JPH09204137A - キーボード、およびキーボード練習装置、並びにキーボード練習方法 - Google Patents

キーボード、およびキーボード練習装置、並びにキーボード練習方法

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JPH09204137A
JPH09204137A JP8031186A JP3118696A JPH09204137A JP H09204137 A JPH09204137 A JP H09204137A JP 8031186 A JP8031186 A JP 8031186A JP 3118696 A JP3118696 A JP 3118696A JP H09204137 A JPH09204137 A JP H09204137A
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keyboard
display
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JP8031186A
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Daiji Matsuda
大司 松田
Shinya Miura
伸也 三浦
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MONORISU KK
SHIYOURINJI KENPOU RENMEI
Original Assignee
MONORISU KK
SHIYOURINJI KENPOU RENMEI
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Publication date
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Publication of JPH09204137A publication Critical patent/JPH09204137A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 意識の中心を上、中、下の中指の位置にも
たせるためのキーボード、およびキーボード練習装置、
並びにキーボード練習方法。 【解決手段】 指のホームポジションを人差し指に置か
ずに、中指に置くと、上、中、下の各段共中指を挟ん
で、左右に二個ずつのキーが存在するだけであるため、
キーの配置を短時間で覚えられる。キーのミスタッチを
恐れてキーボードを見ないように、キーを打鍵しても、
ディスプレイ上に文字が表示されないようにすること
で、短時間にブラインドタッチが覚えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワードプロセッサ、ディスプレイ上に文字を表
示させながら文字を入力することができるキーボードを
備えた電子機器、あるいはタイプライター等におけるキ
ーボード、およびキーボード練習装置、並びにキーボー
ド練習方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キーの一部に突起を設け、指の感触でそ
の位置を確認しながら文字を入力するキーボードは、た
とえば、実開昭61−53771号公報、実開昭64−
40131号公報、実開平1−100224号公報、実
開平1−142035号公報、特開昭63−17232
0号公報がある。これらの考案または発明は、キーボー
ドにおけるキーが指に接触する際の感触で、その位置を
確認できるような形状の突起を設けたり、突起の付いた
シートを貼着したり、あるいは突起の付いたシートを被
せたりしている。また、上記考案または発明は、指の甲
による感触を明瞭にするため、突起の形状を工夫してい
る。さらに、上記考案または発明は、打鍵する指の位置
によって、形状や数を変えている。このようにすること
によって、上記考案または発明は、キーボードからの入
力をブラインドタッチで容易に行うことができるように
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アルファベッ
ト26文字としても、全部の文字の位置と8本の指の分
担とを覚えることは、容易ではない。その証拠として
は、タイプライターを子供の頃から使用している国でさ
えも、ブラインドタッチのできない者が多くいるという
ことである。近年、パーソナルコンピュータおよびワー
ドプロセッサは、普及が著しく、学校教育でも採り上げ
られるようになってきた。ブラインドタッチによるキー
ボードの入力は、低年齢層あるいは高年齢層に限らず、
短時間にブラインドタッチを覚えない限り、一生キーボ
ードを見ながら文字を入力することになる。
【0004】通常、キーボードは、人差し指の位置から
覚えていく。キーボードの初心者は、たとえば、右手の
人差し指6個と、左手の人差し指6個の合計12個を覚
える。その後、初心者は、中指、薬指、小指の9個ずつ
を覚える。しかし、初心者は、全部覚えきる前に、キー
ボードの入力を行うと、ミスタッチを恐れるため、必ず
キーボード側を見ながら打つようになる。
【0005】本出願人は、中段の中指をホームポジショ
ンとして意識をおき、中段中指の左右に2文字ずつ、上
段中指の左右に2文字ずつ、下段中指の左右に2文字ず
つに分けて覚えるという新しい発想に着目した。また、
本出願人は、初心者がキーボードを見ないようにするた
め、文字の入力中にディスプレイ上に文字が表示され
ず、所定文字列が終了した後に、入力された文字がディ
スプレイに表示され、有効文字あるいは無効文字を確認
するようにすると、ブラインドタッチが短時間で習得で
きることを発見した。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、意識の中心を上、中、下の中指の位置にも
たせるためのキーボード、およびキーボード練習装置、
並びにキーボード練習方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、キーボードからの入力をディスプ
レイに表示しない状態でブラインドタッチを練習するた
めのキーボード練習装置、並びにキーボード練習方法を
提供することを目的とする。さらに、本発明は、ディス
プレイに表示されたキーボードの図形等を見ながら指と
打鍵位置を確認しながら、ブラインドタッチを練習する
ためのキーボード練習装置、並びにキーボード練習方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)本発明のキーボードは、標準キーボードで
あり、中指で打鍵する各段のキーの一部にそれぞれ異な
る感触を与える形状のボッチを付けまたは一体成形した
ことを特徴とする。
【0008】(第2発明)本発明のキーボードは、標準
キーボードであり、中段のキーを中指の甲によって確認
できるカンニングボッチと、上段および下段のキーを中
指の先端部によって確認できるガイドボッチとが設けら
れていることを特徴とする。
【0009】(第3発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、上記打鍵された文字をそのままディスプ
レイ1415に表示するか、または打鍵された文字を一
時記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディス
プレイ1415に表示するか否かの選択ができる文字表
示部制御手段1417とを備えたことを特徴とする。
【0010】(第4発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、上記打鍵された文字をそのままディスプ
レイ1415に表示するか、または打鍵された文字を一
時記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディス
プレイ1415に表示するか否かの選択ができる文字表
示部制御手段1417と、キーボード1411に対応す
る図形をディスプレイ1415に表示するか否かの選択
ができると共に、打鍵されたキーの位置がディスプレイ
1415に表示されたキーボード1411上に表示でき
るキーボード表示部制御手段1418とを備えたことを
特徴とする。
【0011】(第5発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、上記打鍵された文字をそのままディスプ
レイ1415に表示するか、または打鍵された文字を一
時記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディス
プレイ1415に表示するか否かの選択ができる文字表
示部制御手段1417と、各キーおよびそれらの周辺部
に配置されたセンサーと、キーボード1411に対応す
る図形をディスプレイ1415に表示すると共に、前記
センサーによって打鍵された指の位置がキーボード14
11におけるどの位置であるかをディスプレイ1415
に表示するキーボード表示部制御手段1418とを備え
たことを特徴とする。
【0012】(第6発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、上記打鍵された文字をそのままディスプ
レイ1415に表示するか、または打鍵された文字を一
時記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディス
プレイ1415に表示するか否かの選択ができる文字表
示部制御手段1417と、各キーおよびそれらの周辺部
に配置されたセンサーと、キーボード1411に対応す
る図形、およびキーボード1411に接触している各指
の図形をディスプレイ1415に表示すると共に、前記
センサーによって打鍵された指の位置がキーボード14
11におけるどの位置であるかをディスプレイ1415
に表示するキーボード表示部制御手段1418とを備え
たことを特徴とする。
【0013】(第7発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、練習用文字列を記憶する練習用文字列記
憶手段1423と、上記練習用文字列について打鍵され
た文字をそのままディスプレイ1415に表示するか、
または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した文字
の一定量に対して、ディスプレイ1415に表示するか
否かの選択ができる文字表示部制御手段1417と、前
記練習用文字列記憶手段1423における文字列とキー
ボード1411によって打鍵された文字列とを比較し
て、無効の文字が打鍵された文字列の位置に無効表示を
行うことができる比較演算制御手段1424とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】(第8発明)本発明のキーボード練習装置
は、キーボード1411からの入力をブラインドタッチ
で行うためのもので、文字および画像を表示するディス
プレイ1415と、打鍵されたキーの位置に相当する文
字をディスプレイ1415に表示するための出力制御手
段1414と、練習用文字列を記憶する練習用文字列記
憶手段1423と、上記練習用文字列について打鍵され
た文字をそのままディスプレイ1415に表示するか、
または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した文字
の一定量に対して、ディスプレイに表示するか否かの選
択ができる文字表示部制御手段1417と、前記練習用
文字列記憶手段1423における文字列とキーボード1
411によって打鍵された文字列とを比較して、無効文
字の打鍵により、音または音声による無効表示を行うこ
とができる比較演算制御手段1424とを備えたことを
特徴とする。
【0015】(第9発明)本発明のキーボード練習装置
における比較演算制御手段1424は、前記練習用文字
列記憶手段1423における文字列とキーボード141
1によって打鍵された文字列とを比較して、その有効確
率および/または無効確率を数字、色の変化、階調の変
化、角柱または円柱棒グラフ等の画像表示、あるいは形
状の変化によって、ディスプレイ1415上に表示され
ているキーの部分毎に表示できることを特徴とする。
【0016】(第10発明)本発明のキーボード練習装
置におけるキーボード1411は、中指で打鍵する各段
のキーの一部にそれぞれ異なる感触を与える形状のボッ
チを付けまたは一体成形したことを特徴とする。
【0017】(第11発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、中指で打鍵する各段のキーの一
部にそれぞれ付けられたボッチによって中指の文字を覚
え、その後、各段のボッチを中心に右または左の二文字
ずつに分けて覚えることを特徴とする。
【0018】(第12発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、手の甲の付け根の部分をキーボ
ード載置台に固定して置くと共に、両手の中指をボッチ
の付けられたホームポジションに置き、中指で打鍵する
各段のキーの位置とその文字を覚え、その後、各段のボ
ッチを中心に右または左の二文字ずつに分けて覚えるこ
とを特徴とするキーボード練習方法。
【0019】(第13発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、小指、薬指、中指、人差し指に
よって打鍵するキーのそれぞれに対して異なる色を決
め、これらの各色をキーボード1411に貼りながらキ
ーと文字との関係を認識した後、打鍵されたキーに対応
する文字がディスプレイ1415に表示されず、その
後、所定量の文字を打ち終わると、文字がディスプレイ
1415に表示されると共に、有効あるいは無効を知る
ことができることを特徴とする。
【0020】(第14発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、打鍵されたキーに対応する文字
がディスプレイ1415に表示されず、その後、所定量
の文字を打ち終わると、文字がディスプレイ1415に
表示されると共に、有効あるいは無効を知ることができ
ることを特徴とする。
【0021】(第15発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、打鍵されたキーに対応する文字
が一文字ディスプレイ1415に表示され、その後、次
の文字が打たれると、当該文字がディスプレイ1415
に表示されると同時に前の文字がディスプレイ1415
から削除されることを特徴とする。
【0022】(第16発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、キーボード1411に対応する
図形をディスプレイ1415に表示すると共に、表示さ
れたキーボード1411の打鍵位置を見ながら文字を入
力し、打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイ1
415に表示されず、その後、所定量の文字を打ち終わ
ると、文字がディスプレイ1415に表示されると共
に、有効あるいは無効を知ることができることを特徴と
する。
【0023】(第17発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、キーボード1411に対応する
図形をディスプレイ1415に表示すると共に、表示さ
れたキーボード1411の打鍵位置を見ながら文字を入
力し、打鍵されたキーに対応する文字が一文字ディスプ
レイ1415に表示され、その後、次の文字が打たれる
と、当該文字がディスプレイ1415に表示されると同
時に前の文字がディスプレイ1415から削除されるこ
とを特徴とする。
【0024】(第18発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、キーボード1411に対応する
図形、およびキーボード1411に接触している各指の
図形をディスプレイ1415に表示すると共に、ディス
プレイ1415に表示されるキーと指との位置を見なが
ら文字を入力し、打鍵されたキーに対応する文字がディ
スプレイ1415に表示されず、その後、所定量の文字
を打ち終わると、文字がディスプレイ1415に表示さ
れると共に、有効あるいは無効を知ることができること
を特徴とする。
【0025】(第19発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボード1411からの入力をブラインドタッ
チで行うためのもので、キーボード1411に対応する
図形、およびキーボード1411に接触している各指の
図形をディスプレイ1415に表示すると共に、ディス
プレイ1415に表示されるキーと指との位置を見なが
ら文字を入力し、打鍵されたキーに対応する文字が一文
字ディスプレイ1415に表示され、その後、次の文字
が打たれると、当該文字がディスプレイ1415に表示
されると同時に前の文字がディスプレイ1415から削
除されることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本出願人は、二つのことに着目し
て、キーボードから文字を入力する際に短時間でブライ
ンドタッチができるキーボード、およびキーボード練習
装置、並びにキーボード練習方法を発明した。発明の第
1の点は、指のホームポジションを人差し指に置かず
に、中指に置くと、キーの配置を短時間で覚えられるこ
とを発見した。たとえば、キーボードの初心者は、中指
をホームポジションに置く場合、上、中、下の各段共中
指を挟んで、左右に二個ずつのキーが存在するだけであ
る。これに対して、従来の人差し指をホームポジション
とする方法は、人差し指の二個とその他の指の三個とい
う意識が強くなる。本発明は、中指の一個を覚えてしま
えば、中指を中心に二個ずつとなり、キーボードの位置
を覚えるために心理的負担が軽くなる。
【0027】発明の第2の点は、キーを打鍵する際にそ
の位置が判らないと、ミスタッチを恐れてキーボードを
見てしまうことである。キーボードを見る癖を付ける
と、ブラインドタッチは、一生できなくなることにな
る。そこで、本出願人は、ブラインドタッチの練習中、
手元のキーボードを見なくて済むように、キーを打鍵し
ても、ディスプレイ上に文字が表示されないようにする
ことで、短時間にブラインドタッチが覚えられることを
発見した。キーボードの初心者は、打鍵した文字が正し
いかどうかを後になって知ればよい。このような方法
は、ミスタッチを恐れることがないから手元のキーボー
ドを見る必要がなく、短時間でブラインドタッチを習得
できる。また、本出願人は、ディスプレイ上に表示され
たキーボードの図形やキーに接触している手の画像を見
れるようにすると、手元のキーボードに代わって、ディ
スプレイ上のキーボードに意識が行くため、自然にブラ
インドタッチが習得できることを発見した。
【0028】(第1発明)標準キーボードは、アルファ
ベットの場合、上、中、下の3段からなるキーで構成さ
れている。キーを打鍵する中心は、中指であるため、中
指がホームポジションになるように、中指で打鍵する各
段のキーの一部にそれぞれ異なる感触を与える形状のボ
ッチを付けまたは一体成形した。「ボッチ」は、たとえ
ば、突起のような形状をしており、中指が接触すると、
自分の中指が上段、中段、あるいは下段のいずれに接触
しているかが容易に判るものである。したがって、上記
「ボッチ」は、丸型の突起、板状の突起、矩形状の突
起、あるいはこれらの変形した形状であり、中指に接触
して認識できると共に、中指の上下の移動が容易な形状
のものである。また、上記「ボッチ」は、シート状のも
のを成形した後、貼着したり、シート状のものをキーボ
ードに被せたり、可撓性板状の「ボッチ」をキーの側面
に貼着することができる。
【0029】(第2発明)本発明のカンニングボッチ
は、指のホームポジションとなる場所であり、中段にお
ける中指の位置が、中指の甲によってキーに接触した際
に確認できるものである。「カンニングボッチ」とは、
ホームポジションが判るものであれば、形状を特に限定
する必要がない。また、本発明のガイドボッチは、中指
をホームポジションから上下に移動した際に、中指の先
端部等(人によって多少位置がずれる場合がある)によ
って、キーを接触することで、確認できるものである。
本発明の「ガイドボッチ」は、突起状のものでもよい
が、中指を上下に移動させた際に、ガイドの役目を果た
すような形状、すなわち、上下段に多少幅のある線状の
ものを突起させるようにすることができる。
【0030】(第3発明)本発明のキーボード練習装置
は、文字および画像を表示するディスプレイと、出力制
御手段と、文字表示部制御手段とから構成される。上記
出力制御手段は、通常の文字あるいは画像を表示するた
めのもので、打鍵されたキーの位置に相当する文字をデ
ィスプレイに表示するためのものである。文字表示部制
御手段は、上記打鍵された文字をそのままディスプレイ
表示するか、または打鍵された文字を一時記憶し、その
記憶した文字の一定量に対して、ディスプレイに表示す
るか否かの選択ができる。本発明は、上記文字表示部制
御手段によって、キーボードから入力された文字をディ
スプレイに表示させないようにできるため、キーボード
を見ても意味がないため、ミスタッチを恐れないように
なる。したがって、練習者は、短時間にブラインドタッ
チを習得できる。
【0031】(第4発明)本発明のキーボード練習装置
は、文字および画像を表示するディスプレイと、出力制
御手段と、文字表示部制御手段と、キーボード表示部制
御手段とから構成される。第3発明と異なる所は、キー
ボード表示部制御手段が設けられている点である。キー
ボード表示部制御手段は、キーボードに対応する図形を
ディスプレイに表示するか否かの選択ができると共に、
打鍵されたキーの位置がディスプレイに表示されたキー
ボード上に表示できる。本発明は、キーボード表示部制
御手段により、指で触っているキーボードを見なくて
も、ディスプレイ上に表示されたキーボードの図形を見
ながら、安心してキーボードを打鍵できる。
【0032】(第5発明)本発明のキーボード練習装置
は、文字および画像を表示するディスプレイと、出力制
御手段と、文字表示部制御手段と、各キーおよびそれら
の周辺部に配置されたセンサーと、キーボード表示部制
御手段とから構成される。第4発明と異なる所は、各キ
ーおよびそれらの周辺部にセンサーが配置されている点
である。本発明は、上記センサーおよびキーボード表示
部制御手段によって、キーボードに対応する図形をディ
スプレイに表示すると共に、前記センサーによって打鍵
された指の位置がキーボードにおけるどの位置であるか
をディスプレイに表示することができる。本発明は、デ
ィスプレイ上に表示されたキーボードの図形と、センサ
ーによって検知された指の位置を見ながら打鍵できるの
で、たとえミスタッチがあってもキーボードを見ずにデ
ィスプレイ上に表示されているキーボードの図形によっ
て正しい位置に指を配置できる。
【0033】(第6発明)第5発明と異なる所は、キー
ボード表示部制御手段にある。すなわち、本発明のキー
ボード表示部制御手段は、キーボードに対応する図形、
およびキーボードに接触している各指の図形をディスプ
レイに表示すると共に、前記センサーによって打鍵され
た指の位置がキーボードにおけるどの位置であるかをデ
ィスプレイに表示する。すなわち、本発明は、ディスプ
レイに各指の図形が表示されるため、指が正しいホーム
ポジションに配置されているか、あるいはキーの中央を
打鍵しているか否かをチェックしながら、キーボードを
見ずにブラインドタッチを練習できる。
【0034】(第7発明)本発明のキーボード練習装置
は、文字および画像を表示するディスプレイと、練習用
文字列記憶手段と、文字表示部制御手段と、無効表示を
行うことができる比較演算制御手段とから構成される。
上記文字表示部制御手段は、予め練習用文字列記憶手段
に記憶されている練習用文字列について打鍵された文字
をそのままディスプレイに表示するか、または打鍵され
た文字を一時記憶し、その記憶した文字の一定量に対し
て、ディスプレイに表示するか否かの選択ができる。打
鍵された文字列をディスプレイに表示しないことを選択
した場合は、打鍵してもディスプレイに文字列が表示さ
れない。そして、比較演算制御手段は、前記練習用文字
列記憶手段における文字列とキーボードによって打鍵さ
れた文字列とを比較して、無効の文字が打鍵された文字
列の位置に無効表示を行うことができる。
【0035】(第8発明)第7発明と異なる所は、比較
演算制御手段が前記練習用文字列記憶手段における文字
列とキーボードによって打鍵された文字列とを比較し
て、無効文字の打鍵により、音または音声による無効表
示を行うことができるというものである。したがって、
練習者は、自分の打鍵した文字列がディスプレイに表示
されていなくとも、音または音声によってキーを打ち直
すことができる。このキーの打ち直しは、キーボードを
見る必要がないため、ブラインドタッチを容易に習得で
きる。
【0036】(第9発明)第9発明は、比較演算制御手
段が前記練習用文字列記憶手段に記憶された文字列とキ
ーボードによって打鍵された入力文字列とによる有効確
率および/または無効確率を計算して、ディスプレイ上
に数字(%)、円グラフや棒グラフによって表示するこ
とができる。上記ディスプレイ上に表示する有効確率お
よび/または無効確率の表示は、全体の指を総合したも
の以外に、各指に対するものを演算することができる。
各指に対する有効確率および/または無効確率は、各キ
ーの位置にそれぞれ色の変化、階調の変化、角柱または
円柱棒グラフ等の画像表示、あるいは形状の変化によっ
て表すことができる。練習者は、自分のどの指が間違え
易いかを強い印象で認識できるため、その指が打鍵する
際に、意識を集中することで、間違えが無くなると共
に、ブラインドタッチを知らず知らずに体で覚えてしま
う。
【0037】(第10発明)第3発明ないし第9発明の
キーボード練習装置におけるキーボードには、中指で打
鍵する各段のキーの一部にそれぞれ異なる感触を与える
形状のボッチが付けまたは一体成形される。練習者は、
ボッチの感触によってキーボードに意識を集中させると
共に、目をディスプレイから離さないようにして、ブラ
インドタッチの癖を付けることができる。
【0038】(第11発明)本発明のキーボード練習方
法は、最初、ホームポジションである中指の中段の文字
をボッチと指の感触で覚える。次に、中指の上下段のボ
ッチと指の位置関係を覚える。最後に、中指の左右二個
ずつのキーを覚える。本発明のキーボード練習方法は、
ホームポジションの文字を覚えた後、この文字を中心に
して、二個ずつを覚えればよく、二個と三個に分けて覚
えるより、心理的負担が少なくて済む。
【0039】(第12発明)本発明のキーボード練習方
法は、姿勢を正した状態で、手の甲の付け根の部分、す
なわち、手の甲の手首に近い部分をキーボード載置台に
固定して置く。指は、両手の中指を軽くボッチの付けら
れたホームポジションに置く。このような状態で、先
ず、練習者は、中指で打鍵する各段のキーの位置とその
文字を覚える。練習者は、中指の位置を覚えた後、ホー
ムポジションとして付けられている各段のボッチを中心
に右または左の二文字ずつに分けて覚える。手の甲の付
け根の部分と指の中心である中指は、常に同じ位置に固
定することによって、各指の有効打鍵確率を増すことが
できる。
【0040】(第13発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボードにおいて、各指毎に色を塗り分ける。
先ず、練習者は、小指、薬指、中指、人差し指によって
打鍵するキーのそれぞれに対して異なる色を決め、これ
らの各色をキーボードに貼りながらキーと文字との関係
を意識的に認識する。その後、練習者は、うろ覚えのキ
ーボードを打鍵するが、ディスプレイに打鍵されたキー
に対応する文字が表示されない。そして、練習者は、所
定量の文字を打ち終わると、文字がディスプレイに表示
され、有効あるいは無効を知ることができる。本発明の
キーボード練習方法は、色という強い印象を与えるもの
に着目したものであり、キーボードに色を付けている間
にキーの位置を多く覚えることができるようになる。そ
して、練習者は、たとえ、キーの位置がうろ覚えであっ
ても、打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイに
表示されないため、ミスタッチを恐れることなく、打鍵
できる。その後、練習者は、ディスプレイに表示された
有効あるいは無効によって、ミスタッチのキーを集中し
て学習することができる。
【0041】(第14発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボードに色を付けない通常の練習で、ディス
プレイに打鍵されたキーに対応する文字が表示されな
い。その後、打ち終わった所定量の文字は、ディスプレ
イに表示されると共に、有効あるいは無効を知ることが
できる。
【0042】(第15発明)本発明のキーボード練習方
法は、意識をディスプレイ上に持たせるために、打鍵さ
れたキーに対応する文字が一文字だけ、ディスプレイに
表示される。その後、次の文字が打たれると、当該文字
がディスプレイに表示されると同時に、前にディスプレ
イ上に表示されていた文字が削除される。本発明のキー
ボード練習方法は、キーボードに意識が向くより、ディ
スプレイ上に表示された文字に意識がいくと共に、前に
打鍵した文字が削除されるため、正しい文字が表示され
るまで、打鍵位置を変えることができる。練習者は、そ
のうちに、キーの位置と文字の関係を指で覚えることが
できる。この練習方法は、キーの位置を最初に覚えるの
に都合がよい。
【0043】(第16発明)本発明のキーボード練習方
法は、キーボードに対応する図形がディスプレイ上に表
示される。練習者は、ディスプレイに表示されているキ
ーボードの打鍵位置を見ながら文字を入力する。しか
し、ディスプレイ上には、打鍵されたキーに対応する文
字が表示されず、その後、所定量の文字を打ち終わる
と、入力された文字がディスプレイに表示される。最後
に、練習者は、打鍵された文字をディスプレイに表示し
て、それが有効あるいは無効であるかを知ることができ
る。
【0044】(第17発明)本発明のキーボード練習方
法は、ディスプレイ上にキーボードに対応する図形を表
示することで、第14発明と異なる。練習者は、ディス
プレイ上に表示されたキーボードに対応した図形を見な
がら文字を入力する。ディスプレイ上には、打鍵された
キーに対応する文字が一文字表示され、その後、次の文
字が打たれると、当該文字がディスプレイに表示される
と同時に前の文字がディスプレイから削除される。この
ようにして、キーと文字の位置関係は、キーボードを見
ることなく、短時間で習得することができる。
【0045】(第18発明)本発明のキーボード練習方
法は、ディスプレイ上で、キーボードに接触している各
指の図形が表示される点で第15発明と異なっている。
本発明のキーボード練習方法は、ディスプレイ上に指が
表示される分、キーボードの方に意識が行かないため、
ブラインドタッチを早く習得できる。
【0046】(第19発明)本発明のキーボード練習方
法は、ディスプレイ上で、キーボードに接触している各
指の図形が表示されている点で第16発明と異なってい
る。本発明のキーボード練習方法は、キーの位置と文字
との関係を習得するために向いている。
【0047】
【実 施 例】図1はアルファベットを出力する標準の
キーボードを説明するための図である。図2は図1にお
けるキーに対応するアルファベットと指の分担を説明す
るための図である。図1および図2において、通常のキ
ーボードにおけるホームポジションは、左手がFであ
り、右手がJである。そして、上記FおよびJを中心に
して人差し指が左右で合計12個、その他の指が左右合
計で18個を分担するようになっている。しかし、左手
および右手の中心は、DとKである。すなわち、指の分
担は、人差し指が左右合計で12個、中指が左右合計で
6個、その他の指が左右合計で12個である。本出願人
は、12個と18個の組み合わせで、キーの文字と指の
位置関係を覚えるより、最初、中指の1個、次に中指を
中心にした両側の2個ずつを覚えた方が心理的に覚え易
いことに気づいた。ホームポジションである中段を覚え
た後には、上下段を同様にして、中指の1個に対して両
側の2個ずつを覚えるようにする。
【0048】本出願人は、手の甲の付け根の部分をキー
ボード載置台の上に固定すると共に、中指を本発明でい
うホームポジションにおくと、手の甲の付け根の部分が
正三角形または二等辺三角形(以下、単に正三角形とい
う)の底辺で、中指の先が正三角形の頂点になることに
気づいた。すなわち、本発明のホームポジションの採り
方は、人間工学的に見て、一番安定した正三角形の状態
になっていることである。したがって、従来の人差し指
をホームポジションとする練習方法は、手の甲の付け根
の部分と人差し指からなる形状が正三角形とならないた
め、ブラインドタッチの入力において、無効打鍵の恐れ
がある。
【0049】図3は本発明の一実施例で、キーの表面ま
たは一部にボッチを付けることによって、中指の位置に
対する意識を明瞭にするための概念図である。図3にお
いて、中指のキーには、他の指のキーと異なり、ボッチ
が付けられている。本明細書においていう「ボッチ」と
は、突起のみならず、指先で感触を得ることができる形
状のものをいう。たとえば、図3におけるホームポジシ
ョンのボッチ31、32は、アルファベットの文字が見
えるようにキーの周囲から僅かに突出している。また、
中指の上下段のボッチ311、312、321、322
は、キーの周囲の囲み方を多少変えている。これらのボ
ッチは、突起部材等を一体成形あるいは貼着することに
よって得られる。また、後から設けるボッチの材料は、
プラスチック系、ゴム系、繊維系、革系あるいはこれら
を組み合わせたもので、指に触れて感触が明瞭で、かつ
キーを打鍵する際に、指を移動しても邪魔にならない形
状と柔らかさを必要とする。
【0050】図4は本発明の他の実施例で、キーボード
の表面または一部にボッチを付ける以外に各指毎に色分
けをした状態を説明するための図である。図4におい
て、たとえば、人差し指は、青色、中指は、赤色、薬指
は黄色、小指は白色になっている。上記色分けは、予め
色が塗られているのではなく、キーボードを練習する前
に、練習者の好みで色を付けることが重要である。一般
的に、色は、人間に対して強烈な印象を与えるものであ
る。本出願人は、この強烈な印象を利用することに気が
付き、キーボードの練習に先立ち、各指の分担別に色を
変えるようにした。このように、練習者は、キーボード
に対して、指の分担別に色分けをしているうちに、強烈
な印象によって文字の位置と指関係を覚えることができ
る。
【0051】図5はキーボードの練習メニューを示す図
である。図5において、ディスプレイ41には、キーボ
ードのブラインドタッチによる練習というメッセージが
表示される。キーボードのブラインドタッチの練習を開
始するのであれば、実行の部分をクリックする。図6は
キーボードの具体的練習メニューとディスプレイへの表
示メニューを示す一例を説明するための図である。図5
において、キーボードの練習をクリックすると、図6に
示す表示画面が表示される。練習者は、たとえば、1.
をクリックすると、キーボードの練習中にディスプレイ
上に打鍵された文字が表示されず、所定の練習を終了し
た後に、打鍵された文字列を表示するような練習ができ
る。図6において、練習メニューと表示メニューとは、
同じもので、実際のディスプレイにはどちらか一方があ
ればよい。練習の仕方が決められた後、練習者は、確認
をクリックする。
【0052】図7は本発明の一実施例で、練習メニュー
におけるディスプレイ上に、文字表示部とキーボード表
示部とが表示される例を説明するための図である。図6
において、4.をクリックした後、実行をクリックする
と、たとえば、図7に示す表示画面が表示される。図7
において、ディスプレイ41には、文字表示部42とキ
ーボード表示部43とが表示されている。たとえば、中
指の練習をしたい場合、キーボードにおけるDのキーを
打鍵すると、文字表示部42にDが表示されると共に、
キーボード表示部43のDの所が表示される。特に、指
の練習を指定する必要がないが、このような表示方法
で、幾つかの練習方法がある。このような練習方法にお
いて、中指の練習をするつもりが、キーボード表示部4
3における薬指の位置が表示された場合、練習者は、打
鍵した指の位置が間違っていることが判る。
【0053】図8は本発明の一実施例で、練習メニュー
におけるディスプレイ上に、文字表示部とキーボード表
示部とが表示される例で、一文字のみが表示される場合
を説明するための図である。図8において、ディスプレ
イ41には、文字表示部42とキーボード表示部43と
が表示されている。図8に示す例は、たとえば、人差し
指でFを打鍵した後、Rを打鍵した場合を示す。すなわ
ち、図8に示す例は、打鍵されたキーに対応する文字が
文字表示部42に表示され、その後、次の文字が打たれ
ると、当該文字が文字表示部42に表示されると同時に
前の文字が文字表示部42から削除される。
【0054】また、図8において、ディスプレイ41の
下部に練習メニュー領域44を設け、指別、あるいは単
語、文章別の練習を行うことができる。この練習は、練
習メニューによって、文字表示部42における表示を変
えることができる。たとえば、指の練習は、文字と指の
接触している位置とを文字表示部42およびキーボード
表示部43にそれぞれ表示するようにする。また、単語
や文章の練習は、文字表示部42に単語または文章を表
示し、キーボード表示部43に指の触れている位置を表
示するようにすることができる。その他の練習方法も考
えられる。
【0055】図9は本発明の一実施例で、練習メニュー
におけるディスプレイ上に、文字表示部とキーボード表
示部とが表示される例で、単語の練習を説明するための
図である。図9において、指がキーにタッチした位置
と、その位置における文字がキーボード表示部43と文
字表示部42とに表示される。また、ディスプレイ41
には、文字列表示部45があり、この領域に文字列が表
示される。
【0056】図10は本発明の一実施例で、図4に示す
色をキーに付けた場合の例を説明するための図である。
図10において、ディスプレイ41は、カラー表示が可
能なものであり、文字表示部42およびキーボード表示
部43に、キーに付けた色と同じ色を表示することで、
練習者に強烈な印象を与えることによって、より習得時
間を短縮させるものである。
【0057】図11は本発明の一実施例で、キーを同時
に二つ触った場合にディスプレイにこれを表示するため
の例を説明する図である。人差し指がR、Tの位置で同
時に打鍵した場合、ディスプレイ41の文字表示部42
およびキーボード表示部43には、図11に示すように
表示される。練習者は、ディスプレイ41における指の
位置とその部分の文字を知ることができる。そして、デ
ィスプレイ41における文字列表示部45には、エラー
表示がされる。
【0058】図12は本発明の一実施例で、指がキーの
どの位置に触れているかを知ることができる例を説明す
るための図である。図13は本発明の一実施例で、ディ
スプレイ上にキーと打鍵する指との関係を表示した例を
説明するための図である。図12において、キーボード
111の周辺に位置センサ112が配置される。位置セ
ンサ112が配置されたキーボード111の上におい
て、指を所定位置におき軽く触れると各指の位置が検知
される。ディスプレイ41における出力制御手段には、
予め指に関する画像が複数格納されている。各指の位置
をセンサ112が検知すると、出力制御手段は、実際に
指が配置されているようにディスプレイ41上に表示す
る。指の表示と前述の文字表示部42、キーボード表示
部43とを各種組み合わすことによって、練習者に合っ
た練習方法を採用することができる。
【0059】次に、本発明の一実施例であるキーボード
練習装置について説明する。図14は本発明の一実施例
であるキーボード練習装置を説明するためのブロック構
成図である。図14における(a)、(a)′は、互い
に実線で結ばれているものとする。図14において、キ
ーボード練習装置は、キーボード1411によってキー
ボード練習の設定をする。キーボード1411は、その
他に、練習のための文字入力、メニューの選択等を行
う。メニュー設定検知手段1412は、前記キーボード
1411によって設定されたキーボード練習の設定を検
知する。また、メニュー設定検知手段1412は、メニ
ュー記憶手段1413に対してキーボード練習メニュー
を出力制御手段1414に送るように命ずる。
【0060】出力制御手段1414は、メニュー記憶手
段1413から送られてきたキーボード練習メニューを
ディスプレイ1415に表示するための制御を行う。練
習者は、ディスプレイ1415に表示されたキーボード
練習メニューを見て、キーボード1411からキーボー
ド練習メニューの一つを選択する。メニュー判別手段1
416は、キーボード1411によって選択されたメニ
ューを判別する。メニュー判別手段1416は、判別し
たキーボード練習メニューによって文字やキーボード図
形の表示の有無を文字表示部制御手段1417、および
キーボード表示部制御手段1418に指令する。
【0061】文字表示部制御手段は、キーボード練習メ
ニューが文字を表示しない場合、文字表示領域を文字表
示部およびキーボード表示部情報記憶手段1419から
取り出した後、ディスプレイ1415に表示するように
出力制御手段1414に命ずる。キーボード練習メニュ
ーがキーボード図形をディスプレイ1415に表示する
ものである場合、キーボード表示部制御手段1418
は、キーボードの図形を文字表示部およびキーボード表
示部情報記憶手段1419から取り出した後、ディスプ
レイ1415に表示するように出力制御手段1414に
命ずる。
【0062】練習者は、選択したキーボード練習メニュ
ーにしたがって、キーボード1411から文字を入力す
る。メニュー設定検知手段1412は、入力された文字
がキーボード練習メニューにしたがって打鍵されている
ことを検知すると共に、当該文字のアドレスを発生させ
るようにアドレス発生手段1420に命令する。アドレ
ス発生手段1420は、キーボード1411によって打
鍵された文字のアドレスを発生する。アドレス発生手段
1420によって発生したアドレスに格納されている文
字は、文字記憶手段1421から読み出され、バッファ
メモリ1422に一時的に格納される。バッファメモリ
1422に格納された文字は、文字表示部制御手段14
17の制御の基に出力制御手段1414において、ディ
スプレイ1415に表示され、あるいは表示されずに、
文字列の打鍵終了後に表示される。
【0063】メニュー判別手段1416は、キーボード
練習メニューが打鍵の有効および/または無効の確率を
演算するものであると判断した場合、練習用文字列記憶
手段1423から練習用文字列を取り出し、これをディ
スプレイ1415に表示するように出力制御手段141
4に命ずる。出力制御手段1414は、ディスプレイ1
415の所定場所に練習用文字列を表示する。練習者
は、練習用文字列を見て、キーボード1411を打鍵す
る。打鍵された文字は、前述のように、バッファメモリ
1422に格納される。打鍵された文字をディスプレイ
1415に表示させずに練習する場合、練習用文字列を
全部打鍵した後、比較演算制御手段1424は、有効お
よび/または無効確率を演算して、その結果をディスプ
レイ1415に表示させる。
【0064】キーによって文字を打鍵した際の有効およ
び/または無効確率は、ディスプレイ1415に数字
で、たとえば、100%ないし0%で表示することがで
きる。また、有効および/または無効確率は、全体の文
字数の内の何文字が有効で何文字が無効であったかを表
示することができる。さらに、有効および/または無効
確率は、円グラフまたは棒グラフで表すこともできる。
上記有効および/または無効確率は、各キーに対しても
結果を表示することができる。たとえば、ディスプレイ
1415に表示されたキーボード1411の図形におい
て、各キーの位置には、棒グラフ、色の変化、階調の変
化、角柱または円柱棒グラフ等の画像表示、あるいは形
状の変化等が上記確率を表すようにする。上記各キーに
おける有効および/または無効確率は、色や形状によっ
て練習者に強い印象を与えるため、練習中に特定の指を
意識して打鍵することができる。そのため、練習者は、
ブラインドタッチが短時間で習得できる。
【0065】図15は本発明の一実施例で、ブラインド
タッチでキーボードを練習する際のフローチャートであ
る。図16は図15の続きを示すフローチャートで、
(b)および(b)′において接続されている。図15
および図16において、練習者は、キーボード1411
によって、ブラインドタッチによるキーボードの練習を
設定する(ステップ1511)。メニュー設定検知手段
1412は、キーボード1411からキーボード練習メ
ニューが設定されたことを知り、練習メニューをディス
プレイ1415に表示させる(ステップ1512)。メ
ニュー判別手段1416は、選択された練習メニューが
打鍵文字を表示するようになっているか否かを調べる
(ステップ1513)。メニュー判別手段1416は、
打鍵文字を表示しないと判断した場合、打鍵終了後に文
字を表示するか否かを調べる(ステップ1517)。
【0066】メニュー判別手段1416は、打鍵終了後
に文字を表示しないものであると判断した場合、文字を
表示せずに最後までキーボードの練習を行う(ステップ
1518)。ステップ1513において、メニュー判別
手段1416は、打鍵文字を表示するものであると判断
した場合、練習メニューが一文字毎に表示するものであ
るか否かを調べる(ステップ1514)。メニュー判別
手段1416は、練習メニューが一文字毎に表示するも
のであると判断した場合、文字表示部制御手段1417
に一文字表示すると同時に、先に表示された文字を消去
するための制御を行わせる(ステップ1515)。メニ
ュー判別手段1416は、練習メニューが一文字毎に表
示するものではないと判断した場合、キーの入力と同時
に文字列を全部ディスプレイ1415に表示させる(ス
テップ1516)。
【0067】ステップ1517において、メニュー判別
手段1416は、練習メニューが打鍵終了後に文字を表
示するものであると判断した場合、キー入力終了後文字
列の全部をディスプレイ1415に表示するように制御
を命じる(ステップ1519)。メニュー判別手段14
16は、練習メニューが打鍵の有効確率をディスプレイ
1415に表示するものであると判断した場合、練習用
文字列記憶手段の文字列と、キーボード1411から入
力され、バッファメモリ1422に格納されている文字
列とを比較演算制御手段1424に比較させ、その結果
をディスプレイ1415に表示させる(ステップ152
1)。メニュー判別手段1416は、練習メニューが打
鍵の有効確率を表示しないものであると判断した場合、
ディスプレイ1415に有効確率を表示させない(ステ
ップ1522)。
【0068】練習者は、ステップ1512において、練
習メニューを見ながら、キーボード表示部にキーボード
1411の図形を表示させるか否かの選択を行う(ステ
ップ1523)。メニュー判別手段1416は、ステッ
プ1523において、練習メニューがキーボード表示部
にキーボード1411の図形を表示させるものであると
判断した場合、キーボード表示部制御手段1418にキ
ーボード1411の図形を表示させる(ステップ152
4)。メニュー判別手段1416は、練習メニューがキ
ーボード表示部にキーボード1411の図形を表示しな
いものであると判断した場合、キーボード表示部制御手
段1418にキーボード1411の図形を表示させない
ようにする(ステップ1525)。
【0069】メニュー判別手段1416は、練習メニュ
ーがキーボード1411と指の図形を表示するものであ
るか否かを調べる(ステップ1526)。メニュー判別
手段1416は、練習メニューがキーボード1411と
指の図形を表示するものであると判断した場合、キーボ
ード表示部制御手段1418にキーボード1411と指
の図形を表示させる(ステップ1527)。メニュー判
別手段1416は、練習メニューがキーボード1411
と指の図形を表示しないものであると判断した場合、キ
ーボード表示部制御手段1418にキーボード1411
の図形のみを表示させる(ステップ1528)。
【0070】メニュー判別手段1416は、練習メニュ
ーが打鍵の誤りを音または音声で知らせるものであるか
否かを調べる(ステップ1529)。メニュー判別手段
1416は、練習メニューが打鍵の誤りを音または音声
で知らせるというものであると判断した場合、前述のよ
うに、比較演算制御手段1424によって、打鍵の誤り
を音または音声で知らせる(ステップ1530)。メニ
ュー判別手段1416は、練習メニューが音または音声
で知らせるものではないと判断した場合、打鍵の誤りを
音または音声で知らせないようにする(ステップ153
1)。
【0071】以上のように、キーボードのブラインドタ
ッチの練習方法について、一例を説明したが、図面に示
されたキーボードの表示の仕方、あるいは組み合わせを
変えることで、各種練習方法があることはいうまでもな
い。次に、ブラインドタッチの練習は、リズムが大切で
ある。頭でキーの位置を判断した後に指に命令を出すの
では、リズムにならず早いキーボードの入力ができな
い。一番遅いキーボードの打ち方は、目によってこれか
ら打つ文字を認識した後、キーの位置を目で確認し、そ
の後、大脳の指令によって、指をそのキーの位置に移動
させる場合である。一番早いキーボードの打ち方は、大
脳を使用せずに、小脳による反射神経で、いきなり指を
移動させることである。すなわち、大脳で認識した文字
は、指令がそのまま指先に伝達させるようにすることで
ある。習熟された運動選手の動きは、小脳を使用する場
合が多く、その動きはリズムに乗っている。
【0072】リズムによるキーボードの練習方法は、練
習プログラムに日本語特有の考えを入れる必要がある。
すなわち、日本語には、和語(たとえば、「・・・して
います」)、漢語(たとえば、「研究」、「技術」)、
および外来語がある。和語は、母音との組み合わせが多
く、漢語は、「ょ」あるいは「ゅ」のような拗音が多く
入る。このような特徴をつかみ、前述のキーボード練習
プログラムに追加するようにすることで、ブラインドタ
ッチが短時間で習得できるようになる。
【0073】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。本実施
例は、アルファベットのキーボードについて説明した
が、平仮名のJISキーボード、あるいは各社で開発さ
れている特殊な並べ方のキーボードでも同様である。実
施例における説明は、単なる一例に過ぎず、本発明の主
旨を逸脱していない限り、各種変形および組み合わせが
あることはいうまでもない。また、図14のブロック構
成図は、周知または公知の手段から構成されるものであ
り、一つ一つのブロックが発明ではない。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、中指の一個を覚えてし
まえば、中指を中心に二個ずつとなり、キーボードの位
置を覚えるために心理的負担が軽くなるため、短時間で
ブラインドタッチが習得できる。本発明によれば、キー
を打鍵しても、ディスプレイ上に文字が表示されないよ
うにすることで、短時間にブラインドタッチを習得でき
る。本発明によれば、ディスプレイ上に表示されたキー
ボードの図形やキーに接触している手の画像を見られる
ようにすると、手元のキーボードに意識が行かず、自然
にブラインドタッチが習得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルファベットを出力する標準のキーボードを
説明するための図である。
【図2】図1におけるキーに対応するアルファベットと
指の分担を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例で、キーの表面または一部に
ボッチを付けることによって、中指の位置に対する意識
を明瞭にするための概念図である。
【図4】本発明の他の実施例で、キーボードの表面また
は一部にボッチを付ける以外に各指毎に色分けをした状
態を説明するための図である。
【図5】キーボードの練習メニューを示す図である。
【図6】キーボードの具体的練習メニューとディスプレ
イへの表示メニューを示す一例を説明するための図であ
る。
【図7】本発明の一実施例で、練習メニューにおけるデ
ィスプレイ上に、文字表示部とキーボード表示部とが表
示される例を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例で、練習メニューにおけるデ
ィスプレイ上に、文字表示部とキーボード表示部とが表
示される例で、一文字のみが表示される場合を説明する
ための図である。
【図9】本発明の一実施例で、練習メニューにおけるデ
ィスプレイ上に、文字表示部とキーボード表示部とが表
示される例で、単語の練習を説明するための図である。
【図10】本発明の一実施例で、図4に示す色をキーに
付けた場合の例を説明するための図である。
【図11】本発明の一実施例で、キーを同時に二つ触っ
た場合にディスプレイにこれを表示するための例を説明
する図である。
【図12】本発明の一実施例で、指がキーのどの位置に
触れているかを知ることができる例を説明するための図
である。
【図13】本発明の一実施例で、ディスプレイ上にキー
と打鍵する指との関係を表示した例を説明するための図
である。
【図14】本発明の一実施例であるキーボード練習装置
を説明するためのブロック構成図である。図14におけ
る(a)、(a)′は、互いに実線で結ばれているもの
とする。
【図15】本発明の一実施例で、ブラインドタッチでキ
ーボードを練習する際のフローチャートである。
【図16】図15の続きを示すフローチャートで、
(b)および(b)′において接続されている。
【符号の説明】
31、32・・・ボッチ 40、1411・・・キーボード 41・・・ディスプレイ 42・・・文字表示部 43・・・キーボード表示部 44・・・練習メニュー領域 45・・・文字列表示部 1412・・・メニュー設定検知手段 1413・・・メニュー記憶手段 1414・・・出力制御手段 1415・・・ディスプレイ 1416・・・メニュー判別手段 1417・・・文字表示部制御手段 1418・・・キーボード表示部制御手段 1419・・・文字表示部およびキーボード表示部情報
記憶手段 1420・・・アドレス発生手段 1421・・・文字記憶手段 1422・・・バッファメモリ 1423・・・練習用文字列記憶手段 1424・・・比較演算制御手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準キーボードにおいて、 中指で打鍵する各段のキーの一部にそれぞれ異なる感触
    を与える形状のボッチを付けまたは一体成形したことを
    特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】 標準キーボードにおいて、 中段のキーを中指の甲によって確認できるカンニングボ
    ッチと、 上段および下段のキーを中指の先端部によって確認でき
    るガイドボッチと、 が設けられていることを特徴とするキーボード。
  3. 【請求項3】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 上記打鍵された文字をそのままディスプレイに表示する
    か、または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した
    文字の一定量に対して、ディスプレイに表示するか否か
    の選択ができる文字表示部制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  4. 【請求項4】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 上記打鍵された文字をそのままディスプレイに表示する
    か、または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した
    文字の一定量に対して、ディスプレイに表示するか否か
    の選択ができる文字表示部制御手段と、 キーボードに対応する図形をディスプレイに表示するか
    否かの選択ができると共に、打鍵されたキーの位置がデ
    ィスプレイに表示されたキーボード上に表示できるキー
    ボード表示部制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  5. 【請求項5】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 上記打鍵された文字をそのままディスプレイに表示する
    か、または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した
    文字の一定量に対して、ディスプレイに表示するか否か
    の選択ができる文字表示部制御手段と、 各キーおよびそれらの周辺部に配置されたセンサーと、 キーボードに対応する図形をディスプレイに表示すると
    共に、前記センサーによって打鍵された指の位置がキー
    ボードにおけるどの位置であるかをディスプレイに表示
    するキーボード表示部制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  6. 【請求項6】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 上記打鍵された文字をそのままディスプレイに表示する
    か、または打鍵された文字を一時記憶し、その記憶した
    文字の一定量に対して、ディスプレイに表示するか否か
    の選択ができる文字表示部制御手段と、 各キーおよびそれらの周辺部に配置されたセンサーと、 キーボードに対応する図形、およびキーボードに接触し
    ている各指の図形をディスプレイに表示すると共に、前
    記センサーによって打鍵された指の位置がキーボードに
    おけるどの位置であるかをディスプレイに表示するキー
    ボード表示部制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  7. 【請求項7】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 練習用文字列を記憶する練習用文字列記憶手段と、 上記練習用文字列について打鍵された文字をそのままデ
    ィスプレイに表示するか、または打鍵された文字を一時
    記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディスプ
    レイに表示するか否かの選択ができる文字表示部制御手
    段と、 前記練習用文字列記憶手段における文字列とキーボード
    によって打鍵された文字列とを比較して、無効の文字が
    打鍵された文字列の位置に無効表示を行うことができる
    比較演算制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  8. 【請求項8】 キーボードからの入力をブラインドタッ
    チで行うためのキーボード練習装置において、 文字および画像を表示するディスプレイと、 打鍵されたキーの位置に相当する文字をディスプレイに
    表示するための出力制御手段と、 練習用文字列を記憶する練習用文字列記憶手段と、 上記練習用文字列について打鍵された文字をそのままデ
    ィスプレイに表示するか、または打鍵された文字を一時
    記憶し、その記憶した文字の一定量に対して、ディスプ
    レイに表示するか否かの選択ができる文字表示部制御手
    段と、 前記練習用文字列記憶手段における文字列とキーボード
    によって打鍵された文字列とを比較して、無効文字の打
    鍵により、音または音声による無効表示を行うことがで
    きる比較演算制御手段と、 を備えたことを特徴とするキーボード練習装置。
  9. 【請求項9】 前記比較演算制御手段は、前記練習用文
    字列記憶手段における文字列とキーボードによって打鍵
    された文字列とを比較して、その有効確率および/また
    は無効確率を数字、色の変化、階調の変化、角柱または
    円柱棒グラフ等の画像表示、あるいは形状の変化によっ
    て、ディスプレイ上に表示されているキーの部分毎に表
    示できることを特徴とする請求項7または請求項8記載
    のキーボード練習装置。
  10. 【請求項10】 上記キーボード練習装置におけるキー
    ボードは、中指で打鍵する各段のキーの一部にそれぞれ
    異なる感触を与える形状のボッチを付けまたは一体成形
    したことを特徴とする請求項3ないし請求項9記載のキ
    ーボード練習装置。
  11. 【請求項11】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 中指で打鍵する各段のキーの一部にそれぞれ付けられた
    ボッチによって中指の文字を覚え、その後、各段のボッ
    チを中心に右または左の二文字ずつに分けて覚えること
    を特徴とするキーボード練習方法。
  12. 【請求項12】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 手の甲の付け根の部分をキーボード載置台に固定して置
    くと共に、両手の中指をボッチの付けられたホームポジ
    ションに置き、 中指で打鍵する各段のキーの位置とその文字を覚え、そ
    の後、各段のボッチを中心に右または左の二文字ずつに
    分けて覚えることを特徴とするキーボード練習方法。
  13. 【請求項13】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 小指、薬指、中指、人差し指によって打鍵するキーのそ
    れぞれに対して異なる色を決め、 これらの各色をキーボードに貼りながらキーと文字との
    関係を認識した後、 打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイに表示さ
    れず、その後、所定量の文字を打ち終わると、文字がデ
    ィスプレイに表示されると共に、有効あるいは無効を知
    ることができることを特徴とするキーボード練習方法。
  14. 【請求項14】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイに表示さ
    れず、その後、所定量の文字を打ち終わると、文字がデ
    ィスプレイに表示されると共に、有効あるいは無効を知
    ることができることを特徴とするキーボード練習方法。
  15. 【請求項15】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 打鍵されたキーに対応する文字が一文字ディスプレイに
    表示され、その後、次の文字が打たれると、当該文字が
    ディスプレイに表示されると同時に前の文字がディスプ
    レイから削除されることを特徴とするキーボード練習方
    法。
  16. 【請求項16】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 キーボードに対応する図形をディスプレイに表示すると
    共に、表示されたキーボードの打鍵位置を見ながら文字
    を入力し、 打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイに表示さ
    れず、その後、所定量の文字を打ち終わると、文字がデ
    ィスプレイに表示されると共に、有効あるいは無効を知
    ることができることを特徴とするキーボード練習方法。
  17. 【請求項17】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 キーボードに対応する図形をディスプレイに表示すると
    共に、表示されたキーボードの打鍵位置を見ながら文字
    を入力し、 打鍵されたキーに対応する文字が一文字ディスプレイに
    表示され、その後、次の文字が打たれると、当該文字が
    ディスプレイに表示されると同時に前の文字がディスプ
    レイから削除されることを特徴とするキーボード練習方
    法。
  18. 【請求項18】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 キーボードに対応する図形、およびキーボードに接触し
    ている各指の図形をディスプレイに表示すると共に、デ
    ィスプレイに表示されるキーと指との位置を見ながら文
    字を入力し、 打鍵されたキーに対応する文字がディスプレイに表示さ
    れず、その後、所定量の文字を打ち終わると、文字がデ
    ィスプレイに表示されると共に、有効あるいは無効を知
    ることができることを特徴とするキーボード練習方法。
  19. 【請求項19】 キーボードからの入力をブラインドタ
    ッチで行うためのキーボード練習方法において、 キーボードに対応する図形、およびキーボードに接触し
    ている各指の図形をディスプレイに表示すると共に、デ
    ィスプレイに表示されるキーと指との位置を見ながら文
    字を入力し、 打鍵されたキーに対応する文字が一文字ディスプレイに
    表示され、その後、次の文字が打たれると、当該文字が
    ディスプレイに表示されると同時に前の文字がディスプ
    レイから削除されることを特徴とするキーボード練習方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502760A (ja) * 1999-06-21 2003-01-21 サバト,アルベルト・ビー キーボードまたはキーパッド用位置決めキー

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JP2003502760A (ja) * 1999-06-21 2003-01-21 サバト,アルベルト・ビー キーボードまたはキーパッド用位置決めキー

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