JPH09183487A - 容器用の排出弁 - Google Patents

容器用の排出弁

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JPH09183487A
JPH09183487A JP34236495A JP34236495A JPH09183487A JP H09183487 A JPH09183487 A JP H09183487A JP 34236495 A JP34236495 A JP 34236495A JP 34236495 A JP34236495 A JP 34236495A JP H09183487 A JPH09183487 A JP H09183487A
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Nobuo Oka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体等の内容物の排出が容易で且つ残留物が
残留しにくく清浄が容易且つ確実に行える容器用の排出
弁を提供することを課題とする。 【解決手段】 容器本体1 の底面に設けられた排出弁孔
1aに、孔部3aを有する弁座3 を介して取り付けられた排
出導口4 を有する弁本体2 と、該弁本体2 内を上下移動
自在に設けられ先端部の弁頭部9 で弁座3 の孔部3aを開
閉し且つ外周部が伸縮可能な伸縮部を有するベローズ8
に被覆された弁棒7 を具備する容器用の排出弁におい
て、前記弁本体2 の底面に隆起部5 が形成され、且つ該
隆起部5 の上面に前記ベローズ8 の下端部が取り付けら
れていることを解決手段として有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品や食品加工
等の反応槽、或いは貯蔵用等として使用されるグラスラ
イニングタンク等の容器の底部に取り付けられる容器用
の排出弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医薬品や食品加工等の反応槽、或
いは貯蔵用等として使用される容器には、内面側が耐蝕
性等の理由からグラスライニング加工されたグラスライ
ニングタンクが使用されている。このようなタンクには
通常、タンク本体の底部に内部の薬品等を排出するため
の排出弁が設けられている。
【0003】このタンク用の排出弁50は、図4に示すよ
うに、タンク本体51の底部に設けられた排出弁孔52内に
嵌合されて取り付けられたノズル部53を有するPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の合成樹脂製の
弁座54と、該弁座54を介してタンク本体51に取り付けら
れ、且つ内面側をグラスライニング加工された略円筒形
の弁本体58と、該弁本体58と弁座54のノズル部53内を貫
通して上下移動して、先端部の弁頭部55で前記ノズル部
53を開閉する弁棒56から構成されている。
【0004】また、該弁棒56の外周面には伸縮自在なベ
ローズ59が装着されており、該ベローズ59の下端部59a
が弁本体52の底面より下方に取り付けられている。
【0005】通常、このようなタンク本体51内に医薬品
等の流体が充填されている時には、弁棒56の弁頭部55は
弁座54のノズル部53の上端縁部に当接して該ノズル部53
を密封しており、流体をタンク本体51外へ排出する際に
は、弁棒56を上方に移動させて弁頭部55のノズル部53へ
の当接を解除することによって開口する(二点鎖線参
照)。そして、タンク本体51の排出弁孔52から弁座54の
ノズル部53を介して弁本体2内に流入した流体は弁本体
58の下方に設けられた排出導口57から外部へと移送され
ていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
弁本体58の場合、弁本体58の底面より下方からベローズ
59が設けられているため、該ベローズ59と弁本体58の底
面との間にデッドスペースBが生じて、該デッドスペー
スB内に内容物の液溜まりができやすい。このような液
溜まりがあると、内容物の種類を切り換える際等に洗浄
を行っても、該液溜まりの部分が完全に洗浄できず、特
に医薬品等のようにわずかな不純物でも混入することが
許されない流体容器用の排出弁としては問題があった。
【0007】また、弁座54が上部に突出したノズル部53
を有し、該ノズル部53がタンク本体51の排出弁孔52の内
面に嵌合されているため、該ノズル部53と排出弁孔52の
内面の間に隙間Aが生じ、該隙間に流体が入り込んで洗
浄を困難にし、上記のように医薬品等のような流体容器
用の排出弁としてはやはり問題があった。また、弁座54
は通常PTFE等の合成樹脂からなるため、グラスライ
ニング加工されたタンク本体1の内面にOリング等を介
して強固に固定することが困難であり、このような隙間
Aが生じることを解消する手段を講じることが難しかっ
た。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、流体等の内容物の排出が容易
で且つ残留物が残留しにくく洗浄が容易且つ確実に行え
る容器用の排出弁を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(構成)本発明が、このような課題を解決するためにな
された手段としては、容器本体1 の底面に設けられた排
出弁孔1aに、孔部3aを有する弁座3 を介して取り付けら
れた排出導口4 を有する弁本体2 と、該弁本体2 内を上
下移動自在に設けられ先端部の弁頭部9 で弁座3 の孔部
3aを開閉し且つ外周部が伸縮可能な伸縮部を有するベロ
ーズ8 に被覆された弁棒7 を具備する容器用の排出弁に
おいて、前記弁本体2 の底面に隆起部5 が形成され、且
つ該隆起部5 の上面に前記ベローズ8 の下端部が取り付
けられていることにある。
【0010】(作用)すなわち上記のように本発明は、
弁本体2 の底面に隆起部5 が形成され、且つ該隆起部5
の上面に前記弁棒7 の外周部が被覆された伸縮可能な伸
縮部を有するベローズ8 の下端部が取り付けられている
ため、該ベローズ8の下端部と弁本体2との取り付け部
分が弁本体2 の底面2aより高い位置にあり、該取り付け
部分に流体が流れ込んだ場合でも弁本体2の底面2aに誘
導され、排出導口4 から確実に該流体を排出することが
できる。
【0011】また、該弁本体2 の底面が排出導口4 に向
かって低くなるような斜面に形成されている場合には、
流体の残量が少なくなった時でも、底部に液溜まりが生
じることなく確実に排出導口4 から排出することができ
る。
【0012】さらに、弁本体2 の内径が下方に向かって
径が大きくなる略円錐形に形成されている場合には、該
弁本体2 内での流体の抵抗が小さく排出がスムーズに行
える。
【0013】さらに、前記容器本体1 の排出弁孔1aの周
縁部の下面側に弁座3 の上面が当接することによって排
出弁孔1aより下方側に弁座3 が取り付けられている場合
には、容器本体1の排出弁孔1a内面側には弁座3 との取
り付け部を形成する必要がないため、排出弁孔1a内面側
において弁座3 との間に液溜まりができるデットスペー
スが生じることがない。
【0014】さらに、前記弁棒7 には伸縮部の外周部の
形状が曲面状の凹凸に形成されているベローズ8 が被覆
するように取り付けられている場合には、該ベローズ8
に被覆されているため弁棒7 に流体の残留物等が付着す
ることがなく、且つベローズ8 の凹凸が曲面状に形成さ
れているため、残留物等が凹部に入り込んだ場合にも洗
浄によって容易に残留物を除去することができる。ま
た、該ベローズ8 の下端部と取り付け部5aは弾性部材11
が介在されたボルト10によって取り付けられているた
め、ベローズ8 の変形等によって取り付け部に緩みが生
じた場合にも、該弾性部材11の弾性力によってベローズ
8 の締めつけが緩むことがない。
【0015】前記弁座3 の外面に、弁本体2 の内部と連
通された洗浄孔6 が設けられた場合には、弁本体2 及び
弁座3 を容器本体1 から取り外すことなく、該洗浄孔6
から洗浄液を弁本体2 内に注入し弁本体2 を洗浄するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について図面に従って説明する。先ず、容器用の排出弁
の構成について説明する。図1に示す1は、内面にグラ
スライニング加工が施された反応槽や貯蔵槽として使用
される容器本体としてのタンク本体1で、該タンク本体
1の底面には薬品等の流体を排出するための排出弁孔1a
が形成されている。
【0017】2は該タンク本体1の排出弁孔1aの周縁部
下面側に、弁座3を介して取り付けられ内面がタンク本
体1と同様にグラスライニング加工が施されている弁本
体で、該弁本体2の底面2aの略中央部には隆起部5が形
成されている。また、該弁本体2の底面2aは、斜め下方
に側面に設けられた排出導口4側が低くなるように傾斜
面に形成されており、さらに弁本体2の内径は下方に向
かって径が大きくなる略円錐形状に形成されている。
【0018】排出導口4は流体を外部に排出すべく設け
られ、さらに該弁本体2の上端縁部には外側に突出した
鍔状の取り付け部20が形成されている。
【0019】前記弁座3は、中央部に孔部3aが穿設され
た環状のPTFE等のフッ素樹脂からなり、該中央部の
孔部3aの中心と前記排出弁孔1aの中心が略一致するよう
にOリング21を介してタンク本体1に取り付けられてお
り、該タンク本体1との取り付け側の面3bは孔部3aに向
かって低くなる傾斜が形成されている。このような弁座
3の取り付け側の上面3bを傾斜するように形成した場合
には、該部分に流体が残存して液溜まりが生じることを
防止できる。
【0020】該弁座3の材質としては、PTFEにガラ
ス繊維等を混合して機械的強度が強化されたもの等が特
に適している。また、該弁座3の周面には前記弁本体2
内に開口された洗浄孔6が対向する位置に一対穿設され
ている。
【0021】このような弁本体2及び弁座3をタンク本
体1に取り付ける手段としては、まずボルト17によっ
て、前記弁本体2の取付け部20と弁座3が固定されて、
該固定された弁本体2及び弁座3が一体化された部材が
タンク本体1の下部にボルト18によって取り付けられて
いる。
【0022】7は、前記弁本体2内の上下方向に設けら
れた筒状のスリーブ23内を上下移動自在に設けられた弁
棒で、該弁棒7が上昇した状態では該弁棒7の先端部の
弁頭部9が弁座3の内孔部3aの周囲に当接して弁を閉じ
ており、該弁棒7が下降した場合には該当接が解除され
開口されるように形成されている。
【0023】8は該弁棒7の周囲に被嵌されたベローズ
で、該ベローズ8はPTFE等のフッ素樹脂からなり、
上下方向に伸縮自在に設けられている。また該ベローズ
8の下端部5aは前記弁本体2の底面2aに形成された隆起
部5の上面にボルト10によってOリング22を介して固定
されており、該ボルト10と弁本体2の間には弾性部材と
しての皿バネ11が介在されている。さらに、該ベローズ
8の上端部は前記弁頭部9の下面とOリング24を介して
取り付けられている。尚、該ベローズ8によって被覆さ
れていない弁頭部9は弁本体2の内面と同様にグラスラ
イニング加工が施されている。
【0024】さらに、該ベローズ8の弁本体2との取り
付け部の上面8aは外側に向かって傾斜した斜面に形成さ
れており、流体等の液溜まりができにくい。また、ベロ
ーズ8の凹凸部はすべて曲面形状に形成され、残留物等
が滞留した場合にも洗浄によって容易に除去できるよう
に形成されている。
【0025】弁本体2の下部には、前記弁棒7と、該弁
棒7とシリンダー等の昇降手段(図示セズ)を接続する
接続部14が取り付けられ、該接続部14を介して弁棒7の
下端部が昇降手段に連結固定され、弁棒7は昇降自在に
移動する。該接続部14は、弾性部材としての皿バネ16が
介在されたナット15によって弁棒7及び前記スリーブ23
の下端部に取り付けられている。また、該接続部14が接
続された昇降手段としては空気圧シリンダーの他、手動
のハンドル等による昇降手段であってもよい。
【0026】次に、上記のような構成からなる排出弁を
使用する場合について説明する。通常、タンク本体1内
に薬品等の流体が貯蔵されている時には弁頭部9は、図
1に示すように弁座3の孔部3aに当接された状態で該孔
部3aを完全に閉じており、従ってタンク本体1の排出弁
孔1aから流体が排出弁側に流出することはなくタンク内
は密封されている。
【0027】タンク本体1の内部の流体を次の工程に移
送する時等に、タンク本体1から排出したい場合には、
前記昇降手段によって接続部14を下方に下げると、図2
に示すように、該接続棒14に連結された弁棒7も下降
し、弁頭部9の弁座3との当接が解除され、弁座3の孔
部3aは開口する。該孔部3aからタンク本体1内の流体が
弁本体2に流入し弁本体2の排出導口4から外部に排出
される。
【0028】この時、弁本体2の隆起部5の上面にベロ
ーズ8の下端部5aが取り付けられているため、該取り付
け部に流体が流れ込んだ場合でも、弁本体2の底面2aの
方が低い位置にあるため、確実に流体は弁本体2の底面
側に流れ落ち、該取り付け部に流体が残留することがな
い。
【0029】また、該弁本体2の内径は下方に向かって
径が拡がるような略円錐径に形成されているため、薬品
等の流体が流出する時の抵抗が少なく、粘度の高い流体
の場合でも詰まったり流出しにくいということがなくス
ムーズに流れる。
【0030】また、タンク本体1の下面側に環状の弁座
3が取り付けられている構成であるため、タンク本体1
の排出弁孔1a内面側に弁座3との取付け部がなく、従っ
て、該排出弁孔1a内には従来のような液溜まりができる
ような隙間がない。
【0031】さらに、弁本体2の底面2aは排出導口4側
に傾斜がつけられているため、斜面の下方の排出導口4
まで確実に流される。従って、弁本体2内や弁座3の隙
間等に流体が残留することなく完全に排出導口4から外
部に排出することができる。
【0032】また、薬品を排出した後に別の種類の薬品
と入れ換える場合にタンク本体1内部及び弁本体2内部
を洗浄する必要があるが、このような場合に弁本体2内
部を洗浄する場合には、前記弁座3の周面に形成された
洗浄孔6から洗浄液を注入することで弁本体2をタンク
本体1から取り外すことなく簡単に洗浄することができ
る。
【0033】また、ベローズ8の伸縮部分もすべて曲面
状に形成されているため、凹部に流体の残留物が残った
場合にも、簡単に洗浄除去することができる。また、ベ
ローズ8の取り付け部の上面8aも上記のように傾斜が付
けられているため、流体や洗浄液が確実に下方に流れ液
溜まりができることがない。
【0034】さらには、洗浄孔6から洗浄液を注入して
洗浄するだけではなく、弁本体2を取り外して完全に洗
浄したい場合にはボルト18を外して、弁座3と弁本体2
をタンク本体1から取り外すこともでき、またその後再
度タンク本体1に取り付ける場合にも、弁本体2と弁座
3の連結体をタンク本体1に取り付ければよいためタン
ク本体1への取り付け作業も容易に行える。
【0035】また、ベローズ8は、皿バネ16及びスリー
ブ23を介在して取り付けられているナット15によって固
定されているため、ベローズ8に変形等が生じた場合に
も、該皿バネ16の弾性力によって弁頭部9への取り付け
が緩むことがなく、従ってベローズ8の上部取り付け部
分から液漏れすることがない。
【0036】尚、上記実施の形態では、薬品用のグラス
ライニング加工されたタンクを容器として使用したが、
このような容器としてはこれに限定されるものではな
い。但し、本発明の排出弁は液溜まりができず、洗浄も
容易であるため、衛生面や純度が非常に厳密に要求され
る医薬品等の反応槽用の排出弁として特に適しており、
このような医薬品の反応槽としてはタンク本体1内面お
よび弁本体2内面や弁頭部9等がグラスライニング加工
されていることが好ましい。
【0037】また、上記実施の形態では、弁座3の周面
部に弁本体2の内部を洗浄するための洗浄孔6を一対設
けたが、このような洗浄孔6を設ける位置や数等は限定
されるものではなく、さらにはこのような洗浄孔6を形
成しなくてもよい。
【0038】また、上記実施の形態では、弁座3及びベ
ローズ8をPTFEから形成したが、弁座3及びベロー
ズ8の材質はその他の合成樹脂等であってもよい。
【0039】さらに、上記実施の形態では弁棒7の先端
の弁頭部9を下側から弁座3の孔部3aの周囲に当接させ
て弁を閉める構成にしたが、弁の形式はこれに限らず、
例えば図3に示すように弁頭部9がタンク本体1内側に
位置し、該弁頭部9で上側から弁座3の孔部3aに当接さ
れて閉弁する構成であってもよい。
【0040】また、弁座3の孔部3aの周縁部の上面3bや
ベローズ8の取り付け部の上面8aに斜面を形成したが、
このような斜面を形成することは条件ではない。
【0041】さらに、弁本体2と弁座3をボルト17で取
り付けてから、該弁本体2と弁座3の連結体をボルト18
によってタンク本体1に取り付けたが、弁本体2や弁座
3の取り付け方法はこれに限定されるものではなく、弁
本体2、弁座3及びタンク本体1を一緒にボルトで取り
付けてもよい。
【0042】また、上記実施の形態ではベローズ8の取
り付け部や弁棒7の取り付け部に弾性部材としての皿バ
ネ11,16を介在させたが、この他通常のスプリングや板
バネ等の弾性部材を介在させてもよく、さらにはこのよ
うな弾性部材を介在させることは条件ではない。
【0043】
【発明の効果】叙上のように、本発明は、弁本体内に液
溜まりが生じにくく、流体の排出がスムーズに行える排
出弁であり、また弁本体の内面の洗浄も容易且つ確実に
行え、残留物が弁本体内に残留するおそれがない。従っ
て、特に医薬品や食品等の反応槽や貯蔵槽に使用した場
合には、繰り返して使用する場合にも、弁本体内に残留
した残留物が製品に混入することがなく、製品の品質及
び衛生性を保つことができるため、このような医薬品や
食品等用の容器に取り付ける排出弁として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排出弁の概略断面図。
【図2】本発明の排出弁が開弁した状態を示す概略断面
図。
【図3】他の実施の形態の排出弁を示す一部断面図。
【図4】従来の排出弁の概略断面図。
【符号の説明】
1 タンク本体(容器本体) 2 弁本体 3 弁座 4 排出導口 5 隆起部 7 弁棒 8 ベローズ 9 弁頭部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(1) の底面に設けられた排出弁
    孔(1a)に、孔部(3a)を有する弁座(3) を介して取り付け
    られた排出導口(4) を有する弁本体(2) と、該弁本体
    (2) 内を上下移動自在に設けられ先端部の弁頭部(9) で
    弁座(3) の孔部(3a)を開閉し且つ外周部が伸縮可能な伸
    縮部を有するベローズ(8) に被覆された弁棒(7) を具備
    する容器用の排出弁において、前記弁本体(2) の底面に
    隆起部(5)が形成され、且つ該隆起部(5) の上面に前記
    ベローズ(8) の下端部が取り付けられていることを特徴
    とする容器用の排出弁。
  2. 【請求項2】 前記弁本体(2) の底面が排出導口(4) に
    向かって低くなるような斜面(2a)に形成されている請求
    項1に記載の容器用の排出弁。
  3. 【請求項3】 前記弁本体(2) の内径が下方に向かって
    径が大きくなる略円錐形に形成されている請求項1又は
    請求項2に記載の容器用の排出弁。
  4. 【請求項4】 前記容器本体(1) の排出弁孔(1a)の周縁
    部の下面側に弁座(3)の上面が当接することによって排
    出弁孔(1a)より下方側に弁座(3) が取り付けられている
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の容器用の排出
    弁。
  5. 【請求項5】 前記ベローズ(8) の伸縮部の外周部の形
    状が曲面状の凹凸に形成されており、且つ該ベローズ
    (8) の下端部が弾性部材(11)を介したボルト(10)によっ
    て取り付けられている請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の容器用の排出弁。
  6. 【請求項6】 前記弁座(3) の外周面に、弁本体(2) の
    内部と連通された洗浄孔(6) が設けられた請求項1乃至
    請求項5のいずれかに記載の容器用の排出弁。
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