JPH09206367A - オルゴールの回転板で生じる風力を利用した芳香又は消臭 装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】オルゴールの演奏を聴きながら、オルゴールの
回転板によって生じる風力を活用して、芳香剤又は消臭
剤を器具にセットして器具外に送風し、芳香又は消臭効
果を高めようとするものである。 【構成】オルゴールの回転板部分に囲い又は壁を設け
る。オルゴールを取りつけた器具に、送風口及び吸気口
を設ける。オルゴールを取りつけた器具の中又は外に芳
香剤又は消臭剤をセットする。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】オルゴールの回転板で生じる風力
で、オルゴールを取りつけた器具外に送り出される芳香
又は消臭の作用は効果的で、建物の各室内、車両内等利
用範囲も広くオルゴールの演奏を聴きながら、香りを楽
しみ又は嫌な匂いを消すことが出来る。

【従来の技術】ゼンマイ式オルゴールの回転板は、シリ
ンダー又はディスクが回転する際の制御及び作動、停止
が主目的で、他にはあまり利用されていない実情であ
る。オルゴールの本体を共鳴する木製、金属製、陶磁器
製、合成樹脂製等の材料を使用し、箱型、人形型、動物
型、建物型、楽器型等の器具に取りつけられて、それぞ
れの器具の用途と演奏を聴くことが主であった。

【発明が解決しようとする課題】ゼンマイ式オルゴール
を取りつけた各種器具にセットした、芳香剤又は消臭剤
から発する気体を、オルゴールの回転板によって生じる
微風を利用し、いかに効率的に器具外に送り出しその効
果を高めるか、又その製品の生産コストをいかに低く押
さえるかが課題である。

【課題を解決するための手段】

１、オルゴールの制御用回転板で生じた風が、器具内に
引き戻されないように、回転板部分にオルゴール本体又
は器具に囲いか壁を設ける。 ２、オルゴールを取りつけた器具の一部に吸気口を設
け、回転板部分の囲いか壁を設けた場所に送風口を設け
る。 ３、オルゴールを取りつけた器具の中か外側の吸気口又
は送風口と関連する場所に芳香剤又は消臭剤をセットす
る。 ４、オルゴール本体に囲い又は壁を取りつける場合、オ
ルゴール本体は特別に加工することは全くなく、極く少
額の、部品代と取りつけ費用のみで済む。 ５、オルゴールを取りつけた器具に、囲い又は壁を設け
る場合及び吸気口、送風日を設ける場合、合成樹脂製、
陶磁器製等の器具は器具の製造工程の段階で一体化でき
コストも低くすることが可能である。 ６、木製、金属製のオルゴールを取りつけた器具に、囲
い又は壁を設ける場合及び吸気口、送風口を設ける場合
でも、極く少額の、部品代と取りつけ費用加工代で済
む。

【作用】この発明は、ゼンマイ式オルゴールを取りつけ
た器具の中又は外に芳香剤又は消臭剤をセットし、オル
ゴールの演奏時に作動する制御用の回転板によって生じ
る風力を活用して、器具内に充満した芳香剤又は消臭剤
の気体を攪拌しながら器具の外に送り出し芳香又は消臭
作用をするものである。

【実施例】実施例について図面１を参照して説明する
と、この斜視図は本発明の基本的な構造を示したもの
で、市販のオルゴールを加工して作成した。 １、当該オルゴールは、その本体を共鳴する材質の台に
固定し、透明なプラスチックで覆ったものである。 ２、プラスチックの一部に吸気口、オルゴール本体の制
御用回転板付近に送風口を設けた。 ３、回転板で生じる風力を、有効に送風日から器具外に
送り出すため本実施例では囲いを、加工が容易な材質の
物を用いて造り、回転板部分に固着した。 ４、本実施例では器具の中の吸気口付近にスティック状
の芳香剤をセットした。

【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりゼンマイ
式オルゴール各種器具に適応することができ、従来のオ
ルゴールの持つ機能に加えての効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

本発明の斜視図で基本的な構造を示したものである。

【符号の説明】

１はオルゴールを取りつけた器具、２はオルゴール本
体、３は回転板 ４は囲い、５は送風口、６は吸気口、７は芳香剤又は消
臭剤

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ゼンマイ式オルゴールを取りつけた器具の
   中又は外に芳香剤又は消臭剤をセットし、オルゴールの
   作動時に回転板で生じる風力を利用して、器具外に送風
   し芳杏又は消臭する装置