JPH09182414A - 電源手段、容量性負荷の駆動回路、 可制御スイッチング手段の駆動回路、 及び、電源手段 - Google Patents

電源手段、容量性負荷の駆動回路、 可制御スイッチング手段の駆動回路、 及び、電源手段

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JPH09182414A
JPH09182414A JP7335633A JP33563395A JPH09182414A JP H09182414 A JPH09182414 A JP H09182414A JP 7335633 A JP7335633 A JP 7335633A JP 33563395 A JP33563395 A JP 33563395A JP H09182414 A JPH09182414 A JP H09182414A
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JP
Japan
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voltage
power supply
output
switching means
controllable switching
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JP7335633A
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Toshiyasu Suzuki
利康 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、入力電圧を効率良く降圧し、同時に
入力電流を増大して出力できたり、あるいは、その電圧
降圧比と電流増大比の選択幅を広くできたり、あるい
は、正電圧と逆電圧を交互に出力できたり、する様にす
ることである。 【構成】 例えば、直流電源1とメーク接点2の第1の
直列回路と、その出力電圧に対して順方向に向きを揃え
た3個のダイオード3と、3個のダイオード3それぞれ
の間に1つずつ接続される2個のコンデンサ4で閉回路
を形成し、各コンデンサ4を2つずつのブレイク接点5
で挟んで直列接続した2組の直列回路を前記第1の直列
回路に全てのダイオード3の向きが同じになる様に並列
接続し、メーク接点2と全てのブレイク接点5を電磁的
に駆動する電磁リレーを形成したことを特徴とする。こ
のことによって、上記目的を果たすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技 術 分 野】第1発明は、直流電圧供給手段
(例:直流電源とオン、オフ可能なスイッチング手段の
直列回路、点滅可能な発光手段と光起電力手段の組合
せ、光源とその光の通過と遮蔽を制御する通過・遮蔽制
御手段と光起電力手段の組合せ、圧力の印加、除去が可
能な圧力印加除去手段と圧電手段の組合せ。)が直流電
圧を出力したり、しなかったりの動作を交互にするだけ
で負荷にプラス電圧とマイナス電圧を交互に供給した
り、又は、直流電圧を出力したり、しなかったりの動作
を1回するだけで一挙にその電圧絶対値以下(例:同等
〜2分の1〜数十分の1〜数百分の1〜。)の逆極性電
圧を負荷に供給したり、等できる電源手段に関する。
尚、その様に電圧を降圧すると降圧変圧器の様に供給で
きる電流をその反対に増大させることができるので、降
圧変圧器代わりに使うことも可能である。この事は供給
電圧と供給電流に関して電源と負荷のマッチングに役に
立つ。また、この電源手段を用いて容量性負荷の駆動回
路や可制御スイッチング手段の駆動回路などを容易に構
成することもできる。可制御スイッチング手段の駆動回
路の場合、例えば、直流電源手段(例:直流電源。)を
1つしか使わずに可制御スイッチング手段に順バイアス
電圧あるいは順バイアス電流を供給したり、逆バイアス
電圧あるいは逆バイアス電流を供給したり、することが
できる。さらに、この可制御スイッチング手段の駆動回
路を利用すると、条件付きながら絶縁できる各種の絶縁
型スイッチング回路あるいは条件無しでも絶縁できる各
種の絶縁型スイッチング回路を構成することもできる。
【0002】第2発明は、直流電圧供給手段(例:直流
電源とオン、オフ可能なスイッチング手段の直列回路、
点滅可能な発光手段と光起電力手段の組合せ、圧力の印
加、除去が可能な圧力印加除去手段と圧電手段の組合
せ。)が直流電圧を出力したり、しなかったりの動作を
交互にするだけで、その電圧絶対値以下(例:〜2分の
1〜数十分の1〜数百分の1〜。)の電圧を供給した
り、あるいは、その様な直流電圧を逆極性にして供給し
たり、等することができる電源手段に関する。特に直流
電圧を出力したり、しなかったりの動作を1回するだけ
で一挙にその電圧絶対値以下のプラス又はマイナス電圧
を出力することができる電源手段に関する。尚、その様
に電圧を降圧すると降圧変圧器の様に供給できる電流を
逆に増大させることができるので、降圧変圧器代わりに
使うことも可能である。この事は供給電圧と供給電流に
関して電源と負荷のマッチングに役に立つ。また、この
電源手段を用いて容量性負荷の駆動回路や可制御スイッ
チング手段の駆動回路などを容易に構成することもでき
る。さらに、この可制御スイッチング手段の駆動回路を
利用すると、条件付きで絶縁できる各種の絶縁型スイッ
チング回路あるいは条件無しでも絶縁できる各種の絶縁
型スイッチング回路を構成することもできる。
【0003】第3発明は、負荷に直列接続されるスイッ
チング手段をオン、オフするだけで、その電源電圧以下
(例:3分の1〜数十分の1〜数百倍の1〜。)の電圧
を供給したり、あるいは、その電源が供給できる電流以
上(例:3倍〜数十倍〜数百倍〜。)の電流を供給した
り、等することができる電源手段に関する。特に、その
オン、オフ動作を1回するだけで一挙にその電源電圧以
下の電圧あるいはその供給可能な電流以上の電流を出力
することができる電源手段に関する。尚、その様に電圧
を降圧すると降圧変圧器の様に供給できる電流はその反
対に増大させることができるので、降圧変圧器代わりに
使うことも可能である。この事は供給電圧と供給電流に
関して電源と負荷のマッチングに役に立つ。
【0004】第4発明は、1つ又は2つのオン・オフ型
スイッチング手段のオン、オフを切り換えるだけで、あ
るいは、1つの切換えスイッチング手段を切り換えるだ
けで、その電源電圧以下(例:3分の1〜数十分の1〜
数百倍の1〜。)の電圧を供給したり、あるいは、その
電源が供給できる電流以上(例:3倍〜数十倍〜数百倍
〜。)の電流を供給したり、等することができる電源手
段に関する。特に、その切換え動作を1回するだけで一
挙にその電源電圧以下の電圧あるいはその供給可能な電
流以上の電流を出力することができる電源手段に関す
る。尚、その様に電圧を降圧すると降圧変圧器の様に供
給できる電流はその反対に増大させることができるの
で、降圧変圧器代わりに使うことも可能である。この事
は供給電圧と供給電流に関して電源と負荷のマッチング
に役に立つ。
【0005】第1〜第4の各発明は、例えば「ディーゼ
ル・エンジン等で使うグロー・プラグの通電、電気スポ
ット溶接、電気シーム溶接、黒鉛化炉、ガラス溶融炉な
どの直接通電加熱の分野」、「エンジン・スターター・
モーターの駆動、電気自動車の停止または低速状態から
の加速時、レール・ガン等みたいに磁束中の1本の導線
に電流を流して力を発生させる時、少ない巻数で強磁界
を発生させる時などの強磁界発生分野」、「アーク放電
の維持、アーク・プラズマの発生維持などの放電維持、
発生分野」等の様に低電圧、大電流が必要な時便利であ
る。つまり、供給電圧と供給電流に関して電源と負荷の
マッチングが必要な時便利である。
【0006】
【背 景 技 術】従来技術として、直流電圧出力手段
が直流電圧を出力したり、しなかったりするのに応じ
て、あるいは、各スイッチング手段がオン、オフするの
に応じてその直流電圧以下(例:〜数分の1の電圧〜)
の同極性または逆極性の電圧を効率良く出力する電源手
段に、PWM(パルス幅変調)式の直流チョッパー装置
やチャージ・ポンプ等の電源手段が種々ある。しかしな
がら、上記直流チョッパー装置ではそのチョッパー・ス
イッチのオン・オフ比を可変制御して出力電圧を広い範
囲で制御することはできても、『その入力電圧を降圧し
た分その出力電流容量を増大させることはできない』と
いう第1の問題点が有る。例えば、変圧器の様に高電
圧、小電流容量の直流電源と低インピーダンスの負荷と
のマッチング機能は無い。 ( 第1の問題点 )
【0007】一方、従来の図2〜図4の各直流コンバー
タ装置(各電源手段)では入力電圧を2分の1にした電
圧と入力電流を2倍にした電流を出力でき、この条件で
直流電源と負荷とのマッチング機能を持つのであるが、
電圧比2分の1、電流比2倍の場合に限定されており、
『3分の1以下の電圧降圧比、3倍以上の電流増大比の
電力を供給できる電源手段あるいは電圧降圧比と電流増
大比の選択幅が広い電源手段が望まれる』という第2の
問題点が有る。 ( 第2の問題点 )
【0008】また、前述の直流チョッパー装置も各直流
コンバータ装置も『入力電圧と逆極性の電圧を供給でき
ない』という第3の問題点が有る。( 第3の問題点
【0009】
【第 1 発 明 の 目 的】そこで、第1発明は、
入力電圧を降圧した分その出力電流容量を増大させるこ
とができたり、あるいは、電圧降圧比と電流増大比の選
択幅が広かったり、あるいは、入力電圧と逆極性の電圧
を供給できたり、する電源手段を提供することを目的と
している。
【0010】
【第 2 発 明 の 目 的】そこで、第2発明は、
入力電圧を降圧した分その出力電流容量を増大させるこ
とができたり、あるいは、電圧降圧比と電流増大比の選
択幅が広かったり、する電源手段を提供することを目的
としている。
【0011】
【第 3 発 明 の 目 的】そこで、第3発明は、
入力電圧を降圧した分その出力電流容量を増大させるこ
とができたり、あるいは、3分の1以下の電圧比、3倍
以上の電流比の電力を供給できたり、する電源手段を提
供することを目的としている。
【0012】
【第 4 発 明 の 目 的】そこで、第4発明は、
入力電圧を降圧した分その出力電流容量を増大させるこ
とができたり、あるいは、3分の1以下の電圧比、3倍
以上の電流比の電力を供給できたり、する電源手段を提
供することを目的としている。
【0013】
【第 1 発 明 の 開 示】即ち、第1発明は、1
以上の所定数をNとしたときに、直流電圧を出力した
り、しなかったりできる直流電圧出力手段と、その出力
電圧に対して順方向に向きを揃えた(N+I)個の非可
制御スイッチング手段と、前記(N+1)個の非可制御
スイッチング手段それぞれの間に1つずつ接続されるN
個のキャパシタンス手段で閉回路を形成し、各前記キャ
パシタンス手段を可制御スイッチング手段2つずつで挟
んで直列接続したN組の直列回路を前記直流電圧出力手
段に全ての前記非可制御スイッチング手段の陽極が同じ
側に来る様に並列接続し、全ての前記可制御スイッチン
グ手段を、前記直流電圧が出力されていないときオン制
御し、前記直流電圧が出力されているときオフ制御する
制御手段を設けた電源手段である。
【0014】あるいは、第1発明は、1以上の所定数を
Nとしたときに、直流電圧を出力したり、しなかったり
できる直流電圧出力手段の両出力端子間に(N+1)個
の非可制御スイッチング手段をその出力電圧に対して順
方向に直列接続して閉回路を形成する際に前記(N+
1)個の非可制御スイッチング手段それぞれの間にキャ
パシタンス手段を1つずつ接続しながら前記閉回路を形
成し、各前記キャパシタンス手段を可制御スイッチング
手段2つずつで挟んで直列接続したN組の直列回路を前
記両出力端子間に全ての前記非可制御スイッチング手段
の向きを揃えて並列接続し、全ての前記可制御スイッチ
ング手段を、前記直流電圧が出力されていないときオン
制御し、前記直流電圧が出力されているときオフ制御す
る制御手段を設けた電源手段である。
【0015】このことによって、前記直流電圧出力手段
が直流電圧を出力しているとき、2N個の前記可制御ス
イッチング手段はオフだから、前記直流電圧出力手段が
(N+1)個の前記非可制御スイッチング手段を介して
直列接続状態にあるN個の前記キャパシタンス手段を充
電する。一方、前記直流電圧出力手段が直流電圧を出力
していないとき、2N個の前記可制御スイッチング手段
はオンだから、N個の前記キャパシタンス手段それぞれ
を挟む前記可制御スイッチング手段2個ずつ介してN個
の前記キャパシタンス手段は並列的に同時に電圧を出力
する。その結果、その出力電圧の大きさはその動作が理
想的なら前記直流電圧のN分の1の大きさになり、その
出力電流は前記直流電圧出力手段の出力電流のN倍にな
る。 ( 第
1 の 効 果 )
【0016】しかも、前記Nという数を自由に選択でき
るから、電圧降圧比と電流増大比の選択幅は広い。
( 第 2 の 効 果
【0017】また、N個の前記キャパシタンス手段が並
列的に同時に出力する電圧の極性は前記直流電圧のそれ
と反対である。 ( 第 3 の 効 果
【0018】尚、前記直流電圧出力手段に負荷が直に並
列接続されていれば、前記直流電圧出力手段が直流電圧
を出力している時この直流電圧がそのままその負荷に印
加され、前記直流電圧出力手段が直流電圧を出力してい
ない時その直流電圧と逆の電圧でそのN分の1の大きさ
の電圧がその負荷に印加される。また、前記直流電圧出
力手段に逆方向の非可制御スイッチング手段を介して負
荷が並列接続されていれば、前記直流電圧出力手段が直
流電圧を出力している時この直流電圧はその負荷に印加
されず、前記直流電圧出力手段が直流電圧を出力してい
ない時その直流電圧と逆の電圧でそのN分の1の大きさ
の電圧がその負荷に印加される。
【0019】第1発明が請求項3記載の電源手段などの
場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制御
スイッチング手段と直流電源手段の直列回路で構成され
る。
【0020】第1発明が請求項4記載の電源手段などの
場合、少なくとも1つの前記非可制御スイッチング手段
の代わりに電流制限手段が使われるが、これでもその目
的効果を果たすことができる。その電流制限手段が、負
性抵抗手段の様に前記直流電圧が出力されていない時よ
り出力されている時の方がその電流制限機能が小さくな
る可変電流制限手段であると、その電流制限手段による
エネルギー損失が小さくなる。
【0021】第1発明が請求項8記載の容量性負荷の駆
動回路の場合、その負荷として容量性負荷(例:圧電素
子、液晶、エレクトロ・ルミネッサンス等。)が使われ
るのでその容量性負荷を駆動できる。
【0022】第1発明が請求項9記載の可制御スイッチ
ング手段の駆動回路の場合、その負荷として可制御スイ
ッチング手段の駆動信号入力用に対を成す主電極・制御
電極(例:ベース電極とエミッタ電極、ゲート電極とソ
ース電極またはカソード電極、アノード・ゲート電極と
アノード電極。)が使われるのでその可制御スイッチン
グ手段(例:バイポーラ・トランジスタ、SIT、接合
型FET、パワーMOS・FET、IGBT、GTOサ
イリスタ、SIサイリスタ。)を駆動できる。この場
合、前記直流電圧出力手段が直流電圧を出力している間
その直流電圧を逆バイアス電圧としてその可制御スイッ
チング手段に供給し、前記直流電圧出力手段が直流電圧
を出力していない間N個の前記キャパシタンス手段から
その大きさのN分の1の電圧とN倍の出力電流を順バイ
アス電圧、順バイアス電流としてその可制御スイッチン
グ手段に供給することも可能である。この様にSIT、
バイポーラ・トランジスタ、接合型FET、SIサイリ
スタ等を大きな逆バイアス電圧でオフ制御し、大きな順
バイアス電流でオン制御する際に都合が良い。
【0023】尚、出力電圧がN分の1、出力電流がN倍
になる特徴は前述した通り直接通電加熱の分野、強磁界
発生の分野、放電維持、発生の分野などの様に低電圧、
大電流が必要な時に都合が良い。また、前記直流電圧出
力手段としては、直流電源とオン、オフ可能なスイッチ
ング手段の直列回路、点滅可能な発光手段と光起電力手
段(例:太陽電池、光起電力ダイオード・アレイ等。)
の組合せ、光源とその光の通過と遮蔽を制御する通過・
遮蔽制御手段と光起電力手段の組合せ、圧力の印加、除
去が可能な圧力印加除去手段と圧電手段の組合せ等が有
る。さらに、各前記電流制限手段は前記直流電圧が出力
されている時その通流電流の上限を制限するものなら、
抵抗手段、定電流手段、内部抵抗のあるインダクタンス
手段、負性抵抗手段、または、これらを組み合わせたも
の等、何でも良い。
【0024】それから、非可制御スイッチング手段の例
としてダイオード、PN接合、コレクタとベースを接続
したバイポーラ・トランジスタ、アノードとカソード・
ゲート又はアノード・ゲートとカソードを接続した逆阻
止型サイリスタ、そのコレクタとゲートを接続したIG
BT、「バック・ゲートとドレイン間、バック・ゲート
とソース間それぞれに順電圧が印加されない様に各電極
電位を与え、そのドレインとゲートを接続したノーマリ
ィ・オフ型MOS・FET」、「ゲートとバック・ゲー
トをソースに接続したノーマリィ・オフ型MOS・FE
T(内蔵ダイオードの利用)」等がある。ツェナー・ダ
イオードもその逆印加電圧がそのツェナー電圧より小さ
ければ普通のダイオードと同じ働きをするので、この場
合は非可制御スイッチング手段と見なすことができる。
そして、第1発明が請求項3記載の電源手段などの場
合、前記直流電圧出力手段は直流電源とオン、オフ可能
な可制御スイッチング手段の直列回路によって構成され
るが、この可制御スイッチング手段はオン、オフ可能な
可制御スイッチング手段なら半導体スイッチでも機械的
スイッチでも電磁リレーでも何でも良い。この場合、そ
の可制御スイッチング手段のオン、オフを1回しか行わ
なくても供給電圧以下の逆極性の電圧を出力できること
になる。
【0025】
【第 2 発 明 の 開 示】即ち、第2発明は、複
数の所定数をPとしたときに、直流電圧を出力したり、
しなかったりできる直流電圧出力手段と、P個のキャパ
シタンス手段と、その出力電圧に対して順方向に向きを
揃えて前記P個のキャパシタンス手段それぞれの間に1
つずつ接続される(P−1)個の非可制御スイッチング
手段で閉回路を形成し、各前記キャパシタンス手段を可
制御スイッチング手段2つずつで挟んで直列接続したP
組の直列回路を全ての前記非可制御スイッチング手段の
陽極が同じ側に来る様に並列接続し、全ての前記可制御
スイッチング手段を、前記直流電圧が出力されていない
ときオン制御し、前記直流電圧が出力されているときオ
フ制御する制御手段を設けた電源手段である。
【0026】あるいは、第2発明は、複数の所定数をP
としたときに、直流電圧を出力したり、しなかったりで
きる直流電圧出力手段の両出力端子間にP個のキャパシ
タンス手段を直列接続して閉回路を形成する際に前記P
個のキャパシタンス手段それぞれの間に非可制御スイッ
チング手段を1つずつその出力電圧に対して順方向に接
続しながら前記閉回路を形成し、各前記キャパシタンス
手段を可制御スイッチング手段2つずつで挟んで直列接
続したP組の直列回路を全ての前記非可制御スイッチン
グ手段の向きを揃えて並列接続し、各前記可制御スイッ
チング手段を、前記直流電圧が出力されていないときオ
ン制御し、前記直流電圧が出力されているときオフ制御
する制御手段を設けた電源手段である。
【0027】このことによって、前記直流電圧出力手段
が直流電圧を出力しているとき、2P個の前記可制御ス
イッチング手段はオフだから、前記直流電圧出力手段が
(P−1)個の前記非可制御スイッチング手段を介して
直列接続状態にあるP個の前記キャパシタンス手段を充
電する。一方、前記直流電圧出力手段が直流電圧を出力
していないとき、2P個の前記可制御スイッチング手段
はオンだから、P個の前記キャパシタンス手段それぞれ
を挟む前記可制御スイッチング手段2個ずつ介してP個
の前記キャパシタンス手段は並列的に同時に電圧を出力
する。その結果、その出力電圧の大きさはその動作が理
想的なら前記直流電圧のP分の1の大きさになり、その
出力電流は前記直流電圧出力手段の出力電流のP倍にな
る。 ( 第
1 の 効 果 )
【0028】しかも、前記Pという数を自由に選択でき
るから、電圧降圧比と電流増大比の選択幅は広い。
( 第 2 の 効 果
【0029】第2発明が請求項12記載の電源手段等の
場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制御
スイッチング手段と直流電源手段の直列回路で構成され
る。
【0030】第2発明が請求項13記載の電源手段など
の場合、少なくとも1つの前記非可制御スイッチング手
段の代わりに電流制限手段が使われるが、これでもその
目的効果を果たすことができる。その電流制限手段が、
負性抵抗手段の様に前記直流電圧が出力されていない時
より出力されている時の方がその電流制限機能が小さく
なる可変電流制限手段であると、その電流制限手段によ
るエネルギー損失が小さくなる。
【0031】尚、第2発明を電圧印加と電圧ゼロで駆動
する容量性負荷(例:圧電素子、液晶、エレクトロ・ル
ミネッサンス等。)の駆動回路あるいは電圧印加と電圧
ゼロでオン・オフ制御する可制御スイッチング手段の駆
動回路などにも利用できる。また、出力電圧がP分の
1、出力電流がP倍になる特徴は前述した通り直接通電
加熱の分野、強磁界発生の分野、放電維持、発生の分野
などの様に低電圧、大電流が必要な時に都合が良い。そ
して、前記直流電圧出力手段としては、直流電源とオ
ン、オフ可能なスイッチング手段の直列回路、点滅可能
な発光手段と光起電力手段(例:太陽電池、光起電力ダ
イオード・アレイ等。)の組合せ、光源とその光の通過
と遮蔽を制御する通過・遮蔽制御手段と光起電力手段の
組合せ、圧力の印加、除去が可能な圧力印加除去手段と
圧電手段の組合せ等が有る。さらに、各前記電流制限手
段は前記直流電圧が出力されている時その通流電流の上
限を制限するものなら、抵抗手段、定電流手段、内部抵
抗のあるインダクタンス手段、負性抵抗手段、または、
これらを組み合わせたもの等、何でも良い。
【0032】それから、非可制御スイッチング手段の例
としてダイオード、PN接合、コレクタとベースを接続
したバイポーラ・トランジスタ、アノードとカソード・
ゲート又はアノード・ゲートとカソードを接続した逆阻
止型サイリスタ、そのコレクタとゲートを接続したIG
BT、「バック・ゲートとドレイン間、バック・ゲート
とソース間それぞれに順電圧が印加されない様に各電極
電位を与え、そのドレインとゲートを接続したノーマリ
ィ・オフ型MOS・FET」、「ゲートとバック・ゲー
トをソースに接続したノーマリィ・オフ型MOS・FE
T(内蔵ダイオードの利用)」等がある。ツェナー・ダ
イオードもその逆印加電圧がそのツェナー電圧より小さ
ければ普通のダイオードと同じ働きをするので、この場
合は非可制御スイッチング手段と見なすことができる。
そして、第2発明が請求項12記載の電源手段などの場
合、前記直流電圧出力手段は直流電源とオン、オフ可能
な可制御スイッチング手段の直列回路によって構成され
るが、この可制御スイッチング手段はオン、オフ可能な
可制御スイッチング手段なら半導体スイッチでも機械的
スイッチでも電磁リレーでも何でも良い。この場合、そ
の可制御スイッチング手段のオン、オフを1回しか行わ
なくても供給電圧以下の電圧を出力できることになる。
【0033】
【第 3 発 明 の 開 示】即ち、第3発明は、3
以上の所定数をMとしたときに、直流電圧を出力した
り、しなかったりできる直流電圧出力手段と、M個のキ
ャパシタンス手段と、その直流電圧に対して順方向に向
きを揃えて前記M個のキャパシタンス手段それぞれの間
に1つずつ接続される(M−1)個の非可制御スイッチ
ング手段で閉回路を形成し、オン、オフ可能な第1の可
制御スイッチング手段と負荷を直列接続した第1の直列
回路を前記直流電圧出力手段に並列接続し、各前記非可
制御スイッチング手段を非可制御スイッチング手段2つ
ずつでその向きに揃えて挟む様に直列接続した(M−
1)組の直列回路を前記直流電圧出力手段にその直流電
圧に対して逆方向に並列接続した電源手段である。
【0034】あるいは、第3発明は、3以上の所定数を
Mとしたときに、直流電圧を出力したり、しなかったり
できる直流電圧出力手段とM個のキャパシタンス手段を
直列接続して閉回路を形成する際に前記M個のキャパシ
タンス手段それぞれの間に非可制御スイッチング手段を
1つずつその直流電圧に対して順方向に接続しながら前
記閉回路を形成し、オン、オフ可能な第1の可制御スイ
ッチング手段と負荷を直列接続した第1の直列回路を前
記直流電圧出力手段に並列接続し、前記直流電圧出力手
段に(M−1)個の前記非可制御スイッチング手段を並
列接続して並列回路を形成する際に各前記非可制御スイ
ッチング手段を非可制御スイッチング手段2つずつでそ
の向きに揃えて挟む様に直列接続した(M−1)組の直
列回路を前記直流電圧に対して逆方向に接続しながら前
記並列回路を形成した電源手段である。
【0035】このことによって、前記直流電圧出力手段
がその直流電圧を出力し、前記第1の可制御スイッチン
グ手段がオフのとき、前記直流電圧出力手段が最初の
(M−1)個の前記非可制御スイッチング手段を介して
直列接続状態にあるM個の前記キャパシタンス手段を充
電する。一方、前記直流電圧出力手段がその直流電圧を
出力しないか又は出力してもその内部インピーダンスが
有るかして、前記第1の可制御スイッチング手段がオン
のとき、最初の(M−1)個の前記非可制御スイッチン
グ手段は各前記キャパシタンス手段の電圧によってオフ
で、その他の2(M−1)個の前記非可制御スイッチン
グ手段はオンだから、M個の前記キャパシタンス手段は
これら2(M−1)個の前記非可制御スイッチング手段
を介して並列的に同時に電圧を出力する。その結果、そ
の出力電圧の大きさはその動作が理想的なら前記直流電
圧のM分の1の大きさになり、その出力電流は前記直流
電圧出力手段の出力電流のM倍になる。しかも、前記M
という数は3以上の数だから、3分の1以下の電圧降圧
比、3倍以上の電流増大比の電力を供給できる。( 第
1 の 効 果 )
【0036】第3発明が請求項19記載の電源手段等の
場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制御
スイッチング手段と直流電源手段の直列回路で構成され
る。
【0037】第3発明が請求項20記載の電源手段など
の場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制
御スイッチング手段、直流電源手段および第1の電流制
限手段の直列回路で構成される。前記第1、第2の可制
御スイッチング手段の両オン、オフ動作は逆に制御され
る場合も有る。
【0038】第3発明が請求項22記載の電源手段など
の場合、前記第1、第2の可制御スイッチング手段を1
つの切換えスイッチング手段にまとめたので、部品点数
が少なくなり、また、前記第1、第2の可制御スイッチ
ング手段が同時にオンになるのを防止することができ
る。
【0039】第3発明が請求項23記載の電源手段など
の場合、少なくとも1つの前記非可制御スイッチング手
段の代わりに電流制限手段が使われるが、これでもその
目的効果を果たすことができる。その電流制限手段が、
負性抵抗手段の様に前記直流電圧が出力されていない時
より出力されている時の方がその電流制限機能が小さく
なる可変電流制限手段であると、その電流制限手段によ
るエネルギー損失が小さくなる。
【0040】尚、第3発明を電圧印加と電圧ゼロで駆動
する容量性負荷(例:圧電素子、液晶、エレクトロ・ル
ミネッサンス等。)の駆動回路あるいは電圧印加と電圧
ゼロでオン・オフ制御する可制御スイッチング手段の駆
動回路などにも利用できる。また、出力電圧がM分の
1、出力電流がM倍になる特徴は前述した通り直接通電
加熱の分野、強磁界発生の分野、放電維持、発生の分野
などの様に低電圧、大電流が必要な時に都合が良い。さ
らに、各前記電流制限手段は前記直流電圧が出力されて
いる時その通流電流の上限を制限するものなら、抵抗と
ダイオードの直列回路、その駆動信号入力用に対を成さ
ない制御電極と主電極の間に抵抗手段あるいは定電流手
段を接続したバイポーラ・トランジスタあるいはノーマ
リィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手段、定電流手段
とダイオードの直列回路、1方向性の定電流手段、コイ
ルとダイオードの直列回路、インダクタンス手段とダイ
オードの直列回路、抵抗、そのドレインとゲート、その
バック・ゲートとソースを接続したノーマリィ・オフの
絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列接続したもの、
そのゲートとソースを接続したノーマリィ・オンのFE
TあるいはSIT2つを逆向きに直列接続したもの、双
方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手段、抵抗手段と
インダクタンス手段の直列回路、コイルあるいはインダ
クタンス手段と「前記第1の可制御スイッチング手段の
オン・オフ期間を制御する期間制御手段」を組み合わせ
たもの、又は、これらのうち少なくともいずれか2つを
組み合わせたもの等、何でも良い。
【0041】
【第 4 発 明 の 開 示】即ち、第4発明は、3
以上の所定数をKとしたときに、直流電圧を出力した
り、しなかったりできる直流電圧出力手段と、K個のキ
ャパシタンス手段と、その出力電圧に対して順方向に向
きを揃えて前記K個のキャパシタンス手段それぞれの間
に1つずつ接続される(K−1)個の非可制御スイッチ
ング手段で閉回路を形成し、前記直流電圧出力手段の一
端に接続される1つの前記キャパシタンス手段およびこ
のキャパシタンス手段と接続される1つの前記非可制御
スイッチング手段の接続点と前記直流電圧出力手段の他
端の間にオン、オフ可能な第1の可制御スイッチング手
段を接続し、その1つの非可制御スイッチング手段の前
記接続点と反対側の一端と前記直流電圧出力手段の一端
の間にその1つの非可制御スイッチング手段と向きを揃
えて第K番目の非可制御スイッチング手段を接続し、残
り(K−2)個の前記非可制御スイッチング手段それぞ
れを非可制御スイッチング手段2つずつでその向きに揃
えて挟む様に直列接続した(K−2)組の直列回路を前
記直流電圧出力手段にその出力電圧に対し逆向きに並列
接続した電源手段である。
【0042】このことによって、前記直流電圧出力手段
がその直流電圧を出力し、前記第1の可制御スイッチン
グ手段がオフのとき、前記直流電圧出力手段が最初の
(K−1)個の前記非可制御スイッチング手段を介して
直列接続状態にあるM個の前記キャパシタンス手段を充
電する。一方、前記直流電圧出力手段がその直流電圧を
出力しないか又は出力してもその内部インピーダンスが
有るかして、前記第1の可制御スイッチング手段がオン
のとき、最初の(K−1)個の前記非可制御スイッチン
グ手段は各前記キャパシタンス手段の電圧によってオフ
で、その他の前記非可制御スイッチング手段はオンだか
ら、K個の前記キャパシタンス手段はこれらの非可制御
スイッチング手段を介して並列的に同時に電圧を出力す
る。その結果、その出力電圧の大きさはその動作が理想
的なら前記直流電圧のK分の1の大きさになり、その出
力電流は前記直流電圧出力手段の出力電流のK倍にな
る。しかも、前記Kという数は3以上の数だから、3分
の1以下の電圧降圧比、3倍以上の電流増大比の電力を
供給できる。( 第 1 の 効 果 )
【0043】第4発明が請求項28記載の電源手段等の
場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制御
スイッチング手段と直流電源手段の直列回路で構成され
る。
【0044】第4発明が請求項29記載の電源手段など
の場合、前記直流電圧出力手段はオン、オフ可能な可制
御スイッチング手段、直流電源手段および第1の電流制
限手段の直列回路で構成される。前記第1、第2の可制
御スイッチング手段の両オン、オフ動作は逆に制御され
る場合も有る。
【0045】第4発明が請求項31記載の電源手段など
の場合、前記第1、第2の可制御スイッチング手段を1
つの切換えスイッチング手段にまとめたので、部品点数
が少なくなり、また、前記第1、第2の可制御スイッチ
ング手段が同時にオンになるのを防止することができ
る。
【0046】第4発明が請求項32記載の電源手段など
の場合、少なくとも1つの前記非可制御スイッチング手
段の代わりに電流制限手段が使われるが、これでもその
目的効果を果たすことができる。その電流制限手段が、
負性抵抗手段の様に前記直流電圧が出力されていない時
より出力されている時の方がその電流制限機能が小さく
なる可変電流制限手段であると、その電流制限手段によ
るエネルギー損失が小さくなる。
【0047】尚、第4発明を電圧印加と電圧ゼロで駆動
する容量性負荷(例:圧電素子、液晶、エレクトロ・ル
ミネッサンス等。)の駆動回路あるいは電圧印加と電圧
ゼロでオン・オフ制御する可制御スイッチング手段の駆
動回路などにも利用できる。また、出力電圧がK分の
1、出力電流がK倍になる特徴は前述した通り直接通電
加熱の分野、強磁界発生の分野、放電維持、発生の分野
などの様に低電圧、大電流が必要な時に都合が良い。さ
らに、各前記電流制限手段は前記直流電圧が出力されて
いる時その通流電流の上限を制限するものなら、抵抗と
ダイオードの直列回路、その駆動信号入力用に対を成さ
ない制御電極と主電極の間に抵抗手段あるいは定電流手
段を接続したバイポーラ・トランジスタあるいはノーマ
リィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手段、定電流手段
とダイオードの直列回路、1方向性の定電流手段、コイ
ルとダイオードの直列回路、インダクタンス手段とダイ
オードの直列回路、抵抗、そのドレインとゲート、その
バック・ゲートとソースを接続したノーマリィ・オフの
絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列接続したもの、
そのゲートとソースを接続したノーマリィ・オンのFE
TあるいはSIT2つを逆向きに直列接続したもの、双
方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手段、抵抗手段と
インダクタンス手段の直列回路、コイルあるいはインダ
クタンス手段と「前記第1の可制御スイッチング手段の
オン・オフ期間を制御する期間制御手段」を組み合わせ
たもの、又は、これらのうち少なくともいずれか2つを
組み合わせたもの等、何でも良い。
【0048】それから、非可制御スイッチング手段の例
としてダイオード、PN接合、コレクタとベースを接続
したバイポーラ・トランジスタ、アノードとカソード・
ゲート又はアノード・ゲートとカソードを接続した逆阻
止型サイリスタ、そのコレクタとゲートを接続したIG
BT、「バック・ゲートとドレイン間、バック・ゲート
とソース間それぞれに順電圧が印加されない様に各電極
電位を与え、そのドレインとゲートを接続したノーマリ
ィ・オフ型MOS・FET」、「ゲートとバック・ゲー
トをソースに接続したノーマリィ・オフ型MOS・FE
T(内蔵ダイオードの利用)」等がある。ツェナー・ダ
イオードもその逆印加電圧がそのツェナー電圧より小さ
ければ普通のダイオードと同じ働きをするので、この場
合は非可制御スイッチング手段と見なすことができる。
そして、前記第1又は第2の可制御スイッチング手段は
オン、オフ可能な可制御スイッチング手段なら半導体ス
イッチでも機械的スイッチでも電磁リレーでも何でも良
い。
【0049】
【発明を実施するための最良の形態】本発明をより詳細
に説明するために、以下添付図面に従ってこれを説明す
る。図1の実施例は第1発明の電源手段に対応し、前述
の所定数Nは2で、それぞれが前述した各構成要素と次
の様に相当する。 a) 直流電源1とメイク接点2の直列回路が前述した
直流電圧出力手段に。 b) 直流電源1が請求項3記載中の直流電源手段に。 c) メイク接点2が請求項3記載中の第(2N+1)
の可制御スイッチング手段に。 d) 3つのダイオード3が前述した(N+1)個つま
り3個の非可制御スイッチング手段に。 e) 2つのコンデンサ4が前述したN個つまり2個の
キャパシタンス手段に。 f) 4つのブレイク接点5が前述した2N個つまり4
個の可制御スイッチング手段に。 g) 1つのメイク接点2と4つのブレイク接点5をコ
イル等で電磁的にオン、オフ駆動する電磁リレー(図示
せず。)が前述した制御手段に。 h) 直流電源1、メイク接点2、3つのダイオード3
及び2つのコンデンサ4を含む閉回路が前述した閉回路
に。 i) 1つのコンデンサ4とその上下2つのブレイク接
点5の直列回路の2組が前述したN組つまり2組の直列
回路に。
【0050】図1の実施例について以下の事を付け加え
る。 a)後述する図7の実施例の様にメイク接点2にブレイ
ク接点を、各ブレイク接点5にメイク接点を1つずつ用
いた電磁リレーを使うことも可能である。この事は後述
する図5〜図6、図31、図32の各実施例についても
同様である。この様に各実施例から新しい実施例が1つ
ずつ派生する。(派生実施例) b)メイク接点2とブレイク接点5それぞれを手動で操
作する機械的なスイッチング手段を上記電磁リレーの代
わりに使っても構わない。この事は後述する図5〜図
7、図31、図32、図37の各実施例や前項a)の各
派生実施例についても同様に言え、また新しい実施例が
1つずつ派生する。(派生実施例) c)負荷41は点線で示す通り直流電源1とメイク接点
2の直列回路に並列接続されるが、点線で示したダイオ
ード6が有れば、電源電圧と逆極性の電圧だけを負荷4
1に印加できるし、平滑コンデンサを負荷41に並列接
続できる。
【0051】d)ダイオード6が有る図1の実施例を2
つ用意し、両直流電源1を共通化して1つにまとめ、両
電源手段が同一の負荷41に電力を供給する様にし、両
メイク接点2が交互にオンとなる様に各電磁リレー(図
示せず。)を制御すれば、電力を連続的に供給できる。
あるいは、その図1の実施例を3つ以上用意し、同様に
共通化して1つにまとめ、各メイク接点2のオン期間が
一部重なる様に各電磁リレーを制御すれば、より滑らか
に連続的に電力を供給できる。 e)点線で接続を示したツェナー・ダイオード7が2つ
有る場合、これらが直流電源1を短絡しない様に各ツェ
ナー電圧の大きさは電源電圧の大きさの半分より大きく
て近い値に設定される。2つのツェナー・ダイオード7
は電源電圧を等分した電圧で各コンデンサ4を充電する
ためのものである。一般にN個のコンデンサそれぞれに
ツェナー・ダイオードが同様に1つずつ並列接続される
場合各ツェナー電圧の大きさは電源電圧の大きさのN分
の1より大きくて近い値に設定される。
【0052】f)直流電源1とメイク接点2の直列回路
の代わりに直流電源1、メイク接点2及び電流制限手段
(例:抵抗、コイル、定電流手段。)の直列回路を使う
ことも可能である。電流制限手段としてコイルを使う場
合、各コンデンサ4の電圧を電源電圧まで充電可能だか
ら、電源電圧と逆極性の電圧を同じ大きさで、しかも、
大きな出力電流容量で負荷に供給することができる。こ
のとき各ツェナー・ダイオード7のツェナー電圧を2倍
にする必要がある。この事は一般にメイク接点の場合に
限らず他の可制御スイッチング手段の場合でも同じであ
る。 g)各ダイオード3をコイルで1つずつ置き換え、各コ
ンデンサ4の電圧が電源電圧の半分に成ったときメイク
接点2と各ブレイク接点5のオン、オフを切り換えれ
ば、その出力電流に各コンデンサ4の放電電流の他に各
コイルの励磁電流も加算されるので、その出力電流をよ
り大きくすることができる。この事は他の可制御スイッ
チング手段を使う場合でも同じである。
【0053】h)図1右下あるいは左上に示すブレイク
接点5のどちらか一方にスイッチを並列接続すれば、こ
のスイッチがオンのとき電源電圧は降圧されず、このス
イッチがオフのとき電源電圧は半分に降圧される。この
様にこのスイッチのオン、オフでその電圧降圧比(とい
うことは電流増大比も)を2段階で制御できる。一般に
N個のコンデンサが有る場合前述した直流電圧出力手段
の同じ側に接続され、しかも、その反対側に接続される
非可制御スイッチング手段と接続状態に有る可制御スイ
ッチング手段を除いた(N−1)個の可制御スイッチン
グ手段それぞれにスイッチを1つずつ並列接続し、これ
ら(N−1)個のスイッチのオン、オフを制御すれば、
その電圧降圧比と電流増大比をN段階で制御できる。N
の数が多いときはマルチプレクサの出力によってそれら
(N−1)個のスイッチのオン、オフを制御すれば良
い。コンピュータ制御も可能。以上c)項〜h)項の事
は第1発明全体について同様に言える。
【0054】図5の実施例は第1発明の電源手段に対応
するが、コンデンサの数が1つなので、両ブレイク接点
5がオンのとき電源電圧と同じ大きさの逆極性電圧が負
荷41供給される。(参考:特開平5−304454
号、実願平5−66165号、特願平6−313959
号) 尚、負荷41に可制御スイッチング手段を使い、その駆
動信号入力用に対を成す制御電極と主電極をこの電源手
段に接続すれば、可制御スイッチング手段の駆動回路を
構成てきる。この電源手段を含め、第1発明の電源手段
を可制御スイッチング手段の駆動回路に利用すると、直
流電源1が電圧を出力して(メイク接点2オンで)その
制御電極・主電極対に逆バイアス電圧を供給するとき、
万が一その電源電圧が変動してもコンデンサは放電しな
いので、そのオフ制御は何の影響も受けない、という利
点が有る。後述する図13の実施例で使っている両トラ
ンジスタ12の駆動回路の場合電源電圧が低下すると、
コンデンサ18が各トランジスタ12を順バイアスして
しまう。 (参考:特開平5−304453号)
【0055】図6の実施例は第1発明の電源手段に対応
し、前述したNの数は4である。図6上側、左3つのブ
レイク接点5それぞれに、もしくは、図6下側、右3つ
のブレイク接点5それぞれに前述した通りスイッチを1
つずつ並列接続して、これらのスイッチを制御すれば、
その電圧降圧比と電流増大比を4段階で制御できる。
【0056】図7に示す第1発明の電源手段の実施例で
はブレイク接点5と直流電源1の間にヒューズと電源ス
イッチが直列接続されているが、他の実施例でも必要な
ら同じ様にすれば良い。図6の実施例の様にブレイク接
点5にメイク接点を、各メイク接点2にブレイク接点を
1つずつ用いた電磁リレーを使うことも可能である。
【0057】図8に示す第1発明の電源手段の実施例で
はトランジスタ11、12は同時にオン制御されること
がない切換えスイッチング手段を構成し、トランジスタ
11がオンの時コンデンサ4がトランジスタ14を順バ
イアスする。ダイオード16が無ければコンデンサ4の
充電電流の一部がトランジスタ14のゲート逆バイアス
電流となり、トランジスタ14のターン・オフを速め
る。この様にトランジスタ12とトランジスタ11、1
4のオン、オフは正反対に制御される。Pチャネル、N
チャネルのMOS・FETを用いているが、代わりにP
チャネル、NチャネルのIGBTやノーマリィ・オフ型
SIT又はSIサイリスタを使用できる。
【0058】図9に示す第1発明の電源手段の実施例は
図8の実施例を応用し、全トランジスタ11とトランジ
スタ12のゲートが直結され、各トランジスタ11がオ
ンのとき各コンデンサ4が各トランジスタ14のゲート
の順バイアスする。各ダイオード16の両端を短絡して
全ダイオード16を取り外すと、図8の実施例で述べた
様に各トランジスタ14のターン・オフは速まるけれど
も、各コンデンサ4の充電電圧の大きさに支障が生じ
る。そこで、各ダイオード16をツェナー・ダイオード
で1つずつ置き換え、各コンデンサ4の充電電圧の大き
さが同じになる様に各ツェナー電圧の大きさを調整すれ
ば、支障無く各トランジスタ14のターン・オフを速め
ることができる。この場合図9の左側から右側へ行くに
従いツェナー電圧は小さくなる。また、図9右端のトラ
ンジスタ14を除き各トランジスタ14それぞれに前述
した通りスイッチを1つずつ並列接続して、これらのス
イッチを制御すれば、その電圧降圧比と電流増大比をコ
ンデンサ4の数だけ段階的に制御できる。あるいは、図
9右端のトランジスタ14を除き各トランジスタ14そ
れぞれを別のオン制御手段を使って各オン・オフを制御
しても構わない。
【0059】図10に示す第1発明の電源手段の実施例
ではトランジスタ11、14のオン・オフ制御などを切
換えスイッチング手段10で行う。
【0060】図11に示す第1発明の電源手段の実施例
は図10の実施例を応用している。図9の実施例の説明
で述べたツェナー・ダイオードによるターン・オフ高速
化と電圧降圧比、電流増大比の段階的制御について図1
0の実施例でも同様である。
【0061】図12、図13各図に示す第1発明の電源
手段の各実施例も可能である。図13の実施例ではトラ
ンジスタ17がトランジスタ11のオン、オフを検出
し、トランジスタ11がオンの間トランジスタ17がコ
ンデンサ18の充電と両トランジスタ12のゲート逆バ
イアスを行う。トランジスタ11と共にトランジスタ1
7がターン・オフすると、コンデンサ18が両トランジ
スタ12のゲートを順バイアスし、各コンデンサ4が各
トランジスタ19のゲートを順バイアスする。
【0062】図14、図15両図にコイル20を用いた
第1発明の電源手段の実施例を示す。t5〜t8は同じ
符号同士がそれぞれ導通状態にあり、V1〜V3は電位
の高さを示す符号であるが、この順に電位は高くなる。
各トランジスタ11とトランジスタ12の駆動動作は次
の通りである。トランジスタ21がオンの時トランジス
タ12にゲート順バイアス電圧が即ち全トランジスタ1
1にゲート逆バイアス電圧がトランジスタ12の内蔵ダ
イオードを介して印加される。同時にコンデンサ18が
両ダイオード24等を介して充電される。各ダイオード
24の順電圧がトランジスタ22、23にとってベース
逆バイアス電圧になるため、トランジスタ22、23は
オフである。その後、トランジスタ21がターン・オフ
すると、コンデンサ18がトランジスタ22、23等を
介してトランジスタ12を逆バイアスし、各トランジス
タ11を順バイアスする。トランジスタ21がオフの間
コンデンサ18に充分なバイアス・エネルギーがある限
りコンデンサ18による各バイアス作用は続く。(参
考:特開平5−304454号、実願平5−66165
号、特願平6−313959号)
【0063】それから、各トランジスタ14のターン・
オフを速くするために各トランジスタ25等がそのゲー
ト・ソース間電荷を放電するのであるが、各トランジス
タ14、25の各オン・オフしきい値電圧の関係で完全
にオフ制御できない場合もあるので、念のため各ゲート
・ソース間に抵抗を1つすづ接続してある。各コンデン
サ4が各トランジスタ14を順バイアスするときその放
電電流が各ダイオード26に生じる順電圧が各トランジ
スタ25を逆バイアスし、それをオフに保つ。以上の事
からトランジスタ21のベースに入力する制御信号によ
って全トランジスタ11、トランジスタ12及び全トラ
ンジスタ14の各オン、オフを制御できることが分か
る。
【0064】尚、図14、図15両図に示す実施例にお
いて、ダイオード6が有る時もしくトランジスタ12の
オン抵抗による電圧降下ぶん負荷41に与える供給電圧
が低下しても構わない時に電流制限用のコイル20の代
わりにトランジスタ12のオン抵抗が使えるので、コイ
ル20の両端を短絡してコイル20を取り外すこともで
きる。また、ダイオード6が有る図14、図15両図に
示す実施例を2つ用意し、各入力電源を共通化してまと
め、同一の負荷41に電力を供給する様にし、両トラン
ジスタ21のベースに無安定マルチバイブレータの様な
発振器(図示せず。)の正出力Qと補出力Qバーをそれ
ぞれ入力する様にすれば、負荷41に連続的に電力を供
給できる。この事は図8〜図9、図12〜図13の各実
施例などについも同様である。あるいは、この実施例を
3つ以上用意し、同様に共通化して1つにまとめ、各ト
ランジスタ21のオフ期間が一部重なる様に制御すれ
ば、より滑らかに連続的に電力を供給できる。さらに、
4つのコンデンサ4とコイル20の直列共振回路の半周
期以上にトランジスタ21のオン期間を設定すれば、各
部の動作が理想的なら全コンデンサ4の充電電圧の和を
(V3−V2)の電圧の2倍にできる。あるいは、その
4分の1周期にトランジスタ21のオン期間を設定すれ
ば、各部の動作が理想的なら全コンデンサ4の充電電圧
の和が(V3−V2)の電圧になる上に、全トランジス
タ11、14がオンのとき全コンデンサ4の放電電流に
加えてコイル20の電流も負荷41に供給できるため、
出力電流容量が増える。
【0065】図16、図17両図に示す第1発明の電源
手段の実施例は図14、図15両図に示す実施例を応用
したもので、t9〜t16は同じ符号同士がそれぞれ導
通状態にある。各トランジスタ19側にも各トランジス
タ11側と同様の駆動回路が使われている。このため、
各コンデンサ4の充電エネルギーは各トランジスタ19
の順バイアスに使われず、負荷41に有効的に使われ
る。
【0066】図18に示す第1発明の電源手段の実施例
では全ての可制御スイッチング手段にNチャネル型MO
S・FETを用いている。各トランジスタ11の駆動動
作は次の通りである。トランジスタ27がオンの間コン
デンサ18の充電電流と全コンデンサ4の充電電流が電
力用のツェナー・タイオード28を通じてトランジスタ
27を流れるので、ツェナー・タイオード28の順電圧
が全トランジスタ11をゲート逆バイアスする。その
後、トランジスタ27がターン・オフすると、コンデン
サ18が全トランジスタ11をゲート順バイアスする。
尚、電力用のツェナー・タイオード28の代わりに電力
用タイオードと小電力のツェナー・タイオードの並列回
路を用いても良い。また、ダイオード6の有無にかかわ
らずトランジスタ27のオン抵抗を使用しても構わない
なら、抵抗29の値はゼロで良い。(参考:特開昭54
−132727号、特開昭62−147953号、特開
昭63−299768号、特開平3−179815号、
実開平3−82931号、特開平5−15144号)
【0067】図19、図20両図に示す第1発明の電源
手段の実施例は図18の実施例を改良したもので、t1
〜t4は同じ符号同士がそれぞれ導通状態にある。3つ
のトランジスタ14とトランジスタ27の各ターン・オ
フを速めるために各ゲート・ソース間に放電用トランジ
スタ等を1つずつ設け、3つのトランジスタ11の各タ
ーン・オンを速めるためにコンデンサ18とそのゲート
の間に充電用トランジスタ30等を設けた。そして、コ
ンデンサ18を必要以上の電圧に充電する必要は無い
し、充電時のエネルギー損失を低減するために定電圧回
路を介してコンデンサ18を充電する様にした。さら
に、トランジスタ30のベースに点線で結線を示すツェ
ナー・ダイオード31とダイオード32の直列回路が有
って、そのツェナー電圧の大きさが全トランジスタ11
のゲート順バイアス電圧値に設定され、ツェナー・ダイ
オード33のツェナー電圧の大きさがそのゲート順バイ
アス電圧値より大きく、しかも、各ゲート・ソース間耐
電圧より小さく設定されている場合、全トランジスタ1
1がオン定常状態の間コンデンサ18からツェナー・ダ
イオード33に流れる電流をほとんどゼロにできるため
電流消費を節約できる。尚、ツェナー・ダイオード33
の順方向に過電流が流れない様にツェナー・ダイオード
33の代わりにツェナー・ダイオードとダイオードを逆
向きに直列接続したものを使っても構わない。
【0068】図21、図22両図に示す第1発明の電源
手段の実施例では図18の実施例で用いた各トランジス
タ11の駆動回路を各トランジスタ19側にも用いてい
る。ただし、トランジスタ12、27それぞれのゲート
・ソース間静電容量の放電を速めるために各ゲート・ソ
ース間にNチャネル又はPチャネルのノーマリィ・オン
型MOS・FETを接続している。
【0069】図23、図24両図に示す第1発明の電源
手段の実施例は図21、図22両図に示す実施例を改良
したものである。
【0070】図25の実施例は、図18の実施例を利用
しており、第1発明の電源手段、容量性負荷の駆動回路
あるいは可制御スイッチング手段の駆動回路の実施例に
対応する。しかも、ダイオード34の有無にかかわらず
ダイオード35、36が有ってトランジスタ38等が無
い場合、この実施例は条件付きながら直流電源1とスイ
ッチ端子SW1、SW2それぞれの間を絶縁できる1方
向性絶縁型スイッチング回路になる。さらに、ダイオー
ド34〜36とトランジスタ38等が有る場合、この実
施例は条件付きながら直流電源1とスイッチ端子SW
1、SW2それぞれの間を絶縁できる双方向性絶縁型ス
イッチング回路になる。
【0071】その絶縁動作は以下の通りである。トラン
ジスタ27がオンのとき直流電源1はトランジスタ37
を逆バイアスし、オフに保つから、両スイッチ端子SW
1、SW2間は双方向に不導通状態になる。このとき、
スイッチ端子SW1、SW2それぞれの電位が直流電源
1のプラス端子電位より低くならなければ、トランジス
タ37に逆方向電流は流れず、ダイオード35(、34
それぞれに)に順方向電流は流れない。従って、こうい
う条件付きながら直流電源1とスイッチ端子SW1、S
W2それぞれの間は絶縁される。一方、トランジスタ2
7がオフのとき両コンデンサ4がトランジスタ37を順
バイアスし、オンに保つから、両スイッチ端子SW1、
SW2間は1方向に導通状態になる。このとき、スイッ
チ端子SW1、SW2それぞれの電位が直流電源1のプ
ラス電源端子電位より低くならなければ、そのマイナス
電源端子に接続されるトランジスタ27に逆方向電流は
流れず、ダイオード36、3、39それぞれに順方向電
流は流れない。従って、この時もこういう条件付きなが
ら直流電源1とスイッチ端子SW1、SW2それぞれの
間は絶縁される。結局、トランジスタ27、37のオ
ン、オフ切換え時を無視すれば、こういう条件付きで直
流電源1とスイッチ端子SW1、SW2それぞれの間は
常に絶縁されることが分かる。
【0072】それから、図25の実施例が双方向性絶縁
型スイッチング回路の場合の絶縁動作も同様であるが、
ただトランジスタ37、38が同時にオン、オフし、双
方向にスイッチするだけである。(参考:特開平5−2
26998号、特開平5−268037号、特開平5−
304453〜4号、特願平6−219389号)
【0073】図26〜図28の三図を番号順に左から右
へ並べた第1発明の実施例は無条件で絶縁できる1方向
性絶縁型スイッチング回路であり、図26〜図27と、
図29、図30のどちらか一方の三図を同様に並べた第
1発明の実施例は無条件で絶縁できる双方向性絶縁型ス
イッチング回路である。そのためにトランジスタ12と
ダイオード39、40は逆阻止型の1方向性可制御スイ
ッチング手段を構成し、トランジスタ27とダイオード
39、40は逆阻止型の1方向性可制御スイッチング手
段を構成し、さらに、トランジスタ37、42とダイオ
ード34、35はオフ時に入出力間が完全に不導通とな
る1方向性スイッチを構成する。そして、図29に示す
トランジスタ37、42とブリッジ接続した4つのダイ
オードはオフ時に入出力間が完全に不導通となる双方向
性スイッチを構成し、図30に示すトランジスタ37、
42とダイオード34、35等を2つずつ組み合わせた
ものもオフ時に入出力間が完全に不導通となる双方向性
スイッチを構成する。(参考:特開平6−196991
号、特願平6−133541号)
【0074】図31の実施例ではメイク接点がオンのと
きトランジスタ43等が両コンデンサ4に流れる突入電
流を防止する。(参考:特開平4−96621号、特開
平5−15054号)
【0075】図32〜図36に示す第1発明の電源手段
の各実施例は図6、図8〜図11の各実施例において各
ダイオード3の代わりに電流制限手段として抵抗もしく
は抵抗とダイオードの直列回路を1つずつ用いたもので
ある。図37に示す第1発明の電源手段の実施例は電流
制限手段としてトランジスタで形成した負性抵抗手段を
用いたものである。
【0076】図38の実施例は第2発明の電源手段に対
応し、前述の所定数Pは任意の数で、それぞれが前述し
た各構成要素と次の様に相当する。 a)直流電源1とメイク接点2の直列回路が前述した直
流電圧出力手段に。 b)直流電源1が請求項12記載中の直流電源手段に。 c)メイク接点2が請求項12記載中の第(2P+1)
の可制御スイッチング手段に。 d)各ダイオード3が前述した(P−1)個の非可制御
スイッチング手段に。 e)各コンデンサ4が前述したP個のキャパシタンス手
段に。 f)各ブレイク接点5が前述した2P個の可制御スイッ
チング手段に。 g)1つのメイク接点2と各ブレイク接点5をコイル等
で電磁的にオン、オフ駆動する電磁リレー(図示せ
ず。)が前述した制御手段に。 h)直流電源1、メイク接点2、全てのダイオード3及
び全てのコンデンサ4を含む閉回路が前述した閉回路
に。 i)1つのコンデンサ4とその上下2つのブレイク接点
5の直列回路の各組が前述したP組の直列回路に。
【0077】図38の実施例について以下の事を付け加
える。 a)前述した図7の実施例の様にメイク接点2にブレイ
ク接点を、各ブレイク接点5にメイク接点を1つずつ用
いた電磁リレーを使うことも可能である。この様に1つ
の実施例から新しい実施例が派生する。(派生実施例) b)メイク接点2とブレイク接点5全てを同時に手動で
操作する1つの機械的なスイッチング手段を上記電磁リ
レーの代わりに使っても構わない。この様に1つの実施
例からまた新しい実施例が派生する。(派生実施例) c)平滑コンデンサを負荷41に並列接続する場合も有
る。
【0078】d)図38の実施例を2つ用意し、両電源
手段が同一の負荷41に電力を供給する様にし、両メイ
ク接点2が交互にオンとなる様に各電磁リレー(図示せ
ず。)を制御すれば、電力を連続的に供給できる。ある
いは、図38の実施例を3つ以上用意し、全電源手段が
同一の負荷41に電力を供給する様にし、各メイク接点
2の各オン期間が一部重なる様に各電磁リレーを制御す
れば、より滑らかに連続的に電力を供給できる。 e)点線で接続を示した各ツェナー・ダイオード7が有
る場合、これらが直流電源1を短絡しない様に各ツェナ
ー電圧の大きさは電源電圧の大きさをコンデンサ4の数
で割った電圧値より大きくて近い値に設定される。各ツ
ェナー・ダイオード7は電源電圧をそのコンデンサ数で
等分した電圧で各コンデンサ4を充電するためのもので
ある。一般にP個のコンデンサそれぞれにツェナー・ダ
イオードが同様に1つずつ並列接続される場合各ツェナ
ー電圧の大きさは電源電圧の大きさのP分の1より大き
くて近い値に設定される。
【0079】f)直流電源1とメイク接点2の直列回路
の代わりに直流電源1、メイク接点2及び電流制限手段
(例:抵抗、コイル、定電流手段。)の直列回路を使う
ことも可能である。電流制限手段としてコイルを使う場
合、各コンデンサ4の充電電圧を2倍に充電できる。こ
のとき各ツェナー・ダイオード7のツェナー電圧を2倍
にする必要がある。この事は一般にメイク接点の場合に
限らず他の可制御スイッチング手段を使う場合でも同じ
である。 g)各ダイオード3をコイルで1つずつ置き換え、各コ
ンデンサ4の電圧が電源電圧のP分の1に成ったときメ
イク接点2と各ブレイク接点5のオン、オフを切り換え
れば、その出力電流に各コンデンサ4の放電電流の他に
各コイルの励磁電流も加算されるので、その出力電流を
より大きくすることができる。この事は他の可制御スイ
ッチング手段を使う場合でも同じである。以上c)項〜
g)項の事は第2発明全体について同様に言える。
【0080】図39、図40両図に示す第2発明の電源
手段の実施例も可能で、各Pチャネル、各Nチャネルの
パワーMOS・FETの代わりにPチャネル、Nチャネ
ルのIGBT、ノーマリィ・オフのSIT、SIサイリ
スタ等を1つずつ用いても構わない。尚、u1〜u6の
同じ符号同士の各導線は接続状態にある。
【0081】図41の実施例は第3発明の電源手段に対
応し、前述の所定数Mは3で、それぞれが前述した各構
成要素と次の様に相当する。 a)直流電源1とスイッチ109の直列回路が前述した
直流電圧出力手段に。 b)直流電源1が請求項19記載中の直流電源手段に。 c)スイッチ109が請求項19記載中の第2の可制御
スイッチング手段に。 d)3つのコンデンサ4が前述したM個つまり3個のキ
ャパシタンス手段に。 e)2つのダイオード3が前述した(M−1)個つまり
2個の非可制御スイッチング手段に。 f)スイッチ9が前述した第1の可制御スイッチング手
段に。 g)負荷41が前述した負荷に。 h)スイッチ9と負荷41の直列回路が前述した第1の
直列回路に。 i)4つのダイオード13が前述した(M−1)個の非
可制御スイッチング手段それぞれを2つずつで挟む前述
した非可制御スイッチング手段に。 j)直流電源1、スイッチ109、3つのコンデンサ4
及び2つのダイオード3を含む閉回路が前述した閉回路
に。 k)1つのダイオード3とその上下2つのダイオード1
3の直列回路の2組が前述したM組つまり2組の直列回
路に。
【0082】その動作は次の通りである。スイッチ10
9がオンでスイッチ9がオフのとき、直流電源1が4つ
のダイオード13それぞれに逆電圧を印加してオフに保
ち、3つのコンデンサ4は2つのダイオード3を介して
直列接続状態にあるため、直流電源1が2つのダイオー
ド3を介して3つのコンデンサ4の直列回路を充電す
る。一方、スイッチ109がオフでスイッチ9がオンの
とき各コンデンサ4が各ダイオード3に逆電圧を印加し
てオフに保ち、3つのコンデンサ4は4つのダイオード
13を介し並列接続状態にあるため、3つのコンデンサ
4の並列回路が4つのダイオード13を介して負荷41
に電源電圧の3分の1の電圧を供給する。
【0083】図41の実施例について以下の事を付け加
える。 a)スイッチ109、9に図1の実施例の様にメイク接
点とブレイク接点を使っても良いし、さらに、両接点を
コイルで電磁的にオン、オフする電磁リレーを使っても
良いし、あるいは、手動で同時に両接点を操作する機械
的なスイッチング手段でも良い。 b)スイッチ109の代わりに抵抗などの電流制限手段
を使っても良いし、抵抗8又はコイル等とスイッチ10
9の直列回路を使っても良い。その代わりに抵抗を使う
場合スイッチ9がオンのとき直流電源1もその抵抗を介
して負荷41に電圧を供給するが、3つのコンデンサ4
の並列回路の電圧が支配的となる。 c)平滑コンデンサを負荷41に並列接続する場合も有
る。 d)図41の実施例を2つ用意し、両直流電源1を共通
化して1つにまとめ、両電源手段が同一の負荷41に電
力を供給する様にし、両スイッチ109それぞれが交互
にオンとなる様に制御すれば、電力を連続的に供給でき
る。あるいは、図41の実施例を3つ以上用意し、同様
に共通化して1つにまとめ、各スイッチ109の各オン
期間が一部重なる様に制御すれば、より滑らかに連続的
に電力を供給できる。 e)各コンデンサ4に図1の実施例の様にツェナー・ダ
イオードを1つずつ並列接続する場合、これらが直流電
源1を短絡しない様に各ツェナー電圧の大きさは電源電
圧の大きさの3分の1より大きくて近い値に設定され
る。3つのツェナー・ダイオードは電源電圧を3等分し
た電圧で各コンデンサ4を充電するためのものである。
一般にM個のコンデンサそれぞれにツェナー・ダイオー
ドが同様に1つずつ並列接続される場合各ツェナー電圧
の大きさは電源電圧の大きさのM分の1より大きくて近
い値に設定される。
【0084】f)図41上側もしくは下側に示す2つの
ダイオード13それぞれにスイッチを1つずつ並列接続
し、あるいは、充電するコンデンサ3の数を制御できる
位置に接続されるダイオード13それぞれにスイッチを
1つずつ並列接続し、各オン、オフを制御して直流電源
1によって充電されるコンデンサ4の数を制御すれば、
電圧降圧比と電流増大比を3分の1と3倍、2分の1と
2倍、そのままの電圧と電流、という具合に3段階で制
御できる。一般にM個のコンデンサが有る場合、同じ側
に接続される、又は、直流電源1によって充電されるコ
ンデンサ4の数を制御できる位置に接続される(M−
1)個の非可制御スイッチング手段それぞれにスイッチ
を1つずつ並列接続し、これら(M−1)個のスイッチ
のオン、オフを制御すれば、その電圧降圧比と電流増大
比をM段階で制御できる。Mの数が多いときマルチプレ
クサの出力によってそれら(M−1)個のスイッチのオ
ン、オフを制御すれば良い。コンピュータ制御も可能で
ある。 g)必要なら直流電源1の代わりに直流電源1と電源ス
イッチ又は電源ヒューズの直列回酪を使っても構わな
い。 以上a)項〜g)項の事は第3発明全体について同様に
言える。
【0085】図42の実施例は請求項22記載の第3発
明の電源手段などに対応し、切換えスイッチ10が同項
記載中の切換えスイッチング手段に相当する。直流電源
1の代わりに直流電源1と抵抗あるいはコイル等の電流
制限手段の直列回路を使う場合も有る。コイルを使う
と、動作が理想的なら各コンデンサ4の充電電圧は2倍
になる。また、切換えスイッチ10のかわりに図8中も
しくは図14中に示すトランジスタ11、12等が形成
する切換えスイッチング手段を使っても良いし、図18
中に示すトランジスタ11、27及びツェナー・ダイオ
ード28等が形成する切換えスイッチング手段を使って
も良い。さらに、3端子の切換えスイッチ10の場合直
流電源1にも負荷41にも接続状態とならないフローテ
ィング状態にできないが、フローティング状態が必要な
ら4端子の切換えスイッチを切換えスイッチ10の代わ
りに使えば良い。
【0086】図43の実施例は請求項21記載の第3発
明の電源手段などに対応し、抵抗8が同項記載中の第1
の電流制限手段に相当する。スイッチ9がオンのとき直
流電源1も抵抗8を介して負荷41に電圧を供給する
が、5つのコンデンサ4の並列回路の電圧が支配的とな
る。抵抗8の代わりにオン・オフ・スイッチを使っても
良いし、さらに、これとスイッチ9の代わりに切換えス
イッチを使っても良い。
【0087】図44の実施例は、第3発明の電源手段な
どに対応し、第1発明の様に負荷41に正電圧と逆電圧
を供給できる様にした電源手段である。
【0088】図45の実施例は、第3発明の電源手段な
どに対応し、トランジスタで形成した負性抵抗手段を使
っている。
【0089】図46の実施例は第4発明の電源手段に対
応し、前述の所定数Kは3で、それぞれが前述した各構
成要素と次の様に相当する。 a)直流電源1とスイッチ109の直列回路が前述した
直流電圧出力手段に。 b)直流電源1が請求項28記載中の直流電源手段に。 c)スイッチ109が請求項28記載中の第2の可制御
スイッチング手段に。 d)3つのコンデンサ4が前述したK個つまり3個のキ
ャパシタンス手段に。 e)2つのダイオード3が前述した(K−1)個つまり
2個の非可制御スイッチング手段に。 f)図右側1つのコンデンサ3が前述した1つのキャパ
シタンス手段に。 g)図右側1つのダイオード3が前述した1つの非可制
御スイッチング手段に。 h)図右側1つのダイオード13が前述した第K番目の
非可制御スイッチング手段に。 i)スイッチ9が前述した第1の可制御スイッチング手
段に。 j)図左側の2つのダイオード13が前述した残り(K
−2)個つまり1個の非可制御スイッチング手段それぞ
れを2つずつで挟む前述した非可制御スイッチング手段
に。 k)直流電源1、スイッチ109、3つのコンデンサ4
及び2つのダイオード3を含む閉回路が前述した閉回路
に。 l)1つのダイオード3とその上下2つのダイオード1
3の直列回路の1組が前述した(K−2)組つまり1組
の直列回路に。
【0090】その動作は次の通りである。スイッチ10
9がオンでスイッチ9がオフのとき、直流電源1が3つ
のダイオード13それぞれに逆電圧を印加してオフに保
ち、3つのコンデンサ4は2つのダイオード3を介して
直列接続状態にあるため、直流電源1が2つのダイオー
ド3を介して3つのコンデンサ4の直列回路を充電し、
同時に負荷41に電源電圧の3分の1の電圧を供給す
る。一方、スイッチ109がオフでスイッチ9がオンの
とき各コンデンサ4が各ダイオード3に逆電圧を印加し
てオフに保ち、3つのコンデンサ4は3つのダイオード
13を介して並列接続状態にあるため、3つのコンデン
サ4の並列回路が3つのダイオード13を介して負荷4
1に電源電圧の3分の1の電圧を供給する。従って、ど
ちらにしても負荷41に電源電圧の3分の1の電圧が供
給される。
【0091】図46の実施例について以下の事を付け加
える。 a)スイッチ109、9に図1の実施例の様にメイク接
点とブレイク接点を使っても良いし、さらに、両接点を
コイルで電磁的にオン、オフする電磁リレーを使っても
良いし、あるいは、手動で同時に両接点を操作する機械
的なスイッチング手段でも良い。 b)スイッチ109の代わりに抵抗などの電流制限手段
を使っても良いし、抵抗8又はコイル等とスイッチ10
9の直列回路を使っても良い。その代わりに抵抗を使う
場合スイッチ9がオンのとき直流電源1もその抵抗を介
して負荷41に電圧を供給するが、3つのコンデンサ4
の並列回路の電圧が支配的となる。 c)各コンデンサ4に図1の実施例の様にツェナー・ダ
イオードを1つずつ並列接続する場合、これらが直流電
源1を短絡しない様に各ツェナー電圧の大きさは電源電
圧の大きさの3分の1より大きくて近い値に設定され
る。3つのツェナー・ダイオードは電源電圧を3等分し
た電圧で各コンデンサ4を充電するためのものである。
一般にK個のコンデンサそれぞれにツェナー・ダイオー
ドが同様に1つずつ並列接続される場合各ツェナー電圧
の大きさは電源電圧の大きさのK分の1より大きくて近
い値に設定される。
【0092】d)3つのダイオード13それぞれにスイ
ッチを1つずつ並列接続し、あるいは、充電するコンデ
ンサ3の数を制御できる位置に接続されるダイオード1
3それぞれにスイッチを1つずつ並列接続し、各オン、
オフを制御して直流電源1によって充電されるコンデン
サ4の数を制御すれば、電圧降圧比と電流増大比を3分
の1と3倍、2分の1と2倍、そのままの電圧と電流と
いう具合に3段階で制御できる。一般にK個のコンデン
サが有る場合、同じ側に接続される、又は、直流電源1
によって充電されるコンデンサ4の数を制御できる位置
に接続される非可制御スイッチング手段それぞれにスイ
ッチを1つずつ並列接続し、これらスイッチのオン、オ
フを制御すれば、その電圧降圧比と電流増大比をK段階
で制御できる。Kの数が多いときマルチプレクサの出力
によってそれらのスイッチのオン、オフを制御すれば良
い。コンピュータ制御も可能である。 e)必要なら直流電源1の代わりに直流電源1と電源ス
イッチ又は電源ヒューズの直列回路を使っても構わな
い。 f)本実施例は第3発明と同様の働きをするが、コンデ
ンサ1つが負荷41に並列接続されているため、このコ
ンデンサが平滑コンデンサ等の役割を果たす。 g)図41と図46の両実施例を部品点数で比較する
と、ツェナー・ダイオード7を除けば、図46の実施例
の方がダイオードが1つ少ない、という利点が有る。前
項f)で述べた平滑コンデンサを事を加えるとさらに1
つ少なくなる。 以上a)項〜g)項の事は第4発明全体について同様に
言える。
【0093】図46〜図49の各実施例は、第4発明の
電源手段などに対応し、図4に示す従来回路の電圧降圧
比をさらに下げられる様にしたものである。図47〜図
48の各実施例は請求項31記載の電源手段に対応す
る。
【0094】最後に以下の事を付け加える。 a)各回路図において点線で示す各回路部品の回路記号
(例:図1のダイオード6)の意味は当然の事ながらそ
の回路部品が無い又は接続されない場合も有るし、それ
が有る又は接続される場合も有る、という意味である。
図1の各ツェナー・ダイオード7についても同じであ
る。 b)各実施例あるいは各派生実施例において、その構成
要素となる各半導体スイッチをその相補関係にある半導
体スイッチ(例:NPNトランジスタに対してPNPト
ランジスタ。)で1つずつ置き換え、方向性の有る各回
路構成手段(例:直流電源、ダイオード。)の向きを逆
にした電圧極性に関して元の実施例に対して対称関係に
有る実施例(派生実施例)ももちろん可能である。 c)第1〜第4の各発明において、「電圧がN分の1、
P分の1、M分の1あるいはK分の1になる分と逆に電
流がN倍、P倍、M倍あるいはK倍となる」という意味
は、「構成要素となる各可制御スイッチング手段のオ
ン、オフを連続的に切り換えた時に直流電源手段から入
力される平均入力電流がN倍、P倍、M倍あるいはK倍
となった平均出力電流が負荷へ出力される」という意味
である。一般的に、充電されたコンデンサの放電電流の
ピーク値などは負荷の大きさ等によっていくらでも大き
くなるが、これと意味は違う。
【0095】d)第1、第2発明は図2〜図4の各従来
技術や第3、第4発明に対して『低電圧出力時に順電圧
の大きいダイオード等の非可制御スイッチング手段を使
わずにオン電圧の小さいMOS・FET等の可制御スイ
ッチング手段を使うので、電圧降下やエネルギー損失が
小さい』という利点が有る。 e)図1、図5〜図24の各実施例においてダイオード
6が有る場合や図41〜図45の各実施例の場合、接続
する負荷に平滑コンデンサを並列接続したり、あるい
は、「その両出力端子間に1つのダイオードをダイオー
ド6と逆向きに接続し、しかもその出力電圧をコイルを
介して負荷に供給する平滑回路」を設けたり、すること
が考えられる。 f)各実施例では主スイッチに主にMOS・FETを使
用する例を示したが、それぞれの代わりに同じ順、逆バ
イアス電圧極性の半導体スイッチもしくは可制御スイッ
チング手段なら、バイポーラ・トランジスタ、IGB
T、SIT、SIサイリスタ、GTOサイリスタ、普通
のサイリスタ等、何でも使うことができる。オフ制御時
に充分な逆バイアス電圧を供給できるのなら接合型FE
T、ノーマリィ・オンのMOS・FET、IGBT、S
IT又はSIサイリスタ等、ノーマリィ・オン型可制御
スイッチング手段でも構わない。
【0096】g)図28〜図30に示す条件無し1方向
性あるいは双方向性の絶縁型スイッチング回路ではPN
P、NPNのバイポーラ・トランジスタを使用する例を
示したが、それぞれの代わりに同じ順、逆バイアス電圧
極性の半導体スイッチもしくは可制御スイッチング手段
なら、バイポーラ・トランジスタ、IGBT、SIT、
SIサイリスタ、GTOサイリスタ、普通のサイリスタ
等、何でも使うことができる。オフ制御時に充分な逆バ
イアス電圧を供給できるのなら接合型FET、ノーマリ
ィ・オンのMOS・FET、IGBT、SIT又はSI
サイリスタ等、ノーマリィ・オン型可制御スイッチング
手段でも構わない。
【0097】g)図25に示す条件付き1方向性あるい
は双方向性の絶縁型スイッチング回路を図18の電源手
段から形成できたのは以下の条件による。 1)トランジスタ27がオフのときトランジスタ27が
直流電源1のマイナス電源端子とトランジスタ37等
(負荷)の間を1方向ながら不導通状態にできること。 2)ダイオード36、3、39それぞれとダイオード3
4が直流電源1とスイッチ端子SW1の間を1方向なが
ら常に不導通状態にできること。 3)ダイオード36、3、39それぞれとダイオード3
5が直流電源1とスイッチ端子SW2の間を1方向なが
ら常に不導通状態にできること。 4)トランジスタ27がオフの間、各トランジスタ11
と各トランジスタ14それぞれを順バイアスする順バイ
アス手段(例:コンデンサ、コイル等。)を、少なくと
もトランジスタ27がオフの間直流電源1から絶縁でき
ること。ただし、ノーマリィ・オン型ならオン制御時に
ゼロ・バイアスでも良いため、ゼロ・バイアス手段
(例:放電抵抗、図14に示す放電用のトランジスタ2
5等。)をその順バイアス手段の代わりに使っても良
い。 従って、図10〜図12の各実施例の様に入力電源が順
バイアス手段となる回路からは上記の様な絶縁型スイッ
チング回路を構成することはできない。図14、図15
両図に示す実施例からは構成することはできる。
【0098】h)図26〜図30に示す条件無し1方向
性あるいは双方向性の絶縁型スイッチング回路を図21
〜図22両図あるいは図23〜図24両図の電源手段か
ら形成できたのは以下の条件による。 1)トランジスタ12がオフのときトランジスタ12及
びダイオード39、40がプラス側電源線と負荷側(1
方向又は双方向スイッチ)の間を双方向で不導通状態に
できること。 2)トランジスタ27がオフのときトランジスタ27及
びダイオード39、40がマイナス側電源線と負荷側
(1方向性又は双方向性スイッチ)の間を双方向で不導
通状態にできること。 3)トランジスタ12、27がオフの間、各トランジス
タ11と各トランジスタ19を順バイアスする各順バイ
アス手段(例:コンデンサ、コイル等。)を、少なくと
もトランジスタ12、27がオフの間入力電源から絶縁
できること。ただし、ノーマリィ・オン型ならオン制御
時に電圧ゼロ・バイアスでも良いため、電圧ゼロ・バイ
アス手段(例:放電抵抗、図14に示す放電用のトラン
ジスタ25等。)をその順バイアス手段の代わりに使っ
ても良い。 4)図28〜図30に示す1方向性、双方向性スイッチ
それぞれがオフのときその各スイッチ端子とその入力側
を双方向で不導通状態にできること。
【0099】i)ノーマリィ・オフ型で電圧ゼロ・バイ
アスでオフ状態となる1方向性、双方向性スイッチ
(例:図28〜図30に示す1方向性、双方向性スイッ
チにおいて各ベース・エミッタ間に放電抵抗や上述の放
電用トランジスタを接続したもの。)それぞれを使用す
れば、第2〜第4発明の各電源手段からも前述と同様の
条件付きあるいは条件無し1方向性あるいは双方向性の
絶縁型スイッチング回路を構成することができる。 j)第1発明の電源手段を可制御スイッチング手段の駆
動回路に利用する場合、前述した直流電圧出力手段が出
力する直流電圧をその逆バイアス電圧とすると、万が一
その直流電圧が低下しても前述したキャパシタンス手段
は放電しないので、そのオフ制御は何の影響も受けな
い、という利点が有る。 k)図5の実施例の様に正出力電圧、逆出力電圧の大き
さがほとんど同じ実施例を容量性負荷、MOS・FE
T、IGBTあるいは絶縁ゲート型半導体可制御スイッ
チ等に使うと特に都合が良い。 l)図14、15両図、図16、17両図、図23、2
4両図に示す各実施例では電流制限手段としてコイル2
0を使っているが、代わりに抵抗を使っても構わない
し、コイル20を介さずに直結する場合も有る。逆に図
12、図13、図18、図19、20両図、図21、2
2両図に示す各実施例でも抵抗29を使っているが、抵
抗ゼロの場合も有るし、その代わりにコイルを使っても
構わない。
【0100】
【先 行 技 術】
a)特公昭56−39146号 b)特公平6−6
7182号 c)昭和56年、CQ出版(株)出版の「解析パワー・
サプライ」、91〜93ページに記載の『第4章 直流
を変圧する』 d)1987年、(社)電気学会出版の「半導体電力変
換回路」、87ページに記載の『多段直並列切換チョッ
パ回路』 e)特公昭42−25142号
【0101】
【本発明者の関連出願】特開平5−304454号、実
願平5−66165号、特願平6−129467号(特
に図71、図72)、特願平6−313959号。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の1実施例を示す回路図である。
【図2〜図4】各図は、従来の電源手段の例を1つずつ
示す回路図である。
【図5〜図13】各図は、第1発明の実施例を1つずつ
示す回路図である。
【図14〜図15】両図を左右に並べて、第1発明の1
実施例を示す回路図である。
【図16〜図17】両図を上下に並べて、第1発明の1
実施例を示す回路図である。
【図18】第1発明の1実施例を示す回路図である。
【図19〜図20】両図を左右に並べて、第1発明の1
実施例を示す回路図である。
【図21〜図22】両図を左右に並べて、第1発明の1
実施例を示す回路図である。
【図23〜図24】両図を左右に並べて、第1発明の1
実施例を示す回路図である。
【図25】第1発明の1実施例を示す回路図である。
【図26〜図28】三図を順に左から右へ並べて、第1
発明の1実施例を示す回路図である。
【図29〜図30】各図は、第1発明の1実施例の負荷
となる双方向性スイッチを1つずつ示す回路図である。
【図31〜図37】各図は、第1発明の実施例を1つず
つ示す回路図である。
【図38】第2発明の1実施例を示す回路図である。
【図39〜図40】両図を左右に並べて、第2発明の1
実施例を示す回路図である。
【図41〜図45】各図は、第3発明の実施例を1つず
つ示す回路図である。
【図46〜図49】各図は、第4発明の実施例を1つず
つ示す回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/68 9184−5K H03K 17/56 D 17/687 9184−5K 17/687 E

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の所定数をNとしたときに、直流
    電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力手
    段と、その出力電圧に対して順方向に向きを揃えた(N
    +1)個の非可制御スイッチング手段と、前記(N+
    1)個の非可制御スイッチング手段それぞれの間に1つ
    ずつ接続されるN個のキャパシタンス手段で閉回路を形
    成し、各前記キャパシタンス手段を可制御スイッチング
    手段2つずつで挟んで直列接続したN組の直列回路を前
    記直流電圧出力手段に全ての前記非可制御スイッチング
    手段の陽極が同じ側に来る様に並列接続し、全ての前記
    可制御スイッチング手段を、前記直流電圧が出力されて
    いないときオン制御し、前記直流電圧が出力されている
    ときオフ制御する制御手段を設けたことを特徴とする電
    源手段。
  2. 【請求項2】 1以上の所定数をNとしたときに、直流
    電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力手
    段の両出力端子間に(N+1)個の非可制御スイッチン
    グ手段をその出力電圧に対して順方向に直列接続して閉
    回路を形成する際に前記(N+1)個の非可制御スイッ
    チング手段それぞれの間にキャパシタンス手段を1つず
    つ接続しながら前記閉回路を形成し、各前記キャパシタ
    ンス手段を可制御スイッチング手段2つずつで挟んで直
    列接続したN組の直列回路を前記両出力端子間に全ての
    前記非可制御スイッチング手段の向きを揃えて並列接続
    し、全ての前記可制御スイッチング手段を、前記直流電
    圧が出力されていないときオン制御し、前記直流電圧が
    出力されているときオフ制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とする電源手段。
  3. 【請求項3】 前記直流電圧出力手段としてオン、オフ
    可能な第(2N+1)の可制御スイッチング手段と直流
    電源手段の直列回路を用いたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の電源手段。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの前記非可制御スイッチ
    ング手段を、1方向に電流を通し、その電流に対して電
    流制限作用する1方向性の、又は、双方向の電流に対し
    て電流制限作用する双方向性の電流制限手段で置き換え
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電源手
    段。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの前記電流制限手段とし
    て、抵抗とダイオードの直列回路、その駆動信号入力用
    に対を成さない制御電極と主電極の間に抵抗手段あるい
    は定電流手段を接続したバイポーラ・トランジスタある
    いはノーマリィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手段、
    定電流手段とダイオードの直列回路、1方向性の定電流
    手段、コイルとダイオードの直列回路、インダクタンス
    手段とダイオードの直列回路、抵抗、そのドレインとゲ
    ート、そのバック・ゲートとソースを接続したノーマリ
    ィ・オフの絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列接続
    したもの、そのゲートとソースを接続したノーマリィ・
    オンのFETあるいはSIT2つを逆向きに直列接続し
    たもの、双方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手段、
    抵抗手段とインダクタンス手段の直列回路、コイルある
    いはインダクタンス手段と「前記直流電圧が出力されて
    いる期間と出力されていない期間を制御する期間制御手
    段」を組み合わせたもの、又は、これらのうち少なくと
    もいずれか2つを組み合わせたもの、を用いたことを特
    徴とする請求項4記載の電源手段。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの前記電流制限手段とし
    て、前記直流電圧が出力されていない時より出力されて
    いる時の方がその電流制限機能が小さくなる可変電流制
    限手段を用いたことを特徴とする請求項4記載の電源手
    段。
  7. 【請求項7】 前記可変電流制限手段として、負性抵抗
    手段を用いたことを特徴とする請求項6記載の電源手
    段。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
    源手段において、その印加電圧によって駆動される容量
    性負荷を前記直流電圧出力手段に並列接続したことを特
    徴とする容量性負荷の駆動回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
    源手段において、第(2N+2)の可制御スイッチング
    手段の駆動信号入力用に対を成す主電極・制御電極間に
    前記直流電圧出力手段を接続したことを特徴とする可制
    御スイッチング手段の駆動回路。
  10. 【請求項10】 複数の所定数をPとしたときに、直流
    電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力手
    段と、P個のキャパシタンス手段と、その出力電圧に対
    して順方向に向きを揃えて前記P個のキャパシタンス手
    段それぞれの間に1つずつ接続される(P−1)個の非
    可制御スイッチング手段で閉回路を形成し、各前記キャ
    パシタンス手段を可制御スイッチング手段2つずつで挟
    んで直列接続したP組の直列回路を全ての前記非可制御
    スイッチング手段の陽極が同じ側に来る様に並列接続
    し、全ての前記可制御スイッチング手段を、前記直流電
    圧が出力されていないときオン制御し、前記直流電圧が
    出力されているときオフ制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とする電源手段。
  11. 【請求項11】 複数の所定数をPとしたときに、直流
    電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力手
    段の両出力端子間にP個のキャパシタンス手段を直列接
    続して閉回路を形成する際に前記P個のキャパシタンス
    手段それぞれの間に非可制御スイッチング手段を1つず
    つその出力電圧に対して順方向に接続しながら前記閉回
    路を形成し、各前記キャパシタンス手段を可制御スイッ
    チング手段2つずつで挟んで直列接続したP組の直列回
    路を全ての前記非可制御スイッチング手段の向きを揃え
    て並列接続し、各前記可制御スイッチング手段を、前記
    直流電圧が出力されていないときオン制御し、前記直流
    電圧が出力されているときオフ制御する制御手段を設け
    たことを特徴とする電源手段。
  12. 【請求項12】 前記直流電圧出力手段としてオン、オ
    フ可能な第(2P+1)の可制御スイッチング手段と直
    流電源手段の直列回路を用いたことを特徴とする請求項
    10又は11記載の電源手段。第(2P+1)の可制御
    スイッチング手段と直流電源手段と電流制限手段の直列
    回路を用いた
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの前記非可制御スイッ
    チング手段を、1方向に電流を通し、その電流に対して
    電流制限作用する1方向性の、又は、双方向の電流に対
    して電流制限作用する双方向性の電流制限手段で置き換
    えたことを特徴とする請求項10、11又は12記載の
    電源手段。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、抵抗とダイオードの直列回路、その駆動信号入力
    用に対を成さない制御電極と主電極の間に抵抗手段ある
    いは定電流手段を接続したバイポーラ・トランジスタあ
    るいはノーマリィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手
    段、定電流手段とダイオードの直列回路、1方向性の定
    電流手段、コイルとダイオードの直列回路、インダクタ
    ンス手段とダイオードの直列回路、抵抗、そのドレイン
    とゲート、そのバック・ゲートとソースを接続したノー
    マリィ・オフの絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列
    接続したもの、そのゲートとソースを接続したノーマリ
    ィ・オンのFETあるいはSIT2つを逆向きに直列接
    続したもの、双方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手
    段、抵抗手段とインダクタンス手段の直列回路、コイル
    あるいはインダクタンス手段と「前記直流電圧が出力さ
    れている期間と出力されていない期間を制御する期間制
    御手段」を組み合わせたもの、又は、これらのうち少な
    くともいずれか2つを組み合わせたもの、を用いたこと
    を特徴とする請求項13記載の電源手段。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、前記直流電圧が出力されていない時より出力され
    ている時の方がその電流制限機能が小さくなる可変電流
    制限手段を用いたことを特徴とする請求項13記載の電
    源手段。
  16. 【請求項16】 前記可変電流制限手段として、負性抵
    抗手段を用いたことを特徴とする請求項15記載の電源
    手段。
  17. 【請求項17】 3以上の所定数をMとしたときに、直
    流電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力
    手段と、M個のキャパシタンス手段と、その直流電圧に
    対して順方向に向きを揃えて前記M個のキャパシタンス
    手段それぞれの間に1つずつ接続される(M−1)個の
    非可制御スイッチング手段で閉回路を形成し、オン、オ
    フ可能な第1の可制御スイッチング手段と負荷を直列接
    続した第1の直列回路を前記直流電圧出力手段に並列接
    続し、各前記非可制御スイッチング手段を非可制御スイ
    ッチング手段2つずつでその向きに揃えて挟む様に直列
    接続した(M−1)組の直列回路を前記直流電圧出力手
    段にその直流電圧に対して逆方向に並列接続したことを
    特徴とする電源手段。
  18. 【請求項18】 3以上の所定数をMとしたときに、直
    流電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力
    手段とM個のキャパシタンス手段を直列接続して閉回路
    を形成する際に前記M個のキャパシタンス手段それぞれ
    の間に非可制御スイッチング手段を1つずつその直流電
    圧に対して順方向に接続しながら前記閉回路を形成し、
    オン、オフ可能な第1の可制御スイッチング手段と負荷
    を直列接続した第1の直列回路を前記直流電圧出力手段
    に並列接続し、前記直流電圧出力手段に(M−1)個の
    前記非可制御スイッチング手段を並列接続して並列回路
    を形成する際に各前記非可制御スイッチング手段を非可
    制御スイッチング手段2つずつでその向きに揃えて挟む
    様に直列接続した(M−1)組の直列回路を前記直流電
    圧に対して逆方向に接続しながら前記並列回路を形成し
    たことを特徴とする電源手段。
  19. 【請求項19】 前記直流電圧出力手段としてオン、オ
    フ可能な第2の可制御スイッチング手段と直流電源手段
    の直列回路を用いたことを特徴とする請求項17又は1
    8記載の電源手段。
  20. 【請求項20】 前記第2の可制御スイッチング手段を
    第1の電流制限手段と前記第2の可制御スイッチング手
    段の直列回路で置き換えたことを特徴とする請求項19
    記載の電源手段。
  21. 【請求項21】 前記第2の可制御スイッチング手段を
    第1の電流制限手段で置き換えたことを特徴とする請求
    項19記載の電源手段。
  22. 【請求項22】 前記第1、第2の可制御スイッチング
    手段を1つの切換えスイッチング手段で置き換えたこと
    を特徴とする請求項19又は20記載の電源手段。
  23. 【請求項23】 最初に記した(M−1)個の非可制御
    スイッチング手段の少なくとも1つを、1方向に電流を
    通し、その電流に対して電流制限作用する1方向性の、
    又は、双方向の電流に対して電流制限作用する双方向性
    の電流制限手段で置き換えたことを特徴とする請求項1
    7〜22のいずれか1項に記載の電源手段。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、抵抗とダイオードの直列回路、その駆動信号入力
    用に対を成さない制御電極と主電極の間に抵抗手段ある
    いは定電流手段を接続したバイポーラ・トランジスタあ
    るいはノーマリィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手
    段、定電流手段とダイオードの直列回路、1方向性の定
    電流手段、コイルとダイオードの直列回路、インダクタ
    ンス手段とダイオードの直列回路、抵抗、そのドレイン
    とゲート、そのバック・ゲートとソースを接続したノー
    マリィ・オフの絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列
    接続したもの、そのゲートとソースを接続したノーマリ
    ィ・オンのFETあるいはSIT2つを逆向きに直列接
    続したもの、双方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手
    段、抵抗手段とインダクタンス手段の直列回路、コイル
    あるいはインダクタンス手段と「前記直流電圧が出力さ
    れている期間と出力されていない期間を制御する期間制
    御手段」を組み合わせたもの、又は、これらのうち少な
    くともいずれか2つを組み合わせたもの、を用いたこと
    を特徴とする請求項20、21又は23記載の電源手
    段。
  25. 【請求項25】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、前記直流電圧が出力されていない時より出力され
    ている時の方がその電流制限機能が小さくなる可変電流
    制限手段を用いたことを特徴とする請求項20、21又
    は23記載の電源手段。
  26. 【請求項26】 前記可変電流制限手段として、負性抵
    抗手段を用いたことを特徴とする請求項25記載の電源
    手段。
  27. 【請求項27】 3以上の所定数をKとしたときに、直
    流電圧を出力したり、しなかったりできる直流電圧出力
    手段と、K個のキャパシタンス手段と、その出力電圧に
    対して順方向に向きを揃えて前記K個のキャパシタンス
    手段それぞれの間に1つずつ接続される(K−1)個の
    非可制御スイッチング手段で閉回路を形成し、前記直流
    電圧出力手段の一端に接続される1つの前記キャパシタ
    ンス手段およびこのキャパシタンス手段と接続される1
    つの前記非可制御スイッチング手段の接続点と前記直流
    電圧出力手段の他端の間にオン、オフ可能な第1の可制
    御スイッチング手段を接続し、その1つの非可制御スイ
    ッチング手段の前記接続点と反対側の一端と前記直流電
    圧出力手段の一端の間にその1つの非可制御スイッチン
    グ手段と向きを揃えて第K番目の非可制御スイッチング
    手段を接続し、残り(K−2)個の前記非可制御スイッ
    チング手段それぞれを非可制御スイッチング手段2つず
    つで向きを揃えて挟む様に直列接続した(K−2)組の
    直列回路を前記直流電圧出力手段に逆向きに並列接続し
    たことを特徴とする電源手段。
  28. 【請求項28】 前記直流電圧出力手段としてオン、オ
    フ可能な第2の可制御スイッチング手段と直流電源手段
    の直列回路を用いたことを特徴とする請求項27記載の
    電源手段。
  29. 【請求項29】 前記第2の可制御スイッチング手段を
    第1の電流制限手段と前記第2の可制御スイッチング手
    段の直列回路で置き換えたことを特徴とする請求項28
    記載の電源手段。
  30. 【請求項30】 前記第2の可制御スイッチング手段を
    第1の電流制限手段で置き換えたことを特徴とする請求
    項28記載の電源手段。
  31. 【請求項31】 前記第1、第2の可制御スイッチング
    手段を1つの切換えスイッチング手段で置き換えたこと
    を特徴とする請求項28又は29記載の電源手段。
  32. 【請求項32】 最初に記した(K−1)個の非可制御
    スイッチング手段の少なくとも1つを、1方向に電流を
    通し、その電流に対して電流制限作用する1方向性の、
    又は、双方向の電流に対して電流制限作用する双方向性
    の電流制限手段で置き換えたことを特徴とする請求項2
    7〜31のいずれか1項に記載の電源手段。
  33. 【請求項33】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、抵抗とダイオードの直列回路、その駆動信号入力
    用に対を成さない制御電極と主電極の間に抵抗手段ある
    いは定電流手段を接続したバイポーラ・トランジスタあ
    るいはノーマリィ・オフのSIT、1方向性の抵抗手
    段、定電流手段とダイオードの直列回路、1方向性の定
    電流手段、コイルとダイオードの直列回路、インダクタ
    ンス手段とダイオードの直列回路、抵抗、そのドレイン
    とゲート、そのバック・ゲートとソースを接続したノー
    マリィ・オフの絶縁ゲート型FET2つを逆向きに直列
    接続したもの、そのゲートとソースを接続したノーマリ
    ィ・オンのFETあるいはSIT2つを逆向きに直列接
    続したもの、双方向性の抵抗手段、双方向性の定電流手
    段、抵抗手段とインダクタンス手段の直列回路、コイル
    あるいはインダクタンス手段と「前記直流電圧が出力さ
    れている期間と出力されていない期間を制御する期間制
    御手段」を組み合わせたもの、又は、これらのうち少な
    くともいずれか2つを組み合わせたもの、を用いたこと
    を特徴とする請求項29、30又は32記載の電源手
    段。
  34. 【請求項34】 少なくとも1つの前記電流制限手段と
    して、前記直流電圧が出力されていない時より出力され
    ている時の方がその電流制限機能が小さくなる可変電流
    制限手段を用いたことを特徴とする請求項29、30又
    は32記載の電源手段。
  35. 【請求項35】 前記可変電流制限手段として、負性抵
    抗手段を用いたことを特徴とする請求項34記載の電源
    手段。
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JP7335633A Pending JPH09182414A (ja) 1995-10-19 1995-11-17 電源手段、容量性負荷の駆動回路、 可制御スイッチング手段の駆動回路、 及び、電源手段

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JP (1) JPH09182414A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003644A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 いすゞ自動車株式会社 自動車用二電源装置

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JP2015003644A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 いすゞ自動車株式会社 自動車用二電源装置

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