JPH09182532A - 茶園用移動式防霜ファンを利用する防霜方法、及び茶園用移動式防霜ファン - Google Patents

茶園用移動式防霜ファンを利用する防霜方法、及び茶園用移動式防霜ファン

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JPH09182532A
JPH09182532A JP35096A JP35096A JPH09182532A JP H09182532 A JPH09182532 A JP H09182532A JP 35096 A JP35096 A JP 35096A JP 35096 A JP35096 A JP 35096A JP H09182532 A JPH09182532 A JP H09182532A
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JP
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fan
tea
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mobile
tea garden
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Mikio Furuta
幹雄 古田
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FURUTA DENKI KK
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FURUTA DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の移動型防霜ファンは、機能上十分な到
達距離が確保されない、茶葉間に浸透される風が生成さ
れないこと、所定装置に移動後、当該所定位置での設置
が困難であり、茶園への送風確保又は安全性の確保され
ないこと、等の課題がある。 【解決手段】 前記課題を解決する本発明の構成は、走
行体を備えたフレーム1、このフレームに架承される送
風装置4、及びこの送風装置を制御する制御装置8で構
成される茶園用移動式防霜ファンであって、前記走行体
3を利用して前記茶園用移動式防霜ファンを茶園の畝方
向又は自在に移動可能とするとともに、この茶園用移動
式防霜ファンに設けたアンカー7により移動位置で固定
できる構成にするとともに、前記フレームに上下動可能
で首振り・俯角調節自在に設けた前記送風装置を利用し
て前記茶園用移動式防霜ファンで生成される風を、広域
的に送風するとともに、茶葉間に浸透させる構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶園(他の圃場も
含む。)のレール又は畝間の地面上に設置されるととも
に、当該レール等より離脱し納屋、倉庫等の建屋、又は
その他収容場所に収容、保管等することもできる茶園用
移動式防霜ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、茶園における防霜ファンとして
は、建柱に首振り・俯角調整自在の固定式(移動ができ
ない方式をいう。)防霜ファン(以下、固定式防霜ファ
ンとする。)が普及している。しかし、この固定式防霜
ファンは、首振り・俯角調整自在に構成されている反
面、風を上方から下方に吹き降す方式であることから、
通常前方7〜10m付近の茶樹に風が当り、その後急速
に速度を落すとともに衰退し、風としての力を発揮でき
ない状況となる。したがって、葉面をなめるように送風
されず、かつその到達距離も十分でない問題があった。
また茶園に多数の建柱が立設されている状況では景観も
悪くその改良が望まれる処である。その他故障、部品交
換、建柱立替え、等で修理又は変更が必要の場合は高所
作業となり、これに基づく弊害、例えば、作業の困難
性、非能率化、危険性等の問題がある。
【0003】上記問題を解決する一環として特開平4−
281721号の移動型防霜ファンがある。この発明
は、畝間に敷設されたレール間に跨設状に設けられるフ
レームと、このフレームに設置したファンと、でなる構
成であって、前記レール上を移動して所定位置に設置し
た状態で使用され、稼働シーズン終了により、当該レー
ルより離脱し、建屋に収納可能とする発明である。した
がって、前述した固定式防霜ファンの弊害解消に役立つ
構成を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記文献の移動型防霜
ファンは扇風機型ファンを採用する。したがって、その
機能上十分な風の到達距離が確保されないことと、茶葉
間に浸透される風が生成されないこと、等の課題があ
る。またフレームには固定装置が設けられていないこと
から、レールの所定位置に移動後、当該所定位置での設
置が困難であり、茶園への送風確保又は安全性の確保に
課題がある。さらに茶園全体に配備された移動型防霜フ
ァンをブロック単位で運転制御する構成となっているこ
とから、茶園の気候条件に対応した精緻な制御が期待で
ないこと、及び省エネに役立たないこと、等の課題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】先ず、本発明は、水平方
向における到達距離及び茶葉間への浸透性を確保し、十
分な防霜効果を発揮する方法を提供することを意図し
て、下記の構成を採用する。
【0006】即ち、本発明の茶園用移動式防霜ファンを
利用する防霜方法は、走行体を備えたフレーム、このフ
レームに架承され、かつ当該フレームに首振り・傾斜角
度調節自在に設けた送風装置、及びこの送風装置を制御
する制御装置で構成される茶園の畝方向又は自在に移動
可能であって、しかも不要時には建屋等、その他収容場
所に収容、保管等することもできる構成の茶園用移動式
防霜ファンを利用する防霜方法であって、前記送風装置
にて水平方向における広域的でかつ茶葉間に浸透される
風を生成し、この風を茶樹に送風して防霜効果を図るこ
とを特徴とする構成である。
【0007】次に、本発明は、到達距離及び茶葉間への
浸透性を確保すること、安定的な設置状態で動作するこ
と、又は単独稼働状況により精緻な防霜効果及び省エネ
運転を図ること、等を意図して下記の構成を採用する。
【0008】即ち、本発明の茶園用移動式防霜ファン
は、走行体を備えたフレーム、このフレームに架承され
る遠方到達型の送風装置(整流板付き軸流ファン)、及
びこの送風装置を制御する制御装置で構成される茶園用
移動式防霜ファンであって、前記走行体を利用して前記
茶園用移動式防霜ファンを茶園の畝方向又は自在に移動
可能とするとともに、この移動位置で固定する固定装置
を前記茶園用移動式防霜ファンに設け、また前記フレー
ムに上下動可能で首振り・傾斜角度調節自在に設けた前
記送風装置を利用して前記茶園用移動式防霜ファンで生
成される風を、広域的に送風するとともに、茶葉間に浸
透させる構成である。
【0009】また本発明は、逆転層の暖かい空気を有効
利用し、かつ広域的でかつ茶葉間に浸透させることを目
的に、下記の構成を採用する。
【0010】即ち、本発明の茶園用移動式防霜ファン
は、走行体を備えたフレーム、このフレームに架承され
る送風装置、及びこの送風装置を制御する制御装置、並
びに前記送風装置の吸込み側に設けた暖気、空気等吸い
込み用のダクトで構成される茶園用移動式防霜ファンで
あって、前記走行体を利用して前記茶園用移動式防霜フ
ァンを茶園の畝方向又は自在に移動可能とするととも
に、この移動位置で固定する固定装置を前記茶園用移動
式防霜ファンに設け、また前記フレームに上下動可能で
首振り・傾斜角度調節自在に設けた前記送風装置を利用
して前記茶園用移動式防霜ファンで生成される風を、広
域的に送風するとともに、茶葉間に浸透させる構成であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の移動式防霜ファンは自由
に移動できるので、レール、又は畝間地面等の地面に沿
って畝方向に移動し、所定位置に到達した段階で、フレ
ームに設けたアンカーを地面に打込み、当該移動式防霜
ファンを設置する。尚、アンカーに替えレールを挾持す
る固定方式も可能である。前記の操作及び手順により、
当該移動式防霜ファンが設置された段階で、茶園の地形
又は気候条件、茶樹の大小、その他条件を基に、送風装
置の上下動調整、俯角調整又は首振り範囲の調整等を図
り、効率的かつ実益的な送風をする。上下動等の前記調
整を行わずに防霜する方法も可能である。ここで、防霜
ファンによる一例を説明すると、図9(ロ)、(ハ)の
如く、茶園が特殊な地形となっている場合は、送風装置
を下向き又は上向き(俯角、仰角等の角度)を調整し、
矢印で示すように、比較的遠方まで確実に送風される設
定条件にする。これにより広域的かつ浸透性が図れるこ
とにより、十分な送風効果が期待できる。尚、図9
(イ)は平坦地で送風装置を水平にした状態の一例を示
す。
【0012】このようにして送風装置が設置された段階
で、当該送風装置を稼働すると、当該送風装置の水平方
向(本発明では、この水平方向には、傾斜地の茶樹にほ
ぼ沿って送風される概念を含む。)でかつ比較的遠方ま
で確実な送風が期待できる。したがって、葉面をなめる
ような状況で送風できるとともに、十分な到達距離が確
保されることにより、極めて広範囲でかつ浸透性又は深
い浸透性が図れる効果、又は確実しかも効率的な防霜効
果が図れる。またこの水平方向送風と畝の仕立て形状
(平面状の仕立て形状)を利用して、浸透性のある風を
送風することにより防霜効果が図れる。即ち、この仕立
て形状を利用することにより、確実かつ簡易な防霜効果
が期待できる。また送風装置に設けたダクトを利用し
て、各所の暖気等を有効利用し、より効率的かつ確実な
防霜効果を達成できる。
【0013】そして、本発明では、各移動式防霜ファン
は単独制御方式を採用することから、地表面空気の高低
を確実に捉えて、各制御装置に伝え、前記空気が設定値
より低くなった場合のみ動作する方法を採用して効率的
な運転と省エネルギー達成に途を拓く効果がある。
【0014】尚、本発明は移動式防霜ファンであるの
で、シーズンオフの場合は、自在な移動を利用して建
屋、その他収容場所に収容、保管、設置等することもで
きるので、例えば、移動式防霜ファンの耐久性の向上、
電気部品等の悪化防止、故障防止、又は危険防止、絶縁
劣化防止、虫侵入による機器損傷防止等に役立つもので
ある。また本発明は、自由な設定位置及び条件下での防
霜効果、例えば、地形、気象条件、茶樹の大小(成
育)、茶園の大小等に対応した防霜効果が期待できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】1は茶園Aに設けた畝A1を跨ぐことがで
きるほぼ門形を呈するフレームで、このフレーム1は幅
1a(畝A1を跨ぐ方向の幅を云う)の調整が可能であ
り、例えば、入れ子式・伸縮式等(同とする。)フレー
ム1とネジ211螺着脱、同フレーム1と螺軸212及
びハンドル213方式、同フレーム1と締付け方式等の
調整装置2により拡縮できる構成とする。また幅1a方
向の肩部1bを下げて後述する固定装置(アンカー)使
用の簡便性に役立てることも可能である。このフレーム
1の脚部111にはそれぞれ走行体3(走行又は移動機
構の一種である。)を備えており、この走行体3の好ま
しい一例は、図1の地面走行用車輪311(地面走行用
車輪311はストッパー付きも有る。)、又は図2の地
面走行用車輪311とレール走行用車輪312との組合
せ、又は地面走行用車輪311とレール走行用車輪31
2との一体型、更には位置関係が逆となる図5の例の如
く、種々の構成が採用される。そして、この地面走行用
車輪311は畝A1間の隙間を走行するか、又は路上等
を走行、等する際に利用される。またレール走行用車輪
312は畝A1に設けたレールB上を走行、等する際に
利用される。以上のような目的を達成するために、この
地面走行用車輪311及びレール走行用車輪312の望
ましい構成としては、例えば、地面走行用車輪311が
脚部111の下端より突出し、かつレール走行用車輪3
12がレールBに載架された場合に、当該地面走行用車
輪311が地面より離れている構成がよい。これによ
り、本願発明の茶園用移動式防霜ファンを有効かつ効率
よく使用する。尚、このフレーム1が上方に伸縮する構
成を採用する場合も有る。
【0017】4はフレーム1上に後述する支持装置5を
介して設けた送風装置で、この送風装置4としては軸流
ファン411が好ましい(勿論一例である。)、即ち、
軸流ファン411(整流板付き軸流ファンが望まし
い。)又は斜流ファンは、ケーシング412、モータ4
13及び羽根414、整流板415並びにガード416
とで構成される。この送風装置4は首振り装置417を
介在して支持装置5に首振り自在、かつ角度調整自在
(後述する)に設けられている。また前記支持装置5は
伸縮自在に設けられている。この伸縮装置としては、例
えば、図2に示す如く、支持胴5aに螺軸511を設
け、この螺軸511をハンドル512を介して制御し、
支持胴5aを上下動する構成、又は図示しないが、伸縮
杆、リンク、昇降杆等の他の機構又は遠隔操作、自動制
御等の構造を採用する場合も有り得る。勿論、支持装置
5には停止機構を設ける。図中513は風達(風が到達
する距離を云う。)傾斜角度調整装置を示す。
【0018】6はフレーム1に回転装置611を介在し
て設けられた傾斜角度調整装置(回転装置611がない
場合も有り得る。)で、この傾斜角度調整装置6には直
接送風装置4を設ける場合、又は支持装置5を介して送
風装置4を設ける場合、等がある。そして、この傾斜角
度調整装置6の好ましい構成は、フレーム1に枢着した
角度調整板612と、この角度調整板612を規制する
当該角度調整板612に開設した長孔612aと、この
長孔612aに差込まれる固定ピン613と、この固定
ピン613が係止される一個又は多数個の係止孔612
bと、で構成されている。したがって、角度調整板61
2の角度を変更する場合は、固定ピン613を弛緩して
角度調整板612を揺動し、当該角度調整板612が所
定角度になった処で固定ピン613を緊締する。これに
よって、当該角度調整板612は、前記所定角度で固定
され、結果的に送風装置4の俯角が決定される。この傾
斜角度調整装置6は一例である。
【0019】7は固定装置の一種であるアンカーで、当
該アンカー7はフレーム1の肩部1bに挿設されてお
り、例えば、アンカー7が下方に位置したときにはその
先端部7aが地面に打ち込まれる(挿設、固定、係止等
を含む。)。また図中8は制御装置で、この制御装置8
には、例えば、ブレーカ、サーモスタット、コーントロ
ール部、他の装置等が、適宜組み込まれている。したが
って、当該移動式防霜ファンが個別に制御できることを
基本とするが、必ずしもこの例に限定されない。勿論ブ
レーカ、サーモスタット等を別体に設けることも可能で
ある。また9はフレーム1より延設された、望ましく
は、フレーム1に収容される構造の補助フレームで、こ
の補助フレーム9には、前記アンカー7又はストッパー
付き地面走行用車輪又は走行体(図示せず)が設けられ
る。図中10は送風装置4の吸込み側4aに設けたダク
トで、このダクト10を利用して逆転層の暖かい空気又
は空気等を送風装置4に吸い込む構造である。また11
は前記ダクト10を支持するポールである。そして、こ
のポール11は一本又は数本とする構成、又は伸縮自在
にする構成も採用できる。このダクト10は上下方向に
限定されない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、フレームに架承した送風装置
を首振り・俯角調節自在にし、この送風装置の制御を制
御装置で司る茶園用移動式防霜ファンを畝方向等に移動
した状態で固定し、この固定位置で前記送風装置で生成
される風を広域的に送風するとともに、茶葉間に浸透す
る防霜方法及び茶園用移動式防霜ファン構造である。し
たがって、水平方向における到達距離の拡充及び茶葉間
への浸透性を確保し、十分な防霜効果を発揮できるこ
と、また茶園用移動式防霜ファンの安定的な設置状態で
の動作が確保されること、又は単独稼働状況により精緻
な防霜効果及び省エネ運転を図り得ること、建屋、その
他収容場所等への簡易な収容、保管等が行われること、
等の効果がある。
【0021】また本発明は、送風装置が設置された段階
で、当該送風装置を動作させると、当該送風装置の水平
方向への送風が期待できる構造である。したがって、葉
面をなめるような状況で送風し、広範囲の防霜効果が図
れる効果がある。
【0022】殊に本発明は、水平方向送風と畝の仕立て
形状(平面状の仕立て形状)を利用して送風する構成で
ある。したがって、深く浸透性のある風を送風しての防
霜効果、及びこの仕立て形状を利用することにより、一
層の防霜効果、経済性の向上及び成育の向上が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す一部欠截の斜視図である。
【図2】本発明の他の一例を示す一部欠截の斜視図であ
る。
【図3】本発明の傾斜角度調整装置及びフレームの調整
装置の一例を示す拡大側面図である。
【図4】本発明の角度調整板の一例を示す拡大斜視図で
ある。
【図5】本発明の走行体の一例を示す拡大正面図であ
る。
【図6】本発明のその他の一例を示し、殊に補助フレー
ムを説明する斜視図である。
【図7】フレームの調整装置の他の一例を説明する断面
模式図である。
【図8】本発明のさらに他の一例で、ダクトを装備した
状態を示した一部省略の拡大斜視図である。
【図9】本発明を利用した茶園の管理状況を説明する平
面模式図である。
【図10】(イ)〜(ハ)本発明を利用した茶園の管理
状況で風の流れを説明する側面模式図であり、(イ)は
平坦地を示す。また(ロ)は傾斜角度調整装置を設置し
た先下がり傾斜地を示す。さらに(ハ)は傾斜角度調整
装置を設置した先上がり傾斜地を示す。
【符号の説明】
1 フレーム 111 脚部 1a 幅 1b 肩部 2 調整装置 211 ネジ 212 螺軸 213 ハンドル 3 走行体 311 地面走行用車輪 312 レール走行用車輪 4 送風装置 4a 吸込み側 411 軸流ファン 412 ケーシング 413 モータ 414 羽根 415 整流板 416 ガード 417 首振り装置 5 支持装置 5a 支持胴 511 螺軸 512 ハンドル 513 風達傾斜角度調整装置 6 傾斜角度調整装置 611 回転装置 612 角度調整板 612a 長孔 612b 係止孔 613 固定ピン 7 アンカー 7a 先端部 8 制御装置 9 補助フレーム 10 ダクト 11 ポール A 茶園 A1 畝 B レール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体を備えたフレーム、このフレーム
    に架承され、かつ当該フレームに首振り・傾斜角度調節
    自在に設けた送風装置、及びこの送風装置を制御する制
    御装置で構成される茶園の畝方向又は自在に移動可能で
    あって、しかも不要時には建屋、その他収容場所等に収
    容、保管等することもできる構成の茶園用移動式防霜フ
    ァンを利用する防霜方法であって、 前記送風装置にて水平方向における広域的でかつ茶葉間
    に浸透される風を生成し、この風を茶樹に送風して防霜
    効果を図ることを特徴とする茶園用移動式防霜ファンを
    利用する防霜方法。
  2. 【請求項2】 走行体を備えたフレーム、このフレーム
    に架承される送風装置、及びこの送風装置を制御する制
    御装置で構成される茶園用移動式防霜ファンであって、 前記走行体を利用して前記茶園用移動式防霜ファンを茶
    園の畝方向又は自在に移動可能とするとともに、この移
    動位置で固定する固定装置を前記茶園用移動式防霜ファ
    ンに設け、また前記フレームに上下動可能で首振り・傾
    斜角度調節自在に設けた前記送風装置を利用して前記茶
    園用移動式防霜ファンで生成される風を、広域的に送風
    するとともに、茶葉間に浸透する構成にしたことを特徴
    とする茶園用移動式防霜ファン。
  3. 【請求項3】 走行体を備えたフレーム、このフレーム
    に架承される送風装置、及びこの送風装置を制御する制
    御装置、並びに前記送風装置の吸込み側に設けた暖気、
    空気等吸込み用のダクトで構成される茶園用移動式防霜
    ファンであって、 前記走行体を利用して前記茶園用移動式防霜ファンを茶
    園の畝方向又は自在に移動可能とするとともに、この移
    動位置で固定する固定装置を前記茶園用移動式防霜ファ
    ンに設け、また前記フレームに上下動可能で首振り・傾
    斜角度調節自在に設けた前記送風装置を利用して前記茶
    園用移動式防霜ファンで生成される風を、広域的に送風
    するとともに、茶葉間に浸透する構成にしたことを特徴
    とする茶園用移動式防霜ファン。
  4. 【請求項4】 上記の送風装置が軸流ファンである請求
    項1に記載の茶園用移動式防霜ファンを利用する防霜方
    法。
  5. 【請求項5】 上記の送風装置が軸流ファン、斜流ファ
    ンである請求項2又は請求項3に記載の茶園用移動式防
    霜ファン。
  6. 【請求項6】 上記の固定装置がフレームより地面に向
    って打込まれる一本又は数本のアンカーである請求項2
    又は請求項3に記載の茶園用移動式防霜ファン。
  7. 【請求項7】 上記の固定装置が、フレームより延設さ
    れた補助フレームと、この補助フレームより地面に向っ
    て打込まれる一本又は数本のアンカーである請求項2又
    は請求項3に記載の茶園用移動式防霜ファン。
  8. 【請求項8】 上記の走行体が地面走行用車輪とレール
    走行用車輪とで構成されている請求項2又は請求項3に
    記載の茶園用移動式防霜ファン。
  9. 【請求項9】 上記のダクトが伸縮自在で構成されてい
    る請求項2又は請求項3に記載の茶園用移動式防霜ファ
    ン。
JP35096A 1996-01-05 1996-01-05 茶園用移動式防霜ファンを利用する防霜方法、及び茶園用移動式防霜ファン Pending JPH09182532A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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