JPH09188388A - 内蓋付きタンク - Google Patents

内蓋付きタンク

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JPH09188388A
JPH09188388A JP8296342A JP29634296A JPH09188388A JP H09188388 A JPH09188388 A JP H09188388A JP 8296342 A JP8296342 A JP 8296342A JP 29634296 A JP29634296 A JP 29634296A JP H09188388 A JPH09188388 A JP H09188388A
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tank
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body tank
lid
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泰正 橋上
Shinji Sasazawa
伸二 笹澤
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文夫 吉田
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KYORITSU BUTSURYU SYST KK
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘稠物や液状物を収容して輸送するのに使用
する内蓋付きのタンクとして、ガイド棒を使用せずと
も、内容物の排出に応じて落し蓋式の内蓋を非傾き姿勢
を維持したまま摺動降下させることができ、容器内面に
付着残留させることなく内容物を排出できるようにす
る。 【解決手段】 有底の竪型円筒状の本体タンク1内に落
し蓋式の内蓋3を配し、この内蓋3の外周部に、上下に
間隔をおいて複数個所で本体タンク1内面に当接するこ
とにより内蓋3の傾きを規制する傾き規制手段4a,4
aとしての合成樹脂板を配するとともに、本体タンク1
内面に対し弾力的に摺接して本体タンク1内面との間を
シールするとともに付着物の掻き落し作用を行なうシー
ル部材5を設けて、内蓋3が水平状態を維持したままで
内容物の排出に応じて本体タンク1内面を摺動して降下
するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として粘度の高
い塗料やインキあるいはクリームやオイルその他の粘稠
物、あるいは空気に触れると問題のある液体等の流動性
物質を貯蔵、輸送、供給するのに使用される内蓋付きタ
ンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、例えば印刷に使用するインキ等の高粘度の粘稠物を
移送し供給するためのタンクとしては、ドラム缶やタン
クローリー等が一般に使用されている。この種のタンク
の場合、粘稠性の内容物を排出した後、タンクの胴部内
面に残る付着量(残留量)が多くなり、これがタンクの
保管、回収時に固化することとなる。そのためこの種タ
ンクの再利用時には、洗浄作業が必要不可欠なものとな
っており、その洗浄作業がきわめて面倒である。またこ
の洗浄が不十分であったり、洗浄に使用する洗剤が残っ
ていたりすると、これが収容される粘稠物等に混入し
て、品質が低下するといった問題もある。
【0003】近年、有底のタンク(容器)内の軸心部に
上下方向のガイド棒を設けるとともに、このガイド棒に
より案内されてタンク内を上下に摺動する落し蓋を設
け、この落し蓋を内容物上に配置し、内容物の排出に応
じてタンク内面に付着する内容物を掻き落しながら降下
させるようにした装置が提案されている(特開昭7−1
49400号)。
【0004】この装置によれば、タンク内を摺動する落
し蓋のために、タンクの蓋を開けても内容物が空気に触
れることがなく、またタンク内面に付着する内容物の残
量も減少するのであるが、上下に摺動する落し蓋をタン
ク軸心に対し直角の水平状態に維持するためのガイド棒
が軸心部に設けられているので、ガイド棒に対する落し
蓋の嵌合ガイド構造が複雑になる上、ガイド棒が邪魔に
なって洗浄作業が行ない難く、また容器重量も重くな
る。
【0005】特に、落し蓋を軸心部のガイド棒を案内と
して上下動させるために、タンクの胴部内面は高い真円
度が要求され、そのため前記提案の装置では、タンクを
機械加工により形成することとしているが、その加工
上、径が大きく大容量なものになるほど厚みを大きくし
なけれはならず、それだけタンク重量も重くなる。
【0006】さらに、落し蓋の外周部にはO−リング等
のパッキン材が設けられるが、タンク自体の歪み等のた
めに、パッキン材とタンク内面との間のシールが不完全
なものになって、この部分から内容物が変質あるいは乾
燥するおそれがあり、またタンク内面に付着した残留物
が乾燥固化するおそれもあった。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、この種の粘稠物や液体等の流動性物質を収容し輸送
するのに使用するタンクとして、内容物を空気と接触さ
せることなく、また容器内面に付着残留させることなく
排出させるための落し蓋式の内蓋を、ガイド棒を使用す
ることなく非傾き姿勢に維持してタンク内面を確実に摺
動降下させることができるようにし、タンク重量を軽量
化でき、取扱い易くて輸送効率が高く、また洗浄作業も
容易に行なえる内蓋付きタンクを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決する内蓋付きタンクであり、請求項1の発明は、有
底の竪型円筒状の本体タンクと、本体タンクの上端開口
部に被着された天蓋と、本体タンク内に配された落し蓋
式の内蓋と、前記本体タンクの底部に連接された排出管
とを備えた容器であって、前記内蓋は、本体タンクに対
する傾きを規制するように作用する傾き規制手段を備え
るとともに、本体タンク内径より僅かに径小の内蓋主体
の外周部に、本体タンク内面に対し弾力的に摺接するこ
とにより本体タンク内面との間のシール作用と付着物の
掻き落し作用とを行なうシール部材を有し、非傾き姿勢
を維持したまま内容物の排出に応じて本体タンク内面を
摺動して降下するように設けられてなることを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、前記内蓋の傾き規制手
段が、内蓋主体の外周部において、本体タンク内面に当
接することにより内蓋の傾きを規制するように設けたこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、前記内蓋の傾き規制手
段が、内蓋主体の外周部に、上下に間隔おいて複数個所
で本体タンク内面に当接することにより内蓋の傾きを規
制するように設けられてなるものである。
【0011】請求項4の発明は、前記のタンクにおい
て、内蓋主体の外周縁部に本体タンク内面に沿う立上り
壁を有し、前記傾き規制手段として、該立上り壁の外周
に上下に間隔をおいて本体タンク内面に当接し得るよう
に突出する円環状の合成樹脂板が取着され、該合成樹脂
板の外周縁が本体タンク内面に当接することにより内蓋
の傾きを規制するように設けられてなることを特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明は、前記内蓋の傾き規制手
段として、内蓋主体の中央部に下方への突出部が設けら
れ、該突出部の作用で傾きを規制するように設けられて
なることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、前記の各発明の内蓋付
きタンクにおいて、前記シール部材と本体タンク内面と
の接触部の上部に乾燥抑制剤の充填部を設けたことを特
徴とする。
【0014】また請求項7の発明は、前記の本体タンク
の内周に弾力的に摺接するシール部材が上下に間隔をお
いて複数設けられ、上下のシール部材間の内蓋主体外周
に乾燥抑制剤が充填されてなることを特徴とする。
【0015】また本発明は、請求項8のように、落し蓋
式の内蓋が、傾き規制手段を有していない場合において
も、その外周部に設けた前記シール部材と本体タンク内
面との接触部の上部に、乾燥抑制剤の充填部が設けてお
くことができる。
【0016】さらに前記の各発明において、本体タンク
底部にフォークリフト等の運搬機器の差し込み部を兼ね
た脚台を設けておくことができる。
【0017】
【作用】上記した本発明のタンクによれば、空気に触れ
ると問題のある液体や高い粘性を有する粘稠物等の流動
性物質が本体タンク内に収容された状態においては、そ
の内容物の表面に落し蓋式の内蓋が密着している。この
内蓋は、外周のシール部材が本体タンクの内面に弾力的
に摺接しており、これにより内蓋と本体タンク内面との
間がシールされて、内容物が空気に触れることはない。
【0018】特に、ポンプによる吸引手段により内容物
を底部に連接した排出管から吸引して排出すると、内容
物の上面が降下するのに伴って、内容物上面と内蓋との
間が減圧真空化されるために、内容物上に密着している
内蓋も下方に引下げられて、この引下げ力と内蓋自体の
自重で降下することになり、内容物上面には空隙が生じ
ることがない。
【0019】しかも前記内蓋は、これ自身が本体タンク
に対する傾きを規制する傾き規制手段を備えているため
に、従来装置のようにタンク軸心部にガイド棒を設けて
おかなくとも、本体タンクの軸心に対し略直角の非傾き
姿勢を良好に維持でき、傾きや歪みを生じさせることな
く降下できることになる。
【0020】例えば、請求項2の場合、内蓋主体の外周
部に存する傾き規制手段が、本体タンク内面に当接する
ことにより内蓋の傾きを規制し、非傾き姿勢を維持した
まま降下する。
【0021】また請求項3の場合は、内蓋主体の外周部
において上下に間隔をおいて設けられた傾き規制手段
が、傾きを生じようとしたときに本体タンク内面に当接
することで、傾きを規制するように作用し、傾きや歪み
を生じさせることなく降下できることになる。
【0022】殊に、請求項4の発明のように、上下に間
隔を存して設けられる傾き規制手段が合成樹脂板よりな
るものであると、本体タンク内面に接触した状態での滑
りが良くて、摺動抵抗が過度に大きくなることがなく、
また本体タンクの内面形状に対する対応性もよくて拗れ
たりすることもない。したがって非傾き姿勢をさらに良
好に維持でき、また本体タンク内面を傷つけることもな
い。
【0023】また、請求項5の発明の場合も、内蓋主体
の中央部の下方への突出部が液体や粘稠物等の内容物入
り込み、これが傾きが生じようとした場合の抵抗となっ
て、傾きを規制するように作用する。
【0024】したがって、前記内蓋の降下に伴って、本
体タンク内面に弾力的に摺接しているシール部材によ
り、本体タンク内面に付着する内容物も掻き落とされる
ために、タンク内面にはほとんど付着残留することはな
い。
【0025】また、請求項6あるいは請求項8の発明の
ように、前記シール部材と本体タンク内面との接触部の
上部に乾燥抑制剤の充填部が設けられている場合、内容
物さらには本体タンク内面に付着した僅かな残留物も乾
燥し固化するを防止でき、内蓋の降下による掻き落し作
用が良好に行なわれる。
【0026】殊に、請求項7の発明のように、本体タン
ク内周に弾力的に摺接するシール部材が、上下に間隔を
おいて設けられ、上下のシール部材間の外周部に乾燥抑
制剤が充填されている場合、内容物や付着残留物が乾燥
し固化するのを防止できるととともに、内蓋の降下によ
り、上部側のシール部材で乾燥防止剤等の付着物を掻き
取ることができるので、容器内面にはほとんど付着残留
物が生じないものとなる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。
【0028】図1は本発明に係る内蓋付きタンク(A)
の1例の縦断側面図を示し、図2は本体タンクの一部を
欠截した正面図を示している。
【0029】図において、(1)は有底の竪型円筒状の
本体タンク、(2)は本体タンク(1)の上端開口部に
被着された天蓋である。
【0030】本体タンク(1)は、円筒状の胴部(11)
と、底部(12)とからなり、底部(12)の中央部にはバ
ルブ(13)付きの排出用管(14)が連設されている。こ
の実施例の胴部(11)は、鉄板や鋼板等の金属板よりな
る胴板(15)と、その外周に嵌合して溶接されたサポー
トリング(16)とからなり、後述するように特殊な製缶
法により形成される。
【0031】(3)は前記の本体タンク(1)内に配さ
れた落し蓋式の内蓋である。この内蓋(3)は、下記の
ように構成されて、本体タンク(1)の軸心に対し略直
角の非傾き姿勢(水平状態)を維持して本体タンク
(1)内面を上下に摺動でき、本体タンク(1)内面に
付着した内容物の掻き取り作用を行なえるようになって
いる。
【0032】内蓋(3)について、その要部を拡大した
図3により説明する。(30)は内蓋主体であり、本体タ
ンク(1)の胴部(11)内径よりやや径小(直径で数m
m)の円形板状をなしかつ上面に放射状の補強リブ(3
1)を有するとともに、外周縁部に胴部(11)内面に沿
う立上り壁(32)を有している。(4a)(4b)は、前記
内蓋主体(30)の外周部に、上下に間隔をおいて複数個
所、例えば図のように2個所に設けた傾き規制手段であ
り、本体タンク(1)内面との間にごく僅かなクリアラ
ンス(s)を存して近接し、内蓋(3)が傾こうとした
ときにタンク内面に当接するすることでその傾きを規制
して、水平状態すなわちタンク軸心に対して直角の状態
を維持し得るように設けられている。
【0033】前記上下の傾き規制手段(4a)(4b)とし
ては、金属板よりなるものであってもよいが、図示する
場合は、ポリエチレン系樹脂等の合成樹脂板(41a )
(41b)が固着されている。この合成樹脂板(41a )(4
1b )の外周端面は、図4にも拡大して示すようにアー
ル面状に形成され、本体タンク(1)内面に対して接触
した場合の摺動抵抗が過度に大きくならないように形成
されている。この上下の傾き規制手段(4a)(4b)とし
ては、周方向の所要間隔毎に分離して設けたものであっ
てもよい。
【0034】また、前記における上下の傾き規制手段
(4a)(4b)、すなわち合成樹脂板(41a )(41b )間
の間隔(H)は、内蓋(3)の傾き角度が1.6°以内
となるように、本体タンク内径、すなわち胴部(11)内
径や内蓋(3)の外径、特に胴部(11)内面と合成樹脂
板(41a )(41b )とのクリアランス(s)に応じて設
定する。
【0035】例えば、前記間隔(H)はタンク内径の1
/6〜1/10程度が好適であり、前記より小さくなる
と水平状態を維持し難く、また前記より大きくなると内
蓋(3)の上下方向寸法が大きくなり、重くかつ取扱い
難くなる。
【0036】したがって、タンク内面と合成樹脂板(41
a )(41b )とのクリアランス(s)を摺動抵抗を増大
させない範囲で小さく設定した上で、前記上下の合成樹
脂板(41a )(41b )間の間隔(H)をできるだけ小さ
くして、しかも前記のように内蓋(3)の傾き角度が
1.6°以内となるように設定するのが特に望ましい。
すなわち、これにより内蓋(3)の傾きによるタンク内
面へのくい付きが生じないものとなる。
【0037】また前記下部側の傾き規制手段(4a)であ
る合成樹脂板(41a )の下側には、本体タンク(1)の
胴部(11)内面に弾力的に摺接して本体タンク(1)内
面との間のシールとともに付着物の掻き落し作用をする
平パッキン状のシール部材(5)が設けられている。特
にこのシール部材(5)は、リング円板状のゴム弾性体
よりなり、その外縁部分(5a)が前記合成樹脂板(41a
)(41b )より外方に突出せしめられて、本体タンク
(1)の胴部内面に対し下方側に向って屈曲した状態で
弾力的に押圧せしめられている。
【0038】これにより、図4のように内蓋(3)が下
降する際、内容物によって内圧が高まり、この内圧力が
Y方向に作用してシール部材(5)が本体タンク(1)
の胴部内面に向って強く押圧されるため、シール部材
(5)による掻き落し作用が効果的に行なわれる。
【0039】また、前記のシール部材(5)は、タンク
内面に対するくい付き、圧接力は強いほど、付着物の掻
き落し作用が良好に行なわれるが、圧接力が強くなると
内蓋(3)下降時の摺動抵抗が大となり、内容物の減少
に伴う内蓋(3)の下降追従性が悪化し、内容物との間
に空隙が生じて、内容物が排出され難くなる。したがっ
て、シール部材(5)が本体タンク(1)の胴部内面に
対して摺動抵抗を少なくして摺接できるように、その弾
性力や厚み等を設定するのが好ましい。
【0040】さらに、摺動時の滑りをよくするために、
シール部材(5)のタンク内面との接触側の表面に、テ
フロン(登録商標)等による摺動補助手段(図示省略)
を施して摺動抵抗を小さくするのが望ましい。これによ
り、内容物の減少に伴って、内容物上面と内蓋(3)間
の真空低圧化による吸引力と内蓋(3)の自重とにより
問題なく下降できることになる。
【0041】また、上部側の傾き規制手段(4b)である
合成樹脂板(41b )の上にも、平パッキン状のゴム弾性
体よりなるシール部材(6)が固着されている。この上
側のシール部材(6)は、前記したシール部材(5)と
は逆に外周縁部(6a)が上方に向って屈曲した状態で、
本体タンク(1)の胴部内面に対し弾力的に摺接せしめ
られてシール状態を保持するよう設けられているもの
で、基本的にはシール部材(5)と同構成をなしてい
る。
【0042】このように、平パッキン状のシール部材
(6)(5)を上下に配置した構成としたことにより、
本体タンク(1)の胴部内面の真円度あるいは本体タン
ク(1)の製缶公差が多少悪くても、シール部材(6)
(5)がタンク内面に弾力的に摺接した状態を維持し
て、内蓋(3)の上下動に追従できることになる。
【0043】また、上下のシール部材(6)(5)間の
内蓋主体(30)の立上り壁(32)外周の空隙が気密に保
持されて、この空隙を充填部(7)としてグリス等の乾
燥抑制剤が充填されている。
【0044】図示する実施形態の場合は、立上り壁(3
2)の外周に1もしくは複数の凹溝(33)を形成すると
ともに、この凹溝(33)に内蓋主体(30)の上部側より
通じる供給管(34)を設けて、適宜乾燥抑制剤を凹溝に
よる空隙に充填できるようにしている。(35)は乾燥抑
制剤の補充容器である。
【0045】このように乾燥抑制剤を前記空隙(7)に
充填しておくことにより、タンク内の内容物およびタン
ク内面に付着した内容物の乾燥、固化を防止できる。ま
たシール部材(6)は、乾燥抑制剤の蒸発を防止すると
ともに、内蓋(3)の降下時には、乾燥抑制剤の掻き落
し作用を果す。
【0046】図の(8)は、合成樹脂板(41a )(41b
)とシール部材(5)(6)の固定用押え板、(9)
は固定ネジを示す。(37)は内蓋(3)を脱着する際の
吊り金具である。
【0047】なお、上記した実施例では、前記内蓋
(3)の傾き規制手段を上下に間隔をおいて複数個所に
配設した場合を示しているが、このほか、内蓋の傾きを
規制できる他の構成による種々の実施が可能である。
【0048】例えば、上記した下側の合成樹脂板(41a
)による傾き規制手段(4a)を省略して、上側の傾き
規制手段(4b)と、下側のシール部材(5)との組合せ
によって内蓋(3)の傾きを規制するようにして実施で
きる。また上記実施例のように上下に間隔をおいてシー
ル部材(6)(5)を配する場合、このシール部材
(6)(5)の弾性力や硬度を適当に設定することによ
り内蓋の傾きを規制できるように構成、すなわち上下の
シール部材(6)(5)が傾き規制手段を兼ねる構成と
することができる。
【0049】また、図5のように、内蓋主体(30)の中
央部に下方への突出部(30a )を設けて、該突出部(30
a )が液体や粘稠物等の流動性物質よりなる内容物に入
り込んで、傾きが生じようとした場合の抵抗となるよう
に構成して実施することもできる。この場合、前記突出
部(30a )でのウエイトの調整により、内蓋(3)の重
心を軸心上に位置させかつ低く設定することにより、内
容物上に配置される内蓋(3)の安定性をさらに高める
ことができる。前記突出部(30a )を底部(12)におけ
る排出管(14)接続のための凹部との対応形状をなして
いると、シール部材による胴部(11)内面の掻き取り作
用を最後まで行なえる。
【0050】また、内蓋本体(30)の外周部に、本体タ
ンク(1)内面に弾力的に摺接して付着物の掻き取り作
用を行なえる一つのシール部材(50)を設けて実施する
ことができる。
【0051】この場合も、シール部材(50)と本体タン
ク(1)内面との接触部の上部に、乾燥抑制剤の充填部
(7a) を設けておくのがよい。図の場合、固定用押え板
(8)の一部を乾燥抑制剤の充填部の形成に利用してい
る。これにより、シール性がさらに高くなり、内容物さ
らには本体タンク内面に付着する僅かな残留物が乾燥固
化するのを防止でき、付着物の掻き取り作用が良好に行
なわれる。このような効果は、傾き規制手段を有さない
内蓋においても言えることである。
【0052】なお、上記のシール部材(5)(6)ある
いは(50)としては、シール作用と掻き落し作用を行な
えるものであれば、任意の形状による実施が可能で、例
えば図6(a)(b)のような上下複数個所で接触する
形状とすることができる。この場合も、シール部材(5
0)と本体タンク(1)内面との接触部の上部および接
触部の内側に乾燥抑制剤の充填部(7a)を設けておくの
が好ましい。
【0053】上記した本体タンク(1)としては、機械
加工によるタンクを使用することも可能であるが、この
ほか、ある程度の真円度をもつものであれば、製缶加工
によるタンクを用いることが可能である。
【0054】例えば、図示する実施形態の場合、本体タ
ンク(1)は次のようにして製缶したものを用いてい
る。
【0055】まず、厚みが3〜4mmの鉄板や鋼板等の
金属板よりなり所定寸法に切断した胴板(15)を、曲げ
加工により円筒状に巻回して両端を突合せて、その突合
せ端部同士を外面側からのスポット溶接(17)により仮
止めする。次に図7に示すように機械加工により断面コ
字形の円環状に形成したサポートリング(16)を前記の
ように巻回した胴板(15)の外周の任意の個所に嵌め、
さらに適宜の押圧治具(20)により胴板(15)を全周に
渡って内面側から押圧して、胴板(15)を前記サポート
リング(16)に押接させて真円をなすように矯正した状
態で、サポートリング(16)を胴板(15)の外周に溶接
(18)する(図8)。その後、内面側より胴板(15)の
突合せ端部をシール溶接(19)し(図9)、さらに必要
により内面の溶接による凹凸を除去し、胴部(11)を形
成する。この胴部(11)の下端に底部(12)を溶接す
る。
【0056】このようにして製缶した本体タンク(1)
は、胴部の厚みを通常の製缶仕上げによる場合と同程度
のもので、その真円度は通常の製缶仕上げによる場合に
比して高くなる。例えば缶径1000mmの場合の誤差
は±2mm以内になる。したがって上記したガイド棒を
使用しないで、タンク内面を摺動させるようにした内蓋
(3)を問題なく使用できる。
【0057】図において、(21)はタンク内の内容物量
を検出するレベル計であり、前記内蓋(3)の上面中央
に有する連結リング(22)に連結されたワイヤー(23)
が、天蓋(2)上部のガイドローラ(24)を介して胴部
(11)の外側に設けられたガイド(25)内の重り(26)
に連結されており、この重りに有する指針がガイド(2
5)外面に設けられた目盛によって、内蓋(3)と接す
る内容物のレベルを表示できるように設けられている。
【0058】(27)はフック係止用金具、(28)は運搬
機器としてのフォークリフトのフォーク差し込み部を兼
ねる脚台である。脚台(28)は本体タンク(1)に溶接
等によって一体となっている。(29)は排出用口部から
の滴下液を受ける受け板、(39)は天蓋固定用のクリッ
プ等の係合具である。
【0059】上記した内蓋付きタンク、例えば図1〜図
4の実施例の内蓋付きタンクは、印刷インキ等の高粘度
の粘稠物、あるいは空気に触れると問題のある液体等を
収容して輸送するのに使用する。この際、収容された内
容物の上には本体タンク(1)内に配置された内蓋
(3)が密着してシール状態に保持されており、内容物
が空気に触れることはない。
【0060】輸送先での内容物の取出しの際、本体タン
ク(1)底部(12)に連接された排出管(13)より内容
物をポンプで吸引して排出すると、タンク内の内容物の
減少するのに伴い、この内容物上に密着している内蓋
(3)が、内容物面の降下による真空減圧化による引下
げ力と内蓋自体の自重によって降下し、内容物上面に空
隙を作らない。
【0061】しかもこの内蓋(3)の降下の際、内蓋
(3)が傾きかけると、外周部に設けた傾き規制手段、
例えば合成樹脂板(41a )(41b )がタンク内面に当接
することで傾きが規制されて、ガイド棒がなくても本体
タンクに対して非傾き姿勢(水平状態)を維持したま
ま、傾きによる拗れを生じさせることなく降下できる。
【0062】またこの降下作用によって、外周に設けら
れたシール部材(5)がタンク内面に弾力的に押圧され
て摺動することで、タンク内面に付着する内容物が掻き
取られ、タンク内面に付着する残留物は殆ど生じない。
【0063】また内蓋(3)の上部空間を加圧すること
によって内容物を押し出し排出することも可能で、この
場合も、前記と同様の非傾き姿勢での降下および掻き取
り作用を果す。
【0064】したがって、繰返し使用する場合にも洗浄
をほとんど必要としない。また仮にタンク内を洗浄する
場合においても、軸心部にガイド棒を有さないので、内
蓋(3)を取出しさえすれば、洗浄作業を容易に行なえ
る。
【0065】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、粘稠物
や液体等の流動性物質を収容して輸送するのに使用する
タンクとして、落し蓋式の内蓋を、ガイド棒を使用する
ことなく傾きのない姿勢を良好に維持してタンク内面を
確実に摺動降下させることができるので、内容物を空気
と接触させることなく、また容器内面に付着残留させる
ことなく確実に排出させることができ、繰返し使用する
場合の洗浄作業を省略あるいは簡略化できる。
【0066】そればかりか、内蓋を摺動させるのにガイ
ド棒のような特別の構成を装備する必要がないので、か
なり大容量のタンクであっても、従来のガイド棒を使用
するものに比して、タンク重量を軽量化できることにな
り、取扱い易く、輸送効率を向上できる。また内蓋を、
ガイド棒を使用せずに外周のシール部材によりタンク内
面を摺動させるようにしているので、製缶加工されたタ
ンクを使用することが可能になり、これによりタンク重
量をさらに軽量化でき、またタンクの製造コストを軽減
できる。
【0067】また、シール部材と本体タンク内面との接
触部の上部、あるいは上下シール部材間に乾燥抑制剤が
充填されている場合、内容物や僅かな付着残留物が乾燥
し固化するを防止でき、内蓋の降下による掻き取り作用
を良好に行なえる。
【0068】また、タンク本体底部にフォークリフト等
の運搬機器の差し込み部を兼ねた脚台を設けることによ
って、一般的な運搬手段で運搬可能とし、タンク高を必
要以上に高くすることなくタンク運搬時及び設置時にお
けるタンクの安定性を向上できる。
【0069】したがって、本発明によれば、容器内面に
付着して残留し易い粘稠物、あるいは空気と接触すると
固化したり変質するおそれのある液体等の各種の流動性
物質を収容し輸送するためのタンクとして広く好適に使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の内蓋付き容器の縦断側面
図である。
【図2】同上の一部欠截正面図である。
【図3】図1の一部の拡大図である。
【図4】同上要部の拡大図である。
【図5】他の実施例の内蓋構造を示す一部の断面図であ
る。
【図6】シール部材の他の例を示す一部の断面図であ
る。
【図7】本体タンクの胴部の製缶加工状態を説明する略
示斜視図である。
【図8】同上の一部の拡大縦断面図である。
【図9】同上の一部の拡大横断面図である。
【符号の説明】
(1) 本体タンク (11) 胴部 (12) 底部 (14) 排出管 (2) 天蓋 (3) 内蓋 (30) 内蓋主体 (4a)(4b) 傾き規制手段 (41a )(41b ) 合成樹脂板 (5)(6)(50) シール部材 (7)(7a) 充填部
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹澤 伸二 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 (72)発明者 吉田 文夫 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキエンジニアリング株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底の竪型円筒状の本体タンクと、本体タ
    ンクの上端開口部に被着された天蓋と、本体タンク内に
    配された落し蓋式の内蓋と、前記本体タンクの底部に連
    接された排出管とを備えた容器であって、 前記内蓋は、本体タンクに対する傾きを規制するように
    作用する傾き規制手段を備えるとともに、本体タンク内
    径より僅かに径小の内蓋主体の外周部に、本体タンク内
    面に対し弾力的に摺接することにより本体タンク内面と
    の間のシール作用と付着物の掻き落し作用とを行なうシ
    ール部材を備えており、非傾き姿勢を維持したまま内容
    物の排出に応じて本体タンク内面を摺動して降下するよ
    うに設けられてなることを特徴とする内蓋付きタンク。
  2. 【請求項2】前記内蓋の傾き規制手段が、内蓋主体の外
    周部において、本体タンク内面に当接することにより内
    蓋の傾きを規制するように設けられてなる請求項1に記
    載の内蓋付きタンク。
  3. 【請求項3】前記内蓋の傾き規制手段が、内蓋主体の外
    周部に、上下に間隔をおいて複数個所で本体タンク内面
    に当接することにより内蓋の傾きを規制するように設け
    られてなる請求項2に記載の内蓋付きタンク。
  4. 【請求項4】内蓋主体の外周縁部に本体タンク内面に沿
    う立上り壁を有し、前記傾き規制手段として、該立上り
    壁の外周に上下に間隔をおいて本体タンク内面に当接し
    得るように突出する円環状の合成樹脂板が取着され、該
    合成樹脂板の外周縁が本体タンク内面に当接することに
    より内蓋の傾きを規制するように設けられてなる請求項
    3に記載の内蓋付きタンク。
  5. 【請求項5】前記内蓋の傾き規制手段として、内蓋主体
    の中央部に下方への突出部が設けられ、該突出部の作用
    で傾きを規制するように設けられてなる請求項1に記載
    の内蓋付きタンク。
  6. 【請求項6】前記シール部材と本体タンク内面との接触
    部の上部に、乾燥抑制材の充填部を設けてなる請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の内蓋付きタンク。
  7. 【請求項7】本体タンク内周に弾力的に摺接するシール
    部材が上下に間隔をおいて複数設けられ、上下のシール
    部材間の内蓋主体外周に乾燥抑制剤が充填されてなる請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の内蓋付きタンク。
  8. 【請求項8】有底の竪型円筒状の本体タンクと、本体タ
    ンクの上端開口部に被着された天蓋と、本体タンク内に
    配されて内容物の排出に応じて本体タンク内面を摺動し
    て降下する落し蓋式の内蓋と、前記本体タンクの底部に
    連接された排出管とを備え、前記内蓋の外周部には、本
    体タンク内面に対し弾力的に摺接することにより本体タ
    ンク内面との間のシール作用と付着物の掻き落し作用と
    を行なうシール部材が設けられ、該シール部材と本体タ
    ンク内面との接触部の上部に、乾燥抑制剤の充填部が設
    けられてなることを特徴とする内蓋付きタンク。
  9. 【請求項9】本体タンク底部にフォークリフト等の運搬
    機器の差し込み部を兼ねた脚台が設けられてなる請求項
    1〜8のいずれか1項に記載の内蓋付きタンク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246117A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Dainippon Ink & Chem Inc 内蓋付きタンク
JP2008056253A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Dainippon Ink & Chem Inc 内蓋付きタンクの継手構造
WO2013050362A1 (de) * 2011-10-03 2013-04-11 Buhold Management Ltd. Verschlussanordnung für einen behälter und verfahren zum transport von lebensmitteln

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