JPH09205720A - 絶縁油採油器及び採油方法 - Google Patents

絶縁油採油器及び採油方法

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JPH09205720A
JPH09205720A JP1221096A JP1221096A JPH09205720A JP H09205720 A JPH09205720 A JP H09205720A JP 1221096 A JP1221096 A JP 1221096A JP 1221096 A JP1221096 A JP 1221096A JP H09205720 A JPH09205720 A JP H09205720A
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JP
Japan
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insulating oil
oil
connector
main body
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP1221096A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sakurai
修 桜井
Tadao Isogai
忠夫 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFケーブル等の圧入された絶縁油を採取す
るに、簡単な構成からなる絶縁油採油器であって、しか
も絶縁油を採取する時に絶縁油が外部に不要に流出させ
ることなく絶縁油を採取することができること。 【解決手段】 絶縁油を圧入した絶縁油収容容器に設け
られたコネクタ2の盲栓4を僅かに緩めた後、一端が開
放されこの一端開放部がコネクタの周囲を囲むよう絶縁
油採油器11を装着し、前記絶縁油採油器11の頭部か
ら突出し、他端が前記盲栓4の頭に当接する押し棒15
を押すことにより、前記絶縁油収容容器に圧入されてい
る絶縁油がコネクタ部2から流出して前記絶縁油採油器
11内部空間に充満させ、この絶縁油を採油口16を通
して採取することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】OFケーブル、POFケーブ
ルなどの油入りケーブルやケーブル内圧力補償用給油槽
の絶縁油を採取する絶縁油採油器及び採油方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】OFケーブル、POFケーブルは使用中
におけるヒートサイクル、サージ侵入などから電気的・
熱的劣化が生じる。これらの劣化状況を判断するための
有効な方法として、絶縁油の採油・分析がある。布設ケ
ーブルからの絶縁油の採油は布設ケーブルの中間接続部
や終端接続部のコネクタ部から採油する。
【0003】従来、上記のような油絶縁ケーブルから絶
縁油を採取するためには、上記のコネクタ部の盲栓を取
り外してコネクタを開放し、次いでコネクタに採油管を
直接接続して絶縁油をコネクタと採油管を通して採取す
るようにしている。
【0004】上記の採取方法では、コネクタから盲栓を
外してコネクタを開放した時点からコネクタに採油管を
接続する時点までの間に、油絶縁ケーブルに圧入されて
いる絶縁油がコネクタから外部に流出してしまう。
【0005】この不要に外部に絶縁油を流出させること
なく絶縁油を採取することができる絶縁油採油器が提案
されている(特開平7−10191号)。
【0006】この絶縁油採油器は、一端が開放され且つ
この一端開放部がコネクタの周囲を囲む筒状の本体と、
この本体の内部にコネクタの盲栓に組合されてこれをコ
ネクタ開放方向および閉塞方向に回転させるソケットレ
ンチと、本体の内部に回転自在に設けられ一端がソケッ
トレンチに連結されるとともに他端が本体の他端から外
部に突出された連結棒と、本体に採油管が接続される接
続口とを具備し、本体の一端開放部とソケットレンチと
の間にコネクタから流出した絶縁油を通す空間部が形成
され、前記接続口はこの空間部に連通していることを特
徴とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した絶縁油
採油器は、その構造上、採油管が接続される接続口が本
体側面に設けることになり、絶縁油採油器の本体内に存
在する空気が完全に抜けず採油時に空気が混入する恐れ
が大である。このことは、採油の目的がガス分析である
ことから空気の混入は好ましく無い。
【0008】また、絶縁油採油器の本体に排油口が設け
られていないことから、採油作業終了後の絶縁油採油器
取外しの際に絶縁油採油器本体内に残留している絶縁油
が流出し作業箇所を汚損してしまう。
【0009】さらに、全体が金属製であり、本体内にソ
ケットレンチを有するものであることから重量が重み狭
い箇所での作業性が悪いという問題がある。
【0010】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成からなる絶縁油採油器であって、しかも
絶縁油を採取する時に絶縁油が外部に不要に流出させる
ことなく絶縁油を採取することができるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁油採油器
は、OFケーブル、POFケーブル等の中間接続箱、終
端接続箱等の絶縁油を圧入した絶縁油収容容器に設けら
れたコネクタに螺挿された盲栓を緩めて前記コネクタを
開き、前記コネクタから流出する前記絶縁油を採取する
ものにおいて、前記コネクタの周囲を囲む筒状の本体
と、この筒状の本体は、前記コネクタのギャップを取り
外した所に螺嵌して取付けられる両端が開放された円筒
状の本体下部と、この本体下部と一端が開放され且つこ
の開放部とを気密に連結される本体上部とで構成され、
前記本体上部の頭部に設けられる一端が外部に突出し且
つ他端で前記コネクタの盲栓を押し込む押し棒と、前記
本体上部の頭部に設けられる採油管を接続する採油口
と、前記本体上部に設けた空気抜き口と、前記本体下部
の最底部分に設けた排油口とを具備したことを特徴とす
る絶縁油採油器である。
【0012】さらに、前記の絶縁油採油器であって、本
体上部の円筒部に透明体観察窓を設けたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の他の発明である採油方法は、絶縁
油を圧入した絶縁油収容容器に設けられたコネクタの保
護キャップを取外し、前記の絶縁油採油器の筒状の本体
下部を前記保護キャップ用のねじに螺嵌して装着する。
次いで、コネクタの盲栓を係止しているナットを前記盲
栓が僅かに上昇する程度に緩め、しかる後に前記絶縁油
採油器の本体上部と前記本体下部とを気密に連結する。
次いで前記本体上部の頭部から突出している押し棒によ
って前記盲栓の頭を押すことにより絶縁油収容容器に圧
入されている絶縁油がコネクタ部から流出して前記絶縁
油採油器本体内部の空間に充満させ、この絶縁油を採油
管を接続する採油口を通して採取することを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図3(イ)はOFケーブル中間接続箱1
(以下、単にケーブルと言う)から絶縁油を採油するコ
ネクタ2が設けられている状態を示し、図3(ロ)はコ
ネクタ2部分を拡大したものである。本発明の実施の形
態をこの図3に示すOFケーブル中間接続箱に適用した
もので説明する。図1はケーブル1のコネクタ2に装着
する絶縁油採油器11である。
【0015】先ず絶縁油採油器11について図1を参照
して説明する。絶縁油採油器11は一端が開放された円
筒状をなす本体上部12と、この本体上部12と接続さ
れる両端開放の円筒状をなす本体下部13とをねじ14
で螺嵌して固定することにより構成されている。本体下
部13の内部にはコネクタ2のねじ孔2aに螺合するね
じ13aが形成されている。15は押し棒で、この押し
棒15は本体上部12の頭部に上下に移動自在に設けら
れ、一端が本体上部12の頭部に形成された孔20から
外部に突出され、他端はコネクタ部の盲栓4の頭に当接
してこれを押し込むようになっている。押し棒15は孔
20にあるネジに係合することによって上下できる。な
お、21は盲栓4を押すための駒である。
【0016】16は採油口で、この採油口16は本体上
部12の頭部に設けられ、図示していない採油管が接続
される。
【0017】17は排油口で、この排油口17は本体下
部13の円筒部分最下端に設けられ、通常止栓22が取
付けられている。これにより取り外し時に本体内に残留
している絶縁油の回収が容易にできる。
【0018】また、空気抜き口18を本体上部12の頭
部に設けられている。これにより本体内に存在する空気
を完全に抜くことができる。
【0019】本体上部12が自由に回転し任意の位置
(採油口16の方向)で固定出来る為、採油場所の傾斜
に合わせ採油口16を傾斜の一番高い位置に合わせて固
定し、絶縁油を吹流す事により採油器本体内の空気は抜
ける。(ケーブルの接続箱はその殆どが水平ではない。
前後左右に多少の傾斜がある。)この空気抜き口18は
観察窓を利用し空気抜きが不十分と思われる時に使用す
る。
【0020】さらに、本体上部12の円筒部分に透明な
樹脂材から成る窓19が設けられている。これにより全
体の重量の軽減を計ると同時に内部状況を確認すること
ができる。
【0021】次にこのように構成された絶縁油採油器1
1を用いて採油する方法について説明する。
【0022】ケーブル1に封入された絶縁油を採取する
には、先づコネクタ本体2に螺合された保護キャップ5
を緩める方向に回動してコネクタ本体2から取り外す。
ついで、絶縁油採油器11の本体下部13をコネクタ2
に被せ、本体下部13のねじ部13aを前記のコネクタ
本体2の保護キャップ5を取り外したあとのねじ部2a
に螺合する。これにより本体下部13がコネクタ2の周
囲を囲む。
【0023】この状態で、図2(ロ)に示すように盲栓
係止ナット3を緩む方向に回動して(図において2点鎖
線で示す位置まで緩める。)盲栓4をケーブル1に封入
されている絶縁油の圧力によって浮き上がらせる。この
時、コネクタ2と盲栓4との隙間を通して絶縁油は空間
部6に流入する。空間部6に流入した絶縁油は盲栓4の
ストッパ4aとナット3のフランジ3aとの面圧接触に
よってシールされるので殆ど外に漏れない。
【0024】次いでこの状態で、絶縁油採油器11の本
体上部12の一端開放部を既に取付けてあった本体下部
13の上に被せ、ねじ14で締め付け固定される。次に
押し棒15を回転させて押し下げる。すると押し棒15
の先端の駒21が盲栓4の頭に当接して、盲栓4は絶縁
油の圧力に抗して押し下げられる。
【0025】そうすると、ケーブル1に封入された絶縁
油が内部の圧力でコネクタ2の弁座と盲栓4との間及び
ナット3のフランジ3aと盲栓4のストッパ4aとの間
を通って絶縁油採油器11内に流入する。
【0026】この時、絶縁油を採油器11内一杯に充満
させ採油口16より吹流すことによって採油器11内の
空気を排出することができる。更に不充分な場合は、空
気抜き口18より排出する。
【0027】この採油器11内一杯に充満した絶縁油
は、採油口16から図示しない採油管を通って採油容器
に採取される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の絶縁油採油
器及び採油方法によれば、次のような効果を奏する。
【0029】絶縁油採油器を極力小型化し本体の一部
(窓)に樹脂材を採用したことにより軽量となり携帯及
び操作が容易となる。
【0030】従来は採油時に絶縁油を飛散させ、周囲
を汚し身体に浴びるケースも有ったが本発明の絶縁油採
油器を使用することにより皆無となる。
【0031】従来の飛散した絶縁油の清掃が不要とな
り、作業時間の短縮とコストを押さえることができる。
【0032】絶縁油採油器の本体内に存在する空気を
完全に抜くことができるので安心して採油作業ができ
る。
【0033】絶縁油採油器の内部を観察できるように
本体の中央部を透明にすることにより、採油時にコネク
タ部よりの絶縁油吐出状態が目視確認出来るため作業時
の不安感がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかわる絶縁油採油器を
示す断面図である。
【図2】本発明の絶縁油採油方法におけるコネクタの処
置動作を説明する図であって、(イ)はコネクタ部の外
観図、(ロ)はその断面図である。
【図3】(イ)は本発明の適用するコネクタを備えたO
Fケーブル中間接続箱の外観図である。(ロ)はコネク
タ部の拡大一部断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 コネクタ 3 盲栓係止ナット 4 盲栓 5 キャップ 11 絶縁油採油器 12 本体上部 13 本体下部 15 押し棒 16 採油口 17 排油口 18 空気抜き口 19 観察窓

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁油を圧入した絶縁油収容容器に設け
    られたコネクタに螺挿された盲栓を緩めて前記コネクタ
    を開き、前記コネクタから流出する前記絶縁油を採取す
    るものにおいて、 前記コネクタの周囲を囲む筒状の本体と、この筒状の本
    体は、前記コネクタのキャップを取り外した所に螺嵌し
    て取付けられる両端が開放された円筒状の本体下部と、
    この本体下部と一端が開放され且つこの開放部とを気密
    に連結される本体上部とで構成され、前記本体上部の頭
    部に設けられる一端が外部に突出し且つ他端で前記コネ
    クタの盲栓を押し込む押し棒と、前記本体上部の頭部に
    設けられる採油管を接続する採油口と、前記本体上部に
    設けた空気抜き口と、前記本体下部の最底部分に設けた
    排油口と、 を具備したことを特徴とする絶縁油採油器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の絶縁油採油器であっ
    て、前記絶縁油採油器本体上部の円筒部に透明体観察窓
    を設けたことを特徴とする絶縁油採油器。
  3. 【請求項3】 絶縁油を圧入した絶縁油収容容器に設け
    られたコネクタの保護キャップを取り外し、請求項1及
    び請求項2記載の絶縁油採油器の本体下部をコネクタに
    螺嵌して装着する。次いで、コネクタの盲栓を係止して
    いるナットを前記盲栓が僅かに上昇する程度に緩め、し
    かる後に前記絶縁油採油器の本体上部と前記本体下部と
    を気密に連結する。次いで、前記本体上部の頭部から突
    出している押し棒によって前記盲栓の頭を押すことによ
    り絶縁油収容容器に圧入されている絶縁油がコネクタ部
    から流出して前記絶縁油採油器本体内部の空間に充満さ
    せ、この絶縁油を採油管を接続する採油口を通して採取
    することを特徴とする絶縁油採油方法。
JP1221096A 1996-01-26 1996-01-26 絶縁油採油器及び採油方法 Pending JPH09205720A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150106608A (ko) * 2014-03-12 2015-09-22 엘에스전선 주식회사 방폭용 종단접속함

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060627