JPH09211982A - 分離装置及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

分離装置及び電子写真画像形成装置

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JPH09211982A
JPH09211982A JP8022336A JP2233696A JPH09211982A JP H09211982 A JPH09211982 A JP H09211982A JP 8022336 A JP8022336 A JP 8022336A JP 2233696 A JP2233696 A JP 2233696A JP H09211982 A JPH09211982 A JP H09211982A
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JP8022336A
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English (en)
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Masami Maetani
正巳 前谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粉体を分離するフィルタの目詰まりを効
果的に防止する。 【解決手段】 磁性粉体が通過可能なフィルタと、前記
フィルタの一方側に配置され、磁性粉体を供給するため
に回転可能な第1磁力発生手段と、前記フィルタを挟ん
で前記第1磁力発生手段と対向する側に配置され、前記
第1磁力発生手段よりも強い磁力を発生して前記第1磁
力発生手段から供給される磁性粉体を回収するために回
転可能な第2磁力発生手段と、前記フィルタを振動させ
るための振動付与手段と、前記フィルタを、前記第1磁
力発生手段と第2磁力発生手段との間に生ずる磁力線と
交差する方向へ移動させるためのフィルタ移動手段とを
有することを特徴としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁性粉体から非磁性
物を分離し得る分離装置及びこれを用いて画像形成後の
電子写真感光体から除去された現像剤を利用する電子写
真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真画像形成装置は、帯
電器によって一様に帯電させた電子写真感光体に選択的
な露光をして潜像を形成し、現像器によって前記潜像を
現像剤で顕像化すると共に、該現像剤による像を記録媒
体に転写して画像記録を行う。
【0003】このような装置にあっては、現像像を転写
した後に電子写真感光体に残留した現像剤をクリーニン
グ手段によって除去回収している。
【0004】今日では前記除去した現像剤の再利用が図
られているが、このような回収現像剤を再利用するに当
たっては、その回収現像剤を一旦再生処理する必要があ
る。それは、一旦画像形成に供されてクリーニング手段
で回収された現像剤の中には記録媒体である記録紙の紙
粉や空気中のゴミ等の異物、現像剤の凝集体や凝固体が
含まれており、そのまま現像器に戻して再使用すると、
それら異物等のために現像画像の質が低下するおそれが
ある。
【0005】そのための現像剤再生方法として、従来は
メッシュフィルタによるものが考えられているが、メッ
シュに目詰まりを生じさせたり、小さな異物はそのまま
通過したりして回収現像剤を使用する上で問題があっ
た。特に、小さな異物をも除去するようにメッシュの目
を細かくすると、メッシュへの回収現像剤の目詰まりが
顕著になり、二律背反を生じてしまう。
【0006】そのため、メッシュを介して上下にマグネ
ットローラを配置し、下側より回収現像剤を供給して下
側のマグネットローラに付着した磁性現像剤をメッシュ
を介して上側のマグネットローラへと強制的に磁力を使
用して搬送する分離装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記分離装置は凝集し
た現像剤が上側のマグネットローラに吸引されたときに
メッシュフィルタが目詰まりする可能性があるために、
前記フィルタに振動を与えてフィルタに付着した凝集現
像剤を破壊するようにしている。
【0008】しかしながら、フィルタは位置を固定して
使用するために、現像剤分離のために使用するフィルタ
部分は常に同じ場所で行われることになる。従って、分
離装置の使用期間が長くなると、メッシュフィルタの目
よりも大きな異物によって目詰まりが発生する可能性が
ある。従って、分離性能を低下させないためには、フィ
ルタのメンテナンスを定期的に行う必要がある。
【0009】本発明は従来の上記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、フィルタの目詰まりを
効果的に防止し得る分離装置及びこれを用いた電子写真
画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、磁性粉体を分離する分
離装置において、磁性粉体が通過可能なフィルタと、前
記フィルタの一方側に配置され、磁性粉体を供給するた
めに回転可能な第1磁力発生手段と、前記フィルタを挟
んで前記第1磁力発生手段と対向する側に配置され、前
記第1磁力発生手段よりも強い磁力を発生して前記第1
磁力発生手段から供給される磁性粉体を回収するために
回転可能な第2磁力発生手段と、前記フィルタを振動さ
せるための振動付与手段と、前記フィルタを、前記第1
磁力発生手段と第2磁力発生手段との間に生ずる磁力線
と交差する方向へ移動させるためのフィルタ移動手段と
を有することを特徴としてなる。
【0011】上記構成にあっては、フィルタ移動手段に
よってフィルタが第1磁力発生手段と第2磁力発生手段
間で移動するために、磁性粉体分離に使用されるフィル
タ部分が一か所に集中しなくなる。このため、長期間使
用してもフィルタに目詰まりが発生し難くなるものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係る電
子写真画像形成装置及びその画像形成装置に用いられて
いる現像剤分離装置の構成を説明する。
【0013】〔第1実施形態〕図1乃至図9は第1実施
形態に係る電子写真画像形成装置である複写機及び分離
装置を示すものであり、図1は分離装置に係るフィルタ
移動手段の構成説明図、図2は複写機の全体構成説明
図、図3は回収した現像剤を現像手段へ送る構成説明
図、図3乃至図9は現像剤の分離装置の構成説明図であ
る。
【0014】ここでは、説明の順序として、まず複写機
の全体構成を説明し、次に現像剤分離装置の構成につい
て説明する。
【0015】{画像形成装置の全体構成}まず複写機A
の全体構成を図2及び図3を参照して説明する。図2に
おいて、1は原稿読取手段であり、原稿台ガラス1aに
載置した原稿に対し、照明ランプ1bで光照射すると共
に、ランプ1b及び走査用反射ミラー1c1を走査し、原
稿からの反射光を前記ミラー1c1及び反射ミラー1c2,
1c3,1c4,1c5,1c6、更には合焦及び変倍機能を有
するレンズ1dを介して電子写真感光体である感光体ド
ラム2へ照射し、静電潜像を形成する。
【0016】感光体ドラム2は表面に感光層を有し、メ
インモータ3によって画像形成動作に応じて図2の矢印
方向へ回転可能である。この感光体ドラム2の周囲には
感光体ドラムの表面を一様に帯電するための帯電手段
4、現像手段5、転写手段6及びクリーニング手段7が
配置してある。そして回転する感光体ドラム2の表面を
帯電手段4で一様に帯電すると共に、前記原稿読取手段
1からの露光によって静電潜像を形成し、現像手段5で
前記静電潜像に磁性現像剤を転移させて現像像を形成す
る。
【0017】前記現像手段5は、現像剤ホッパー5a内
の現像剤を送り部材5bによって固定磁石を内蔵した現
像ローラ5cへ送り出し、現像ローラ5cを回転させる
と共に、現像ブレードによって摩擦帯電電荷を付与した
現像剤層を現像ローラ5cの表面に形成し、その現像剤
を前記潜像に応じて感光体ドラム2へ転移させることに
よって現像像を形成して可視像化する。
【0018】そして前記現像像を搬送手段8で搬送する
記録媒体9に転写手段6の電圧印加によって転写する。
この転写手段6は転写帯電器6aと分離帯電器6bとを
有しており、転写帯電器6aによって現像トナーと逆極
性の電圧を印加して搬送された記録媒体9に現像像を転
写し、像転写後の記録媒体9に対して分離帯電器6bで
電圧印加して感光体ドラム2から分離する。
【0019】現像像を記録媒体9に転写した後に感光体
ドラム2の表面に残留した現像剤は、クリーニングブレ
ード7aで掻き落とし、回収現像剤溜め7bへ回収する
クリーニング手段7によって除去し、後述する分離装置
Bによって現像剤と異物とを分離して現像剤ホッパー5
aへ送り込む。
【0020】一方、搬送手段8の構成は、装置本体の下
方に上下カセット8a1,8a2が装着してあり、それぞれ
のカセット8a1,8a2に収納した記録媒体9がピックア
ップローラ8b1,8b2によって一枚ずつレジストローラ
対8cへ供給可能となっている。前記カセット8a1,8
b2又は手差しトレイ8dから供給された記録媒体9は、
前記感光体ドラム2による画像形成動作と同期してレジ
ストローラ対8cが駆動して搬送し、転写手段6の位置
で前述したように現像像を転写する。そして像転写後の
記録媒体9を搬送ベルト8eによって、駆動ローラ10a
及びヒータを内蔵した加熱押圧ローラ10bからなる定着
手段10へ搬送し、この定着手段10で熱及び圧力を印加し
て転写像を定着して排出ローラ対8fによって排出トレ
イ8gへ排出する。尚、この画像形成装置は一度画像形
成した記録媒体9を再度画像転写位置へ搬送するための
再搬送誘導部8h、中間トレイ8i及び再搬送部8jを
有している。
【0021】また、この実施形態に係る複写機Aは、原
稿ガラス1aの上部に原稿自動給送装置11が装着してあ
り、複数枚の原稿を自動的に分離給送可能にしている。
尚、この原稿自動給送装置11の構成は、公知であるため
に具体的な説明は省略する。
【0022】{現像剤分離装置}本実施形態に係る複写
機Aは、前記クリーニング手段7で回収した磁性粉体で
ある磁性現像剤を現像剤分離装置Bによって異物を分離
し、これを図3に示す搬送パイプ12によって現像手段5
の現像剤ホッパー5aへ供給して再利用するようにして
いる。
【0023】次にその分離装置Bの構成について図4及
び図5を参照して説明する。尚、図4は分離装置の概略
斜視説明図、図5は分離装置の断面図を示す。
【0024】この分離装置Bは、非磁性材料(例えば非
磁性ステンレス線、非磁性黄銅線、ナイロン繊維等)か
らなり、現像剤の粒径の数倍のメッシュ粗さを有するメ
ッシュフィルタ13を略水平に配置しており、この周囲を
支持部材14で支持すると共に、この支持部材14から連続
してフィルタ13の表裏面を挟むように可撓性シート14
a,14b(例えば薄層ステンレス板等)が取り付けてあ
る(図5乃至図7参照)。更に前記フィルタ13の下方に
は第1磁力発生手段となる第1磁力スリーブ15が配置し
てあり、フィルタ13の上方には第1磁気スリーブ15と対
向するように、第2磁力発生手段となる第2磁力スリー
ブ16が配置してある。この磁力スリーブ15,16は、それ
ぞれ磁力発生部材15a,16aを内蔵した回転可能な円筒
状スリーブ15b,16bによって構成してある。
【0025】尚、前記磁力発生部材15a,16aとしては
電磁石やマグネット等があるが、構成の簡易性及びコス
トの観点からマグネットが優れている。また、円筒状ス
リーブ15b,16bに関しては、樹脂やステンレス、アル
ミ材等があるが、コスト、耐久性の観点からアルミ材が
優れている。
【0026】前記磁力スリーブ15,16は、図4の矢印方
向へギア17a,17bを介して駆動手段(図示せず)によ
り回転可能に設けてある。
【0027】また、前記磁力スリーブ15,16は、図4及
び図5に示すように、ローラ回転方向へ2分割以上の分
極構造(本実施形態の磁力スリーブ15にあってはN1 、
S1、N1 、S1 、……、磁力スリーブ16にあってはS2
、N2 、S2 、N2 、……)を有し、異なる磁極同士
(N1 とS2 )が対向するように配置され、円筒状スリ
ーブ15b,16bが回転可能になっている。そして前記磁
力スリーブ15,16の対向する磁極の磁力は、第1磁力ス
リーブ15の磁力よりも第2磁力スリーブ16の磁力の方が
強く(N1 <S2 、S1 <N2 )設定してある。
【0028】また、図5において、18,19は現像剤の搬
送スクリューであり、第1搬送スクリュー18はクリーニ
ング手段7から回収された現像剤を奥側より手前側に搬
送する。第2搬送スクリュー19は現像剤補集部20に設け
てあり、異物を分離した現像剤を手前から奥側へ搬送
し、前述した搬送パイプ12を介して現像手段5のホッパ
ー5aへ搬送するものである。
【0029】更に第1磁力スリーブ15の周面には、該ロ
ーラ15の周面に沿って搬送される現像剤の層厚を規制す
るためのドクターブレード21が近接している。第2磁力
スリーブ16の周面にも、該ローラ16の周面に沿って搬送
される現像剤を掻き取り、現像剤補集部20へ落とすため
の掻き取りブレード22が当接している。
【0030】更に前記第1磁力スリーブ15側にはフィル
タ13を介して第2磁力スリーブ16側へ移動せずに残留し
た残留物を回収するための回収手段23が設けてある。本
実施形態における回収手段23は、図5に示すように、第
1磁力スリーブ15の表面に非磁性ブラシ23aが当接して
おり、この非磁性ブラシ23aを第1磁力スリーブ15の回
転方向と逆方向へ低速で回転駆動するように構成してあ
り、このブラシ23aによって掻き落とされた残留物を下
方の回収容器23bに回収するように構成している。
【0031】また現像剤を通過させる前記フィルタ13
は、振動付与手段によって振動するように構成されてい
る。この振動付与手段の構成は、図5乃至図8に示すよ
うに、カム24がフィルタ13に取り付けた可撓性シート14
aに接触して回転可能に取り付けてあり、このカム24を
モータ25によって回転させるように構成している。
【0032】前記可撓性シート14a,14bは厚さが0.05
mm〜0.2mm 程度のものが好ましく用いられ、この可撓性
シート14a,14bをカム24によって連続的に撓ませても
薄層であるために十分に復元する。
【0033】尚、図4に示すように、前記磁力スリーブ
15,16で構成される磁性粉体分離部とカム24との間には
フィルタ13を挟んで磁性板金26aとマグネット26bとが
配置してあり、集中磁界を形成することによって分離部
からカム部へ飛散する磁性粉体を補足するようにしてい
る。
【0034】本実施形態に係る分離装置Bにあっては、
前記フィルタ13が第1磁力スリーブ15と第2磁力スリー
ブ16との間に生ずる磁力線と交差する方向へ移動可能に
構成されている。次にこのフィルタ移動手段の構成につ
いて、図1を参照して説明する。
【0035】フィルタ13を支持する支持部材14は装置枠
体27に対して、図1の矢印A方向(第1磁力スリーブ15
と第2磁力スリーブ16との間に生ずる磁力線と交差する
方向)にスライド可能に取り付けられている。そして前
記第1磁力スリーブ15を回転させるギア、17aには順に
ギア28a,28b,28c,28dが噛合してギア列を形成し
ており、この最終ギア28dの側面にはピン29aが設けて
あり、このピン29aと前記支持部材14に設けたピン29b
とはリンク部材30によって連結されている。
【0036】このため、第1磁力スリーブ15が回転する
と、その駆動力がリンク部材30に伝達され、支持部材14
に支持されたフィルタ13が矢印A方向へ往復移動するよ
うになっている。
【0037】尚、カム25が当接する可撓性シート14aの
サイズは、図9に示すように、フィルタ下側の可撓性シ
ート14bは上側の可撓性シート14aを包摂する形状に構
成している。
【0038】次に前記分離装置Bの動作を説明する。画
像形成によってクリーニング手段7の現像剤溜め7bへ
現像剤が回収されると、その現像剤が搬送スクリュー18
によって分離装置B内部へ搬送される。ここで現像剤は
第1磁力スリーブ15上に磁力によって付着し、該磁力ス
リーブ15の回転に伴って上方へ搬送され、ドクターブレ
ード21によって所定の層厚に規制される。ついで第2磁
力スリーブ16と対向する分離部へ送られた現像剤は、第
1磁力スリーブ15の磁力よりも強い第2磁力スリーブ16
の磁力によって引き付けられる。メッシュフィルタ13の
目は現像剤の粒径よりも数倍の隙間を有しているので、
現像剤はスムーズにフィルタ13を通過して第2磁力スリ
ーブ16に付着する。
【0039】尚、耐久が進むに従って部分的に凝集した
現像剤がフィルタ13に付着したり、フィルタ13を通過し
なくなる、所謂目詰まり現象を呈するようになるが、こ
のフィルタ13にはモータ25に連結されたカム24によって
まず可撓性シート14a,14bに振動が与えられ、更にこ
の可撓性シート14a,14bを介してフィルタ13に振動が
与えられるため、フィルタ13に付着した現像剤はその振
動によりその凝集が破壊され、現像剤は容易にフィルタ
13を通過するようになる。
【0040】現像剤と分離された非磁性物(紙粉等の異
物)は、フィルタ13の下側に付着しており、フィルタ13
に付与される振動によってフィルタ13との付着力を失
い、その重力によって下方へ落ちる。
【0041】上記のようにしてフィルタ13を通過して異
物が分離された現像剤は、第2磁力スリーブ16の回転に
伴って搬送され、掻き取りブレード22によって第2磁力
スリーブ16から補集部20へ掻き落とされ、搬送スクリュ
ー19によって分離装置Bの外へ搬送される。そしてこの
現像剤は図2に示す搬送パイプ12によって現像手段5の
ホッパー5aへと搬送され、再度現像に使用される。
【0042】一方、分離部で現像剤と分離された異物
は、第1磁力スリーブ15上に落ちて搬送され、非磁性ブ
ラシ24によって第1磁力スリーブ15の表面から剥離され
る。この非磁性ブラシ24は小さい当接圧により第1磁力
スリーブ15に接触しているために、第1磁力スリーブ15
上で弱い力で付着している異物等は掻き落とされる。
【0043】また分離部で分離しきれずに残留してしま
った現像剤は、磁力によって第1磁力スリーブ15に吸着
されているために、非磁性ブラシ24によって掻き落とさ
れることなく、磁力スリーブ15の回転によって搬送され
て再度異物分離の機会を得ることになる。従って、回収
容器23bには現像剤が殆ど回収されず、非磁性物からな
る異物が回収されることになる。
【0044】また、前記現像剤分離に際してフィルタ13
が第1磁力スリーブ15と第2磁力スリーブ16間に生ずる
集中磁界(図1の矢印B)が貫通する方向と直交する方
向に往復移動するために、現像剤分離に使用されるフィ
ルタ部分が常に変わることになる。従って、フィルタ13
には目詰まりが生じ難く、仮にメッシュの目よりも大き
な異物によってフィルタ13の一部分で目詰まりが生じた
としても、他の部分では正常に現像剤の分離が行われ、
フィルタ目詰まりの影響は取り除かれる。
【0045】以上のように、本実施形態の分離装置にあ
っては、長期間にわたってフィルタ目詰まりの影響をな
くして現像剤の分離を効率よく行うことが出来る。
【0046】〔第2実施形態〕次に図10を参照して本発
明の第2実施形態に係る分離装置の構成について説明す
る。尚、この第2実施形態に係る分離装置は、フィルタ
13を第1磁力スリーブ15と第2磁力スリーブ16間の磁力
線と交差する方向に移動させる移動手段の構成が第1実
施形態と異なっており、他の構成及びこの分離装置を用
いる電子写真画像形成装置は前述した第1実施形態と同
一であるために、ここでは第1実施形態と同一機能を有
する部材は同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0047】この分離装置は第1磁力スリーブ15を回転
させるギア17aにギア31a,31bが順に噛合し、且つ最
終ギア31bには偏心カム32が一体的に回転するように取
り付けてある。そして、軸33aを中心に回動可能な揺動
レバー33が引張スプリング34によって付勢され、カム32
に当接している。更に前記レバー33の回動端側には長孔
33bが設けてあり、この長孔33bがフィルタ支持部材14
に設けたピン29bに係止している。
【0048】従って、第1磁力スリーブ15が回転する
と、偏心カム32が回転してレバー33がカム32の偏心距離
の二倍だけ揺動する。これによってフィルタ13は図10の
矢印A方向に往復移動するようになる。
【0049】移動手段を上記のように構成しても、第1
実施形態と同様に現像剤分離に使用するフィルタ部分が
一か所に集中しなくなり、フィルタ目詰まりの影響をな
くすことが出来る。
【0050】〔第3実施形態〕次に図11を参照して本発
明の第3実施形態に係る分離装置の構成について説明す
る。尚、この第3実施形態に係る分離装置も、フィルタ
移動手段の構成が第1実施形態と異なっており、他の構
成及びこの分離装置を用いる電子写真画像形成装置は前
述した第1実施形態と同一であるために、ここでは第1
実施形態と同一機能を有する部材は同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0051】この分離装置はフィルタ13に振動を付与す
るためのカム24及びこれを回転させるためのモータ25と
共に、フィルタ振動付与手段自体を図11の矢印A方向へ
スライド可能に構成し、このフィルタ振動付与手段とモ
ータ34によって回転可能なカム35とをリンク部材36で連
結リンクさせている。
【0052】これにより、現像剤分離動作に31にモータ
34を駆動してカム35を回転させることにより、フィルタ
振動付与手段自体が矢印A方向へ往復移動するようにな
る。従って、上記のように構成しても第1実施形態と同
様に現像剤分離に使用するフィルタ部分が一か所に集中
しなくなり、フィルタ目詰まりの影響をなくすことが可
能となる。
【0053】〔他の実施形態〕前述した実施形態ではフ
ィルタ13を連続的に往復移動させるようにした例を示し
たが、これは必ずしも連続的に移動させなくてもよく、
例えば間欠移動させるように構成しても同様の効果を得
ることが出来る。
【0054】また前述した実施形態では磁性粉体として
磁性現像剤を例示したが、本発明に係る分離装置は磁性
粉体に非磁性の異物が混入したときに、これを分離する
ことが出来るものであり、分離する磁性粉体は磁性現像
剤に限定する必要はない。
【0055】また前述した実施形態では電子写真感光体
としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例
えば次のものが含まれる。まず感光体としては光導電体
が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリ
コン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び
有機光導電体(OPC)等が含まれる。また前記感光体
を搭載する形状としては、例えばドラム状、ベルト状等
の回転体及びシート状等が含まれる。尚、一般的にはド
ラム状又はベルト状のものが用いられており、例えばド
ラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリン
ダー上に光導電体を蒸着又は塗工等を行ったものであ
る。
【0056】また前述した実施形態では電子写真感光体
や現像手段、クリーニング手段等を装置本体に直接取り
付けた複写機を例示したが、前記電子写真感光体や現像
手段、クリーニング手段等を一体的にカートリッジ化
し、装置本体に対して着脱可能とした画像形成装置に対
しても本発明は適用し得るものである。
【0057】更に前述した実施形態では、画像形成装置
として複写機を例示したが、現像剤を使用して画像を形
成する装置であれば、複写機に限定することなく、例え
ばプリンタやファクシミリ装置等であっても本発明の分
離装置を適用することは可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明は前述したように、磁性粉体を分
離するためのフィルタを移動可能に構成したために、フ
ィルタの目詰まりの影響をなくして長期間安定した分離
能力を維持することが出来る。
【0059】従って、これを用いた電子写真画像形成装
置にあっては、長期にわたって現像剤を効率よく使用し
て画像形成することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタの移動手段の構成説明図である。
【図2】電子写真方式による複写機の構成説明図であ
る。
【図3】回収した現像剤を現像手段へ送る構成説明図で
ある。
【図4】分離装置の概略斜視説明図である。
【図5】分離装置の構成断面説明図である。
【図6】フィルタの振動構成説明図である。
【図7】フィルタの振動構成説明図である。
【図8】フィルタの振動構成説明図である。
【図9】フィルタの表裏面に取り付けた可撓性シートの
説明図である。
【図10】第2実施形態に係るフィルタ移動手段の構成
説明図である。
【図11】第3実施形態に係るフィルタ移動手段の構成
説明図である。退避手段の構成説明図である。
【符号の説明】 1…原稿読取手段 1a…原稿台ガラス 1b…照明ランプ 1c1〜1c6…反射ミラー 1d…レンズ 2…電子写真感光体 3…メインモータ 4…帯電手段 5…現像手段 5a…現像剤ホッパー 5b…送り部材 5c現像スリーブ 6…転写手段 6a…転写帯電器 6b…分離帯電器 7…クリーニング手段 7a…クリーニングブレード 7b…回収現像剤溜め 8…搬送手段 8a1,8a2…カセット 8b1,8b2…ピックアップローラ 8c…レジストローラ 8d…手差しトレイ 8e…搬送ベルト 8f…排出ローラ 8g…排出トレイ 8h…再搬送誘導部 8i…中間トレイ 8j…再搬送部 9…記録媒体 10…定着手段 10a…駆動ローラ 10b…加熱押圧ローラ 11…原稿自動給送装置 12…搬送パイプ 13…メッシュフィルタ 14…支持部材 14a,14b…可撓性シート 15…第1磁力スリーブ 15a…磁力発生部材 15b…円筒状スリーブ 16…第2磁力スリーブ 16a…磁力発生部材 16b…円筒状スリーブ 17a,17b…ギア 18,19…搬送スクリュー 20…現像剤補集部 21…ドクターブレード 22…掻き取りブレード 23…回収手段 23a…非磁性ブラシ 23b…回収容器 24…カム 25…モータ 26a…磁性板金 26b…マグネット 27…装置枠体 28a〜28d…ギア 29a,29b…ピン 30…リンク部材 31a,31b…ギア 32…偏心カム 33…揺動レバー 33a…軸 33b…長孔 34…モータ 35…カム 36…リンク部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性粉体を分離する分離装置において、 磁性粉体が通過可能なフィルタと、 前記フィルタの一方側に配置され、磁性粉体を供給する
    ために回転可能な第1磁力発生手段と、 前記フィルタを挟んで前記第1磁力発生手段と対向する
    側に配置され、前記第1磁力発生手段よりも強い磁力を
    発生して前記第1磁力発生手段から供給される磁性粉体
    を回収するために回転可能な第2磁力発生手段と、 前記フィルタを振動させるための振動付与手段と、前記
    フィルタを、前記第1磁力発生手段と第2磁力発生手段
    との間に生ずる磁力線と交差する方向へ移動させるため
    のフィルタ移動手段と、 を有することを特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ移動手段は、前記フィルタ
    を連続的又は間欠的に往復移動させることを特徴とする
    請求項1記載の分離装置。
  3. 【請求項3】 前記非磁性フィルタの下側に前記第1磁
    力発生手段を配置し、非磁性フィルタの上側に前記第2
    磁力発生手段を配置したことを特徴とする請求項1記載
    の分離装置。
  4. 【請求項4】 前記磁性粉体は磁性現像剤であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の
    分離装置。
  5. 【請求項5】 磁性現像剤を用いて画像を形成する電子
    写真画像形成装置において、 静電潜像を形成する電子写真感光体と、 前記静電潜像を磁性現像剤によって現像するための現像
    手段と、 前記現像した像を記録媒体に転写するための転写手段
    と、 前記像を転写した後に前記電子写真感光体に残留した現
    像剤を除去するクリーニング手段と、 前記電子写真感光体から除去した現像剤から非磁性物を
    除去して前記現像手段へ供給するための請求項4記載の
    分離装置と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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