JPH09213143A - 伝送線 - Google Patents
伝送線Info
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- JPH09213143A JPH09213143A JP1476197A JP1476197A JPH09213143A JP H09213143 A JPH09213143 A JP H09213143A JP 1476197 A JP1476197 A JP 1476197A JP 1476197 A JP1476197 A JP 1476197A JP H09213143 A JPH09213143 A JP H09213143A
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- signal
- conductive
- insulating
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B11/00—Communication cables or conductors
- H01B11/02—Cables with twisted pairs or quads
- H01B11/06—Cables with twisted pairs or quads with means for reducing effects of electromagnetic or electrostatic disturbances, e.g. screens
- H01B11/10—Screens specially adapted for reducing interference from external sources
- H01B11/1091—Screens specially adapted for reducing interference from external sources with screen grounding means, e.g. drain wires
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B11/00—Communication cables or conductors
- H01B11/002—Pair constructions
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- Electromagnetism (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波ディジタル信号に適した伝送線を提供
する。 【構成】 伝送線10、10A、10Bの長さに沿って
方向に並行して延び、同様の断面を有する信号線用スト
ランド金属導体18およびドレイン線用ストランド金属
導体22と、絶縁性材料で形成され、信号線用ストラン
ド金属導体を被覆する第一の絶縁性ジャケット20、2
0A、20Bと、第一の絶縁性ジャケットと同様の断面
を有し、ドレイン線用ストランド金属導体を被覆する第
二の半導性ジャケット24、24A、24Bと、第一の
絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケットに巻き
付けられる外側シース16で構成され、外側シースは、
第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケット
に接して巻き付けられる、細長い、連続的な、可撓性の
金属基準導体を有していることを特徴とする高速ディジ
タル信号用の伝送線。
する。 【構成】 伝送線10、10A、10Bの長さに沿って
方向に並行して延び、同様の断面を有する信号線用スト
ランド金属導体18およびドレイン線用ストランド金属
導体22と、絶縁性材料で形成され、信号線用ストラン
ド金属導体を被覆する第一の絶縁性ジャケット20、2
0A、20Bと、第一の絶縁性ジャケットと同様の断面
を有し、ドレイン線用ストランド金属導体を被覆する第
二の半導性ジャケット24、24A、24Bと、第一の
絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケットに巻き
付けられる外側シース16で構成され、外側シースは、
第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケット
に接して巻き付けられる、細長い、連続的な、可撓性の
金属基準導体を有していることを特徴とする高速ディジ
タル信号用の伝送線。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速ディジタル信号
用の伝送線の改良に関するものである。
用の伝送線の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】伝送線は、データ格納装置、マイクロプ
ロセッサ等の電子装置間で、高周波ディジタル電子信号
を伝送するために使用される。従来の伝送線は、信号お
よびドレイン線を遮蔽する基準導体を有する外側シール
内に、被膜された絶縁信号線およびドレイン線を有して
いる。アメリカ特許第3,775,552号および4,
588,852号において、このような従来の伝送線の
実施例が開示されている。
ロセッサ等の電子装置間で、高周波ディジタル電子信号
を伝送するために使用される。従来の伝送線は、信号お
よびドレイン線を遮蔽する基準導体を有する外側シール
内に、被膜された絶縁信号線およびドレイン線を有して
いる。アメリカ特許第3,775,552号および4,
588,852号において、このような従来の伝送線の
実施例が開示されている。
【0003】従来の伝送線のデザインにおける課題は、
誘電率と、インピーダンスと、信号伝搬速度を高速信号
に適応させるように合わせることにある。さらに、従来
の伝送線は、伝送線端部を製造し、それから信号および
ドレイン線用ストランド金属導体の端部を接続端子に半
田付けまたは溶接する等の比較的高価な接続方法を必要
とすることである。
誘電率と、インピーダンスと、信号伝搬速度を高速信号
に適応させるように合わせることにある。さらに、従来
の伝送線は、伝送線端部を製造し、それから信号および
ドレイン線用ストランド金属導体の端部を接続端子に半
田付けまたは溶接する等の比較的高価な接続方法を必要
とすることである。
【0004】信号およびドレイン線用ストランド金属導
体が、自動または半自動工具により、絶縁変位端子また
は絶縁ピアス端子に多量接続可能である伝送線を提供す
ることにより、比較的高価な接続技術の必要性を無くす
ことが提案されてきた。アメリカ特許第4,314,7
37号および4,383,725号において、信号線用
ストランド金属導体は、絶縁性材料で被覆され、ドレイ
ン線用ストランド金属導体は、半導性材料で被覆されて
いる伝送線が開示されている。信号およびドレイン線用
ストランド金属導体は、絶縁ピアス端子に接続可能であ
る。伝送線構造において、信号およびドレイン線用スト
ランド金属導体と、ジャケットに巻き付けられる外側ジ
ャケットに基準導体を有していない。
体が、自動または半自動工具により、絶縁変位端子また
は絶縁ピアス端子に多量接続可能である伝送線を提供す
ることにより、比較的高価な接続技術の必要性を無くす
ことが提案されてきた。アメリカ特許第4,314,7
37号および4,383,725号において、信号線用
ストランド金属導体は、絶縁性材料で被覆され、ドレイ
ン線用ストランド金属導体は、半導性材料で被覆されて
いる伝送線が開示されている。信号およびドレイン線用
ストランド金属導体は、絶縁ピアス端子に接続可能であ
る。伝送線構造において、信号およびドレイン線用スト
ランド金属導体と、ジャケットに巻き付けられる外側ジ
ャケットに基準導体を有していない。
【0005】アメリカ特許第4,371,745号にお
いて、それぞれが絶縁性および半導性材料で被覆された
信号およびドレイン線用ストランド金属導体を有する、
遮蔽されたワイヤ装置が開示されている。信号およびド
レイン線は、半導性の樹脂またはゴムまたは金属の押出
成形された本体内に被覆されている。半導性の本体が、
線の回りに成形されるために、インピーダンスを特別な
用途に合わせる機会が制限される。さらに、半導性外側
カバーを使用するため、特に高周波において十分な遮蔽
が設けられない。
いて、それぞれが絶縁性および半導性材料で被覆された
信号およびドレイン線用ストランド金属導体を有する、
遮蔽されたワイヤ装置が開示されている。信号およびド
レイン線は、半導性の樹脂またはゴムまたは金属の押出
成形された本体内に被覆されている。半導性の本体が、
線の回りに成形されるために、インピーダンスを特別な
用途に合わせる機会が制限される。さらに、半導性外側
カバーを使用するため、特に高周波において十分な遮蔽
が設けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、改良された伝送線を提供することにあり、特に高周
波ディジタル信号に適した伝送線を提供することにあ
る。他の目的は、半自動または自動工具により多量接続
可能な改良された伝送線を提供し、高周波であっても効
果的な遮蔽を設けることが可能な伝送線を提供し、改良
されたインピーダンス特性を有する伝送線を提供し、広
い範囲のインピーダンスを設けるように構成可能な伝送
線を提供し、過去に使用された伝送線の不利点を克服す
る改良された高速伝送線を提供することにある。要する
に、本発明により、高速ディジタル信号用の伝送線を提
供することである。
は、改良された伝送線を提供することにあり、特に高周
波ディジタル信号に適した伝送線を提供することにあ
る。他の目的は、半自動または自動工具により多量接続
可能な改良された伝送線を提供し、高周波であっても効
果的な遮蔽を設けることが可能な伝送線を提供し、改良
されたインピーダンス特性を有する伝送線を提供し、広
い範囲のインピーダンスを設けるように構成可能な伝送
線を提供し、過去に使用された伝送線の不利点を克服す
る改良された高速伝送線を提供することにある。要する
に、本発明により、高速ディジタル信号用の伝送線を提
供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】伝送線は、伝送線の長さに
沿って並行して延びる、信号線用ストランド金属導体お
よびドレイン線用ストランド金属導体を有している。第
一の絶縁性ジャケットは、信号線用ストランド金属導体
を被覆しており、絶縁性材料で形成されている。第二の
半導性ジャケットは、ドレイン線用ストランド金属導体
を被覆しており、半導性材料で形成されている。信号お
よびドレイン線用ストランド金属導体は、同様の断面を
有しており、第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導
性ジャケットも、同様の断面を有している。外側シース
が、第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケ
ットに巻き付けられる。伝送線の特性は、第一および第
二ジャケットと接合して回りに巻き付けられる、細長
い、連続的な、可撓性の金属基準導体を有する外側シー
スにある。
沿って並行して延びる、信号線用ストランド金属導体お
よびドレイン線用ストランド金属導体を有している。第
一の絶縁性ジャケットは、信号線用ストランド金属導体
を被覆しており、絶縁性材料で形成されている。第二の
半導性ジャケットは、ドレイン線用ストランド金属導体
を被覆しており、半導性材料で形成されている。信号お
よびドレイン線用ストランド金属導体は、同様の断面を
有しており、第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導
性ジャケットも、同様の断面を有している。外側シース
が、第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケ
ットに巻き付けられる。伝送線の特性は、第一および第
二ジャケットと接合して回りに巻き付けられる、細長
い、連続的な、可撓性の金属基準導体を有する外側シー
スにある。
【0008】手短に言えば、本発明のもう一つの特徴
は、所定の高周波信号のインピーダンス特性を有する、
電子装置に使用するための伝送線の製造方法を提供する
ことである。方法は、伝送線が使用される装置の所定の
高周波信号のインピーダンス特性を決定する工程を含
む。信号線は、信号線用ストランド金属導体を押出成形
される絶縁ジャケットで被覆することにより、形成され
る。ドレイン線は、ドレイン線用ストランド金属導体を
押出成形される半導性ジャケットで被覆することによ
り、形成される。信号およびドレイン線は、並行関係で
向かい合わせとなっている。外側シースは、基準導体を
ドレイン線の半導性ジャケットと面接合させて、細長
い、連続的な、可撓性の金属基準導体を向かい合わせの
信号およびドレイン線の回りに巻き付けることにより形
成される。伝送線のインピーダンスは、第一の絶縁性ジ
ャケットおよび第二の半導性ジャケットの外側と、外側
シース内で規定される空気間隙のサイズを制御すること
により、所定の高周波信号のインピーダンス特性に適合
される。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面
を参照して説明する以下の詳細な説明より明白となるで
あろう。
は、所定の高周波信号のインピーダンス特性を有する、
電子装置に使用するための伝送線の製造方法を提供する
ことである。方法は、伝送線が使用される装置の所定の
高周波信号のインピーダンス特性を決定する工程を含
む。信号線は、信号線用ストランド金属導体を押出成形
される絶縁ジャケットで被覆することにより、形成され
る。ドレイン線は、ドレイン線用ストランド金属導体を
押出成形される半導性ジャケットで被覆することによ
り、形成される。信号およびドレイン線は、並行関係で
向かい合わせとなっている。外側シースは、基準導体を
ドレイン線の半導性ジャケットと面接合させて、細長
い、連続的な、可撓性の金属基準導体を向かい合わせの
信号およびドレイン線の回りに巻き付けることにより形
成される。伝送線のインピーダンスは、第一の絶縁性ジ
ャケットおよび第二の半導性ジャケットの外側と、外側
シース内で規定される空気間隙のサイズを制御すること
により、所定の高周波信号のインピーダンス特性に適合
される。本発明の他の目的、特徴、利点は、添付の図面
を参照して説明する以下の詳細な説明より明白となるで
あろう。
【0009】
【実施例】図面について説明すれば、まず、図1−3に
おいて、参照符号10で示される、本発明による伝送線
が示されている。一般に、伝送線10は、外側シース1
6内に、信号線12とドレイン線14を有している。伝
送線10は、特に高周波ディジタル電子信号を伝送可能
な、インピーダンスおよび信号伝送特性を有している。
信号線12は、たった一つの信号線用ストランド金属導
体も使用可能であるが、複数の信号線用ストランド金属
導体18を有している。信号線用ストランド金属導体1
8は、第一の絶縁性ジャケット20の中央に配置されて
いる。絶縁ジャケット20は、押出成形され、ポリオレ
フィン樹脂等の適当な絶縁性樹脂で形成されている。
おいて、参照符号10で示される、本発明による伝送線
が示されている。一般に、伝送線10は、外側シース1
6内に、信号線12とドレイン線14を有している。伝
送線10は、特に高周波ディジタル電子信号を伝送可能
な、インピーダンスおよび信号伝送特性を有している。
信号線12は、たった一つの信号線用ストランド金属導
体も使用可能であるが、複数の信号線用ストランド金属
導体18を有している。信号線用ストランド金属導体1
8は、第一の絶縁性ジャケット20の中央に配置されて
いる。絶縁ジャケット20は、押出成形され、ポリオレ
フィン樹脂等の適当な絶縁性樹脂で形成されている。
【0010】ドレイン線14は、たった一つのドレイン
線用ストランド金属導体も使用可能であるが、複数のド
レイン線用ストランド金属導体22を有している。ドレ
イン線用ストランド金属導体22は、半導性ジャケット
24の中央に配置されている。半導性ジャケット24
は、押出成形され、金属粉末またはカーボンブラック等
の導電性または半導性材料の充填材を含む、ポリマー等
の適当な半導性材料で形成されている。
線用ストランド金属導体も使用可能であるが、複数のド
レイン線用ストランド金属導体22を有している。ドレ
イン線用ストランド金属導体22は、半導性ジャケット
24の中央に配置されている。半導性ジャケット24
は、押出成形され、金属粉末またはカーボンブラック等
の導電性または半導性材料の充填材を含む、ポリマー等
の適当な半導性材料で形成されている。
【0011】外側シース16は、信号線12およびドレ
イン線14の回りに螺旋状に巻き付けられる金属化テー
プ26である。金属化テープ26は、絶縁性材料の基質
28と、導電性金属の層または導電層30を有してい
る。例えば、金属化テープ26は、アルミニウムまたは
他の導電性金属の層が一側面に貼着された、マイラまた
はポリエステルテープとすることもできる。一方、外側
シース16を、銅箔等の金属箔のウェブまたはテープで
形成することもできる。
イン線14の回りに螺旋状に巻き付けられる金属化テー
プ26である。金属化テープ26は、絶縁性材料の基質
28と、導電性金属の層または導電層30を有してい
る。例えば、金属化テープ26は、アルミニウムまたは
他の導電性金属の層が一側面に貼着された、マイラまた
はポリエステルテープとすることもできる。一方、外側
シース16を、銅箔等の金属箔のウェブまたはテープで
形成することもできる。
【0012】従来、導電層30は、適当な末端処理によ
って、接地または別の略一定の電源電圧等の基準電位に
接続される。外側シース16の導電層30は、ドレイン
線14の半導性ジャケット24と直接接合される。この
ように、ドレイン線用ストランド金属導体22は、半導
性ジャケット24と導電層30により、基準電位に電気
的に接続される。この基準電位への接続は、半導性ジャ
ケット24と導電層30間の接触面積が広いため、確実
に非常に低い電気抵抗を示す。導電層30は、半導性ジ
ャケット24の外面の二分の一で、直接および緊密接合
される。さらに、ドレイン線用ストランド金属導体22
と半導性ジャケット24間、および導電層30と半導性
ジャケット24間の界面は、腐蝕等による顕示劣化が相
対的にない。外側シース16Aの変形形状が、図4にお
いて示されている。導電層32には、信号線12および
ドレイン線14の回りに交差して巻き付けられる、銅ま
たはアルミニウム線等の編み込み導電性金属線で形成さ
れた、金属ブレードが設けられている。適当なプラスチ
ック材料の基質34は、導電層32の回りに被覆、また
は押し出し、または別の方法で形成されることもでき
る。導電層30と同様に、導電層32は、連続的な確実
な広い面積で、半導性ジャケット24と低い電気抵抗接
合される。
って、接地または別の略一定の電源電圧等の基準電位に
接続される。外側シース16の導電層30は、ドレイン
線14の半導性ジャケット24と直接接合される。この
ように、ドレイン線用ストランド金属導体22は、半導
性ジャケット24と導電層30により、基準電位に電気
的に接続される。この基準電位への接続は、半導性ジャ
ケット24と導電層30間の接触面積が広いため、確実
に非常に低い電気抵抗を示す。導電層30は、半導性ジ
ャケット24の外面の二分の一で、直接および緊密接合
される。さらに、ドレイン線用ストランド金属導体22
と半導性ジャケット24間、および導電層30と半導性
ジャケット24間の界面は、腐蝕等による顕示劣化が相
対的にない。外側シース16Aの変形形状が、図4にお
いて示されている。導電層32には、信号線12および
ドレイン線14の回りに交差して巻き付けられる、銅ま
たはアルミニウム線等の編み込み導電性金属線で形成さ
れた、金属ブレードが設けられている。適当なプラスチ
ック材料の基質34は、導電層32の回りに被覆、また
は押し出し、または別の方法で形成されることもでき
る。導電層30と同様に、導電層32は、連続的な確実
な広い面積で、半導性ジャケット24と低い電気抵抗接
合される。
【0013】外側シース16Bのもう一つの変形形状
が、図5において示されている。導電層36には、信号
線12およびドレイン線14の回りに螺旋状に巻き付け
られる、一つ以上のワイヤを有する金属サーブィングが
設けられている。適当なプラスチック材料の基質38
は、導電層36の回りに被覆、または押し出し、または
別の方法で形成されることもできる。導電層30と同様
に、導電層36は、連続的な確実な広い面積で、半導性
ジャケット24と低い電気抵抗接合される。
が、図5において示されている。導電層36には、信号
線12およびドレイン線14の回りに螺旋状に巻き付け
られる、一つ以上のワイヤを有する金属サーブィングが
設けられている。適当なプラスチック材料の基質38
は、導電層36の回りに被覆、または押し出し、または
別の方法で形成されることもできる。導電層30と同様
に、導電層36は、連続的な確実な広い面積で、半導性
ジャケット24と低い電気抵抗接合される。
【0014】本発明による伝送線10の利点は、多くの
公知の高速伝送線と比較して、比較的容易に、安価に接
続可能なことである。幾つかの公知の伝送線において、
伝送線端部が接続されると、ジャケットは信号線用スト
ランド金属導体から剥がれ、信号およびドレイン線用ス
トランド金属導体は、溶接等で端子の接合領域に取り付
けられている。
公知の高速伝送線と比較して、比較的容易に、安価に接
続可能なことである。幾つかの公知の伝送線において、
伝送線端部が接続されると、ジャケットは信号線用スト
ランド金属導体から剥がれ、信号およびドレイン線用ス
トランド金属導体は、溶接等で端子の接合領域に取り付
けられている。
【0015】伝送線10は、多量接続技術により自動ま
たは半自動工具で接続可能である。信号およびドレイン
線12および14は、同様の断面を有する、信号線用お
よびドレイン線用ストランド金属導体18および22
と、絶縁および半導性ジャケット20および24を有し
ているため、信号およびドレイン線は、外側シース16
が伝送線端部から取り除かれた後で、従来の型の半自動
工具により、絶縁変位端子に接続可能である。
たは半自動工具で接続可能である。信号およびドレイン
線12および14は、同様の断面を有する、信号線用お
よびドレイン線用ストランド金属導体18および22
と、絶縁および半導性ジャケット20および24を有し
ているため、信号およびドレイン線は、外側シース16
が伝送線端部から取り除かれた後で、従来の型の半自動
工具により、絶縁変位端子に接続可能である。
【0016】本発明による伝送線10により、高速ディ
ジタル回路で遭遇するような高周波で、非常に低いイン
ピーダンスが達成される。低いインピーダンスが得られ
るために、インピーダンスと、誘電率と信号伝搬の比較
的広い範囲の回路の必要条件に適合させるために、イン
ピーダンス特性を変えることが可能である。本発明によ
り、伝送線のインピーダンスは、伝送線内のデザインに
より設けられる空気間隙の在否およびサイズを制御する
ことにより調整される。
ジタル回路で遭遇するような高周波で、非常に低いイン
ピーダンスが達成される。低いインピーダンスが得られ
るために、インピーダンスと、誘電率と信号伝搬の比較
的広い範囲の回路の必要条件に適合させるために、イン
ピーダンス特性を変えることが可能である。本発明によ
り、伝送線のインピーダンスは、伝送線内のデザインに
より設けられる空気間隙の在否およびサイズを制御する
ことにより調整される。
【0017】図2において、断面図で示されている伝送
線10は、伝送線の全長に延びる、一対の空気間隙40
および42を有している。空気間隙40および42は、
信号およびドレイン線12および14の、絶縁および半
導性ジャケット20および24の外側に位置しており、
外側シース16の内側にある。空気間隙は、絶縁および
半導性ジャケット20および24が円形の外周を有して
おり、金属化テープ26が、誘電および半導性ジャケッ
ト20および24間で接線的に延びているために形成さ
れる。伝送線10の誘電率は、空気間隙40および42
の断面積に略比例して変化する。信号伝搬速度およびイ
ンピーダンスは、空気間隙のサイズに略反比例して変化
する。
線10は、伝送線の全長に延びる、一対の空気間隙40
および42を有している。空気間隙40および42は、
信号およびドレイン線12および14の、絶縁および半
導性ジャケット20および24の外側に位置しており、
外側シース16の内側にある。空気間隙は、絶縁および
半導性ジャケット20および24が円形の外周を有して
おり、金属化テープ26が、誘電および半導性ジャケッ
ト20および24間で接線的に延びているために形成さ
れる。伝送線10の誘電率は、空気間隙40および42
の断面積に略比例して変化する。信号伝搬速度およびイ
ンピーダンスは、空気間隙のサイズに略反比例して変化
する。
【0018】図6において、変形例の伝送線構造10A
が示されている。ここで、信号およびドレイン線は、断
面においてD形状である、絶縁および半導性ジャケット
20Aおよび24Aを有している。絶縁および半導性ジ
ャケット20Aおよび24Aは、外側シース16内で背
中合わせの関係で向き合っている。その結果、伝送線1
0Aには、実質的に空気間隙がなくなる。伝送線10A
のインピーダンスは、図2に示す伝送線10のインピー
ダンスよりもより低くなる。伝送線10Aの誘電率は、
伝送線10の誘電率よりもより高くなり、伝搬速度は、
より低くなる。
が示されている。ここで、信号およびドレイン線は、断
面においてD形状である、絶縁および半導性ジャケット
20Aおよび24Aを有している。絶縁および半導性ジ
ャケット20Aおよび24Aは、外側シース16内で背
中合わせの関係で向き合っている。その結果、伝送線1
0Aには、実質的に空気間隙がなくなる。伝送線10A
のインピーダンスは、図2に示す伝送線10のインピー
ダンスよりもより低くなる。伝送線10Aの誘電率は、
伝送線10の誘電率よりもより高くなり、伝搬速度は、
より低くなる。
【0019】図7において、もう一つの変形例の伝送線
構造10Bが、示されている。信号およびドレイン線
は、外面に溝がある、絶縁および半導性ジャケット20
Bおよび24Bを有している。溝は、空気間隙40Bお
よび42Bの断面積を増大させる。好ましくは、溝が付
けられた外面は、伝送線の長さに沿って噛み合うのを防
ぐために、互いに対して逆向きの回転方向にねじられて
いるか、または螺旋状となっている。溝を付けることに
より、空気間隙のサイズがより大きくなるため、伝送線
10Bのインピーダンスは、図2に示す伝送線10のイ
ンピーダンスよりもより高くなる。伝送線10Bの誘電
率は、伝送線10の誘電率よりもより低くなり、伝搬速
度はより高くなる。
構造10Bが、示されている。信号およびドレイン線
は、外面に溝がある、絶縁および半導性ジャケット20
Bおよび24Bを有している。溝は、空気間隙40Bお
よび42Bの断面積を増大させる。好ましくは、溝が付
けられた外面は、伝送線の長さに沿って噛み合うのを防
ぐために、互いに対して逆向きの回転方向にねじられて
いるか、または螺旋状となっている。溝を付けることに
より、空気間隙のサイズがより大きくなるため、伝送線
10Bのインピーダンスは、図2に示す伝送線10のイ
ンピーダンスよりもより高くなる。伝送線10Bの誘電
率は、伝送線10の誘電率よりもより低くなり、伝搬速
度はより高くなる。
【0020】好ましくは、絶縁ジャケット20または2
0Aまたは20B、および、半導性ジャケット24また
は24Aまたは24Bは、被覆された信号線用およびド
レイン線用ストランド金属導体18および22の回り
に、ジャケット材料を押し出すことより形成される。押
出プロセスにより、所定の空気間隙のサイズでデザイン
するために、ジャケットの形状を変えることが比較的容
易となる。
0Aまたは20B、および、半導性ジャケット24また
は24Aまたは24Bは、被覆された信号線用およびド
レイン線用ストランド金属導体18および22の回り
に、ジャケット材料を押し出すことより形成される。押
出プロセスにより、所定の空気間隙のサイズでデザイン
するために、ジャケットの形状を変えることが比較的容
易となる。
【0021】本発明は、非常に低いインピーダンスを達
成可能である伝送線を提供し、伝送線の空気間隙のサイ
ズを変えることにより、広い有効な範囲に渡ってインピ
ーダンスを変化させる方法を提供するものである。この
利点は、伝送線のインピーダンスを、伝送線が使用され
る電子回路または装置のインピーダンスの必要条件と適
合させるために、本発明の特徴に従って用いられる。こ
のように、本発明は、特別な電子装置用の伝送線の製造
方法を提供するものである。
成可能である伝送線を提供し、伝送線の空気間隙のサイ
ズを変えることにより、広い有効な範囲に渡ってインピ
ーダンスを変化させる方法を提供するものである。この
利点は、伝送線のインピーダンスを、伝送線が使用され
る電子回路または装置のインピーダンスの必要条件と適
合させるために、本発明の特徴に従って用いられる。こ
のように、本発明は、特別な電子装置用の伝送線の製造
方法を提供するものである。
【0022】本発明の方法を遂行する場合において、伝
送線が使用される装置の所定の高周波信号のインピーダ
ンス特性が決定される。信号線は、信号線用ストランド
金属導体を絶縁ジャケットで被覆することにより製造さ
れ、ドレイン線は、ドレイン線用ストランド金属導体を
半導性ジャケットで被覆することにより製造される。異
なる形状で製造された信号およびドレイン線の実施例
が、図2と、図6と図7に示されている。
送線が使用される装置の所定の高周波信号のインピーダ
ンス特性が決定される。信号線は、信号線用ストランド
金属導体を絶縁ジャケットで被覆することにより製造さ
れ、ドレイン線は、ドレイン線用ストランド金属導体を
半導性ジャケットで被覆することにより製造される。異
なる形状で製造された信号およびドレイン線の実施例
が、図2と、図6と図7に示されている。
【0023】信号およびドレイン線は、並行関係で向か
い合っている。信号およびドレイン線は、平面において
並行とすることもでき、または螺旋状の面において、撚
線対として並行とすることもできる。
い合っている。信号およびドレイン線は、平面において
並行とすることもでき、または螺旋状の面において、撚
線対として並行とすることもできる。
【0024】外側シースは、並行する信号およびドレイ
ン線の回りに、細長い、連続的な、可撓性の金属基準導
体を巻き付けることにより形成される。様々な形状の被
覆された金属基準導体が、図3−5に示されている。金
属基準導体は、金属基準導体がドレイン線の半導性ジャ
ケットの外面に面接合するように被覆される。
ン線の回りに、細長い、連続的な、可撓性の金属基準導
体を巻き付けることにより形成される。様々な形状の被
覆された金属基準導体が、図3−5に示されている。金
属基準導体は、金属基準導体がドレイン線の半導性ジャ
ケットの外面に面接合するように被覆される。
【0025】伝送線内の空気間隙のサイズは、伝送線の
インピーダンスを、伝送線が使用される装置の高速信号
インピーダンス特性と適合させるために制御される。本
発明による実施例において、空気間隙サイズは、信号お
よびドレイン線の絶縁および半導性ジャケットの形状を
変えることにより制御される。ゼロから比較的大きなサ
イズまで変化する異なる空気間隙のサイズが、図2と、
図6と図7において示されている。
インピーダンスを、伝送線が使用される装置の高速信号
インピーダンス特性と適合させるために制御される。本
発明による実施例において、空気間隙サイズは、信号お
よびドレイン線の絶縁および半導性ジャケットの形状を
変えることにより制御される。ゼロから比較的大きなサ
イズまで変化する異なる空気間隙のサイズが、図2と、
図6と図7において示されている。
【0026】図8および9のそれぞれにおいて、本発明
の付加的な実施例である伝送線44および46が示され
ている。伝送線44および46は、幾つかの別個の高速
ディジタル信号を同時に伝送するために使用可能であ
る、多重信号伝送線装置の実施例である。
の付加的な実施例である伝送線44および46が示され
ている。伝送線44および46は、幾つかの別個の高速
ディジタル信号を同時に伝送するために使用可能であ
る、多重信号伝送線装置の実施例である。
【0027】図8の伝送線44は、平らなリボンケーブ
ル形状の幅に沿って互い違いの位置に、四対の信号線1
2およびドレイン線14を有している。対の信号および
ドレイン線12および14は、共通の外側シース48内
に被覆されている。外側シース48は、保護用外層52
内に導電中間層50を有している。導電中間層50は、
銅等の可撓性金属箔の被膜とすることもできる。保護用
外層52は、導電中間層の上に押し出されるポリ塩化ビ
ニル等のプラスチック材料とすることもできる。押出プ
ロセス時に、外側シースは、リボンケーブルの近接した
ワイヤ間の凹み54とともに形成される。これにより、
導電中間層50とドレイン線14の半導性ジャケット2
4間で、接合面および電導率が増大する。伝送線44等
のリボンケーブルには、8または16等のより多数の導
体対を設けることもできる。
ル形状の幅に沿って互い違いの位置に、四対の信号線1
2およびドレイン線14を有している。対の信号および
ドレイン線12および14は、共通の外側シース48内
に被覆されている。外側シース48は、保護用外層52
内に導電中間層50を有している。導電中間層50は、
銅等の可撓性金属箔の被膜とすることもできる。保護用
外層52は、導電中間層の上に押し出されるポリ塩化ビ
ニル等のプラスチック材料とすることもできる。押出プ
ロセス時に、外側シースは、リボンケーブルの近接した
ワイヤ間の凹み54とともに形成される。これにより、
導電中間層50とドレイン線14の半導性ジャケット2
4間で、接合面および電導率が増大する。伝送線44等
のリボンケーブルには、8または16等のより多数の導
体対を設けることもできる。
【0028】図9の伝送線46は、共通の略円形状の外
側カバー56内に一束となった、多数の図1−3に示す
ような完全な伝送線10を有している。伝送線46は、
多数の高速ディジタル信号をディスクドライブ記憶配列
等の電子装置に伝送する役目を果たす。外側カバー56
は、絶縁性プラスチック材料の層60により包囲され
た、金属箔等の導電中間層58を有している。導電中間
層58および層60は、図3−5に示す外側シース1
6、16A、または16Bのいづれとも同じ構造を有す
ることもできる。付加的な電気遮蔽および機械的強度
は、ポリ塩化ビニル等の押し出しプラスチック材料の保
護層64により覆われた、ブレード状のワイヤシールド
62により付加される。
側カバー56内に一束となった、多数の図1−3に示す
ような完全な伝送線10を有している。伝送線46は、
多数の高速ディジタル信号をディスクドライブ記憶配列
等の電子装置に伝送する役目を果たす。外側カバー56
は、絶縁性プラスチック材料の層60により包囲され
た、金属箔等の導電中間層58を有している。導電中間
層58および層60は、図3−5に示す外側シース1
6、16A、または16Bのいづれとも同じ構造を有す
ることもできる。付加的な電気遮蔽および機械的強度
は、ポリ塩化ビニル等の押し出しプラスチック材料の保
護層64により覆われた、ブレード状のワイヤシールド
62により付加される。
【0029】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、伝送線
の長さに沿って方向に並行して延び、同様の断面を有す
る信号線用ストランド金属導体およびドレイン線用スト
ランド金属導体と、絶縁性材料で形成され、前記信号線
用ストランド金属導体を被覆する第一の絶縁性ジャケッ
トと、第一の絶縁性ジャケットと同様の断面を有すると
ともに半導性材料で形成され、前記ドレイン線用ストラ
ンド金属導体を被覆する第二の半導性ジャケットと、前
記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケッ
トに巻き付けられる外側シースで構成され、前記外側シ
ースは、前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導
性ジャケットに接して巻き付けられる、細長い、連続的
な、可撓性の金属基準導体を有する構成を採用すること
によって、特に高周波ディジタル信号に適した伝送線を
提供することが可能となる。また、半自動または自動工
具により多量接続可能な改良された伝送線を提供し、高
周波であっても効果的な遮蔽を設けることが可能な伝送
線を提供し、改良されたインピーダンス特性を有する伝
送線を提供し、広い範囲のインピーダンスを設けるよう
に構成可能な伝送線を提供し、過去に使用された伝送線
の不利点を克服する改良された高速伝送線を提供するこ
とが可能となる。
の長さに沿って方向に並行して延び、同様の断面を有す
る信号線用ストランド金属導体およびドレイン線用スト
ランド金属導体と、絶縁性材料で形成され、前記信号線
用ストランド金属導体を被覆する第一の絶縁性ジャケッ
トと、第一の絶縁性ジャケットと同様の断面を有すると
ともに半導性材料で形成され、前記ドレイン線用ストラ
ンド金属導体を被覆する第二の半導性ジャケットと、前
記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケッ
トに巻き付けられる外側シースで構成され、前記外側シ
ースは、前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導
性ジャケットに接して巻き付けられる、細長い、連続的
な、可撓性の金属基準導体を有する構成を採用すること
によって、特に高周波ディジタル信号に適した伝送線を
提供することが可能となる。また、半自動または自動工
具により多量接続可能な改良された伝送線を提供し、高
周波であっても効果的な遮蔽を設けることが可能な伝送
線を提供し、改良されたインピーダンス特性を有する伝
送線を提供し、広い範囲のインピーダンスを設けるよう
に構成可能な伝送線を提供し、過去に使用された伝送線
の不利点を克服する改良された高速伝送線を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝送線の一端部が解かれた、本発明による伝送
線の断片の側面図である。
線の断片の側面図である。
【図2】図1の伝送線の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である、伝送線の外側シ
ースの拡大部分断面図である。
ースの拡大部分断面図である。
【図4】外側シース構造の変形例を示す、図3と同様の
図である。
図である。
【図5】もう一つの外側シース構造の変形例を示す、図
3と同様の図である。
3と同様の図である。
【図6】本発明の変形例である、伝送線の拡大断面図で
ある。
ある。
【図7】もう一つの本発明の変形例である、伝送線の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】もう一つの本発明の変形例である、伝送線の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図9】さらにもう一つの本発明の変形例である、伝送
線の拡大断面図である。
線の拡大断面図である。
10、10A、10B 伝送線 12 信号線 14 ドレイン線 16 外側シース 18 信号線用ストランド金属導体 20、20A、20B 第一の絶縁性ジャケット 22 ドレイン線用ストランド金属導体 24、24A、24B 第二の半導性ジャケット 30、32、36 導電層 28、34、38 基質 40、42 空気間隙
Claims (18)
- 【請求項1】 伝送線10、10A、10Bの長さに沿
って方向に並行して延び、同様の断面を有する信号線用
ストランド金属導体18およびドレイン線用ストランド
金属導体22と、絶縁性材料で形成され、前記信号線用
ストランド金属導体18を被覆する第一の絶縁性ジャケ
ット20、20A、20Bと、第一の絶縁性ジャケット
と同様の断面を有するとともに半導性材料で形成され、
前記ドレイン線用ストランド金属導体22を被覆する第
二の半導性ジャケット24、24A、24Bと、前記第
一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケット2
0、20A、20Bおよび24、24A、24Bに巻き
付けられる外側シース16で構成され、前記外側シース
16は、前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導
性ジャケット20、20A、20Bおよび24、24
A、24Bに接して巻き付けられる、細長い、連続的
な、可撓性の金属基準導体を有していることを特徴とす
る高速ディジタル信号用の伝送線。 - 【請求項2】 前記金属基準導体16、16A、16B
は、金属化テープで構成され、該金属化テープは、導電
層30、32、36を前記第一の絶縁性ジャケットおよ
び第二の半導性ジャケット20、20A、20Bおよび
24、24A、24Bと面接合させることを特徴とする
請求項1に記載の伝送線。 - 【請求項3】 前記金属基準導体16、16A、16B
は、前記金属化テープの外面に、絶縁性プラスチック材
料の基質28、34、38を有していることを特徴とす
る請求項1に記載の伝送線。 - 【請求項4】 前記金属基準導体16Aは、導電層32
を有していることを特徴とする請求項1に記載の伝送
線。 - 【請求項5】 前記金属基準導体16Bは、導電層36
を有していることを特徴とする請求項1に記載の伝送
線。 - 【請求項6】 前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二
の半導性ジャケット20、20Bおよび24、24B
は、略円形の断面を有しており、前記外側シース16
は、前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジ
ャケットの円周の略半分に接合し、前記第一の絶縁性ジ
ャケットおよび第二の半導性ジャケットと、前記外側シ
ースは、前記外側シース内の空気間隙40、42、40
B、42Bを規定することを特徴とする請求項1に記載
の伝送線。 - 【請求項7】 前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二
の半導性ジャケット20B、24Bの外面に、溝が付け
られることを特徴とする請求項6に記載の伝送線。 - 【請求項8】 前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二
の半導性ジャケット20A、24Aは、背中合わせに向
き合った、略D字形状の断面を有していることを特徴と
する請求項1に記載の伝送線。 - 【請求項9】 前記第一の絶縁性ジャケットおよび第二
の半導性ジャケット20、20A、20Bおよび24、
24A、24Bは、押出成形されることを特徴とする請
求項1に記載の伝送線。 - 【請求項10】 所定の高周波信号のインピーダンス特
性を有する、電子装置に使用される伝送線の製造方法で
あって、伝送線10、10A、10Bが使用される装置
の所定の高周波信号のインピーダンス特性を決定し、信
号線用ストランド金属導体18を第一の絶縁性ジャケッ
ト20、20A、20Bで被覆することにより信号線1
2を製造し、ドレイン線用ストランド金属導体22を第
二の半導性ジャケット24、24A、24Bで被覆する
ことによりドレイン線14を製造し、信号およびドレイ
ン線を並行関係で向かい合わせにし、基準金属導体1
6、16A、16Bをドレイン線の第二の半導性ジャケ
ットに面接合させて、向き合った信号およびドレイン線
の回りに、細長い、連続的な、可撓性の金属基準導体を
巻き付けることにより外側シース16を形成し、第一の
絶縁性ジャケットおよび第二の半導性ジャケット20、
20A、20Bおよび24、24A、24Bの外側と、
外側シース内で規定される空気間隙40、42、40
B、42Bのサイズを制御することにより、伝送線のイ
ンピーダンスを所定の高周波信号のインピーダンスに適
合させる工程で構成される、所定の高周波信号のインピ
ーダンス特性を有する電子装置に使用される伝送線の製
造方法。 - 【請求項11】 前記適合工程は、選択された空気間隙
サイズを設けるために、第一の絶縁性ジャケット20、
20A、20Bと第二の半導性ジャケット24、24
A、24Bの断面形状を選択することを含む請求項10
に記載の方法。 - 【請求項12】 円形の断面形状を選択する工程で構成
される請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】 D字形状の断面形状を選択する工程で
構成される請求項11に記載の方法。 - 【請求項14】 ジャケットの外面に溝を付ける工程で
構成される請求項11に記載の方法。 - 【請求項15】 前記形成工程は、巻き付けられた金属
基準導体16を絶縁性カバーで被覆することを含む請求
項11に記載の方法。 - 【請求項16】 それぞれの対が並行して向かい合って
いる、複数対の信号線およびドレイン線12、14であ
って、それぞれの信号線12は、第一の絶縁性ジャケッ
ト20で被覆される信号線用ストランド金属導体18を
有しており、それぞれのドレイン線は14、第二の半導
性ジャケットで被覆されるドレイン線用ストランド金属
導体22を有しており、少なくとも一つの前記対の信号
およびドレイン線を包囲する外側シース48で構成され
る高速ディジタル信号用の伝送線であって、前記外側シ
ース48は、前記少なくとも一つの前記対の信号および
ドレイン線12、24の前記第一の絶縁性ジャケットお
よび第二の半導性ジャケット20、24に接合して回り
に巻き付けられる、細長い、連続的な、可撓性の金属基
準導体を有していることを特徴とする高速ディジタル信
号用の伝送線。 - 【請求項17】 前記外側シース48は、すべての前記
複数対の信号およびドレイン線12、14に巻き付けら
れ、前記基準導体は、すべての前記第二の半導性ジャケ
ットに接合されることを特徴とする請求項16に記載の
伝送線。 - 【請求項18】 遮蔽手段を有する外側カバー内に一束
となった、複数の請求項1に記載の伝送線10を有する
ことを特徴とする伝送線装置46。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US58402796A | 1996-01-11 | 1996-01-11 | |
US08/584,027 | 1996-01-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09213143A true JPH09213143A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=24335595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1476197A Pending JPH09213143A (ja) | 1996-01-11 | 1997-01-10 | 伝送線 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0784327A1 (ja) |
JP (1) | JPH09213143A (ja) |
KR (1) | KR970060264A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003502815A (ja) * | 1999-06-18 | 2003-01-21 | ベルデン ワイヤー アンド ケーブル カンパニイ | 高性能データケーブル |
DE102009035613A1 (de) | 2008-07-31 | 2010-02-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Differential-Übertragungs-Signalleitung und Verbundleitung, die diese enthält |
JP2010040200A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Fujikura Ltd | 伝送ケーブル |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6630624B2 (en) * | 2001-11-08 | 2003-10-07 | Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. | Electrical cable with grounding means |
JP2006004847A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Sankosha Corp | 接地導体 |
JP2006302677A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Sankosha Corp | 接地装置及び該接地装置の施工方法 |
JPWO2012007995A1 (ja) * | 2010-07-14 | 2013-09-05 | 株式会社アドバンテスト | 伝送ユニット、伝送ユニットに用いる追加部材および試験装置 |
CN107845450B (zh) * | 2017-10-31 | 2019-06-21 | 大连科迈尔防腐科技有限公司 | 一种抽头电缆及其加工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8100842A (nl) * | 1981-02-20 | 1982-09-16 | Philips Nv | Electrische kabel voor signaaltransmissie. |
US4461923A (en) * | 1981-03-23 | 1984-07-24 | Virginia Patent Development Corporation | Round shielded cable and modular connector therefor |
-
1997
- 1997-01-08 EP EP97100153A patent/EP0784327A1/en not_active Withdrawn
- 1997-01-10 KR KR1019970000444A patent/KR970060264A/ko not_active Application Discontinuation
- 1997-01-10 JP JP1476197A patent/JPH09213143A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003502815A (ja) * | 1999-06-18 | 2003-01-21 | ベルデン ワイヤー アンド ケーブル カンパニイ | 高性能データケーブル |
DE102009035613A1 (de) | 2008-07-31 | 2010-02-04 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Differential-Übertragungs-Signalleitung und Verbundleitung, die diese enthält |
JP2010040200A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Fujikura Ltd | 伝送ケーブル |
US8039749B2 (en) | 2008-07-31 | 2011-10-18 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Differential transmission signal cable and composite cable containing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0784327A1 (en) | 1997-07-16 |
KR970060264A (ko) | 1997-08-12 |
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