JPH09203481A - 内燃機関の排ガス還流弁装置 - Google Patents
内燃機関の排ガス還流弁装置Info
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- JPH09203481A JPH09203481A JP8013240A JP1324096A JPH09203481A JP H09203481 A JPH09203481 A JP H09203481A JP 8013240 A JP8013240 A JP 8013240A JP 1324096 A JP1324096 A JP 1324096A JP H09203481 A JPH09203481 A JP H09203481A
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- water
- shaft
- valve
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス還流弁装置の弁駆動部の大気室に水が
浸入した場合、この水をシャフトと軸受との隙間に浸入
することなしに外部に強制的に排出する。 【解決手段】 内燃機関の排ガス還流弁装置は、弁ハウ
ジング1内部のダイアフラム14にカップ状の第2の押
え板25を固定している。このカップ状の第2の押え板
25は、弁体3を固定するシャフト5の軸受8の案内孔
とシャフト5との間の隙間を片側から囲むように設けら
れる。弁ハウジング1の開口9から侵入した水は、円筒
側壁部28を外側から回り込まない限りシャフト5の摺
動部に侵入しないし、円筒側壁部28の内側に水が回
り込んだとしても、この回り込んだ水は径外方向に延び
る傾斜部26を伝って一方向に誘導される。このため、
水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
浸入した場合、この水をシャフトと軸受との隙間に浸入
することなしに外部に強制的に排出する。 【解決手段】 内燃機関の排ガス還流弁装置は、弁ハウ
ジング1内部のダイアフラム14にカップ状の第2の押
え板25を固定している。このカップ状の第2の押え板
25は、弁体3を固定するシャフト5の軸受8の案内孔
とシャフト5との間の隙間を片側から囲むように設けら
れる。弁ハウジング1の開口9から侵入した水は、円筒
側壁部28を外側から回り込まない限りシャフト5の摺
動部に侵入しないし、円筒側壁部28の内側に水が回
り込んだとしても、この回り込んだ水は径外方向に延び
る傾斜部26を伝って一方向に誘導される。このため、
水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排ガス
再循環装置に用いられる排ガス還流弁装置に関するもの
である。
再循環装置に用いられる排ガス還流弁装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の排ガスの一部を吸
気通路中に還流するいわゆる排ガス再循環装置を設け、
機関シリンダ内の燃焼温度を降下させて排ガス中のNO
xを低減することが行われている。内燃機関の排気通路
側から吸気通路側に排ガスの一部を還流するための排ガ
ス還流通路には、還流する排ガス量を制御するための排
ガス循環弁(以下、「EGR弁」という)を設けてい
る。
気通路中に還流するいわゆる排ガス再循環装置を設け、
機関シリンダ内の燃焼温度を降下させて排ガス中のNO
xを低減することが行われている。内燃機関の排気通路
側から吸気通路側に排ガスの一部を還流するための排ガ
ス還流通路には、還流する排ガス量を制御するための排
ガス循環弁(以下、「EGR弁」という)を設けてい
る。
【0003】実公昭51−22990号公報には、排ガ
スに接触するダイアフラムの耐久性を向上する技術が開
示されている。この公報の第4図には、ダイアフラムの
両側の室の圧力差に応じてダイアフラムのシャフトが圧
縮コイルスプリングの付勢力と均衡する位置にバランス
し、排ガス循環弁の開度を制御している。このダイアフ
ラムのシャフトとこのシャフトを案内するブッシュとの
間に、空気中の粉塵、泥水等が摺動部に入らないよう
に、これらの摺動部を覆いするように押え板がダイアフ
ラムに円筒状に固定されている。この押え板は、ブッシ
ュの側に張り出し、ブッシュとシャフトとの嵌合部の端
を覆うように円筒状になっている。また、ハウジングは
ダイアフラムを冷却するのに十分な空気の流通を可能に
する通孔を複数個有する。
スに接触するダイアフラムの耐久性を向上する技術が開
示されている。この公報の第4図には、ダイアフラムの
両側の室の圧力差に応じてダイアフラムのシャフトが圧
縮コイルスプリングの付勢力と均衡する位置にバランス
し、排ガス循環弁の開度を制御している。このダイアフ
ラムのシャフトとこのシャフトを案内するブッシュとの
間に、空気中の粉塵、泥水等が摺動部に入らないよう
に、これらの摺動部を覆いするように押え板がダイアフ
ラムに円筒状に固定されている。この押え板は、ブッシ
ュの側に張り出し、ブッシュとシャフトとの嵌合部の端
を覆うように円筒状になっている。また、ハウジングは
ダイアフラムを冷却するのに十分な空気の流通を可能に
する通孔を複数個有する。
【0004】また、実開昭58−11181号公報に
は、EGR弁の弁体を駆動するシャフトを案内する軸受
に前記シャフトを包囲する第1の筒体を設け、前記シャ
フトには第1の筒体の一部と常にオーバーラップするよ
うに第2の筒体を設け、排ガスが軸受とシャフトとの隙
間からダイアフラム側に吹き抜けないようにし、排気中
の微粒子の侵入を防止し、シャフトのスティックを防止
する技術が開示されている。
は、EGR弁の弁体を駆動するシャフトを案内する軸受
に前記シャフトを包囲する第1の筒体を設け、前記シャ
フトには第1の筒体の一部と常にオーバーラップするよ
うに第2の筒体を設け、排ガスが軸受とシャフトとの隙
間からダイアフラム側に吹き抜けないようにし、排気中
の微粒子の侵入を防止し、シャフトのスティックを防止
する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記実公昭51−22
990号の排ガス還流弁装置によると、泥水の侵入防止
用の円筒状の押え板は基本的に円筒形を崩さない形状と
なっている。そのため、ダイアフラムの移動に伴い、例
えば負圧が大になり外部からハウジングの通孔を通して
大気室内に水が浸入すると、ハウジングの内壁面に沿っ
てブッシュおよびシャフトに達する水の流れが発生する
恐れがあるし、押え板自体をつたって押え板の円筒内部
内に水が溜まることが考えられる。
990号の排ガス還流弁装置によると、泥水の侵入防止
用の円筒状の押え板は基本的に円筒形を崩さない形状と
なっている。そのため、ダイアフラムの移動に伴い、例
えば負圧が大になり外部からハウジングの通孔を通して
大気室内に水が浸入すると、ハウジングの内壁面に沿っ
てブッシュおよびシャフトに達する水の流れが発生する
恐れがあるし、押え板自体をつたって押え板の円筒内部
内に水が溜まることが考えられる。
【0006】また実開昭58−11181号公報に開示
される排ガス還流弁装置は、外部から泥水がダイアフラ
ム装置に降りかかった場合にダイアフラムケースの開口
から大気室に泥水が入ったときのシャフトとこのシャフ
トを案内する軸受との隙間への水浸入防止対策が施され
ていない。この公報には排ガスがダイアフラム側に吹き
抜けるのを防止する点に工夫があり、外部からの水浸入
に対する防止対策が取られていない。
される排ガス還流弁装置は、外部から泥水がダイアフラ
ム装置に降りかかった場合にダイアフラムケースの開口
から大気室に泥水が入ったときのシャフトとこのシャフ
トを案内する軸受との隙間への水浸入防止対策が施され
ていない。この公報には排ガスがダイアフラム側に吹き
抜けるのを防止する点に工夫があり、外部からの水浸入
に対する防止対策が取られていない。
【0007】本発明の目的は、排ガス還流弁装置の弁駆
動部の大気室に水が浸入した場合、この水をシャフトと
軸受との隙間に浸入することなしに外部に強制的に排出
するようにした内燃機関の排ガス還流弁装置を提供する
ことにある。
動部の大気室に水が浸入した場合、この水をシャフトと
軸受との隙間に浸入することなしに外部に強制的に排出
するようにした内燃機関の排ガス還流弁装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
内燃機関の排ガス還流弁装置によると、弁ハウジングの
内部のダイアフラムで区画形成される大気室側に取付け
られるカップ状の排水部材が、弁体を固定するシャフト
の摺動部の案内孔とシャフトとの間の隙間を片側から囲
むように設けられるため、弁ハウジングに侵入した水
は、カップ状の排水部材を外側から回り込まない限りシ
ャフトの摺動部に侵入しないし、カップ状の排水部材
の内側に水が回り込んだとしても、この回り込んだ水は
径外方向に延びる傾斜部を伝って一方向に誘導される。
このため、水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
内燃機関の排ガス還流弁装置によると、弁ハウジングの
内部のダイアフラムで区画形成される大気室側に取付け
られるカップ状の排水部材が、弁体を固定するシャフト
の摺動部の案内孔とシャフトとの間の隙間を片側から囲
むように設けられるため、弁ハウジングに侵入した水
は、カップ状の排水部材を外側から回り込まない限りシ
ャフトの摺動部に侵入しないし、カップ状の排水部材
の内側に水が回り込んだとしても、この回り込んだ水は
径外方向に延びる傾斜部を伝って一方向に誘導される。
このため、水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
【0009】本発明の請求項2記載の内燃機関の排ガス
還流弁装置によると、前記同様に、の弁ハウジングに
侵入した水は、カップ状の排水部材を外側から回り込ま
ない限りシャフトの摺動部に侵入しないし、のカップ
状の排水部材の内側に水が回り込んだとしても、この回
り込んだ水は、摺動部の外周に付着した水滴が周溝を伝
って落下し外部に排出され、または、周溝から落下後に
傾斜部を伝って一方向に外部に誘導される。このため、
水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
還流弁装置によると、前記同様に、の弁ハウジングに
侵入した水は、カップ状の排水部材を外側から回り込ま
ない限りシャフトの摺動部に侵入しないし、のカップ
状の排水部材の内側に水が回り込んだとしても、この回
り込んだ水は、摺動部の外周に付着した水滴が周溝を伝
って落下し外部に排出され、または、周溝から落下後に
傾斜部を伝って一方向に外部に誘導される。このため、
水が弁ハウジングの外部に強制排出される。
【0010】本発明の請求項3記載の内燃機関の排ガス
還流弁装置によると、摺動部の外周に、案内孔とシャフ
トの外周との間の隙間に水が浸入し難いように水の導入
を防止する防水板が設けられるため、案内孔とシャフト
の外周との間の隙間への水侵入防止効果は更に顕著であ
る。
還流弁装置によると、摺動部の外周に、案内孔とシャフ
トの外周との間の隙間に水が浸入し難いように水の導入
を防止する防水板が設けられるため、案内孔とシャフト
の外周との間の隙間への水侵入防止効果は更に顕著であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明を適用した内燃機関の排ガス還流
弁装置の一実施例を図1および図2に示す。
づいて説明する。 (第1実施例)本発明を適用した内燃機関の排ガス還流
弁装置の一実施例を図1および図2に示す。
【0012】内燃機関から排出される排ガスを導く排気
通路は、途中から分岐し、主排気通路から分岐された還
流通路は図1に示す排ガス還流弁装置11の吸気通路7
に流通可能になっている。排ガス還流弁装置11は、還
流通路6と吸気通路7との接続部において弁座2に着座
可能な弁体3が弁ハウジング1の内部に備えられてい
る。弁座2は抜け止めピン4により弁ハウジング1に固
定されている。弁体3はシャフト5の一端に固定され、
弁体3の他端は軸受8に軸方向に摺動可能に設けられて
いる。軸受8は、弁ハウジング1に固定されている。ま
た弁ハウジング1には動作確認用の距離センサを着脱可
能な開口9と、水を外部に排出する大気孔10が形成さ
れている。
通路は、途中から分岐し、主排気通路から分岐された還
流通路は図1に示す排ガス還流弁装置11の吸気通路7
に流通可能になっている。排ガス還流弁装置11は、還
流通路6と吸気通路7との接続部において弁座2に着座
可能な弁体3が弁ハウジング1の内部に備えられてい
る。弁座2は抜け止めピン4により弁ハウジング1に固
定されている。弁体3はシャフト5の一端に固定され、
弁体3の他端は軸受8に軸方向に摺動可能に設けられて
いる。軸受8は、弁ハウジング1に固定されている。ま
た弁ハウジング1には動作確認用の距離センサを着脱可
能な開口9と、水を外部に排出する大気孔10が形成さ
れている。
【0013】ダイアフラム装置13は、弁体3を駆動す
る駆動部であって、シャフト5の他端側に取り付けられ
るダイアフラム14を図1で左右方向に移動することに
より弁駆動する。ダイアフラム装置13は、ケーシング
15が弁ハウジング1の張出部16にかしめ固定されて
おり、ケーシング15の内部にはダイアフラム13によ
り一方の側に負圧室17を区画形成し、他方の側に大気
室18を区画形成している。負圧室17は、ケーシング
15に形成される負圧導入管19から吸気管負圧を導入
可能になっている。また負圧室17に収容される圧縮コ
イルスプリング20は、その一方の端部21がケーシン
グ15の内壁に当接し、他方の端部22が第1の押え板
23に当接している。第1の押え板23は、ダイアフラ
ム14の中央部をシャフト5の他方の端部に取り付ける
部材である。
る駆動部であって、シャフト5の他端側に取り付けられ
るダイアフラム14を図1で左右方向に移動することに
より弁駆動する。ダイアフラム装置13は、ケーシング
15が弁ハウジング1の張出部16にかしめ固定されて
おり、ケーシング15の内部にはダイアフラム13によ
り一方の側に負圧室17を区画形成し、他方の側に大気
室18を区画形成している。負圧室17は、ケーシング
15に形成される負圧導入管19から吸気管負圧を導入
可能になっている。また負圧室17に収容される圧縮コ
イルスプリング20は、その一方の端部21がケーシン
グ15の内壁に当接し、他方の端部22が第1の押え板
23に当接している。第1の押え板23は、ダイアフラ
ム14の中央部をシャフト5の他方の端部に取り付ける
部材である。
【0014】そしてダイアフラム14の大気室18側に
第2の押え板25が設けられている。第1の押え板23
と第2の押え板25とによりダイアフラム14が固定さ
れている。第2の押え板25は、薄板で構成され、基本
形がカップ状の形状をしており、その一部に円環状の一
部が開口側に内径が大きくなるように傾斜角θをもって
傾斜する傾斜部26が形成されている。傾斜部26は、
最大傾斜角がθとなっており、この最大の傾斜部分の両
側外周面が滑らかに円筒形の外周部分に接続するように
両側に傾斜面が形成されている。第2の押え板25は、
平板部27と円筒側壁部28と傾斜部26の両側に傾斜
する傾斜面部29、30とからなりこれらが一体に成形
されて形成されている。図1において矢印A方向が内燃
機関本体への弁ハウジング1の取付け時天方向となる。
第2の押え板25が設けられている。第1の押え板23
と第2の押え板25とによりダイアフラム14が固定さ
れている。第2の押え板25は、薄板で構成され、基本
形がカップ状の形状をしており、その一部に円環状の一
部が開口側に内径が大きくなるように傾斜角θをもって
傾斜する傾斜部26が形成されている。傾斜部26は、
最大傾斜角がθとなっており、この最大の傾斜部分の両
側外周面が滑らかに円筒形の外周部分に接続するように
両側に傾斜面が形成されている。第2の押え板25は、
平板部27と円筒側壁部28と傾斜部26の両側に傾斜
する傾斜面部29、30とからなりこれらが一体に成形
されて形成されている。図1において矢印A方向が内燃
機関本体への弁ハウジング1の取付け時天方向となる。
【0015】第2の押え板25の製作時、円筒側壁部2
8の開口端を所定角度θだけ外径方向に広げる。そして
最も広げられた傾斜部26の開口端部は、取付け時、大
気孔10から外方向に向かうように延びる位置にセット
する。本実施例によると、この排ガス還流弁装置11を
備えた内燃機関搭載の車両が泥水路等を走行した場合、
泥水が開口9から浸入することがある。このような場
合、開口9から大気室18内に浸入した水がカップ状の
第2の押え板25の円筒側壁部28の外周壁に沿ってさ
らには傾斜面部29、30から傾斜部26につたわり、
この傾斜部26の開口先端から離れて大気孔10から外
部に排出されやすい。傾斜面部29、30の幅の分だけ
カップ状の円筒側壁よりも外径方向に張り出しているた
め、この傾斜面部29、30に沿って泥水が排出されや
すい。
8の開口端を所定角度θだけ外径方向に広げる。そして
最も広げられた傾斜部26の開口端部は、取付け時、大
気孔10から外方向に向かうように延びる位置にセット
する。本実施例によると、この排ガス還流弁装置11を
備えた内燃機関搭載の車両が泥水路等を走行した場合、
泥水が開口9から浸入することがある。このような場
合、開口9から大気室18内に浸入した水がカップ状の
第2の押え板25の円筒側壁部28の外周壁に沿ってさ
らには傾斜面部29、30から傾斜部26につたわり、
この傾斜部26の開口先端から離れて大気孔10から外
部に排出されやすい。傾斜面部29、30の幅の分だけ
カップ状の円筒側壁よりも外径方向に張り出しているた
め、この傾斜面部29、30に沿って泥水が排出されや
すい。
【0016】また、第2の押え板25の円筒側壁部28
の内壁側に回り込んだ水についてはカップ状の内壁から
傾斜面部29、30に沿って傾斜部26の開口端面から
離れて大気孔10より外部に排出されやすい。 (第1実施例の応用例)前記第1実施例の排ガス還流弁
装置11を搭載する前の作動確認する距離センサ取り付
け状態を図3に示す。
の内壁側に回り込んだ水についてはカップ状の内壁から
傾斜面部29、30に沿って傾斜部26の開口端面から
離れて大気孔10より外部に排出されやすい。 (第1実施例の応用例)前記第1実施例の排ガス還流弁
装置11を搭載する前の作動確認する距離センサ取り付
け状態を図3に示す。
【0017】図3に示すように、弁ハウジング1の開口
9に距離センサ32を取り付ける。これは、排ガス還流
弁装置11の出荷前、弁駆動が正常に行われるかどうか
作動確認するとき行う。第2の押え板25の円筒側壁部
28に組付前に被検知部34を形成する。この被検知部
34は、距離センサ32が光センサであれば光を感知す
るものあるいは磁気センサであれば磁性材等の磁気を感
知するものを塗布して形成する。なお距離センサ32
は、光または磁気等により距離の大小によりオンオフす
るセンサである。本発明では光または磁気以外の距離セ
ンサであっても良いことはもちろんである。そして距離
センサ32の検知部の延長方向上に被検知部34が位置
するようにセットする。
9に距離センサ32を取り付ける。これは、排ガス還流
弁装置11の出荷前、弁駆動が正常に行われるかどうか
作動確認するとき行う。第2の押え板25の円筒側壁部
28に組付前に被検知部34を形成する。この被検知部
34は、距離センサ32が光センサであれば光を感知す
るものあるいは磁気センサであれば磁性材等の磁気を感
知するものを塗布して形成する。なお距離センサ32
は、光または磁気等により距離の大小によりオンオフす
るセンサである。本発明では光または磁気以外の距離セ
ンサであっても良いことはもちろんである。そして距離
センサ32の検知部の延長方向上に被検知部34が位置
するようにセットする。
【0018】動作確認のための検査における排ガス還流
弁装置の作動時、シャフト5とともに第2押え板25は
図3の状態から左方向に移動する。これにより被検知部
34の位置が距離センサ32の検知部から遠ざかる方向
に移動するため、距離の変化により距離センサがオンか
らオフに切り替わることにより動作確認できる。作動確
認後、距離センサ32が取り外された後、この排ガス還
流弁装置11が出荷される。
弁装置の作動時、シャフト5とともに第2押え板25は
図3の状態から左方向に移動する。これにより被検知部
34の位置が距離センサ32の検知部から遠ざかる方向
に移動するため、距離の変化により距離センサがオンか
らオフに切り替わることにより動作確認できる。作動確
認後、距離センサ32が取り外された後、この排ガス還
流弁装置11が出荷される。
【0019】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。図4に示す第2実施例は、基本的な構成は前記
第1の実施例と同様であり、さらに次のような点を改良
している。弁ハウジング1の軸受8の取り付け部分の大
気室18側の円筒外周部に周方向に周溝37、38を形
成している。この周溝37、38は軸受取付部41の外
周部分に互いに平行に円環状に形成されている。この周
溝37、38は、開口9からダイアフラム装置13の大
気室18内に浸入した水が第2の押え板25の開口端を
回り込んでさらに内部に浸入してきた場合、矢印B方向
に水を案内し周溝37または38に誘導し、この周溝3
7、38に沿って重力で地方向(天方向と反対方向)に
導き矢印C方向に水滴を落下させ大気孔10から外部に
排出する。軸受取付部41の外周に付着した水は、軸受
8とシャフト5との間の隙間に外部からは浸入しにく
い。
に示す。図4に示す第2実施例は、基本的な構成は前記
第1の実施例と同様であり、さらに次のような点を改良
している。弁ハウジング1の軸受8の取り付け部分の大
気室18側の円筒外周部に周方向に周溝37、38を形
成している。この周溝37、38は軸受取付部41の外
周部分に互いに平行に円環状に形成されている。この周
溝37、38は、開口9からダイアフラム装置13の大
気室18内に浸入した水が第2の押え板25の開口端を
回り込んでさらに内部に浸入してきた場合、矢印B方向
に水を案内し周溝37または38に誘導し、この周溝3
7、38に沿って重力で地方向(天方向と反対方向)に
導き矢印C方向に水滴を落下させ大気孔10から外部に
排出する。軸受取付部41の外周に付着した水は、軸受
8とシャフト5との間の隙間に外部からは浸入しにく
い。
【0020】本実施例によれば、周溝37、38に導く
水を外部に積極的に排出するように水の流路を確保した
構成となっているため、泥水等がダイアフラム装置の内
部に浸入した場合にも水の浸入による摺動不良となる原
因を防止し、耐久性を向上するという効果がある。この
実施例の応用例として、周溝37、38に相当する周溝
部分の天方向側に水溜まり用の凹部を形成することもで
きる。この場合には水溜まり用凹部に水をプールし、こ
のプールした水を周溝に沿って排出するという効果があ
る。
水を外部に積極的に排出するように水の流路を確保した
構成となっているため、泥水等がダイアフラム装置の内
部に浸入した場合にも水の浸入による摺動不良となる原
因を防止し、耐久性を向上するという効果がある。この
実施例の応用例として、周溝37、38に相当する周溝
部分の天方向側に水溜まり用の凹部を形成することもで
きる。この場合には水溜まり用凹部に水をプールし、こ
のプールした水を周溝に沿って排出するという効果があ
る。
【0021】(第3実施例)本発明の第3実施例を図5
に示す。図5に示す第3実施例は、第1実施例の構成に
加え、軸受取付部41の外周部に防水板42を取り付け
た例である。防水板42は、薄板で形成される円板状の
もので、その中央部に軸受取付部41の外周が嵌合固定
される。防水板42は円板状のつば部43とこのつば部
43の内径端側から直角方向に折り曲げられ円筒形状と
なる取付部44とからなる。つば部43は、第2の押え
板25の内壁側に近付くように径方向外側に延びてい
る。このつば部43は、弁開位置が最大開度になったと
き、すなわち図5において第2押え板25が最も左側に
移動した場合にもつば部43と円筒側壁部28とがオー
バーラップする位置に形成されている。これにより泥水
が開口9から大気室18に浸入した場合、軸受8とシャ
フト5との摺動部分の隙間に外側から水が浸入するのを
効果的に防止する。したがってシャフト5と軸受8との
間の隙間には水は浸入し難い構成であるから、弁作動の
適正な状態を長期間保持することができるという効果が
ある。
に示す。図5に示す第3実施例は、第1実施例の構成に
加え、軸受取付部41の外周部に防水板42を取り付け
た例である。防水板42は、薄板で形成される円板状の
もので、その中央部に軸受取付部41の外周が嵌合固定
される。防水板42は円板状のつば部43とこのつば部
43の内径端側から直角方向に折り曲げられ円筒形状と
なる取付部44とからなる。つば部43は、第2の押え
板25の内壁側に近付くように径方向外側に延びてい
る。このつば部43は、弁開位置が最大開度になったと
き、すなわち図5において第2押え板25が最も左側に
移動した場合にもつば部43と円筒側壁部28とがオー
バーラップする位置に形成されている。これにより泥水
が開口9から大気室18に浸入した場合、軸受8とシャ
フト5との摺動部分の隙間に外側から水が浸入するのを
効果的に防止する。したがってシャフト5と軸受8との
間の隙間には水は浸入し難い構成であるから、弁作動の
適正な状態を長期間保持することができるという効果が
ある。
【図1】本発明の第1実施例の排ガス還流弁装置の断面
図である。
図である。
【図2】図1に示すII方向矢視図である。
【図3】本発明の第1実施例の弁動作確認状態の距離セ
ンサ取付状態を示す断面図である。
ンサ取付状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の断面図である。
1 弁ハウジング 2 弁座 3 弁体 5 シャフト 6 還流通路(排ガス通路) 7 吸入通路(排ガス通路) 8 軸受(摺動部) 9 開口 10 大気孔 11 排ガス還流弁装置 13 ダイアフラム装置 14 タイアフラム 15 ケーシング 17 負圧室 18 大気室 19 負圧導入管 20 圧縮コイルスプリング (付勢手段) 23 第1の押え板 25 第2の押え板(排水部材) 26 傾斜部 27 平板部 28 円筒側壁部 37、38 周溝 41 軸受取付部 42 防水板 43 つば部 44 取付部
Claims (3)
- 【請求項1】 排ガス通路を有する弁ハウジングと、 この排ガス通路の一部を形成し、前記弁ハウジングに設
けられた弁座と、 前記弁座に当接可能であって、当接時に前記排ガス通路
を遮断する弁体と、 前記弁ハウジングの外部に設けられ、内部に負圧室と大
気室とを有するケーシングと、前記ケーシングの内部を
前記負圧室と前記大気圧室に区画形成するダイアフラム
と、 一端側が前記弁体に固定され、他端側が前記ダイヤフラ
ムに固定されるシャフトと、 前記シャフトを軸方向に摺動可能に案内し、前記弁ハウ
ジングに設けられた摺動部と、 前記ダイアフラムで区画形成される前記大気室側に取付
けられ、前記摺動部と前記シャフトとの間の隙間を囲む
ように設けられるカップ状の部材であって、その一部分
に径外方向に延びる傾斜部を有する排水部材と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排ガス還流弁装
置。 - 【請求項2】 前記摺動部の外周には付着した水滴が落
下し易いように導く周溝を有することを特徴とする請求
項1記載の内燃機関の排ガス還流弁装置。 - 【請求項3】 前記摺動部は、その外周に、前記案内孔
と前記シャフトの外周との間の隙間に水が浸入し難いよ
うに水の導入を防止する防水板を備えたことを特徴とす
る請求項1記載の内燃機関の排ガス還流弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8013240A JPH09203481A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 内燃機関の排ガス還流弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8013240A JPH09203481A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 内燃機関の排ガス還流弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203481A true JPH09203481A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11827683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8013240A Pending JPH09203481A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 内燃機関の排ガス還流弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09203481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011179350A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Suzuki Motor Corp | スロットル装置の防水構造 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8013240A patent/JPH09203481A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011179350A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Suzuki Motor Corp | スロットル装置の防水構造 |
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