JPH09201215A - ステッキ・椅子 - Google Patents

ステッキ・椅子

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JPH09201215A
JPH09201215A JP1252296A JP1252296A JPH09201215A JP H09201215 A JPH09201215 A JP H09201215A JP 1252296 A JP1252296 A JP 1252296A JP 1252296 A JP1252296 A JP 1252296A JP H09201215 A JPH09201215 A JP H09201215A
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JP
Japan
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leg
chair
seat
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main leg
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JP1252296A
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English (en)
Inventor
Yoshio Samoto
吉生 佐本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三本脚の型式のステッキ兼用椅子において、
体重によって加わる力が一箇所に集中することがなく、
座り心地の良い安定した椅子とし、また、ステッキとし
ても安心して使用し得、簡素な構造で長期使用に耐え得
る当該器具を提供すること。 【解決手段】 主脚下部1bに設けたボス部9に副脚8
a,8bをピン10で枢着する。ボス部9の面9fと副
脚8aの側面8fは、平面で摺接し、開脚時に安定な脚
の配置を可能とする。また、脚の下端部にステイ11を
設け、開脚時の各脚の適正な位置を保つ。主脚上部1a
に設けた座,柄用部材2a,2bは、その共通軸6で枢
着され、腰掛用座面2dを水平とした椅子使用状態と畳
み込んで垂直とした杖使用状態をとる。この二状態で各
座,柄用部材2a,2bを支持手段4により制止し支持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッキ又は椅子
として兼用し得るステッキ・椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの杖と腰掛を兼用する器具の一
形態は、杖となる棒状部をそのまま腰掛の脚とする、い
わば、一本脚の腰掛であり、不安定であることから、安
定の得られる三本脚とするものも提案されている。そし
て、この三本脚で使用者の体重を支持するものは、杖使
用時に不必要な脚をしまう工夫がなされているが、その
一つの形態は、杖となる本体脚に対して残りの二本の支
脚をその端部に設けた軸受によって畳み込み可能にして
いる。ここでは、軸受された支脚を開脚した場合に、所
定の開脚角度を保つように、支脚の端部断面を所定の角
度で面取りし、その端面を本体脚に当接して支脚がそれ
以上開くことがないようになされる。
【0003】一方、杖と腰掛を兼用する当該器具におけ
る腰掛の座と杖の把手という同時に使用されることがな
い構成要素について、それぞれの機能を損うことなく全
体としてコンパクト化するような設計をすることが従来
から考えられているが、その一つの形態は、それぞれが
本体に回転可能とされる一対の把手を使用時に閉じ重ね
合わされ、腰掛使用時は開くことにより、把手をつない
で両端部間に取り付けられているシート(布)を張って
座として用いるようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
として挙げた上記三本脚の型式のものは、略一箇所に設
けた軸受と当接面で支え、その箇所に力が集中するよう
な構造であり強度的な問題から材料や設計に不利が生
じ、長期使用するとガタが生じるようなことにもなる。
また、腰掛の座と杖の把手を組み合わせるようにした従
来の型式では、把手としても腰掛の座として用いる場合
も、本体と一体化されていないので、安定性に問題があ
り、かつ、複雑な構造となっている。本発明は、上記し
たところの従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、
三本脚の型式のステッキ兼用椅子において、体重によっ
て加わる力が一箇所に集中することがなく、座り心地の
良い安定した椅子とし、また、ステッキとしても安心し
て使用し得、簡素な構造で長期使用に耐え得る当該器具
を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主脚
と、該主脚の上部に設けた腰掛用の座及び柄として機能
する座,柄用部材と、二本の副脚と、該二本の各副脚の
一端部を前記主脚の長さの中央部において、該主脚に枢
着することにより該副脚を閉じ(畳み込まれ)た状態と
開いた状態となるようにする枢着手段とを有するステッ
キ・椅子において、枢着された前記主脚と各副脚の関係
は、前記副脚の側面と主脚に形成された面とが平面で摺
接し、さらに、前記主脚と前記副脚の両下部の間にステ
イを設けるようにし、各構成要素で受ける荷重を分散
し、かつ、均一化することを可能とするものである。
【0006】請求項2の発明は、上記請求項1の発明に
おいて、記副脚を開き前記ステイによって制限された椅
子使用状態において、前記主脚と前記副脚の開脚角度を
30゜〜50゜とし、前記各脚の接地端が作る二等辺三
角形の頂角を60゜〜90゜と設定するようにし、より
安定性を良くすることを可能とするものである。
【0007】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
発明において、前記主脚は、複数部材からなり、該部材
間の結合関係を全体長が調節可能かつ分解可能とし、長
さ調節により椅子使用時、或いは、杖使用時のいずれに
おいても最適な使用条件を選択でき、また、分解により
不使用時コンパクトに収容することを可能とするもので
ある。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項1ないし3
の発明において、前記座,柄用部材は、腰掛用の座面と
端部にグリップ部を形成した部材対を該座面どうしを合
わせた柄使用状態と両座面が水平となる腰掛使用状態と
なるように共通軸で枢着するとともに、前記部材対の各
部材が前記二状態の間だけ枢動可能とするようになさ
れ、単純な構造で椅子,杖としてのそれぞれの使用にお
いて、座面とグリップとして機能することを可能とする
ものである。
【0009】請求項5の発明は、上記請求項4の発明に
おいて、前記柄使用状態で、前記座,柄用部材対を一体
に結合する手段を付加し、柄の使用をより安定化するこ
とを可能とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明のステッ
キ・椅子の実施形態の一例を示す斜視図で、図1は、椅
子として使用する時の状態を示し、図2は、ステッキと
して使用する時の状態を示すものである。まず、図1に
従ってこの実施形態を説明する。図1において、主脚
は、断面が円筒又は円の棒状体をなす主脚上部1aと主
脚下部1bを接続手段7によって接続することにより構
成する。主脚下部1bには主脚の全長の中央部にボス部
9を設け、そこにピン10を中心に回転し得るように二
本の副脚8a及び8bが枢着される。副脚8a,8bの
ボス部9への枢着は、ボス部9に形成された面9fに副
脚8aの側面8fとが平面で摺接するように(副脚8b
についても同じ)なされる。また、主脚と副脚の両下部
間には、ステイ11が設けられ、図1のように副脚8
a,8bを主脚に対し開いた状態で主脚と副脚が所定の
位置関係に保たれるようにする。
【0011】図1に示される椅子使用時における主脚と
副脚の位置関係は、主脚と副脚の開脚角度(図1にαと
して示される)は、30゜〜50゜とすること、そし
て、各脚の接地点が作る二等辺三角形の頂角(図1にβ
として示される)を60゜〜90゜とすることが必要で
あり、この条件を満たすように、ステイ11の設計及び
副脚8a,8bの側面に接するボス部9に形成される当
該面9fの角度の設定が考慮されなければならない。
【0012】そして、主脚上部1aの上端には座,柄用
部材2が設けられている。図3は、この部分を側面図と
して示すもので、同図も参照して座,柄用部材2につい
て詳述する。主脚上部1aに一体化された座,柄用部材
基部2cの枢軸6には、該軸を共通軸として座,柄用部
材2a,2bが枢着され、図3の実線の水平位置と一点
鎖線の垂直位置を占める。ここでは、座,柄用部材2
a,2bそれぞれは、主脚上部1aに設けた支持手段受
4aにより受けられた支持手段4によって支持され、水
平(実線)位置で支持手段4の支持端部4bがストッパ
5の開位置ストッパ端5aにより制止され、その位置を
保ち、また、垂直(二点鎖線)位置で閉位置ストッパ端
5bにより制止される。
【0013】このような構造によって、座,柄用部材2
a,2bが水平位置に保たれ、図1の状態で、椅子とし
て用いられる。そのため、座,柄用部材2a,2bの腰
掛用座面2dは、平面状をなしている。椅子としての使
用時に、地面から座面までの高さが固定されていると、
使用者の身長によって必ずしも快適ではないので、高さ
の調節ができることが望ましく、この発明の実施形態に
おいて、主脚上部1aと下部1bを接続する前記した接
続手段7により高さの調節を行う。この接続手段7は、
例えば、主脚上部1aと下部1bとを長手方向にスライ
ドし得るように嵌合し係止具7aにより何段かの係止位
置で固定するようにし、さらに、両方を完全に分離する
ことができるようにする。従って、係止具7aによる係
止位置の選択で、高さの調節が可能となるし、また、分
離した場合、分離した2つの部分をまとめると、かさば
らずに不使用時の搬送にとり都合が良い。
【0014】一方、図3に関しての説明で述べた、座,
柄用部材2a,2bが垂直(二点鎖線)位置を占める図
2にも示される状態で、杖として用いられることになる
が、そのために、座,柄用部材2a,2b端部にグリッ
プ2gを設ける。また、杖としての使用時に、座,柄用
部材2a,2bそれぞれは、垂直位置で制止されている
ので、垂直位置を越えて傾くことはないが、ただ、開く
位置に戻ることがあるので、開き位置に戻ることがない
ようにすると、より具合がよい。そのため、座,柄用部
材2a,2bが垂直位置で重合された位置で両者を一体
に結合することが考えられ、そのための手段として、固
定具、例えば、磁石3を合せ面の対応する箇所に設け
る。なお、この結合手段は、磁石に限らず他の、例え
ば、ベルトによって結束する方法でも可能である。
【0015】また、杖としての使用時、当然、副脚8
a,8bは、主脚に対して閉じ(畳まれ)た状態であ
る。この状態で、グリップ2gを握り、脚で地面を突く
ことになるが、この場合、前述した椅子として都合の良
い主脚と副脚の位置関係で設計されたものによると、副
脚で地面を突くことになったり、グリップ部2gからの
杖の全長が短い(接続手段7による調節によっても)と
いうことにもなる。このため、主脚下部1bの端部(ス
テイ11の取り付け部より先端に近い部分)において、
脚の長さを調節し得るようにする(図示せず)と良い。
このための手段として、上述した接続手段7で採用した
と同様の手段で実現し得る。このような調節手段を付加
したものでは、杖としての使用時に、主脚を長く伸ばす
ことによって、主脚の方で地面を突くことができるよう
になるとともに、杖の全長を適切な長さとすることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のステッキ・椅子によると、使用者が椅子として使用し
た場合に、その荷重によって各構成要素に加わる力がバ
ランス良く分散され、丈夫で安定性があり、座り心地の
良い椅子となる。また、座面と柄に兼用される部材は、
簡素な構造で椅子の座として、また、柄としても安定性
が確保され、安心して使用し得るものである。更に、主
脚の長さが調節できるので、使い易く、そして、主脚を
分解すると、運搬に都合の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステッキ・椅子の一実施形態の全体
斜視図で、椅子使用時の状態を示すものである。
【図2】 本発明のステッキ・椅子の一実施形態の全体
斜視図で、ステッキ使用時の状態を示すものである。
【図3】 主脚の上部に設けられた座,柄用部材の取り
付け状態を説明するための部分図である。
【符号の説明】
1a…主脚上部、1b…主脚下部、2,2a,2b…座
柄用部材、2c…座,柄用部材基部、2d…腰掛用座
面、2g…グリップ部、3…固定具、4…支持手段、4
a…支持手段受、4b…支持手段4の支持端部、5…ス
トッパ、5a,5b…ストッパ端、6…軸、7…接続手
段、7a…係止具、8a,8b…副脚、8f…副脚8a
の側面、9…ボス部、9f…ボス部9の面、10…ピ
ン、11…ステイ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主脚と、該主脚の上部に設けた腰掛用の
    座及び柄として機能する座,柄用部材と、二本の副脚
    と、該二本の各副脚の一端部を前記主脚の長さの中央部
    において、該主脚に枢着することにより該副脚を閉じ
    (畳み込まれ)た状態と開いた状態となるようにする枢
    着手段とを有するステッキ・椅子において、枢着された
    前記主脚と各副脚の関係は、前記副脚の側面と主脚に形
    成された面とが平面で摺接し、さらに、前記主脚と前記
    副脚の両下部の間にステイを設けるようにしたことを特
    徴とするステッキ・椅子。
  2. 【請求項2】 前記副脚を開き前記ステイによって制限
    された椅子使用状態において、前記主脚と前記副脚の開
    脚角度を30゜〜50゜とし、前記各脚の接地端が作る
    二等辺三角形の頂角を60゜〜90゜と設定するように
    したことを特徴とする請求項1記載のステッキ・椅子。
  3. 【請求項3】 前記主脚は、複数部材からなり、該部材
    間の結合関係を全体長が調節可能かつ分解可能とするこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のステッキ・椅子。
  4. 【請求項4】 前記座,柄用部材は、腰掛用の座面と端
    部にグリップ部を形成した部材対を該座面どうしを合わ
    せた柄使用状態と両座面が水平となる腰掛使用状態とな
    るように共通軸で枢着するとともに、前記部材対の各部
    材が前記二状態の間だけ枢動可能とするようになされて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のステッキ・椅子。
  5. 【請求項5】 前記柄使用状態で、前記座,柄用部材対
    を一体に結合する手段を付加することを特徴とする請求
    項4記載のステッキ・椅子。
JP1252296A 1996-01-29 1996-01-29 ステッキ・椅子 Pending JPH09201215A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2333035A (en) * 1998-01-09 1999-07-14 Linden Leisure Limited Seat stick
JP2010279627A (ja) * 2009-06-06 2010-12-16 Mutsumi Giken Kk イス兼用の杖
KR200459638Y1 (ko) * 2010-06-29 2012-04-04 배연수 휴대가 간편한 지팡이 겸용 의자
CN104116279A (zh) * 2014-08-08 2014-10-29 济南大学 一种折叠式多功能拐杖
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