JPH09190277A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH09190277A
JPH09190277A JP8020658A JP2065896A JPH09190277A JP H09190277 A JPH09190277 A JP H09190277A JP 8020658 A JP8020658 A JP 8020658A JP 2065896 A JP2065896 A JP 2065896A JP H09190277 A JPH09190277 A JP H09190277A
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JP
Japan
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movement
axis
sensor means
input device
axis sensor
Prior art date
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Withdrawn
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JP8020658A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Fujisawa
裕利 藤澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウスと同様の使用形態で、使用場所の平面
性や摩擦係数等を考慮しなくてもよい入力装置を提供す
る。 【解決手段】 或る時点でx軸センサ手段から得られる
撮像データと次の時点でx軸センサ手段から得られる撮
像データとの比較処理によりx軸方向における当該入力
装置の移動量及び移動方向を検出する。同様にy軸セン
サ手段から得られる2つの時点での撮像データとの比較
処理によりy軸方向における当該入力装置の移動量及び
移動方向を検出する。このように入力装置に与えられた
二次元方向の移動(操作)を光学的に検知し、その移動
操作に応じた入力信号を出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2次元又は3次元の
操作情報を所定の機器に対する入力信号として出力する
入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ機器などに対する操作入力
装置の一つとしてとして、いわゆるマウスが普及してい
る。マウスは既によく知られているように、本体下面側
にローラーが装着されており、机上などでマウスを移動
させることでローラーが回転される。そして、そのロー
ラーに対してはロータリーエンコーダが接触状態で配さ
れており、ローラーの回転に伴うロータリーエンコーダ
の出力が、いわゆるx,y二次元方向での移動情報とし
てコンピュータ等に対して出力されるように構成されて
いる。コンピュータ側ではx,y二次元の変位情報をユ
ーザーによる入力情報として処理し、例えば画面上でカ
ーソルやポインタ等の移動を行なったりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマウスによ
る入力はユーザーにとってきわめて便利なものとされて
いるが、従来のマウス、即ち二次元方向での移動情報を
出力する装置では次のような問題があった。
【0004】まず、ローラーを転がすことが必要なもの
であるため、マウスを移動させる平面が、或る程度摩擦
係数の高いものでなければ作動しないことになる。例え
ば机の上面が滑りやすいものであった場合などは、良好
に作動せず、摩擦係数の高い下敷き等を引かなければな
らないという面倒があった。
【0005】また使用頻度が高くなるとローラーが汚れ
やすくなる。ローラーが汚れると転がり具合が悪くな
り、スムースな作動が妨げられるという問題が生ずる。
さらに、ローラーの重さにたよって転がす機構となって
いるため、水平面上でしか使用できず、これにより使用
勝手の悪さが生じることがある。またこのことは、使用
時には手元に水平面を確保することが要求されることに
なり、作業スペース的にみて使用が面倒なものとなるこ
とがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、マウスと同様の使用形態で使用でき、さら
に使用場所の平面性や摩擦係数等を考慮することなく良
好な動作を実現させることのできる入力装置を提供する
ことを目的とする。さらに本発明では、マウスのように
二次元方向の移動(操作)に応じた出力(x,y変位情
報の出力)を行なうのみでなく三次元方向の操作に対応
して操作入力信号の出力(x,y,z変位情報の出力)
をできるようにもする。
【0007】このため入力装置として、まず当該入力装
置の移動平面についてのx軸方向の撮像データを出力す
るx軸センサ手段と、当該入力装置の移動平面について
のy軸方向の撮像データを出力するy軸センサ手段とを
設ける。そして移動情報検出手段は、或る時点でx軸セ
ンサ手段から得られる撮像データと次の時点でx軸セン
サ手段から得られる撮像データとの比較処理によりx軸
方向における当該入力装置の移動量及び移動方向を検出
する。また或る時点でy軸センサ手段から得られる撮像
データと次の時点でy軸センサ手段から得られる撮像デ
ータとの比較処理によりy軸方向における当該入力装置
の移動量及び移動方向を検出する。そして出力手段は、
移動情報検出手段により検出された情報を当該入力装置
を用いたx,y方向の移動操作に伴う操作入力情報とし
て出力する。つまり本発明は、入力装置に与えられた二
次元方向の移動(操作)を光学的に検知し、その移動操
作に応じた入力信号を出力するようにするものである。
【0008】また本発明として三次元方向の操作に対応
して操作入力信号の出力を行なう入力装置としては、当
該入力装置の移動平面についてのx軸方向の撮像データ
を出力するx軸センサ手段と、当該入力装置の移動平面
についてのy軸方向の撮像データを出力するy軸センサ
手段を設け、さらにx軸センサ手段又はy軸センサ手段
の一方又は両方に対して、当該入力装置の移動平面につ
いての撮影光を2系統の光線に分割して入射させる光学
系手段を設ける。そしてx移動情報検出手段、y移動情
報検出手段としては、それぞれ或る時点でx軸センサ手
段、y軸センサ手段から得られる撮像データと、次の時
点でx軸センサ手段、y軸センサ手段から得られる撮像
データとの比較処理によりx軸方向、y軸方向における
当該入力装置の移動量及び移動方向を検出する。z移動
情報検出手段は、x軸センサ手段もしくはy軸センサ手
段に分割して入射された各光線に関して、或る時点で得
られる撮像データと次の時点で得られる撮像データとの
焦点状態の比較処理によりz軸方向における移動量及び
移動方向を検出する。出力手段は、x移動情報検出手
段、y移動情報検出手段、z移動情報検出手段により検
出された情報を当該入力装置を用いた操作入力情報とし
て出力する。
【0009】即ち、z方向の操作に関しては、x軸セン
サ手段又はy軸センサ手段の一方又は両方に対して入射
される光線の焦点状態が変化されるように構成し、x軸
センサ手段又はy軸センサ手段に対して分割して入射さ
れた各光線に関する撮像データから、その時点の焦点状
態を検出する。そして、二つの時点における焦点状態を
比較することで、z方向操作を検出するようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の入力装置の各種の
実施の形態として二次元光学マウス、三次元光学マウ
ス、及び変形例を順次説明する。
【0011】<二次元光学マウス>まず図1〜図5によ
り二次元光学マウスを説明する。図1は本例の二次元光
学マウス1についての外観例と一部の内部構造例を示し
たものである。図1(a)に示すように本例の二次元光
学マウス1は通常のマウスとほぼ同様の形状とされ、そ
の上面にはクリックボタン2が設けられている。なお本
例の説明において、クリックボタン2に対応するクリッ
ク信号の出力回路系については説明を省略する。
【0012】図1(b)に示されるように二次元光学マ
ウス1の下面部には開口3が形成されており、この開口
3に対しては照明部4により照明が与えられている。従
ってこの二次元光学マウス1を机上、本、ノート、その
他の略平面となる形状部分の上に配したときに、その面
における画像(印刷画像、ペンなどによる描画画像、そ
の他の文字や模様など)に対して照明を与えることにな
り、その反射光は撮影レンズ5によりCCD基板6の部
位に導かれる。
【0013】CCD基板6には例えば図2に示すように
CCDラインセンサ7x、7yとして構成されるCCD
素子が配されている。二次元光学マウス1の使用時に下
面側となる平面、即ち机上や本の上などの平面をx,y
平面Pとして表わすとすると、CCDラインセンサ7x
とCCDラインセンサ7yは互いに直交方向になるよう
に形成されており、即ち平面Pに関してCCDラインセ
ンサ7xはx軸方向に配され、またCCDラインセンサ
7yはy軸方向に配される。
【0014】二次元光学マウス1の開口部3からは平面
Pに描かれている画像光が取り込まれ、撮影レンズ5に
よりCCD基板6に集光されることになるが、CCDラ
インセンサ7xには平面Pのx軸方向の画像光が、また
CCDラインセンサ7yには平面Pのy軸方向の画像光
が、それぞれ結像されることになる。例えば平面Pの画
像に応じた明暗のパターンが撮影される。なおCCDラ
インセンサ7x、7yの配置状態は互いに直交方向とな
る関係であればよく、例えば図3のような配置状態でも
構わない。
【0015】図4は二次元光学マウス1に対して加えら
れらx,y方向の移動操作の検出及びそれに基づくx,
y移動情報Sxyの出力を行なうための回路ブロックを示
すものである。CCDラインセンサ7x,7yはそれぞ
れCCDドライバ8からのクロックに応じて、それぞれ
ライン方向に並んだCCD素子からの画像信号が順次出
力される。
【0016】CCDラインセンサ7xから出力された画
像信号はAGC(オートゲインコントロール)回路9x
で所要のゲイン調整が行なわれた後、A/D変換器10
xでデジタルデータとされる。なお、A/D変換器10
xにおけるデジタル化における階調(量子化ビット数)
はどのように設定されても構わない。例えば白/黒の画
像データに応じた2値化がなされるのみでもよいし、デ
ータ上で階調が表現されるように数ビットもしくは10
数ビットのデジタルデータとされるものでもよい。
【0017】A/D変換器10xの出力は順次レジスタ
11xに取り込まれていく。レジスタ11xにはCCD
ラインセンサ7xの1回分の走査による画素データが保
持される。即ちCCDラインセンサ7xのCCD画素数
分のデータである。CCDラインセンサ7xの次の走査
が開始されるタイミング、即ち1回の走査による画素デ
ータがすべてレジスタ11xに取り込まれたタイミング
で、レジスタ11xのデータはレジスタ12xに送られ
る。そして、次のCCDラインセンサ7xの走査により
出力されてくる各画素データは、順次レジスタ11xに
取り込まれていく。
【0018】従って、CCDラインセンサ7xの2回分
の走査が終った時点では、CCDラインセンサ7xの前
回の走査による画像データがレジスタ12xに保持さ
れ、また今回の走査による画像データがレジスタ11x
に保持されている状態となる。つまり、CCDラインセ
ンサ7xの走査が時間t毎に行なわれるとすると、CC
Dラインセンサ7xから得られる最新の走査による画像
データxnがレジスタ11xに保持され、また最新の走
査より時間tだけ過去に行なわれた走査による画像デー
タxpがレジスタ12xに保持されていることになる。
【0019】各走査が終了されたタイミングでは、レジ
スタ11xに保持されている画像データxnとレジスタ
12xに保持されている画像データxpは、それぞれ位
相比較器13に供給されることになる。即ち各走査が終
了する毎に、位相比較器13には、最新の画像データx
nと、1走査タイミングだけ過去の画像データxpが供
給されることになる。
【0020】CCDラインセンサ7yから出力される画
像信号についても同様の処理が行なわれる。即ちAGC
回路9yで所要のゲイン調整が行なわれた後、A/D変
換器10yでデジタルデータとされる。そしてA/D変
換器10yの出力は順次レジスタ11yに取り込まれて
いく。
【0021】CCDラインセンサ7yの次の走査が開始
されるタイミング、即ち1回の走査による画素データが
すべてレジスタ11yに取り込まれたタイミングで、レ
ジスタ11yのデータはレジスタ12yに送られる。そ
して、次のCCDラインセンサ7yの走査により出力さ
れてくる各画素データは、順次レジスタ11yに取り込
まれていく。
【0022】従って、CCDラインセンサ7yの2回分
の走査が終った時点では、CCDラインセンサ7yの前
回の走査による画像データがレジスタ12yに保持さ
れ、また今回の走査による画像データがレジスタ11y
に保持されている状態となる。そして走査が終了された
タイミングになる毎に、レジスタ11yに保持されてい
る画像データynとレジスタ12yに保持されている画
像データypは、それぞれ位相比較器13に供給され
る。即ち各走査が終了する毎に、位相比較器13には、
最新の画像データynと、1走査タイミングだけ過去の
画像データypが供給されることになる。
【0023】位相比較器では、供給された画像データx
n,xpの位相を比較することにより当該二次元光学マ
ウス1が平面P上で移動された際のx軸方向の移動量及
び移動方向を検出し、また画像データyn,ypの位相
を比較することにより当該二次元光学マウス1が平面P
上で移動された際のy軸方向の移動量及び移動方向を検
出する。
【0024】これらの検出動作は図5(a)(b)に概
念的に示される。図5(a)はレジスタ11xに保持さ
れて位相比較器13に供給されるデータxnのイメージ
と、レジスタ12xに保持されて位相比較器13に供給
されるデータxpのイメージを示している。これは図2
のように平面P上にP1と示すような画像が存在してお
り、この画像P1の上を二次元光学マウス1がx軸方向
に移動操作されたとしたときのイメージである。
【0025】図5(a)の2つの時点における画像デー
タのパターンを比べると、その画像データ(xn,x
p)については撮影された時の位置状態が変化している
ことがわかる。つまりレジスタ12xに保持されている
前回の撮影画像パターンに対して、レジスタ11xに保
持されている今回の撮影画像パターンは矢印方向にずれ
ており、つまり、この2つの画像データ(xn,xp)
を比較することで、二次元光学マウス1が、画像P1上
で、その矢印方向とは逆方向になぞられるように移動さ
れたことがわかる。図2に示したx,y軸をそれぞれ正
方向とすると、図5(a)の状態では、x軸方向に関し
ては二次元光学マウス1が負方向に移動されたことが検
出できる。
【0026】また、移動量としては、図5(a)の2つ
の画像データのずれ量(位相差)に比例することにな
る。つまり、図示するようにΔLxとは、X軸方向の二
次元光学マウス1の移動量に比例した値となる。比例係
数は撮影レンズ5等の光学系の屈折率や配置位置、平面
PからCCDラインセンサ7xまでの距離により決定さ
れる値となる。このように、2つの時点で撮影されたX
軸方向の画像データの位相状態を比較することにより、
x軸方向における二次元光学マウス1の移動量と移動方
向(正方向か負方向か)を検出できることがわかる。
【0027】図5(b)はレジスタ11yに保持されて
位相比較器13に供給されるデータynのイメージと、
レジスタ12yに保持されて位相比較器13に供給され
るデータypのイメージを示している。これは図2のよ
うに平面P上にP2と示すような画像が存在しており、
この画像P2の上を二次元光学マウス1がy軸方向に移
動操作されたとしたときのイメージである。
【0028】この場合も、上記したx軸方向についての
検出動作と同様である。即ち図5(b)の2つのイメー
ジにおける画像データのパターンを比べると、その画像
データ(yn,yp)については撮影された時の位置状
態が変化しており、つまりレジスタ12yに保持されて
いる前回の撮影画像パターンに対して、レジスタ11y
に保持されている今回の撮影画像パターンは位置的にず
れている。この2つの画像データ(yn,yp)を比較
することで、二次元光学マウス1が、画像P2上で、そ
の円形部分のあるほうから無いほうに向かってなぞられ
るように移動されたことがわかる。つまり図5(b)の
状態では、y軸方向に関しては二次元光学マウス1が負
方向に移動されたことが検出できる。
【0029】また、移動量としては、図5(b)の2つ
の画像データのずれ量(位相差)に比例することにな
る。つまり、図示するようにΔLyとは、y軸方向の二
次元光学マウス1の移動量に比例した値となる。このよ
うに、2つの時点で撮影されたy軸方向の画像データの
位相状態を比較することにより、y軸方向における二次
元光学マウス1の移動量と移動方向(正方向か負方向
か)を検出できる。
【0030】位相比較器13によってx軸方向及びy軸
方向での二次元光学マウス1の移動量及び移動方向が検
出されたら、その情報は信号変換部14に供給される。
信号変換部14は、検出された移動情報から、いわゆる
マウスからの出力信号形態に変換し、二次元光学マウス
1を用いたユーザーの操作入力信号Sxyとしてコンピュ
ータ等の機器に出力する。
【0031】以上のような本例の二次元光学マウス1で
は、従来のマウスのように底面側にローラーを配して移
動操作を検出するということは行なわず、底面側の平面
Pにおける画像イメージを取り込んで、光学的に移動操
作を検出するようにしている。従って、従来のマウスと
同様の使用形態による入力装置が実現されるとともに、
ローラー式でないことにより、マウス底面側となる部位
の平面性をさほど要求しない。また摩擦特性も要求しな
い。例えば机の上に本などが散らかっていても、その上
で二次元光学マウス1を接触もしくは被接触状態で移動
させれば、操作入力を行なうことができる。もちろんロ
ーラーの汚れや機械的特性、転がり具合の低下などによ
る問題は一切発生しない。
【0032】<三次元光学マウス>次に、図6〜図9に
より三次元光学マウスを説明する。図6は本例の三次元
光学マウス20についての外観例と一部の内部構造例を
示したものである。
【0033】図6(a)に示すように本例の三次元光学
マウス20は通常のマウスと同様に、上面にはクリック
ボタン21が設けられている。さらの本例の場合は、三
次元光学マウス20の底面側となる平面をx,y平面と
した時に、マウスの高さ方向、つまりz方向に形成され
た摺動溝23内で摺動可能なレバー22が設けられてお
り、例えばこの三次元光学マウス20を右手でもったと
きに、人差し指がレバー22の取っ手部22aに自然に
入り込むような形状とされている。
【0034】図1(b)にレバー22が形成されている
部分の内部構造を示す。この部位の下方に相当する三次
元光学マウス20の下面部には開口24が形成されてお
り、この開口24に対しては照明部25により照明が与
えられている。従ってこの三次元光学マウス20を机
上、本、ノート、その他の略平面となる形状部分の上に
配したときに、その面における画像に対して照明を与え
ることになり、その反射光は撮影レンズ26により集光
される。
【0035】撮影レンズ26からの光はコンデンサレン
ズ27を介してセパレータレンズ28により、2系統
(例えばx軸方向に関して2系統かつy軸方向に関して
2系統)に分けられてCCD基板29に導かれる。図示
するように撮影レンズ26は、レバー22により保持さ
れており、従ってレバー22が移動されることにより、
撮影レンズ26は撮影光の光軸方向に前後に移動される
ことになる。
【0036】CCD基板29には上述した二次元光学マ
ウス1の例と同様に、例えば図2又は図3のようにx軸
方向とy軸方向に直交状態で2つのCCDラインセンサ
が形成されている。
【0037】図7に撮影光学系及び移動操作の検出回路
系のブロック図を示す。この図7に示すCCDラインセ
ンサ30x、30yが、CCD基板29上において例え
ば図2のように互いに直交状態に配されることになる。
CCDラインセンサ30xは三次元光学マウス20の使
用時に下面側となる平面、即ち机上や本の上などの平面
をx,y平面Pとして表わしたときに、x軸方向に配さ
れ、またCCDラインセンサ30yはy軸方向に配され
る。
【0038】三次元光学マウス20の開口部24からは
平面Pに描かれている画像光が取り込まれ、撮影レンズ
26、コンデンサレンズ27、セパレータレンズ28を
介してCCD基板6に導かれるが、CCDラインセンサ
30xには平面Pのx軸方向の画像光が、またCCDラ
インセンサ30yには平面Pのy軸方向の画像光が、そ
れぞれ結像されることになる。ただし、図7に示すよう
に、セパレータレンズ28により各方向について2系統
の光線に分割されるため、例えば平面Pのx軸方向に伸
びた矢印画像P1があったとすると、CCDラインセン
サ30xには、その矢印画像P1についての撮影画像が
2つ結像される。CCDラインセンサ30xはCCD素
子がライン方向に並んだ通常のラインセンサでよいが、
セパレータレンズ28,28に対応する画素部分とし
て、基準部30xaと参照部30xbに分けられる。
【0039】なお、図示の都合上、CCDラインセンサ
30yについては光学系を示していないが、CCDライ
ンセンサ30xと同様に撮影画像が2系統に分けられて
基準部30yaと参照部30ybに結像される。
【0040】CCDラインセンサ30x,30yはそれ
ぞれCCDドライバ31からのクロックに応じて、それ
ぞれライン方向に並んだCCD素子からの画像信号が順
次出力される。CCDラインセンサ7xから出力された
画像信号はAGC回路32xで所要のゲイン調整が行な
われた後、A/D変換器33xでデジタルデータとさ
れ、レジスタ34xに取り込まれていく。
【0041】レジスタ34xにはCCDラインセンサ3
0xの1回分の走査による画素データが保持される。C
CDラインセンサ30xは基準部30xa側の画素から
順に出力されるとすると、そのCCDラインセンサ30
xの1回の走査が終った時点では、基準部30xaに相
当する画素データがレジスタ34xの基準データ保持領
域34xaに取り込まれ、また参照部30xbに相当す
る画素データがレジスタ34xの参照データ保持領域3
4xbに取り込まれた状態となる。
【0042】CCDラインセンサ30xの次の走査が開
始されるタイミング、即ち1回の走査による画素データ
がすべてレジスタ34xに取り込まれたタイミングで、
レジスタ34xのデータはレジスタ35xに送られる。
そして、次のCCDラインセンサ30xの走査により出
力されてくる各画素データは、順次レジスタ34xに取
り込まれていく。
【0043】従って、CCDラインセンサ30xの2回
分の走査が終った時点では、CCDラインセンサ30x
の前回の走査による画像データがレジスタ35xに保持
され、また今回の走査による画像データがレジスタ34
xに保持されている状態となる。つまり、CCDライン
センサ30xの走査が時間t毎に行なわれるとすると、
CCDラインセンサ30xから得られる最新の走査によ
る画像データがレジスタ34xに保持され、また最新の
走査より時間tだけ過去に行なわれた走査による画像デ
ータがレジスタ35xに保持されていることになる。各
時点の画像データとは、それぞれ、基準部30xaと参
照部30xbの両方に結像された撮影画像データであ
る。
【0044】各走査が終了されたタイミングでは、レジ
スタ34xに保持されている画像データとレジスタ35
xに保持されている画像データは、それぞれ位相比較器
36に供給されることになる。即ち各走査が終了する毎
に、位相比較器36には、最新の画像データと、1走査
タイミングだけ過去の画像データが供給されることにな
る。
【0045】CCDラインセンサ30yから出力される
画像信号についても同様の処理が行なわれる。即ちAG
C回路32yで所要のゲイン調整が行なわれた後、A/
D変換器33yでデジタルデータとされる。そしてA/
D変換器33yの出力は順次レジスタ34yに取り込ま
れていく。CCDラインセンサ30yは基準部30ya
側の画素から順に出力されるとすると、そのCCDライ
ンセンサ30yの1回の走査が終った時点では、基準部
30yaに相当する画素データがレジスタ34yの基準
データ保持領域34yaに取り込まれ、また参照部30
ybに相当する画素データがレジスタ34yの参照デー
タ保持領域34ybに取り込まれた状態となる。
【0046】CCDラインセンサ30yの次の走査が開
始されるタイミング、即ち1回の走査による画素データ
がすべてレジスタ34yに取り込まれたタイミングで、
レジスタ34yのデータはレジスタ35yに送られる。
そして、次のCCDラインセンサ30yの走査により出
力されてくる各画素データは、順次レジスタ34yに取
り込まれていく。
【0047】従って、CCDラインセンサ30yの2回
分の走査が終った時点では、CCDラインセンサ30y
の前回の走査による画像データがレジスタ35yに保持
され、また今回の走査による画像データがレジスタ34
yに保持されている状態となる。そして走査が終了され
たタイミングになる毎に、レジスタ34yに保持されて
いる画像データとレジスタ35yに保持されている画像
データは、それぞれ位相比較器36に供給される。即ち
各走査が終了する毎に、位相比較器36には、最新の画
像データと、1走査タイミングだけ過去の画像データが
供給される。
【0048】位相比較器では、レジスタ34x,35x
から供給される2つの時点での画像データの位相を比較
することにより当該三次元光学マウス20が平面P上で
移動された際のx軸方向の移動量及び移動方向を検出
し、またレジスタ34y,35yから供給される画像デ
ータの位相を比較することにより当該三次元光学マウス
20が平面P上で移動された際のy軸方向の移動量及び
移動方向を検出する。
【0049】さらに、レジスタ34x,35xから供給
される2つの時点での画像データ、もしくはレジスタ3
4y,35yから供給される2つの時点での画像データ
について、基準部(30xa又は30ya)と参照部
(30xb又は30yb)の画像データからわかる焦点
状態を、2つの時点について比較することにより、z軸
方向の操作を検出する。つまり、ユーザーがレバー22
を摺動操作した場合の操作方向及び操作量を検出する。
【0050】これらの検出動作を図8、図9(a)
(b)で概念的に説明する。図9(a)はレジスタ34
xに保持されて位相比較器13に供給されるデータのイ
メージと、レジスタ35xに保持されて位相比較器13
に供給されるデータのイメージを示している。これは図
7のように平面P上にP1と示すような矢印画像が存在
しており、この画像P1の上を三次元光学マウス20が
x軸方向に移動操作されたとしたときのイメージであ
る。このときz軸操作、つまりレバー22は動かされて
いないとする。
【0051】図5(a)に示されるように、各時点でそ
れぞれ基準部30xaに結像された画像データと参照部
30xbに結像された画像データとが得られるが、各時
点において基準部30xaに結像された画像データと参
照部30xbに結像された画像データの信号パターン上
で把握できる距離Lx、Lx’は等しいものとなる。つ
まり矢印画像P1による黒色部分をHレベル、矢印画像
P1のない白色部分をLレベルの信号としてみると、パ
ルスの立下り(矢印の先端に相当)の間隔が距離Lx、
Lx’に相当し、これらは等しいものとなる。これは、
2つの時点の間に撮影レンズ26が移動されず、光学系
の焦点状態が変化しないことによるものである。
【0052】ここで、2つの時点における画像データの
パターンを比べると、その画像データについては撮影さ
れた時の位置状態が変化していることがわかる。つまり
レジスタ35xに保持されている前回の撮影画像パター
ンについて、仮にC’のポイントを撮影画像パターンの
中点であるとすると、レジスタ34xに保持されている
今回の撮影画像パターンについての中点Cは矢印方向に
ずれており、つまり、この2つの時点の画像データを比
較することで、三次元光学マウス20が、画像P1上
で、その矢印方向とは逆方向になぞられるように移動さ
れたことがわかる。矢印画像P1の矢印方向をx軸の正
方向とすると、図9(a)の状態では、x軸方向に関し
ては二次元光学マウス1が負方向に移動されたことが検
出できる。
【0053】また、移動量としては、図9(a)の2つ
の画像データの中心Cのずれ量(位相差)に比例するこ
とになる。つまり、図示するようにΔLxが、X軸方向
の三次元光学マウス20の移動量に比例した値となる。
比例係数は撮影レンズ26等の光学系の屈折率や配置位
置、平面PからCCDラインセンサ30xまでの距離に
より決定される値となる。
【0054】y軸方向の移動量及び移動方向の検出につ
いては説明を省略するが、レジスタ34y,35yに保
持された画像データについて、x軸方向の検出の場合と
同様の原理で三次元光学マウス20の移動量及び移動方
向を検出できる。
【0055】レバー22の移動操作、つまりz方向の操
作が行なわれた場合の操作量及び操作方向の検出は図8
の原理により行なわれる。図8(a)は、撮影レンズ2
6が、CCDラインセンサ30xに対して光線が合焦状
態となる位置にあるときの状態を示している。このと
き、CCDラインセンサ30xにおいて基準部30x
a,参照部30xbから得られる画像データの位相状態
が図中右側に示すように、一点鎖線の部分が各画像パタ
ーンの中心になるとする。例えば矢印画像P1の中心部
分が波形のピーク部分に相当するとする。
【0056】ここで、レバー22が下方に移動され、撮
影レンズ26の位置が、いわゆる前ピン状態とされた場
合が図8(b)である。この図から分かるように、基準
部30xa,参照部30xbから得られる画像データの
中心位置は、図面上の両一点鎖線の内側に移動する。一
方、レバー22が上方に移動され、撮影レンズ26の位
置が、いわゆる後ピン状態とされた場合が図8(c)で
あり、この図から分かるように、基準部30xa,参照
部30xbから得られる画像データの中心位置は、図面
上の両一点鎖線の外側に移動する。
【0057】つまり、レバー22が操作されることに応
じて、CCDラインセンサ30xに結像される光線の焦
点状態が変化し、これにより基準部30xaと参照部3
0xbで得られる画像データの間隔(画像データ波形上
のパルス間隔)が変動することになる。このようなこと
から、z軸方向の操作については各時点での焦点状態を
比較することで検出できることが理解される。
【0058】図9(b)に検出動作の概念を示す。図9
(b)はレジスタ34xに保持されて位相比較器13に
供給されるデータのイメージと、レジスタ35xに保持
されて位相比較器13に供給されるデータのイメージを
示している。なお、このとき3次元光学マウス20は平
面P上でx,y方向には移動されておらず、レバー22
のみが操作されたと仮定している。
【0059】図9(b)に示されるように、各時点でそ
れぞれ基準部30xaに結像された画像データと参照部
30xbに結像された画像データとが得られるが、レバ
ー22が操作された場合、各時点において基準部30x
aに結像された画像データと参照部30xbに結像され
た画像データの信号パターン上で把握できる距離Lz、
Lz’は異なるものとなる。
【0060】例えばレジスタ35xに保持されているデ
ータが取り込まれた時点以降において、基準部30xa
と参照部30xbで得られた画像データの信号パターン
上での距離がLz’であったところ、レバー22が上方
に移動された後において基準部30xaと参照部30x
bで得られた画像データの信号パターン上での距離はL
zとなる。ここで、仮にC’及びCのポイントを両時点
の撮影画像パターンの中点であるとしたときに、この場
合はC’及びCのポイントはずれておらず、これはx,
y方向には移動されていないことを意味する。
【0061】この2つの時点における画像データのパタ
ーンを比べると、その画像データについては撮影された
時のレバー22、つまり撮影レンズ26の位置状態が変
化していることがわかる。距離Lz’と距離Lzを比較
して距離Lz’<距離Lzとなっていることから、レバ
ー22が上方に移動されたことを検出できる。さらに、
その移動量としては、2つの画像データの内側への変化
量ΔLzに比例する。この変化量ΔLzを検出して所定
の係数演算を行なうことで、レバー22の操作量がわか
る。
【0062】位相比較器36によってx軸方向、y軸方
向、z軸方向での三次元光学マウス20の移動量及び移
動方向が検出されたら、その情報は信号変換部37に供
給される。信号変換部37は、検出された移動情報か
ら、いわゆるマウスからの出力信号形態に変換し、三次
元光学マウス20を用いたユーザーの操作入力信号Sxy
z としてコンピュータ等の機器に出力する。
【0063】なお、上記の説明では、x軸方向の移動と
z軸方向の操作(レバー22の操作)が独立して行なわ
れた場合について述べたが、通常の使用時には、これら
が複合して行なわれることがある。このような場合を考
え、実際には位相比較器36では、基準部と参照部で得
られた画像パターンについての二つの時点での距離Lx
と距離Lx’について、まず、その中心Cと中心C’が
位置的に移動しているか否かを判断し、移動している場
合はその移動量ΔLxをx(もしくはy)方向の移動量
とし、移動方向をx(もしくはy)軸上での移動方向
(正負)とする。さらに距離Lx=距離Lx’であるか
否かを判断し、距離Lx=距離Lx’でなければ、その
差及び方向(図9(b)のΔLzに相当)を計算してz
軸の移動量及び方向(上下)を判別すればよい。
【0064】以上のような本例の三次元光学マウス20
では、上述した二次元光学マウス1の場合と同様の効果
が得られるとともに、さらにz軸方向の操作も可能とす
るものであり、入力装置としての機能が拡充されたもの
となる。
【0065】<変形例>図10は上述した3次元光学マ
ウス20の変形例を示すもので、AGC回路32、A/
D変換器33、レジスタ34,35を、CCDラインセ
ンサ30x,30yに対して共用させることで回路構成
を簡略化するものである。即ちスイッチ38によりCC
Dラインセンサ30x,30yの出力を時分割的に交互
にAGC回路32に供給するようにする。
【0066】この場合、時分割切換を行なうことに応じ
てタイミング制御部39がCCDドライバ31、スイッ
チ38、及び位相比較器36のタイミング制御を行な
う。例えばタイミング制御部39は、CCDドライバ3
1に対してまずCCDラインセンサ30xに対して2回
の走査を実行させるようにする。このときスイッチ38
はTx端子に接続する。従って2回分のCCDラインセ
ンサ30xの走査により得られた画像データがレジスタ
34、35に取り込まれ、これにより位相比較器36で
はx軸方向の操作とz軸方向の操作を検出できる。
【0067】次に、タイミング制御部39は、CCDド
ライバ31に対してCCDラインセンサ30yに対して
2回の走査を実行させるようにする。このときスイッチ
38はTy端子に接続する。従って2回分のCCDライ
ンセンサ30yの走査により得られた画像データがレジ
スタ34、35に取り込まれ、これにより位相比較器3
6ではy軸方向の操作とz軸方向の操作を検出できる。
以上の動作を繰り返していくことにより、x,y,z方
向の操作に対応する入力装置を簡易な構成で実現でき
る。
【0068】なお、このようにx軸操作検出系とy軸操
作検出系を共用させることは、図4で示した2次元光学
マウス1でも同様に可能なものである。
【0069】また、図7、図10の例では、CCDライ
ンセンサ30x,30yの両方について基準部と参照部
を設定し、CCDラインセンサ30x,30yのどちら
からの画像データからでもz軸操作を検出できるように
したが、CCDラインセンサ30x,30yの少なくと
も一方の出力について基準部と参照部としてのデータ比
較ができるようにレジスタもしくは光学系が形成されれ
ばよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の入力装置
は、入力装置に与えられた二次元方向の移動(操作)を
光学的に検知し、その移動操作に応じた入力信号を出力
するように構成しているため、従来のマウスと同様の使
用形態による入力装置が実現されるとともに、ローラー
式でないことにより、マウス底面側となる部位の平面性
や摩擦特性も要求せず、ユーザーが操作するときの状況
を気にしないで使用できるという効果がある。特に基本
的に非接触で使用できるため、机上が乱雑で操作平面が
ないような状態でも問題なく使用できる。さらにローラ
ーを使用するものではないことから、ローラーの汚れや
転がり具合の低下などによる問題は一切発生しない。
【0071】また本発明では、z方向の操作によりx軸
センサ手段又はy軸センサ手段の一方又は両方に対して
入射される光線の焦点状態が変化されるように構成し、
x軸センサ手段又はy軸センサ手段に対して分割して入
射された各光線に関する撮像データから、その時点の焦
点状態を検出する。そして、二つの時点における焦点状
態を比較することで、z方向操作を検出するよするよう
にしている。これにより、光学的な2次元入力装置に、
簡易な構成のまま3次元方向の操作機能も付加すること
ができ、入力機能を拡充できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の2次元光学マウスの説明
図である。
【図2】実施の形態の2次元光学マウスの撮影系の説明
図である。
【図3】実施の形態の光学マウスのCCDラインセンサ
の他の形態の説明図である。
【図4】実施の形態の2次元光学マウスのブロック図で
ある。
【図5】実施の形態の2次元光学マウスの移動操作の検
出動作の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の3次元光学マウスの説明
図である。
【図7】実施の形態の3次元光学マウスのブロック図で
ある。
【図8】実施の形態の3次元光学マウスのz方向操作の
検出動作の説明図である。
【図9】実施の形態の3次元光学マウスのx及びz方向
操作の検出動作の説明図である。
【図10】他の実施の形態の3次元光学マウスのブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 二次元光学マウス 3,24 開口部 4,25 照明部 5,26 撮影レンズ 6,29 CCD基板 7x,7y,30x,30y CCDラインセンサ 8,31 CCDドライバ 11x,11y,12x,12y,34x,34y,3
5x,35y レジスタ 13,36 位相比較器 14,37 信号変換部 27 コンデンサレンズ 28 セパレータレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該入力装置の移動平面についてのx軸
    方向の撮像データを出力するx軸センサ手段と、 当該入力装置の移動平面についてのy軸方向の撮像デー
    タを出力するy軸センサ手段と、 或る時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像データ
    と次の時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像デー
    タとの比較処理によりx軸方向における当該入力装置の
    移動量及び移動方向を検出し、また或る時点で前記y軸
    センサ手段から得られる撮像データと次の時点で前記y
    軸センサ手段から得られる撮像データとの比較処理によ
    りy軸方向における当該入力装置の移動量及び移動方向
    を検出することができる移動情報検出手段と、 前記移動情報検出手段により検出された情報を当該入力
    装置を用いた操作入力情報として出力する出力手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記移動情報検出手段は、 或る時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像データ
    及び前記y軸センサ手段から得られる撮像データを保持
    する第1のレジスタと、 次の時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像データ
    及び前記y軸センサ手段から得られる撮像データを保持
    する第2のレジスタと、 前記第1のレジスタと前記第2のレジスタに保持された
    データについての比較を行なって、x軸方向における移
    動量と移動方向、及びy軸方向における移動量と移動方
    向を検出する比較演算手段と、 から構成されることを特徴とする請求項1に記載の入力
    装置。
  3. 【請求項3】 当該入力装置の移動平面についてのx軸
    方向の撮像データを出力するx軸センサ手段と、 当該入力装置の移動平面についてのy軸方向の撮像デー
    タを出力するy軸センサ手段と、 前記x軸センサ手段又は前記y軸センサ手段の一方又は
    両方に対して、当該入力装置の移動平面についての撮影
    光を2系統の光線に分割して入射させる光学系手段と、 或る時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像データ
    と次の時点で前記x軸センサ手段から得られる撮像デー
    タとの比較処理によりx軸方向における当該入力装置の
    移動量及び移動方向を検出するx移動情報検出手段と、 或る時点で前記y軸センサ手段から得られる撮像データ
    と次の時点で前記y軸センサ手段から得られる撮像デー
    タとの比較処理によりy軸方向における当該入力装置の
    移動量及び移動方向を検出することができるy移動情報
    検出手段と、 前記x軸センサ手段もしくは前記y軸センサ手段に分割
    して入射された各光線に関して、或る時点で得られる撮
    像データと次の時点で得られる撮像データとの焦点状態
    の比較処理によりz軸方向における移動量及び移動方向
    を検出するz移動情報検出手段と、 前記x移動情報検出手段、前記y移動情報検出手段、前
    記z移動情報検出手段により検出された情報を当該入力
    装置を用いた操作入力情報として出力する出力手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする入力装置。
  4. 【請求項4】 前記z移動情報検出手段は、 或る時点で前記x軸センサ手段もしくは前記y軸センサ
    手段から得られる、2系統の各光線に関してのそれぞれ
    の撮像データを保持する第1のレジスタと、 次の時点で前記x軸センサ手段もしくは前記y軸センサ
    手段から得られる、2系統の各光線に関してのそれぞれ
    の撮像データを保持する第2のレジスタと、 前記第1のレジスタに保持される2系統の撮像データに
    ついての焦点状態と前記第2のレジスタに保持された2
    系統の撮像データについての焦点状態との比較を行なっ
    て、z軸方向における移動量と移動方向を検出する比較
    演算手段と、 から構成されることを特徴とする請求項3に記載の入力
    装置。
  5. 【請求項5】 前記光学系手段における所要のレンズの
    位置を可動状態に配置し、操作子の移動に応じて当該レ
    ンズが移動されるようにしたz軸方向の操作手段が設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載の入力装
    置。
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