JPH09192204A - 滅菌ガス循環装置 - Google Patents

滅菌ガス循環装置

Info

Publication number
JPH09192204A
JPH09192204A JP8009799A JP979996A JPH09192204A JP H09192204 A JPH09192204 A JP H09192204A JP 8009799 A JP8009799 A JP 8009799A JP 979996 A JP979996 A JP 979996A JP H09192204 A JPH09192204 A JP H09192204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilizing gas
gas
water
blower
sterilizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8009799A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kataoka
賢 片岡
Hiromi Nakane
浩美 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP8009799A priority Critical patent/JPH09192204A/ja
Publication of JPH09192204A publication Critical patent/JPH09192204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 滅菌ガスに混入した水分を検出することがで
き、それによって医療用品等の被滅菌物に水分が付着す
ることを防止することができ、また水分によって滅菌ガ
ス循環装置が故障するおそれがない滅菌ガス循環装置を
提供する。 【解決手段】 滅菌ガスを滅菌機へ供給するとともに滅
菌ガスを滅菌機から排出するブロワーとガス循環用配管
を備えた滅菌ガス循環装置において、ブロワーと滅菌機
とを結ぶガス循環用配管にガス循環用配管中の滅菌ガス
とこれに混入した水分とを分離する分離機を設け、かつ
分離機にて分離された水分を検知する水分検知器を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滅菌ガス循環装置
に関し、詳しくは滅菌ガスに混入した水分を滅菌ガスと
分離し、水分を検出することができる滅菌ガス循環装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療の場に用いられるカテーテ
ル・人工皮膚等の医療用品は、製造工程においても衛生
面には十分配慮した環境のもとで製造されているが、さ
らに安全を期して医薬用品に滅菌処理を施した上で梱包
出荷されている。また、医療に使用された医療用品は、
通常、洗浄、滅菌処理して再使用に供されることもあ
る。このような滅菌処理においては、滅菌用のガスとし
てエチレンオキサイドガス(以下EOと略す)等が使用
され、滅菌機にガス循環用配管を接続し、ブロワー等を
用いてEOを循環させる装置を用いて処理が行われる。
ところが、従来の滅菌ガス循環装置では、ガス循環のた
めにブロワーを使用するが、ブロワーには空気の浸入を
防止するためのメカニカルシールが施されており、ブロ
ワー作動中にメカニカルシールが発熱して高温になるの
で、その冷却のためにメカニカルシール用の冷却水を供
給しており、この冷却水がEO等の滅菌ガスに混入する
おそれがあった。また、医療用品に付着していた水分が
EOに混入するおそれもあった。これらの混入した水分
は、滅菌中の医療用品に付着し、医療用品の品質等に影
響を及ぼしたり、また、滅菌ガス循環装置が故障する原
因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、滅菌ガスに
混入した水分を検出することができ、それによって医療
用品等の被滅菌物に水分が付着することを防止すること
ができ、また水分によって滅菌ガス循環装置が故障する
おそれがない滅菌ガス循環装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意検討の結果、滅菌ガス循環装置
に循環している滅菌ガス中の水分を検知することによ
り、上記課題を解決することを見出し、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、滅菌ガスを滅菌機へ供給する
とともに滅菌ガスを滅菌機から排出するブロワーとガス
循環用配管を備えた滅菌ガス循環装置において、ブロワ
ーと滅菌機とを結ぶガス循環用配管にガス循環用配管中
の滅菌ガスとこれに混入した水分とを分離する分離機を
設け、かつ分離機にて分離された水分を検知する水分検
知器を設けたことを特徴とする滅菌ガス循環装置を要旨
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
まず、図面によって本発明を説明する。図1は、本発明
の滅菌ガス循環装置の一例のフローシートを示す。図1
の滅菌ガス循環装置は、滅菌機1にブロワー2及び分離
機としてサイクロン3がガス循環用配管7によって接続
され、滅菌ガスの循環経路が形成されている。さらに、
ガス循環用配管7には滅菌ガス供給部9が連結されてい
る。上記サイクロン3の下部ノズルには水抜きバルブ4
が設けられ、また、上記ブロワー2には、ブロワー2に
施されたメカニカルシールを冷却するための冷却水供給
弁6が連結されている。さらに、上記サイクロン3の下
部ノズルの壁面には水分検知器5が設けられ、この水分
検知器5はブロワー2、冷却水供給弁6及び警報装置8
に電気的に接続されている。
【0006】次に、図1の本発明の滅菌ガス循環装置の
フローシートに基づいて、滅菌処理操作の手順を説明す
る。まず、滅菌機1に医療用品のような被滅菌物を入
れ、メカニカルシール用の冷却水供給弁6を開き、真空
ポンプにて滅菌機1内を減圧した後、滅菌ガス供給部9
からEOをブロワー2に供給し、ブロワー2を作動させ
てサイクロン3を介してEOを滅菌機1内に送り込み、
循環装置内を循環させる。この際、滅菌ガス中にブロワ
ー2に供給される冷却水や被滅菌物からの水分が混入し
ていると、サイクロン3によって滅菌ガスから分離され
る。サイクロン3によって滅菌ガスから分離された水分
はサイクロン3の下部ノズルに溜まり、サイクロン3の
下部ノズルに溜まった水分は水分検知器5で検出する。
【0007】一定量の水分を検知した場合、ブロワー2
が停止され滅菌機1内への滅菌ガスの循環が止まり、メ
カニカルシール用冷却水供給弁6が閉止され、同時に、
警報が鳴り、水分がガス配管7に混入したことを運転員
に知らせる。ブロワーを停止した状態でも、そのまま放
置すれば滅菌工程は継続するので、滅菌操作は中断しな
くてもよい。滅菌処理が終了した後、サイクロン3の下
部ノズルの水抜きバルブ4を開放し水抜きをする。
【0008】本発明の滅菌ガス循環装置に設けられるブ
ロワーは、滅菌ガスを滅菌ガス循環装置内に循環させる
ための装置であり、滅菌ガスを循環させることにより滅
菌効果を高める。
【0009】本発明の滅菌ガス循環装置に設けられた滅
菌ガスに混入した水分を分離する分離機は、循環中の滅
菌ガスから水分を分離できる装置であっても、または、
循環中の滅菌ガスから水分を検知するために分離する装
置であって、大量の水を分離するための装置でなくても
良い。分離機にはノズルが設けられており、分離機に溜
まった水を排出できるバルブが設けられている。また、
分離機には分離機に溜まった水を検知するための水分検
知器が設けられている。
【0010】このような分離機として、たとえば、遠心
分離を利用するサイクロン等を用いることができる。遠
心分離を利用するサイクロンを使用する場合には、滅菌
ガスに混入した水分を分離するために、サイクロンの入
口ガス流速を、好ましくは5〜20m/s、さらに好ま
しくは10〜15m/s、特に好ましくは10.5m/
sにすればよい。
【0011】本発明において、水分検知器は、分離機に
溜まった水を検知できるものであればいかなるものでも
よく、たとえば、圧力式レベル計、電極式レベル計、放
射線式レベル計、超音波レベル計等が挙げられる。上記
水分検知器のなかでも、超音波レベル計は、発信器から
発信された超音波が液面で反射してもどってくる反射時
間や反射波のレベルを検出して液面の高さを測定するも
の等があり、発信器を液中、液面上のいずれにも設置す
ることができ、また、安全性、経済性の面でも、特に好
ましい。
【0012】超音波レベル計としては、例えば、壁面取
付式レベルスイッチ(UM型)(キーエンス社製)等を
用いることができる。このレベルスイッチは、センサヘ
ッド内部に超音波の発振・受信素子が組み込まれてお
り、サイクロンの壁面に直接取付けられたセンサヘッド
から超音波を発振し、反射してくる超音波を常時測定す
るものであり、サイクロン内部に液体がある時は反射波
のレベルが高く、液体がない時は反射波のレベルが低い
という性質を利用して、センサヘッドの前方に液体があ
るかないかを判定することができる。
【0013】本発明の滅菌ガス循環装置は、水分検知器
とブロワーやメカニカルシール用冷却水供給弁等とが電
気的に作動するものであり、水分検知器が一定量の水分
を検知した場合、自動的にブロワーを停止して滅菌機内
への滅菌ガスの循環を止め、メカニカルシール用の冷却
水供給弁を閉止することにより、滅菌中の医療用品へ水
分が付着することを防止することができる。
【0014】また、水分検知器を警報ブザーや警報ラン
プ等の警報装置と連動させることにより、循環中の滅菌
ガスに水分が混入したことを容易に知らせることができ
る。
【0015】滅菌中、滅菌機内の温度は適宜設定すれば
よいが、好ましい温度は40〜50℃である。滅菌機内
の温度にともなって、循環する滅菌ガスやメカニカルシ
ールの温度も高くなるので、メカニカルシール用冷却水
を供給してメカニカルシールを冷却すればよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の滅菌ガス循環装置は、滅菌ガス
に混入した水分を検出することができ、それによって医
療用品等の被滅菌物に水分が付着することを防止するこ
とができ、また水分によって滅菌ガス循環装置が故障す
るおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の滅菌ガス循環装置の一例のフローシー
トを示す。
【符号の説明】
1 滅菌機 2 ブロワー 3 サイクロン 4 水抜きバルブ 5 水分検知器 6 冷却水供給弁 7 ガス循環用配管 8 警報装置 9 滅菌ガス供給部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌ガスを滅菌機へ供給するとともに滅
    菌ガスを滅菌機から排出するブロワーとガス循環用配管
    を備えた滅菌ガス循環装置において、ブロワーと滅菌機
    とを結ぶガス循環用配管にガス循環用配管中の滅菌ガス
    とこれに混入した水分とを分離する分離機を設け、かつ
    分離機にて分離された水分を検知する水分検知器を設け
    たことを特徴とする滅菌ガス循環装置。
  2. 【請求項2】 水分検知器がブロワーと電気的に接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の滅菌ガス循環
    装置。
JP8009799A 1996-01-24 1996-01-24 滅菌ガス循環装置 Pending JPH09192204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8009799A JPH09192204A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 滅菌ガス循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8009799A JPH09192204A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 滅菌ガス循環装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09192204A true JPH09192204A (ja) 1997-07-29

Family

ID=11730251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8009799A Pending JPH09192204A (ja) 1996-01-24 1996-01-24 滅菌ガス循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09192204A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002045758A1 (en) * 2000-12-04 2002-06-13 Shinhung Company Ltd. Sterilizer for medical appliance

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002045758A1 (en) * 2000-12-04 2002-06-13 Shinhung Company Ltd. Sterilizer for medical appliance
KR100386012B1 (ko) * 2000-12-04 2003-06-02 주식회사 신흥 의료기구용 멸균장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8575525B2 (en) Tunnel for conditioning of products, especially for sterilization of food in prepackaged containers
CN101410142B (zh) 杀菌箱
US6566659B1 (en) Parametric control in pulsed light sterilization
US3481689A (en) Method for disinfecting medical instruments and apparatus
EP1124430B1 (en) Method and apparatus for steam pasteurization of meat
EP3328443B1 (en) Systems and methods for detecting fluid leaks using a non-contact optical sensor
US20030155531A1 (en) Sterilization of packages and their contents using light
KR101841062B1 (ko) 육가공 처리방법
WO1991017641A1 (en) Apparatus for the rapid thawing and freezing of blood and blood components
US9533065B2 (en) Automated sterilization process integrated with a blow fill seal machine
CN107952086A (zh) 一种医疗器械消毒装置
US6537491B1 (en) Apparatus having sterilant monitoring system
JP2000060764A (ja) 自動式手消毒器
JPH09192204A (ja) 滅菌ガス循環装置
US4921675A (en) Biocidal gas sterilizer
JP2000238728A (ja) 食品加工装置
JP2635071B2 (ja) 無菌包装装置
CN105060228B (zh) 一种应用于吹灌封一体机的a级风淋装置
CN211990024U (zh) 一种医疗器械循环清洗装置
JP2004016861A (ja) 蒸気加熱方法
CN216148666U (zh) 一种检验科生化检验防护装置
JP2748256B2 (ja) キャップ供給装置
CN214585358U (zh) 一种医疗器械消毒质量检测装置
KR102356387B1 (ko) 저온 건식 멸균 시스템
CN109464086A (zh) 超声波式砧板清洗器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080527

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02