JPH09184553A - ベルト用テンショナー - Google Patents

ベルト用テンショナー

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JPH09184553A
JPH09184553A JP35414795A JP35414795A JPH09184553A JP H09184553 A JPH09184553 A JP H09184553A JP 35414795 A JP35414795 A JP 35414795A JP 35414795 A JP35414795 A JP 35414795A JP H09184553 A JPH09184553 A JP H09184553A
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JP
Japan
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belt
tension
hollow shaft
spring
bent
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JP35414795A
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Tadahisa Suzuki
唯久 鈴木
Yoshio Kato
義夫 加藤
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンショナーの張力設定ばねの組込みの作業
性の向上を図ると共に、コストの低減を図ることであ
る。 【解決手段】 テンションプーリ23を中空軸21によ
り回転自在に支持し、該中空軸21に固定ボルト26を
挿入して径方向に移動可能に取付け、ねじりコイルばね
でなる張力設定ばね31の一端を係止ピン37に係止す
ると共に、他端の屈曲部38を一層大きく屈曲変形させ
て同じ係止ピン37に係止することにより、張力設定ば
ね31のコイル部32を揺動させ、テンションプーリ2
3を介してベルト36に所定の張力を付与するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベルト用テンシ
ョナーに関し、更に詳しくは、例えば自動車のエンジン
のタイミングベルト用のテンショナーに関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト用のテンショナーは、自動車のエ
ンジンのタイミングベルト等のベルトに適当な張力を付
与するために用いられる。
【0003】図3は従来のタイミングベルト用テンショ
ナーであり、軸1のまわりに軸受2を介してテンション
プーリ3を回転自在に取付け、その軸1の偏心位置に軸
孔4を形成し、エンジンブロック5にねじ込み固定され
たスタットボルト6を上記軸孔4に挿通し、そのスタッ
トボルト6の先端にロックナット7を取付けている。ま
た、上記軸受2とエンジンブロック5との間において軸
1のまわりにねじりコイルばねでなる張力設定ばね8の
コイル部9が巻回され、その一端部をスタットボルト6
と平行に屈曲させて屈曲部11を形成し、これをエンジ
ンブロック5の係止穴12に挿入して係止させている。
【0004】また、上記張力設定ばね8の他方の端部1
3は、軸1の外周面のスタットボルト6から離れた位置
において半径方向に設けられた係止穴14に係止され
る。これにより、張力設定ばね8は軸1を付勢してこれ
を偏心回動させる。
【0005】上記構成のテンショナーは、テンションプ
ーリ3にベルト15を押し当てた状態でロックナット7
を緩めると、張力設定ばね8のばね力とベルト15の張
力がバランスする角度までテンションプーリ3が偏心回
動する。ベルト15に所定の張力が付与されたのちロッ
クナット7を締め付けてエンジンブロック5に固定する
と、ベルト15は一定の張力に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の如きテンション
プーリにおいて、張力設定ばね8の端部をエンジンブロ
ック5の係止穴12や軸1の係止穴14に挿入係止させ
る作業は手作業によらざるをえないが、その作業は熟練
を要すると共に、テンションプーリ3とエンジンブロッ
ク5との間の極めて狭いスペースで行わなければならな
いので、一層困難な作業となる。更に、ベルト15に張
力を付与するために軸1を偏心回動させて付勢するため
に治具が必要となり、作業性を阻害する。また、軸1に
軸孔4の加工を施す必要があることも、テンショナーの
コストアップの原因となっている。
【0007】そこで、この発明はテンショナーの組付け
の作業性の改善を図ると共に、コストの低減を図ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、テンションプーリを固定ブロックに
取付け、上記テンションプーリをねじりコイルばねでな
る張力設定ばねのばね力によりベルトに押付け、所定の
張力を付与するようにしたベルト用テンショナーにおい
て、上記テンションプーリを中空軸により回転自在に支
持し、該中空軸をこれに挿入した固定軸部材により径方
向に移動可能に前記固定ブロックに取付け、上記張力設
定ばねのコイル部を上記中空軸に外挿し、上記中空軸の
上部からベルトと反対方向へ離れた位置の固定ブロック
上に係止部を設け、前記ねじりコイルばねのコイル部の
一端から延び出した直線部の先端に支点端を設けて該支
点端を前記係止部に係止し、上記コイル部の他端から延
び出した直線部を前記直線部を越えて上記係止部とベル
トの間に至らしめると共に、その係止部とベルトの間に
おいて屈曲部を設けてベルトと反対方向に屈曲させ、上
記屈曲部を更に大きく弾性的に屈曲させてばね力を発生
させた状態で該屈曲部を上記支点端と同じ係止部に係止
させ、前記固定軸部材により前記中空軸を固定した構成
としたものである。
【0009】
【作用】テンションプーリをベルトに接触させた状態で
張力設定ばねの支点端を係止ピンに係止させたのち、そ
のばねの他端の屈曲部の屈曲角度が一層大きくなるよう
に弾性変形させ、該屈曲部の係合凹所を前記係止ピンに
係止させると、該屈曲部の弾力により中空軸及びこれに
支持されたテンションプーリが移動してベルトに所定の
張力を付与する。その後、固定軸部材により中空軸を固
定ブロックに固定する。
【0010】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添付の図
面に示した自動車のタイミングベルト用テンショナーに
ついて説明する。
【0011】図1及び図2に示した第1の実施形態は、
中空軸21の先端部外周に転走面22が形成され、テン
ションプーリ23の内周面に圧入固定された外輪24と
上記の転走面22との間に複数個のボール25を介在さ
せ、これにより上記プーリ23を回転自在に支持してい
る。なお、中空軸21に直接転走面22を設ける構成に
代えて、中空軸21の外径に軸受内輪を嵌合させた構成
をとることもできる。
【0012】上記の中空軸21には、その内径よりも小
さい外径の固定ボルト26が挿入され、そのボルト頭部
27と中空軸21の端面との間に座金28を介在してい
る。上記固定ボルト26はエンジンブロック29に挿入
固定され、上記座金28を介して中空軸21をエンジン
ブロック29に固定する。上記の固定ボルト26を緩め
ると、中空軸21は座金28の内面とエンジンブロック
29との間で摺動して固定ボルト26との径差の範囲で
径方向に移動することができる。
【0013】上記のテンションプーリ23とエンジンブ
ロック29との間の中空軸21のまわりに、ねじりコイ
ルばねでなる張力設定ばね31のコイル部32が外挿さ
れている。該張力設定ばね31の一端は、図2に示すよ
うに、コイル部32から延び出した直線部41が形成さ
れ、その先端はフック状に屈曲されて支点端33となっ
ている。また、上記コイル部32から延び出した他方の
直線部42は、前記の直線部41と交差し、係止ピン3
7とベルト36との間に延び出し、その部分で係止ピン
37側へ約90度屈曲された屈曲部38が形成される。
その屈曲部38に係合凹所39が形成される。
【0014】上記の張力設定ばね31の自然状態では、
屈曲部38は係止ピン37の上方に存在するが、前述の
支点端33を係止ピン37に係止したのち上記の屈曲部
38を一層その屈曲角が大きくなるように弾性変形させ
(図2の矢印A参照)、係合凹所39を係止ピン37の
テンションプーリ23側の面に係止する(図2の一点鎖
線参照)。これにより、張力設定ばね31のばね力とバ
ランスした一定の張力がベルト36に付与される。
【0015】以上の構成でなるテンショナーにより、ベ
ルト36に所定の張力を付与する作業は、テンションプ
ーリ23をベルト36に接触させると共に、固定ボルト
26を仮り締めして、張力設定ばね31の支点端33を
係止ピン37に係止し、他方の屈曲部38を前述のよう
に弾性変形させると、屈曲部38の弾力により支点端3
3側を支点としてコイル部32が揺動し、中空軸21及
びこれに支持されたテンションプーリ23が移動してベ
ルト36に所定の張力を付与する(図2の一点鎖線参
照)。
【0016】上記の屈曲部38の係合凹所39を係止ピ
ン37に係止すると、ベルト36の張力が一定の大きさ
に設定される。その状態で固定ボルト26をエンジンブ
ロック29に強固に締め付け、中空軸21を固定する。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のごときものであるか
ら、以下に列挙する効果を発揮する。
【0018】(1) 張力設定ばねの両端部をエンジンブロ
ック等の固定部材の1箇所の係止ピンに係止させるだけ
で、ベルトに所定の張力を容易に付与することができる
ので、張力設定ばねを組込む際の作業性が向上する。
【0019】(2) 張力設定ばねの支点端を係止ピンに係
止したのち、他端の屈曲部を更に大きく屈曲変形させて
上記と同じ係止ピンに係止させるだけでベルトに所定の
張力を付与することができるので、特別の治具を必要と
しない便利さがある。
【0020】(3) テンションプーリの支持部材として中
空軸を用いるため、従来のように軸に偏心孔を加工する
必要がなく、このためテンショナーの軽量化及び低コス
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の縦断側面図
【図2】同上の縦断正面図
【図3】従来例の縦断側面図
【符号の説明】
21 中空軸 22 転走面 23 テンションプーリ 24 外輪 25 ボール 26 固定ボルト 27 ボルト頭部 28 座金 29 エンジンブロック 31 張力設定ばね 32 コイル部 33 支点端 36 ベルト 37 係止ピン 38 屈曲部 39 係合凹所 41 直線部 42 直線部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンションプーリを固定ブロックに取付
    け、上記テンションプーリをねじりコイルばねでなる張
    力設定ばねのばね力によりベルトに押付け、所定の張力
    を付与するようにしたベルト用テンショナーにおいて、
    上記テンションプーリを中空軸により回転自在に支持
    し、該中空軸をこれに挿入した固定軸部材により径方向
    に移動可能に前記固定ブロックに取付け、上記張力設定
    ばねのコイル部を上記中空軸に外挿し、上記中空軸の上
    部からベルトと反対方向へ離れた位置の固定ブロック上
    に係止部を設け、前記ねじりコイルばねのコイル部の一
    端から延び出した直線部の先端に支点端を設けて該支点
    端を前記係止部に係止し、上記コイル部の他端から延び
    出した直線部を前記直線部を越えて上記係止部とベルト
    の間に至らしめると共に、その係止部とベルトの間にお
    いて屈曲部を設けてベルトと反対方向に屈曲させ、上記
    屈曲部を更に大きく弾性的に屈曲させてばね力を発生さ
    せた状態で該屈曲部を上記支点端と同じ係止部に係止さ
    せ、前記固定軸部材により前記中空軸を固定したことを
    特徴とするベルト用テンショナー。
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