JPH09187237A - 研がずに炊ける米の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、米を簡単に炊飯し、水を極力使用
せず、汚水の排出を減少せししめるために、米をエチル
アルコールを主成分とする溶液で研磨、洗浄、乾燥し、
その商品価値を高めることを目的とした、研がずに炊け
る米の製造方法である。 【構成】 エチルアルコールを主成分とした溶液で米を
研磨し、洗浄したのち、乾燥する。使用したエチルアル
コールを主成分とした溶液は、回収し、再利用する事を
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、米を炊飯するとき、
より簡単迅速に、又、水資源の節約及び、汚水を排出し
ないための研がずに炊ける米の製造方法に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来より、米を水で研磨し、熱風、電磁
波等で乾燥させる製造方法があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 イ・米の研磨に水を使用するため米がひび割れ砕ける恐
れがあった。 ロ・米の研磨に、水を必要とするため、大量の水資源の
必要性、及び、その汚水浄化に設備がかかる。 ハ・米を加熱乾燥させるため変質する恐れがある。本発
明はこれらの欠点を解決し、米の商品価値を高めるもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の欠点を解決するた
め本発明は、短時間の内にエチルアルコールを主成分と
した溶液により米を研磨洗浄処理した後、エチルアルコ
ールを主成分とした溶液を乾燥させる。本発明は以上の
ような製造方法による、研がずに炊ける米の製造方法で
ある。

【０００５】

【作用】米の研磨洗浄液としてエチルアルコールを主成
分とする溶液を用いているため、大量の水資源の節約が
でき、又、汚水排出が少なくなり、米の変形変質も少な
い。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 第１行程 エチルアルコールを主成分とした溶液と米を
混合研磨する。 第２行程 研磨した米をエチルアルコールを主成分とし
た溶液で洗浄する。 第３行程 洗浄した米を乾燥する。 第４行程 エチルアルコールを主成分とした溶液を回収
する。

【０００７】

【発明の効果】本製法により製造した、研がずに炊ける
米を使用した場合、まず、大量の水資源の節約と汚水の
排出量の減少が計られ、その結果、自然環境保護の一助
となる。又、米の変形変質が少なく品質良好となり、炊
飯が簡単にできる為に米の消費量拡大が期待できる。

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【手続補正書】

【提出日】平成８年７月９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】追加

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の行程図である。

【図２】 本発明の行程図である。

【符号の説明】 １．米投入口 ２．米研磨ロール ３．モーター ４．洗浄機 ５．振動ぶるい ６．エチルアルコールを主成分とした溶液をだすシャワ
ー ７．乾燥機 ８．温風ブロワー ９．温風出口 １０．ミストキャッチャー式排気ファン １１．排液ドレイン １２．排液回収沈澱槽 １３．フィルター １４．蒸留機 １５．冷却兼エチルアルコールを主成分とした溶液の濃
度調整タンク １６．揚液用ポンプ １７．製品出口

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 米を、エチルアルコールを主成分とし
   た溶液で研磨洗浄処理した後、エチルアルコールを主成
   分とした溶液を乾燥蒸発させる事を特徴とする研がずに
   炊ける米の製造方法である。。