JPH09196246A - 流体移送用組立体 - Google Patents

流体移送用組立体

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JPH09196246A
JPH09196246A JP8006636A JP663696A JPH09196246A JP H09196246 A JPH09196246 A JP H09196246A JP 8006636 A JP8006636 A JP 8006636A JP 663696 A JP663696 A JP 663696A JP H09196246 A JPH09196246 A JP H09196246A
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ionomer
tube
ether
ester
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Dudley W C Spencer
ダブリュー シー スペンサー ダドリー
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Denco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PVCの通常の使用でPVCの改良された代
替物として作用でき、また医療用のチューブ、チューブ
食物処理用のバッグや他の医療容器及びバクテリヤはウ
イルス排除用のシートやフイルムとして使用できる材料
を提供する。 【解決手段】 イオノマー変性ポリ−エーテル−エステ
ルプラスチック材料が、医療用チューブ10、バッグや
他の医療容器用及び食物処理用のチューブ、バクテリヤ
やウイルス排除用のシート及びフイルムとしての用途
で、通常使用するポリ塩化ビニルの代替物として使用さ
れる。イオノマー変性ポリ−エーテル−エステルは特に
かかる用途に適する色々な利点をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックチュー
ブによって第1場所と遠隔の容器との間に流体を移送す
る組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル(PVC)は腹膜透析、
血液処理、化学療法その他の用途の如き色々な医療用の
チューブとして使用する容認された材料である。かかる
用途では、消耗物は1つの場所からもう1つの場所へチ
ューブを通して運ばれる。例えば腹膜透析(CAPD)
では、使用済みの透析バッグを新しいバッグと交換する
のが実際の仕方である。これは使用済みバッグから延び
るPVCチューブを切り離し、次いで一方のバッグを他
方と置き換えるよう新しいバッグからでるチューブをチ
ューブ切断部分に溶接することによってなされる。PV
Cはまた、バッグや他の医療用容器を作るための一般に
容認された材料であり、特に流体と半固体用の食物処理
チューブとして通常使用される。更に、PVCはバクテ
リヤはウイルス排除用のシートやフイルムを作るために
一般に使用される材料である。業界に受け入れられてい
るにもかかわらず、PVCはかかる使用では克服するこ
とが望まれる多数の欠点をもつ。例えば、慣例のPVC
は可塑剤(DOP)をもち、この可塑剤はバッグ中の溶
液内に浸出する可能性がある。更に、PVCがそのDO
Pを浸出したあと、多量のPVC粒子が放出される。他
の欠点は後述される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、PV
Cの通常の使用でPVCの改良された代替物として作用
する材料を提供することにある。
【0004】他の目的は、医療用のチューブとして、チ
ューブ食物処理用のバッグや他の医療容器として及びバ
クテリヤはウイルス排除用のシートやフイルムとして使
用できる材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はイオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
材料を提供する。イオノマー変性剤は最終使用要件に依
存して1%乃至20%の範囲内で添加される。
【0006】
【発明実施の形態】本発明はPVC材料より優れた利点
を有する一方、PVCの通常の使用でPVCの代替物と
して使用できる材料を提供するものである。本発明の材
料はイオノマー変性ポリ−エーテル−エステルである。
ポリ−エーテル−エステルは高強度特性の利点を呈する
一般に周知の材料である。この材料は例えば一般にポリ
エステル衣料と称される衣料に使用される。一般に、こ
の材料の強度は本発明が扱うPVCの使用においてこの
材料をPVCの代替物として使用することを不適ならし
める。しかし、ポリ−エーテル−エステル材料は、例え
ば該材料を密封チューブとして使用するとはじけ開放さ
せるるのに十分なフリジリティ(frigility) をそれに与
えることによってポリ−エーテル−エステル特性を変え
る少量のイオノマーを合体させることによって変性し得
ることが見出された。イオノマーの特定の量は目的用途
に依存する。
【0007】一般に、イオノマー調整剤は最終使用要件
に依存して0.5−50%、好適には1%乃至25%の
組み合わせからなる。例えば材料が密封され、溶接され
そしてルーメンが再開放されるべきCAPD用の如きチ
ューブでは、大まかなイオノマー組成範囲は2%乃至1
0%、好適には3%−10%の範囲である。7−10%
範囲が理想的である。その結果、強力で十分にゴム状を
なすチューブができ、指圧力により密封チューブを再開
放させる程度の破断が可能である。バッグ、フィルム、
その他の薄い構造物用にイオノマーは目的用途の要件に
依存して1%乃至50%範囲の組み合わせで存在する。
食物処理チューブ及び無菌外科ドレーピング処置のため
には10%乃至20%範囲が望ましい。移植カテーテル
及び縫合線のためには、0.5乃至1%範囲が好適であ
る。
【0008】本発明の材料はイオノマー変性ポリ−エー
テル−エステルであり、この場合該材料は1%乃至25
%のイオノマーと99%乃至75%のポリ−エーテル−
エステルをもち、50%の混合物が可能である。基礎的
材料成分は下記の通りである:ポリ−エーテル−エステル ポリ−エーテル−エステルブロックコポリマー(ブロッ
クポリ−エーテル−エステル)(コ−ポリマー−エーテ
ル−エステル)(ポリエステルエラストマー)(熱可塑
性ポリ−エーテル−エステル)商品名: Hytrel、Lomo
d 、Pelpreneその他。 ブロックコポリマーはポリエー
テル及びエステルブロックの両方を含んでいる。最良の
既知の例はポリ−(テトラメチレンテレフタレート−b
−ポリ−オキシテトラメチレンテレフタレート)。
【0009】イオノマー 特に、イオノマー商品名サーリン。1−10%メタクリ
ル酸をもつエチレンのコポリマー、これは適当な塩基で
中和することによってメタクリレート塩に、多くの場合
ナトリウム、マグネシウム又は亜鉛の塩に変換されたも
のである。出来たイオングループは凝縮してドメインを
形成する傾向を有し、それはポリエチレンの物理的クロ
スリンクとして作用する。しかし、ドメインは加熱した
とき壊れ、従って該材料は他の熱可塑性プラスチックと
して溶融処理することができる。コポリマーは高圧エチ
レン重合プロセスによって作られ、従って低密度ポリエ
チレンと同様になる。コモノマーは結晶化度を減じる
が、その結果ロスした剛性は物理的クロスリンクによっ
て回復される。該材料はLDPEより透明であり、そし
てそれを、同時押し出しされた積層包装フイルム中の、
それ故均質混合物中の層として有用ならしめるより良い
接着性を示す。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】ポリ−エーテル−エステルは価値ある材料
である。というのは、それらは優れた低温特性(冷凍)
をもち、化学製品、オイル及びティシューに対して不浸
透性であるからである。それらはしかし多くの目的用途
に対して1つの重要な否定的要素をもつ:それらは低応
力の下で7×それらの長さに伸びる。例えば1フィート
長さのチューブは破壊する前に7フィートに伸びる。バ
ッグ、フイルム、チューブ等の如き工業品は容易に形状
を歪めて、目的用途製品として受け入れ難くなる。本発
明は有用な薄い製品を作る組成にイオノマーを追加する
ものである。
【0013】イオノマーはフイルムとして有用である点
でポリエチレンに幾分似ている。というのは、それらは
良好な包装材料、医療品及び医薬品用パッキング材用と
して優れており、大部分のオイルや医薬品に対して不浸
透性であるからである。ポリエチレンと同様、それらは
容易に穴があき、破断するまでに3倍に伸びるに過ぎな
い。
【0014】普通の用途は強い材料上への被覆材であ
り、熱密封するためにナイロンその他のフイルム上へ同
時押し出しする製品としてしばしば使用される。
【0015】本発明はポリ−エステル−エーテルとイオ
ノマーの両方が同じ温度(191°C)で溶融する事実
を利用する。被覆の代わりに、本発明はそれらを互いに
混合する。こうして、2つの材料の否定的要素は、イオ
ノマーより強力で、ポリ−エーテル−エステルより小さ
い伸びをもつ新しい材料を作るために色々な手法で調整
することができる。
【0016】上記2つの材料を組み合わせることもま
た、ポリ−エステル−エーテル(P.E.E.)のもう
1つの主な制限を減少させる。それらは温度と湿度に依
存して過剰の水分を吸収することができる。例えばオー
トクレーブ処理した(蒸気殺菌した)メディカルチュー
ブにP.E.E.を使用する場合、水分取り上げはチュ
ーブをその後の処理に受け入れ難くなす。5%乃至7%
のイオノマーを該組成物に添加すれば、水分吸収は重量
%で1%より小さく減少する。メディカルグレードのP
VCに匹敵するレベルは溶接するためにTCD(登録商
標)に必要とされる限度内に十分に納まる。
【0017】本発明の材料を形成するために、下記のプ
ロセスが用いられる。2つの材料がペレット形状で個別
に単一のスクリュー押し出し機内に送入される。双子型
スクリュー押し出し機を満足に使用することができる
が、単一型スクリューは十分であって制御が簡単であ
る。2つのペレット流が必要な比率で混合され、押し出
し機内に送入される。1時間当たり10乃至250lbs
の押し出し速度が180°C乃至200°Cの溶融温度
で実用される。溶融物はサイジングダイを通して送ら
れ、精度と取扱の目的でダイから出るとき液体急冷され
る。
【0018】典型的押し出し機の加熱と混合の手法はイ
オノマーとP.E.E.のペレットを個別の送りホッパ
ーから押し出し機に送ることを含み、押し出し機の送り
領域は300°Fである。該材料は次いで、350°F
にある圧縮領域を通過する。次いで該材料は375°F
にある溶融領域に入る。最後に、該材料は所望形状に押
し出される。このとき目的製品を形成するためにPVC
用に通常使用される技法を使用することができる。
【0019】図1はイオノマー変性ポリ−エーテル−エ
ステルから本発明によって作ったチューブ10を示す。
チューブ10はPVCの改善された代替物としてそれを
意図した用途に理想的に適合せしめる特性をもつ。例え
ば、3%乃至10%の変性比を用いれば、該材料はTa
ble 1に示す如く60psi より大きい密封強度を与
える。該材料はそれ自身に溶接して、図4に示す如く
5.4mm外径と0.7mm壁厚さのチューブでは10kgs
の引張り強度をもつ。かかる引張り強度は10kgs を越
えることすらできる。
【0020】チューブ10の溶着部は外的指圧力、例え
ば押しつぶすことによってPVCと同様に容易に再開放
することができる。320°Cの溶接温度と、1秒より
短い露出時間で生成する本発明の材料ではPVCのスモ
ーク又は粒子特性の如き劣化はない。本発明のイオノマ
ー変性ポリ−エーテル−エステルは幾何学的変化なしに
蒸気又はETO殺菌することができる。特に、該材料は
密封又は溶接条件の変化なしにそれ自身とチューブ内容
物を蒸気殺菌することができる。その理由は水(蒸気)
吸収又は保持性が極めて低いためである。
【0021】図2は本発明を尿排出用として使用するこ
とを示す。図示の如く、チューブ10は5%イオノマー
変性され、患者12の如き手術部位から尿バッグ14へ
延びるチューブとして利用される。尿バッグ14はま
た、本発明のイオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
から作ることができる。尿排出用としての使用では、本
発明はメディカルグレード(クラスVI)のジ−オクチ
ル−フレート(phlate)(DOP)可塑化PVCを越えた
利点を有する。例えば、本発明の材料では可塑化剤がな
いので、PVCでは普通であるような可塑化剤のバッグ
溶液中への浸出はない。更に、PVCがそのDOPを浸
出した後、大量のPVC粒子が放出される。このことは
本発明の材料では起こらない。
【0022】尿排出用としては、全バッグ14は新しい
バッグと取り替えることができるよう患者排出ラインか
ら分離されるべきである。かかる取り替えをなす好適法
は米国特許第5,141,592号;第5,156,7
01号;第5,158,630号;第5,209,80
0号;第5,244,522号;第5,279,685
号に記載された如き全体封じ込め無菌連結装置を使用す
ることであり、その詳細は本願の参考となされる。かか
る無菌連結装置はTCD(登録商標)と称される。かか
る技法を用いることによって、排出ラインは場所16の
如き適当な場所で切り離される。これによって手術部位
又は患者12から延びるチューブの一部が残される。新
しいバッグ14が新しいバッグから延びるチューブ10
を溶接することによって取付けられて、そのチューブセ
クションが場所16の溶接連結部で一体になるようにな
される。充填された又は使用済みバッグは完全に密封さ
れ、そして排出速度を測定するため全量及び単位時間当
たりの量を計量するために脇へ置かれる。イオノマー変
性ポリ−エーテル−エステルは密封特性を有するため、
密封を行うのが有利である。図2のAは例えば、バッグ
14頂部に形成されたシール18を示し、図2のBはT
CD(登録商標)を使用してバッグ14の排出ラインに
形成されたシール20を示す。
【0023】全バッグ14とその内容物は密封した生物
学的廃物として廃棄される。代案として、バッグ14は
便器上の標準バッグ保持ポール上に吊り下げられ、底シ
ール20は、PVCについての全封じ込め無菌排出連結
の使用によって形成されたシールから実施可能である如
く、フィンガーと親指を使って開放することができる。
バッグ内容物はこの時点では排出されない。というのは
空気排除が十分でないからである。所望に応じて頂部シ
ール18がフィンガー圧力によって再び開放されると、
バッグ内容物は直ちに排出し始める。全封じ込め装置に
よって作られるこれら2つのシール18、20の使用
は、工具なしにかつバッグ内容物が看護婦の手に接触し
ない仕方で、バッグ内容物をドレンする利点を有する。
この特徴は看護婦を汚染から保護し更に病院のICU設
備との相互汚染を防止するために、極めて重要である。
ICU内の相互汚染は現在重要な問題である。
【0024】新しい又は空の無菌のバッグ14は全バッ
グを除去した後直ちに溶接部位16で患者ラインに溶接
されて、患者からの流れを中断しないようになす。
【0025】下記のものは、PVCチューブの代替物と
してのE77−200−7−3の実験で示されたイオノ
マー変性ポリ−エーテル−エステルを比較する実験を示
す。E77−200−7−3は90%Hytrelポリ
−エーテル−エステルと10%サーリン(Surlyn)イオノ
マーの混合物から作られた。ポリ−エーテル−エステル
はDスケールでジュロメーター30の硬度と、5グラム
/10分間の溶融物流量をもった。イオノマーはDスケ
ールでジュロメーター60の硬度と、1.3グラム/1
0分間の溶融物流量をもった。
【0026】実験プラン PART A :(切り離しシールテスト) 1)チューブ(E77−200−7−3)を6インチ長
さの25個のサンプルに切断する。 2)各サンプルをTCDTM内に置き、切り離しを行う。
これはチューブサンプル半分に切断し、両端を密封して
50個のチューブ密封片を作る。 3)各チューブ片を圧力テスター上に置き、60psi ま
でポンプ加圧する。もしチューブがその圧力を1分間維
持するならば、それは合格する。 4)各チューブ片のシールをアーバープレス内に置き、
シールを5回押しつぶす。 5)チューブをプレスから除去し、シールが破壊されて
開放したかどうかを見る。 6)ステップ4と5を20回又はシールが破壊されるま
で繰り返す。その破壊は最初に起こるものとする。 7)ステップ3を繰り返す。
【0027】PART B:(PVC切り離しシールテ
スト) 1)PVCチューブの5個のサンプルを使用してPAR
T Aを繰り返す。PART C :(連結テスト) 1)PART Aからのチューブの切り離し片の2個を
TCDTM内に置き、そして連結する。 2)チューブがはじけ開放することができるか又はでき
ないかを記録する。 3)50個すべての部片を使用してステップ1と2を繰
り返して、6インチ長さのサンプル25個を作る。PART D :(溶接フローテスト) 1)基部にチューブコネクタをもつ金属カンを使用し、
溶接した6インチサンプルの1つをカンに取付ける。 2)カンに2カップの水を満たし、チューブを通してそ
のカンから排水するのに要する時間量を記録する。同量
の水を全テストに使用するこができるよう、排水がもう
1つのカンに受け取られることを確認する。 3)更に8個の溶接チューブサンプルと1個の非溶接チ
ューブサンプルを用いてステップ2を繰り返す。PART E :(溶着部引張り強度テスト) 1)引張り器具のプログラム“INSTFIXE.BA
S”にロードして運転を実施する。このプログラムは各
サンプルの引張り強度曲線結果をディスクにセイブし、
従って前記結果はプログラム“EXCEL”を用いて再
生することができる。 2)引張り器具を目盛り定めする。 3)引張り器具のクランプ中に溶接したサンプルの1つ
を置いて、テストを開始する。 4)引張り器具の下部クランプが自動停止スイッチに到
達したときテストを止める。 5)結果をディスクにセイブする。 6)残りの24個のサンプルと1つの非溶接のチューブ
で、ステップ2、4及び5を繰り返す。PART F :(PVCチューブへのチューブ溶接) 1)TCDTMを連結モードにセットする。 2)1つの3インチチューブ片(E77−200−7−
3)を1つのTCDTMクランプ内に置く。 3)1つの3インチPVCチューブ片を他のTCDTM
ランプ内に置く。 4)E77−200−7−3チューブとPVCチューブ
が互いに溶接されるよう連結作業を行う。 5)TCDTMからチューブを除去し、溶着部がはじけ開
放されるかどうかを記録する 。 6)E77−200−7−3−PVCチューブを引張り
器具内に置き、PARTEのステップ1乃至5を繰り返
す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】イオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
の利点は普通のPVCに有効に溶接できることである。
これは重要である。というのは、それは幾つかのPVC
成分をこの新しい材料と取り替えることを可能ならしめ
るからである。かくして例えば、CAPDの使用法にお
いては、新しい空バッグと取り替えるため使用済み充填
バッグを除去する必要があるからである。通常のPVC
チューブは切断することができ、そして新しい材料製の
チューブが残りのPVCチューブセグメントに溶接され
る。新しい材料成分はかくして漸次それらのPVC対応
物に取って代わる。図3はイオノマー変性ポリ−エーテ
ル−エステルチューブに対するPVCチューブの溶着部
強度を示すものである。
【0032】図3、4は溶着部がはじけ開放する可能性
を示す図表である。図示の如く、本発明のイオノマー変
性ポリ−エーテル−エステルを使用すれば(図4)、開
封特性は変性ポリ−エーテル−エステルチューブに溶接
されたPVCチューブとほぼ同じ容易さで行われる(図
3)。
【0033】図5、6は腹膜透析(CAPD)に対する
本発明の使用法を示すものである。図5はPVCか作ら
れたチューブ22を使用する従来の実施法を示す。かか
る用途では、PVCはチューブと溶液バッグ24の両者
に対して健康管理工業が選択した材料である。PVCを
好んだ理由はその長期の継続使用が早期の1960年代
に始まったことにある。更に、視覚的清澄性を与えるフ
イルム清澄性があり、PVCは低コストで豊富な供給量
があるからである。しかし腹膜透析に使用されるPVC
は、患者に使用する前に提供する全製品に無菌性を保証
するために包装後にバルク式殺菌を施されなければなら
ない。透析溶液と接触するPVCの蒸気殺菌(30分間
250°F)は幾つかの重大な問題を提供する。例え
ば、PVC可塑化剤(DI−OCTYL−PHLAT
E)、DOPは蒸気殺菌中にPVC組成物から浸出し、
透析溶液中に入る。DOPは低レベルの発癌性物質の疑
いを持たれている。DOP浸出後に残留PVC組成物と
なる他の生成物は微粒子が形成され、透析溶液に入り、
次いでこれが患者の体に入る傾向がある。更に、患者チ
ューブやバッグ内への水吸収(蒸気殺菌からの)はほぼ
50%だけプラスチック強度を減じて、バッグ漏れと殺
菌不足をもたらす。図5はチューブ22とバッグ24用
材料としてPVCを使用する通常の実施法を示し、この
場合、バッグ24中の溶液26は患者部位28にチュー
ブ22を通して流される。蒸気殺菌はチャンバ30中で
行われる。図5はまた、PVC移送ライン22を分離し
次いで再接合することによって溶液バッグを取り替える
ために使用された分離・連結領域32を示す。
【0034】図6はチューブ10とバッグ14用にイオ
ノマー変性ポリ−エーテル−エステルを使用する方法を
示す。この材料はPVCの決定的な特質を犠牲にするこ
となしに幾つかの仕方でPVCの問題点を克服する。本
発明の材料を用いれば、可塑剤はなく、従って浸出は問
題とならない。該材料はまた、微粒子を形成せず、蒸気
殺菌に対して鈍感であってその強度の100%を維持す
ることができる。イオノマー変性ポリ−エーテル−エス
テルは、無菌となすために加熱ブレードを使用する無菌
連結装置に独特なもう1つの決定的な特徴をもつ。逆
に、前記特許のTCDTM器具を用いてPVCが加熱され
たとき、可塑剤DOPは煙の外観を呈する微細なエアゾ
ル小滴として発達する。それ故、該煙を無害にして、そ
れを入れて処分するための手段が提供されなければなら
ない。本発明のポリ−エーテル−エステルは可塑剤がな
いため、煙はTCDTMプロセスを用いても形成されな
い。
【0035】しかしながら、全封じ込め装置TCDTM
使用は蒸気殺菌とその問題点を完全に排除することがで
きるため、腹膜透析用に一層大きな潜在能力をもつ。例
えば、イオノマー変性ポリ−エーテル−エステルの消費
性バッグ、チューブ等は製造時にエチレン酸化物によっ
てバルク式殺菌をすることができる。また、溶液は大量
貯蔵タンク内で殺菌し、前以て殺菌したバッグに容易に
充填することができる。TCDTMを用いれば、無菌溶液
は無菌消耗物に供給することができ、従って蒸気殺菌を
排除できる。図6はチューブ10用の本発明のイオノマ
ー変性ポリ−エーテル−エステルをバッグを交換するた
めに使用し、それによって複数の充填されたバッグ34
を作り、非充填のバッグ36を溶着部16によって容易
に連結するようになす手法を示すものであり、前記溶着
部はそのチューブ10を無菌溶液容器14か延びるチュ
ーブに接合する。
【0036】図7は血液処理用に本発明を使用する用途
を示す。この用途では、イオノマー変性ポリ−エーテル
−エステル材料は幾つかの最終使用の利点をもつ。該材
料は可塑剤をもたないので、可塑剤が血液内に浸出する
問題は排除される。血液バッグやチューブの色々な供給
源の混合と適合の問題もまた排除される。混合と適合は
未知の供給源と組成のバッグとチューブが、コストと利
用性の理由から血液センターに導入されるとき健康の脅
威としてFDAによって見られる。結局、該材料は冷凍
できそしてその可撓性を保持することができ、従って脆
性破壊を回避する。
【0037】混合と適合は血液処理工業での真剣な品質
管理と安全問題としてFDAによって考えられている。
混合と適合は経済学によって考えられる血液銀行の混沌
とした状況を説明するために用いられる表現である。血
液銀行は供給源にはあまり関心を払わずに、厳密に価格
に基づいて血液バッグ及びチューブを買う。世界的ダン
ピングの実施、疑わしいポリマー組成物及びチューブ寸
法の変動はすべて該問題点に関与する。制御手段を働か
せるために、FDAはチューブ品質に関する1組の規制
を命令することができ、そしてFDA基準に合致しない
チューブをともかく追放できるのが好ましい。
【0038】イオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
材料はこの要件に合致する。というのは、該材料は可塑
剤を含まないからである。通常使用されるメディカルグ
レードのPVCは40%までのDOPを可塑剤として含
み、前記可塑剤は溶接温度が200°Cを超えるとき、
蒸発して煙になる。帰するところTCDTMに小型の煙検
出器を使用することによって、前記器具は煙発生を検出
し、溶接サイクルを完成することを拒否する。特に、溶
着部を作る前に、チューブ端部は1秒間ウエハーに接触
させられる。もし煙が発生しなければ、該プロセスは溶
着部を作るべく続行する。もし煙が検出されると、該器
具は動作中止になる。こうして、混合物は混合し、FD
Aと国の血液供給の安全性にとって重要な問題に適合す
る。
【0039】イオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
の使用は、TCDTMに関して使用したとき決定的な効果
をもつ。というのは、チューブ密封(分離)はTCD並
びに連結で行うことができるからである。血液銀行は無
線周波数(RF)密封器によってチューブを密封する可
能性をもつ。しかし無線周波数のため、前記器具は通
常、血液処理領域から離れて置かれ、安全のため遮蔽さ
れる(仕切り室)。密封者へ行く不便さは、バッグをR
F密封者にもって行くよりはむしろ、ホットプレートと
ブンセンフレームによって不十分なシールを作るべく人
を勇気づける。TCDTMの使用はこの問題点を排除す
る。TCDTMは仕事場所に置かれる。血液銀行でのTC
TMの使用はもう1つの重要な利点をもつ。それは“ア
ン−バンドリング(un-bundling) ”と呼ばれ、血液バッ
グの切り離しと連結を任意に行う完全なたわみ性を意味
する。TCDTMによって提供された無菌連結技法なしで
はこの概念は不可能である。例えば、血液が血液銀行に
収集されたとき、その時点では、どの血液部分が最終使
用の要求に合致することを要求されるかは不知である。
この不知を克服するために、すべての血液はバッグセッ
ト中に収集される。即ち、主な血液バッグと4個の付随
バッグが殺菌セットとして送られる。このことは図7に
示す。この場合、血液供給針38は主血液バッグ40に
延びるチューブ10をもち、チューブ10はまた、4個
の付随バッグ42に延びている。各バッグのもつそのチ
ューブ10はTCDTM連結又は切り離し場所16によっ
て主チューブに連結されている。
【0040】血液が遠心分離された後、分別成分は種々
の成分バッグ内へ入れられ、密封される。一旦密封され
ると、バッグは、無菌性を損なうことなしには再充填で
きない。本発明の実施法では、すべてのチューブ10と
種々のバッグ40、42はイオノマー変性ポリ−エーテ
ル−エステル材料から作られる。
【0041】もし、例えば唯一の全血液が必要とされる
ならば、4個の未使用の付随バッグ42は分離され、廃
棄される。1バッグ当たりほぼ$2.00では、このロ
スは血液銀行によって厳しく感じられる。更に、もしバ
ッグが使用されそして密封されるならば、無菌性を損な
うことなしには、安定剤、栄養分又は増強剤を添加する
ことによって細胞寿命を増すためにバッグに入れること
はできない。
【0042】TCDTMの使用は“アン−バンドリング”
を可能にした。TCDTMは任意に無菌容器を無菌状に切
り離しそして連結するよう設計され、それによって医者
に所望レベルのたわみ性とより低い消費コストを提供す
る。
【0043】イオノマー変性ポリ−エーテル−エステル
材料は永久的に置かれた間隔縫合(internal sutures)の
広範な使用を通じて人間組織に対して非発熱性であるこ
とを証明した。このため、ポリ−エーテル−エステル材
料は人間内部使用についてFDAによって承認され、そ
して血液バッグには理想的である。
【0044】図8、9は化学療法についての本発明の使
用に関するものである。図8は注射器4又はポンプによ
って薬剤を静脈内送入チューブ22内に導入することに
よって癌患者用化学療法薬剤を投与する通常の実施法を
示す。溶液はPVCバッグ24からPVCチューブ22
内に流入する。注射器ポートはバクテリアにとっての好
都合な侵入部位である。免疫系が治療によって弱化した
患者については、バクテリア侵入は寿命を脅かす。この
問題はTCDTM器具の使用によって排除することができ
る。
【0045】化学療法用にイオノマー変性ポリ−エーテ
ル−エステル材料と組み合わせてTCDTMを使用するこ
とには幾つかの最終使用の利点がある。可塑剤を含まな
いので、可塑剤が患者に侵入する危険性は排除される。
微粒子がないので、患者の血液流に入る汚染物質の形成
が排除される。ポリ−エーテル−エステルは既に広く人
間内に縫合や動脈の修復のために使用されており、従っ
てそれらは人間に発熱性欠陥を与えない。
【0046】図9はバッグ14とチューブ10用のイオ
ノマー変性ポリ−エーテル−エステル材料の用途を示
す。図示の如く通常の入口ポート場所46ではイオノマ
ー変性ポリ−エーテル−エステルチューブ48が同様に
イオノマー変性ポリ−エーテル−エステルから作られた
ライン50に挿入されそして閉鎖された遠位端52で終
端する。注射器44又はポンプは鎧装54内に無菌状に
包囲され、閉鎖された密封された遠位端で終端する。
【0047】TCDTMによる無菌連結をなして、該連結
は全体的に包囲される。バイオ含有物(bio-burden)は患
者に侵入できず、化学療法剤は該体系外に漏出する。注
射器もまた、該処理が完了すると、TCDTMによって無
菌状で切り離される。
【0048】図10は非口経的給食用に本発明を使用す
る方法を示す。癌のため栄養系を除去された癌患者に対
して、給食は鎖骨下の静脈内にそして心臓内に挿入され
たチューブを経て患者の血液流に送入される液体栄養分
によってなされる。
【0049】PVCチューブの長期間の移植もまた問題
である。直接患者血液流内へのPVC可塑剤抽出は特に
厄介である。
【0050】Techmonic Publishing Co. 1983 のSociet
y of Plastics Engineers Inc.主催のM. Szycher著のBi
ocompatible Polymers, Metals and Composites に指摘
している如く、可撓性PVC化合物は40%までの可塑
剤を含有することができる。選択された材料は高い純度
と低い毒性に極めて注意深く選択されるが、それは例え
ば血液又は消化系によって若干の脂肪質物質と接触する
ことによってPVCから抽出することができる。接触時
間が短いときは困難が生じるが、PVCが患者の体系と
長期間にわたって接触する多くの用途では、可塑剤の抽
出はとても許容できない。長期間の使用後に給食又は傷
排液チューブが除去されるとき、可塑剤の抽出に起因す
るPVCの硬化は患者をかなり不快にする。長期間にわ
たりPVCバッグ中に貯蔵された又はPVCチューブを
通って流れる血液もまた可塑剤を抽出する。最も普通に
使用されるDEHPは低毒性のものとして示されてきた
が、それは患者体系に加わる余分の負担を排除すること
が本来望ましい。このことは輸血のために規則正しい血
液透析を要するものには明らかに一層重要である。
【0051】チューブ用にイオノマー変性ポリ−エーテ
ル−エステル材料を使用することは2つの手法で利点が
ある。可塑剤が移植チューブから患者体系内に浸出しな
い。更に、ポリ−エーテル−エステル材料は無菌患者へ
の連結又は患者からの切り離しについてTCDTMと両立
できる。例えば図10は液体栄養分をポリ−エーテル−
エステルチューブ10を経て患者の心臓56に供給する
ポリ−エーテル−エステルバッグ14を示す。TCDTM
の使用によって、無菌連結/切り離し処置16はバッグ
14を新しいバッグ14と取り替えるために有効に使用
することができる。
【0052】本発明はまた、細胞培養用に使用でき、特
に、生物工学においてTCDTMと関連した用途をもつ。
この用途はイオノマー変性ポリ−エーテル−エステルが
反応器からのチューブとして使用される。
【0053】バイオ工学は1994年の$2BLNのR
&D費用を伴う急速に発達するビジネス分野である
(U.S.)。TCDTM技術はこのマーケットの幾つか
のセグメントで改良された連結のための不適当な要求を
満たすことができる。バリュー−イン−ユース(Value-i
n-use)は28$MM(1990)の全マーケット機会を
もつ$2−10/連結であり、$78MM(1995)
に成長することが予測される。ママリアン(Mammalian)
細胞発酵はTCDTM技術用のマーケットエントリーセグ
メントとして目標にされる。
【0054】バイオ工学ビジネスはリデザイニングやエ
ンジニアリグによって細胞中における特定蛋白質、その
DNAの生産を増大させるために1980年代に分子及
び細胞生物学者によって発達させられた多くの技術を使
う。このビジネス分野はハイバリュウの蛋白質を生産
し、これは病気の診断や治療に使用され、またエネルギ
ー変換や農業プロセスにおけるコスト低減プロセスに使
用される。すべてのバイオ工学セグメントにおける一般
的ファクターはユニークな細胞型式の創造と単離であ
り、次いで生成物を単離するためのこの細胞の成長であ
る。
【0055】細胞成長は栄養分を与えそして廃物を除去
する無菌単離された系で起こり、このプロセスは発酵と
呼ばれる。生産量を最大にするため、この発酵系はまた
該系を成長させそして汚染させる他の“ノン−ユニー
ク”な細胞の侵入を防止しなければならない。
【0056】ユニークな細胞を生産及び単離する技術は
高度な熟練者を必要とするけれども、十分に発達してい
る。ユニーク細胞は人間を含む一層複雑な有機体から単
離されたバクテリヤ又は細胞から作られる。大量のバク
テリヤ細胞を成長させる技術は十分確立している。ママ
リアン細胞と称される複雑な有機体から得る細胞はバク
テリヤ細胞より遅く成長し、一層複雑な栄養分を要求す
る。これらユニークなママリアン細胞を成長させる新し
い手法の発達は今日のバイオ工学における主な問題の1
つである。
【0057】発酵系へのノン−ユニーク細胞の侵入を防
止することはすべての型式の細胞にとって重要である。
バクテリヤ系では汚染は発酵槽や数日の発酵プロセスの
長さのデザインによって、重要ではない。典型的なママ
リアン細胞の発酵サイクルは3週間の長さであるが、栄
養分や廃物は1日に数回交換される。流体を交換すると
きのバクテリヤ汚染の偶発的な導入は実際に起こりう
る。かかる汚染は数日でママリアン細胞を破壊する。
【0058】現在バイオ工学により作った生成物の約9
0%はバクテリヤ細胞ラインで成長させられる。しか
し、研究はママリアン細胞からのユニーク細胞の生産に
焦点を合わせている。というのは、或る種の蛋白質はこ
れらの細胞を更に有効に生産することができるからであ
る。1995年までに、少なくとも50%、そして多分
90%も遺伝学的処理したヘルスケア用生成物がママリ
アン細胞から生産されることが期待される。
【0059】バイオ工学マーケットは数個の異なった仕
方で区分することができ、好適方法は生成物源による仕
方と、生成物発達サイクルの段階による仕方である。生
成物源は蛋白質が単離される細胞の型式を規定し、生成
物発達サイクルは生成物が研究段階にあるか製造段階に
あるかを規定する。下記の図表は区分についての多くの
情報と、バリュー−イン−ユウス(VIU)の評価と、
TCDTM技術についてのマーケット機会を与える。今日
まで、マーケット分析はヘルスケア用の高価な生成物に
焦点を合わせてきた。この論文の区分と残余はこの分野
に焦点を合わせている。
【0060】生成物開発の早期の段階、研究は多数の高
熟練の科学者によってなされ、かれらの主な目的は特別
の特性をもつユニーク細胞の構造と単離である。研究中
の細胞成長は小規模でなされ、そして有害であるが、発
酵の汚染に起因するロスは小さい経済的結果をもつ。し
かし、開発と製造段階では、該目的は多量のこれらユニ
ーク細胞の成長であり、汚染は重大な経済的ロスであ
る。
【0061】下記の表は終了プロセスと細胞型式による
マーケット機会の幾つかの重要な特徴を比較する。
【0062】
【表6】
【0063】両者とも高いVIUをもつ、開発と製造の
段階における生成物とママリアン細胞から発生したより
多くの生成物の数の増加は、マーケット機会の発展の多
くの原因である。
【0064】TCDTMに対する初期の目標はママリアン
細胞培養の開発と製造段階である。この選択の理由はこ
の選択の理由は下記のものである: ・ 汚染に起因する重大な生成物ロス ・ 連結当たりの高いVIU ・ TCDTM配置当たりの極めて高いインカムポテンシ
ャル ・ 急速な成長セグメント ・ 技術がまだ発展している。
【0065】我々のTCDTM配置は他のカンパニーに対
して契約したママリアン細胞培養によってモノクロナル
抗体を作る小さいカンパニーでなす。これらの抗体は診
断テストで使用され、病気処置用に臨床研究されてい
る。
【0066】世界的な6つのカンパニーがグラム当たり
$2M乃至$5Mで売るという契約に基づいてモノクロ
ナル抗体を作っている。前記カンパニーの1990年の
販売は$3MMであり、$8MM(1995年)にそし
て$60MM(2000年)の高さに成長すると予想さ
れる。モノクロナル生成物の需要はこれらのカンパニー
の現在の能力を超える。更に、少なくとも20のカンパ
ニーがそれら自身の使用のためにモノクロナルを製造し
ている。契約カンパニーでは、発酵系汚染に起因する生
成物ロスはほぼ15%/weekである。これらカンパニー
との議論はこれら汚染の大部分は新鮮な栄養分を加え、
廃物及び生成物を除去するため、該系に入るときに起こ
ると思われる。現在、これら発酵系に無菌的にアクセス
する簡単な手段はない。
【0067】米国でのマーケット開発の戦略は下記の通
りである: ・ ステート−オブ−ザ−アート連結技術としてTCD
TMを確立する; ・ TCDTM技術を市場に公表するために科学的会合と
セミナーを利用する; ・ 高いバリュー−イン−ユースセグメントにTCDTM
を最初に置く。
【0068】バイオ工学のための標準連結技術としてT
CDTMを確立することは減少する汚染のその効率のデモ
ンストレーションに依存する。その便利さと簡単さもま
た重要である。これらの特質を有効にデモンストレーシ
ョンすることは通常の使用条件下で収集した情報を必要
とする。
【0069】細胞培養でのTCDTMの実験を発展させそ
して発表することは他のバイオ工学用途でのこの技術の
需要を開発させるための公表を作りだし、そしてこのマ
ーケット用のステート−オブ−ザ−アート連結技術とし
てTCDTMを確立するのを助けるだろう。
【0070】本発明の上記用途に加えて、イオノマー変
性ポリ−エーテル−エステルは、特に流体及び半固体用
のチューブとして及びバクテリヤやウイルス駆逐用のシ
ート及びフイルムを作るための材料として食料処理に使
用できる。シート又はフイルムとして使用するとき、シ
ートは患者の上に掛けることができそして外科医は患者
内に該シートを切り込む。イオノマー変性ポリ−エーテ
ル−エステルはPVCの事実上すべての使用でPVCの
適当な代替物として有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオノマー変性ポリ−エーテル−エス
テルから作ったチューブの斜視図である。
【図2】図1のチューブを使用した尿排出系を示す図で
あり、Aは対応する丸で囲んだ部分に示す頂部空気シー
ルを拡大して示し、Bは対応する丸で囲んだ部分の排出
ラインを拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の材料に溶接されるPVCの伸び及び強
度特性を示す図表である。
【図4】本発明のイオノマー変性ポリ−エーテル−エス
テル材料に溶接されるPVCの伸び及び強度特性を示す
図表である。
【図5】腹膜透析にPVCチューブを使用するとき蒸気
殺菌するための従来のシステムを示す図である。
【図6】本発明のイオノマー変性ポリ−エーテル−エス
テルを用いる無菌バッグに供給される無菌溶液を示す図
である。
【図7】血液処理に使用される本発明のチューブによっ
て連結された主血液バッグと4つの無菌バッグを示す図
である。
【図8】従来技術の化学療法処置を示す図である。
【図9】本発明のチューブの使用法を示す図8に類似の
図である。
【図10】本発明のチューブを使用する人体の非口経的
給食を示す図である。
【符号の説明】
10 チューブ 12 患者 14 尿バッグ 16 溶着部 18、20 シール 22 チューブ 24 溶液バッグ 26 溶液 28 患者部位 38 血液供給針 40 主血液バッグ 44 注射器 46 入口ポート場所 48 ポリ−エーテル−エステルチューブ 50 ライン 52 遠位端 54 ポンプ又は鎧装

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックチューブによって第1場所
    と遠隔の容器との間に流体を移送する組立体において、
    前記プラスチックチューブがイオノマー変性ポリ−エー
    テル−エステル材料によって作られ、前記材料は可塑剤
    を含んでおらず、また前記材料は60psi までの内圧で
    の開放に耐えるシールを形成すべくそれ自身に溶接され
    ることができ、そして前記シールは外部指圧力によって
    開放することができることを特徴とする組立体。
  2. 【請求項2】 前記材料は2%乃至15%のイオノマー
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の組立体。
  3. 【請求項3】 前記材料は7%乃至10%のイオノマー
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の組立体。
  4. 【請求項4】 前記チューブはポリ塩化ビニルチューブ
    セクションに溶接されることを特徴とする請求項1に記
    載の組立体。
  5. 【請求項5】 該組立体はCAPD組立体であることを
    特徴とする請求項1に記載の組立体。
  6. 【請求項6】 該組立体は尿排出組立体であることを特
    徴とする請求項1に記載の組立体。
  7. 【請求項7】 該組立体は血液処理組立体であることを
    特徴とする請求項1に記載の組立体。
  8. 【請求項8】 該組立体は化学療法用組立体であること
    を特徴とする請求項1に記載の組立体。
  9. 【請求項9】 該組立体は非口経的給食組立体であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組立体。
  10. 【請求項10】 該組立体は細胞培養組立体であること
    を特徴とする請求項1に記載の組立体。
  11. 【請求項11】 該組立体は食料処理組立体であること
    を特徴とする請求項1に記載の組立体。
  12. 【請求項12】 前記容器は1%乃至50%のイオノマ
    ーを含むイオノマー変性ポリ−エーテル−エステル材料
    から作られることを特徴とする請求項1に記載の組立
    体。
  13. 【請求項13】 医療流体を第1場所から遠隔の第2場
    所へ移送する組立体であって、該流体が一方の場所にあ
    る容器中にありそして該流体が前記容器と連通するチュ
    ーブを通して運ばれてなる組立体において、前記容器が
    1%乃至50%のイオノマーを含むイオノマー変性ポリ
    −エーテル−エステル材料から作られることを特徴とす
    る組立体。
  14. 【請求項14】 該組立体はCAPD組立体であること
    を特徴とする請求項13に記載の組立体。
  15. 【請求項15】 該組立体は尿排出組立体であることを
    特徴とする請求項13に記載の組立体。
  16. 【請求項16】 該組立体は血液処理組立体であること
    を特徴とする請求項13に記載の組立体。
  17. 【請求項17】 該組立体は化学療法用組立体であるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の組立体。
  18. 【請求項18】 該組立体は非口経的給食組立体である
    ことを特徴とする請求項13に記載の組立体。
  19. 【請求項19】 第1場所と遠隔の容器の間に流体を移
    送するプラスチックチューブにおいて、前記チューブが
    可塑剤を含まずかつ2%乃至15%のイオノマーを含む
    イオノマー変性ポリ−エーテル−エステル材料から作ら
    れ、前記チューブが60psi までの内圧での開放に耐え
    るシールを形成すべくそれ自身に溶接されることがで
    き、前記シールは外部の指圧力で開放することができる
    ことを特徴とするプラスチックチューブ。
  20. 【請求項20】 医療流体を入れる容器において、前記
    容器が1%乃至15%のイオノマーを含むイオノマー変
    性ポリ−エーテル−エステル材料から作られることを特
    徴とする容器。
  21. 【請求項21】 手術中に外科用ドレープを使用する方
    法であって、前記ドレープは患者の上に置かれたシート
    形状をなし、外科医は手術中前記シートを切り離してな
    る方法において、外科用ドレープは1%乃至50%のイ
    オノマーを含むイオノマー変性ポリ−エーテル−エステ
    ルから作られることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 第1場所から第2場所にプラスチック
    チューブを通して両場所のうちの一方の場所にある容器
    内にある医療流体を移送する方法において、前記チュー
    ブは2%乃至15%のイオノマーを含むイオノマー変性
    ポリ−エーテル−エステルから作られ、前記容器は1%
    乃至50%のイオノマーを含むイオノマー変性ポリ−エ
    ーテル−エステルから作られることを特徴とする方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004792A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Taiyo Kagaku Co Ltd 液状食品組成物のチューブ流動性改善剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010004792A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Taiyo Kagaku Co Ltd 液状食品組成物のチューブ流動性改善剤

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