JPH09203743A - 13孔ピトー管 - Google Patents

13孔ピトー管

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JPH09203743A
JPH09203743A JP8010697A JP1069796A JPH09203743A JP H09203743 A JPH09203743 A JP H09203743A JP 8010697 A JP8010697 A JP 8010697A JP 1069796 A JP1069796 A JP 1069796A JP H09203743 A JPH09203743 A JP H09203743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
hole
pitot
holes
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP8010697A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yamaguchi
一郎 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09203743A publication Critical patent/JPH09203743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 13孔ピトー管において、圧力計を1台と
し、13個の圧力を切り替えながら計測して各圧力孔の
圧力を同時に計測することができないシステムを用いて
も、一様流れに変動がある環境において正しい値を計測
可能とすること。 【解決手段】 ピトーヘッド1に、90度違いの何れの
角度から見ても5つの圧力孔がなす同じ配置パターンが
現れるように13個の圧力孔2を配置した13孔ピトー
管において、そのピトーヘッド1の圧力孔2とピトーヘ
ッド1内の導圧チューブ3の周囲を通気性があり、かつ
適度の通気抵抗を有する発泡ウレタン6で充填し、更
に、ピトーヘッド1の中に変動圧力計測用圧力孔7を設
置し、この変動圧力計測用圧力孔7の圧力を計測するこ
とで計測点付近の圧力変動を知り、もって13個の圧力
孔2の示す圧力値を補正することで、変動する流れの中
でも精度の良い計測を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気性ピトーヘッ
ド型の13孔ピトー管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の13孔ピトー管としては、例え
ば、図3(a)(b)(c)に示すようなものがある。
この従来技術は、ピトーヘッド01に、90度違いの何
れの角度から見ても5つの圧力孔がなす同じ配置パター
ンが現れるように13個の圧力孔を配置し、仮想的な5
孔ピトー管と4孔ピトー管の集合体とみなすことで−1
35度〜+135度の範囲からの流れの速度ベクトルと
圧力を計測可能にしている。なお、図中03は導圧チュ
ーブ、04は取圧孔、05は柄である(特開平6−23
0022号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の13孔ピトー管にあっては、通常経済的な理
由で圧力計を1台とし、機械的な圧力切り替えバルブ
(スキャニバルブ)によって13個の圧力を切り替えな
がら計測するのが一般的であるため、各孔の圧力を同時
に計測することができず、一様流の変動があった場合、
正しい値を計測できないという問題があった。例えば、
外気を直接風路に導入する方式のエッフェル型の風洞を
使用して風洞試験をする場合、試験風速が低いと天候に
よって外気の変動で計測点付近の圧力が変動する。そし
て、13孔ピトー管が各圧力孔02の圧力を機械的なバ
ルブで切り替えて計測する方式の場合は、変動する圧力
のため各圧力孔02の圧力計測時ごとに流速が変化し
て、それぞれの孔で別々の流れを計測することになり、
複数孔の圧力パターンから流速ベクトル等を算出する1
3孔ピトー管は正しい値を示せない。
【0004】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、13孔ピトー管のピトーヘッドの圧力
孔とピトーヘッド内の導圧チューブの周囲を通気性があ
り、かつ適度の通気抵抗を有する物質で充填し、更に、
ピトーヘッドの中に変動圧力計測用圧力孔を設置し、当
該圧力孔の圧力を計測することで計測点付近の圧力変動
を知り、もって13個の従来からの圧力孔の示す圧力値
を補正することにより、上記問題点を解決することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明は、多孔ピトー管のピトーヘッドに、90度違
いの何れの角度から見ても5つの圧力孔がなす同じ配置
パターンが現れるように13個の圧力孔を配置した13
孔ピトー管において、そのピトーヘッドの圧力孔とピト
ーヘッド内の導圧チューブの周囲を通気性があり、かつ
適度の通気抵抗を有する物質で充填し、更に、ピトーヘ
ッドの中に変動圧力計測用圧力孔を設置し、この変動圧
力計測用圧力孔の圧力を計測することで計測点付近の圧
力変動を知り、もって13個の従来からの圧力孔の示す
圧力値を補正することで、変動する流れの中でも精度の
良い計測が可能な構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に基づいて
説明する。図1は、この発明の一実施の形態の13孔ピ
トー管を示す立体図、図2は同ピトー管の三面図であ
り、同図において(a)は側面図、(b)は正面図、
(c)は平面図である。まず、構成を説明すると、ピト
ーヘッド1に90度違いの何れの角度から見ても5つの
圧力孔がなす同じ配置パターンが現れるように13個の
圧力孔2を配置した13孔ピトー管において、ピトーヘ
ッド1の圧力孔2とピトーヘッド1内の導圧チューブ3
の周囲を、通気性がありかつ適度の通気抵抗を有する多
孔質の発泡ウレタン6で充填し、更に、ピトーヘッド1
の中に変動圧力計測用圧力孔7を設置する。当該圧力孔
7の圧力は導圧チューブ3を伝わって柄5の後端の取圧
孔4まで導かれる。取圧孔4の圧力はビニールチューブ
等を介して図外の圧力計に導いて計測する。
【0007】次に作用を説明する。計測点での流速が自
然風、その他の影響で変動した場合、その変動を検出し
て変動時のデータをキャンセルするか、13個の圧力孔
2の圧力を補正すれば良い。また、流速の変動の代わり
に圧力の変動を検出しても流れの変動をとらえられる。
ピトーヘッド1を適度の通気抵抗のある通気性物質(適
用例では発泡ウレタン6)で充填することにより、ピト
ーヘッド1に当たった流れは当該通気性物質の隙間を通
気性物質にぶつかりながら通過することで流れの運動エ
ネルギが圧力エネルギに変換され、ピトーヘッド1の中
心付近では計測点の静圧に比例する圧力になる。通気性
物質が運動エネルギを圧力エネルギに変換しているの
で、どちらの方向から来る流れに対しても同一の感度が
得られる。通気率を調整すれば静圧と一致させることも
可能である。この計測点の圧力に比例する圧力は図中の
変動圧力計測用圧力孔7の圧力を計測することで得られ
る。ここの圧力をリアルタイムで計測すれば、その変動
はすなわち計測点での圧力変動を意味する。
【0008】上記の方法で変動圧力を検出したら、13
個の圧力孔2の圧力の計測をキャンセルするのが最も簡
単な変動流れに対する対策であるが、キャンセルした分
だけ計測時間が延びる。そしてもうひとつの方法は検出
した変動圧力を用いて13個の圧力孔2の示す圧力値を
補正することで、変動する流れの中でも精度の良い計測
が計測時間を延長せずに行える。補正は変動した圧力を
13個の各圧力値から差し引くことで行う。
【0009】したがって、一様流れに変動がある環境に
おいて、経済的な理由等で圧力計を1台とし、機械的な
圧力切替バルブ(スキャニバルブ)によって13個の圧
力を切り替えながら計測して各圧力孔2の圧力を同時に
計測することができないシステムを用いる場合でも、正
しい値を計測できるという効果が得られる。さらに、ピ
トーヘッド1を通気性の物質(発泡ウレタン6等)にす
ることで、従来の金属と比べて表面が粗くなり、その結
果球回りの流れのRe数依存が弱くなり、計測精度が向
上する。
【0010】他の実施の形態としては、ピトーヘッド1
を金属たわし状に細い金属の網目で制作し、適度の通気
抵抗を持つ通気性物質とする。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の1
3孔ピトー管によれば、その構成をピトーヘッドの圧力
孔とピトーヘッド内の導圧管の周囲を、通気性がありか
つ適度の通気抵抗を有する物質で充填し、更に、ピトー
ヘッドの中に変動圧力計測用圧力孔を設置する構成とし
たため、一様流れに変動がある環境において、経済的な
理由等で圧力計を1台とし、機械的な圧力切替バルブ
(スキャニバルブ)によって13個の圧力を切り替えな
がら計測して各圧力孔の圧力を同時に計測することがで
きないシステムを用いる場合でも、正しい値を計測でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施の形態の13孔ピトー管を示す立
体図である。
【図2】実施の形態のピトー管を示す三面図で、(a)
は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【図3】従来技術のピトー管を示す三面図で、(a)は
側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【符号の説明】
1 ピトーヘッド 2 圧力孔 3 導圧チューブ 4 取圧孔 5 柄 6 発泡ウレタン(通気性の材料) 7 変動圧力計測用圧力孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔ピトー管のピトーヘッドに、90度
    違いの何れの角度から見ても5つの圧力孔がなす同じ配
    置パターンが現れるように13個の圧力孔を配置した1
    3孔ピトー管において、 そのピトーヘッドの圧力孔とピトーヘッド内の導圧チュ
    ーブの周囲を通気性があり、かつ適度の通気抵抗を有す
    る物質で充填し、更に、ピトーヘッドの中に変動圧力計
    測用圧力孔を設置し、この変動圧力計測用圧力孔の圧力
    を計測することで計測点付近の圧力変動を知り、もって
    13個の従来からの圧力孔の示す圧力値を補正すること
    で、変動する流れの中でも精度の良い計測が可能な13
    孔ピトー管。
JP8010697A 1996-01-25 1996-01-25 13孔ピトー管 Pending JPH09203743A (ja)

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JP8010697A JPH09203743A (ja) 1996-01-25 1996-01-25 13孔ピトー管

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103245794A (zh) * 2013-05-24 2013-08-14 哈尔滨工业大学 五孔双筒测风仪及其测风方法
CN108252985A (zh) * 2018-02-02 2018-07-06 顺丰科技有限公司 来流前处理单元
WO2022097834A1 (ko) * 2020-11-04 2022-05-12 한국표준과학연구원 3차원 유속측정장치, 이를 이용한 굴뚝 현장 내 3차원 유속 측정시스템 및 측정방법

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