JPH09190176A - 音響孔を有する弦楽器 - Google Patents

音響孔を有する弦楽器

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JPH09190176A
JPH09190176A JP8018290A JP1829096A JPH09190176A JP H09190176 A JPH09190176 A JP H09190176A JP 8018290 A JP8018290 A JP 8018290A JP 1829096 A JP1829096 A JP 1829096A JP H09190176 A JPH09190176 A JP H09190176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共鳴胴内で共鳴(又は増幅という)される音
波の干渉を防止することができ、この結果、音の減衰量
を低減して、音を増幅することができる音響孔を有する
弦楽器を提供する。 【解決手段】 共鳴胴11の天井板11aの表面に、弦
受11eを介して弦14を張設し、かつ、共鳴胴11の
天井板11aの内側に、ブラケット12を介して長手平
板状とした振動板13の基端部を取りつけてなる音響孔
を有する弦楽器10において、振動板13の自由端側の
前方の共鳴胴11の内側に、前方からの音を両側方に反
射する反射ブロック11hを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギターやウクレレ
等の音響孔を有する弦楽器に係り、更に詳しくは、音響
孔を有する弦楽器を奏でたときに発音される音の減衰量
を低減して、音を増幅することができる音響孔を有する
弦楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ギターやウクレレ等の音響孔を有
する弦楽器が広く愛好されている。そして、これら音響
孔を有する弦楽器では、該音響孔を有する弦楽器を奏で
る奏者や聴衆等の音に対するあくなき追求心によって未
だよい音作りがなされている。例えば、本発明者も、実
公平2−48875号公報に、共鳴胴11の天井板11
aの内側に、ブラケット12を介して、その一端を音響
孔11dに向けると共に、前記一端を自由端としてなる
振動板13を有するギター50を提案した(図12、図
13参照)。
【0003】この実公平2−48875号公報に記載さ
れたギター50によれば、弦14が振動することによっ
て、弦受11e、天井板11a、さらに、一対の側板1
1cや、裏板11bを振動させるだけでなく、ブラケッ
ト12、及び、振動板13をも振動させ、この振動板1
3の自由端を強く振動させることができるので、共鳴胴
11内の空気(又は発音体という)をより強く振動さ
せ、より大きな音を発音させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公平2−48875号公報に記載されたギター50で
は、例えば、図13に示すように、振動板13の振動に
よって、共鳴胴11内の発音体が振動されるが、この発
音体の振動によって発生された振動波が、共鳴胴11の
頂部に設けられた補強ブロック11h′で正反対方向、
すなわち、振動波の伝播方向に向けて反射され、この結
果、前記振動波と前記反射波が干渉して、音の増幅効果
が低減する虞れがあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、共鳴胴内で共鳴(又は増幅という)される音波
の干渉を防止することができ、この結果、音の減衰量を
低減して、音を増幅することができる音響孔を有する弦
楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の音響孔を有する弦楽器は、共鳴胴の天井板の表面
に、弦受を介して弦を張設すると共に、前記共鳴胴の天
井板の内側に、ブラケットを介して長手平板状とした振
動板の基端部を取付けてなる音響孔を有する弦楽器にお
いて、前記振動板の自由端側の前方の前記共鳴胴の内側
に、前方からの音を少なくとも両側方に反射する反射ブ
ロックを備えている。請求項2記載の音響孔を有する弦
楽器は、請求項1記載の音響孔を有する弦楽器におい
て、前記反射ブロックが左右対称の三角形である。請求
項3記載の音響孔を有する弦楽器は、請求項2記載の音
響孔を有する弦楽器において、前記三角形の側辺が円弧
状にくぼんでいる。請求項4記載の音響孔を有する弦楽
器は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の音響孔を有
する弦楽器において、前記反射ブロックの先端部に、円
柱状の反射部を設けている。請求項5記載の音響孔を有
する弦楽器は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の音
響孔を有する弦楽器において、前記反射ブロックの先端
部に、球形状の反射部を設けている。請求項6記載の音
響孔を有する弦楽器は、請求項1〜5のいずれか1項に
記載の音響孔を有する弦楽器において、前記反射ブロッ
クの表面が塗装されている。
【0007】ここで、音響孔を有する弦楽器とは、共鳴
胴(又は共鳴箱、ボディという)と、ネック部(又は桿
部という)とを有する、いわゆる有桿撥弦楽器の内、前
記共鳴胴に、該共鳴胴内で増幅された音を外方に出力す
るための音響孔(又は響孔、サウンドホールという)を
有するものである。具体的には、ギターや、ウクレレ、
マンドリン、マンドラ、マンドセロ、マンドベース、リ
ュート等をいう。
【0008】また、共鳴胴とは、音響孔を有する弦楽器
を奏でたとき、すなわち、弦を弾いた(以下弦を弾くこ
とを弾弦という)とき、この弦の振動を該共鳴胴内で増
幅させ、この増幅された振動(又は音波)を音響孔から
外方に発音させるもので、一方、ネック部とは、音響孔
を有する弦楽器を奏でる際に、楽曲の音階を生じさせる
ものである。なお、共鳴胴の内容積は、特に規定される
ものではなく、音響孔を有する弦楽器を奏でたとき、発
音される音等に応じて適宜選択されてよい。また、共鳴
胴には、該共鳴胴を補強すると共に、音を増幅するため
の共鳴棒(又は補強棒、力木という)を設けてもよい。
【0009】また、振動板とは、音響孔を有する弦楽器
を奏でたとき、共鳴胴の振動(又は弦の振動)を、この
振動板の自由端の前方等に、伝播させるものである。な
お、該振動板は、共鳴胴の振動で振動することができれ
ば、特に規定されるものではなく、例えば、一方向に長
尺な平板の一端部を屈曲してなる、側面視ほぼL字状の
ものや、前記共鳴胴の内側にブラケット(又は支柱とい
う)を介して取付ける場合は、一方向に長尺な平板(以
下長手平板状という)等を使用することができる。
【0010】また、前記振動板は、前記共鳴胴内であれ
ば、該共鳴胴の基部側や頂部側等どこに設けられてもよ
いが、その一端(又は自由端、或いは先端という)を音
響孔に向けて取付けられると、音響孔を有する弦楽器を
奏でたとき、弦の振動で音響孔付近の空気を振動させる
ことができ、この結果、振動板の先端を容易に振動させ
て、さらに音を増幅させることができる。
【0011】また、前記振動板は、前記共鳴胴の内側に
音響孔に被さらない状態で取付けられると、該共鳴胴内
で共鳴(又は増幅)された音を該振動板で遮ることなく
容易に外方にだすことができる。このため、該振動板の
一端を音響孔に近づけて取付けたときは、前記一端を前
記音響孔に合わせてまるく凹ませてもよい。さらに、前
記振動板の大きさや厚さは、前記と同様に、共鳴胴の振
動で振動することができれば、特に規定されるものでは
なく、適宜選択されてよい。
【0012】さらに、振動板の材質も、特に規定される
ものではなく、例えば、木や、竹、金属、合成樹脂等、
種々のものを使用することができる。なお、該振動板の
材質を、共鳴胴の天井板(又は表板という)等の材質と
同じ材質とすると、振動板やブラケットの弾性率を前記
天井板の弾性率と同じとすることができるので、共鳴胴
の振動を効率よく伝播させることができる。
【0013】また、前記反射ブロックとは、振動板の振
動によって伝播された振動波が該反射ブロックで反射さ
れた(以下反射された振動波を反射波という)とき、前
記振動波と前記反射波の干渉を防止するものである。な
お、前記反射ブロックは、前記干渉を防止することがで
きれば、特に規定されるものではなく、例えば、平面視
して先端部が鋭角状で、かつ、基端部が末広がり状に形
成されたもの等を使用することができる(図2〜図9参
照)。また、前記反射ブロックは中実状であってもよい
し、中空状のものであってもよい。さらに、前記反射ブ
ロックの外面は曲面状(図2、図3、図5参照)とされ
てもよいし、平面状とされてもよい(図4参照)。
【0014】また、前記反射ブロックの先端部に、ほぼ
球形状又はほぼ円柱状等の円形状、その他、三角錐や、
四角錐状等の角錐状等の反射部を設けると、さらに、前
記振動波を乱反射させて、前記干渉を防止することがで
きる。なお、共鳴胴の頂部や基部に、該共鳴胴から前記
ネック部がとれたり、前記共鳴胴の側板がとれたりする
のを防止する目的で予め補強ブロックが取付けられた音
響孔を有する弦楽器に、前記反射ブロックを取付ける場
合は、該反射ブロックを前記補強ブロックに実接ぎして
もよい(図11(b)、(c)参照)し、該反射ブロッ
クを複数に分割して取付けてもよい(図11(d)参
照)。
【0015】さらに、反射ブロックの表面には、塗装を
施してもよい。これにより、防湿、微生物の付着防止等
を図ることができる他、表面性状を良くすることができ
るので、振動波の反射性を高めることができる。なお、
塗料としては、特に規定されるものではなく、通常、天
井板や裏板、側板等に塗装する塗料等を使用することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。なお、各実施の形態につき同様の構
成のものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0017】まず、本発明の第1の実施の形態に係る音
響孔を有する弦楽器の一例であるギター10について説
明する。本発明の第1の実施の形態に係る弦楽器の一例
であるギター10は、図1、図2に示すように、音響孔
11dを有する共鳴胴11と、共鳴胴11の頂部に連接
されたネック部15と、共鳴胴11の弦受11eからネ
ック部15の巻きねじ15fに亘って張設された複数の
弦14とを備えるものである。
【0018】そして、このギター10の特徴とするとこ
ろは、共鳴胴11の天井板11aの内側にその一端を自
由端として取付けられた木製の振動板13と、この振動
板13の自由端側の前方の側板11cの内側に取付けら
れた反射ブロック(又はヘッドブロックという)11h
とを有する点である。以下、これらについて詳しく説明
する。
【0019】前記共鳴胴11は、ほぼ8の字状に形成さ
れると共に、そのほぼ中央部に円形状の音響孔11dが
形成されたスプルース等の木製の天井板11aと、この
天井板11aとほぼ同じ形状に形成されたマホガニー等
の木製の裏板11bと、平面視してほぼ波形状に形成さ
れ、天井板11aと裏板11bをほぼ平行状態で連接す
るためのマホガニー等の木製の一対の側板11cとを有
する。
【0020】また、一対の側板11cの内側の上、下端
部(換言すると長手方向両端部)にはそれぞれ縁部材
(又は補強部材という:図示せず)が設けられ、天井板
11aや裏板11bの内側には複数の共鳴棒11jが取
付けられ、さらに、共鳴胴11の基部には、木製の補強
ブロック(又はテールブロックという)11i′が設け
られている。
【0021】また、前記ネック部15は、共鳴胴11の
頂部に連接された木製のネック本体15aと、このネッ
ク本体15aの外面及び共鳴胴11の天井板11aの一
外面に亘って取付けられたローズウッド等の木製の指板
(又はフィンガーボードという)15dと、前記ネック
本体15aの一端に取付けられたヘッド15cとを有す
る。
【0022】また、ネック本体15aの一端には該ネッ
ク本体15aと共鳴胴11の接合強度を増すためのヒー
ル部15bが設けられ、また、ネック本体15aとヘッ
ド15cの境界部には上弦受(又は上駒、ナットとい
う)15gが取付けられ、更に、指板15dの外面には
半音階の間隔を調整するためのフレット15eが取付け
られている。
【0023】そして、複数の弦14が、前記共鳴胴11
の天井板11aの外面に取付けられた弦受(又は駒、ブ
リッジという)11eから、前記ネック部15のヘッド
15cに取付けられた複数の巻きねじ15fに亘って張
設されている。なお、前記弦14は、それぞれ異なる太
さ、材質等で形成され、所定の音階の音を発生するよう
になっている。また、前記弦14は、該弦14を弾弦し
ないとき、指板15dやフレット15eに接触しないよ
うに張設されている。
【0024】また、前記振動板13は、木製で、かつ、
平面視して長手平板状に形成されると共に、その一端
(又は自由端)をまるく凹ませて形成されている。そし
て、前記振動板13は、共鳴胴11の天井板11aの内
側で、かつ、弦受11eの裏側に取付けられたブラケッ
ト12の一端に、天井板11aとほぼ平行状態で、か
つ、その一端を共鳴胴11の頂部側に向けた状態で、共
鳴胴11の基部側に取付けられている。
【0025】なお、振動板13の一端は自由端とされる
と共に、音響孔11dに被さらないようになっている。
また、前記ブラケット12は、前記振動板13と同様な
木製で、ほぼ円柱状又は角柱状に形成されている。ま
た、反射ブロック11hは、平面視して左右対称のほぼ
三角形状で、かつ、その側辺が円弧状にくぼんでいる、
すなわち、平面視して先端部が鋭角状で、かつ、基端部
が末広がり状の柱状に形成されている。
【0026】続いて、本発明の第1の実施の形態に係る
弦楽器の一例であるギター10の使用方法の一例につい
て説明する。まず、左手で指板15dの上方の弦14の
所定位置を左手で押さえ、音階を調節しながら、右手で
音響孔11dの上方の弦14を弾くと、弾弦された弦1
4の振動によって、弦受11e、天井板11a、さら
に、一対の側板11c、裏板11bを振動させることが
できると共に、さらに、ブラケット12、及び、振動板
13を振動させることができるので、共鳴胴11内の発
音体を強く振動させて、発音させることができる。
【0027】また、図2に示すように、例えば、振動板
13を振動させることによって生じた振動波が、前方
の、すなわち共鳴胴11の頂部側に向かって伝播された
とき、この共鳴胴11の頂部側の側板11cの内側に反
射ブロック11hが取付けられているので、前記振動波
を伝播方向と異なる方向に反射させることができる。こ
の結果、従来のように、前記振動波と反射波が干渉し合
うのを防止することができ、これによって、振動波や反
射波の振幅量が低減して、振動波や反射波が急速に減衰
するのを防止することができ、共鳴胴11内で前記振動
波や反射波をより共鳴させることができる。
【0028】以上のように本発明の第1の実施の形態に
係る音響孔11dを有する弦楽器の一例であるギター1
0によれば、共鳴胴11の天井板11aの内側に、その
一端を音響孔11dに向けると共に、一端を自由端とし
た状態で取付けられた振動板13を有するので、弦14
の振動によって振動される音響孔11d付近の空気や、
共鳴胴11の天井板11a等の振動によって、この振動
板13を強く振動させることができ、この結果、振動波
の振幅量を大きくすることができるので、大きな音を発
音させることができる。
【0029】また、ブラケット12が、天井板11aの
基部側に取付けられているので、弦14の振動を振動板
13に敏感に伝達させることができ、さらに、該振動板
13を強く振動させることができる。また、振動板13
が音響孔11dに被さらない状態で取付けられているの
で、弦14を弾弦したとき、共鳴胴11内で増幅された
音が、この振動板13で遮られて、外方に出るのを邪魔
するのを防止することができる。さらに、振動板13が
振動しても、共鳴胴11の内側、すなわち、天井板11
aや裏板11b、さらに一対の側板11cの内側に接触
しない位置に取付けられているので、該振動板13が共
鳴胴11に接触して、異音を発生させるのを防止するこ
とができる。
【0030】そして、特に、振動板13の自由端側の前
方の側板11cの内側に反射ブロック11hを有するの
で、前記振動波と前記反射波が干渉し合うのを防止する
ことができ、この結果、振動波や反射波の振幅量が低減
して、振動波や反射波が急速に減衰するのを防止するこ
とができる。従って、振動波や反射波(又は音)を共鳴
胴11内のすみずみまで行き渡らせ、共鳴胴11内でよ
く共鳴させることができ(換言すると音をよく響かせる
ことができ)、この結果、音響孔11dを有する弦楽器
を奏でたとき、音を大きくすることができると共に、音
色に余韻を出すことができる。
【0031】続いて、本発明の第2の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター20について
説明する。本発明の第2の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター20が、本発明の第1の
実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例であるギ
ター10と異なるのは、図3に示すように、平面視して
先端部が鋭角状かつ尖頭状で、さらに、基端部が末広が
り状の柱状に形成された反射ブロック21hを備えた点
である。なお、反射ブロック21hの側辺は平面視して
ほぼ円弧状にくぼんでいる。これにより、前記ギター1
0と同様の効果を得ることができる。
【0032】続いて、本発明の第3の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター30について
説明する。本発明の第3の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター30が、本発明の第1、
第2の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例で
あるギター10、20と異なるのは、図4に示すよう
に、平面視して左右対称のほぼ三角形状に形成された反
射ブロック31hを備えた点である。なお、反射ブロッ
ク31hの側辺は平面視してほぼ直線状になっている。
これにより、前記ギター10、20と同様の効果を得る
ことができる。
【0033】続いて、本発明の第4の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター40について
説明する。本発明の第4の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター40が、本発明の第1〜
第3の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例で
あるギター10〜30と異なるのは、図5に示すよう
に、平面視して先端部が鋭角状で、かつ、基端部が末広
がり状の柱状で、さらに、先端部を若干膨出させた反射
ブロック41hを備えた点である。なお、反射ブロック
41hの側辺は平面視してほぼ円弧状にくぼんでいる。
これにより、前記ギター10〜30と同様の効果を得る
ことができる。
【0034】続いて、本発明の第5の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター50について
説明する。本発明の第5の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター50が、本発明の第1〜
第4の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例で
あるギター10〜40と異なるのは、図6(a)、
(b)に示すように、先端部にほぼ球形状の反射部51
aを有する反射ブロック51hを備えた点である。これ
により、前記ギター10〜40と同様の効果が得られる
他、反射部51aによって前記振動波をさらに乱反射さ
せることができ、この結果、確実に前記干渉を防止する
ことができる。
【0035】続いて、本発明の第6の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター60について
説明する。本発明の第6の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター60が、本発明の第1〜
第5の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例で
あるギター10〜50と異なるのは、図7(a)、
(b)に示すように、先端部にほぼ球形状の反射部61
aを2つ有する反射ブロック61hを備えた点である。
これにより、前記ギター10〜50と同様の効果を得る
ことができる。
【0036】続いて、本発明の第7の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター70について
説明する。本発明の第7の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター70が、本発明の第1〜
第5の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例で
あるギター10〜50と異なるのは、図8(a)、
(b)に示すように、先端部にほぼ円柱状の反射部71
aを縦に取付けた反射ブロック71hを備えた点であ
る。これにより、前記ギター10〜50と同様の効果を
得ることができる。
【0037】続いて、本発明の第8の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター80について
説明する。本発明の第8の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター80が、本発明の第1〜
第4、第7の実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の
一例であるギター10〜40、70と異なるのは、図9
(a)、(b)に示すように、先端部に短尺なほぼ円柱
状の反射部81aを縦に取付けた反射ブロック81hを
備えた点である。これにより、前記ギター10〜40、
70と同様の効果を得ることができる。
【0038】続いて、本発明の第9の実施の形態に係る
音響孔を有する弦楽器の一例であるギター90について
説明する。本発明の第9の実施の形態に係る音響孔を有
する弦楽器の一例であるギター90が、本発明の第1の
実施の形態に係る音響孔を有する弦楽器の一例であるギ
ター10と異なるのは、図10(a)、(b)に示すよ
うに、振動板13を、共鳴胴11の頂部側に設けた点
と、共鳴胴11の基部に反射ブロック(又はテールブロ
ックという)11iを設けた点である。これにより、前
記ギター10と同様の効果を得ることができる。なお、
図10(a)、(b)中、符号11h′は補強ブロック
(又はヘッドブロックという)である。
【0039】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。
【0040】例えば、前記ギター50、60と同様に、
前記ギター30、40の先端部にもほぼ球形状の反射部
を少なくとも1以上設けてよい。また、同様に、前記ギ
ター70、80と同様に、前記ギター30、40の先端
部にもほぼ円柱状の反射部を設けてよい。
【0041】また、図11(a)に示すように、反射ブ
ロック91hのネック部15との対向面に、一対の側板
11cを連接するための、一対のくぼみ91aを設ける
と、反射ブロック91hと一対の側板11cの接着強度
を高めることができ、この結果、反射ブロック91hか
ら一対の側板11cが離反するのを確実に防止すること
ができる。
【0042】また、図11(b)に示すように、反射ブ
ロック100hは、共鳴胴11の内側に予め設けられた
補強ブロック11h′(11i′)を介して取付けられ
てもよい。これにより、例えば、予め設けられた補強ブ
ロック11h′(11i′)を除去する等の作業を省略
して、簡単に設置することができ、作業性を向上させる
ことができる。なお、反射ブロック100hを補強ブロ
ック11h′(11i′)に実接ぎしたので、反射ブロ
ック100hの補強ブロック11h′(11i′)との
対向面には、くぼみ100aが形成されている。
【0043】また、補強ブロック11h″(11i″)
は、図11(c)に示すように、そのネック部15との
対向面に、一対の側板11cを連接するための、一対の
くぼみ101aを設けると、前記と同様に、補強ブロッ
ク11h″(11i″)と一対の側板11cの接着強度
を高めて、補強ブロック11h″(11i″)から一対
の側板11cが離反するのを確実に防止することができ
る。
【0044】また、図11(d)に示すように、反射ブ
ロック110hを、少なくとも2つ以上分割可能に形成
してもよい。さらに、反射ブロック11h、11i、2
1h、31h、41h、51h、61h、71h、81
h、91h、100h、110hの表面には、例えば、
ワニスやラッカー等の塗装を施してもよい。これによ
り、表面性状を高めて、振動波の反射性を高めることが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜6記載の音響孔を有する弦楽器においては、共鳴胴
の天井板の内側にその一端を自由端として取付けられた
振動板を備えたことにより、音響孔を有する弦楽器を奏
でたとき、弦の振動に伴って振動される音響孔付近の空
気や、共鳴胴の天井板(又は弦)の振動によって、この
振動板、特に自由端を強く振動させることができるの
で、共鳴胴内の発音体をより強く振動させて、より大き
な音を発音させることができる。また、振動板の自由端
側の前方の内側に、前方からの音を両側方に反射する反
射ブロックとを備えたことにより、前記振動板の振動に
よって伝播された振動波(又は音)を、前記振動波の伝
播方向と異なる方向に反射させることができるので、前
記振動波と前記反射波が干渉するのを防止することがで
き、この結果、振動波や反射波の振幅量が低減するのを
防止することができ、共鳴胴内で前記振動波や反射波を
より共鳴させて、大きな音を発音させることができる。
また、振動板の一端を頂部側に向けた状態で天井板の音
響孔より基部側に取付けると、通常、音響孔を有する弦
楽器では、弦の一端が前記天井板の基部側に取付けられ
ているので、弦の振動を前記振動板に敏感に伝達させる
ことができ、弦の細かな振動も敏感に振動板に伝達させ
て大きな音を発音させることができる。さらに、前記振
動波や反射波を共鳴胴内でよく共鳴させることができる
ので、音色に余韻をだすことができる。従って、本発明
の音響孔を有する弦楽器を奏でたとき、奏者や聴衆等に
心地好い楽曲を楽しませることができ、豊かな生活空間
を醸し出すことができる。
【0046】特に、請求項2又は3記載の音響孔を有す
る弦楽器においては、反射ブロックが左右対称の三角形
であることにより、前記と同様に、前記振動板の振動に
よって伝播された振動波を、前記振動波の伝播方向と異
なる方向に反射させることができる。請求項4又は5記
載の音響孔を有する弦楽器においては、反射ブロックの
先端部に、円柱状又は球形状の反射部を設けたことによ
り、さらに反射ブロックで前記振動波を乱反射させるこ
とができ、この結果、振動波を前記振動波の伝播方向と
異なる方向に反射させることができ、前記振動波と前記
反射波の干渉をさらに確実に防止することができる。さ
らに、請求項6記載の音響孔を有する弦楽器において
は、反射ブロックの表面に塗装を施したので、表面性状
を高めて、振動波の反射性を向上させることができ、こ
の結果、さらに音を大きくしたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態に係る音響孔
を有する弦楽器の一例であるギターの正面図である。 (b)同ギターの側断面図である。 (c)同ギターの共鳴胴の分解斜視図である。
【図2】同ギターの使用状態における振動波と反射波の
要部説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る音響孔を有す
る弦楽器の一例であるギターの要部斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る音響孔を有す
る弦楽器の一例であるギターの要部斜視図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る音響孔を有す
る弦楽器の一例であるギターの要部斜視図である。
【図6】(a)本発明の第5の実施の形態に係る音響孔
を有する弦楽器の一例であるギターの要部平面図であ
る。 (b)同ギターの要部側面図である。
【図7】(a)本発明の第6の実施の形態に係る音響孔
を有する弦楽器の一例であるギターの要部平面図であ
る。 (b)同ギターの要部側面図である。
【図8】(a)本発明の第7の実施の形態に係る音響孔
を有する弦楽器の一例であるギターの要部平面図であ
る。 (b)同ギターの要部側面図である。
【図9】(a)本発明の第8の実施の形態に係る音響孔
を有する弦楽器の一例であるギターの要部平面図であ
る。 (b)同ギターの要部側面図である。
【図10】(a)本発明の第9の実施の形態に係る音響
孔を有する弦楽器の一例であるギターの側断面図であ
る。 (b)同ギターの共鳴胴の分解斜視図である。
【図11】(a)本発明の一実施の形態に係る音響孔を
有する弦楽器の一例であるギターの要部平面図である。 (b)同他のギターの要部平面図である。 (c)同更に他のギターの要部平面図である。 (d)同更に他のギターの要部平面図である。
【図12】(a)従来の実施の形態に係るギターの正面
図である。 (b)同ギターの側断面図である。 (c)同ギターの共鳴胴の分解斜視図である。
【図13】同ギターの使用状態における振動波と反射波
の要部説明図である。
【符号の説明】
10 ギター 11 共鳴胴 11a 天井板 11b 裏板 11c 側板 11d 音響孔 11e 弦受 11h 反射ブ
ロック 11h′ 補強ブロック 11h″ 補強
ブロック 11i 反射ブロック 11i′ 補強
ブロック 11i″ 補強ブロック 11j 共鳴棒 12 ブラケット 13 振動板 14 弦 15 ネック部 15a ネック本体 15b ヒール
部 15c ヘッド 15d 指板 15e フレット 15f 巻きね
じ 15g 上弦受(ナット) 20 ギター 21h 反射ブロック 30 ギター 31h 反射ブロック 40 ギター 41h 反射ブロック 50 ギター 51a 反射部 51h 反射ブ
ロック 60 ギター 61a 反射部 61h 反射ブロック 70 ギター 71a 反射部 71h 反射ブ
ロック 80 ギター 81a 反射部 81h 反射ブロック 90 ギター 91h 反射ブロック 91a くぼみ 100h 反射ブロック 100a くぼ
み 101a くぼみ 110h 反射
ブロック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共鳴胴の天井板の表面に、弦受を介して
    弦を張設すると共に、前記共鳴胴の天井板の内側に、ブ
    ラケットを介して長手平板状とした振動板の基端部を取
    付けてなる音響孔を有する弦楽器において、 前記振動板の自由端側の前方の前記共鳴胴の内側に、前
    方からの音を少なくとも両側方に反射する反射ブロック
    を備えたことを特徴とする音響孔を有する弦楽器。
  2. 【請求項2】 前記反射ブロックが左右対称の三角形で
    あることを特徴とする請求項1記載の音響孔を有する弦
    楽器。
  3. 【請求項3】 前記三角形の側辺が円弧状にくぼんでい
    ることを特徴とする請求項2記載の音響孔を有する弦楽
    器。
  4. 【請求項4】 前記反射ブロックの先端部に、円柱状の
    反射部を設けていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の音響孔を有する弦楽器。
  5. 【請求項5】 前記反射ブロックの先端部に、球形状の
    反射部を設けていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の音響孔を有する弦楽器。
  6. 【請求項6】 前記反射ブロックの表面が塗装されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の音響孔を有する弦楽器。
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