JPH09191040A - 基板の搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

基板の搬送装置及び搬送方法

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JPH09191040A
JPH09191040A JP8003798A JP379896A JPH09191040A JP H09191040 A JPH09191040 A JP H09191040A JP 8003798 A JP8003798 A JP 8003798A JP 379896 A JP379896 A JP 379896A JP H09191040 A JPH09191040 A JP H09191040A
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JP
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bar
substrate
holding
holding bar
transfer
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JP8003798A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Katsuyama
均 勝山
Kazutaka Yanagida
一隆 柳田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の搬送姿勢を安定にし、引っかかりをなく
して搬送するとともに、塵の発生を無くした基板の搬送
装置を提供する。 【解決手段】基板101を略水平方向に搬送するための
基板の搬送装置であって、基板101を保持すると共
に、基板の裏面側に突出し、上下に離間して配置された
第1及び第2の係合ピン104,105を有する基板保
持板102と、略水平方向に延出して配置されると共
に、第2の係合ピン105を支持し、所定のピッチ距離
だけ水平方向に往復運動する搬送バー13と、略水平方
向に延出して配置されると共に、第1の係合ピン104
を支持し、所定高さだけ上下方向に往復運動する保持バ
ー12とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を略水平方向
に搬送する基板の搬送装置及び搬送方法に関し、特に真
空室内で基板に表面処理を施す真空処理装置に使用され
る基板の搬送装置及び搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、真空成膜装置などにおける基板の
搬送は、図32に示すような方法で行われていた。
【0003】図32においては、基板501は、その内
周部に内周マスク503がセットされ、さらに外周をマ
スクするマスク部材502に保持されて搬送される。ガ
イド部材504は、マスク部材502が倒れないように
ガイドするものである。マスク部材502は搬送用ロー
ラーチェーン505上に載置されており、不図示の駆動
装置によってローラーチェーン505が駆動されると、
ガイド部材504によりガイドされながらローラーチェ
ーン505の進行方向に搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来例では、ガイド部材504とマスク部材502とのク
リアランスを大きくとると、マスク部材502の姿勢が
安定しないという問題があった。またクリアランスを小
さくすると、マスク部材502がガイド部材504と接
触し、引っかかりやすくなり、安定した搬送ができない
という問題があった。
【0005】また、ガイド部材504とマスク部材50
2とがこすれることにより塵が発生し、真空室内の物質
に塵が付着するという問題があった。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、基板の搬
送姿勢を安定にし、引っかかりをなくして搬送するとと
もに、塵の発生を無くした基板の搬送装置及び搬送方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明に係わる基板の搬送装置
は、基板を略水平方向に搬送するための基板の搬送装置
であって、前記基板を保持すると共に、該基板の裏面側
に突出し、上下に離間して配置された第1及び第2の係
合部を有する基板保持部材と、略水平方向に延出して配
置されると共に、前記第2の係合部を支持し、所定のピ
ッチ距離だけ水平方向に往復運動する搬送バーと、略水
平方向に延出して配置されると共に、前記第1の係合部
を支持し、所定高さだけ上下方向に往復運動する保持バ
ーとを具備することを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記基板保持部材は、前記基板の周辺領域を被
覆するためのマスクであることを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方向に対
して所定角度傾けて配置されていることを特徴としてい
る。
【0010】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方向に平
行に配置されており、前記第1の係合部と前記保持バー
の係合部位には互いに斜面を形成すると共に、前記第2
の係合部と前記搬送バーの係合部位にも互いに斜面を形
成することにより、前記保持バーと前記搬送バーによる
前記基板保持部材の支持状態を安定化させたことを特徴
としている。
【0011】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記搬送バーと保持バーの中間部には、前記基
板の表面に膜を形成する真空成膜装置が接続されている
ことを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記保持バーには、前記第2の係合部を所定の
位置に引込むための斜面が形成されていることを特徴と
している。
【0013】また、この発明に係わる基板の搬送装置に
おいて、前記斜面の水平方向のピッチ間隔は、前記保持
バーの始端部と終端部において前記基板保持部材の幅よ
りも大きく設定され、前記保持バーのの中間部におい
て、前記保持部材の幅以下に設定されていることを特徴
としている。
【0014】また、本発明に係わる基板の搬送方法は、
基板を略水平方向に搬送するための基板の搬送方法であ
って、前記基板を基板保持部材に保持し、該基板保持部
材に形成された第1及び第2の係合部の内の第1の係合
部を、略水平方向に延出し上下動可能に設けられた保持
バーによって支持し、前記保持バーを下降させて、前記
第2の係合部を前記保持バーと平行に配置された搬送バ
ー上に接触させると共に、前記第1の係合部を前記保持
バーから離間させ、前記搬送バーを水平方向に所定ピッ
チだけ移動させて前記基板を前記所定ピッチだけ搬送
し、前記保持バーを上昇させて、前記第1の係合部を前
記保持バー上に支持させると共に、前記第2の係合部を
前記搬送バーから離間させ、その後、前記搬送バーを前
記所定ピッチだけ水平方向に戻すことを特徴としてい
る。
【0015】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記基板保持部材は、前記基板の周辺領域を被
覆するためのマスクであることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方向に対
して所定角度傾けて配置されていることを特徴としてい
る。
【0017】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方向に平
行に配置されており、前記第1の係合部と前記保持バー
の係合部位には互いに斜面を形成すると共に、前記第2
の係合部と前記搬送バーの係合部位にも互いに斜面を形
成することにより、前記保持バーと前記搬送バーによる
前記基板保持部材の支持状態を安定化させたことを特徴
としている。
【0018】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記搬送バーと保持バーのの中間部には、前記
基板の表面に膜を形成する真空成膜装置が接続されてい
ることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記保持バーには、前記第2の係合部を所定の
位置に引込むための斜面が形成されていることを特徴と
している。
【0020】また、この発明に係わる基板の搬送方法に
おいて、前記斜面の水平方向のピッチ間隔は、前記保持
バーの始端部と終端部において前記基板保持部材の幅よ
りも大きく設定され、前記保持バーの中間部において、
前記保持部材の幅以下に設定されていることを特徴とし
ている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係わる基板の搬送装置が使用される真空処理
装置の概略的な構成を示す図である。
【0023】図1において、搬送部1の中央部には成膜
処理部であるプロセスチャンバー2が取り付けられてい
る。基板101は、基板101の外周領域をマスキング
するマスク板102によって保持・搬送される。
【0024】搬送部1および成膜処理部であるプロセス
チャンバー2は、成膜に必要な真空度で真空空間を形成
するよう密閉構造となっている。
【0025】搬送部1の入り口部には、基板101を投
入するための投入チャンバー3が取り付けられている。
投入チャンバー3の前後には、ゲートバルプ5a,5b
が取り付けられている。大気側のゲートバルブ5aを開
き、不図示の投入手段で投入チャンバー3内に基板10
1が投入される。このとき投入される基板の枚数は、一
枚でも複数枚であってもよい。
【0026】大気側のゲートバルブ5aが閉じられる
と、投入チャンバー3は搬送部1と同じ真空度になるま
で、不図示の真空ポンプにて排気される。同じ真空度に
なると、搬送側ゲートバルブ5bが開き、不図示の移載
手段で基板101が搬送部1に移載される。
【0027】基板101は一枚ずつ搬送部1に移載さ
れ、搬送部1によって順次間欠送りされる。搬送部1の
中央部に取り付けられたプロセスチャンバー2を通過す
る際に、所望の膜が基板101上に成膜される。プロセ
スチャンバー2を通過した基板101は出口部まで搬送
されるが、搬送部1の出口部には、基板101を排出す
るための排出チャンバー4が取り付けられている。搬送
側ゲートバルブ5bが開き、不図示の移載手段で基板1
01が、搬送部1から排出チャンバー4に移載される。
【0028】図2は、図1に示す装置を断面で示した平
面図である。搬送部1のチャンバー11内には、保持バ
ー12、搬送バー13がそれぞれ移動可能なように支持
されている。搬送バー13の両端には、ガイドシャフト
14a,14bが取り付けられている。ガイドシャフト
14a,14bは、リニアガイド16a,16bによっ
て、図中左右方向に直線移動可能なような支持されてい
る。
【0029】大気中に突出しているガイドシャフト14
a,14bと、真空に密閉された搬送部チャンバー11
間の密閉を保つために、直動シール15a,15bが取
り付けられている。この直動シール15a,15bは、
一般的によく使われるベローズシールや、ウイルソンシ
ールのようなものを用いることができる。
【0030】一対となっているガイドシャフト14a,
14bの片側のガイドシャフト14aには、連結バー1
7が取り付けられている。連結バー17には、クランク
レバー18が鉛直面内で回動自在に取り付けられてい
る。クランクレバー18は、搬送バー駆動モータ19の
シャフトに対して、不図示のキーとクランプボルトによ
って固着されており、モータ19の回転駆動力がクラン
クレバー18に伝達されるようになっている。搬送バー
駆動モータ19が回転すると、このリンク機構により搬
送バー13が図中左右方向に往復運動される。ここでは
一例としてリンク機構を取り上げたが、ボールネジやラ
ック&ピニオンなどのように、直線運動をするものなら
どのようなものであってもい。
【0031】図3は、図2に示す装置を矢印A方向から
見た断面図である。
【0032】搬送バー13が横方向に移動可能なように
支持されていたのに対し、保持バー12は上下方向に移
動可能なように支持されている。保持バー12の両端部
側には、ガイドシャフト20a,20bが取り付けられ
ている。ガイドシャフト20a,20bは、リニアガイ
ド22a,22bによって、直線移動可能なように支持
されている。
【0033】大気中に突出しているガイドシャフト20
a,20bと、真空に密閉された搬送部チャンバー11
間の密閉を保つために、直動シール21a,21bが取
り付けられている。この直動シール21は、一般的に良
く使われるベローズシールや、ウイルソンシールのよう
なものを用いることができる。
【0034】ガイドシャフト20a,20bの下端に
は、カムフォロアー23a,23bが取り付けられてい
る。またガイドシャフト20a,20bは、バネ33a,
33bによって下方に付勢されている。このバネ33
a,33bにより、カムフォロアー23a,23bは保持
バー駆動カム24a,24bに当接されるようになって
いる。保持バー駆動カム24a,24bは、キー27a,
27bによって保持バー駆動モータ25a,25bのシ
ャフトと連結されており、保持バー駆動モータ25a,
25bの回転力が保持バー駆動カム24a,24bに伝
達されるようになっている。従って、保持バー駆動モー
タ25a,25bが回転すると、保持バー12が上下動
作することになる。
【0035】図3では一対のガイドシャフト20a,2
0bに対し、それぞれ保持バー駆動モータ25a,25
bが取り付けられているが、一対のガイドシャフト20
a,20bを連結バーなどで連結し、その中央にカムフ
ォロアーを設けて、一つのカムとモータで上下に駆動す
ることも可能である。
【0036】図4は、図3のB−B方向から見た一部断
面で示した側面図である。ここでは直動シール21a,
21bをベローズシールにした場合の例で図示してあ
る。また、リニアガイド22a,22bはベローズシー
ルの内部に取り付けられているが、ベローズシールの外
部にあってもよい。
【0037】保持バー12は、シャフト連結ブロック2
8によりガイドシャフト20a,20bと連結されてい
る。保持バー12はガイドシャフト20a,20bに対
して、ある傾斜角θを持って取り付けられている。保持
バー12は断面コの字形をしており、この間に搬送バー
13が配置されている。搬送バー13も同じ傾斜角θを
もって取り付けられている。この傾斜角θは、マスク板
102を安定に搬送できる角度であるとともに、成膜に
影響を及ぼさない角度であることが望ましい。しかし、
基板の成膜面Sに対しプロセスチャンバー2を平行に設
置したい場合は、図5のように搬送部のチャンバー11
を変形し、プロセスチャンバー2を平行に設置すること
もできる。
【0038】図6は、基板とマスク板の構成を示す図で
ある。図7は、図6に示した基板とマスク板の構成の側
面図である。
【0039】円形状の基板101は、その外周の周辺領
域を被覆するとともに、搬送の際に基板101を保持す
るためのマスク板102に取り付け固定されている。
【0040】また、基板101は、内周の周辺領域を被
覆する、内周マスク板103が中央部に取り付けられて
いる。マスク板102には、保持バー12と係合するピ
ン104と、搬送バー13と係合するピン105が設け
られている。
【0041】図8乃至図10は、保持バー12の動作時
のマスク板102と保持バー12及び搬送バー13の位
置関係を示す図である。
【0042】図8は、保持バー12が上昇して、マスク
板102が搬送バー13から切り離された状態を示す。
マスク板102に設けられている保持バー係合ピン10
4は、保持バー12のA面と当接し保持されている。ま
たマスク板102の裏面は、保持バー12のB面と当接
している。保持バー12はガイドシャフト20aの上下
方向に対して傾斜角θをもって取り付けられているの
で、マスク板102を安定して保持することができるよ
うになっている。保持バー12が下降すると、マスク板
102に設けられた搬送バー係合ピン105の根元部D
が、搬送バー13の頂点Eを目指して下降してゆく。図
9は、保持バー12がストロークl1だけ下降した状態
を示す。マスク板102に設けられた搬送バー係合ピン
105が搬送バー13のC面と当接し、またマスク板1
02の裏面は搬送バー13のF面と当接している。それ
からさらに保持バー12が下降すると、図10で示す状
態になる。マスク板102は保持バー12から切り離さ
れ、搬送バー13のみで保持されている。マスク板10
2の重心Gは、搬送バー13の角部Hよりも内側にある
ので、安定して保持することができる。
【0043】また、保持バーのガイドシャフト20aの
移動方向に対して、保持バー12、搬送バー13がそれ
ぞれ角度θだけ傾斜しているので、保持バー12のB面
と搬送バー13のF面とは距離dだけ隙間が空くことに
なる。この距離dは次式で求められる。
【0044】d=l1×sinθ このように、距離dだけ隙間が生じるため、搬送バー1
3の往復動作時に、マスク板102が保持バー12や搬
送バー13と擦れることがない。また、マスク板102
に設けられた保持バー係合ピン104や搬送バー係合ピ
ン105が、保持バー12、搬送バー13と当接する際
も、マスク板102が保持バー12や搬送バー13と擦
れることがないため、塵を発生させないクリーンな搬送
を行うことができる。
【0045】図11は、保持バー12、搬送バー13の
動作フローチャートを示したものである。図12乃至図
15は、マスク板102の搬送動作を正面から示す図で
ある。図12の状態から保持バー12が下降し(ステッ
プS1)、マスク板102を搬送バー13に載せる(図
13の状態)。それから搬送バー13が一定ストローク
前進し(ステップS2)、マスク板102を搬送する
(図14の状態)。ここでのストロークは、マスク板1
02の外形寸法と同一にしている。搬送バー13が前進
端に達すると、搬送バー13は停止し、保持バー12が
上昇する(ステップS3)。保持バー12が上昇端に達
し、搬送バー13からマスク板102を切り離すと、次
のマスク板102を搬送するために搬送バー13が後退
端に戻る(ステップS4、図15の状態)。この動作を
繰り返してマスク板102を一枚ずつ順次搬送してゆ
く。
【0046】(第2の実施形態)図16乃至図18は、
本発明の第2のの実施形態に係わる搬送部の構成を示す
図である。
【0047】図16は本実施形態における搬送部を断面
で示した側面図である。基板101の成膜面Sが垂直方
向に沿って配置され、傾斜角θをもって保持バーガイド
シャフト20が取り付けられている。搬送部チャンバー
11に取り付けられる直動シールやリニアガイドは、斜
めに切断された間座29を介して取り付けられている。
【0048】図17は、マスク板202と保持バー21
2、搬送バー213の一関係を示す図である。図18
は、マスク板の係合手段の一例を示す図である。保持バ
ー212のガイドシャフト20の移動方向に対して、保
持バー212、搬送バー213がそれぞれ角度θだけ傾
斜しているので、保持バー212のB面と搬送バー21
3のF面とは距離dだけ隙間が空き、クリーンな搬送を
行うことができる。しかし、マスク板102の重心位置
がB面、F面より外側にあるのでマスク板102が落下
し易くなる。それを防ぐために、図18に示すように係
合ピンの形状を工夫してある。図18の(a)では、一
部円錐状になった段付きピンになっている。また(b)
では、一部斜面を持ったブロック形状となっている。保
持バー212、搬送バー213はそれに合わせた形状と
なっている。
【0049】このようにすれば、基板の成膜面を垂直に
保ったままクリーンな搬送を行うことができる。これに
より、プロセスチャンバー2を基板面と平行に設置する
事も容易になるとともに、プロセスチャンバー2や搬送
部チャンバー11から発生する塵が、基板成膜面に落下
することも少なくなる。
【0050】(第3の実施形態)図19乃至図24は、
本発明の第3の実施形態に係わる搬送部の構成を示す図
である。
【0051】図19は、搬送部300を連続的に接続
し、プロセスチャンバーを複数個配置して連続的に成膜
を行う装置構成の概略を示すものである。
【0052】図20は搬送部300の概要を断面で示し
た平面図である。図21は、図20を矢印C方向から見
た断面図である。図22は、図20をX−X方向から見
た断面図である。
【0053】搬送バー313の後背面部には、一対のガ
イドシャフト取り付けブロック315が取り付けられ、
下方にのびた形状となっている。このガイドシャフト取
り付けブロック315には、搬送バーガイドシャフト3
14がクランプボルトにて固着されている。リニアガイ
ド316は、搬送部チャンバー311の内部に配置され
ている。このリニアガイド316は、真空用のものが用
いられている。片側のガイドシャフト314aには、連
結バー317が取り付けられている。連結バー317に
は、クランクレバー318が垂直面内で回動可能に取り
付けられている。クランクレバー318は、搬送バー駆
動モータ319と接続されている駆動シャフト320と
不図示のキーとクランプボルトにて固着されており、モ
ータ319の回転駆動力がクランクレバー318に伝達
されるようになっている。搬送バー駆動モータ319が
回転すると、このリンク機構により搬送バー313が往
復運動される。ここでは一例としてリンク機構を取り上
げたが、ボールネジやラック&ピニオンなどのように、
直線運動をするものならどのようなものであってもよ
い。
【0054】大気中に突出している駆動シャフト320
と、真空に密閉された搬送部チャンバー311間の密閉
を保つために、回転シール321が取り付けられてい
る。
【0055】保持バー312の構造等については、第1
の実施形態と同じである。また、搬送の動作フロー等に
ついても同じである。
【0056】図23および図24は、搬送部300を接
続した状態を示す図である。このように、一対の搬送バ
ーガイドシャフトを搬送部チャンバー311の内部に配
置することにより、搬送部チャンバー311を連続的に
接続することが可能となる。この様な搬送部を構成する
ことにより、複数の膜を連続的に成膜することができる
ようになる。
【0057】(第4の実施形態)上記の第1乃至第3の
実施形態においては、マスク板の搬送ピッチがマスク部
材の外径寸法と略等しく設定されているため、以下のよ
うな問題が起こる可能性がある。
【0058】すなわち、基板投入部の移載手段が保持バ
ー上にマスク板を置き、1ピッチ搬送動作が行われた
後、次のマスク板を保持バー上に置く場合、マスク板の
外形寸法の誤差により、前に置いたマスク板と干渉する
場合が考えられる。この場合、前に置いたマスク板の位
置をずらしてしまったり、落下させてしまったりするこ
とがある。また、基板排出部の移載手段が、保持バーか
らマスク板を取り外す際、隣のマスク板と干渉し、その
マスク板を落下させることも考えられる。
【0059】また、マスク板の外形寸法が小さいと隣り
合うマスク板との間に隙間が生じ、成膜プロセスチャン
バー部を通過し、膜が基板に成膜される際、生じた隙間
から搬送バーや保持バーにも膜が堆積されてしまう。そ
の結果、搬送バーや保持バーに堆積された膜をはがすた
めのメンテナンスサイクルが短くなり、装置の稼働率を
落としてしまう等の問題が考えられる。
【0060】この第4の実施形態は、第1乃至第3の実
施形態で起こる可能性のある上記のような問題を解決す
るものである。
【0061】この第4の実施形態の特徴的な部分は、保
持バー32に図25に示すような、マスク部材102の
位置決めのためのミゾ50を設けたことである。その他
の部分の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一
部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
【0062】図26は、保持バー32に設けられた位置
決めミゾ50の形状の一例を示す図である。位置決めミ
ゾ50aは、V字型の形状をしている。また、位置決め
ミゾ50bは、一方が垂直の壁で、他方は斜めにカット
された斜面である。位置決めミゾ50cは、位置決めミ
ゾ50bと対称の形状をなしているものである。搬送バ
ー13で搬送されたマスク板の位置と、保持バー32で
マスク板102を位置決めする位置にはズレがあり、こ
の位置決めミゾの形状は、そのずれ量を吸収できるもの
であれば、どんな形状であってもよい。
【0063】図27は、搬送バー13により搬送された
マスク板102の停止位置と、保持バー32に設けられ
た位置決めミゾ50の位置関係を示す図である。ここで
は位置決めミゾの形状として、一例としてV字型の形状
のもので説明する。
【0064】マスク板102の搬送バー13上での停止
位置は、図27(a)に示すように、保持バー32に設
けられた位置決めミゾ50の位置決めセンタ位置に対し
て、距離δだけ左側にずれた位置に設定されている。搬
送バー13により搬送されたマスク板102が停止し、
次に図27(b)に示すように、保持バー32によりマ
スク板102が持ち上げられると、マスク板102は位
置決めミゾ50の斜面をすべり、距離δだけ右側にずれ
た位置で停止する。
【0065】図28は、投入されたマスク板102と搬
送後のマスク板の位置関係を示す図である。図28
(a)は、移載手段により搬送部にマスク板102aが
投入された状態を示す。図28(b)は、搬送バー13
によりマスク板102aが、マスク板の外形寸法と同寸
法のピッチPで搬送された状態を示す。図中実線は、搬
送後のマスク板102aの位置を示すものである。この
とき、保持バー係合ピン104のセンタ位置は、保持バ
ー32に設けられている位置決めミゾ50のセンタ位置
とは、距離δだけズレている。次に、保持バー32が上
昇すると、マスク板102aは位置決めミゾ50によ
り、距離δだけズレた位置に位置決めされる。
【0066】図28(c)は、位置決めされたマスク板
102aの状態を示すものである。これにより、このマ
スク板102aはその左隣にくるマスク板102bと
は、隙間δを持つことになる。従って、次に搬送部に投
入されるマスク板102bは、隣にあるマスク板102
aと干渉することなく投入することができる。
【0067】搬送部の下流側でマスク板を排出する場合
も同様である。マスク板102bを上流側から送られて
くるマスク板とし、マスク板102aを排出する位置に
あるマスク板とすると、前述したようにマスク板102
aは、上流側にあるマスク板102bとは距離δだけズ
レた位置に位置決めされるので、上流側にあるマスク板
102bと干渉することなく排出することができる。
【0068】図29は、搬送部上流側におけるマスク板
と保持バーの位置決めミゾの位置関係を示す図である。
Wはマスク板102に設けられた保持バー係合ピン10
4と、保持バー12に設けられた一対の位置決めミゾ5
0のピッチ距離である。Pは、マスク板の外形寸法と同
寸法の搬送ピッチである。
【0069】マスク板102aを位置決めする一対の位
置決めミゾ50aと、マスク板102bを位置決めする
一対の位置決めミゾ50bとの距離は、P+αだけ離れ
ている。これにより保持バー32によって位置決めされ
たマスク板102aとマスク板102bは、距離αだけ
離れている。
【0070】また同様に、マスク板102bを位置決め
する一対の位置決めミゾ50bと、マスク板102cを
位置決めする一対の位置決めミゾ50cとの距離は、P
+βだけ離れている。これにより保持バー32によって
位置決めされたマスク板102bとマスク板102c
は、距離βだけ離れることになる。
【0071】一方、マスク板102cを位置決めする一
対の位置決めミゾ50cと、マスク板102dを位置決
めする一対の位置決めミゾ50dとの距離は、P−Δで
ある。この距離Δは、マスク板102の外形寸法P±Δ
の寸法公差分である。これにより、マスク板102の外
形寸法がP−Δと小さいものが投入されても、マスク板
102cとマスク板102dとの間には、隙間が生じな
い。また、マスク板102の外形寸法がP+Δと大きい
ものが投入された場合は、どちらかのマスク板の係合ピ
ン104が位置決めミゾ50の斜面上に位置することに
なるが、やはりマスク板102cとマスク板102dと
の間には、隙間が生じない。
【0072】同様に、マスク板102dとマスク板10
2eとの間にも隙間が生じない。
【0073】上記の隙間αは、マスク板102aが投入
されるとき、隣のマスク板102bと干渉しない隙間
で、かつ搬送ピッチPで搬送されたときマスク板102
の係合ピン104が位置決めミゾ50のミゾ幅にはいる
距離であれば、いくらであってもよい。また隙間βは、
接し合うマスク板102c〜102hの外形寸法公差が
全て最大寸法交差の場合であっても、その左端にあるマ
スク板102cが隣のマスク板102bと干渉しない距
離であれば、いくらであってもよい。
【0074】図30は、搬送部全長にわたるマスク板の
位置関係を示す図である。図29は搬送部の上流側につ
いて述べたが、マスク板102を排出する下流側も上流
側と同じように、マスク板と係合する一対の位置決めミ
ゾのピッチを変えることにより、隙間α,βを作り、マ
スク板102jを排出する際、隣のマスク板102iと
干渉しないようになっている。
【0075】また、中央部のマスク板102d〜102
gは、プロセスチャンバーが取り付けられ、膜が堆積さ
れるマスク板である。隣合うマスク板がそれぞれ密着し
ているため、背面にある搬送バー13や保持バー32に
は膜が堆積されない。その結果、搬送部に不要な膜が付
着しないので、不要な膜を取り除くためのメンテナンス
の回数を大幅に減少させることができる。
【0076】図31は、図30に示す図で、保持バーの
位置決めミゾの形状の他の一例を示す図である。マスク
板102c〜102eと係合する保持バー32の位置決
めミゾ50は、右下がりの斜面を持ったテーパー部でマ
スク板を支持している。これによりマスク板102c〜
102eには、下流側に滑ろうとする力が働いている。
また、マスク板102f〜102hと係合する保持バー
32の位置決めミゾ50は、左下がりの斜面を持ったテ
ーパー部でマスク板を支持している。これによりマスク
板102f〜102hには、上流側に滑ろうとする力が
働くことになる。従って、マスク板102eとマスク板
102fとが接している面を境に両側から寄せ合うよう
にマスク板が並ぶことになる。これにより、マスク板1
02d〜102gがそれぞれ密着しているため、背面に
ある搬送バー13や保持バー32には膜が堆積されな
い。
【0077】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能
である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保持バーの基板との接触面と、搬送バーの基板との接触
面との間に隙間を持たせているので、基板の搬送時に擦
れることがなく、塵を発生させないクリーンな搬送を行
うことができる。
【0079】また、マスク板に設けられている係合ピン
を一部円錐状になった段付きピンや、一部斜面を持った
ブロック形状とすることにより、基板の成膜面を垂直に
保ったままクリーンな搬送を行うことができ、プロセス
チャンバーを基板面と平行に設置することも容易になる
とともに、プロセスチャンバーや搬送部チャンバーから
発生する塵が、基板成膜面に落下することも少なくな
る。
【0080】さらに、一対の搬送バーガイドシャフトを
搬送部チャンバーの内部に配置することにより、搬送部
チャンバーを連続的に接続することが可能となり、複数
の膜を連続的に成膜することができるようになる。
【0081】また、マスク部材の外形寸法のバラツキに
かかわらず、成膜室内を常に密着させて搬送することが
できるため、搬送部に余分な膜を堆積させることがな
く、メンテナンスに必要な時間を短くすることができ、
高い装置稼働率を得ることができる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる基板の搬送装
置が使用される真空処理装置の概略的な構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示す装置を断面で示した平面図である。
【図3】図2に示す装置を矢印A方向から見た断面図で
ある。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図4に示す装置でプロセスチャンバーの取り付
け方法を変更した例を示した図である。
【図6】基板とマスク板の構成を示す図である。
【図7】図6に示す基板とマスク板の側面図である。
【図8】保持バー動作時のマスク板と保持バー及び搬送
バーとの位置関係を示す図である。
【図9】保持バー動作時のマスク板と保持バー及び搬送
バーとの位置関係を示す図である。
【図10】保持バー動作時のマスク板と保持バー及び搬
送バーとの位置関係を示す図である。
【図11】保持バー及び搬送バーの動作フローチャート
である。
【図12】マスク板の搬送動作を正面から示す図であ
る。
【図13】マスク板の搬送動作を正面から示す図であ
る。
【図14】マスク板の搬送動作を正面から示す図であ
る。
【図15】マスク板の搬送動作を正面から示す図であ
る。
【図16】本発明の第2の実施形態に係わる基板の搬送
装置が使用される真空処理装置の側断面図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係わるマスク板と
保持バー及び搬送バーとの位置関係を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態に係わるマスク板の
係合手段の一例を示す図である。
【図19】本発明の第3の実施形態に係わる真空処理装
置の概略的な構成を示す図である。
【図20】図19に示す装置を断面で示した平面図であ
る。
【図21】図20に示す装置を矢印C方向から見た断面
図である。
【図22】図20のX−X断面図である。
【図23】本発明の第3の実施形態に係わる装置の構成
の一例を示す平面図である。
【図24】図23に示す装置を断面で示した正面図であ
る。
【図25】マスク板と保持バー及び搬送バーとの位置関
係を正面から示す図である。
【図26】保持バーに設けられた位置決めミゾの形状の
一例を示す図である。
【図27】マスク板と保持バーに設けられた位置決めミ
ゾの位置関係を示す図である。
【図28】マスク板と保持バーに設けられた位置決めミ
ゾの位置関係を示す図である。
【図29】マスク板と保持バーに設けられた位置決めミ
ゾの位置関係を示す図である。
【図30】マスク板と保持バーに設けられた位置決めミ
ゾの位置関係を示す図である。
【図31】マスク板と保持バーに設けられた位置決めミ
ゾの位置関係を示す図である。
【図32】従来の搬送装置とマスク板の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 搬送部 2 プロセスチャンバー 3 投入チャンバー 4 排出チャンバー 5 ゲートバルブ 11 搬送部チャンバー 12 保持バー 13 搬送バー 14a,14b 搬送バーガイドシャフト 15a,15b 直動シール 16a,16b リニアガイド 17 連結バー 18 クランクレバー 19 搬送バー駆動モータ 20a,20b 保持バーガイドシャフト 21a,21b 直動シール 22a,22b リニアガイド 23a,23b カムフォロアー 24a,24b 保持バー駆動カム 25a,25b 保持バー駆動モータ 26a,26b 駆動モータ取り付け板 27a,27b キー 28 シャフト連結ブロック 29a,29b シール・ガイド取り付け間座 30a,30b Oリング 31a,31b 取り付けボルト 32a,32b 支持ピン 33 バネ 101 基板 102 マスク板 103 内周マスク板 104 保持バー係合ピン 105 搬送バー係合ピン 204 保持バー係合ピン 205 搬送バー係合ピン 206 保持バー係合ブロック 207 保持バー係合ブロック 212 保持バー 213 搬送バー 300 搬送部 311 搬送部チャンバー 312 保持バー 313 搬送バー 314a,314b 搬送バーガイドシャフト 315a,315b ガイドシャフト取り付けブロック 316a,316b リニアガイド 317 連結バー 318 クランクレバー 319 搬送バー駆動モータ 320 駆動シャフト 321a,321b 保持バーガイドシャフト 322a,322b 直動シール 323a,323b リニアガイド 324a,324b カムフォロアー 325a,325b 支持ピン 326a,326b 保持バー駆動カム 327a,327b 保持バー駆動モータ 501 基板 502 マスク板 503 内周マスク板 504 ガイド部材 505 ローラーチェーン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を略水平方向に搬送するための基板
    の搬送装置であって、 前記基板を保持すると共に、該基板の裏面側に突出し、
    上下に離間して配置された第1及び第2の係合部を有す
    る基板保持部材と、 略水平方向に延出して配置されると共に、前記第2の係
    合部を支持し、所定のピッチ距離だけ水平方向に往復運
    動する搬送バーと、 略水平方向に延出して配置されると共に、前記第1の係
    合部を支持し、所定高さだけ上下方向に往復運動する保
    持バーとを具備することを特徴とする基板の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記基板保持部材は、前記基板の周辺領
    域を被覆するためのマスクであることを特徴とする請求
    項1に記載の基板の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方
    向に対して所定角度傾けて配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の基板の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直方
    向に平行に配置されており、前記第1の係合部と前記保
    持バーの係合部位には互いに斜面を形成すると共に、前
    記第2の係合部と前記搬送バーの係合部位にも互いに斜
    面を形成することにより、前記保持バーと前記搬送バー
    による前記基板保持部材の支持状態を安定化させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の基板の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送バーと保持バーの中間部には、
    前記基板の表面に膜を形成する真空成膜装置が接続され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の基板の搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記保持バーには、前記第2の係合部を
    所定の位置に引込むための斜面が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の基板の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記斜面の水平方向のピッチ間隔は、前
    記保持バーの始端部と終端部において前記基板保持部材
    の幅よりも大きく設定され、前記保持バーのの中間部に
    おいて、前記保持部材の幅以下に設定されていることを
    特徴とする請求項6に記載の基板の搬送装置。
  8. 【請求項8】 基板を略水平方向に搬送するための基板
    の搬送方法であって、 前記基板を基板保持部材に保持し、 該基板保持部材に形成された第1及び第2の係合部の内
    の第1の係合部を、略水平方向に延出し上下動可能に設
    けられた保持バーによって支持し、 前記保持バーを下降させて、前記第2の係合部を前記保
    持バーと平行に配置された搬送バー上に接触させると共
    に、前記第1の係合部を前記保持バーから離間させ、 前記搬送バーを水平方向に所定ピッチだけ移動させて前
    記基板を前記所定ピッチだけ搬送し、 前記保持バーを上昇させて、前記第1の係合部を前記保
    持バー上に支持させると共に、前記第2の係合部を前記
    搬送バーから離間させ、 その後、前記搬送バーを前記所定ピッチだけ水平方向に
    戻すことを特徴とする基板の搬送方法。
  9. 【請求項9】 前記基板保持部材は、前記基板の周辺領
    域を被覆するためのマスクであることを特徴とする請求
    項8に記載の基板の搬送方法。
  10. 【請求項10】 前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直
    方向に対して所定角度傾けて配置されていることを特徴
    とする請求項8に記載の基板の搬送方法。
  11. 【請求項11】 前記搬送バーと前記保持バーは、鉛直
    方向に平行に配置されており、前記第1の係合部と前記
    保持バーの係合部位には互いに斜面を形成すると共に、
    前記第2の係合部と前記搬送バーの係合部位にも互いに
    斜面を形成することにより、前記保持バーと前記搬送バ
    ーによる前記基板保持部材の支持状態を安定化させたこ
    とを特徴とする請求項8に記載の基板の搬送方法。
  12. 【請求項12】 前記搬送バーと保持バーのの中間部に
    は、前記基板の表面に膜を形成する真空成膜装置が接続
    されていることを特徴とする請求項8に記載の基板の搬
    送方法。
  13. 【請求項13】 前記保持バーには、前記第2の係合部
    を所定の位置に引込むための斜面が形成されていること
    を特徴とする請求項8に記載の基板の搬送方法。
  14. 【請求項14】 前記斜面の水平方向のピッチ間隔は、
    前記保持バーの始端部と終端部において前記基板保持部
    材の幅よりも大きく設定され、前記保持バーの中間部に
    おいて、前記保持部材の幅以下に設定されていることを
    特徴とする請求項13に記載の基板の搬送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015040915A1 (ja) * 2013-09-18 2015-03-26 シャープ株式会社 搬入出装置および搬入出方法
JP2017085136A (ja) * 2011-11-08 2017-05-18 インテヴァック インコーポレイテッド 基板処理システムおよび基板処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017085136A (ja) * 2011-11-08 2017-05-18 インテヴァック インコーポレイテッド 基板処理システムおよび基板処理方法
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