JPH09214394A - トランスポンダの電源回路 - Google Patents

トランスポンダの電源回路

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JPH09214394A
JPH09214394A JP8016284A JP1628496A JPH09214394A JP H09214394 A JPH09214394 A JP H09214394A JP 8016284 A JP8016284 A JP 8016284A JP 1628496 A JP1628496 A JP 1628496A JP H09214394 A JPH09214394 A JP H09214394A
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JP
Japan
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power supply
voltage
transponder
circuit
induction coil
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Withdrawn
Application number
JP8016284A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Noto
広之 野戸
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信電圧が弱い場合にも確実に直流電力を生
成できる。 【解決手段】 アンテナ120による交流受信電圧をカ
ップリングコンデンサ180を介してトランンジスタ1
70のベース端子に入力することにより、受信電圧の極
性反転に従ってトランンジスタ170をスイッチングさ
せる。受信電圧の正の半周期において、トランンジスタ
170によって誘導コイル130とアース間の電流経路
を導通させて誘導コイル130に受信電圧による電流を
流しておき、負の半周期において、この電流経路を切断
して誘導コイル130に受信電圧の最大瞬時値よりも大
きな誘導起電力を生じさせ、この誘導起電力を整流ダイ
オード100に印加して整流ダイオード100に順方向
電流を流し、この順方向電流を平滑コンデンサ110に
蓄積することにより直流電力を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等に張り付け
られ、商品の種類や価格等に関する情報を出力するトラ
ンスポンダにおいて、アンテナ等の受信回路によって受
信された電磁波信号を用いて、応答回路に供給する直流
電力を生成する電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電源回路を用いたトランス
ポンダの回路図の一例を示すものである。
【0003】また図7は図6に示す電源回路60におけ
る整流ダイード100のように、トランスポンダの電源
回路に整流素子として用いられるシリコンダイオードの
電流電圧特性の一例を示すグラフである。
【0004】図6に示すトランスポンダは、質問器(図
示せず)からの電磁波信号(質問信号)を受信するとと
もに、応答信号を送信するためのアンテナ120と、商
品等に関する情報を予め記憶しており、この情報に基づ
いて前記質問信号に対する応答信号を出力する応答回路
150と、アンテナ120と応答回路150との間に設
けたカップリングコンデンサ160と、前記電磁波信号
より直流電力を生成し、この直流電力を応答回路150
に供給する電源回路60によって構成されている。
【0005】電源回路60は、アンテナ120にそのア
ノード端子が接続され、受信された電磁波信号を整流す
る整流ダイオード100と、この整流ダイオード100
のカソード端子とアース間に設けられ、整流出力電圧を
平滑化する平滑コンデンサ110と、フライホイールコ
イル640とを備えており、整流ダイオード100と平
滑コンデンサ110は整流回路を構成している。
【0006】次に、上記従来のトランスポンダの動作に
ついて説明する。
【0007】アンテナ120が質問器からの電磁波信号
を受信すると、この電磁波信号によって整流ダイオード
100のアノード端子に交流電圧が誘起される。
【0008】この交流電圧は整流ダイオード100で整
流され(脈流の生成)、この整流出力電圧(脈流電圧)
は平滑コンデンサ110により直流電圧に平滑化され
る。
【0009】すなわち整流ダイオード100の順方向電
流によって平滑コンデンサ110を充電することによ
り、応答回路150に供給する直流出力を生成する。
【0010】このように電源回路60においては、整流
ダイオード100の順方向電流を用いて直流電力を生成
するため、整流ダイオード100に順方向電流を流すこ
とができる振幅値(ピーク値)を有する交流電圧を、整
流ダイオード100のアノード端子に入力する必要があ
る。
【0011】整流ダイオード100において、順方向電
流を流すことができる交流電圧振幅値は、ダイオードの
種類によって決まり、シリコンダイオードでは0.6
[V]以上、シリコンショットキーバリアダイオードで
は0.4[V]以上、ゲルマニウムダイオードでは0.
15[V]以上である。
【0012】尚、電源回路60から直流電力の供給を受
けた応答回路150は、アンテナ120で受信された電
磁波信号(質問信号)を復調して解析し、予め記憶して
いる情報に基づいて応答信号を出力し、この応答信号を
アンテナ120から発信させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のトランスポンダの電源回路においては、アンテナ12
0による受信電磁波信号の電圧振幅が非常に小さく、整
流ダイオードに順方向電流を流すことができないため
に、直流電力を生成することができないことがあるとい
う問題があった。
【0014】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、受信電磁波信号が弱い場合でも確実に直流
電力を生成することができるトランスポンダの電源回路
を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載のトランスポンダの電源回路
は、受信回路および応答回路に接続され、前記受信回路
によって受信された電磁波信号を用いて前記応答回路に
供給する直流電力を生成するトランスポンダの電源回路
において、前記受信回路にその一端が接続された誘導コ
イルと、制御端子を有し、この制御端子に入力される制
御信号に従って前記誘導コイルの他端とアースとの電流
経路を接断するスイッチング素子と、前記電流経路を前
記スイッチング素子によって切断したときに前記誘導コ
イルに生じる誘導起電力を整流することにより前記直流
電力を得る整流回路とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0016】また請求項2記載のトランスポンダの電源
回路は、請求項1記載のトランスポンダの電源回路にお
いて、前記制御信号として前記電磁波信号を用い、前記
電磁波信号の極性変化に従って前記電流経路を切断する
前記スイッチング素子を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0017】また請求項3記載のトランスポンダの電源
回路は、請求項1または請求項2記載のトランスポンダ
の電源回路において、前記直流電力を前記スイッチング
素子の直流バイアス電源として用いることを特徴とする
ものである。
【0018】また請求項4記載のトランスポンダの電源
回路は、請求項1ないし請求項3記載のトランスポンダ
の電源回路において、前記スイッチング素子としてバイ
ポーラトランジスタを用い、ベース端子を前記制御端子
としたことを特徴とするものである。
【0019】また請求項5記載のトランスポンダの電源
回路は、請求項1ないし請求項3記載のトランスポンダ
の電源回路において、前記スイッチング素子としてデプ
レッション型の電界効果トランジスタを用い、ゲート端
子を前記制御端子としたことを特徴とするものである。
【0020】また請求項6記載のトランスポンダの電源
回路は、請求項1または請求項2記載のトランスポンダ
の電源回路において、前記スイッチング素子としてエン
ハンスメント型の電界効果トランジスタを用い、ゲート
端子を前記制御端子としたことを特徴とするものであ
る。
【0021】従って本発明の請求項1記載のトランスポ
ンダの電源回路は、スイッチング素子によって、誘導コ
イルとアース間の電流経路を導通させて誘導コイルに受
信電磁波信号による電流を流しておき、前記電流経路を
切断して誘導コイルに誘導起電力を生じさせ、この誘導
起電力を整流回路によって整流することにより直流電力
を得るものであり、上記の誘導起電力は受信電磁波信号
の電圧振幅よりも大きな電圧値を有するので、受信電磁
波信号が弱い場合でも確実に直流電力を生成することが
できる。
【0022】また請求項2記載のトランスポンダの電源
回路は、スイッチング素子によって、例えば、制御信号
である受信電磁波信号の正の半周期において、電流経路
を導通させて誘導コイルに電流を流し、負の半周期にお
いて、前記電流経路を切断して誘導コイルに誘導起電力
を生じさせ、この誘導起電力を整流回路によって整流す
ることにより直流電力を得るものであり、制御信号とし
て受信電磁波信号を用いるので、外部から別個の制御信
号を入力する必要がない。
【0023】また請求項3記載のトランスポンダの電源
回路によれば、整流回路によって生成した直流電力をス
イッチング素子の直流バイアス電源として用いることに
より、受信電圧が弱い場合にも、直流バイアス用の外部
電源を設けることなく確実にスイッチング素子をスイッ
チングさせることができる。
【0024】また請求項4記載のトランスポンダの電源
回路によれば、スイッチング素子としてバイポーラトラ
ンジスタを用いることにより、制御信号として受信電磁
波信号を用ることおよび制御端子(ベース端子)の直流
バイアス電源として整流回路による直流電力を用いるこ
とが可能となる。
【0025】また請求項5記載のトランスポンダの電源
回路によれば、スイッチング素子として、入力インピー
ダンスが比較的大きいデプレッション型の電界効果トラ
ンジスタを用いることにより、制御端子(ゲート端子)
に流すバイアス電流を小さくすることができる。
【0026】また請求項6記載のトランスポンダの電源
回路によれば、スイッチング素子として、スレシホール
ド電圧が0[V]近傍に調整されたエンハンスメント型
の電界効果トランジスタを用いることにより、制御信号
として受信電磁波信号を用ることができるとともに、こ
の制御信号を制御端子(ゲート端子)に入力するだけ
で、制御信号の極性反転に伴ってスイッチング素子が導
通あるいは遮断動作をするので、ゲート端子を直流バイ
アスする必要がなく、直流バイアスの供給が不十分であ
ることによるスイッチング素子のスイッチング動作不良
に起因する、始動から整流回路の出力直流電圧が十分な
値に立ち上がるまでの時間を短縮することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
第一実施形態 図1は本発明の第一実施形態の電源回路10を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【0028】図1に示すトランスポンダは、質問器(図
示せず)から発信された質問信号である電磁波信号を受
信し、また応答信号を電磁波信号として送信するための
アンテナ120と、アンテナ120によって受信された
質問信号に対し、予め記憶している情報に基づいて応答
信号を出力する応答回路150と、アンテナ120によ
って受信された電磁波信号から応答回路150に供給す
る直流電力を生成する電源回路10と、アンテナ120
によって受信された質問信号を応答回路150に伝える
とともに、応答回路150より出力された応答信号をア
ンテナ120に伝えるカップリングコンデンサ160
と、アンテナ120の受信電圧が負極性のときに、アン
テナ120の端子電圧が所定の最低値よりも小さくなら
ないようにするフライホイールダイオード140を有
し、アンテナ120は受信回路に該当する。
【0029】電源回路10は、一端がアンテナ120に
接続され、誘導起電力を発生する誘導コイル130と、
ベース端子を制御端子とし、この制御端子に制御信号と
して入力されるアンテナ120による受信電磁波信号の
極性反転に従って、誘導コイル130とアースの間の電
流経路を接断することにより誘導コイル130に誘導起
電力を発生させるNPN型スイッチングトランジスタ1
70と、アンテナ120とスイッチングトランジスタ1
70のベース端子の間に挿入されたスイッチング用カッ
プリングコンデンサ180と、スイッチングトランジス
タ170のベース端子に直流バイアス電圧を供給するバ
イアス抵抗190を有する。
【0030】また電源回路10は、アノード端子が誘導
コイル130の他端に接続され、誘導コイル130によ
る誘導起電力を整流する、例えば図7に示す電流電圧特
性を有するシリコンダイオードのような整流ダイオード
100と、整流ダイオード100とアースの間に設けら
れ、整流ダイオード100の順方向電流を蓄積する(整
流出力を平滑化する)平滑コンデンサ110を有し、こ
の整流ダイオード100と平滑コンデンサ110は整流
回路を構成する。
【0031】次に、このような構成を有する第一実施形
態のトランスポンダの動作について説明する。
【0032】尚、以下に示す動作説明は定常状態におけ
るものであり、平滑コンデンサ110にはスイッチング
トランジスタ170のベース端子をスレシホールド電圧
近傍にバイアスすることができるよう充電されているも
のとする。
【0033】質問器(図示せず)からの電磁波信号がア
ンテナ120において受信されると、アンテナ120と
アースの間には、この電磁波信号の振幅および周波数に
応じた交流電圧が誘起される。
【0034】この受信電圧の瞬時値が正(「+」)にな
ると、カップリングコンデンサ180を介してスイッチ
ングトランジスタ170のベース端子に正極性のパルス
電圧が印加され、スイッチングトランジスタ170が導
通するので、誘導コイル130に電圧が印加され、受信
電圧の正の半周期において、誘導コイル130に電流が
流れる。
【0035】この電流はスイッチングトランジスタ17
0を介してアースへと流れ、またこの正の半周期の間、
整流ダイオード100およびフライホイールダイオード
140は逆バイアスされるので、これらには電流は流れ
ない。
【0036】次に受信電圧の瞬時値が負(「−」)にな
ると、カップリングコンデンサ180を介してスイッチ
ングトランジスタ170のベース端子に負極性のパルス
電圧が印加され、スイッチングトランジスタ170が導
通状態から遮断状態となり、誘導コイル130に流れて
いた電流が遮断される。
【0037】これにより誘導コイル130に、整流ダイ
オード100側の端子を正極(「+」)とする誘導起電
力が生じる。
【0038】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード100はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流し、平滑コンデンサ110がこの順方向電流に
よる電荷を蓄積することにより、応答回路150に供給
する直流電力が得られる。
【0039】またこの半周期の間、受信電圧がフライホ
イールダイオード140の順方向降下電圧値(例えばシ
リコンダイオードでは−0.6[V])より小さくなる
と、フライホイールダイオード140に順方向電流を流
し、誘導コイル130のアンテナ120側の端子電圧を
フライホイールダイオード140の順方向降下電圧値以
上に保持することにより、整流ダイオード100に印加
する電圧が小さくなるのを防止している。
【0040】そして電源回路10より直流電力を供給さ
れた応答回路150は、アンテナ120で受信されてカ
ップリングコンデンサ160を介して入力された、質問
器からの質問信号を復調および解析し、予め記憶してい
る情報に基づいて応答信号を作成し、この応答信号をカ
ップリングコンデンサ160を介してアンテナ120か
ら発信する。
【0041】尚、平滑コンデンサ110の端子間電圧が
0[V]の初期状態では、スイッチングトランジスタ1
70のベースバイアス電圧は得られないが、受信電圧の
正の半周期において整流ダイオード100を流れる僅か
な整流電流によって、次第にベースバイアス電圧が上昇
してスイッチングトランジスタ170がスイッチング動
作をするようになり、上記のような定常状態に達する。
【0042】このように本発明の第一実施形態によれ
ば、スイッチングトランンジスタ170によって、受信
電圧の正の半周期において、誘導コイル130とアース
間の電流経路を導通させて誘導コイル130に受信電圧
による電流を流しておき、負の半周期において、この電
流経路を切断して誘導コイル130に受信電圧の最大瞬
時値よりも大きな誘導起電力を生じさせ、この誘導起電
力を整流ダイオード100に印加して整流し、直流電力
を得ることにより、受信電圧が弱い場合やアンテナの利
得が小さい場合でも、効率良く確実に直流電力を生成す
ることができる。また受信電磁波信号によってスイッチ
ングトランンジスタ170のスイッチング動作を制御す
ることにより、外部から別個の制御信号を入力する必要
がない。さらに生成した直流電力をスイッチングトラン
ンジスタ170のベースバイアス電源として用いること
により、受信電圧が弱い場合にも、直流バイアス用の外
部電源を設けることなく確実にスイッチングトランンジ
スタ170をスイッチングさせることができる。
【0043】尚、上記の第一実施形態においては、アン
テナ120を質問器の放射電磁界内に置くことにより電
磁波信号を受信しているが、受信回路の結合形式はこれ
に限定する必要はなく、電磁結合、電磁誘導、あるいは
マイクロ波による受信等であっても良い。
【0044】また整流ダイオード100はシリコンダイ
オードではなく、化合物半導体や有機半導体を用いたも
のであっても良く、順方向電圧降下および順方向等価抵
抗が小さい、すなわち電力損失が小さい半導体を用いた
ものが好適である。
【0045】第二実施形態 図2は本発明の第二実施形態の電源回路20を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【0046】尚、図2において、図1と同一の構成につ
いては同一符号を付すとともに、その説明を略す。
【0047】図2に示すトランスポンダにおける電源回
路20は、誘導コイル130、NPN型スイッチングト
ランジスタ170、整流ダイオード100、平滑コンデ
ンサ110、スイッチング用カップリングコンデンサ1
80、およびバイアス抵抗190からなる正電源生成部
21に加えて、誘導コイル230、PNP型スイッチン
グトランジスタ270、整流ダイオード200、平滑コ
ンデンサ210、スイッチング用カップリングコンデン
サ280、およびバイアス抵抗290からなる負電源生
成部22を有している。
【0048】ここで例えば、PNP型スイッチングトラ
ンジスタ270はNPN型スイッチングトランジスタ1
70と相補的な特性を有するものを用い、また負電源生
成部22のその他の各素子は、正電源生成部21の対応
する各素子と同じ特性のものを用いる。
【0049】次に、このような構成を有する第二実施形
態のトランスポンダの回路動作について説明する。
【0050】尚、以下に示す動作説明は定常状態におけ
るものであり、平滑コンデンサ110および210には
それぞれNPN型スイッチングトランジスタ170のベ
ース端子およびPNP型スイッチングトランジスタ27
0のベース端子をスレシホールド電圧近傍にバイアスす
ることができるよう充電されているものとする。
【0051】正電源生成部21においては、アンテナ1
20による受信電圧の瞬時値が正になると、カップリン
グコンデンサ180を介してNPN型スイッチングトラ
ンジスタ170のベース端子に正極性のパルス電圧が印
加され、スイッチングトランジスタ170が導通するの
で、誘導コイル130に電圧が印加される。
【0052】このため、受信電圧の瞬時値が正の半周期
における電圧の印加によって、誘導コイル130に電流
が流れ、この誘導電流はスイッチングトランジスタ17
0を介してアースへと流れ、またこの間、整流ダイオー
ド100は逆バイアスされるので電流を流さない。
【0053】次に受信電圧の瞬時値が負になると、NP
N型スイッチングトランジスタ170のベース端子に負
極性のパルス電圧が印加され、スイッチングトランジス
タ170が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル1
30に流れていた電流が遮断される。
【0054】これにより誘導コイル130に、整流ダイ
オード100に接続されている方の端子を正極とする誘
導起電力が生じる。
【0055】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード100はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0056】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ110に蓄積され、応答回路150に供給する正の直
流電力が得られる。
【0057】一方、負電源生成部22においては、受信
電圧の瞬時値が負になると、カップリングコンデンサ2
80を介してPNP型スイッチングトランジスタ270
のベース端子に負極性のパルス電圧が印加され、スイッ
チングトランジスタ270が導通するので、誘導コイル
230に電圧が印加され、アースからスイッチングトラ
ンジスタ270を介して誘導コイル230に電流が流
れ、またこの間、整流ダイオード200は逆バイアスさ
れるので、電流を流さない。
【0058】次に受信電圧の瞬時値が正になると、PN
P型スイッチングトランジスタ270のベース端子に正
極性のパルス電圧が印加され、スイッチングトランジス
タ270が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル2
30に流れていた電流が遮断される。
【0059】これにより誘導コイル230に、整流ダイ
オード200側の端子を負極(「−」)とする誘導起電
力が生じる。
【0060】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード200はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0061】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ210に蓄積され、応答回路150に供給する負の直
流電力が得られる。
【0062】尚、平滑コンデンサ110および210の
端子間電圧が0[V]の初期状態では、スイッチングト
ランジスタ170および270のベースバイアス電圧が
得られないため、受信電圧の正の半周期においてNPN
型スイッチングランジスタ170が導通せず、また負の
半周期においてPNP型スイッチングトランジスタ27
0が導通しないが、正の半周期において整流ダイオード
100を流れる僅かな整流電流によって、スイッチング
トランジスタ170のベースバイアス電圧が次第に上昇
し、また負の半周期において整流ダイオード200を流
れる僅かな整流電流によって、スイッチングトランジス
タ270のベースバイアス電圧が次第に上昇して、スイ
ッチングトランジスタ170および270がスイッチン
グ動作をするようになり、上記のような定常状態に達す
る。
【0063】このように本発明の第二実施形態によれ
ば、受信電圧が弱い場合でも確実に直流電力を生成する
ことができる。
【0064】さらに正電源生成部21に加えて、これと
同様な構成の負電源生成部22を設けることにより、正
と負両方の直流電力を生成することができる。
【0065】また受信電圧の正負両極性を利用して直流
電圧を生成するので、図1に示すフライホイールダイオ
ード140が不要となる。
【0066】第三実施形態 図3は本発明の第三実施形態の電源回路30を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【0067】尚、図3において、図2と同一の構成につ
いては同一符号を付すとともに、その説明を略す。
【0068】図3に示すトランスポンダにおける電源回
路30は、正電源生成部31において、図2に示すNP
N型スイッチングトランジスタ170に替えて、ゲート
の入力インピーダンスがバイポーラトランジスタよりも
大きなNチャネルデプレッション型の電界効果トランジ
スタ370を有し、また負電源生成部32において、図
2に示すPNP型スイッチングトランジスタ270に替
えて、Pチャネルデプレッション型の電界効果トランジ
スタ375を有している。
【0069】ここで例えば、Nチャネル電界効果トラン
ジスタ370とPチャネル電界トランジスタ375は相
補的な特性を有するものをそれぞれ用いる。
【0070】次に、このような構成を有する第三実施形
態のトランスポンダの回路動作について説明する。
【0071】尚、以下に示す動作説明は定常状態におけ
るものであり、平滑コンデンサ110および210には
それぞれPチャネル電界効果トランジスタ375のゲー
ト端子およびNチャネル電界効果トランジスタ370の
ゲート端子をピンチオフ電圧近傍にバイアスすることが
できるよう充電されているものとする。
【0072】正電源生成部31においては、アンテナ1
20による受信電圧の瞬時値が正になると、カップリン
グコンデンサ180を介してNチャネル電界効果トラン
ジスタ370のゲート端子に正極性のパルス電圧が印加
され、電界効果トランジスタ370が導通するので、受
信電圧が正である半周期において、誘導コイル130に
電圧が印加されて電流が流れる。
【0073】この電流は誘導コイル130から電界効果
トランジスタ370を介してアースへと流れ出し、また
この間、整流ダイオード100は逆バイアスされるので
電流を流さない。
【0074】次に受信電圧の瞬時値が負になると、Nチ
ャネル電界効果トランジスタ370のゲート端子に負極
性のパルス電圧が印加され、電界効果トランジスタ37
0が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル130に
流れていた電流が遮断され、誘導コイル130は整流ダ
イオード100に接続されている方の端子を正極とする
誘導起電力を生じる。
【0075】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード100はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0076】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ110に蓄積され、応答回路150に供給する正の直
流電力が得られる。
【0077】一方、負電源生成部32においては、受信
電圧の瞬時値が負になると、カップリングコンデンサ2
80を介してPチャネル電界効果トランジスタ375の
ゲート端子に負極性のパルス電圧が印加され、電界効果
トランジスタ375が導通するので、受信電圧が負であ
る半周期において、誘導コイル230に電圧が印加され
て電流が流れる。
【0078】この電流はアースから電界効果トランジス
タ375を介して誘導コイル230に流れ込み、またこ
の間、整流ダイオード200は逆バイアスされるので、
電流を流さない。
【0079】次に受信電圧の瞬時値が正になると、Pチ
ャネル電界効果トランジスタ375のゲート端子に正極
性のパルス電圧が印加され、電界効果トランジスタ37
5が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル230に
流れていた電流が遮断され、誘導コイル230は整流ダ
イオード200側の端子を負極とする誘導起電力を生じ
る。
【0080】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード200はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0081】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ210に蓄積され、応答回路150に供給する負の直
流電力が得られる。
【0082】尚、平滑コンデンサ110および210の
端子間電圧が0[V]の初期状態では、デプレッション
型の電界効果トランジスタ170および270のゲート
バイアス電圧が得られないので、受信電圧の負の半周期
においてNチャネル電界効果ランジスタ370が遮断さ
れず、また正の半周期においてPチャネル電界効果トラ
ンジスタ375が遮断されず、このため誘導コイル13
0および230は誘導起電力を生じないが、正の半周期
において整流ダイオード100を流れる僅かな整流電流
によって、Nチャネル電界効果ランジスタ370のゲー
トバイアス電圧が次第に上昇し、また負の半周期におい
て整流ダイオード200を流れる僅かな整流電流によっ
て、Pチャネル電界効果トランジスタ375のゲートバ
イアス電圧が次第に上昇して、電界効果トランジスタ3
70および375がスイッチング動作をするようにな
り、上記のような定常状態に達する。
【0083】このように本発明の第三実施形態によれ
ば、受信電圧が弱い場合でも確実に直流電力を生成する
ことができる。
【0084】さらに誘導コイルのスイッチング素子とし
て電界効果トランジスタを用いることにより、制御端子
(この場合ゲート端子)に供給する直流バイアス電流
を、バイポーラトランジスタを用いた場合に比べて低減
することができるので、より効率良く直流電力を生成す
ることができる。
【0085】第四実施形態 図4は本発明の第四実施形態の電源回路40を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【0086】尚、図4において、図1と同一の構成につ
いては同一符号を付すとともに、その説明を略す。
【0087】図4に示すトランスポンダにおける電源回
路40は、制御端子に対するバイアス電圧の供給を不要
とするために、図1に示すNPN型スイッチングトラン
ジスタ170に替えて、スレシホールド電圧を0[V]
に調整したNチャネルエンハンスメント型の電界効果ト
ランジスタ470を備え、電界効果トランジスタ470
のゲート端子に直接受電電圧を印加したものである。
【0088】次に、このような構成を有する第四実施形
態のトランスポンダの回路動作について説明する。
【0089】尚、本実施例のトランスポンダは、平滑コ
ンデンサ110が初期状態であるか否か(電荷を蓄積し
ているか否か)に関わらず、以下に示す動作を行うもの
である。
【0090】アンテナ120による受信電圧の瞬時値が
正になると、電界効果トランジスタ470のゲート端子
に正極性のパルス電圧が印加され、電界効果トランジス
タ470が導通するので、受信電圧が正である半周期に
おいて、誘導コイル130に電圧が印加されて電流が流
れる。
【0091】このコイル電流はスイッチングトランジス
タ170を介してアースへと流れ、またこの間、整流ダ
イオード100およびフライホイールダイオード140
は逆バイアスされるので、これらには電流は流れない。
【0092】次に受信電圧の瞬時値が負になると、電界
効果トランジスタ470のゲート端子に負極性のパルス
電圧が印加され、電界効果トランジスタ470が導通状
態から遮断状態となり、誘導コイル130に流れていた
電流が遮断され、誘導コイル130は整流ダイオード1
00側の端子を正極とする誘導起電力を生じる。
【0093】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード100はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0094】この順方向電流による電荷は、平滑コンデ
ンサ110に蓄積され、これによって応答回路150に
供給する直流電力が得られる。
【0095】またこの負の半周期の間、順方向にバイア
スされたフライホイールダイオード140によって誘導
コイル130のアンテナ120側の端子の電位をフライ
ホイールダイオード140の順方向降下電圧値(例えば
シリコンダイオードでは−0.6[V])にクランプす
ることにより、受信電圧の最低値を制限し、整流ダイオ
ード100に印加する順方向電圧の減衰を防止してい
る。
【0096】このように本発明の第四実施形態によれ
ば、受信電圧が弱い場合にも確実に直流電力を生成する
ことができる。
【0097】さらに誘導コイルのスイッチング素子とし
て、スレシホースド電圧が0[V]近傍に調整されたエ
ンハンスメント型の電界効果トランジスタを用いること
によって、直流バイアス電圧を印加することなく、受信
交電磁波信号を制御端子(この場合ゲート端子)に直接
入力するだけで、制御信号の極性反転に伴ってスイッチ
ング動作を行わせることができるので、ゲート端子に直
流バイアス電圧を印加する必要がなく、直流バイアスの
供給が不十分であることによるスイッチング素子のスイ
ッチング動作不良に起因する、始動から整流回路の出力
直流電圧が十分な値に立ち上がるまでの時間を短縮する
ことができ、出力直流電圧の立上がり特性を速くするこ
とができる。
【0098】また絶縁ゲートであることを利用して、カ
ップリングコンデンサとバイアス抵抗を用いずに回路が
構成できる。
【0099】第五実施形態 図5は本発明の第五実施形態の電源回路50を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【0100】尚、図5において、図3と同一の構成につ
いては同一符号を付すとともに、その説明を略す。
【0101】図5に示すトランスポンダにおける電源回
路50は、正電源生成部51において、図3におけるN
PN型スイッチングトランジスタ170に替えて、図4
と同じようにNチャネルエンハンスメント型の電界効果
トランジスタ470を備え、また負電源生成部52にお
いて、図3におけるPNP型スイッチングトランジスタ
270に替えて、Pチャネルエンハンスメント型の電界
効果トランジスタ570を備えたものである。
【0102】ここで例えば、Pチャネル電界効果トラン
ジスタ570はNチャネル電界効果トランジスタ470
と相補的な特性を有するものを用い、また負電源生成部
52のその他の各素子は、正電源生成部51の対応する
各素子と同じ特性のものを用いる。
【0103】次に、このような構成を有する第五実施形
態のトランスポンダの回路動作について説明する。
【0104】尚、本実施例のトランスポンダは、平滑コ
ンデンサ110および210が初期状態であるか否か
(電荷を蓄積しているか否か)に関わらず、以下に示す
動作を行うものである。
【0105】正電源生成部51においては、アンテナ1
20による受信電圧の瞬時値が正になると、Nチャネル
電界効果トランジスタ470のゲート端子に正極性のパ
ルス電圧が印加され、電界効果トランジスタ470が導
通するので、受信電圧が正である半周期において、誘導
コイル130に電圧が印加されて電流が流れる。
【0106】この電流は誘導コイル130から電界効果
トランジスタ470を介してアースへと流れ出し、また
この間、整流ダイオード100は逆バイアスされるので
電流を流さない。
【0107】次に受信電圧の瞬時値が負になると、Nチ
ャネル電界効果トランジスタ470のゲート端子に負極
性のパルス電圧が印加され、電界効果トランジスタ47
0が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル130に
流れていた電流が遮断され、誘導コイル130は整流ダ
イオード100に接続されている方の端子を正極とする
誘導起電力を生じる。
【0108】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード100はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0109】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ110に蓄積され、応答回路150に供給する正の直
流電源が得られる。
【0110】一方、負電源生成部52においては、受信
電圧の瞬時値が負になると、Pチャネル電界効果トラン
ジスタ570のゲート端子に負極性のパルス電圧が印加
され、電界効果トランジスタ570が導通するので、受
信電圧が負である半周期において、誘導コイル230に
電圧が印加されて電流が流れる。
【0111】この電流はアースから電界効果トランジス
タ570を介して誘導コイル230に流れ込み、またこ
の間、整流ダイオード200は逆バイアスされるので、
電流を流さない。
【0112】次に受信電圧の瞬時値が正になると、Pチ
ャネル電界効果トランジスタ570のゲート端子に正極
性のパルス電圧が印加され、電界効果トランジスタ57
0が導通状態から遮断状態となり、誘導コイル230に
流れていた電流が遮断され、誘導コイル230は整流ダ
イオード200側の端子を負極とする誘導起電力を生じ
る。
【0113】この誘導起電力は受信電圧の振幅よりも大
きな電圧値を有しており、整流ダイオード200はこの
誘導起電力により順方向にバイアスされるので、順方向
電流を流す。
【0114】この順方向電流による電荷は平滑コンデン
サ210に蓄積され、応答回路150に供給する負の直
流電源が得られる。
【0115】このように本発明の第五実施形態によれ
ば、受信電圧が弱い場合にも確実に直流電力を生成する
ことができる。
【0116】さらに誘導コイルのスイッチング素子とし
て、スレシホースド電圧が0[V]近傍に調整されたエ
ンハンスメント型の電界効果トランジスタを用いること
によって、受信交電磁波信号を制御端子(この場合ゲー
ト端子)に直接入力するだけで、制御信号の極性反転に
伴ってスイッチング動作を行わせることができるので、
ゲート端子に直流バイアス電圧を印加する必要がなく、
直流バイアスの供給が不十分であることによるスイッチ
ング素子のスイッチング動作不良に起因する、始動から
整流回路の出力直流電圧が十分な値に立ち上がるまでの
時間を短縮することができ、出力直流電圧の立上がり特
性を速くすることができる。
【0117】また絶縁ゲートであることを利用して、カ
ップリングコンデンサとバイアス抵抗を用いずに回路が
構成できる。
【0118】また正電源生成部51に加えて、これと同
様な構成の負電源生成部52を設けることにより、正と
負両方の直流電力を生成することができる。
【0119】また受信電圧の正負両極性を利用して直流
電圧を生成するので、図1および図4に示すフライホイ
ールダイオード140が不要となる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトランスポ
ンダの電源回路によれば、スイッチング素子によって、
誘導コイルとアース間の電流経路を導通させて誘導コイ
ルに受信電磁波信号による電流を流しておき、前記電流
経路を切断して誘導コイルに受信電圧最大瞬時値よりも
大きな誘導起電力を生じさせ、この誘導起電力を整流回
路によって整流して直流電力を生成することにより、受
信電圧が弱い場合や受信回路の利得が小さい場合でも、
効率良く確実に直流電力を生成することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電源回路の第一実施形態を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【図2】 本発明の電源回路の第二実施形態を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【図3】 本発明の電源回路の第三実施形態を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【図4】 本発明の電源回路の第四実施形態を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【図5】 本発明の電源回路の第五実施形態を用いたト
ランスポンダの回路図である。
【図6】 従来の電源回路を用いたトランスポンダの回
路図である。
【図7】 トランスポンダの電源回路において整流素子
として用いられるシリコンダイオードの電圧電流特性を
示すグラフである。
【符号の説明】
10、20、30、40、50 電源回路 21、31、51 正電源生成部 22、32、52 負電源生成部 100、200 整流ダイオード 110、210 平滑コンデンサ 120 送受信アンテナ 130、230 誘導コイル 140 フライホイールダイオード 150 応答回路 160 カップリングコンデンサ 170 NPN型スイッチングトランジスタ 180、280 スイッチング用カップリングコンデン
サ 190、290 バイアス抵抗 270 PNP型スイッチングトランジスタ 370 Nチャネルデプレッション型電界効果トランジ
スタ 375 Pチャネルデプレッション型電界効果トランジ
スタ 470 Nチャネルエンハンスメント型電界効果トラン
ジスタ 570 Pチャネルエンハンスメント型電界効果トラン
ジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信回路および応答回路に接続され、前
    記受信回路によって受信された電磁波信号を用いて前記
    応答回路に供給する直流電力を生成するトランスポンダ
    の電源回路において、 前記受信回路にその一端が接続された誘導コイルと、 制御端子を有し、この制御端子に入力される制御信号に
    従って前記誘導コイルの他端とアースとの電流経路を接
    断するスイッチング素子と、 前記電流経路を前記スイッチング素子によって切断した
    ときに前記誘導コイルに生じる誘導起電力を整流するこ
    とにより前記直流電力を得る整流回路とを備えたことを
    特徴とするトランスポンダの電源回路。
  2. 【請求項2】 前記制御信号として前記電磁波信号を用
    い、前記電磁波信号の極性変化に従って前記電流経路を
    切断する前記スイッチング素子を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のトランスポンダの電源回路。
  3. 【請求項3】 前記直流電力を前記スイッチング素子の
    直流バイアス電源として用いることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のトランスポンダの電源回路。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング素子としてバイポーラ
    トランジスタを用い、ベース端子を前記制御端子とした
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載のトラン
    スポンダの電源回路。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング素子としてデプレッシ
    ョン型の電界効果トランジスタを用い、ゲート端子を前
    記制御端子としたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3記載のトランスポンダの電源回路。
  6. 【請求項6】 前記スイッチング素子としてエンハンス
    メント型の電界効果トランジスタを用い、ゲート端子を
    前記制御端子としたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のトランスポンダの電源回路。
JP8016284A 1996-02-01 1996-02-01 トランスポンダの電源回路 Withdrawn JPH09214394A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7119311B2 (en) * 2003-12-05 2006-10-10 Daifuku Co., Ltd. Induction circuit for contactless power supply apparatus
EP1724706A1 (en) * 2005-05-13 2006-11-22 Fec Co., Ltd. Power supply circuit in IC chip for non-contact IC card
CN100416981C (zh) * 2005-05-16 2008-09-03 Fec株式会社 用于非接触ic卡的ic芯片中的电源电路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7119311B2 (en) * 2003-12-05 2006-10-10 Daifuku Co., Ltd. Induction circuit for contactless power supply apparatus
EP1724706A1 (en) * 2005-05-13 2006-11-22 Fec Co., Ltd. Power supply circuit in IC chip for non-contact IC card
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