JPH09210425A - 冷暖房需要量予測装置 - Google Patents

冷暖房需要量予測装置

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JPH09210425A
JPH09210425A JP8014577A JP1457796A JPH09210425A JP H09210425 A JPH09210425 A JP H09210425A JP 8014577 A JP8014577 A JP 8014577A JP 1457796 A JP1457796 A JP 1457796A JP H09210425 A JPH09210425 A JP H09210425A
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demand
cooling
temperature
heating
air
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JP8014577A
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Hikari Hoshi
光 星
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天候、季節的要因、および人的要因に左右さ
れにくい冷暖房需要予測装置を提供する。 【解決手段】 冷暖房需要予測手段10は、入出力手段
9に入力された予想最低・最高気温に基づき、気温変化
データベース3に保存された対応する外気温変化の特徴
データを取出し、予想最低気温および外気温変化の特徴
データから翌日の一定時間毎の外気温を予測する。冷暖
房需要予測手段10は、空調機器利用率テーブル8に記
録されたデータを用いて、潜在的需要量記録手段6に記
録された外気温と潜在的需要量の関係式を補正し、この
補正された関係式に基づいて翌日の一定時間当たりの冷
暖房需要量を予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定地域内の空調
設備の制御に利用するための一定区域内の冷暖房需要を
予測する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一定地域内の冷暖房を行う空調設備の運
転の制御を行うためには、当該地域の各時刻の冷暖房需
要量をできるだけ早く予測しておく必要がある。しか
し、入手可能な翌日の情報には限りがあるため、少ない
情報から冷暖房需要量の予測を行えるような方法が開発
されてきている。
【0003】このうち最も基本的な方法は、1日分の冷
暖房需要量を予測した後に、1日分の需要量を各時刻の
需要量に分配する方法である。時刻ごとの冷暖房需要量
を求めるために利用する分配率は、毎日または同一曜日
ごとの同時刻の冷暖房需要実績の移動平均を求め、1日
の平均冷暖房需要量で割って求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにまず1日の総需要量を求めてからあらためて各時刻
の需要量に分配する予測方法は、1日の最高気温等の代
表値から1日分の冷暖房需要を予測するため、代表値
(例えば最高気温)以外が平均的でない日の予測は誤差
が大きくなる傾向にある。すなわち、例えば、一般的に
晴天の日と曇の日とでは1日の気温変化の傾向に大きな
差があるが、上述した方法ではこれに対処することはで
きない。また、季節の変わり目においても気温変化の傾
向に大きな差が生じてくるが、この誤差を修正するにも
時間がかかる。
【0005】本発明は、このようなことを考慮してなさ
れたものであり、天候や季節的要因に左右されにくい冷
暖房需要量予測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の冷暖房需要量予測装置は、一定時間
おきに外気温を観測するとともに前記一定時間内の冷暖
房需要量を観測する観測手段と、前記観測手段により観
測された冷暖房需要量実績を外気温に対応させて保存す
る冷暖房需要実績保存手段と、前記観測手段により観測
された外気温変化の特徴データを保存する気温変化保存
手段と、外気温と冷暖房需要量の関係から外気温に対応
する潜在的需要量を分析する潜在的需要量分析手段と、
前記潜在的需要量分析手段により分析された外気温に対
応する潜在的需要量を記録する潜在的需要量記録手段
と、翌日の予想最低・最高気温が入力されるとともに冷
暖房需要量の予測結果を表示する入出力手段と、前記入
出力手段に入力された予想最低・最高気温に基づいて前
記気温変化保存手段に保存された対応する外気温変化の
特徴データを取出し、前記予想最低気温もしくは予想最
高気温および前記外気温変化の特徴データから翌日の一
定時間毎の予想外気温を求め、前記潜在的需要量記録手
段に記録された外気温に対応するに基づいて翌日の各一
定時間当たりの冷暖房需要量を求める冷暖房需要予測手
段とを備えていることを特徴としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、冷暖房需要
予測手段において、入出力手段に入力された予想最低・
最高気温に基づいて気温変化保存手段に保存された対応
する外気温変化の特徴データが取出され、予想最低気温
もしくは予想最高気温および外気温変化の特徴データか
ら一定時間毎の予想外気温が求められ、潜在的需要量記
録手段に記録された外気温に対応する潜在的需要量に基
づいて翌日の各一定時間当たりの冷暖房需要量が予測さ
れる。
【0008】また、請求項2記載の冷暖房需要量予測装
置は、一定時間ごとに外気温および相対湿度を観測する
とともに前記一定時間内の冷暖房需要量を観測する観測
手段と、前記観測手段により観測された冷暖房需要量実
績および相対湿度を外気温に対応させて保存する冷暖房
需要実績保存手段と、前記観測手段により観測された外
気温変化の特徴データを保存する気温変化保存手段と、
外気温と冷暖房需要量との関係から外気温に対応する潜
在的需要量を分析する潜在的需要量分析手段と前記潜在
的需要量分析手段により分析された外気温に対応する潜
在的需要量を記録する潜在的需要量記録手段と、翌日の
予想最低・最高気温および予想天候情報が入力されると
ともに冷暖房需要量の予測結果を表示する入出力手段
と、前記入出力手段に入力された予想最低・最高気温に
基いて前記気温変化保存手段に保存された対応する外気
温変化の特徴データを取出し、前記予想最低気温もしく
は予想最高気温および前記外気温変化の特徴データから
一定時間毎の外気温を予測し、前記潜在的需要量記録手
段に記録された分析結果に基づいて翌日の各一定時間当
たりの冷暖房需要量を求める冷暖房需要予測手段と、前
記予想天候情報から翌日の相対湿度を想定し、この想定
された相対湿度と、前記冷暖房需要実績保存手段に保存
された外気温とこれに対応する相対湿度の平均値と、を
比較することにより、前記冷暖房需要予測手段の予測結
果を判定する湿度予測手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、湿度予測手
段において、予想天候情報から翌日の相対湿度が想定さ
れ、この想定された相対湿度と冷暖房需要実績保存手段
に保存された外気温とこれに対応する相対湿度の平均値
とが比較され、冷暖房需要予測手段の予測結果が判定さ
れる。
【0010】また、請求項3記載の冷暖房需要量予測装
置は、請求項1または2記載の冷暖房需要量予測装置の
構成に加えて、冷暖房需要量の実績と、対応する一定時
間毎の潜在的需要量とから空調機器の一定時間毎の利用
率を曜日毎に計算する空調利用率計算手段と、前記空調
利用率計算手段による計算結果を保存する空調利用率保
存手段とを更に備え、これに加えて前記入出力手段が更
に曜日を入力する機能を有していることを特徴としてい
る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、冷暖房需要
予測手段において、入出力手段に入力された翌日の曜日
に対応した空調機器利用率データが取出され、この空調
機器利用率データを用いて潜在的需要量が補正され、こ
の補正された潜在的需要量に基づいて、冷暖房需要予測
手段において翌日の各一定時間当たりの冷暖房需要量が
予測される。
【0012】また、請求項4載の冷暖房需要量予測装置
は、請求項3記載の冷暖房需要量予測装置の入出力手段
が、空調機器利用率データおよび冷暖房需要予測手段に
より予測された翌日の一定時間ごとの予想外気温を修正
する機能をさらに有していることを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明によれば、冷暖房需要
予測手段において入出力手段により修正された空調機器
利用率データを用いて潜在的需要量が補正され、入出力
手段により修正された予想外気温と補正された潜在的需
要量に基づいて冷暖房需要予測手段において翌日の各一
定時間当たりの冷暖房需要量が予測される。
【0014】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1乃至図12は本発明の第1の実施の形態を示
す図である。
【0015】図1及び図12に示すように、冷暖房需要
量予測装置1は、一定時間おきに外気温および相対温度
を観測するとともに冷暖房需要量を観測する観測手段2
と、冷暖房需要実績保存手段としての冷暖房需要実績デ
ータベース3と、気温変化保存手段としての気温変化デ
ータベース4と、潜在的需要量分析手段5と、潜在的需
要量記録手段として潜在的需要量テーブル6と、空調利
用率計算手段7と、空調利用率保存手段として空調利用
率テーブル8と、入出力手段9と、冷暖房需要予測手段
10とを備えている。
【0016】図1に示すように観測手段2は、冷暖房需
要量を観測するための熱量センサ11と、外気温を観測
するための温度センサ12を有している。また、観測手
段2には、熱量センサ11と温度センサ12からの冷暖
房需要量データおよび外気温データを収集するととも
に、後に詳述する図2に示すデータ処理を行い、処理し
たデータを冷暖房需要実績データベース3および気温変
化データベース4に送る情報処理部13が設けられてい
る。情報処理部13は、図2に示すデータ処理を行うエ
ンジニアリングワークステーション(以下「EWS」と
いう)のデータ収集プログラムから構成されている。ま
た情報処理部13には、1時間おきの毎正時に情報処理
部13を起動させるためのタイマー18が接続されてい
る。
【0017】また冷暖房需要実績データベース3は、観
測手段2の情報処理部13において所定時間(例えば1
時間)毎に観測された冷暖房需要量データと外気温デー
タの組を受取り保存する機能を有している。冷暖房需要
実績データベース3は、図3(a)に示すように第1レ
コードから第365レコードまでの合計365レコード
を備えており、過去1年分の冷暖房需要実績が保存でき
るようになっている。各レコードにおいて、図3(b)
に示すように1行目に1時から24時(0時)までの各
時刻の気温が保存され、2行目に各時刻に対応した冷房
需要実績が保存され、また、3行目に各時刻に対応した
暖房需要実績が保存されるようになっている。
【0018】気温変化データベース4は、観測手段2の
情報処理部13により処理された外気温変化の特徴デー
タを受取り保存する機能を有している。気温変化データ
ベース4のフォーマットは、図4(a)に示すようなも
のであり、第1レコードから第20レコードまでの合計
20のレコードを備えており、これに加えて更に当日の
外気温の変化を暫定的に記録する1次記録レコードを備
えている。1次記録レコードを除く各レコードには、図
4(b)に示すように1日の外気温変化の特徴データ、
すなわち、1日の外気温の最高気温と最低気温との気温
差と、各時刻の外気温と最低気温との差の過去の平均値
が記録されるようになっている。なお、1次記録レコー
ドを除く各レコードの数が20となっているのは、1日
の外気温の最高気温と最低気温の差は1℃刻みで考えれ
ば最大で20通りと考えられるからであり、1日の外気
温の気温差が20℃を超えるような地域では、さらに多
いレコードの数を準備するのが好ましい。
【0019】また、1次記録レコードには、図4(c)
に示すように本日の各時刻の外気温が23時間分記録さ
れるようになっている。
【0020】潜在的需要量分析手段5は、冷暖房需要実
績データベース3に保存されている所定時間毎の冷暖房
需要量と外気温のデータの組に基づいて、後に詳述する
図5および図6に示す処理により外気温に対応した冷暖
房の潜在的需要量を分析する機能を有している。
【0021】潜在的需要量テーブル6は、潜在的需要量
分析手段5の分析結果、すなわち外気温に対応する潜在
的需要量を保存する機能を有している。潜在的需要量テ
ーブル6のフォーマットは、図7に示すようなものであ
り、第1レコードから第40レコードまでの合計40の
レコードを備えている。各レコードには、外気温に対応
した潜在的冷房需要量と潜在的暖房需要量とが記録され
ている。すなわち、第1レコードには外気温が1℃のと
きの潜在的冷房需要量および潜在的暖房需要量が記録さ
れている。また、第nレコードには外気温がn℃のとき
の潜在的冷房需要量および潜在的暖房需要量が記録され
ている。このように、各レコードは1℃刻みで1℃から
40℃までの外気温に対応している。なお、本実施の形
態においては、レコード数は40としたが、これに限定
されるものではなく、さらにレコード数を増やしてもよ
い。また、各レコードに対応する外気温についても本実
施の形態のものに限定されるものではなく、例えば−9
℃から30℃までの外気温に対応するものであってもよ
い。すなわち、各レコードに対応する外気温は冷暖房需
要予測装置の設置される地域の気象条件に応じて変更さ
れうる。さらに各レコードは1℃刻みである必要もなく
さらに細かく分割されていてもよい。
【0022】また、空調利用率計算手段7は、後に詳述
する図8に示す方法で、潜在的需要量に対する冷暖房需
要量の一定時間ごとの比率を、すなわち一定時間毎の空
調利用率を曜日毎に計算する機能を有している。
【0023】また、空調利用率テーブル8は、空調利用
率計算手段7で求めた空調利用率を保存する機能を有し
ている。空調利用率テーブル8のフォーマットは、図9
に示すようなものであり、月曜、火曜、水曜、木曜、金
曜、土曜、および日曜祝日のレコードからなる全部で7
つのレコードを備えている。各レコードには各々の曜日
に対応した24時間分の空調機器の利用率が記録されて
いる。
【0024】なお、前述した冷暖房需要実績データベー
ス3、気温変化データベース4、潜在的需要量テーブル
6、および空調利用率テーブル8はEWSのハードディ
スク上に設けられている。また、前述した潜在的需要量
分析手段5、空調利用率計算手段7、および冷暖房需要
予測手段10は、EWS上の予測プログラム17で実現
されている。
【0025】入出力手段9は、翌日の曜日、予想最低・
最高気温、および予想天候情報等を入力するためのキー
ボード15と、冷暖房需要予測手段10により予測され
た冷暖房需要量、および空調利用率計算手段7が求めた
空調利用率等を表示するためのディスプレイ15とを有
している。また、入出力手段9は、制御部16を有して
おり、この制御部16は、予測プログラム17からの情
報を受取りディスプレイ14に表示したり、キーボード
15からの情報を予測プログラム17に伝達したりする
機能や、タイマー18からの信号を受け予測プログラム
17を起動させる機能などを有している。
【0026】次に、このような構成からなる第1の実施
の形態の作用について説明する。
【0027】まず、図1および図2を参照して、観測手
段2による観測処理について説明する。図2に示すよう
に、毎正時(例えば1時ちょうど)になると、タイマー
18が信号を発信し、これにより観測手段2の情報処理
部13が起動する(ステップ100)。情報処理部13
は、熱量センサ11で観測された1時間前から現在まで
の熱量または電力等で表示される冷暖房需要量データを
受取る(ステップ101)とともに、温度センサ12か
ら現在の外気温データを受取る(ステップ102)。情
報処理部13は、受取った冷暖房需要量データおよび外
気温データを現在時刻とともに冷暖房需要実績データベ
ース3に図3に示すフォーマットで保存する(ステップ
103)。
【0028】次に、情報処理部13は、現在時刻が何時
であるかの判断を行い(ステップ104)、現在時刻が
24時(午前0時)以外の場合は、気温変化データベー
ス4の1次記録レコードに現在の外気温データを現在時
刻とあわせて保存する(ステップ105)。その後情報
処理部13は、1時間休止する(ステップ106)。上
述した、ステップ100からステップ106の処理は、
1時から23時まで1時間おきに繰り返される。
【0029】一方、現在の時刻が午前0時の場合、情報
処理部13は気温変化データベース4の1次記録レコー
ドを23時間分読み込み、現在の外気温データを加えて
24時間分の各時刻の外気温データを用意する(ステッ
プ107)。
【0030】次に、情報処理部13は、24時間分の各
時刻の外気温データのうち最高気温と最低気温との気温
差Aを求める(ステップ108)。次に、情報処理部1
3は、最低気温と各時刻の外気温との気温差B(t)を
それぞれ求める(ステップ109)。ステップ108と
ステップ109で求められたAおよびB(t)が、外気
温変化の特徴データとなる。
【0031】次に、情報処理部13は、ステップ108
で求めた気温差Aに対応したレコードR(A)を気温変
化データベース4から読み込む。(ステップ110)。
次に、情報処理部13は、ステップ110で読み込んだ
レコードR(A)に記録された各時刻の外気温と最低気
温との差の過去の平均値と、ステップ109で求めた最
低気温と各時刻の気温との気温差B(t)との各時刻毎
の加重平均を求める(ステップ111)。次に、ステッ
プ111で求めた各時刻毎の加重平均を、今まで保存さ
れていた各時刻の外気温と最低気温との差の過去の平均
値に代えて保存し、レコードR(A)を更新する(ステ
ップ112)。
【0032】以上の処理により、観測処理が完了する。
【0033】観測処理が完了したら、情報処理部13
は、処理終了の信号を予測プログラム17に送る。信号
を受けとった予測プログラム17は、潜在的需要量分析
手段5により図5に示す潜在的需要量分析処理を開始
(ステップ200)するとともに、空調利用率計算手段
7により図8に示す空調利用率計算処理を開始(ステッ
プ400)する。
【0034】まず、潜在的需要量分析処理について図5
および図6により説明する。図5に示すように、初めに
潜在的需要量分析手段5は、まず冷暖房需要実績データ
ベース3から過去の冷房需要実績データを読み込む(ス
テップ201)。
【0035】次に、潜在的需要量分析手段5は、冷暖房
需要実績データベース3に保存されているすべての冷房
需要実績を調査し、各外気温tに対応する過去の冷房需
要実績の最大値である最大冷房需要実績Q(t)を求め
る(ステップ202)。次に、潜在的需要量分析手段5
は、ステップ202で求めた最大冷房需要実績Q(t)
を気温の低い順番に並べる(ステップ203)。次に潜
在的需要量分析手段5は、外気温tと最大冷房需要実績
Q(t)との関係式をステップ206または207で求
めることになるが、その前に、求めるべき関係式の信頼
性を高めるため、特異点のデータを除外する操作を行
う。この操作は以下のように行われる。すなわち、外気
温がtのときの最大冷房需要実績をQ(t)としたと
き、t1〉t2のときQ(t1)〈0.8×Q(t2)
の関係を満たす最大冷房需要実績Q(t1)のデータ
を、ステップ202で並べられた一連の最大冷房需要実
績から除外する。具体的には、上記の関係を満たすt1
に対応する最大冷房需要実績Q(t1)を0(ゼロ)と
みなす(ステップ204)。
【0036】このような処理を行うのは以下の理由によ
る。すなわち、外気温が上昇すれば冷房需要は増加する
のが通常であり、最大冷暖需要実績Q(t)は本来、t
の増加に対して増加となるはずである。しかし、過去の
冷房需要実績のデータ数は必ずしも、すべての外気温に
対して十分に揃っているとは限らない。このような場
合、特異点のデータを除外したほうが信頼性の高い関係
式を得ることができるからである。
【0037】ステップ204の処理において特異点とし
て0(ゼロ)とみなされた最大冷房需要実績Q(t1)
は、この後のステップにおいて無視される。
【0038】次に、潜在的需要量分析手段5は、0(ゼ
ロ)でない最大冷房需要実績のデータ数Nを判定し(ス
テップ205)、Nが4以上の場合はステップ206
へ、Nが3以下の場合はステップ207へと進む。
【0039】Nが4以上の場合、潜在的需要量分析手段
5は、外気温tと最大冷房需要実績Q(t)との関係を
表す2次式F2(t)を最小2乗法で求める(ステップ
206)。
【0040】一方、Nが3以下の場合、潜在的需要量分
析手段5は、0(ゼロ)でない最大冷房需要実績Q
(t)のデータのうち、外気温tの最大値tmax に対応
する最大冷房需要実績Q(tmax )と外気温tの最小値
tmin に対応する最大冷房需要実績Q(tmin )とを通
る直線を表す関係式を求めることにより、外気温tと最
大冷房需要実績Q(t)との関係を表す1次式F1
(t)を求める(ステップ207)。
【0041】次に、潜在的需要量分析手段5は、ステッ
プ206またはステップ207において求めた外気温t
と最大冷房需要実績Qとの関係式F2(t)またはF1
(t)により、ステップ204の処理において特異点と
して0(ゼロ)とみなされた最大冷房需要実績Q(t
1)を関係式F2(t)またはF1(t)を用いて補間
することにより求め、新たに最大冷房需要実績Q(t1
´)として登録する(ステップ208)。
【0042】次に、潜在的需要量分析手段5は、Q
(t)およびQ(t1´)を潜在的需要量テーブル6に
書き込む(ステップ209)。このQ(t)およびQ
(t1´)が各外気温に対応する冷房の潜在的な需要量
を示す潜在的冷房需要量である。
【0043】ステップ209の処理が終了すると、次に
潜在的需要量分析手段5は、図6に示すように潜在的暖
房需要量の分析を開始する。潜在的暖房需要量の分析は
潜在的冷房要量の分析と同様の手法により行われる。図
6において潜在的暖房需要量の分析における各ステップ
の番号は、図5に示す潜在的冷房需要重要量の分析にお
いて各ステップに付した番号の百の位の2を3として表
示し、詳細な説明は省略する。なお、ステップ304に
おいてステップ204と異なり、外気温がtのときの最
大暖房需要実績をR(t)としたとき、t1〈t2のと
きR(t1)〈0.8×R(t2)の関係を満たす最大
暖房需要実績R(t1)のデータを、ステップ302で
並べられた一連の最大暖房需要実績から除外することと
したのは、外気温が上昇すれば暖房需要は減少するのが
通常であり、最大暖房需要実績R(t)は本来、tの増
加に対して減少となるはずだからである。なお、この場
合ステップ306で求められた2次式をG2(t)、ス
テップ307で求められた1次式をG1(t)という。
【0044】ステップ302から309までの処理が終
了すると潜在的需要量の分析は全て終了する。
【0045】次に、図8を参照して空調利用率計算処理
について説明する。なお、以下、冷房に関する空調利用
率計算処理についてのみ説明するが、暖房に関する空調
利用率計算処理も同様である。
【0046】図8に示すように、空調利用率計算手段7
は、まず現在時刻iを読み取る(ステップ401)。こ
こで、現在時刻が1時ならi=1とする。
【0047】次に、空調利用率計算手段7は、潜在的需
要量テーブル6から、外気温tと最大冷房需要実績Qと
の関係を示す情報Q(t)を入手する(ステップ40
2)。
【0048】次に、空調利用率計算手段7は、冷暖房需
要実績データベース3から現在時刻iに対応した冷房需
要実績D(i)および現在の外気温T(i)を入手する
(ステップ403)。
【0049】次に、空調利用率計算手段7は、現在の外
気温T(i)を潜在的需要量テーブル6から入手した情
報Q(t)に当てはめ、現在の外気温T(i)から予測
される潜在的需要量Q(T(i))を求める(ステップ
404)とともに、D(i)÷Q(T(i))で表され
る現在の空調利用率C(i)を求める(ステップ40
5)。
【0050】次に、空調利用率計算手段7は、空調利用
率テーブル8に記録されている該当する曜日の時刻iに
おける過去の空調利用率の平均値と、ステップ404で
求めた現在の空調利用率C(i)との加重平均を求め、
この値を新たに時刻iにおける空調利用率として空調利
用率テーブル8の該当するレコードを更新する(ステッ
プ406)。この処理は24時に至るまで1時間おきに
くり返し行われる(ステップ407,408)。
【0051】このようにして、予測プログラム17の潜
在的需要量分析手段5および空調利用率計算手段7によ
るデータ処理が完了する。
【0052】次に、上記データに基づいて、冷暖房需要
の予測を行う方法について説明する。
【0053】図10に示すように、冷暖房需要予測手段
10は、まず入出力手段9の制御部16からキーボード
15に入力された翌日の予想最低・最高気温を受けとる
(ステップ501)。
【0054】次に、冷暖房需要予測手段10は、受けと
った翌日の予想最低・最高気温から翌日の予想気温差A
(予想気温差A=予想最高気温−予想最低気温)を求
め、制御部16を介して気温変化データベース4から気
温差がAのレコードを読み込む(ステップ502)。
【0055】このレコードには、気温差がAの日の各時
刻の気温の絶対値ではなく、図4(b)に示すように気
温差がAの日の各時刻の気温の最低気温に対する相対値
(各時刻の相対値=各時刻の気温−最低気温)の過去の
平均値が記録されている。ここで、冷暖房需要予測手段
10は、このレコードの各時刻のデータに、入力された
予想最低気温を加え、((気温差がAの日の各時刻の気
温−最低気温)+予想最低気温)相対値を絶対値に換算
することにより、翌日の各時刻の予想気温を算出する
(ステップ503)。
【0056】次に、冷暖房需要予測手段10は、潜在的
需要量テーブル6から外気温tと冷房需要量Qとの関係
を表す数値列(Q(t),t)および外気温tと暖房需
要量Qとの関係を表す数値列(R(t),t)を受取り
(ステップ504)、ステップ503で算出した翌日の
各時刻の予想気温を数値列(Q(t),t)および(R
(t),t)に当てはめて翌日の各時刻の冷暖房の潜在
的需要量を計算する(ステップ505)。
【0057】さらに、冷暖房需要予測手段10は、入出
力手段9に入力された翌日の曜日情報を受取り(ステッ
プ506)、空調利用率テーブル8から制御部16を介
して翌日の曜日に対応したレコードを読み込む(ステッ
プ507)。
【0058】次に、冷暖房需要予測手段10は、ステッ
プ505で計算した翌日の各時刻の潜在的需要量にステ
ップ507で読み込まれたレコードに記録された各時刻
の空調利用率を掛け、翌日の各時刻の予想冷暖房需要量
を求める(ステップ508)。
【0059】冷暖房需要予測手段10は、求めた予想冷
暖房需要量を入出力手段9の制御部16に送り(ステッ
プ509)、入出力手段9は、予想冷暖房需要量をディ
スプレイ15に表示する。
【0060】上述のように、本発明の冷暖房需要予測装
置1によれば、入出力手段9のキーボード15に翌日の
予想最低・最高気温および曜日を入力するのみで、過去
の空調利用率のデータ、気温変化のデータ、および潜在
的需要量データに基づいて、翌日の各時刻の冷暖房需要
量を正確に求めることができる。なお、第1の実施の形
態においては、過去の空調利用率のデータを用いて潜在
的需要量を補正したが(とりわけステップ508におい
て)、このような補正は必ずしも行う必要はない。
【0061】例えば、平日のみに人がいるオフィス街等
の冷暖房を対象とする場合において、月曜から金曜まで
の間ほとんど需要の変化がなく、土日はまったく冷暖房
が必要ない場合などがこれに該当する。この場合、空調
利用率計算手段7および空調利用率テーブルは設ける必
要はない。
【0062】しかし、この一方で、冷暖房需要予測に用
いられる空調利用率のデータおよび気温変化のデータは
過去の平均値であり、翌日に催されるイベントや天候の
変化等により修正を加えた方が好ましい場合もある。こ
のような場合、以下に示す応用例を適用するのが好まし
い。
【0063】以下、第1実施の形態の応用例について説
明する。本応用例は第1実施の形態の入出力手段9に、
空調利用率データおよび気温変化データを修正する機能
を付加したものである。以下、本応用例の作用について
図11を参照して説明する。
【0064】図11に示すように、入出力手段9の制御
部16は、タイマー18からの22時の信号を受けとる
と、ディスプレイ14に翌日の曜日の入力を促す表示を
する(ステップ601)とともに、冷暖房需要予測手段
10を始動させる。なお、信号は22時のものに限定さ
れるものではなく、翌日の天気予報がおおむね確定する
時刻であれば何時でもかまわない。
【0065】次に、始動した冷暖房需要予測手段10
は、オペレータがキーボード15から翌日の曜日を入力
する(ステップ602)と、空調利用率テーブル8から
該当曜日の空調利用率が記録されたレコードを読み込
む。読み込まれた空調利用率のレコードは制御部16に
送られ、これを受けとった制御部16はディスプレイ1
4に該当曜日の各時刻の空調利用率グラフで表示し、こ
れを修正するか否かをオペレータに問い合わせる(ステ
ップ603)。オペレータは、空調利用率を修正するか
否かを選択し、キーボード15から入力する(ステップ
604)。例えば、翌日に大きなイベントが催される予
定があり、特定の時刻の空調利用率の増加が見込まれる
場合には、特定の時刻の空調利用率を上方に修正するよ
うな修正コマンドが入力される。
【0066】この入力内容により、制御部16は、空調
利用率の修正コマンドが入力されたか否かを判断し(ス
テップ605)、修正コマンドが入力されている場合に
は、グラフで表示された空調利用率の表示データを修正
する(ステップ606)。空調利用率の修正が必要ない
旨入力されている場合には、ステップ603において表
示された空調利用率のデータは冷暖房需要予測手段10
においてそのまま維持される。
【0067】次に、制御部16は冷暖房需要予測手段1
0からの翌日の予想最低・最高気温の入力を求める指示
を受取り、ディスプレイ14に入力を促す表示をする
(ステップ607)。オペレータが、キーボード15か
ら翌日の予想最低・最高気温を入力すると(ステップ6
08)、制御部16は、冷暖房需要予測手段10にこれ
を送り、冷暖房需要予測手段10は、受けとった翌日の
予想最低・最高気温から翌日の予想気温差A(予想気温
差A=予想最高気温−予想最低気温)を求める。(ステ
ップ609)。次に、冷暖房需要予測手段10は、気温
変化データベース4から気温差がAのレコードR(A)
を読み込み(ステップ610)、前述したステップ50
3と(図10)同様の処理を行い、翌日の各時刻の予想
気温を求め(ステップ611)、その結果を制御部16
に送る。
【0068】制御部16は、ステップ611で求められ
た翌日の各時刻の予想気温をディスプレイ14にグラフ
で表示するとともに各時刻の予想気温を修正するか否か
をオペレータに問い合わせる(ステップ612)。同じ
気温差の日でも天候等の違いにより気温変化のパターン
が異なることもあり、これに対応するためである。
【0069】制御部16は、オペレータからの入力を受
付け(ステップ613)、予想気温を修正するコマンド
が入力されたか否かを判断し(ステップ614)、修正
コマンドが入力されている場合には、グラフで表示され
ている翌日の各時刻の予想気温の表示データを修正する
(ステップ615)。修正コマンドが入力されていない
場合には、冷暖房需要予測手段10において翌日の各時
刻の予想気温のデータは維持される。
【0070】次に、入出力手段9の制御部16は、入力
された翌日の予想最低、最高気温、翌日の曜日、グラフ
ィック表示された翌日の予想気温の変化を表すデータ及
び翌日の空調利用率データを予測プログラム17の冷暖
房需要予測手段10へ送り(ステップ616)、その
後、待機状態に入る(ステップ617)。
【0071】冷暖房需要予測手段10は、求めた予想冷
暖房需要量を制御部16に送り、これを受取った制御部
16は、予想冷暖房需要量をディスプレイ14に表示す
る(ステップ618)。
【0072】このように、本応用例によれば、気温変化
の特徴データから冷暖房需要予測手段10が算出した翌
日の各時刻の予想気温をオペレータが修正することがで
き、この修正された予想気温に基づいて翌日の各時刻の
予想冷暖房需要量を求めることができる。このため、平
均的な気温変化が期待できない日、例えば午前中が雨で
午後が晴れの日においても、より正確に翌日の各時刻の
予想冷暖房需要量を求めることができる。
【0073】また、本応用例によれば、空調利用率のデ
ータをオペレータが修正することができるため、翌日に
催されるイベント等に対応して、より正確に翌日の各時
刻の予想冷暖房需要量を求めることができる。第2の実施の形態 次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施
の形態は、図13から図16に示すように、第1の実施
の形態に対して冷暖房需要を予測するパラメータとして
湿度を追加したものである。
【0074】まず、パラメータとして湿度を追加した意
義について説明する。第1の実施の形態においては、外
気温のみを天候に関係あるパラメータとして冷暖房需要
を求めている。しかし、空調に必要なエネルギーは、室
内の空気を所定の状態に保つために必要なエネルギー
量、すなわちエンタルピ量で表現されるものである。こ
のエンタルピは、気温と湿度と気圧の関数で表すことが
でき、乾燥空気の持つエネルギーを表す項と、水蒸気の
持つエネルギーを表す項との和で表される。特に水蒸気
の項は、気温と絶対湿度との積で表されている。従っ
て、湿度が高いほど、空気のエンタルピは高くなる。ま
た、相対湿度が等しい場合、空気のエンタルピは、飽和
水蒸気線に沿って1つの曲線上に並ぶ。
【0075】第1の実施の形態において、潜在的需要量
分析手段5によって求められる潜在的需要量は、湿度を
無視して集めたデータを利用して得られた近似式を用
い、各外気温に対応する潜在的需要量を求めたものであ
る。このため、湿度が非常に高い日(例えば雨天の日)
については本来の需要量よりも少ない潜在的需要量の値
が求められてしまう。その一方で、図5および図6に示
す潜在的需要量分析処理は、各気温に対する最大の冷暖
房需要量のデータを用いて行っているため、潜在的需要
量分析処理に用いられているデータは、乾燥した日のデ
ータよりむしろ湿度の高い日のデータが用いられている
可能性が高い。従って、翌日の天候が通常よりも乾燥し
ている場合には、潜在的需要量分析手段5により得られ
る潜在的需要量は、本来の需要量よりも多めの値となる
可能性が高い。
【0076】このような問題を解決するために、第2の
実施の形態においては、潜在的需要量分析手段5による
潜在的需要量分析処理において使用したデータに対応す
る平均相対湿度を求めておき、この平均相対湿度と湿度
予測手段19により翌日の天気予報から推定される翌日
の相対湿度とを比較することにより、冷暖房需要予測手
段10が予測した冷暖房需要の予測値の信頼性を判定す
るようになっている。
【0077】以下、図面を参照して第2の実施の形態に
ついて具体的に説明する。なお、第1の実施の形態と同
様の部分については第1の実施の形態と同一の符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0078】図13及び図18に示すように冷暖房需要
予測装置30は、観測手段1と、冷暖房需要実績データ
ベース20と、気温変化データベース4と、潜在的需要
量分析手段21と、潜在的需要量テーブル6と、入出力
手段9と、冷暖房需要予測手段10と、湿度予測手段1
9とを備えている。以下、第1の実施の形態に対して付
加的に設けられた機能について説明する。
【0079】まず、観測手段2は、熱量センサ11と温
度センサ12に加えて、更に相対湿度を観測するための
湿度センサ22を有している。
【0080】また、冷暖房需要実績データベース20
は、観測手段2の情報処理部13で所定時間ごとに観測
された冷暖房需要量データと相対湿度データを外気温デ
ータに対応する1つの組として保存する機能を有してい
る。冷暖房需要実績データベース21は、図14(a)
に示すように合計365のレコードを備えており、過去
1年分の冷暖房需要実績が保存できるようになってい
る。各レコードは、図14(b)に示すように1行目に
1時から0時(24時)までの各時刻の気温が、2行目
に各時刻に対応した相対湿度が、3行目に各時刻に対応
した冷房需要実績が、4行目に各時刻に対応した暖房需
要実績が、それぞれ保存されるようになっている。
【0081】潜在的需要量分析手段21は、冷暖房需要
実績データベース20に保存されている所定時間ごとの
外気温データに対応する冷暖房需要量データと相対湿度
データの組に基づいて、後に詳述する図15および図1
6に示す処理により冷暖房の潜在的需要量を分析すると
ともに、分析処理に用いた冷暖房需要実績と組になって
いる相対湿度の平均値を求める機能を有している。
【0082】湿度予測手段19は、予想天候情報から翌
日の相対湿度を想定し、この想定された相対湿度と、潜
在的需要量分析手段21が分析を行う際に用いた冷暖房
需要実績データベース20に保存された外気温にそれぞ
れ対応する相対湿度の平均値とを比較することにより、
潜在的需要量分析手段21の分析結果を判定する機能を
有している。なお、湿度予測手段19は、EWS上の予
測プログラム17で実現されている。
【0083】気温変化データベース3および冷暖房需要
予測手段10の機能は、第1の実施の形態と略同一であ
る。
【0084】次に、このような構成からなる第2実施の
形態の作用について説明する。
【0085】観測手段2の情報処理部13は、タイマー
18からの信号により起動し、各時刻の冷暖房需要実績
を熱量センサ11で、相対湿度を湿度センサ22で観測
して、図2と略同一の観測処理を行って、その結果を気
温変化データベース4に収納する。なお、第1の実施の
形態との相違は、図2に示すステップ101から103
までの間に、さらに相対湿度が温度センサ22により観
測されるようになっており、この相対湿度のデータが冷
暖房需要実績データベース20に記録されることのみで
ある。
【0086】次に、観測手段2の情報処理部13は、予
測プログラム17に観測処理終了の信号を送る。観測処
理終了の信号を受けとった予測プログラム17は、潜在
的需要量分析手段5により図15および図16に示す潜
在的需要量分析処理を行うとともに、空調利用率計算手
段7により図7に示す空調利用率計算処理を実施する。
なお、空調利用率計算処理は、第1の実施の形態の場合
と同一である。
【0087】潜在的需要量分析処理は、図15および図
16に示すフローに従って行われる。第1の実施の形態
との相違点は、ステップ202がステップ701に、7
02、ステップ302がステップ703に変更され、ス
テップ702、704、705が追加されている点であ
る。以下、ステップ701、702、703、704、
705についてのみ説明する。
【0088】ステップ701において、潜在的需要量分
析手段21は、冷暖房需要実績データベース20に保存
されているすべての冷房需要実績を調査し、各外気温t
に対応する過去の冷房需要実績の最大値である最大冷房
需要実績Q(t)を求めるとともに、外気温tごとに求
められた最大冷房需要実績Q(t)に対応する相対湿度
H(t)を求める。すなわち、潜在的需要量分析手段2
1は、外気温tごとの(外気温t、外気温がtのときの
最大冷房需要実績Q(t)、最大冷房需要実績Q(t)
となる冷房需要実績が観測されたときの相対湿度H
(t))の組を数値列として求める。
【0089】また、ステップ702において、潜在的需
要量分析手段21は、ステップ206またはステップ2
07において外気温tと最大冷暖房需要実績Qとの関係
を表す式F1(t)またはF2(t)を求めるために用
いた前述した数値列に含まれる相対湿度J(t)の平均
値Xを求める。この平均値Xが、後に湿度予測手段19
が冷暖房需要予測手段10の予測結果を判定する際の判
断基準値Xである。
【0090】また、ステップ703において、潜在的需
要量分析手段21は、冷暖房需要実績データベース20
に保存されているすべての暖房需要実績を調査し、各外
気温tに対応する過去の暖房需要実績の最大値である最
大暖房需要実績R(t)を求めるとともに、外気温tご
とに求められた最大暖房需要実績R(t)に対応する相
対湿度J(t)を求める。すなわち、潜在的需要量分析
手段21は、外気温tごとの(外気温t、外気温がtの
ときの最大暖房需要実績R(t)、最大暖房需要実績R
(t)となる暖房需要実績が観測されたときの相対湿度
J(t))の組を数値列として求める。
【0091】また、ステップ704において、潜在的需
要量分析手段21は、ステップ306またはステップ3
07において、外気温tと最大冷暖房需要実績Qとの関
係を表す1次式G1(t)または2次式G2(t)を求
めるために用いた前述した数値列に含まれる相対湿度J
(t)の平均値Yを求める。この平均値Yが、後に湿度
予測手段19が冷暖房需要予測手段10の予測結果を判
定する際の判断基準値Yである。
【0092】なお、潜在的需要量分析手段21は、湿度
予測手段19からの要求があった場合に、判定基準値X
およびYを湿度予測手段19に送るようになっている。
【0093】空調利用率計算処理および潜在的需要量分
析処理が終了すると、処理されたデータに基づいて冷暖
房需要予測手段10は冷暖房需要予測処理を実行する。
冷暖房需要予測処理は第1の実施の形態の場合と同様
に、図10に示すフローにより行われる。なお、冷暖房
需要予測処理は、第1の実施の形態の応用例と同様に、
空調利用率データおよび気温変化データを修正しながら
行ってもよい。
【0094】冷暖房需要予測手段10による冷暖房需要
予測処理予測が終了すると、プログラム17はその結果
を入出力手段9の制御部16に送り、制御部16はその
結果をディスプレイ14に表示する。
【0095】ここで、オペレータが冷暖房需要予測の信
頼性を問うコマンドを入力すると、湿度予測手段19が
起動する(ステップ800)。まず、湿度予測手段20
は、図17に示すように潜在的需要量分析手段22から
冷房用の判断基準値Xと暖房用の判断基準値Yとを受取
り(ステップ801)、更に、入出力手段9から翌日の
天候情報を受取り(ステップ802)、翌日の湿度を予
測する(ステップ803)。
【0096】ここで、ステップ803における湿度予測
は、単に翌日の天気から予測するようにしてもよい。例
えば、翌日の天気が雨ならば、湿度80%、晴れならば
40%というように、翌日の天気から一律に予測しても
よい。また、さらに正確性を要求するならば、翌日の天
気、予想最高・最低気温、および季節がいつか(例えば
梅雨時、真冬の乾燥した時期)を総合的に考慮して翌日
の湿度を予測する機能を湿度予測手段19に設けて、こ
れにより翌日の湿度を予測するようにしてもよい。さら
には、天気予報から翌日の予想湿度の情報が得られるな
らば、入出力手段9から湿度予測手段19に直接予想湿
度の情報を入力できるようにしてもよい。
【0097】次に、湿度予測手段19は、冷暖房需要予
測手段10が予測した冷暖房需要の予測値の信頼性を判
定するにあたって、判定対象が冷房か暖房かを判断する
(ステップ804)。
【0098】判定対象が冷房の場合、湿度予測手段19
は、ステップ801で受取った判断基準値Xと、ステッ
プ803で予測した翌日の湿度とを比較して(ステップ
805)、両者の差が大きい場合には「(冷暖房需要予
測手段10が予測した冷房需要の予測値と、翌日の実際
の冷房需要量との)誤差が多めになる」というメッセー
ジを入出力手段9の制御部16に送る(ステップ80
7)。なお、これを受けた制御部16はディスプレイ1
4にその旨表示する。なお、判断基準値Xと、ステップ
803で予測した翌日の湿度との差が小さい場合には、
湿度予測手段19は何もメッセージを送らない(ステッ
プ809)。むろん、「誤差は小さい」旨のメッセージ
を送るようにしてもよい。
【0099】なお、判定対象が暖房の場合も同様に、湿
度予測手段19は、ステップ805と同様の処理をステ
ップ806で、ステップ807と同様の処理をステップ
808で行い、暖房需要の予測値の信頼性を表示するメ
ッセージを入出力手段9の制御部16に送るようになっ
ている。
【0100】また、本実施の形態においては、湿度予測
手段19の機能は、冷暖房需要予測手段10が予測した
冷暖房需要の予測値の信頼性を判定するだけのものであ
るが、湿度予測手段19の判定をもとに、冷暖房需要予
測手段10により予測された冷暖房需要量の予測値を補
正する手段を新たに設けることにより、補正された冷暖
房需要量の予測値を直接入出力手段9のディスプレイ1
4に表示できるようにしてもよい。
【0101】このように第2の実施の形態によれば、冷
暖房需要の予測に使用した過去の冷暖房需要実績に対応
した相対湿度の平均値と、翌日の天候情報から予測され
る相対湿度とを比較することにより冷暖房需要予測手段
10により予測された冷暖房需要量の予測値の信頼性を
判定できるため、空調機器のオペレータは冷暖房需要量
の予測値の誤差を見越して熱源機器の運転ができるよう
になる。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入出力
手段に翌日の予想最低・最高気温および曜日を入力する
のみで、翌日の各時刻の冷暖房需要量を正確に予測する
ことができる。また、冷暖房需要量の予測において空調
利用率を考慮することにより、さらに正確に曜日ごとの
冷暖房需要量の予測をすることができる。さらに入出力
手段に空調機器利用率データおよび予想外気温を修正す
る機能を持たせることにより、イベント情報や特殊な天
候変化に対応した予想も可能となる。さらに、湿度を考
慮することにより、より正確に冷暖房需要量の予測をす
ることができる。また、潜在的需要量は外気温のみによ
り決定され、年間を通じて変わらないものであるため、
年間を通じて利用可能な冷暖房需要量予測モデルを構築
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の構成を示す図。
【図2】観測処理を示すフローチャート。
【図3】冷暖房需要実績データベースのフォーマットを
示す図。
【図4】気温変化データベースのフォーマットを示す
図。
【図5】潜在的冷房需要量分析処理を示すフローチャー
ト。
【図6】潜在的暖房需要量分析処理を示すフローチャー
ト。
【図7】潜在的需要量テーブルのフォーマットを示す
図。
【図8】空調利用率計算処理を示すフローチャート。
【図9】空調利用率テーブルのフォーマットを示す図。
【図10】冷暖房需要予測処理を示すフローチャート。
【図11】データ入出力処理を示すフローチャート。
【図12】本発明の第1実施の形態の各構成要素の相関
を示す図。
【図13】本発明の第2実施の形態の構成を示す図。
【図14】冷暖房需要実績データベースのフォーマット
を示す図。
【図15】潜在的冷房需要量分析処理を示すフローチャ
ート。
【図16】潜在的暖房需要量分析処理を示すフローチャ
ート。
【図17】湿度予測手段の機能を示すフローチャート。
【図18】本発明の第2の実施の形態の各構成要素の相
関を示す図。
【符号の説明】
1 冷暖房需要予測装置 2 観測手段 3、20 冷暖房需要実績データベース(冷暖房需要実
績保存手段) 4 気温変化データベース(気温変化保存手段) 5、21 潜在的需要量分析手段 6 潜在的需要量テーブル(潜在的需要量記録手段) 7 空調利用率計算手段 8 空調利用率テーブル(空調利用率保存手段) 9 入出力手段 10 冷暖房需要予測手段 11 熱量センサ(観測手段) 12 温度センサ(観測手段) 13 情報処理部 14 ディスプレイ(入出力手段) 15 キーボード(入出力手段) 16 制御部 17 予測プログラム 18 タイマー 19 湿度予測手段 22 湿度センサ(観測手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定時間おきに外気温を観測するとともに
    前記一定時間内の冷暖房需要量を観測する観測手段と、 前記観測手段により観測された冷暖房需要量実績を外気
    温に対応させて保存する冷暖房需要実績保存手段と、 前記観測手段により観測された外気温変化の特徴データ
    を保存する気温変化保存手段と、 外気温と冷暖房需要量の関係から外気温に対応する潜在
    的需要量を分析する潜在的需要量分析手段と前記潜在的
    需要量分析手段により分析された外気温に対応する潜在
    的需要量を記録する潜在的需要量記録手段と、 翌日の予想最低・最高気温が入力されるとともに冷暖房
    需要量の予測結果を表示する入出力手段と、 前記入出力手段に入力された予想最低気温および予想最
    高気温に基いて前記気温変化保存手段に保存された対応
    する外気温変化の特徴データを取出し、前記予想最低気
    温もしくは前記予想最高気温および前記外気温変化の特
    徴データから翌日の一定時間毎の予想外気温を求め、前
    記潜在的需要量記録手段に記録された外気温に対応する
    潜在的需要量に基づいて翌日の各一定時間当たりの冷暖
    房需要量を予測する冷暖房需要予測手段と、 を備えたことを特徴とする冷暖房需要量予測装置。
  2. 【請求項2】一定時間おきに外気温および相対湿度を観
    測するとともに前記一定時間内の冷暖房需要量を観測す
    る観測手段と、 前記観測手段により観測された冷暖房需要量実績および
    相対湿度を外気温に対応させて保存する冷暖房需要実績
    保存手段と、 前記観測手段により観測された外気温変化の特徴データ
    を保存する気温変化保存手段と、 外気温と冷暖房需要量との関係から外気温に対応する潜
    在的需要量を分析する潜在的需要量分析手段と前記潜在
    的需要量分析手段により分析された外気温に対応する潜
    在的需要量を記録する潜在的需要量記録手段と、 翌日の予想最低・最高気温および予想天候情報が入力さ
    れるとともに冷暖房需要量の予測結果を表示する入出力
    手段と、 前記入出力手段に入力された予想最低気温および予想最
    高気温に基いて前記気温変化保存手段に保存された対応
    する外気温変化の特徴データを取出し、前記予想最低気
    温もしくは前記予想最高気温および前記外気温変化の特
    徴データから翌日の一定時間毎の予想外気温を求め、前
    記潜在的需要量記録手段に記録された外気温ごとの潜在
    的需要量に基づいて翌日の各一定時間当たりの冷暖房需
    要量を予測する冷暖房需要予測手段と、 前記予想天候情報から翌日の相対湿度を想定し、この想
    定された相対湿度と、前記冷暖房需要実績保存手段に保
    存された外気温とこれに対応する相対湿度の平均値と、
    を比較することにより、前記冷暖房需要予測手段の予測
    結果を判定する湿度予測手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷暖房需要量
    予測装置。
  3. 【請求項3】冷暖房需要量の実績と、対応する一定時間
    毎の潜在的需要量とから空調機器の一定時間毎の利用率
    を曜日毎に計算する空調利用率計算手段と、 前記空調利用率計算手段による計算結果を保存する空調
    利用率保存手段と、を更に備え、 前記入出力手段は曜日を入力する機能を更に有し、 前記冷暖房需要予測手段は、翌日の曜日に対応した空調
    機器利用率データを取出し、この空調機器利用率データ
    を用いて潜在的需要量を補正し、翌日の各一定時間当た
    りの冷暖房需要量を求めることを特徴とする、請求項1
    または2記載の冷暖房需要量予測装置。
  4. 【請求項4】前記入出力手段は、前記空調機器利用率デ
    ータおよび前記冷暖房需要予測手段により予測された翌
    日の一定時間ごとの予想外気温を修正する機能を更に有
    し、 前記冷暖房需要予測手段は、この修正された空調機器利
    用率データを用いて潜在的需要量を補正し、修正された
    予想外気温と補正された潜在的需要量とに基づいて翌日
    の各一定時間当たりの冷暖房需要量を求めることを特徴
    とする、請求項3記載の冷暖房需要予測装置。
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