JPH09193752A - 自動車タイヤの泥除け装置 - Google Patents

自動車タイヤの泥除け装置

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JPH09193752A
JPH09193752A JP8023361A JP2336196A JPH09193752A JP H09193752 A JPH09193752 A JP H09193752A JP 8023361 A JP8023361 A JP 8023361A JP 2336196 A JP2336196 A JP 2336196A JP H09193752 A JPH09193752 A JP H09193752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
elastic sliding
receiving plate
wind receiving
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP8023361A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tajima
正幸 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikoku Bussan Kk
Original Assignee
Daikoku Bussan Kk
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Publication date
Application filed by Daikoku Bussan Kk filed Critical Daikoku Bussan Kk
Priority to JP8023361A priority Critical patent/JPH09193752A/ja
Publication of JPH09193752A publication Critical patent/JPH09193752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤに付着する泥を自動的に除去でき、ま
た積雪時にスノーチェーンをタイヤに装着する場合に障
害とならない自動車タイヤの泥除け装置を提供するこ
と。 【解決手段】 自動車のタイヤ15の側面に当接する弾
性摺接子3を風受板2に装着する。風受板2は第1ヒン
ジ6、連結板7、第2ヒンジ8を介して取付具9に回転
自在に連結される。取付具9はフェンダー14に取り付
けられる。自動車の低速走行時には、弾性摺接子3はタ
イヤ15の側面に摺接してタイヤ15に付着する泥を除
去する。高速走行時には風受板2が受ける風圧により弾
性摺接子3はタイヤ15から離れる。タイヤ15にスノ
ーチェーンを装着したときは、風受板2を第1ヒンジ6
と第2ヒンジ8を中心に回転させ、係合孔10をフック
11に係合して弾性摺接子3をタイヤ15から引き離
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のタイヤに
付着した泥を除去するための自動車タイヤの泥除け装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雨の日には、自動車のタイヤに泥が付着
する。従来、タイヤが泥で汚れた場合には、水洗いによ
り清掃していたが、水洗いは面倒なことから、本出願人
は先きに自動清掃できる清掃装置を提案した(実開平1
−83656号公報)。
【0003】このものは、ホールダー5(符号は同公報
援用、以下同)にゴム製ワイパー7を装着し、ホールダ
ー5を垂下杆4により自動車のフェンダー2に取り付け
たものである。取り付け状態において、ゴム製ワイパー
7はタイヤ9の側面に当接し、タイヤ9が回転すること
により、ゴム製ワイパー7でタイヤ9の側面に付着した
泥を除去するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積雪時には
タイヤにはスノーチェーンが装着されるが、この場合、
上記清掃装置のゴム製ワイパー7はスノーチェーンの障
害となる。したがってスノーチェーンを装着する場合に
は、清掃装置をフェンダーから取りはずさねばならない
ため、きわめて面倒であるという問題点があった。また
タイヤに付着した泥を除去するためには、ゴム製ワイパ
ー7はタイヤの表面にぴったりフィットさせねばならな
いが、自動車のタイヤの曲率は車種によって様々であ
る。ところが上記従来のゴム製ワイパー7の曲率は一定
であるため、すべての車種のタイヤにゴム製ワイパー7
をぴったりフィットできないという問題点があった。
【0005】したがって本発明は、スノーチェーンの障
害とならない自動車タイヤの泥除け装置を提供すること
を第1の目的とする。また曲率の異る様々なタイヤにぴ
ったりフィットして、確実に泥を除去できる自動車タイ
ヤの泥除け装置を提供することを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、自
動車のフェンダー14に取り付けられる取付具9と、こ
の取付具9にヒンジ部6、7、8を介して連結される風
受板2と、この風受板2に一体的に設けられてタイヤ1
5の側面に当接する弾性摺接子3とを有し、前記弾性摺
接子3を前記タイヤ15から引き離して前記風受板2を
前記取付具9に係脱自在に係合する係合手段10、11
を設けたものである。
【0007】また弾性摺接子3がタテ長のシート状であ
って、タイヤ15に摺接する自由端部側がヨコ方向のス
リット5によりタテ方向に多数個の断片3aに分割され
ており、かつ記弾性摺接子3の上部と下部をタイヤ15
側に押し付けることにより弾性摺接子3をタイヤ15の
曲率に応じて湾曲変形させるねじ込み手段18,19を
風受板2に設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成の泥除け装置1は、常時フェンダー1
4に取り付けておく。その状態で、自動車の低速走行時
には、弾性摺接子3はタイヤ15の側面に摺接し、タイ
ヤ15の側面に付着した泥を除去する。また積雪時など
の不要時には、係合手段10、11を係合させることに
より、弾性摺接子3をタイヤ15から引き離し、弾性摺
接子3がタイヤ15に装着されたスノーチェーンに接触
しないようにする。またねじ込み手段18,19のねじ
込み量を加減することにより、弾性摺接子3の曲率を変
え、その自由端部を様々な曲率のタイヤ15の側面にぴ
ったりフィットさせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は自動車タイヤの泥除け装置
の斜視図、図2は同使用中の正面図、図3は同使用中の
縦断面図、図4は同使用中の平断面図、図5は同部分正
面図である。図1において、この泥除け装置1は、風受
板2と弾性摺接子3を備えている。図3に示すように、
風受板2の断面形状は略フの字形であり、その短片2a
にビス4により弾性摺接子3を着脱自在に装着してい
る。
【0010】弾性摺接子3はタテ長のシート状であっ
て、ゴムや軟質樹脂などから成っており、自動車のタイ
ヤの側面に密接できるように円弧状に屈曲され、かつタ
イヤに摺接するその自由端部側は、タイヤの側面にフィ
ットしやすいようにヨコ方向のスリット5で多数個の断
片3aにタテ方向に分割されている。風受板2は、合成
樹脂や金属板により形成されており、自動車の走行時に
は前方から風圧を十分に受けられるようにわん曲して形
成されている。
【0011】図1において、風受板2の上端部には舌片
2bが突設されている。舌片2bには第1ヒンジ6によ
り連結板7が回転自在に軸着されている。連結板7の上
端部には第2ヒンジ8により取付具9が回転自在に軸着
されている。これらの要素6、7、8は、風受板2を回
転させるためのヒンジ部となっている。ヒンジ部として
は、例えば可撓ヒンジなどの他の構造のものでもよい。
取付具9は屈曲自在な素材により長板状に形成されてい
る。取付具9にはピン状のフック11が突設されてい
る。また舌片2bにはこのフック11に係脱自在に係合
する係合孔10(図5)が開孔されている。すなわち、
係合孔10とフック11は係合手段となっている。
【0012】取付具9の上端部には孔部12が開孔され
ている。図2に示すように、孔部12にビス13を挿着
することにより、この泥除け装置1は自動車のフェンダ
ー14の下部に垂設される。図2において、15は自動
車のタイヤ、16はホイール、17は回転シャフトであ
る。
【0013】図3において、風受板2の上部と下部には
ナット19が取り付けられている。ナット18にはねじ
18が螺着されている。ねじ18の先端部は弾性摺接子
3の背面に当接している。ドライバー20でねじ18を
回すと、ねじ18は横方向(その長手方向)に移動す
る。ねじ18をねじ込んで弾性摺接子3側に前進させ、
ねじ18の先端部で弾性摺接子3の背面の上部と下部を
押すと、弾性摺接子3は湾曲して、その自由端部はタイ
ヤ15の側面にぴったりフィットする。すなわち、ねじ
18のねじ込み量を加減することにより、弾性摺接子3
の曲率をかえ、その自由端部を様々な曲率のタイヤ15
の側面にぴったりフィットさせ、これによりタイヤ15
に付着する泥を確実に除去することができる。なお、図
2および図4では、図が繁雑になるので、ナット19や
ねじ18は省略している。
【0014】この自動車タイヤの泥除け装置1は上記の
ように構成されており、次にその使用方法を説明する。
図2に示すように、この泥除け装置1はフェンダー14
に垂設される。自動車の停止時や低速走行時には、泥除
け装置1は自重により垂下し、弾性摺接子3は図示する
ようにタイヤ15の側面に摺接する。そして低速回転す
るタイヤ15の側面に付着する泥を擦って除去する。
【0015】自動車の走行速度が速くなると、図4に示
すように風受板2は大きな風圧Fを受け、この風圧のた
めに側方あるいは後方へ変位して弾性摺接子3はタイヤ
15から離れる(図3の鎖線参照)。すなわち弾性摺接
子3は、自動車の停止時や低速走行時にのみタイヤ15
の側面に摺接して泥を除去するが、高速走行時にはタイ
ヤ15から離れる。
【0016】さて、積雪時には、タイヤ15にはスノー
チェーンが装着される。この場合には、図2において鎖
線で示すように、風受板2を第1ヒンジ6と第2ヒンジ
8を中心に回転させることにより、係合孔10をフック
11に係合させれば、風受板2および弾性摺接子3は鎖
線で示すように斜上方へ退去し、弾性摺接子3はタイヤ
15から引き離される。したがって弾性摺接子3がタイ
ヤ15に装着されたスノーチェーンに接触することはな
い。勿論、ヒンジ部として可撓ヒンジなどの他の構造の
ヒンジ部を用いれば、風受板2を後方へ退去させてタイ
ヤ15から引き離すことができる。また積雪が止み、ス
ノーチェーンをタイヤ15から取り除いたならば、係合
孔10をフック11から取りはずし、元の状態に戻す。
【0017】長時間使用する間に、弾性摺接子3は次第
に摩耗する。この場合には、ビス4を着脱して新たな弾
性摺接子3を風受板2に装着する。このように弾性摺接
子3を着脱自在に風受板2に装着するように構成すれ
ば、消耗品である弾性摺接子3の交換を行うことができ
る。
【0018】本発明は上記実施の形態に限定されないの
であって、例えば風受板2と弾性摺接子3をゴムや軟質
樹脂などの弾性材により一体成形してもよいものであ
る。ただしこの場合には、上述した弾性摺接子3のみの
交換は行えない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自動車の
フェンダー14に取り付けられる取付具9と、この取付
具9にヒンジ部6、7、8を介して連結される風受板2
と、この風受板2に一体的に設けられてタイヤ15の側
面に当接する弾性摺接子3とを有し、前記弾性摺接子3
を前記タイヤ15から引き離して前記風受板2を前記取
付具9に係脱自在に係合する係合手段10、11を設け
ているので、タイヤ15に付着した泥をきれいに自動除
去することができる。また積雪時にタイヤ15にスノー
チェーンを装着するときは、弾性摺接子3を簡単にタイ
ヤ15から引き離すことができるので、きわめて使用勝
手にすぐれている。またねじ込み手段18,19のねじ
込み量を加減することにより、弾性摺接子3の曲率を変
え、その自由端部を様々な曲率のタイヤ15の側面にぴ
ったりフィットさせ、タイヤ15の側面に付着する泥を
確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車タイヤの泥除け装置の斜視図
【図2】自動車タイヤの泥除け装置の使用中の正面図
【図3】自動車タイヤの泥除け装置の使用中の縦断面図
【図4】自動車タイヤの泥除け装置の使用中の平断面図
【図5】自動車タイヤの泥除け装置の部分正面図
【符号の説明】
1 泥除け装置 2 風受板 3 弾性摺接子 6 第1ヒンジ 7 連結板 8 第2ヒンジ 9 取付具 10 係合孔 11 フック 18 ナット 19 ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフェンダー14に取り付けられ
    る取付具9と、この取付具9にヒンジ部6、7、8を介
    して連結される風受板2と、この風受板2に一体的に設
    けられてタイヤ15の側面に当接する弾性摺接子3とを
    有し、前記弾性摺接子3を前記タイヤ15から引き離し
    て前記風受板2を前記取付具9に係脱自在に係合する係
    合手段10、11を設けたことを特徴とする自動車タイ
    ヤの泥除け装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性摺接子3がタテ長のシート状で
    あって、タイヤ15に摺接する自由端部側がヨコ方向の
    スリット5によりタテ方向に多数個の断片3aに分割さ
    れており、かつ前記弾性摺接子3の上部と下部をタイヤ
    15側に押し付けることにより前記弾性摺接子3をタイ
    ヤ15の曲率に応じて湾曲変形させるねじ込み手段1
    8,19を前記風受板2に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の自動車タイヤの泥除け装置。
JP8023361A 1996-01-16 1996-01-16 自動車タイヤの泥除け装置 Pending JPH09193752A (ja)

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Cited By (5)

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