JPH09198318A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH09198318A
JPH09198318A JP8006221A JP622196A JPH09198318A JP H09198318 A JPH09198318 A JP H09198318A JP 8006221 A JP8006221 A JP 8006221A JP 622196 A JP622196 A JP 622196A JP H09198318 A JPH09198318 A JP H09198318A
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JP
Japan
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data
storage area
code
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Pending
Application number
JP8006221A
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English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
Naohiro Morita
尚宏 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 データの不正な書き換えが困難なICカード
を提供する。 【解決手段】 暗証コード記憶エリア35,36とデー
タエリア37とを有し、暗証コード記憶エリアを書き換
え可能とし、暗証コード記憶エリアに書き込みを行う毎
に、暗証コード記憶エリアの暗証コードと入力された暗
証コードとの一致を識別することとし、且つ、暗証コー
ドの書き込みやデータエリアへの書き込み又はデータエ
リアのデータの読み出しの機能動作を順次歩進させる制
御を行うICカード10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードに関
し、特に、暗証コードの書き込みによりデータの書込み
及び読み出しが可能となり、又、暗証コードの書き込み
により書き込まれたデータを消去するICカードに関す
るものである。
【0002】
【技術背景】今日、サービス業の発達により、サービス
の申し込みを受ける者と、サービスの申込者に対してサ
ービスを現実に提供する者とが別の者により行われるこ
とが多くなってきた。このようなサービスを提供する形
態としては、申込者が特定のサービスを受けるに際し、
サービス受領者となる申込者に対し、この申し込みを受
けるサービス権供与者が申込者にサービスの提供を約束
し、サービス権供与者とは別の者がサービス義務者とな
ってサービス受領者に対して具体的なサービスを提供す
るものである。
【0003】そして、サービス受領者のサービス権供与
者に対する申し込みにおいて、予めサービスの内容が特
定されると、商品券やプリペイドカードと呼ばれる磁気
カードなどが申込者に手渡されることがある。このプリ
ペイドカードなどは、申込者がサービス権供与者に予め
対価の支払いなどを行ってカードの入手を行い、申込者
又は申込者からカードを譲渡されたサービス受領者が、
カードをサービス義務者に提出してサービスや商品の提
供を受けるものである。
【0004】又、今日、種々の分野において、磁気カー
ドに変わり、ICチップを内蔵した名刺の大きさにほぼ
等しい樹脂製のICカードが使用されるようになってき
た。このICカードは、メモリーチップと中央演算処理
装置(CPU)などを内蔵し、リーダーライター又は適
宜のコンピュータ端末機などにより、データの書込みや
読み出しが可能とされるものである。
【0005】そして、このICカードにデータの書き込
みを行い、又、ICカードからデータの読み出しを行う
に際しては、多くの場合、暗証コードの入力を行い、入
力された暗証コードが登録された暗証コードと一致した
ときにのみ、データの読み出しや書き込みが可能とされ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、磁気カ
ードを使用し、磁気カードに記録されたデータを用いて
サービス義務者がサービス受領者に提供するサービスの
内容や商品を特定する場合、サービス受領者の申し込み
に合わせてサービスの内容を磁気カードに記憶させるこ
とができ、サービス権供与者が種々の形態のサービスな
どの申し込みを受けるに際し、1種類のカードを準備す
れば足りる利点を有しているも、不正にデータの書き換
えを行い、サービス権供与者がサービス受領者と契約し
た内容よりも過大なサービスをサービス義務者に要求す
ることが行われる危険性があった。
【0007】又、ICカードは、暗証コードの入力によ
りデータの読み出しや書込みが可能となり、比較的安全
性が高いとされているも、暗証コードを解読することに
より、データを不正に書き換えられる虞があり、人手を
渡る流通には適さないとされていた。本発明は、暗証コ
ードを書き換え可能とし、暗証コードの一致を識別しつ
つ機能を歩進させることにより、上述のような欠点を排
し、ICカードの流通を可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、暗証コード記
憶エリアとデータエリアとを有し、該暗証コード記憶エ
リアを書き換え可能とし、該暗証コード記憶エリアに暗
証コードの書き込みを行う毎に、該暗証コード記憶エリ
アに記憶された暗証コードと新たに入力された暗証コー
ドとの一致を識別することとし、且つ、該暗証コードの
書き込みや前記データエリアへの書き込み又はデータエ
リアのデータの読み出しの機能動作を順次歩進させる制
御を行うICカードとする。
【0009】本発明に係るICカードは、このように、
暗証コード記憶エリアとデータエリアとを設け、暗証コ
ードの書き込みにより、先ず暗証コードの一致を識別
し、暗証コードが一致すると暗証コードの書き換えを可
能とすると共に、データの書き込みやデータの読み出し
を可能とするように機能動作を歩進させる故、暗証コー
ド記憶エリアに書き込まれている暗証コードを知ってい
る者がデータエリアへのデータの書き込みと暗証コード
記憶エリアへの暗証コードの書き換えとを行うことがで
き、又、暗証コード記憶エリアに書き込まれている暗証
コードを知っている者がデータエリアからのデータを読
み出しと暗証コード記憶エリアへの暗証コードの書き換
えとを行うことができる。
【0010】従って、特定の者の間で秘密を保持しつつ
流通させて情報を伝達することが可能となる。尚、機能
動作としては、データエリアへのデータの書き込み及び
データエリアからのデータの読み出しとしている。そし
て、本発明に係るICカードとしては、前記暗証コード
記憶エリアを複数とし、少なくとも1つの書き換え不可
能な暗証コード記憶エリアを設け、書き換え不可能な暗
証コード記憶エリアに書き込まれた暗証コードと入力さ
れた暗証コードとが一致したときに他の暗証コード記憶
エリアの暗証コードの書き込みを可能とし、前記機能動
作は、書き換え可能な暗証コード記憶エリアへの新規書
き込み又は書き換えを行う毎に順次歩進するように制御
されるICカードとすることもある。
【0011】このように、少なくとも1つの書き換え不
可能とした暗証コード記憶エリアを設け、書き換え不可
能とした暗証コード記憶エリアに記憶した暗証コードと
入力された暗証コードとの一致により、他の書き換え可
能とした暗証コードの書き込みを可能とする場合は、書
き換え不可能な暗証コードと一致する暗証コードの入力
により当該カードの使用を開始することができることに
なる。そして、書き換え可能な暗証コードの書き込みに
より、この暗証コードの一致を識別して機能動作を歩進
させる故、特定の者の間で秘密を保持しつつ流通させて
情報を伝達することが可能となる。
【0012】更に、本発明に係るICカードは、前記書
き換え不可能な暗証コード記憶エリアの暗証コードと入
力された暗証コードとが一致したとき、一旦該暗証コー
ドの書き換えが可能に制御されるICカードとすること
もある。このように、本来、書き換え不可能な暗証コー
ド記憶エリアを一旦書き換え可能に制御する場合は、当
該ICカードの再使用を開始することが容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態としての
ICカードの一例は、図1に示すように、入出力バッフ
ァ15と制御ブロック21、及び、機能カウンタ28とメモリ
ー31とを有するものである。この入出力バッファ15は、
クロック入力端子13に外部から入力されるクロック信号
に同期してデータ入力端子11に外部から入力されるデー
タを、制御ブロック21やEEPROMであるメモリー31
に送るものである。
【0014】又、この制御ブロック21は、暗証コードの
照合を行いつつ所定の動作を行う毎に機能カウンタ28の
カウント値に順次1を加え、機能カウンタ28のカウント
値に合わせてメモリー31に暗証コードの書き込みを行う
と共に、データの書き込み及び読み出しなどを行うもの
である。そして、メモリー31には、書き換え可能な暗証
コードと書き換え不可能な暗証コードとの2種類の暗証
コードを記憶する暗証コード記憶エリア35,36と、デー
タエリア37とを形成するものとし、制御ブロック21のア
ドレスカウンタ23からのアドレス信号により、メモリー
31内のアドレスデコーダ33によって所定のエリアが特定
され、メモリー31は、制御ブロック21におけるリード制
御端子26からのリード信号により読み出し可能とされ、
又、制御ブロック21におけるライト制御端子25からのラ
イト信号により書き込み可能とされるものである。
【0015】このICカード10において、制御ブロック
21は、図2及び図3に示すように、第1の暗証コード記
憶エリア35に暗証コードが書き込まれると、第1の暗証
コード記憶エリア35に書き込まれた第1暗証コードの照
合のみを可能とする(S101)ものである。尚、この
第1暗証コード記憶エリア35は、原則的には書き換え不
可能として制御するものである。
【0016】又、上記の暗証コードの照合は、入出力バ
ッファ15から制御ブロック21に入力された暗証コードの
データと、メモリー31の第1暗証コード記憶エリア35に
書き込まれている暗証コードのデータとの一致を制御ブ
ロック21で検査するものであり、このとき、メモリー31
から読み出した第1暗証コードのコードデータは、制御
ブロック21にのみ入力し、制御ブロック21は、入出力バ
ッファ15を制御してこのコードデータを外部から読み出
せないようにしている。
【0017】そして、入出力バッファ15からデータが制
御ブロック21に入力されると、第1暗証コードとの一致
判断である照合を行い(S102)、入力されたコード
データと第1暗証コードとが一致しないときは、以後の
動作を停止して動作不能とする(S103)ものであ
る。尚、動作不能とするに際しては、例えば3回連続し
てデータの不一致が検出されたときに動作不能とするよ
うに、1回の不一致を検出した場合に直ちに動作不能と
することなく、連続した複数回の不一致により動作不能
とするようにしている。
【0018】そして、入力されたコードデータが第1暗
証コードと一致したときは、この第1暗証コードの書き
換えを可能とする(S104)ものである。そして、新
たな第1暗証コードが書き込まれると、メモリー31の第
2暗証コード記憶エリア36及びデータエリア37に00
(H)を書き込むことにより第2暗証コード記憶エリア
36及びデータエリア37をクリアし(S105)、第2暗
証コード記憶エリア36へのコードデータの書き込みのみ
を可能とする。
【0019】尚、第1暗証コードの照合のみが可能なと
き(S101)、入力された暗証コードのコードデータ
と第1暗証コードとの比較(S102)において、入力
された暗証コードが第1暗証コード記憶エリア35に書き
込まれている暗証コードと一致したとき、第1暗証コー
ドの書き換えを可能とすることなく、直ちに第2暗証コ
ード記憶エリア36及びデータエリア37をクリアして(S
105)第2暗証コード記憶エリア36への書き込みのみ
を可能とすることもある。
【0020】そして、第2暗証コード記憶エリア36に入
出力バッファ15を介してデータが入力されたとき、この
コードデータを第2暗証コードとして第2暗証コード記
憶エリア36に書き込み(S106)、第2暗証コードを
第2暗証コード記憶エリア36に書き込んだとき、機能カ
ウンタ28のカウント値に1を加えてカウント値を0から
1に変更し(S107)、第2暗証コードの照合のみを
可能とする(S108)ものである。
【0021】そして、次に外部から入出力バッファ15に
データが入力され、このデータが制御ブロック21に入力
されると、このデータと第2暗証コードとの一致の判断
である照合を行い(S121)、この暗証コードの照合
は、前記暗証コードの照合と同様に、複数回連続して不
一致としたときは動作不能とし(S122)、制御ブロ
ック21の内部でのみデータの比較を行うものである。
【0022】又、入力されたコードデータと第2暗証コ
ードとが一致したときは、第2暗証コード記憶エリア36
にデータとしてFF(H)を書き込むことにより第2暗
証コードを消去し(S123)、次に外部から入力され
るデータをデータエリア37に書き込むこととし(S12
4)、更に外部から入力されるデータを新たな第2暗証
コードとして第2暗証コード記憶エリア36に書き込む
(S125)ものである。更に、第2暗証コードを第2
暗証コード記憶エリア36に書き込んだとき、機能カウン
タ28のカウント値に1を加え(S126)、第2暗証コ
ードの照合のみを可能とする(S127)ものである。
【0023】そして、次に外部から入出力バッファ15に
データが入力され、このデータが制御ブロック21に入力
されると、図3に示すように、このデータと第2暗証コ
ードとの一致の判断である照合を行い(S141)、こ
の暗証コードの照合で複数回連続して不一致となったと
きは動作不能(S142)とするものである。又、外部
から入力されたコードデータと第2暗証コードとが一致
したときは、第2暗証コード記憶エリア36にFF(H)
のデータを書き込んで第2暗証コードを消去し(S14
3)、データエリア37のデータを入出力バッファ15を介
して外部に出力することによりICカード10からのデー
タの読み出しを可能とする(S144)ものである。
【0024】そして、外部から入力されたデータを新た
に第2暗証コードとして第2暗証コード記憶エリア36に
書き込み(S145)、データエリア37にFF(H)の
データを書き込んでデータを消去し(S146)、更に
機能カウンタ28のカウント値に1を加え(S147)、
第2暗証コードの照合のみを可能とする(S148)も
のである。
【0025】更に、次に入出力バッファ15に外部からデ
ータが入力されると、制御ブロック21は、このデータと
第2暗証コードとの照合を行い(S151)、複数回連
続して不一致の時は動作不能とし(S152)、一致す
ると第2暗証コード記憶エリア36にFF(H)のデータ
を書き込んで第2暗証コードを消去し(S153)、更
に機能カウンタ28のカウント値を0に戻す(S154)
ものである。
【0026】このように、当該ICカード10は、機能カ
ウンタ28を用い、書き換えを可能とする第2暗証コード
を順次書き換えるように第2暗証コードを第2暗証コー
ド記憶エリア36に書き込む毎に、書き込まれた第2暗証
コードと一致するコードデータが入力されたときの処理
動作を順次切り換えてデータの書き込みや読み出しなど
の機能動作を順次歩進させるものである。
【0027】即ち、最初に第2暗証コードを第2暗証コ
ード記憶エリア36に書き込む処理(S105)を行う初
期化段階Aでは、第2暗証コードが書き込まれると、第
2暗証コードの照合のみを可能とする(S107)。そ
して、第1段階Bでは、第2暗証コードの一致判断を行
い(S121)、第2暗証コードと一致するコードデー
タが入力されたときは、データエリア37への書き込み
(S124)を行うことを可能とし、この第1段階Bで
データを書き込み、更に第2暗証コードを書き換える第
2暗証コードの書き込み(S125)を行うと、第2暗
証コードの照合のみを可能とする(S127)ものであ
る。そして、第2段階Cでは、第2暗証コードの一致判
断を行い(S141)、第2暗証コードと一致するコー
ドデータが入力されたときは、データエリア37に記録さ
れたデータの読み出し(S144)を可能とし、この第
2段階Cで第2暗証コードを書き換える第2暗証コード
の書き込み(S145)を行うと、この3度目の第2暗
証コードが書き込まれる第2段階Cにおいては、データ
エリア37をクリアとしてデータの消去(S147)を行
って第2暗証コードの照合のみを可能とする(S14
8)ものである。更に、第3段階Dでは、第2暗証コー
ドと一致するコードデータが入力されると、機能カウン
タ28のカウント値を0にし(S154)、第1暗証コー
ドの照合のみを可能とする(S101)ものである。
【0028】そして、このICカード10は、第2暗証コ
ードを消去して機能カウンタ28をクリアする第3段階D
や、入力されたコードデータが第1暗証コードと一致す
ると第2暗証コード記憶エリア36をクリアする初期化段
階Aを設け、書き換え可能な第2暗証コードの一致を判
別しつつ機能動作を切り換えて歩進させる故、第1段階
Bにおけるデータの書き込みをサービス権供与者が行
い、第2段階Bにおけるデータの読み出しをサービス義
務者が行うものとすることにより、サービス権供与者が
サービス義務者に予め第2暗証コードを通知しておくこ
とと合わせてサービス受領者が持ち込むICカード10に
書き込まれたサービスをサービス受領者に提供すること
ができる。
【0029】即ち、第2暗証コード記憶エリア36とデー
タエリア37とを設け、第2暗証コード記憶エリア36は暗
証コードの書き換えを可能とし、この第2暗証コード記
憶エリア36に第2暗証コードの書き込みを行う毎にデー
タの書き込みやデータの読み出しである機能動作を順次
歩進させる故、第2暗証コードを順次書き込むことによ
り目的を達して他者に手渡すことができ、各工程毎に第
2暗証コードの一致を判別する故、安全且つ確実に流通
させることができるICカード10である。
【0030】又、第3段階Dや初期化段階Aを回収業者
に行わせることにより、再度、サービス権供与者に当該
ICカード10を戻すことができ、ICカード10の連続使
用が可能となるものである。即ち、このICカード10
は、データをデータエリア37に一旦書き込む(S12
4)と、第2暗証コードの照合のみが可能となる(S1
27)ものであり、再度、データをデータエリア37に書
き込むためには、第2暗証コードを入力してデータの読
み出しを行い、更に第2暗証コードの入力、第1暗証コ
ードの入力、第2暗証コードの入力を行わなければなら
ず、不正なデータの書き込みは極めて困難とすることが
できるものである。
【0031】このように、暗証コード記憶エリアを複数
とし、書き換え不可能とする第1暗証コード記憶エリア
35に記憶された第1暗証コードの一致により第2暗証コ
ード記憶エリア36への書き込みを可能とする故、第1暗
証コードの一致によりカードの使用を開始させることが
でき、第2暗証コードのみでなく、第1暗証コードによ
り、安全性を一層高めることができる。更に、第1暗証
コードが一致したときに第1暗証コードの書き換えを一
時的に可能とし、本来は、書き換えを不可能とする第1
暗証コード記憶エリア35を特定の場合にのみ書き換えを
可能としておけば、暗証コードが部外者にもれたとき、
第1暗証コードの変更を容易に行って秘密性を確保しつ
つ繰り返して使用することができる。
【0032】尚、上述のように、第2暗証コード記憶エ
リア36として1つのアドレスを有し、第2暗証コードを
順次書き換えるする場合のみでなく、第2暗証コード記
憶エリア36として3個のアドレスを有し、機能カウンタ
28のカウント値に応じて第2暗証コード記憶エリア36の
アドレスを順次切り換えて3種類の第2暗証コードを順
次異なる第2暗証コード記憶エリア36に新たに書き込
み、且つ、前に書き込まれていた第2暗証コードを順次
消去する場合がある。更に、第2暗証コード記憶エリア
36として3個のアドレスを有し、機能カウンタ28に変わ
るアドレスカウンタ23を制御ブロック21に形成し、第2
暗証コード記憶エリア36の異なるアドレス位置から順次
照合のための読み出しを行い、又、暗証コードの書き込
みや消去を行うこともある。
【0033】又、第1暗証コード記憶エリア35と第2暗
証コード記憶エリア36とを共通として処理などを簡略化
することもある。この場合は、初期化段階Aで暗証コー
ドを書き込み、暗証コードの照合のみを可能とし(S1
01)、暗証コードの照合を行って(S102)一致し
たとき、暗証コード記憶エリア及びデータエリア37をク
リアし(S105)、暗証コードが新たに書き込まれる
と(S106)機能カウンタ28をインクリメントし(S
107)、暗証コードの照合のみを可能とする(S10
8)ものであり、以後、前述の第2暗証コードの場合と
同様に、暗証コードの照合(S121)(S141)
(S151)を行って各処理を実行するものである。
【0034】そして、制御ブロック21としては、プログ
ラマブルな中央演算処理装置(CPU)を用いる場合
や、ハードロジック回路で制御ブロック21を構成する場
合がある。このように、制御ブロック21をハードロジッ
ク回路で構成する場合は、各処理プログラムの変更が不
可能である故、データの不正な書き換えなどを一層困難
とすることができる。
【0035】そして、このICカード10は、サービス権
供与者からサービス受領者を介してサービス義務者に入
手されるサービスの指示を確実且つ安全に行うことがで
きるものであり、シールなどを用いて外観に目印を添付
すれば、プリペイドカードや商品券又は引換券や交換券
などの用途に適したICカード10とすることができ、I
Cカード10の種々の使用を可能とするものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は、暗証コード記憶エリアとデー
タエリアとを有し、暗証コードの書き込みによりデータ
の書き込みを可能とし、暗証コードの書き換えによりデ
ータの読み出しを可能とするように、機能動作を順次歩
進させるICカードとするものである故、特定の者の間
で流通させつつデータの秘密を保持することができるI
Cカードを提供できるものである。
【0037】そして、本発明に係るICカードは、書き
換え可能な暗証コード記憶エリアと書き換え不可能な暗
証コード記憶エリアとの2種類の暗証コードを記憶する
暗証コード記憶エリアを有し、先ず書き換え不可能な暗
証コードが一致したときに書き換え可能な暗証コード記
憶エリアへの暗証コードの書き込みを可能とする場合
は、第1暗証コードの入力によりカードの使用を開始す
ることができ、書き換え可能とされた暗証コードと一致
した暗証コードが入力されたときにのみ一定の動作だけ
を行うICカードとする故、データの秘密性を確保して
特定の者の間で流通させることができる。即ち、書き換
え不可能とする第1暗証コードを入力することにより、
書き換え可能な第2暗証コードの書き込みを可能とし、
この第2暗証コードの書き込み毎に順次機能動作を歩進
した後、第2暗証コードやデータを消去し、再度、第1
暗証コードの入力によって第2暗証コードの新規入力を
可能とし、繰り返して使用することができるICカード
である。
【0038】尚、本発明に係るICカードは、第1暗証
コードと入力された暗証コードとが一致したとき、一旦
第1暗証コードを書き換え可能とする場合がある。この
場合は、書き換え不可能な暗証コードを一旦書き換え可
能とし、この暗証コードが書き込まれると書き換え可能
な第2暗証コード記憶エリアの暗証コードと入力された
暗証コードとが一致したときにこの第2暗証コードの書
き換えを順次可能に制御する故、常に暗証コードの確認
を行って流通させ、流通段階毎に特定の暗証コードを入
力して流通させることができ、安全に取り引きを行うこ
とができると共に、再使用の開始に際して新たに暗証コ
ードを設定して安全に使用することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICカードの実施の形態の一例を
示すブロック図。
【図2】本発明に係るICカードの実施の形態における
処理手順を示すフローチャート図。
【図3】本発明に係るICカードの実施の形態における
処理手順を示すフローチャート図。
【符号の説明】
10 ICカード 11 データ入力端
子 13 クロック入力端子 15 入出力バッフ
ァ 21 制御ブロック 23 アドレスカウ
ンタ 25 ライト制御端子 26 リード制御端
子 28 機能カウンタ 31 メモリー 33 アドレスデコ
ーダ 35 第1暗証コード記憶エリア 36 第2暗証コー
ド記憶エリア 37 データエリア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗証コード記憶エリアとデータエリアと
    を有し、該暗証コード記憶エリアを書き換え可能とし、
    該暗証コード記憶エリアに書き込みを行う毎に、該暗証
    コード記憶エリアの暗証コードと入力された暗証コード
    との一致を識別することとし、且つ、該暗証コードの書
    き込みや前記データエリアへの書き込み又はデータエリ
    アのデータの読み出しの機能動作を順次歩進させる制御
    を行うことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記暗証コード記憶エリアを複数とし、
    少なくとも1つの書き換え不可能な暗証コード記憶エリ
    アを有し、書き換え不可能な暗証コード記憶エリアに書
    き込まれた暗証コードと入力された暗証コードとが一致
    したときに他の暗証コード記憶エリアへの暗証コードの
    書き込みを可能とし、前記機能動作は、書き換え可能な
    暗証コード記憶エリアへの新規書き込み又は書き換え毎
    に順次歩進するように制御されることを特徴とする請求
    項1に記載したICカード。
  3. 【請求項3】 前記書き換え不可能な暗証コード記憶エ
    リアの暗証コードと入力された暗証コードとが一致した
    とき、当該暗証コードの書き換えが一旦書き換え可能に
    制御されることを特徴とする請求項2に記載したICカ
    ード。
JP8006221A 1996-01-18 1996-01-18 Icカード Pending JPH09198318A (ja)

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JP8006221A Pending JPH09198318A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 Icカード

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JP (1) JPH09198318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110091647A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 上海永力信息科技有限公司 一次性使用智能门票

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CN110091647A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 上海永力信息科技有限公司 一次性使用智能门票

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