPEDA
DR:ヘッダの先頭からの相対アドレス)と; (3)この表示データのモニタ画面上における表示開始
位置および表示範囲(幅および高さ)を示す情報(SP
DSIZE)と; (4)システムにより指定された背景色(ストーリィ情
報テーブルまたは表示制御シーケンステーブルで設定し
た16色カラーパレットの番号)を示す情報(SPCH
I)と; (5)システムにより指定された副映像色(ストーリィ
情報テーブルまたは表示制御シーケンステーブルで設定
した16色カラーパレットの番号)を示す情報(SPC
INFO)と; (6)システムにより指定された副映像強調色(ストー
リィ情報テーブルまたは表示制御シーケンステーブルで
設定したカラーパレットの番号)を示す情報(SPAJ
DNFO)と; (7)システムにより指定され、ノンインターレースの
フィールドモードかインターレースのフレームモードや
カラーの色の指定や背景画素やパターン画素や強調画素
等を示す副映像画像モード情報(SPMOD)と(圧縮
対象の画素データが種々なビット数で構成されるとき
は、画素データが何ビット構成(たとえば0ビット〜3
ビット)であるかをこのモード情報の内容で特定でき
る。); (8)システムにより指定された副映像と主映像の混合
比を示す情報(SPCONT)と; (9)副映像の表示開始タイミングを、主映像のフレー
ム番号(たとえばMPEGのIピクチャフレーム番号)
により示す情報(SPDST)と; (10)副映像の1ライン目の符号化データの開始アド
レス(副映像ユニットヘッダの先頭からの相対アドレ
ス)を示す情報(SPlin1)と; (11)副映像のNライン目の符号化データの開始アド
レス(副映像ユニットヘッダの先頭からの相対アドレ
ス)を示す情報(SPlinN)。
【0023】なお、上記副映像と主映像の混合比を示す
情報SPCONTは、(システム設定値)/255によ
り副映像の混合比を表し、(255−設定値)/255
により主映像の混合比を表すようになっている。
【0024】この副映像ユニットヘッダ31には、各ラ
インおきのデコードデータの開始アドレス(SPLin
e1〜SPlineN)が存在する。このため、デコー
ド開始ラインの指定をデコーダ側のマイクロコンピュー
タ(MPUまたはCPU)などからの指示で変えること
により、表示画面における副映像のみのスクロールを実
現することができる。
【0025】上記副映像画像モード情報(SPMOD)
は、8ビット構成で、2ビットの画素幅と1ビットの解
像度とから構成されている。2ビットの画素幅により、
たとえば、“00”の場合0ビットモード(画素データ
なし)、“01”の場合1ビットモード、“10”の場
合2ビットモード、“11”の場合3ビットモードを示
している。1ビットの解像度により、たとえば、“0”
の場合ノンインターレースモード、“1”の場合インタ
ーレースモードを示している。
【0026】たとえば、図6に示すように、画素データ
の画素幅が1ビットの場合、“0”は背景画素を示し、
“1”はパターン画素を示し、画素データの画素幅が2
ビットの場合、“00”は背景画素を示し、“01”は
パターン画素を示し、“10”は強調画素1を示し、
“11”は強調画素2を示し、画素データの画素幅が3
ビットの場合、“000”は背景画素を示し、“00
1”はパターン画素を示し、“010”は強調画素1を
示し、“011”は強調画素2を示し、“100”は背
景強調画素を示し、“101”はパターン強調画素を示
し、“110”は強調画素3を示し、“111”は強調
画素4を示している。
【0027】また、画素データが異なった色等が指定で
きるものであっても良い。
【0028】ところで、副映像ユニットヘッダ31に
は、副映像がNTSC方式のTVフィールド/フレーム
にどのように対応するかを示すフィールド/フレームモ
ード副映像画像モード情報(SPMOD)の解像度を記
録することができるようになっている。
【0029】通常、この副映像画像モード情報(SPM
OD)の解像度にはビット”0”が書き込まれている。
このような副映像データユニット30を受信したデコー
ダ側では、このビット”0”によりフレームモード(ノ
ンインターレースモード)であることが判定され、受信
した符号データはライン毎にデコードされる。すると、
図13の左下に例示するようなデコードしたままの画像
がデコーダから出力され、これがモニタまたはテレビジ
ョン(TV)のような表示画面に表示される。
【0030】一方、副映像画像モード情報(SPMO
D)の解像度にビット”1”が書き込まれている場合
は、デコーダ側はフィールドモード(インターレースモ
ード)であると判定する。この場合は、符号データがラ
イン毎にデコードされたあと、図13の右下に例示する
ように、同じデータが2ライン分連続出力される。する
と、TVのインターレースモードに対応した画面が得ら
れる。これにより、フレームモード(ノンインターレー
スモード)よりも画質は荒くなるが、フレームモードと
同じデータ量でその2倍の量の画像を表示できるように
なる。
【0031】図7の(a)(b)(c)を用いて、ラン
レングスデータの圧縮方法のアルゴリズムについて説明
する。すなわち、同一データ継続数により画素の変化点
を表現し、画素データにより、あらかじめ決められた種
類のデータから表示されるべきデータを選択するランレ
ングスデータの記録方法において、同一データ継続数の
範囲により分類し、バイトアライン対応にして記録する
ランレングスデータの圧縮方法のアルゴリズムを示す。
【0032】(1)画素データをNビットとする。4
(X−1)≦4X,4X−N≧1となる最小の整数Xを
求める。ここで、(4X−N)ビットで表現できる同一
データ継続数の圧縮方式を図7の(a)に示すように決
定する。
【0033】次に現在の継続画素数のビット幅分の
“0”を次の圧縮方式のデータの頭に設定する。また、
現在の継続画素数ビット幅より大きく、さらに全ビット
幅がバイトアラインになるように、次の継続画素数ビッ
ト幅を決定する。即ち、 現在の継続画素数ビット幅<4Y−現在の継続画素数ビット幅−画素データビ ット幅 …A式 を満たすような最小の整数Yを求め、この式の右辺が次
の継続画素数ビット幅となる。
【0034】以下、この方式で次の圧縮方式を決定す
る。例を図7の(b)(c)に示す。
【0035】最大継続数が表現可能な継続画素数ビット
幅に達したところで、この方式を終了させる。
【0036】(2)4X−N<4Y−(4X−N)−N
となる最小の整数Yを求める。ここで、4Y−(4X−
N)−N=4(Y−X)ビットで表現できる同一データ
継続数の圧縮方式を図7の(b)に示すように決定す
る。
【0037】(3)4(Y−X)<4Z−4(Y−X)
−Nとなる最小の整数Zを求める。ここで4Z−4(Y
−X)−N=4(Z−Y+X)−Nビットで表現できる
同一データ継続数の圧縮方式を図7の(c)に示すよう
に決定する。
【0038】(4)ラインの終りまでに同一画素が続く
場合は、最大継続数のビット幅分の“0”と画素データ
だけで記録する。
【0039】次に、上記図7に示す計算式に基づく、画
素データが0ビットの場合のアルゴリズム(規則)を、
図8の(a)〜(d)を用いて説明する。
【0040】すなわち、画素データが0ビット(N=
0)、最大継続画素数255のランレングス圧縮方法を
示す。
【0041】 4(X−1)≦0≦4X、4X−0≧1 これを満たす、最小の整数Xを求める。 X=1 同一画素が1〜15続く場合、4ビットを1単位として
その4ビットを継続画素数とする。(符号化ヘッダ0ビ
ット) 図8の(a)に示すカテゴリー(圧縮規則1)であり、
この場合、継続画素数が1〜15なので、4ビットのす
べてが“0”となることはない。
【0042】A式により、4<4Y−4−0 これを満たす、最小の整数Yを求める。 Y=3 同一画素が16〜255続く場合、12ビットを1単位
として最初の4ビットを“0000”(符号化ヘッダ4
ビット)、続く8ビットを継続画素数とする。
【0043】図8の(b)に示すカテゴリー(圧縮規則
2)であり、この場合、継続画素数が16以上なので、
上位8ビットのすべてが“0”となることはない。
【0044】上位8ビットのすべてが“0”であれば、
上記のいずれのカテゴリーでないことが分かる。この場
合、画素データも含めて4の倍数となるよう、8ビット
を1単位として“00000000”(符号化ヘッダ8
ビット)とする。図8の(c)に示すカテゴリー(圧縮
規則3)である。
【0045】バイトアライン用は、図8の(d)に示す
カテゴリー(圧縮規則4)である。
【0046】次に、上記図7に示す計算式に基づく、画
素データが1ビットの場合のアルゴリズム(規則)を、
図9の(a)〜(f)を用いて説明する。
【0047】すなわち、画素データが1ビット(N=
1)、最大継続画素数255のランレングス圧縮方法を
示す。
【0048】4(X−1)≦1≦4X、4X−1≧1 これを満たす、最小の整数Xを求める。 X=1 同一画素が1〜7続く場合、4ビットを1単位として最
初の3ビットを継続画素数、続く1ビットを画素データ
とする。(符号化ヘッダ0ビット) 図9の(a)に示すカテゴリー(圧縮規則5)であり、
この場合、継続画素数が1〜7なので、上位3ビットの
すべてが“0”となることはない。
【0049】A式により、3<4Y−3−1 これを満たす、最小の整数Yを求める。 Y=2 同一画素が8〜15続く場合、8ビットを1単位として
最初の3ビットを“000”(符号化ヘッダ3ビッ
ト)、続く4ビットを継続画素数、次に続く1ビットを
画素データとする。
【0050】図9の(b)に示すカテゴリー(圧縮規則
6)であり、この場合、継続画素数が8以上なので、上
位4ビットのすべてが“0”となることはない。
【0051】A式により、4<4Z−4−1 これを満たす、最小の整数Zを求める。 Z=3 同一画素が16〜127続く場合、12ビットを1単位
として最初の4ビットを“0000”(符号化ヘッダ4
ビット)、続く7ビットを継続画素数、次に続く1ビッ
トを画素データとする。
【0052】図9の(c)に示すカテゴリー(圧縮規則
7)であり、この場合、継続画素数が16以上なので、
上位5ビットのすべてが“0”となることはない。
【0053】A式により、7<4Q−7−1 これを満たす、最小の整数Qを求める。 Q=4 同一画素が128〜255続く場合、16ビットを1単
位として最初の7ビットを“0000000”(符号化
ヘッダ7ビット)、続く8ビットを継続画素数、次に続
く1ビットを画素データとする。
【0054】図9の(d)に示すカテゴリー(圧縮規則
8)であり、この場合、継続画素数が128以上なの
で、上位8ビットのすべてが“0”となることはない。
【0055】ラインの終りまで同一画素が連続する場
合、上位8ビットのすべてが“0”であれば、上記のい
ずれのカテゴリーでないことが分かる。この場合、画素
データも含めて4の倍数となるよう、16ビットを1単
位として最初の15ビットを“00000000000
0000”(符号化ヘッダ15ビット)、続く1ビット
を画素データとする。図9の(e)に示すカテゴリー
(圧縮規則9)である。
【0056】バイトアライン用は、図9の(f)に示す
カテゴリー(圧縮規則10)である。
【0057】次に、上記図7に示す計算式に基づく、画
素データが2ビットの場合のアルゴリズム(規則)を、
図10の(a)〜(f)を用いて説明する。
【0058】すなわち、画素データが2ビット(N=
2)、最大継続画素数255のランレングス圧縮方法を
示す。
【0059】4(X−1)≦2≦4X、4X−2≧1 これを満たす、最小の整数Xを求める。 X=1 同一画素が1〜3続く場合、4ビットを1単位として最
初の2ビットを継続画素数、続く2ビットを画素データ
とする。(符号化ヘッダ0ビット)図10の(a)に示
すカテゴリー(圧縮規則11)であり、この場合、継続
画素数が1〜3なので、上位2ビットのすべてが“0”
となることはない。
【0060】A式により、2<4Y−2−2 これを満たす、最小の整数Yを求める。 Y=2 同一画素が4〜15続く場合、8ビットを1単位として
最初の2ビットを“00”(符号化ヘッダ2ビット)、
続く4ビットを継続画素数、次に続く2ビットを画素デ
ータとする。
【0061】図10の(b)に示すカテゴリー(圧縮規
則12)であり、この場合、継続画素数が4以上なの
で、上位4ビットのすべてが“0”となることはない。
【0062】A式により、4<4Z−4−2 これを満たす、最小の整数Zを求める。 Z=3 同一画素が16〜63続く場合、12ビットを1単位と
して最初の4ビットを“0000”(符号化ヘッダ4ビ
ット)、続く6ビットを継続画素数、次に続く2ビット
を画素データとする。
【0063】図10の(c)に示すカテゴリー(圧縮規
則13)であり、この場合、継続画素数が16以上なの
で、上位5ビットのすべてが“0”となることはない。
【0064】A式により、6<4Q−6−2 これを満たす、最小の整数Qを求める。 Q=4 同一画素が64〜255続く場合、16ビットを1単位
として最初の6ビットを“000000”(符号化ヘッ
ダ6ビット)、続く8ビットを継続画素数、次に続く2
ビットを画素データとする。
【0065】図10の(d)に示すカテゴリー(圧縮規
則14)であり、この場合、継続画素数が64以上なの
で、上位7ビットのすべてが“0”となることはない。
【0066】ラインの終りまで同一画素が連続する場
合、上位7ビットのすべてが“0”であれば、上記のい
ずれのカテゴリーでないことが分かる。この場合、画素
データも含めて4の倍数となるよう、16ビットを1単
位として最初の14ビットを“00000000000
000”(符号化ヘッダ14ビット)、続く2ビットを
画素データとする。図10の(e)に示すカテゴリー
(圧縮規則15)である。
【0067】バイトアライン用は、図10の(f)に示
すカテゴリー(圧縮規則16)である。
【0068】次に、上記図7に示す計算式に基づく、画
素データが3ビットの場合のアルゴリズム(規則)を、
図11の(a)〜(f)を用いて説明する。
【0069】すなわち、画素データが3ビット(N=
3)、最大継続画素数255のランレングス圧縮方法を
示す。
【0070】4(X−1)≦3≦4X、4X−3≧1 これを満たす、最小の整数Xを求める。 X=1 同一画素が1続く場合、4ビットを1単位として最初の
1ビットを継続画素数、続く3ビットを画素データとす
る。(符号化ヘッダ0ビット) 図11の(a)に示すカテゴリー(圧縮規則17)であ
り、この場合、継続画素数が1なので、上位1ビットは
常に“1”となっている。
【0071】A式により、1<4Y−1−3 これを満たす、最小の整数Yを求める。 Y=2 同一画素が2〜15続く場合、8ビットを1単位として
最初の1ビットを“0”(符号化ヘッダ1ビット)、続
く4ビットを継続画素数、次に続く3ビットを画素デー
タとする。
【0072】図11の(b)に示すカテゴリー(圧縮規
則18)であり、この場合、継続画素数が2以上なの
で、上位4ビットのすべてが“0”となることはない。
【0073】A式により、1<4Z−4−3 これを満たす、最小の整数Zを求める。 Z=3 同一画素が16〜31続く場合、12ビットを1単位と
して最初の4ビットを“0000”(符号化ヘッダ4ビ
ット)、続く5ビットを継続画素数、次に続く3ビット
を画素データとする。
【0074】図11の(c)に示すカテゴリー(圧縮規
則19)であり、この場合、継続画素数が16以上なの
で、上位5ビットのすべてが“0”となることはない。
【0075】A式により、1<4Q−5−3 これを満たす、最小の整数Qを求める。 Q=4 同一画素が32〜255続く場合、16ビットを1単位
として最初の5ビットを“00000”(符号化ヘッダ
5ビット)、続く8ビットを継続画素数、次に続く3ビ
ットを画素データとする。
【0076】図11の(d)に示すカテゴリー(圧縮規
則20)であり、この場合、継続画素数が32以上なの
で、上位8ビットのすべてが“0”となることはない。
【0077】ラインの終りまで同一画素が連続する場
合、上位8ビットのすべてが“0”であれば、上記のい
ずれのカテゴリーでないことが分かる。この場合、画素
データも含めて4の倍数となるよう、12ビットを1単
位として最初の9ビットを“000000000”(符
号化ヘッダ9ビット)、続く3ビットを画素データとす
る。図11の(e)に示すカテゴリー(圧縮規則21)
である。
【0078】バイトアライン用は、図11の(f)に示
すカテゴリー(圧縮規則22)である。
【0079】また、画素データが4ビット以上の場合も
上記同様に対応するカテゴリー(圧縮規則)を設定する
ことができるようになっている。
【0080】図3または図4に示す副映像の画素データ
(ランレングスデータ)32は、図8から図11に示す
ランレングス圧縮規則1〜4、5〜10、11〜16、
17〜22のいずれの規則が適用されるかによって、そ
の1単位のデータ長(可変長)が決まる。そして、決ま
ったデータ長でエンコード(ランレングス圧縮)および
デコード(ランレングス伸張)が行われる。
【0081】図8の規則1〜4は圧縮対象の画素データ
が0ビット構成である場合に使用され、図9の規則5〜
10は圧縮対象の画素データが1ビット構成である場合
に使用され、図10の規則11〜16は圧縮対象の画素
データが2ビット構成である場合に使用され、図11の
規則17〜22は圧縮対象の画素データが3ビット構成
である場合に使用される。
【0082】ランレングス圧縮規則1〜4、5〜10、
11〜16、17〜22のどれが使用されるかは、副映
像ユニットヘッダ31内のパラメータとしての副映像モ
ード情報SPMOD(図4の下部の表の中央付近参照)
の画素幅の内容(ビット幅フラグなど)によって決める
ことができる。たとえば、副映像モード情報SPMOD
のビット幅フラグが“00”の場合は、ランレングス圧
縮対象の画素データが0ビットデータであり、図8の規
則1〜4が使用される。副映像モード情報SPMODの
ビット幅フラグが“01”の場合は、ランレングス圧縮
対象の画素データが1ビットデータであり、図9の規則
5〜10が使用される。副映像モード情報SPMODの
ビット幅フラグが“10”の場合は、ランレングス圧縮
対象の画素データが2ビットデータであり、図10の規
則11〜16が使用される。副映像モード情報SPMO
Dのビット幅フラグが“11”の場合は、ランレングス
圧縮対象の画素データが3ビットデータであり、図11
の規則17〜22が使用される。
【0083】また、副映像モード情報SPMODの画素
幅が3ビット構成以上の複数ビット構成であっても良
く、たとえば3ビット構成の場合、0〜15ビットまで
の16種類の画素幅が設定できる。
【0084】図10の(a)〜(f)は、図4で例示し
た副映像画素データ(ランレングスデータ)32部分が
複数ビット(ここでは2ビット)の画素データで構成さ
れる場合において、この発明のエンコード方法で採用さ
れるランレングス圧縮規則11〜16を説明するもので
ある。
【0085】また、図14は、図4で例示した副映像画
素データ(ランレングスデータ)32部分が2ビットの
画素データで構成される場合において、上記圧縮規則1
1〜16を具体的に説明するための図である。
【0086】図10の(a)に示す規則11では、同一
画素が1〜3個続く場合、4ビットデータでエンコード
(ランレングス圧縮)のデータ1単位を構成する。この
場合、最初の2ビットで継続画素数を表し、続く2ビッ
トで画素データ(画素の色情報など)を表す。
【0087】たとえば、図14の上部に示される圧縮前
の映像データPXDの最初の圧縮データ単位CU01
は、2個の2ビット画素データd0、d1=(000
0)bを含んでいる(bはバイナリであることを指
す)。この例では、同一の2ビット画素データ(00)
bが2個連続(継続)している。
【0088】この場合、図14の下部に示すように、継
続数「2」の2ビット表示(10)bと画素データの内
容(00)bとを繋げたd0、d1=(1000)b
が、圧縮後の映像データPXDのデータ単位CU01*
となる。
【0089】換言すれば、規則11によってデータ単位
CU01の(0000)bがデータ単位CU01*の
(1000)bに変換される。この例では実質的なビッ
ト長の圧縮は得られていないが、たとえば同一画素(0
0)bが3個連続するCU01=(000000)bな
らば、圧縮後はCU01*=(1100)bとなって、
2ビットの圧縮効果が得られる。
【0090】図10の(b)に示す規則12では、同一
画素が4〜15個続く場合、8ビットデータでエンコー
ドのデータ1単位を構成する。この場合、最初の2ビッ
トで規則12に基づくことを示す符号化ヘッダを表し、
続く4ビットで継続画素数を表し、その後の2ビットで
画素データを表す。
【0091】たとえば、図14の上部に示される圧縮前
の映像データPXDの2番目の圧縮データ単位CU02
は、5個の2ビット画素データd2、d3、d4、d
5、d6=(0101010101)bを含んでいる。
この例では、同一の2ビット画素データ(01)bが5
個連続(継続)している。
【0092】この場合、図14の下部に示すように、符
号化ヘッダ(00)bと、継続数「5」の4ビット表示
(0101)bと画素データの内容(01)bとを繋げ
たd2〜d6=(00010101)bが、圧縮後の映
像データPXDのデータ単位CU02*となる。
【0093】換言すれば、規則12によってデータ単位
CU02の(0101010101)b(10ビット
長)がデータ単位CU02*の(00010101)b
(8ビット長)に変換される。この例では実質的なビッ
ト長圧縮分は10ビットから8ビットへの2ビットしか
ないが、継続数がたとえば15(CU02の01が15
個連続するので30ビット長)の場合は、これが8ビッ
トの圧縮データ(CU02*=00111101)とな
り、30ビットに対して22ビットの圧縮効果が得られ
る。つまり、規則12に基づくビット圧縮効果は、規則
11のものよりも大きい。しかし、解像度の高い微細な
画像のランレングス圧縮に対応するためには、規則11
も必要となる。
【0094】図10の(c)に示す規則13では、同一
画素が16〜63個続く場合、12ビットデータでエン
コードのデータ1単位を構成する。この場合、最初の4
ビットで規則13に基づくことを示す符号化ヘッダを表
し、続く6ビットで継続画素数を表し、その後の2ビッ
トで画素データを表す。
【0095】たとえば、図14の上部に示される圧縮前
の映像データPXDの3番目の圧縮データ単位CU03
は、16個の2ビット画素データd7〜d22=(10
1010………1010)bを含んでいる。この例で
は、同一の2ビット画素データ(10)bが16個連続
(継続)している。
【0096】この場合、図14の下部に示すように、符
号化ヘッダ(0000)bと、継続数「16」の6ビッ
ト表示(010000)bと画素データの内容(10)
bとを繋げたd7〜d22=(00000100001
0)bが、圧縮後の映像データPXDのデータ単位CU
03*となる。
【0097】換言すれば、規則13によってデータ単位
CU03の(101010………1010)b(32ビ
ット長)がデータ単位CU03*の(00000100
0010)b(12ビット長)に変換される。この例で
は実質的なビット長圧縮分は32ビットから12ビット
への20ビットであるが、継続数がたとえば63(CU
03の10が63個連続するので126ビット長)の場
合は、これが12ビットの圧縮データ(CU03*=0
00011111110)となり、126ビットに対し
て114ビットの圧縮効果が得られる。つまり、規則1
3に基づくビット圧縮効果は、規則12のものよりも大
きい。
【0098】図10の(d)に示す規則14では、同一
画素が64〜255個続く場合、16ビットデータでエ
ンコードのデータ1単位を構成する。この場合、最初の
6ビットで規則14に基づくことを示す符号化ヘッダを
表し、続く8ビットで継続画素数を表し、その後の2ビ
ットで画素データを表す。
【0099】たとえば、図14の上部に示される圧縮前
の映像データPXDの4番目の圧縮データ単位CU04
は、69個の2ビット画素データd23〜d91=(1
11111………1111)bを含んでいる。この例で
は、同一の2ビット画素データ(11)bが69個連続
(継続)している。
【0100】この場合、図14の下部に示すように、符
号化ヘッダ(000000)bと、継続数「69」の8
ビット表示(00100101)bと画素データの内容
(11)bとを繋げたd23〜d91=(000000
0010010111)bが、圧縮後の映像データPX
Dのデータ単位CU04*となる。
【0101】換言すれば、規則14によってデータ単位
CU04の(111111………1111)b(138
ビット長)がデータ単位CU04*の(0000000
010010111)b(16ビット長)に変換され
る。この例では実質的なビット長圧縮分は138ビット
から16ビットへの122ビットであるが、継続数がた
とえば255(CU01の11が255個連続するので
510ビット長)の場合は、これが16ビットの圧縮デ
ータ(CU04*=000000111111111
1)となり、510ビットに対して494ビットの圧縮
効果が得られる。つまり、規則14に基づくビット圧縮
効果は、規則13のものよりも大きい。
【0102】図10の(e)に示す規則15では、エン
コードデータ単位の切換点からラインの終わりまで同一
画素が続く場合に、16ビットデータでエンコードのデ
ータ1単位を構成する。この場合、最初の14ビットで
規則15に基づくことを示す符号化ヘッダを表し、続く
2ビットで画素データを表す。
【0103】たとえば、図14の上部に示される圧縮前
の映像データPXDの5番目の圧縮データ単位CU05
は、1個以上の2ビット画素データd92〜dn=(0
00000………0000)bを含んでいる。この例で
は、同一の2ビット画素データ(00)bが有限個連続
(継続)しているが、規則15では継続画素数が1以上
いくつでも良い。
【0104】この場合、図14の下部に示すように、符
号化ヘッダ(00000000000000)bと、画
素データの内容(00)bとを繋げたd92〜dn=
(0000000000000000)bが、圧縮後の
映像データPXDのデータ単位CU05*となる。
【0105】換言すれば、規則15によってデータ単位
CU05の(000000………0000)b(不特定
ビット長)がデータ単位CU05*の(0000000
000000000)b(16ビット長)に変換され
る。規則15では、ラインエンドまでの同一画素継続数
が16ビット長以上あれば、圧縮効果が得られる。
【0106】図10の(f)に示す規則16では、エン
コード対象データが並んだ画素ラインが1ライン終了し
た時点で、1ライン分の圧縮データPXDの長さが8ビ
ットの整数倍でない(すなわちバイトアラインでない)
場合に、4ビットのダミーデータを追加して、1ライン
分の圧縮データPXDがバイト単位になるように(すな
わちバイトアラインされるように)している。
【0107】たとえば、図14の下部に示される圧縮後
の映像データPXDのデータ単位CU01*〜CU05
*の合計ビット長は、必ず4ビットの整数倍にはなって
いるが、必ずしも8ビットの整数倍になっているとは限
らない。
【0108】たとえばデータ単位CU01*〜CU05
*の合計ビット長が1020ビットでありバイトアライ
ンとするために4ビット不足しているなら、図14の下
部に示すように、4ビットのダミーデータCU06*=
(0000)bを1020ビットの末尾に付加して、バ
イトアラインされた1024ビットのデータ単位CU0
1*〜CU06*を出力する。
【0109】なお、2ビット画素データは、必ずしも4
種類の画素色を表示するものに限定されない。たとえ
ば、図6に示すように、画素データ(00)bで副映像
の背景画素を表し、画素データ(01)bで副映像のパ
ターン画素を表し、画素データ(10)bで副映像の第
1強調画素を表し、画素データ(11)bで副映像の第
2強調画素を表わすようにしても良い。
【0110】画素データの構成ビット数がもっと多けれ
ば、より他種類の副映像画素を指定できる。たとえば図
6に示すように、画素データが3ビットの(000)b
〜(111)bで構成されているときは、ランレングス
エンコード/デコードされる副映像データにおいて、最
大8種類の画素色+画素種類(強調効果)等を指定でき
るようになる。
【0111】図9の(a)〜(f)は、図4で例示した
副映像画素データ(ランレングスデータ)32部分が1
ビットの画素データで構成される場合において、この発
明のエンコード方法で採用されるランレングス圧縮規則
5〜10を説明するものである。
【0112】図9の(a)に示す規則5では、同一画素
が1〜7個続く場合、4ビットデータでエンコード(ラ
ンレングス圧縮)のデータ1単位を構成する。この場
合、最初の3ビットで継続画素数を表し、続く1ビット
で画素データ(画素種類の情報など)を表す。たとえば
1ビット画素データが”0”なら副映像の背景画素を示
し、それが”1”なら副映像のパターン画素を示す。
【0113】図9の(b)に示す規則6では、同一画素
が8〜15個続く場合、8ビットデータでエンコードの
データ1単位を構成する。この場合、最初の3ビットで
規則12に基づくことを示す符号化ヘッダ(たとえば0
00)を表し、続く4ビットで継続画素数を表し、その
後の1ビットで画素データを表す。
【0114】図9の(c)に示す規則7では、同一画素
が16〜127個続く場合、12ビットデータでエンコ
ードのデータ1単位を構成する。この場合、最初の4ビ
ットで規則7に基づくことを示す符号化ヘッダ(たとえ
ば0000)を表し、続く7ビットで継続画素数を表
し、その後の1ビットで画素データを表す。
【0115】図9の(d)に示す規則8では、同一画素
が128〜255個続く場合、16ビットデータでエン
コードのデータ1単位を構成する。この場合、最初の7
ビットで規則8に基づくことを示す符号化ヘッダ(たと
えば0000000)を表し、続く8ビットで継続画素
数を表し、その後の1ビットで画素データを表す。
【0116】図9の(e)に示す規則9では、エンコー
ドデータ単位の切換点からラインの終わりまで同一画素
が続く場合に、8ビットデータでエンコードのデータ1
単位を構成する。この場合、最初の15ビットで規則9
に基づくことを示す符号化ヘッダ(たとえば00000
0000000000)を表し、続く1ビットで画素デ
ータを表す。
【0117】図9の(f)に示す規則10では、エンコ
ード対象データが並んだ画素ラインが1ライン終了した
時点で、1ライン分の圧縮データPXDの長さが8ビッ
トの整数倍でない(すなわちバイトアラインでない)場
合に、4ビットのダミーデータを追加して、1ライン分
の圧縮データPXDがバイト単位になるように(すなわ
ちバイトアラインされるように)している。
【0118】次に、図12を参照して画像符号化方法
(ランレングス圧縮符号化を用いたエンコード方法)を
具体的に説明する。
【0119】図12は、図4で例示した副映像画素デー
タ(ランレングスデータ)32を構成する画素データ
が、たとえば第1〜第9ラインで構成され、各ライン上
に2ビット構成の画素(最大4種類の内容を持つ)が並
んでおり、各ライン上の2ビット画素により文字パター
ン「A」および「B」が表現されている場合を示してい
る。この場合において、各ラインの画素データが、どの
ようにエンコード(ランレングス圧縮)されるかを具体
的に説明する。
【0120】図12の上部に例示するように、ソースと
なる画像は、3種類(最大4種類)の画素データで構成
されている。すなわち、2ビット画像データ(00)b
で副映像の背景の画素色が示され、2ビット画像データ
(01)bで副映像内の文字「A」および「B」の画素
色が示され、2ビット画像データ(10)bで副映像文
字「A」および「B」に対する強調画素色が示されてい
る。
【0121】文字「A」および「B」を含む原画像がス
キャナなどにより走査されると、これらの文字パターン
は、走査ライン毎に左から右へ向かって、1画素単位で
読み取られる。こうして読み取られた映像データは、こ
の発明に基づくランレングス圧縮を行なうエンコーダ
(後述する図15の実施形態では200)に入力され
る。
【0122】このエンコーダは、図10で説明した規則
11〜規則16に基づくランレングス圧縮を実行するソ
フトウエアが動作するマイクロコンピュータ(MPUま
たはCPU)で構成できる。このエンコーダソフトウエ
アについては、図18および図19のフローチャートを
参照して後述する。
【0123】以下、1画素単位で読み取られた文字パタ
ーン「A」および「B」の順次(sequential)ビット列
をランレングス圧縮するエンコード処理について、説明
する。
【0124】図12の例では、ソース画像の画素色が3
つの場合を想定しているので、エンコード処理対象の映
像データ(文字パターン「A」および「B」の順次ビッ
ト列)は、背景画素色「・」を2ビット画素データ(0
0)bで表し、文字画素色「#」を2ビット画素データ
(01)bで表し、強調画素色「o」を2ビット画素デ
ータ(10)bで表している。この画素データ(00、
01など)のビット数(=2)は、画素幅と呼ぶことも
ある。
【0125】なお、単純化のために、図12の例では、
エンコード処理対象映像データ(副映像データ)の表示
幅を16画素とし、走査ライン数(表示の高さ)は9ラ
インとしている。
【0126】まず、スキャナから得られた画素データ
(副映像データ)は、マイクロコンピュータにより、一
旦、圧縮前のランレングス値に変換される。
【0127】すなわち、図12の上部の1ライン目を例
に取れば、3個の連像「・・・」は(・*3)に変換さ
れ、その後の1個の「o」は(o*1)に変換され、そ
の後の1個の「#」は(#*1)に変換され、その後の
1個の「o」は(o*1)に変換され、その後の3連像
「・・・」は(・*3)に変換され、その後の1個の
「o」は(o*1)に変換され、その後の4連像「##
##」は(#*4)に変換され、その後の1個の「o」
は(o*1)に変換され、最後の1個の「・」は(・*
1)に変換される。
【0128】その結果、図12の中部に示すように、1
ライン目の圧縮前ランレングスデータは、「・*3/o
*1/#*1/o*1/・*3/o*1/#*4/o*
1/・*1」のようになる。このデータは、文字画素色
などの画像情報と、その連続数を示す継続画素数との組
み合わせにより、構成されている。
【0129】以下同様に、図12上部の2ライン〜9ラ
イン目の画素データ列は、図12中部の2ライン〜9ラ
イン目に示すような圧縮前ランレングスデータ列にな
る。
【0130】ここで、1ライン目のデータに注目する
と、ラインのスタートから背景画素色「・」が3個続い
ているので、図10の圧縮規則11が適用される。その
結果、1ライン目の最初の「・・・」すなわち(・*
3)は、「3」を表す2ビット(11)と背景画素色
「・」を表す(00)とを組み合わせた(1100)に
エンコードされる。
【0131】1ライン目の次のデータは、「o」が1個
なのでやはり規則11が適用される。その結果、1ライ
ン目の次の[o」すなわち(o*1)は、「1」を表す
2ビット(01)と強調画素色「o」を表す(10)と
を組み合わせた(0110)にエンコードされる。
【0132】さらに次のデータは、「#」が1個なので
やはり規則11が適用される。その結果、1ライン目の
次の[#」すなわち(#*1)は、「1」を表す2ビッ
ト(01)と文字画素色「#」を表す(01)とを組み
合わせた(0101)にエンコードされる。(この#に
関する部分は、図12の中部および下部では破線で囲っ
て図示してある。) 以下同様に、(o*1)は(0110)にエンコードさ
れ、(・*3)は(1100)にエンコードされ、(o
*1)は(0110)にエンコードされる。
【0133】1ライン目のその後のデータは、「#」が
4個なので、図10の圧縮規則12が適用される。その
結果、1ライン目のこの[#」すなわち(#*4)は、
規則12が適用されたことを示す2ビットヘッダ(0
0)と、継続画素数「4」を表す4ビット(0100)
と、文字画素色「#」を表す(01)とを組み合わせた
(00010001)にエンコードされる。(この#に
関する部分は、破線で囲って図示してある。)1ライン
目のさらにその後のデータは、「o」が1個なので規則
11が適用される。その結果、この[o」すなわち(o
*1)は、「1」を表す2ビット(01)と強調画素色
「o」を表す(10)とを組み合わせた(0110)に
エンコードされる。
【0134】1ライン目最後のデータは、「・」が1個
なので規則11が適用される。その結果、この[・」す
なわち(・*1)は、「1」を表す2ビット(01)と
背景画素色「・」を表す(00)とを組み合わせた(0
100)にエンコードされる。 以上のようにして、1
ライン目の圧縮前ランレングスデータ「・*3/o*1
/#*1/o*1/・*3/o*1/#*4/o*1/
・*1」は、(1100)(0110)(0101)
(0110)(1100)(0110)(000100
01)(0110)(0100)のようにランレングス
圧縮され、1ライン目のエンコードが終了する。
【0135】以下同様にして、8ライン目までエンコー
ドが進行する。9ライン目では、1ライン全てが同一の
背景画素色「・」で占められている。この場合は、図1
0の圧縮規則15が適用される。その結果、9ライン目
の圧縮前ランレングスデータ「・*16」は、同一の背
景画素色「・」がラインエンドまで続いていることを示
す14ビットのヘッダ(0000000000000
0)と、背景画素色「・」を示す2ビット画素データ
(00)とを組み合わせた、16ビットの(00000
00000000000)にエンコードされる。
【0136】なお、上記規則15に基づくエンコード
は、圧縮対象データがラインの途中から始まりラインエ
ンドまで続いている場合にも適用される。
【0137】図15は、この発明に基づきエンコードさ
れた画像情報を持つ高密度光ディスクの、量産からユー
ザサイドにおける再生までの流れを説明するとともに;
この発明に基づきエンコードされた画像情報の、放送/
ケーブル配信からユーザ/加入者における受信/再生ま
での流れを説明するブロック図である。
【0138】たとえば図12の中部に示すような圧縮前
ランレングスデータが図15のエンコーダ200に入力
されると、エンコーダ200は、たとえば図10の圧縮
規則11〜16に基づくソフトウエア処理により、入力
されたデータがランレングス圧縮(エンコード)され
る。
【0139】図1に示すような光ディスクODに図2に
示すような論理構成のデータが記録される場合は、図1
5のエンコーダ200によるランレングス圧縮処理(エ
ンコード処理)は、図3の副映像データに対して実施さ
れる。
【0140】図15のエンコーダ200には、上記光デ
ィスクODを完成させるに必要な種々なデータも入力さ
れる。これらのデータは、たとえばMPEG(Mortion
Picture Expert Group)の規格に基づき圧縮され、圧縮
後のデジタルデータがレーザカッティングマシン202
または変調器/送信器210に送られる。
【0141】レーザカッティングマシン202におい
て、図示しないマザーディスクにエンコーダ200から
のMPEG圧縮データがカッティングされて、光ディス
クマスタ204が製造される。
【0142】2枚貼合せ高密度光ディスク量産設備20
6では、このマスタ204を雛形にして、たとえば厚さ
0.6ミリのポリカーボネート基板上のレーザ光反射膜
に、マスタの情報が転写される。それぞれ別のマスタ情
報が転写された大量2枚のポリカーボネート基板は、張
り合わされて、厚さ1. 2ミリの両面光ディスク(ある
いは片面読み取り形両面ディスク)となる。
【0143】設備206で量産された貼合せ高密度光デ
ィスクODは各種市場に頒布され、ユーザの手元に届
く。
【0144】頒布されたディスクODは、ユーザの再生
装置300で再生される。この装置300は、エンコー
ダ200でエンコードされたデータを元の情報に復元す
るデコーダ101を備えている。デコーダ101でデコ
ードされた情報は、たとえばユーザのモニタTVに送ら
れ、映像化される。こうして、エンドユーザは大量頒布
されたディスクODから、元の映像情報を観賞すること
ができるようになる。
【0145】一方、エンコーダ200から変調器/送信
器210に送られた圧縮情報は、所定の規格に沿って変
調され、送信される。たとえば、エンコーダ200から
の圧縮映像情報は、対応する音声情報とともに衛星放送
(212)される。あるいは、エンコーダ200からの
圧縮映像情報は、対応する音声情報とともにケーブル伝
送(212)される。
【0146】放送あるいはケーブル伝送された圧縮映像
/音声情報は、ユーザあるいは加入者の受信器/復調器
400で受信される。この受信器/復調器400は、エ
ンコーダ200でエンコードされたデータを元の情報に
復元するデコーダ101を備えている。デコーダ101
でデコードされた情報は、たとえばユーザのモニタTV
に送られ、映像化される。こうして、エンドユーザは放
送あるいはケーブル伝送された圧縮映像情報から、元の
映像情報を観賞することができるようになる。
【0147】図16は、この発明に基づく画像デコード
(ランレングス伸張)を実行するデコーダハードウエア
の一実施形態(ノンインターレース仕様)を示すブロッ
ク図である。ランレングス圧縮された副映像データSP
D(図3のデータ32相当)をデコードするデコーダ1
01(図15参照)は、図16のように構成することが
できる。
【0148】以下、図16を参照しながら、図4に示す
ようなフォーマットのランレングス圧縮された画素デー
タを含む信号をランレングス伸張する副映像データデコ
ーダについて、説明する。
【0149】図16に示すように、この副映像デコーダ
101は、副映像データSPDが入力されるデータI/
O102と;副映像データSPDを保存するメモリ10
8と;このメモリ108の読み書き動作を制御するメモ
リ制御部105と;メモリ108から読み出された符号
データ(ランレングス圧縮された画素データ)のラン情
報から1単位(1ブロック)の継続コード長(符号化ヘ
ッダ)を検知し、その継続コード長の切り分け情報を出
力する継続コード長検知部106と;この継続コード長
検知部106からの情報にしたがって1ブロック分の符
号データを取り出す符号データ切分部103と;この符
号データ切分部103から出力されるものであって1圧
縮単位のラン情報を示す信号と、継続コード長検知部1
06から出力されるものであってデータビットの「0」
が1ブロック分の符号データの先頭から幾つ連続してい
るかという「0」ビット連続数を示す信号(期間信号)
とを受け取り、これらの信号から1ブロックの継続画素
数を計算するラン長設定部107と;符号データ切分部
103からの画素色情報とラン長設定部107から出力
された期間信号とを受け取り、その期間だけ色情報を出
力する画素色出力部104(Fast-in/Fast-outタイプ)
と;メモリ108から読み出された副映像データSPD
中のヘッダデータ(図4参照)を読み込み、読み込んだ
データに基づき各種処理設定および制御を行なうマイク
ロコンピュータ112と;メモリ108の読み書きアド
レスを制御するアドレス制御部109と;ラン情報が存
在しないラインに対する色情報がマイクロコンピュータ
112により設定される不足画素色設定部111と;T
V画面などに副映像を表示するときの表示エリアを決定
する表示有効許可部110などで、構成されている。
【0150】上記説明を別の言い方で再度説明すると、
次のようになる。すなわち、図16に示すように、ラン
レングス圧縮された副映像データSPDは、データI/
O102を介して、デコーダ101内部のバスに送り込
まれる。バスに送り込まれたデータSPDは、メモリ制
御部105を介してメモリ108へ送られ、そこに記憶
される。また、デコーダ101の内部バスは、符号デー
タ切分部103と、継続コード長検知部106と、マイ
クロコンピュータ(MPUまたはCPU)112とに接
続されている。
【0151】メモリ108から読み出された副映像デー
タの副映像ユニットヘッダ31は、マイクロコンピュー
タ112により読み取られる。マイクロコンピュータ1
12は、読み出したヘッダ31から、図4に示す各種パ
ラメータに基づいて、アドレス制御部109にデコード
開始アドレス(SPDDADR)を設定し、表示有効許
可部110に副映像の表示開始位置と表示幅と表示高と
の情報(SPDSIZE)を設定し、符号データ切分部
103に副映像の表示幅(ライン上のドット数)を設定
する。設定された各種情報は各部(109、110、1
03)の内部レジスタに保存される。それ以後、レジス
タに保存された各種情報は、マイクロコンピュータ11
2によりアクセスできるようになる。
【0152】アドレス制御部109は、レジスタに設定
されたデコード開始アドレス(SPDDADR)に基づ
き、メモリ制御部105を介しメモリ108にアクセス
して、デコードしようとする副映像データの読み出しを
開始する。こうしてメモリ108から読み出された副映
像データは、符号データ切出部103および継続コード
長検知部106に与えられる。
【0153】ランレングス圧縮された副映像データSP
Dの符号化ヘッダ(図9の(a)〜(f)の規則5〜1
0では3〜15ビット、図10の(a)〜(f)の規則
11〜16では2〜14ビット、あるいは図11の
(a)〜(f)の規則17〜22では1〜9ビット)は
継続コード長検知部106により検出され、データSP
D内における同一画素データの継続画素数が継続コード
長検知部106からの信号を基にラン長設定部107に
より検出される。
【0154】すなわち、継続コード長検知部106は、
メモリ108から読み込んだデータの”0”ビットの数
を数えて、符号化ヘッダを検知する。この検知部106
は、検知した符号化ヘッダの値にしたがって、符号デー
タ切分部103に切り分け情報SEP.INFO.を与
える。
【0155】符号データ切分部103は、与えられた切
り分け情報SEP.INFO.にしたがって、継続画素
数(ラン情報)をラン長設定部107に設定するととも
に、画素データ(SEPARATED DATA;ここ
では画素色)をFIFOタイプの画素色出力部104に
設定する。その際、符号データ切分部103は、副映像
データの画素数をカウントし、画素数カウント値と副映
像の表示幅(1ラインの画素数)とを比較している。
【0156】1ライン分のデコードが終了した時点でバ
イトアラインされていない(つまり1ライン分のデータ
ビット長が8の倍数でない)場合は、符号データ切分部
103は、そのライン上の末尾4ビットデータをエンコ
ード時に付加されたダミーデータであるとみなして、切
り捨てる。
【0157】ラン長設定部107は、前記継続画素数
(ラン情報)と画素ドットクロック(DOTCLK)と
水平/垂直同期信号(H−SYNC/V−SYNC)と
に基づいて、画素色出力部104に、画素データを出力
させるための信号(PERIOD SIGNAL)を与
える。すると、画素色出力部104は、画素データ出力
信号(PERIOD SIGNAL)がアクティブであ
る間(つまり同じ画素色を出力する期間中)、符号デー
タ切分部103からの画素データを、デコードされた表
示データとして出力する。
【0158】その際、マイクロコンピュータ112から
の指示によりデコード開始ラインが変更されている場合
には、ラン情報のないラインが存在することがある。そ
の場合には、不足画素色設定部111が、予め設定され
た不足の画素色のデータ(COLOR INFO.)を
画素色出力部104に与える。すると、ラン情報のない
ラインデータが符号データ切分部103に与えられてい
る間、画素色出力部104は、不足画素色設定部111
からの不足画素色データ(COLOR INFO.)を
出力する。
【0159】すなわち、図16のデコーダ101の場
合、入力された副映像データSPD中に画像データがな
いと、マイクロコンピュータ112はその分不足する画
素色情報を不足画素色設定部111に設定するようにな
っている。
【0160】この画素色出力部104へは、図示しない
モニタ画面上のどの位置にデコードされた副映像を表示
させるかを決定する表示許可(Display Enable)信号
が、副映像画像の水平/垂直同期信号に同期して、表示
有効許可部(Display Activator )110から与えられ
る。また、マイクロコンピュータ112からの色情報指
示に基づいて、許可部110から出力部104へ、色切
換信号が送られる。
【0161】アドレス制御部109は、マイクロコンピ
ュータ112による処理設定後、メモリ制御部105、
継続コード長検知部106、符号データ切分部103お
よびラン長設定部107に対して、アドレスデータおよ
び各種タイミング信号を送出する。
【0162】データI/O部102を介して副映像デー
タSPDのパックが取り込まれ、それがメモリ108に
格納される際、このデータSPDのパックヘッダの内容
(デコード開始アドレス、デコード終了アドレス、表示
開始位置、表示幅、表示高さなど)がマイクロコンピュ
ータ112により読み取られる。マイクロコンピュータ
112は、読み取った内容に基づいて、表示有効許可部
110に、デコード開始アドレス、デコード終了アドレ
ス、表示開始位置、表示幅、表示高さなどを設定する。
このとき、圧縮された画素データが何ビット構成である
か(ここでは画素データ2ビットとしている)は、図4
の副映像ユニットヘッダ31の内容で決定できるように
構成できる。
【0163】以下、圧縮された画素データが3ビット構
成(使用規則は図11の(a)〜(f)の規則17〜2
2)の場合について、図16のデコーダ101の動作を
説明する。
【0164】マイクロコンピュータ112によりデコー
ドスタートアドレスが設定されると、アドレス制御部1
09は、メモリ制御部105に対応するアドレスデータ
を送るとともに、継続コード長検知部106に読込開始
信号を送る。
【0165】継続コード長検知部106は、送られてき
た読込開始信号に応答してメモリ制御部105にリード
信号を送って符号化データ(圧縮された副映像データ3
2)を読み込む。そして、この検知部106において、
読み込んだデータのうち上位1ビットが「1」かどうか
がチェックされる。
【0166】それが「1」である場合は、圧縮単位のブ
ロック長が4ビットであると判定される(図11の
(a)に示す規則17参照)。
【0167】その(上位1ビット)が「0」であれば、
さらに続く3ビット(上位4ビット)がチェックされ
る。それらが「0000」でない場合は、圧縮単位のブ
ロック長が8ビットであると判定される(図11の
(b)に示す規則18参照)。
【0168】それら(上位4ビット)が「0000」で
あれば、さらに続く1ビット(上位5ビット)がチェッ
クされる。それらが「00000」でない場合は、圧縮
単位のブロック長が12ビットであると判定される(図
11の(c)に示す規則19参照)。
【0169】それら(上位5ビット)が「00000」
であれば、さらに続く4ビット(上位9ビット)がチェ
ックされる。それらが「000000000」でない場
合は、圧縮単位のブロック長が16ビットであると判定
される(図11の(d)に示す規則20参照)。
【0170】それら(上位9ビット)が「000000
000」であれば、圧縮単位のブロック長が12ビット
であるとともに、ラインエンドまで同じ画素データが連
続していると判定される(図11の(e)に示す規則2
1参照)。
【0171】また、ラインエンドまで読み込んだ画素デ
ータのビット数が8の整数倍であればそのままとし、8
の整数倍でなければ、バイトアラインを実現するため
に、読み込んだデータの末尾に4ビットのダミーデータ
が必要であると判定される(図11の(f)に示す規則
22参照)。
【0172】また、圧縮された画素データが1ビット構
成(使用規則は図10の(a)〜(f)の規則5〜1
0)の場合について、図16のデコーダ101の動作を
説明する。
【0173】マイクロコンピュータ112によりデコー
ドスタートアドレスが設定されると、アドレス制御部1
09は、メモリ制御部105に対応するアドレスデータ
を送るとともに、継続コード長検知部106に読込開始
信号を送る。
【0174】継続コード長検知部106は、送られてき
た読込開始信号に応答してメモリ制御部105にリード
信号を送って符号化データ(圧縮された副映像データ3
2)を読み込む。そして、この検知部106において、
読み込んだデータのうち上位2ビット全てが「00」か
どうかがチェックされる。
【0175】それらが「00」でない場合は、圧縮単位
のブロック長が4ビットであると判定される(図10の
(a)に示す規則11参照)。
【0176】それら(上位2ビット)が「00」であれ
ば、さらに続く2ビット(上位4ビット)がチェックさ
れる。それらが「0000」でない場合は、圧縮単位の
ブロック長が8ビットであると判定される(図10の
(b)に示す規則12参照)。
【0177】それら(上位4ビット)が「0000」で
あれば、さらに続く2ビット(上位6ビット)がチェッ
クされる。それらが「000000」でない場合は、圧
縮単位のブロック長が12ビットであると判定される
(図10の(c)に示す規則13参照)。
【0178】それら(上位6ビット)が「00000
0」であれば、さらに続く8ビット(上位14ビット)
がチェックされる。それらが「00000000000
000」でない場合は、圧縮単位のブロック長が16ビ
ットであると判定される(図10の(d)に示す規則1
4参照)。
【0179】それら(上位14ビット)が「00000
000000000」であれば、圧縮単位のブロック長
が16ビットであるとともに、ラインエンドまで同じ画
素データが連続していると判定される(図10の(e)
に示す規則15参照)。
【0180】また、ラインエンドまで読み込んだ画素デ
ータのビット数が8の整数倍であればそのままとし、8
の整数倍でなければ、バイトアラインを実現するため
に、読み込んだデータの末尾に4ビットのダミーデータ
が必要であると判定される(図10の(f)に示す規則
16参照)。
【0181】また、圧縮された画素データが1ビット構
成(使用規則は図9の(a)〜(f)の規則5〜10)
の場合について、図16のデコーダ101の動作を説明
する。
【0182】マイクロコンピュータ112によりデコー
ドスタートアドレスが設定されると、アドレス制御部1
09は、メモリ制御部105に対応するアドレスデータ
を送るとともに、継続コード長検知部106に読込開始
信号を送る。
【0183】継続コード長検知部106は、送られてき
た読込開始信号に応答してメモリ制御部105にリード
信号を送って符号化データ(圧縮された副映像データ3
2)を読み込む。そして、この検知部106において、
読み込んだデータのうち上位3ビット全てが「000」
かどうかがチェックされる。
【0184】それらが「000」でない場合は、圧縮単
位のブロック長が4ビットであると判定される(図9の
(a)に示す規則5参照)。
【0185】それら(上位3ビット)が「000」であ
れば、さらに続く1ビット(上位4ビット)がチェック
される。それらが「0000」でない場合は、圧縮単位
のブロック長が12ビットであると判定される(図9の
(b)に示す規則6参照)。
【0186】それら(上位4ビット)が「0000」で
あれば、さらに続く3ビット(上位7ビット)がチェッ
クされる。それらが「0000000」でない場合は、
圧縮単位のブロック長が16ビットであると判定される
(図9の(c)に示す規則7参照)。
【0187】それら(上位7ビット)が「000000
0」であれば、さらに続く8ビット(上位15ビット)
がチェックされる。それらが「00000000000
0000」でない場合は、圧縮単位のブロック長が16
ビットであると判定される(図9の(d)に示す規則8
参照)。
【0188】それら(上位15ビット)が「00000
0000000000」であれば、圧縮単位のブロック
長が16ビットであるとともに、ラインエンドまで同じ
画素データが連続していると判定される(図9の(e)
に示す規則9参照)。
【0189】また、ラインエンドまで読み込んだ画素デ
ータのビット数が8の整数倍であればそのままとし、8
の整数倍でなければ、バイトアラインを実現するため
に、読み込んだデータの末尾に4ビットのダミーデータ
が必要であると判定される(図9の(f)に示す規則1
0参照)。
【0190】符号データ切分部103は、継続コード長
検知部106による上記判定結果に基づいて、メモリ1
08から副映像データ32の1ブロック分(1圧縮単
位)を取り出す。そして、切分部103において、取り
出された1ブロック分データが、継続画素数と画素デー
タ(背景画素や強調画素や画素の色情報7など)に切り
分けられる。切り分けられた継続画素数のデータ(RU
N INFO.)はラン長設定部107に送られ、切り
分けられた画素データ(SEPARATED DAT
A)は画素色出力部104に送られる。
【0191】一方、表示有効許可部110は、マイクロ
コンピュータ112から受け取った表示開始位置情報、
表示幅情報および表示高情報にしたがい、装置外部から
供給される画素ドットクロック(PIXELーDOT
CLK)、水平同期信号(H−SYNC)および垂直同
期信号(V−SYNC)に同期して、副映像表示期間を
指定する表示許可信号(イネーブル信号)を生成する。
この表示許可信号は、ラン長設定部107に出力され
る。
【0192】ラン長設定部107には、継続コード長検
知部106から出力されるものであって現在のブロック
データがラインエンドまで連続するかどうかを示す信号
と、符号データ切分部103からの継続画素データ(R
UN INFO.)とが送られる。ラン長設定部107
は、検知部106からの信号および切分部103からの
データに基づいて、デコード中のブロックが受け持つ画
素ドット数を決定し、このドット数に対応する期間中、
画素色出力部104へ表示許可信号(出力イネーブル信
号)を出力するように構成されている。
【0193】画素色出力部104は、ラン長設定部10
7からの期間信号受信中イネーブルとなり、その期間
中、符号データ切分部103から受け取った画素色情報
を、画素ドットクロック(PIXELーDOT CL
K)に同期して、デコードされた表示データとして、図
示しない表示装置などへ送出する。すなわち、デコード
中ブロックの画素パターン連続ドット数分の同じ表示デ
ータが、画素色出力部104から出力される。
【0194】また、継続コード長検知部106は、符号
化データがラインエンドまで同じ画素色データであると
判定すると、符号データ切分部103へ継続コード長1
6ビット用の信号を出力し、ラン長設定部107にはラ
インエンドまで同じ画素色データであることを示す信号
を出力する。
【0195】ラン長設定部107は、検知部106から
上記信号を受け取ると、水平同期信号H−SYNCが非
アクティブになるまで符号化データの色情報がイネーブ
ル状態を保持し続けるように、画素色出力部104へ出
力イネーブル信号(期間信号)を出力する。
【0196】なお、マイクロコンピュータ112が副映
像の表示内容をスクロールさせるためにデコード開始ラ
インを変更した場合は、予め設定していた表示領域内に
デコード使用とするデータラインが存在しない(つまり
デコードラインが不足する)可能性がある。
【0197】図16のデコーダ101は、このような場
合に対処するために、不足したラインを埋める画素色デ
ータを予め用意している。そして、実際にライン不足が
検知されると、不足画素色データの表示モードに切り換
えられる。具体的にいえば、データエンド信号がアドレ
ス制御部109から表示有効許可部110に与えられる
と、許可部110は画素色出力部104に色切換信号
(COLOR SW SIGNAL)を送る。画素色出
力部104は、この切換信号に応答して、符号データか
らの画素色データのデコード出力を、不足画素色設定部
110からの色情報(COLOR INFO.)のデコ
ード出力に切り換える。この切換状態は、不足ラインの
表示期間中(DISPLAY ENABLE=アクティ
ブ)、維持される。
【0198】なお、上記ライン不足が生じた場合、不足
画素色データを用いる代わりに、その間、デコード処理
動作を中止することもできる。
【0199】具体的には、例えばデータエンド信号がア
ドレス制御部109から表示有効許可部110へ入力さ
れたときに、許可部110から画素色出力部104へ表
示中止を指定する色切換信号を出力すればよい。する
と、画素色出力部104は、この表示中止指定色切換信
号がアクティブの期間中、副映像の表示を中止するよう
になる。
【0200】図13は、図12の例でエンコードされた
画素データ(副映像データ)のうち、文字パターン
「A」がどのようにデコードされるかを、2例(ノンイ
ンターレース表示およびインターレース表示)説明する
ものである。
【0201】図16のデコーダ101は、図13の上部
で示すような圧縮データを図13の左下部に示すような
ノンインターレース表示データにデコードする場合に用
いることができる。
【0202】これに対し、図13の上部で示すような圧
縮データを図13の右下部に示すようなインターレース
表示データにデコードする場合は、同一画素ラインを二
度スキャンするラインダブラ(たとえば、奇数フィール
ドのライン#1と同じ内容のライン#10を、偶数フィ
ールドにおいて再スキャンする;V−SYNC単位の切
換)が必要になる。
【0203】また、インターレース表示と同等の画像表
示量をノンインターレース表示する場合は、別のインダ
ブラ(たとえば、図13右下部のライン#1と同じ内容
を持つライン#10をライン#1に連続させる;H−S
YNC単位の切換)が必要になる。
【0204】図17は、上記ラインダブラの機能を持つ
デコーダハードウエアの実施形態(インターレース仕
様)を説明するブロック図である。図15のデコーダ1
01は、図17の構成のデコーダで構成することもでき
る。
【0205】図17の構成において、マイクロコンピュ
ータ112は、副映像の水平/垂直同期信号に基づい
て、インターレース表示の奇数フィールドと偶数フィー
ルドの発生タイミングを検知している。
【0206】奇数フィールドを検知すると、マイクロコ
ンピュータ112は選択信号生成部118に「現在奇数
フィールドである」ことを示すモード信号を与える。す
ると、選択信号生成部118からセレクタ115へ、デ
コーダ101からのデコードデータを選択させる信号が
出力される。すると、奇数フィールドのライン#1〜#
9の画素データ(図13の右下部参照)が、デコーダ1
01からセレクタ115を介して、ビデオ出力として外
部へ送出される。このとき、これら奇数フィールドのラ
イン#1〜#9の画素データは、一旦、ラインメモリ1
14に格納される。
【0207】偶数フィールドに移ったことを検知する
と、マイクロコンピュータ112は選択信号生成部11
8に「現在偶数フィールドである」ことを示すモード信
号を与える。すると、選択信号生成部118からセレク
タ115へ、ラインメモリ114に格納されたを選択さ
せる信号が出力される。すると、偶数フィールドのライ
ン#10〜#18の画素データ(図13の右下部参照)
が、ラインメモリ114からセレクタ115を介して、
ビデオ出力として外部へ送出される。
【0208】こうして、奇数フィールドのライン#1〜
#9の副映像画像(図13の例では文字「A」)と、偶
数フィールドのライン#10〜#18の副映像画像(図
13の文字「A」)とが合成されて、インターレース表
示が実現される。
【0209】ところで、図4に示した副映像データの副
映像ユニットヘッダ31には、TV画面のフレーム表示
モード/フィールド表示モードを示すパラメータビット
(SPMOD)が設けられている。
【0210】インターレース表示と同等の画像表示量を
ノンインターレース表示する場合は、たとえば以下のよ
うになる。
【0211】図17のマイクロコンピュータ112は、
副映像ユニットヘッダ31を読み込んだとき、上記パラ
メータSPMODの設定値(アクティブ=「1」;非ア
クティブ=「0」)から、インターレースモード(アク
ティブ「1」)であるかノンインターレースモードであ
るか(非アクティブ「0」)を判断できる。
【0212】図17の構成において、パラメータSPM
ODがアクティブ=「1」であると、マイクロコンピュ
ータ112はインターレースモードであることを検知
し、インターレースモードを示すモード信号を選択信号
生成部118に送る。このモード信号を受けた生成部1
18は、水平同期信号H−SYNCの発生毎に、切換信
号をセレクタ115に与える。すると、セレクタ115
は、副映像デコーダ101からの現在フィールドのデコ
ード出力(DECODED DATA)と、ラインメモ
リ114に一時記憶された現在フィールドのデコード出
力とを、水平同期信号H−SYNCの発生毎に交互に切
り換えて、ビデオ出力を外部TVなどに送出する。
【0213】以上のようにして、現在のデコードデータ
とラインメモリ114内のデコードデータとがH−SY
NC毎に切り換え出力されると、TV画面上には、元の
画像(デコードされたデータ)の2倍の密度(水平走査
線が2倍)を持つ映像が、インターレースモードで表示
される。
【0214】このような構成の副映像デコーダ101で
は、データが1ライン分読み込まれてからデコード処理
されるのではなく、順次入力されるビットデータが、デ
コードデータ単位ブロックの初めから1ビットづつカウ
ントされつつ2〜16ビット読み込まれ、デコード処理
される。この場合、デコードデータ1単位のビット長
(4ビット、8ビット、12ビット、16ビットなど)
はデコード直前に検知される。そして、検知されたデー
タ長単位で、圧縮された画素データが、たとえば3種類
の画素(図12の例では「・」、「o」、「#」)に、
リアルタイムで復元(再生)されて行く。
【0215】たとえば、図8から図11のいずれかの規
則にしたがってエンコードされた画素データをデコード
するにあたり、副映像デコーダ101は、ビットカウン
タと比較的小容量のデータバッファ(ラインメモリ11
4など)を備えておればよい。換言すれば、副映像デコ
ーダ101の回路構成は比較的単純なものとすることが
でき、このエンコーダを含む装置全体を小型化できるこ
とになる。
【0216】すなわち、この発明エンコーダは、従来の
MH符号化方法のようにデコーダ内に大掛かりなコード
表を必要とせず、また算術符号化方法のようにエンコー
ド時にデータを二度読みする必要もなくなる。さらに、
この発明のデコーダは、掛算器のよな比較的複雑なハー
ドウエアを必要とせず、カウンタおよび小容量バッファ
などの簡単な回路の追加で具現できる。
【0217】この発明によれば、多種類の画素データ
(3ビット構成では最大8種類)のランレングス圧縮/
エンコードおよびそのランレングス伸張/デコードを、
比較的簡単な構成で実現できるようになる。
【0218】図18は、この発明の一実施の形態に係る
画像エンコード(ランレングス圧縮)を実行するもので
あって、たとえば図15のエンコーダ(200)により
実行されるソフトウエアを説明するフローチャートであ
る。
【0219】図10のランレングス圧縮規則11〜16
に基づく一連のエンコード処理は、図15に示すエンコ
ーダ200内部のマイクロコンピュータにより、ソフト
ウエア処理として、実行される。エンコーダ200によ
るエンコード全体の処理は図18のフローにしたがって
行うことができ、副映像データ中の画素データのランレ
ングス圧縮は図19のフローにしたがって行うことがで
きる。
【0220】この場合、エンコーダ200内部のコンピ
ュータは、まず、キー入力などによって画像データのラ
イン数とドット数が指定されると(ステップST80
1)、副映像データのヘッダ領域を用意し、ラインカウ
ント数を「0」に初期化する(ステップST802)。
【0221】そして画素パターンが1画素づつ順次入力
されると、エンコーダ200内部のコンピュータは、最
初の1画素分の画素データ(ここでは2ビット)を取得
して、その画素データを保存し、画素カウントを「1」
に設定するとともに、ドットカウント数を「1」に設定
する(ステップST803)。
【0222】続いて、エンコーダ200の内部コンピュ
ータは、次の画素パターンの画素データ(2ビット)を
取得し、1つ前に入力された保存中の画素データと比較
する(ステップST804)。
【0223】この比較の結果、画素データが等しくない
場合は(ステップST805のノー)、エンコード変換
処理1が行われ(ステップST806)、現在の画素デ
ータが保存される(ステップST807)。そして画素
カウント数が+1インクリメントされ、これに対応して
ドットカウント数も+1インクリメントされる(ステッ
プST808)。
【0224】なお、ステップST804での比較の結
果、画素データが等しい場合は(ステップST805イ
エス)、ステップST806のエンコード変換処理1は
スキップされステップST808に移る。
【0225】画素カウント数およびドットカウント数の
インクリメント(ステップST808)の後、エンコー
ダ200の内部コンピュータは、現在エンコード中の画
素ラインが終端であるかどうかチェックする(ステップ
ST809)。ラインエンドであれば(ステップST8
09イエス)、エンコード変換処理2が行われる(ステ
ップST810)。ラインエンドでなければ(ステップ
ST809ノー)、ステップST804に戻り、ステッ
プST804〜ステップST808の処理が反復され
る。
【0226】ステップST810のエンコード変換処理
2が済むと、エンコーダ200内部のコンピュータは、
エンコード後のビット列が8ビットの整数倍(バイトア
ラインされた状態)であるかどうかチェックする(ステ
ップST811A)。バイトアラインされていなければ
(ステップST811Aノー)、エンコード後のビット
列の末尾に4ビットのダミーデータ(0000)が追加
される(ステップST811B)。このダミー追加処理
後、あるいはエンコード後のビット列がバイトアライン
されていれば(ステップST811Aイエス)、エンコ
ーダ内コンピュータのラインカウンタ(マイクロコンピ
ュータ内部の汎用レジスタなど)が+1インクリメント
される(ステップST812)。
【0227】ラインカウンタのインクリメント後、最終
ラインに到達していなければ(ステップST813ノ
ー)、ステップST803に戻り、ステップST803
〜ステップST812の処理が反復される。
【0228】ラインカウンタのインクリメント後、最終
ラインに到達しておれば(ステップST813イエ
ス)、エンコード処理(ここでは2ビット画素データの
ビット列のランレングス圧縮)が終了する。
【0229】図19は、図18のエンコード変換処理1
の内容の一例を説明するフローチャートである。
【0230】図18のエンコード変換処理1(ステップ
ST806)では、エンコード対象画素データが2ビッ
ト幅であることを想定しているので、図10のランレン
グス圧縮規則11〜16が適用される。
【0231】これらの規則11〜16に対応して、画素
カウント数が0(ステップST901)であるか、画素
カウント数が1〜3(ステップST902)であるか、
画素カウント数が4〜15(ステップST903)であ
るか、画素カウント数が16〜63(ステップST90
4)であるか、画素カウント数が64〜255(ステッ
プST905)であるか、画素カウント値がラインエン
ド(ステップST906)を示しているか、画素カウン
ト数が256以上であるか(ステップST907)の判
断が、コンピュータソフトウエアにより行われる。
【0232】エンコーダ200の内部コンピュータは、
上記判断結果に基づいて、ランフィールドのビット数
(同一種類の画素データの1単位長)を決定し(ステッ
プST908〜ステップST913)、副映像ユニット
ヘッダ31の後に、このランフィールドビット数分の領
域を確保する。こうして確保されたランフィールドに継
続画素数が出力され、画素フィールドに画素データが出
力され、エンコーダ200内部の記憶装置(図示せず)
に記録される(ステップST914)。
【0233】図20は、この発明の一実施の形態に係る
画像デコード(ランレングス伸張)を実行するものであ
って、たとえば図16あるいは図17のマイクロコンピ
ュータ112により実行されるソフトウエアを説明する
フローチャートである。
【0234】また、図21は、図20のソフトウエアで
使用されるデコードステップ(ST1005)の内容の
一例を説明するフローチャートである。
【0235】すなわち、マイクロコンピュータ112
は、ランレングス圧縮された副映像データ(画素データ
は2ビット構成)の初めのヘッダ31部分を読み込ん
で、その内容(図4参照)を解析する。そして、解析さ
れたヘッダの内容に基づいて、デコードされるがそうデ
ータのライン数およびドット数が指定される。これらラ
イン数およびドット数が指定されると(ステップST1
001)、ラインカウント数およびドットカウント数が
「0」に初期化される(ステップST1002〜ステッ
プST1003)。
【0236】マイクロコンピュータ112は、副映像ユ
ニットヘッダ31の後に続くデータビット列を順次取り
込んで行き、ドット数およびドットカウント数を計数す
る。そしてドット数からドットカウント数を引き算し
て、継続画素数を算出する(ステップST1004)。
【0237】こうして継続画素数が算出されると、マイ
クロコンピュータ112は、この継続画素数の値に応じ
てデコード処理を実行する(ステップST1005)。
【0238】ステップST1005のデコード処理後、
マイクロコンピュータ112はドットカウント数と継続
画素数とを加算し、これを新たなドットカウント数とす
る(ステップST1006)。
【0239】そして、マイクロコンピュータ112はデ
ータを順次とりこんではステップST1005のデコー
ド処理を実行し、累積したドットカウント数が初めに設
定したライン終了数(ラインエンドの位置)と一致した
とき、1ライン分のデータについてのデコード処理を終
了する(ステップST1007イエス)。
【0240】次に、デコードしたデータがバイトアライ
ンされておれば(ステップST1008Aイエス)、ダ
ミーデータ分を取り除く(ステップST1008B)。
そしてラインカウント数を+1インクリメントし(ステ
ップST1009)、最終ラインに到達するまで(ステ
ップST1010ノー)、ステップST1002〜ステ
ップST1009の処理を反復する。最終ラインに到達
すれば(ステップST1010イエス)、デコードは終
了する。
【0241】図20のデコード処理ステップST100
5の処理内容は、たとえば図21に示すようになってい
る。
【0242】この処理では、初めから2ビットを取得し
ては、そのビットが「0」か否かを判定する織りを繰り
返す(ステップST1101〜ステップST110
9)。これにより、図10のランレングス圧縮規則11
〜16に対応した継続画素数、つまりラン連続数が決定
される(ステップST1110〜ステップST111
3)。
【0243】そしてラン連続数が決定された後、そのあ
とに続けて読み込んだ2ビットが画素パターン(画素デ
ータ;画素の色情報)とされる(ステップST111
4)。
【0244】画素データ(画素の色情報)が決まると、
インデックスパラメータ「i」を0とし(ステップST
1115)、パラメータ「i」がラン連続数と一致する
まで(ステップST1116)、2ビット画素パターン
を出力しては(ステップST1117)、パラメータ
「i」を+1インクリメントし(ステップST111
8)、同じ画素データの1単位分の出力を終えて、デコ
ード処理を終了する。
【0245】このように、この副映像データのデコード
方法によれば、副映像データのデコード処理が、数ビッ
トの判定処理とデータブロックの切り分け処理とデータ
ビットの計数処理だけという、簡単な処理で済む。この
ため、従来のMH符号化方法などで使用される大掛かり
なコード表は必要なくなり、エンコードされたビットデ
ータを元の画素情報にデコードする処理・構成が簡単に
なる。
【0246】なお、上記実施の形態では、データデコー
ド時に最大16ビットのビットデータを読み取れば、同
じ画素の1単位分の符号ビット長を決定できるものとし
たが、この符号ビット長はこれに限定されない。たとえ
ばこの符号ビット長は32ビットでも64ビットでもよ
い。ただしビット長が増えれば、その分容量の大きなデ
ータバッファが必要になる。
【0247】また、上記実施の形態では画素データ(画
素の色情報)を、たとえば16色のカラーパレットから
選択された3色の色情報としたが、これ以外に、色の3
原色(赤成分R、緑成分G、青成分B;または輝度信号
成分Y、クロマ赤信号成分Cr、クロマ青信号成分Cb
など)それぞれの振幅情報を、2ビットの画素データで
表現することもできる。つまり、画素データは特定種類
の色情報に限定されることはない。
【0248】また、上記例では、画素データが2ビット
構成であったが、1ビット構成、3ビット構成の場合も
同様に実施できる。
【0249】図22は、この発明に基づくエンコードお
よびデコードが実行される光ディスク記録再生装置の概
要を説明するブロック図である。
【0250】図22において、光ディスクプレーヤ30
0は、基本的には従来の光ディスク再生装置(コンパク
トディスクプレーヤあるいはレーザディスクプレーヤ)
と同様な構成を持つ。ただし、この光ディスクプレーヤ
300は、挿入された光ディスクOD(この発明に基づ
きランレングス圧縮された副映像データを含む画像情報
が記録されたもの)から、ランレングス圧縮された画像
情報をデコードする前のデジタル信号(エンコードされ
たままのデジタル信号)を出力できるようになってい
る。このエンコードされたままのデジタル信号は圧縮さ
れているので、必要な伝送帯域幅は非圧縮データを伝送
する場合に比べて少なくて良い。
【0251】光ディスクプレーヤ300からの圧縮デジ
タル信号は変調器/送信器210を介してオンエアさ
れ、または通信ケーブルに送出される。
【0252】オンエアされた圧縮デジタル信号、あるい
はケーブル送信された圧縮デジタル信号は、受信者ある
いはケーブル加入者の受信器/復調器400により、受
信される。この受信器400は、たとえば図16あるい
は図17に示すような構成のデコーダ101を備えてい
る。受信器400のデコーダ101は、受信し復調した
圧縮デジタル信号をデコードして、エンコードされる前
の原副映像データを含む画像情報を出力する。
【0253】図22の構成において、送受信の伝送系が
およそ5Mビット/秒以上の平均ビットレートを持つも
のであれば、高品位なマルチメディア映像・音声情報の
放送ができる。
【0254】図23は、この発明に基づきエンコードさ
れた画像情報が、通信ネットワーク(インターネットな
ど)を介して、任意の2コンピュータユーザ間で送受さ
れる場合を説明するブロック図である。
【0255】図示しないホストコンピュータで管理する
自己情報#1を持つユーザ#1はパーソナルコンピュー
タ5001を所有しており、このパーソナルコンピュー
タ5001には、種々な入出力機器5011および種々
な外部記憶装置5021が接続されている。また、この
パーソナルコンピュータ5001の内部スロット(図示
せず)には、この発明に基づくエンコーダおよびデコー
ダが組み込まれ、通信に必要な機能を持つモデムカード
5031が装着されている。
【0256】同様に、別の自己情報#Nを持つユーザ#
Nはパーソナルコンピュータ500Nを所有しており、
このパーソナルコンピュータ500Nには、種々な入出
力機器501Nおよび種々な外部記憶装置502Nが接
続されている。また、このパーソナルコンピュータ50
0Nの内部スロット(図示せず)には、この発明に基づ
くエンコーダおよびデコーダが組み込まれ、通信に必要
な機能を持つモデムカード503Nが装着されている。
【0257】いま、あるユーザ#1がコンピュータ50
01を操作し、インターネットなどの回線600を介し
て別のユーザ#Nのコンピュータ500Nと通信を行な
う場合を想定してみる。この場合、ユーザ#1およびユ
ーザ#Nは双方ともエンコーダおよびデコーダが組み込
まれたモデムカード5031および503Nを持ってい
るので、この発明により効率よく圧縮された画像データ
を短時間で交換できる。
【0258】図24は、この発明に基づきエンコードさ
れた画像情報を光ディスクODに記録し、記録された情
報をこの発明に基づきデコードする記録再生装置の概要
を示している。
【0259】図24のエンコーダ200は、図15のエ
ンコーダ200と同様なエンコード処理(図18〜図1
9に対応する処理)を、ソフトウエアあるいはハードウ
エア(ファームウエアあるいはワイアードロジック回路
を含む)で実行するように構成されている。
【0260】エンコーダ200でエンコードされた副映
像データその他を含む記録信号は、変調器/レーザドラ
イバ702において、たとえば(2、7)RLL変調さ
れる。変調された記録信号は、レーザドライバ702か
ら光ヘッド704の高出力レーザダイオードに送られ
る。この光ヘッド704からの記録用レーザにより、記
録信号に対応したパターンが、光磁気記録ディスクまた
は相変化光ディスクODに、書き込まれる。
【0261】ディスクODに書き込まれた情報は、光ヘ
ッド706のレーザピックアップにより読み取られ、復
調器/エラー訂正部708において復調され、かつ必要
に応じてエラー訂正処理を受ける。復調されエラー訂正
された信号は、音声/映像用データ処理部710におい
て種々なデータ処理を受けて、記録前の情報が再生され
る。
【0262】このデータ処理部710は、図16のデコ
ーダ101に対応するデコード処理部を含んでいる。こ
のデコード処理部により、図20〜図21に対応するデ
コード処理(圧縮された副映像データの伸張)が実行さ
れる。
【0263】上記したように、ランレングス符号化方法
に基づき複数連続画素のビット列を圧縮するものにおい
て、1圧縮単位のラン情報が、同一画素データブロック
の連続数を示すラン長情報または継続画素数と、上記画
素を5種類以上の色指定や背景画素や強調画素やパター
ン画素等の設定を区別して示す3ビット構成の画素デー
タとを含むようにしたものである。
【0264】これにより、ビットマップデータに対し、
各ライン単位で、画素データをランレングス圧縮する際
に、同一画素データの種類として5種類以上の色指定や
背景画素や強調画素やパターン画素等を設定することが
できる。
【0265】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ビットマップデータに対し、各ライン単位で、画素
データをランレングス圧縮する際に、同一画素データの
種類として5種類以上を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できる情報保持媒体の一例とし
ての光ディスクの記録データ構造を略示する図。
【図2】図1の光ディスクに記録されるデータの論理構
造を例示する図。
【図3】図2で例示したデータ構造のうち、エンコード
(ランレングス圧縮)される副映像パックの論理構造を
例示する図。
【図4】図3で例示した副映像パックのうち、この発明
の一実施の形態に係るエンコード方法が適用される副映
像データ部分の内容を例示する図。
【図5】図4で例示した副映像モード情報SPMODの
構成例を示す図。
【図6】画素データの各画素幅ごとの画素の種類を説明
するための図。
【図7】ランレングスデータの圧縮方法のアルゴリズム
を説明するための図。
【図8】図4で例示した副映像データ部分を構成する画
素データが0ビットで構成される場合において、この発
明のエンコード方法で採用される圧縮規則1〜4を説明
する図。
【図9】図4で例示した副映像データ部分を構成する画
素データが1ビットで構成される場合において、この発
明のエンコード方法で採用される圧縮規則5〜10を説
明する図。
【図10】図4で例示した副映像データ部分を構成する
画素データが2ビットで構成される場合において、この
発明のエンコード方法で採用される圧縮規則11〜16
を説明する図。
【図11】図4で例示した副映像データ部分を構成する
画素データが3ビットで構成される場合において、この
発明のエンコード方法で採用される圧縮規則17〜22
を説明する図。
【図12】図4で例示した副映像データ部分を構成する
画素データが、たとえば第1〜第9ラインで構成され、
各ライン上に2ビット構成の画素(最大4種類)が並ん
でおり、各ライン上の2ビット画素により文字パターン
「A」および「B」が表現されている場合において、各
ラインの画素データが、どのようにエンコード(ランレ
ングス圧縮)されるかを具体的に説明する図。
【図13】図12の例でエンコードされた画素データ
(副映像データ)のうち、文字パターン「A」がどのよ
うにデコードされるかを、2例(ノンインターレース表
示およびインターレース表示)説明する図。
【図14】図4で例示した副映像データ部分を構成する
画素データが2ビットで構成される場合において、この
発明の一実施の形態に係るエンコード方法で採用される
圧縮規則11〜16を具体的に説明する図。
【図15】この発明に基づきエンコードされた画像情報
を持つ高密度光ディスクの、量産からユーザサイドにお
ける再生までの流れを説明するとともに;この発明に基
づきエンコードされた画像情報の、放送/ケーブル配信
からユーザ/加入者における受信/再生までの流れを説
明するブロック図。
【図16】この発明に基づく画像デコード(ランレング
ス伸張)を実行するデコーダハードウエアの一実施形態
(ノンインターレース仕様)を説明するブロック図。
【図17】この発明に基づく画像デコード(ランレング
ス伸張)を実行するデコーダハードウエアの他実施形態
(インターレース仕様)を説明するブロック図。
【図18】この発明の一実施の形態に係る画像エンコー
ド(ランレングス圧縮)を実行するものであって、たと
えば図15のエンコーダ(200)により実行されるソ
フトウエアを説明するフローチャート図。
【図19】図18のソフトウエアで使用されるエンコー
ドステップ1(ST806)の内容の一例を説明するフ
ローチャート図。
【図20】この発明の一実施の形態に係る画像デコード
(ランレングス伸張)を実行するものであって、たとえ
ば図16あるいは図17のMPU(112)により実行
されるソフトウエアを説明するフローチャート図。
【図21】図20のソフトウエアで使用されるデコード
ステップ(ST1005)の内容の一例を説明するフロ
ーチャート図。
【図22】この発明に基づきエンコードされた画像情報
を持つ高密度光ディスクから再生された圧縮データがそ
のまま放送またはケーブル配信され、放送またはケーブ
ル配信された圧縮データがユーザまたは加入者側でデコ
ードされる場合を説明するブロック図。
【図23】この発明に基づきエンコードされた画像情報
が、通信ネットワーク(インターネットなど)を介し
て、任意の2コンピュータユーザ間で送受される場合を
説明するブロック図。
【図24】この発明に基づくエンコードおよびデコード
が実行される光ディスク記録再生装置の概要を説明する
ブロック図。
【符号の説明】
30…圧縮された副映像データユニット 31…副映像ユニットヘッダ 32…圧縮された副映像画素データ OD…光ディスク(記録媒体)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1圧縮単位として圧縮
    するものにおいて、 上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデータブロッ
    クを特定する圧縮データ特定ステップと、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数に対応した符号化ヘッダと、この同一画素デー
    タ連続数を示す継続画素数データと、上記1圧縮単位の
    データブロックにおける同一画素データ自体を示す3ビ
    ット以上のデータとによって、圧縮された単位データブ
    ロックを生成する圧縮データ生成ステップと、 を備えたことを特徴とする情報集合体のエンコード方
    法。
  2. 【請求項2】 上記圧縮データ生成ステップが、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ自体を示すデータが3ビットで、上記1圧縮単位のデ
    ータブロックにおける同一画素データ連続数のデータ長
    が1の場合は上記符号化ヘッダにビットを割り当てず、
    上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が2以上で所定数以下の場合は上記
    符号化ヘッダに1ビット以上所定ビット以下を割り当て
    るステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエ
    ンコード方法。
  3. 【請求項3】 複数ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1圧縮単位として圧縮
    するものにおいて、 上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデータブロッ
    クを特定する第1ステップと、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が第1の所定数以下の場合はビット
    が割り当てられず、上記1圧縮単位のデータブロックに
    おける同一画素データ連続数のデータ長が上記第1の所
    定数よりも大きく第2の所定数以下の場合は2ビット以
    上所定ビット以下が割り当てられる符号化ヘッダと、こ
    の同一画素データ連続数を示す継続画素数データと、上
    記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素データ
    自体の種類を示す3ビット以上のデータとによって、圧
    縮された単位データブロックを生成する第2ステップ
    と、 上記情報集合体が有限ビット長のデータライン上に配列
    されており、上記1圧縮単位のデータブロックにおける
    同一画素データが上記データラインのラインエンドまで
    連続している場合に、同一画素データが上記ラインエン
    ドまで続いていることを示す特定ビット数で上記符号化
    ヘッダを構成する第3ステップと、 上記情報集合体が有限ビット長のデータライン上に配列
    されている場合において、このデータライン上の全デー
    タに対する圧縮単位データブロックの生成が終了した時
    点で上記圧縮単位データブロック全体のビット長が8ビ
    ットの整数倍でない場合に、この全体ビット長が8ビッ
    トの整数倍となるようなダミービットデータを追加する
    第4ステップと、 を備えたことを特徴とする情報集合体のエンコード方
    法。
  4. 【請求項4】 上記1圧縮単位のデータブロックにおけ
    る同一画素データ自体を示すデータが3ビットの際に、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が1の場合は上記符号化ヘッダにビ
    ットが割り当てられず、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が2以上で15以下の場合は上記符
    号化ヘッダに1ビットが割り当てられ、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が16以上で31以下の場合は上記
    符号化ヘッダに4ビットが割り当てられ、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数のデータ長が32以上で255以下の場合は上
    記符号化ヘッダに5ビットが割り当てられ、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タが上記データラインのラインエンドまで連続している
    場合は上記符号化ヘッダに9ビットが割り当てられるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のエンコード方法。
  5. 【請求項5】 所定ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1単位として圧縮され
    たビット列を伸張するものであって、上記データブロッ
    クが、上記同一画素データの連続数に対応した継続画素
    数データ、または上記同一画素データおよびその継続画
    素数データを指す符号化ヘッダを含む場合において、 上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデータブロッ
    クから、上記符号化ヘッダを取り出す符号化ヘッダ取出
    ステップと、 上記符号化ヘッダ取出ステップにおいて取り出された符
    号化ヘッダの内容に基づいて、上記1圧縮単位のデータ
    ブロックから、上記継続画素数データを取り出す継続画
    素数取出ステップと、 上記1圧縮単位のデータブロックから、上記符号化ヘッ
    ダ取出ステップにおいて取り出された符号化ヘッダと、
    上記継続画素数取出ステップにおいて取り出された継続
    画素数データとを差し引いた残り3ビット以上で定義さ
    れる画素データに基づいて、上記1圧縮単位のデータブ
    ロックを構成していた圧縮上の画素データの内容を決定
    する画素データ決定ステップと、 上記画素データ決定ステップにより決定された内容のビ
    ットデータを、上記継続画素数取出ステップにおいて取
    り出された継続画素数データが示すビット長分並べて、
    上記1圧縮単位における圧縮上の画素パターンを復元す
    る画素パターン復元ステップと、 を備えたことを特徴とする情報集合体のデコード方法。
  6. 【請求項6】 上記符号化ヘッダ取出ステップにおいて
    取り出された符号化ヘッダにビットが割り当てられてい
    ない場合、上記継続画素数取出ステップが、その直後の
    所定ビット数を上記継続画素数データとして取り出すこ
    とを特徴とする請求項5に記載のデコード方法。
  7. 【請求項7】 所定ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1単位として圧縮され
    たビット列を伸張するものにおいて、 上記情報集合体のうち、上記1圧縮単位のデータブロッ
    クから、符号化ヘッダを取り出す第1ステップと、 上記第1ステップにおいて取り出された符号化ヘッダに
    ビットが割り当てられていない場合、その直後の所定ビ
    ット数を上記継続画素数データとして取り出す第2ステ
    ップと、 上記第1ステップにおいて取り出された符号化ヘッダに
    ビットが割り当てられている場合、取り出された符号化
    ヘッダの内容に基づいて、上記1圧縮単位のデータブロ
    ックから、このデータブロックの上記継続画素数データ
    を取り出す第3ステップと、 上記1圧縮単位のデータブロックから、上記第1ステッ
    プにおいて取り出された符号化ヘッダと、上記第2また
    は第3ステップにおいて取り出された継続画素数データ
    とを差し引いた残り3ビット以上で定義される画素デー
    タに基づいて、上記1圧縮単位のデータブロックを構成
    していた圧縮上の画素データの内容を決定する第4ステ
    ップと、 上記第4ステップにより決定された内容のビットデータ
    を、上記第2または第3ステップにおいて取り出された
    継続画素数データが示すビット長分並べて、上記1圧縮
    単位における圧縮上の画素パターンを復元する第5ステ
    ップと、 上記情報集合体が有限ビット長のデータライン上に配列
    されており、同一画素データがこのデータラインのライ
    ンエンドまで続いていることを示す特定ビット数で上記
    符号化ヘッダが構成される場合において、この符号ヘッ
    ダに続く所定ビット数の内容を上記ラインエンドまで並
    べる第6ステップと、 上記情報集合体が有限ビット長のデータライン上に配列
    されている場合において、このデータライン上の全ての
    圧縮単位データブロックの復元が上記第5ステップによ
    り実行されたとき、データライン上のすべての圧縮単位
    データブロックのビット長が8の整数倍とならない場合
    に、この全体ビット長が8の整数倍となるようにビット
    長調整を行なう第7ステップとを備えたことを特徴とす
    る情報集合体のデコード方法。
  8. 【請求項8】 所定ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1単位として圧縮され
    たビット列を伸張するものにおいて、 上記第2ステップが、 上記符号化ヘッダにビットが割り当てられていない場合
    は、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素
    データ連続数のデータ長が1であると判定し、 上記符号化ヘッダが1ビットにセットされている場合
    は、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素
    データ連続数のデータ長が2以上で15であると判定
    し、 上記符号化ヘッダが4ビットにセットされている場合
    は、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素
    データ連続数のデータ長が16以上で31以下であると
    判定し、 上記符号化ヘッダが5ビットにセットされている場合
    は、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素
    データ連続数のデータ長が32以上で255以下である
    と判定し、 上記符号化ヘッダが9ビットにセットされている場合
    は、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素
    データが上記データラインのラインエンドまで連続して
    いると判定するものであり、 上記第4ステップが、上記1圧縮単位のデータブロック
    から、上記第1ステップにおいて取り出された符号化ヘ
    ッダと、上記第2または第3ステップにおいて取り出さ
    れた継続画素数データとを差し引いた残り3ビットで定
    義される画素データに基づいて、上記1圧縮単位のデー
    タブロックを構成していた圧縮上の画素データの内容を
    決定するものであることを特徴とする請求項7に記載の
    デコード方法。
  9. 【請求項9】 所定ビット数で定義される画素データが
    複数集まって形成される情報集合体のうち、同一画素デ
    ータが連続するデータブロックを1圧縮単位として圧縮
    し、圧縮されたビット列を伸張するものであって、エン
    コード処理とデコード処理とを組み合わせたシステムに
    おいて、 上記エンコード処理が、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数に対応した符号化ヘッダと、この同一画素デー
    タ連続数を示す継続画素数データと、上記1圧縮単位の
    データブロックにおける同一画素データ自体を示す3ビ
    ット以上のデータとによって、圧縮された単位データブ
    ロックを生成するステップとを含み、 上記デコード処理が、 上記エンコード処理によって生成された上記1圧縮単位
    のデータブロックから、上記継続画素数データ、または
    上記継続画素数データおよび上記同一画素データの集合
    体を指す上記符号化ヘッダを取り出す符号化ヘッダ取出
    ステップと、 上記符号化ヘッダを取り出した後、このデータブロック
    の上記継続画素数データを取り出す継続画素数取出ステ
    ップと、 上記1圧縮単位のデータブロックから、上記符号化ヘッ
    ダ取出ステップにおいて取り出された符号化ヘッダと、
    上記継続画素数取出ステップにおいて取り出された継続
    画素数データとを差し引いた残り3ビット以上で定義さ
    れる画素データに基づいて、上記1圧縮単位のデータブ
    ロックを構成していた圧縮上の画素データの内容を決定
    する画素データ決定ステップと、 上記画素データ決定ステップにより決定された内容のビ
    ットデータを、上記継続画素数取出ステップにおいて取
    り出された継続画素数データが示すビット長分並べて、
    上記1圧縮単位における圧縮上の画素パターンを復元す
    る画素パターン復元ステップとを含むことを特徴とする
    システム。
  10. 【請求項10】 上記エンコード処理が、 上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一画素デー
    タ連続数が1の場合は上記符号化ヘッダにビットを割り
    当てず、上記1圧縮単位のデータブロックにおける同一
    画素データ連続数が2以上で所定数以下の場合は上記符
    号化ヘッダに1ビット以上所定ビット以下を割り当てる
    処理を含み、 上記デコード処理の上記継続画素数取出ステップが、 上記符号化ヘッダにビットが割り当てられていない場
    合、その直後の所定ビット数を上記継続画素数データと
    して取り出す処理を含むことを特徴とする請求項9に記
    載のシステム。
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