JPH09210721A - 移動体の移動に関する情報検出システム - Google Patents

移動体の移動に関する情報検出システム

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JPH09210721A
JPH09210721A JP2123096A JP2123096A JPH09210721A JP H09210721 A JPH09210721 A JP H09210721A JP 2123096 A JP2123096 A JP 2123096A JP 2123096 A JP2123096 A JP 2123096A JP H09210721 A JPH09210721 A JP H09210721A
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inductance
movement
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Norihiro Asada
規裕 浅田
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで正確に、移動体の移動に関する情
報(位置,距離,速度,加速度等)を検出できるシステ
ムを提供する。 【解決手段】 移動体1の通路3に沿って等間隔でルー
プコイル4を配置する。移動体1にはサーチコイル2を
配置する。移動体1が移動し、サーチコイル2がループ
コイル4上にくると、相互誘導作用によりサーチコイル
2のインダクタンスが低下する。このインピーダンスの
低下により移動体1がループコイル4配置の位置に来た
ことを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両,自動車
等の移動体の移動に関する情報(位置,速度,加速度
等)の検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 鉄道においては軌道回路によって列車の位置を検出し
ている。軌道回路での検出原理は、軌道すなわちレール
に検出電流を流し、列車の車軸によってそれが短絡され
たことを検知して列車が当該軌道回路内に存在するか否
かを検出する。
【0003】フォトインタラプタの原理に基づく光線
式の位置検出方法もある。これは、発光素子と受光素子
を対向させて、発光素子と受光素子との間を移動体が通
過したか否かを光線を遮断したか否かにより検出する。
【0004】通路にループコイルを埋設しそのインピ
ーダンスの変化で検出する方法もある。物体がループコ
イルに近づくと、磁性体の場合にはコイルに鉄心が近づ
くのと同じなのでコイルのインピーダンスは変化する。
また、単なる導電体(導体ともいう、以下導体という)
の場合にはループコイルの磁界によるうず電流が発生す
るためにコイルのインピーダンスが変化することを利用
する。
【0005】道路でよく用いられる方法に超音波感知
器がある。これは、ある高さから超音波を路面にむけて
発射し、超音波が反射して再び感知器に戻ってくる時間
を計測して物体を検出する。超音波感知器と路面との間
に物体があれば、超音波は路面にとどく前に物体によっ
て反射され、路面から反射して戻るよりも短時間で感知
器に戻ってくることを利用する。
【0006】永久磁石を通路脇に設置し、そのそばを
通過する車上の磁気接近スイッチで当該永久磁石の磁束
を検知し、絶対位置検出を行う方法が提案されている。
【0007】速度は、車軸の回転数と車輪の円周との
積で求められる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 軌道回路においては、列車が軌道回路内のどこにいる
かは検出できない。存在の有無を検出できるだけであ
る。通常軌道回路は数百メートル以上を1区間とする。
軌道回路をできるだけ小さな区間で運用すれば、位置検
出精度は向上するが地上設備の設置と維持の費用が高価
なため、経済上の問題で実現できない。従って、現状で
は数百メートル以上を1区間とせざるを得ない。
【0009】光線式の位置検出方法では、検出ポイン
トの間隔を短くするほど位置精度は向上するが、地上設
備の設置と維持の費用が高価なために経済的な理由で現
実的ではない。また、光線式には発光器,受光器の汚れ
による感度低下の問題があり、クリーニングメンテナン
スは避けられれない。数が多ければ費用も膨大なものと
なる。
【0010】超音波感知器は汚れの問題はないもの
の、設置台数を多くすることによる経済的な問題は前述
した他と同じである。現状でも、道路で見かける超音波
感知器は感応式信号機のセンサや渋滞状況の把握に使わ
れているに過ぎず、短い間隔で大量に設置するほど安価
ではない。
【0011】前述したを含む各方法に共通した問題も
ある。前述した各方法においては、地上設備に電力と得
られた情報を伝送する設備が必要なことである。実はこ
こに最も費用がかかるのである。電力線,通信線の敷設
とメンテナンスである。数が少なければ問題はないが、
多くなると大規模な監視システムが必要となり、そのた
めの設備や要員まで確保しなければならなくなる。つま
り、得られる情報に比して費用が膨大なため実現してい
ないようである。
【0012】永久磁石を使用したシステムは、前述し
た方法と比較すれば地上側の設備費用が極めて少なく、
車上側の費用が大半を占める。車上側の設備のメンテナ
ンス等は、車庫や車両基地等で集中して行えるので、電
力線,通信線の維持費用と比較すれば極めて安価に維持
できる。永久磁石を使用したシステムで最も問題となる
のは、永久磁石は静磁界しか発生しないということであ
る。つまり、磁束は空間的に変化しても時間的には変化
しないことを意味する。
【0013】静磁界中の磁束を検出する手段としてはホ
ール素子の使用が考えられる。ホール素子ならば、車両
が停止していても検出可能であり、S極N極の極性の判
別までできる。しかし、ホール素子によって検出され出
力となる電圧は微小なため、増幅器が一般的に使用され
る。この微小電圧の増幅が問題となる。S/N比を考え
ると、増幅器でノイズまで増幅する可能性があり、鉄道
の列車回りのような電磁ノイズが豊富にあるような環境
には向いていない。また、後で述べる磁気接近スイッチ
のように永久磁石とセンサとの距離が極めて接近してい
る場合には有効である。
【0014】磁気接近スイッチは永久磁石とスイッチと
の距離が極めて接近している場合には有効な手段であ
る。磁気接近スイッチには、リードリレーを使うタイプ
からコアの磁気飽和を用いるタイプまで考えられるが、
どれも大きな磁束密度を前提として設計されている。こ
れは、S/N比を考えた場合の誤動作対策であろう。し
かし、最大級の残留磁束密度を持つサマリウム・コバル
トの永久磁石を使用しても、磁気接近スイッチが動作す
る磁束密度を得るためには、数ミリメートル以上の間隔
は事実上不可能である。つまり、移動体にこの方式を適
用した場合には、移動体と固定された永久磁石とのクリ
アランスは前述した数ミリメートル以上にはなりえず、
移動体の形状等に著しい制限が設けられる。例えば、地
上と車体とのクリアランスが20センチメートル近くあ
る自動車や、50センチメートル以上ある鉄道車両には
適用できない。
【0015】永久磁石による磁束をサーチコイル(ここ
では車上に設置されている検出コイル)で検出するため
には、サーチコイルが動くか永久磁石が動かなければ検
出できない。永久磁石は固定点を特定するためのもので
あるから、移動しないのでサーチコイルが動かさなけれ
ばならない。サーチコイルを搭載した移動体が動いてい
る間は永久磁石の磁界が時間的に変化するので検出は可
能であるが、例えば永久磁石上で移動体、すなわちサー
チコイルが停止した場合には検出不能になる。この場合
の対策は、サーチコイルを振動させることである。こう
すれば、車両が停止しても永久磁石による磁束を常に検
出できる。
【0016】しかし、やっかいなことにはサーチコイル
に生じる起電圧は磁束の変化分に比例する。すなわち、
大きな出力を得るためには、面積の大きなターン数の多
いサーチコイルを大きな振幅で、高い振動周波数で振動
させることが不可欠となる。これを車上で実現するに
は、スペースの問題から極めて難しい。
【0017】速度の検出に関しては、鉄道の場合には
レールと車輪とのすべりのために車軸の回転数と車輪の
円周の積から計算された速度と対地速度との誤差は大き
い。また、自動車などのゴムタイヤを使用している場合
でも事情はそんなに変わらない。多少、すべりが少ない
だけである。従って、車軸の回転数と車輪の円周との積
で求められる速度は、対地速度に対する目安として使用
できるが、正確な速度制御に使用する際には注意を要す
る。車軸の回転数と車輪の円周の積によって正確な速度
を求めるには、車輪とレールが歯車として噛み合ってな
ければならない。急斜面で用いられるケーブルカー等で
は実現できる。
【0018】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、低コストで正確に、移動体の移動に関する情
報(位置,距離,速度,加速度等)を検出できるシステ
ムを提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では、移動体の移動に関する情報検出システムを
次の(1)〜(11)のとおりに構成する。
【0020】(1)移動体に配置されたインダクタンス
素子と、このインダクタンス素子のインダクタンスの変
化を検出するインダクタンス変化検出手段と、このイン
ダクタンス変化検出手段の出力にもとづいて前記移動体
の移動に関する情報を算出する移動情報算出手段と、前
記移動体の通路に沿って配置され、前記インダクタンス
素子のインダクタンスに変化を与える標識とを備えた移
動体の移動に関する情報検出システム。
【0021】(2)標識は短絡されたコイルである前記
(1)記載の移動体の移動に関する情報検出システム。
【0022】(3)標識は導体ブロックである前記
(1)記載の移動体の移動に関する情報検出システム。
【0023】(4)標識は磁性体である前記(1)記載
の移動体の移動に関する情報検出システム。
【0024】(5)標識に、短絡されたコイル,導体ブ
ロック,磁性体3の種類のうちの少くとも2種類を組み
合せ用いる前記(1)記載の移動体の移動に関する情報
検出システム。
【0025】(6)通路は軌道であり、そのまくら木に
標識を一体化した前記(1)記載の移動体の移動に関す
る情報検出システム。
【0026】(7)標識を有するシートを通路に配置す
る前記(1)記載の移動体の移動に関する情報検出シス
テム。
【0027】(8)移動に関する情報は、位置,距離,
速度,加速度である前記(1)記載の移動体の移動に関
する情報検出システム。
【0028】(9)インダクタンス変化検出手段は、イ
ンダクタンスの増加と減少を識別して検出するものであ
る前記(1)または(5)記載の移動体の移動に関する
情報検出システム。
【0029】(10)インダクタンスの増加と減少の一
方を位置情報の読取り開始フラグ,桁の区切り,読取り
終了フラグ等と認識し、他方を位置情報として認識する
前記(9)記載の移動体の移動に関する情報検出システ
ム。
【0030】(11)インダクタンス変化検出手段は、
移動体に配置されたインダクタンス素子をL素子として
LC共振回路を構成し、このLC共振回路の共振周波数
の変化により前記インダクタンス素子のインダクタンス
の変化を検出するものである前記(1)記載の移動体の
移動に関する情報検出システム。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を、実施
例により詳しく説明する。ここで説明する実施例は、イ
ンダクタンス素子のインダクタンスの変化をLC共振回
路の共振周波数のずれにより間接的に検出するものであ
るが、本発明はこれに限らず、インダクタンスの変化を
インピーダンスブリッジ回路等で直接検出する形で実施
することもできる。
【0032】
【実施例】図1は本発明の原理を説明する図である。図
1において、1は自動車,列車等の移動体、2はこの移
動体1上に配置されたサーチコイル、3は道路,軌道等
の移動体1の通路、4はこの通路に沿って配置された地
上コイルである。地上コイル4は短絡されたループコイ
ルで、通路3に沿って複数個が原則として等間隔で配置
される。移動体1が通路3上を矢印6のように移動し、
移動体1に配置されたサーチコイル2が地上コイル4に
近づくと、矢印5に示すように、サーチコイル2と地上
コイル4は相互誘導状態となり、サーチコイル2のイン
ダクタンスが減少する。地上コイル4の代りに、導体板
を配置してもうず電流の発生によりサーチコイル2のイ
ンダクタンスが減少する。地上コイル4の代りに磁性体
を配置すれば、サーチコイル2が磁性体に近づくと磁束
(密度)が増大しインダクタンスが増大する。
【0033】このように、通路3に沿って配置された地
上コイル4,導体板(板厚は厚くてもよく、導体である
コイルとも区別するため、請求項では導体ブロックと表
現している),磁性体(このように通路に沿って配置さ
れ、サーチコイルのインダクタンスを変化させる素子を
以下標識という)の位置に移動体1がさしかかると、移
動体1に配置されたサーチコイル2のインダクタンスが
変化し、この変化を検出することにより、移動体1(正
確にはサーチコイル2の位置)がその標識の位置に達し
たことを検出することができる。
【0034】標識が等間隔に配置されていれば、サーチ
コイル2のインダクタンスの変化の度数により基準位置
からの距離を検出することができ、単位時間におけるサ
ーチコイル2のインダクタンス変化の度数に比例するも
のとしてあるいはこのインダクタンス変化の時間間隔に
反比例するものとして移動体1の速度を算出することが
できる。この速度の単位時間における変化により移動体
1の加速度を算出することができる。
【0035】前述のように、標識の種類に応じて、サー
チコイル2のインダクタンスが増,減するので、インダ
クタンスの増加する標識と減少する標識を組み合わせて
用いることにより、読出し開始,終了等の所要のコード
とすることができる。
【0036】なお、図1では、サーチコイル2はオープ
ンになっているが、実際は適宜の周波数の交流電流を流
した状態で考察している。
【0037】(実施例1)図2は実施例1である“移動
体の位置検出システム”における移動体側の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、サーチコイルを含むL
C直列共振回路を一種の帯域通過フィルタとしてサーチ
コイルのインダクタンス変化を検出する例である。
【0038】図2において、21は一定周波数fC の交
流電源、22はループコイルで形成されたサーチコイ
ル、23は一定容量のコンデンサ、24は一定の低抵抗
値の抵抗であり、サーチコイル22,コンデンサ23,
抵抗24は直列共振回路25を構成している。26は交
流電源21の周波数fC を通過周波数帯域とするメカニ
カルフィルタからなるノイズ除去用の帯域通過フィルタ
である。27は整流回路、28はレベル判別回路であ
る。直列共振回路25の共振周波数は、サーチコイル2
2が不図示の標識より充分離れた位置にあるとき、交流
電源21の周波数fC と同じ周波数に設定されている。
【0039】以上の構成により、サーチコイル22等を
載置した移動体が、標識より充分離れた位置にあるとき
は、直列共振回路25は共振周波数がfC で交流電源2
1に対し直列共振状態にあり、抵抗24には周波数fC
の大きな電流値の交流電流が流れ、帯域通過フィルタ2
6には周波数fC の大きな電圧値の交流電圧が入力され
る。この交流電圧は、帯域通過フィルタ26をほとんど
減衰することなく通過し、整流回路27で整流され大き
な電圧値の直流電圧に変換され、レベル判別回路28に
おいて高レベルと判別される。
【0040】移動体が移動し、標識上にさしかかると、
標識が、ループコイル,導体板のときはサーチコイル2
2のインダクタンスが減少し、また磁性体のときはサー
チコイル22のインダクタンスが増大し、直列共振回路
25の共振周波数はfC から上昇し、またfC から下降
する。これにより直列共振回路25は直列共振状態から
はずれ、抵抗24の電流値は低下し、帯域通過フィルタ
26へ入力される周波数fC の交流電圧も低下する。帯
域通過フィルタ26へ入力された交流電圧はほとんど減
衰することなく整流回路27に供給され、整流されて小
さな電圧値の直流電圧に変換され、レベル判別回路28
で低レベルと判別される。
【0041】このように、レベル判別回路28で低レベ
ルと判別することで、移動体(正確にはサーチコイル)
が標識上の位置にあることが検出できる。
【0042】交流電源21の高調波,低調波や、直列共
振回路25に誘起する電磁ノイズは、帯域通過フィルタ
26の通過帯域外の周波数のものがほとんどなのでフィ
ルタ26で減衰され、レベル判別回路28の判別動作に
影響を与えることが少ない。
【0043】以上説明したように、本実施例では、通路
側は標識を配置するだけですむので設備,維持に費用が
かからず、標識の間隔を狭くするだけで位置検出の精度
を容易に高めることができる。
【0044】(実施例2)図3は実施例2である“移動
体の位置検出システム”における移動体側の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、サーチコイルを含むL
C共振回路をLC発振回路の周波数決定要素としてサー
チコイルのインダクタンス変化を検出する例である。
【0045】図3において、31はFET、32,34
は一定容量のコンデンサ、33はサーチコイルで、これ
らの素子31〜34はコルピッツ形LC発振回路35を
構成している。LC発振回路35の発振周波数fo は、
サーチコイル33のインダクタンスをL、コンデンサ3
2のキャパシタンスをC1 、コンデンサ34のキャパシ
タンスをC2 とすると、次式で表される。
【0046】
【数1】
【0047】サーチコイル33が不図示の標識から充分
離れた位置にあるときの発振周波数fo をfm とする。
【0048】36は、周波数fm を通過周波数帯域と
し、ややゆるやかな減衰特性の帯域通過フィルタであ
る。27,28は図2の同符号部と同様の機能部分であ
り、説明は省略する。
【0049】以上の構成により、サーチコイル33等を
載置した移動体が標識から充分離れた位置にあるとき
は、LC発振回路35は発振周波数fm の交流電圧を発
生し、この一部は帯域通過フィルタ36に入力される。
この入力電圧は、帯域通過フィルタ36で減衰されるこ
となく整流回路27に供給され直流に変換される。この
場合、帯域通過フィルタ36での減衰がないので、レベ
ル判別回路28で高レベルと判別される。
【0050】移動体が移動し、標識上にさしかかると、
標識がループコイル,導体板のときはサーチコイル33
のインダクタンスLが減少し発振周波数fo がfm より
上昇し、標識が磁性体のときはサーチコイル33のイン
ダクタンスが増大し発振周波数fo はfm より下降す
る。LC発振回路35の交流電圧の一部は帯域通過フィ
ルタ36に入力されるが、発振周波数がfm から変化し
ているので、この入力電圧はフィルタ36で減衰され、
レベル判定回路28で低レベルと判別される。
【0051】このように、レベル判別回路28で低レベ
ルと判別することで、移動体が標識上の位置にあること
が検出できる。
【0052】帯域通過フィルタ36は、サーチコイル3
3のインダクタンスの変化検出と共に、実施例1の帯域
通過フィルタ26と同様に、LC発振回路35の発振出
力の高調波や、LC発振回路35に誘起する電磁ノイズ
による影響を低減する動作を行う。
【0053】LC発振回路としては、コルピッツ形に限
らず、同調形,ハートレー形等の適宜の回路を用いて実
施することができる。
【0054】以上説明したように、本実施例においても
実施例1と同様の効果が得られる。
【0055】(実施例3)図4は実施例3である“移動
体の位置検出システム”における移動側の構成を示す図
である。本実施例は、サーチコイルを含むLC並列共振
回路のインピーダンスの変化によりサーチコイルのイン
ダクタンスの変化を検出する例である。
【0056】図4において、図2と同符号部は同一機能
部であり、説明を省略する。41はサーチコイル、42
は一定容量のコンデンサで、素子41,42は並列共振
回路43を構成する。44は、交流電源21,並列共振
回路43と共に直列回路45を構成する一定の低抵抗値
の抵抗である。並列共振回路43の共振周波数は、サー
チコイル21が不図示の標識から充分離れた位置にある
とき、交流電源21の周波数fC と同一周波数になるよ
うに設定されている。
【0057】以上の構成により、サーチコイル41等を
載置した移動体が標識から充分離れた位置にあるとき
は、並列共振回路43は電源の周波数fC で共振状態に
ありインピーダンスが非常に大きく直列回路45には小
さい電流値の交流電流が流れる。よって抵抗44には低
い交流電圧が発生し、レベル判別回路28は低レベルを
判別する。
【0058】移動体が移動し、標識上にさしかかると、
サーチコイル41のインダクタンスが変化し、並列共振
回路43の共振周波数はfC から変化し、並列共振回路
43のインピーダンスが低下し、直列回路45には大き
い電流が流れる。よって抵抗44に高い交流電圧が発生
し、レベル判別回路28は高レベルを判別する。
【0059】このように、レベル判別回路28で高レベ
ルを判別することで、移動体が標識上の位置にあること
が検出できる。
【0060】以上説明したように、本実施例によっても
実施例1と同様の効果が得られる。 (実施例4)図5は実施例4である“移動体の速度検出
システム”における移動体側の構成を示す図である。本
実施例は、実施例1の出力を用いて移動体の速度を検出
する例である。
【0061】図5において、図2と同符号部は同一機能
部であり説明は省略する。41は基準パルス(クロッ
ク)発生回路、42は速度検出部である。
【0062】以上の構成により、速度検出部42では、
レベル判定回路28が低レベルを出力すると、内蔵する
不図示のカウンタをリセットした後カウント可能とし、
カウンタは基準パルス発生回路41のパルス数の計数を
開始し、レベル判定回路28が次の低レベルを出力する
と計数を終了し、この計数結果にもとづいて移動体の速
度を演算する。
【0063】ここで標識の間隔をAメートル、パルス周
波数をfヘルツ、パルス数をnとすると、移動体の速度
Sp(秒速)は次式で求まる。
【0064】
【数2】
【0065】なお予め、nとSpの関係を載せたテーブ
ルを用意し、テーブル検索により速度を求めることもで
きる。また、前述のように連続する2個の標識間でパル
ス数を計数することに限られず、連続する多数の標識間
でパルス数を計数する形で実施することもできる。
【0066】以上説明したように、本実施例では、通路
側に標識を配置するだけですむので設備,維持に費用が
かからず、車輪の回転を利用するものではないのですべ
りによる誤差はなく、正確に速度を検出することができ
る。
【0067】(実施例5)図6は実施例5である“移動
体の特定位置(絶対位置ともいう),距離検出システ
ム”における移動体側の構成を示す。図7は本実施例の
説明図である。本実施例は、移動体が特定の位置にある
ことおよびこの位置からの距離を検出する例である。
【0068】前述のように、移動体が標識上にさしかか
ると、サーチコイルのインダクタンスは、標識がループ
コイル,導体板のときは減少し、標識が磁性体のときは
増加する。本実施例は、このサーチコイルのインダクタ
ンスの増減の組合せにより特定の位置を指すコードを表
わすものである。
【0069】図6において、図2と同一符号部は同一機
能部を示し、ここでの説明を省略する。61は、交流電
源21の電圧位相と直列共振回路25の電流位相を比較
して電流位相の進み,遅れを判定する位相判定回路で、
レベル判別回路28が低レベルの判別をする毎に判定を
行う。
【0070】62はレベル判別回路28における低レベ
ル判定の度数を計数するカウンタ、63は所要の演算等
を行うマイクロコンピュータ(以下マイコンという)で
ある。本実施例の場合、前記コードを表わす標識は短い
間隔で配置されるので、以下誤解のないように移動体に
載置したサーチコイル22の位置により説明する。また
表示を簡単にするため、コードを表わす標識以外の標識
も同じ間隔で配置されているとしているが実際に実施す
る際は異なる間隔にしてもよい。また、サーチコイル2
2のインダクタンスを減少させるループコイル,導体板
等の標識をA標識とし、インダクタンスを増大させる磁
性体等の標識をB標識とし、これらの標識が移動体の通
路に沿って配置されているとする。
【0071】以上のように構成されているので、移動体
に載置されたサーチコイル22がA標識,B標識から充
分離れた位置にあるときは、直列共振回路25の共振周
波数は交流電源21の周波数fC に一致しており、回路
25に交流電源21の電圧位相と同相の大きい電流値の
交流電流が流れ、レベル判別回路28は高レベルを判別
する。
【0072】サーチコイル22がA標識上にくると、サ
ーチコイル22のインダクタンスが減少するので、直列
共振回路25の共振周波数はfC から上昇し、直列共振
回路25に交流電源21の電圧位相に対し進み位相の小
さい電流が流れる。よってレベル判別回路28は低レベ
ルを判別し、これに同期して位相判定回路61は進み位
相を判定し、マイコン63はA標識を認識する。
【0073】また、サーチコイル22がB標識上にくる
と、サーチコイル22のインダクタンスが増大し、直列
共振回路25には遅れ位相の小さい電流が流れ、レベル
判別回路28は低レベルを判別し、これに同期して位相
判定回路61は遅れ位相を判定し、マイコン63はB標
識を認識する。カウンタ62はレベル判別回路28の低
レベル判別毎に発生するパルスをカウントし距離情報を
蓄積する。
【0074】図7において、クロブロックはマイコン6
3が認識したA標識、シロブロックはマイコン63が認
識したB標識を表わし、(a)は距離情報を、(b),
(c)は特定位置情報を示している。(a)に示すよう
にA標識が続くときは、マイコン63はカウンタ62の
出力により距離情報を検出できる。
【0075】(b)に示すように、2個のB標識の間に
A標識があるときは、最初のB標識でマイコン63はカ
ウンタ62にリセットパルスを送り、カウンタ出力を零
とした後カウント可能とする。次のB標識でカウンタ6
2のカウンタ出力をマイコン63内のレジスタでホール
ドすると共にカウンタ62にリセットパルスを送る。こ
の間にカウンタ62は低レベル判別のパルスを2回カウ
ントしており、レジスタのホールド数は2となる。ホー
ルド数が1なら東京駅、2なら有楽町駅、3なら新橋駅
等と予め決めておくことにより特定の位置を検出でき
る。2番目のリセットパルス以後のカウンタ62のカウ
ンタ出力によりマイコン63は特定位置からの距離を検
出できる。
【0076】(c)に示すように、3個のB標識の間に
A標識があるときは、最初のB標識でマイコン63はカ
ウンタ62にリセットパルスを送り、カウンタ出力を零
とした後カウント可能とする。次のB標識でカウンタ6
2の出力をマイコン63内の第1のレジスタでホールド
すると共にカウンタ62にリセットパルスを送る。その
次のB標識でカウンタ62の出力をマイコン63内の第
2のレジスタでホールドすると共にカウンタ62にリセ
ットパルスを送る。ここで第1のレジスタのホールド数
を10進法の10の桁、第2のレジスタのホールド数を
1の桁とすれば、(c)の場合21となる。そこで予め
1から99までの数に特定の位置を割り当てておくこと
により、特定位置を検出できる。3番目のリセットパル
ス以後のカウンタ62の出力によりマイコン63は特定
位置からの距離を検出することができる。
【0077】図8により位相判定回路61の構成,動作
を説明する。(a)において、82は交流電源21の電
圧波形であり、81,83は抵抗24の電圧波形であっ
て、81はサーチコイル22がA標識上にきたときの波
形、83はサーチコイル22がB標識上にきたときの波
形である。各波形81〜83をクリッパにより方形波と
し、微分し整流して(b)に示すパルスを得る。各パル
スは各波形の立ち上がりの時点すなわち位相を示してい
る。よってレベル判別回路28が低レベルを判別し標識
を検出したときの、抵抗24の電圧波形にもとづくパル
スが85であるか86であるかにより、B標識であるか
A標識であるかが判定できる。
【0078】すなわち、パルス84を基準として、パル
ス85は0°〜90°の範囲内にあり、パルス86は2
70°〜360°の範囲内にあるから、交流電源21の
電圧波形にもとづくパルス84の発生時点から抵抗24
の電圧波形にもとづくパルス(85または86)の発生
時点までの時間txを計測し、この時間txがパルス8
4のパルス間隔の1/2の時間t0より小さいときはB
標識と判定し、大きいときはA標識と判定する。
【0079】以上説明したように、本実施例によれば、
実施例1と同様の効果が得られる他に、特定の位置およ
び特定の位置からの距離を正確に検出することができ
る。
【0080】(変形および実施の詳細) 以上の各実施例は、移動体に1個のサーチコイルを配
置する例であるが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、複数のサーチコイルを配置する形で実施すること
ができる。たとえば、2個のサーチコイルを移動体の前
後にDメートルの間隔で配置し、同一の標識を前後のサ
ーチコイルでt秒の時間間隔で検出して、移動体の速度
Sp(秒速)を次式で求めることができる。
【0081】
【数3】
【0082】また、2個のサーチコイルを移動体の左右
に配置し、通路に沿って2列に標識を間欠的に並べ、移
動体の移動にしたがい、片側で標識を検出したときは
“0”、両側で標識を検出したときは“1”として所要
のデジタル信号を検出する形で実施することができる。
あるいは左側の標識を検出したときは“0”、右側の標
識を検出したときは“1”とする形で実施することもで
きる。
【0083】特に本発明を鉄道で実施する場合には、
まくら木と地上側の標識であるコイル等を一体化すれ
ば、設置工事はまくら木の取り替えという従来の工事の
中で可能であり、特別に標識を設置するためだけの工事
を行わなくても良い。まくら木と一体化するとは、まく
ら木に標識を埋め込むか、あるいはシート状の標識を取
り付けることを意味している。また、まくら木(幅は2
00mm)は正確に600mm間隔で配置されるので、等間
隔の標識としては理想的である。そのために、設置に関
するコストは車上側への組み込みコストのみである。ま
た、地上側は電力や信号の配線等が不要であり、機器は
車上中心であり、メンテナンスが車両基地等で集中的に
行え、新しい方式への変更の場合には車上機器のみの交
換で済むため極めて安いコストででき、列車位置検出と
速度検出ができるとともに拡張性も維持できる。
【0084】一般的な移動体には、通路にまくら木の
ように等間隔で配置されているものがないために、標識
の設置は改めて工事を行わなければならない。できるだ
け多くの標識を設置するにもかかわらず、低い設置コス
トに押さえるためには、コイルや導体板,磁性体板をシ
ート状にして裏面を粘着性にすれば貼るだけの工事とな
る。また、磨耗や寿命等で交換する際にも簡単に済ます
ことができる。また、粘着シートならば、壁や天井等の
場所も固定点として利用できる。改めて埋設工事を行わ
なくても良いので、極めて安価に標識の設置が行える。
さらに、地上側は電力や信号の配線等が不要であり、機
器は車上中心であり、メンテナンスが車庫等で集中的に
行え、新しい方式への変更の場合には車上機器のみの交
換で済むため極めて安いコストででき、移動体位置検出
と速度検出ができるとともに拡張性も維持できる。
【0085】各実施例における帯域通過フィルタは交
流電源またはLC発振回路で発生した周波数以外の電磁
ノイズを除去するためのものである。帯域通過フィルタ
には故障時に出力がなくなるメカニカルフィルタが望ま
しい。電磁ノイズが除去された後、整流されレベル判別
回路で地上の標識の有り無しが判別される。レベル判別
回路にはウインドウコンパレータを用いれば、ノイズ等
によるレベルの変動の誤った判別はなくなる。
【0086】また、以上の構成によれば、回路が故障し
た場合には、出力がなくなるので移動体上の機器の故障
か移動体の停止かの判定が容易である。LC発振回路が
発振を停止した場合には出力はない。LC発振回路の発
振周波数が大きく変動しても、後段の帯域通過フィルタ
で出力は遮断される。LC共振回路が断線故障すると出
力がなくなる。コンデンサ短絡事故を起こすと理論的
(実際には寄生容量による共振点が存在するが、ここで
使用するコンデンサの容量よりけた違いに小さいので影
響はない)には共振点がなくなり、出力は大幅に変動す
るので、故障判定が容易である。帯域通過フィルタにメ
カニカルフィルタを使用していれば、故障時には出力は
ない。整流回路は故障すると出力がなくなるか、交流が
そのまま通過する。整流回路において、回路の電源や入
力の電圧値よりも大きな電圧となるように電源電圧に重
畳して整流すれば、故障時には電源電圧よりも大きな電
圧は存在しなくなる。つぎのレベル判別回路の検出ウイ
ンドウの下限を電源電圧よりも大きな値にしておけば、
整流回路の故障は容易に判定できる。ウインドウコンパ
レータはフェールセーフなウインドウコンパレータが実
用化されているのでそれを使用すれば、故障時に出力は
なくなる。このように移動体上の機器を構成するならば
フェールセーフな処理が可能となり、かつ移動体上の機
器の故障判定が容易となる、移動体上の機器が正常でカ
ウンタがカウントしないときには、その移動体は停止し
ていると判定できる。
【0087】本発明の応用としては、移動体の制御,
状態監視,ナビゲーションシステムへの情報提供,大量
輸送機関ならば乗客への情報提供等が考えられる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストで正確に、移動体の移動に関する情報を検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 実施例1における移動体側の構成を示す図
【図3】 実施例2における移動体側の構成を示す図
【図4】 実施例3における移動体側の構成を示す図
【図5】 実施例4における移動体側の構成を示す図
【図6】 実施例5における移動体側の構成を示す図
【図7】 実施例5の説明図
【図8】 位相判定回路の説明図
【符号の説明】
1 移動体 2 インダクタンス素子 3 通路 4 地上コイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に配置されたインダクタンス素子
    と、このインダクタンス素子のインダクタンスの変化を
    検出するインダクタンス変化検出手段と、このインダク
    タンス変化検出手段の出力にもとづいて前記移動体の移
    動に関する情報を算出する移動情報算出手段と、前記移
    動体の通路に沿って配置され、前記インダクタンス素子
    のインダクタンスに変化を与える標識とを備えたことを
    特徴とする移動体の移動に関する情報検出システム。
  2. 【請求項2】 標識は短絡されたコイルであることを特
    徴とする請求項1記載の移動体の移動に関する情報検出
    システム。
  3. 【請求項3】 標識は導体ブロックであることを特徴と
    する請求項1記載の移動体の移動に関する情報検出シス
    テム。
  4. 【請求項4】 標識は磁性体であることを特徴とする請
    求項1記載の移動体の移動に関する情報検出システム。
  5. 【請求項5】 標識に、短絡されたコイル,導体ブロッ
    ク,磁性体の3種類のうちの少くとも2種類を組み合せ
    用いることを特徴とする請求項1記載の移動体の移動に
    関する情報検出システム。
  6. 【請求項6】 通路は軌道であり、そのまくら木に標識
    を一体化したことを特徴とする請求項1記載の移動体の
    移動に関する情報検出システム。
  7. 【請求項7】 標識を有するシートを通路に配置するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体の移動に関する情
    報検出システム。
  8. 【請求項8】 移動に関する情報は、位置,距離,速
    度,加速度であることを特徴とする請求項1記載の移動
    体の移動に関する情報検出システム。
  9. 【請求項9】 インダクタンス変化検出手段は、インダ
    クタンスの増加と減少を識別して検出するものであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項5記載の移動体の
    移動に関する情報検出システム。
  10. 【請求項10】 インダクタンスの増加と減少の一方を
    位置情報の読取り開始フラグ,桁の区切り,読取り終了
    フラグ等と認識し、他方を位置情報として認識すること
    を特徴とする請求項9記載の移動体の移動に関する情報
    検出システム。
  11. 【請求項11】 インダクタンス変化検出手段は、移動
    体に配置されたインダクタンス素子をL素子としてLC
    共振回路を構成し、このLC共振回路の共振周波数の変
    化により前記インダクタンス素子のインダクタンスの変
    化を検出するものであることを特徴とする請求項1記載
    の移動体の移動に関する情報検出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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