JPH09181705A - Rz信号を用いた波長多重光通信方法、rz信号を用いた波長多重光送信装置、及びrz信号を用いた波長多重光通信システム - Google Patents

Rz信号を用いた波長多重光通信方法、rz信号を用いた波長多重光送信装置、及びrz信号を用いた波長多重光通信システム

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JPH09181705A
JPH09181705A JP7337091A JP33709195A JPH09181705A JP H09181705 A JPH09181705 A JP H09181705A JP 7337091 A JP7337091 A JP 7337091A JP 33709195 A JP33709195 A JP 33709195A JP H09181705 A JPH09181705 A JP H09181705A
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JP
Japan
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signal light
signal
wavelength
division multiplexing
optical
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JP7337091A
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Akira Sugiyama
晃 杉山
Izumi Yokota
泉 横田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2543Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to fibre non-linearities, e.g. Kerr effect
    • H04B10/2557Cross-phase modulation [XPM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0221Power control, e.g. to keep the total optical power constant
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/08Time-division multiplex systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本の光ファイバ上で複数の波長を用いて複
数チャネルのデータを伝送する波長多重光通信技術に関
し、相互位相変調による問題点、プリエンファシスにお
ける問題点(波長間隔の問題点も含む)、システムのエ
ージング及びケーブルの割り入れ修理による問題点、及
び波長多重によるSNRの劣化の問題点を全て同時に解
決することにある。 【解決手段】 伝送符号化形式としてRZ信号形式が採
用されることにより、相互位相変調効果が抑制される。
各信号光のデューティーがディジタル信号処理段で可変
させられることにより、光中継器において各信号光の平
均パワーが一定になるように制御される結果、各信号光
のピークパワーが可変させられる。この結果、各信号光
の伝送特性を可変することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1本の光ファイバ上で
複数の波長を用いて複数チャネルのデータを伝送する波
長多重光通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、EDF(エルビウム・ドープト・
ファイバ)等の光ファイバを用い光増幅及び光中継を行
ってディジタルデータを伝送する光通信方式が実現され
てきている。従来の1波のみの信号光の光増幅中継シス
テムでは、伝送符号化形式がNRZ(ノン・リターン・
ゼロ)信号の形式とされ、伝送路にDSFファイバ(分
散シフトファイバ)を使用し、負の分散波長を用い、最
適な分散マネジメントを行うことにより、ディジタルデ
ータが伝送されていた。まず、これらの基礎技術につき
以下に説明する。
【0003】図8に示されるように、光ファイバにはゼ
ロ分散波長が存在する。これは、信号の遅延時間が0と
なるような波長である。信号光を伝送する光ファイバと
して一般的なDSFファイバにおいては、ゼロ分散波長
が1.5625μm となる。光ファイバ上の信号の波長に対す
る遅延時間の関係を示す分散特性は、図8に示されるよ
うに、ゼロ分散波長を極小値とする2次曲線特性を有す
る。そして、DSFファイバにおいては、ゼロ分散波長
よりも短い1.5585μm 程度の波長が、信号光波長として
使用される。この場合、上記信号光波長付近の分散特性
は、信号光の波長が長くなると遅延時間が減少し波長が
短くなると遅延時間が増加するような、負の分散特性と
なる。この分散値は、上記信号光波長において、-0.3ps
ec/nm/km(ピコ秒/ナノメータ/キロメータ)程度であ
る。即ち、上記信号光波長を有する信号光がDSFファ
イバ上を1000km伝送される場合において、信号光の波長
が信号光波長から1nm増加した場合は、信号光は-300ps
ec遅延することになる。
【0004】一方、図9に示されるようなディジタル信
号が直接変調されて得られる信号光が光ファイバ上を伝
送される場合、信号光は、常に信号光波長で伝送される
訳ではなく、図10に示されるように、信号光波長を中
心として所定の分散をもって伝送される。
【0005】従って、信号光がDSFファイバのような
光ファイバ上を上述したような信号光波長を中心として
伝送されると、信号光波長を中心とする信号光を構成す
る各波長の成分毎に光の到達速度が異なる結果となり、
受信側において信号光の波形のなまり等の劣化を生じる
ことになる。
【0006】遅延が生じないように信号光を伝送するた
めには、理論的にはゼロ分散波長で信号光を伝送すれば
よいが、DSFファイバでは、4光波混合や光パラメト
リックと呼ばれる非線形効果によって、ゼロ分散波長に
おいて雑音が最大に増加されてしまう特性を有し、ま
た、モジュレーションインスタビリティと呼ばれる非線
形効果によって、正の分散波長において雑音が急激に増
幅されてしまう特性も有している。そのため、信号光は
一般に負の分散波長で伝送されることになる。
【0007】そこで、負の分散波長における信号遅延を
補償するために、従来、分散マネージメントという技術
が用いられている。分散マネージメントとは、DSFフ
ァイバの一定長毎に、シングルモードファイバであるD
CF(分散補償ファイバ)を挿入することにより、図1
1に示されるように、信号光波長を中心とする一定の波
長範囲において、遅延時間が0になるように補償する技
術である。
【0008】より具体的には、図12に示されるよう
に、DSFファイバ上において、信号光は、信号光波長
付近において(*)に示されるような波長の広がりを有
する。この場合、前述したように、DSFファイバのゼ
ロ分散波長は1.5625μm であって、信号光波長は1.5585
μm 程度であるため、信号の波長に対する遅延時間の関
係を示す分散特性は、負の分散特性となる。一方、DC
Fファイバのゼロ分散波長は1.31μm 程度であって、信
号光波長1.5585μm はDCFファイバのゼロ分散波長1.
31μm よりも長くなるため、図12に示されるように、
DCFファイバ上での上記信号光波長における分散特性
は、信号光の波長が長くなると遅延時間が増加し波長が
短くなると遅延時間が減少するような、正の分散特性と
なる。従って、DSFファイバの一定長毎にDCFファ
イバが挿入されることによって、DSFファイバによる
負の分散特性がDCFファイバによる正の分散特性によ
ってキャンセルされ、信号光波長を中心とする一定の波
長範囲において、遅延時間が0になるような補償が実現
される。この場合に、DSFファイバ上での上記信号光
波長付近での分散値は-0.3psec/nm/km程度であり、一
方、DCFファイバ上での上記信号光波長付近での分散
値は+20psec/nm/km 程度であるため、挿入されるDCF
ファイバの長さはDSFファイバの長さに比較して短く
てよい。
【0009】以上説明した光増幅中継技術を基礎とし
て、近年、伝送容量の増加に伴い、光増幅中継システム
の利点の1つであるビットレートフリー特性を利用し
て、既存の伝送路を流用し端局構成のみを変更すること
により、1本の光ファイバ上で複数の波長を用いて複数
チャネルのディジタルデータを伝送する波長多重方式が
実用化されようとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既存の伝送路
上で波長多重伝送方式を実現する場合には、以下に示す
ような問題点が存在する。問題点1:相互位相変調による問題点 まず、一般に、光ファイバ上を1つの信号光が伝送され
る場合に、自己の信号光の強度変化が自己の信号光の位
相変化を生じさせる結果、信号光波長の分散が大きくな
る、自己位相変調(Self Phase Modulation )と呼ばれ
る効果が存在する。この効果により生じる分散は、前述
した最適な分散マネジーメントによって補償することが
できる。
【0011】更に、複数の信号光が波長多重伝送される
場合には、相互位相変調( CrossPhase Modulation)と
呼ばれる効果が発生することが知られている。今、図1
3(a) に示されるように、波長λ1 の信号光と波長λ2
の信号光とが多重伝送される場合に、光ファイバ内での
2つの信号光の伝送速度は異なるため、それらの位相は
一般に同期しない。この場合に、図13(b) に示される
ように、波長λ2 の信号光の強度変化が波長λ1 の信号
光の位相変化を生じさせ、逆に、波長λ1 の信号光の強
度変化が波長λ2 の信号光の位相変化を生じさせるとい
う、相互位相変調が発生する。この結果、2つの信号光
の受信時のスペクトルは、図13(c)に示されるよう
に、図13(a) に示される送信時のスペクトルに比較し
て、広がってしまい、信号光の波形が劣化することにな
る。この相互位相変調効果は、複数の信号光間で同一レ
ベルの信号成分が重なる確立の高いNRZ信号を用いた
波長多重伝送において、特に顕著に発生する。
【0012】従って、既存の伝送路上で波長多重伝送方
式を実現する場合に、上述の問題点1をいかに克服する
かが課題となる。問題点2:プリエンファシスにおける問題点 波長多重伝送が行われる場合に、光中継器において信号
光の利得がその波長に依存するという、セルフフィルタ
リング効果によって、伝送後の各チャネルの信号光にお
いて伝送特性の違いが生じる。今、図14(a) に示され
るような、光送信器(OS:Optical Sender)140
1、光中継器1402、光受信器(OR:Optical Rece
iver)1403、及び光ファイバ1404からなる光通
信システムを考える。このシステムにおいて、図14
(b) の送信スペクトルとして示されるように、各チャネ
ル間でレベルが同じで波長が異なる複数の信号光が光送
信器1401から送信された場合に、それらの信号光が
光ファイバ及び光中継器1402を伝送される途中にお
いて図14(c) のスペクトル中の斜線部として示される
雑音成分が重畳されることと上述のセルフフィルタリン
グ効果によって、図14(d) のスペクトルとして示され
るように、光受信器1403においては、受信された各
チャネルの信号光のレベルが異なってしまう。
【0013】このような問題点を解決する技術として、
受信時の光レベルが一定となるように予め光レベルに差
をもたせて波長が異なる複数の信号光を送信するプリエ
ンファシスという技術が知られている。即ち、図14
(a) と同様の図15(a) に示されるような光通信システ
ムにおいて、図15(b) の送信スペクトルとして示され
るように、各チャネル間で光レベルに差がもたせられ波
長が異なる複数の信号光が光送信器1401から送信さ
れることにより、光ファイバ及び光中継器1402を伝
送される途中においてそれらの信号光のスペクトルが図
15(c) に示されるように変化し、光受信器1403に
おいては、受信された各チャネルの信号光のレベルが揃
う結果となる。
【0014】しかし、従来のNRZ信号を用いた波長多
重伝送において上述のプリエンファシスが行われる場
合、光送信器1401の光出力に上限があるため、伝送
後の光レベルを全ての信号波長で同じにしようとする
と、波長によっては出力パワーをさげなくてはならな
い。今、図14(a) と同様の図16(a) に示されるよう
な光通信システムにおいて、波長がそれぞれλ1
λ2 、λ3 、及びλ4 である4種類の信号光が多重伝送
される場合に、前述したプリエンファシスが行われなけ
れば、光送信器1401において、それぞれの信号光の
ピークパワー(PPEAK)は例えば+1dBm に設定され
る。しかし、この場合には、図16(b) に示されるよう
に、光受信器1403において、例えば波長λ1 及びλ
4 の各信号光のレベルが減少してしまって、それらの信
号光のSNR(信号対雑音比)が低下してしまう。一
方、前述したプリエンファシスが行われる場合は、図1
6(c) に示されるように、光送信器1401において、
例えば波長λ2 及びλ3 の各信号光のピークパワーが0.
5dBmに設定される。この結果、図16(c) に示されるよ
うに、光受信器1403において、波長λ1 〜λ4 の各
信号光のレベルが揃うが、そのレベルは低いものとなっ
てしまう。この結果、波長λ1 〜λ4 の全ての信号光に
おいて、各信号光のレベルと雑音レベルとの差が小さく
なってしまい、全ての信号光のSNR(信号対雑音比)
が低下してしまう。問題点3:波長間隔が狭められた場合の問題点 上述した問題点2は、使用波長帯域が広いほど前述した
セルフフィルタリング効果が顕著になる。このために、
使用波長帯域を、図17(a) に示される例えば4.0nm か
ら図17(b) に示される2.0nm というように、狭める必
要が生じる。これによって、ある程度セルフフィルタリ
ング効果を弱めることができ、前述したプリエンファシ
スが行われても、各信号光のSNRの低下を抑制するこ
とができる。
【0015】しかし、使用波長帯域が狭められると、今
度は光ファイバの非線形効果の影響が増大し、信号光の
伝送特性が著しく劣化してしまうという問題点が生じ
る。また、近接する波長のクロストークを抑制するため
に、光受信器において狭帯域の光フィルタを使用しなけ
ればならず、信号光波長の経時変動に対応できる波長追
従型フィルタの開発、光送信器の波長固定技術の開発等
の新技術の開発が必要となってしまうという問題点を有
している。問題点4:システムのエージング及びケーブルの割り入
れ修理による問題点 従来から、光通信システムのエージング(経年変化)、
光ファイバケーブルの割り入れ修理等によって、スパン
ロスの増加及び光中継器の出力低下等が生じ、伝送特性
が劣化することが知られている。そのために、光通信シ
ステムの設計時に、エージングやケーブルの割り入れ修
理等のためのマージンを考慮する必要があり、光ファイ
バの中継間隔を制限する要因の1つとなっていた。問題点5:波長多重によるSNRの劣化の問題点 問題点2でも言及したが、既に敷設されている既存の光
通信システムが、波長多重方式によってアップグレード
される場合に、特に海底中継システム等の光中継器にお
いては、一般に平均パワーに基づいてALC制御(自動
レベル制御)が行われため、その出力パワーは一定とな
る。従って、このような光中継器を含む海底中継システ
ム等においては、光中継器の出力を容易に変更すること
ができないため、多重される波長数に応じて1波当たり
の光の平均パワーを下げて伝送する必要が生じる。例え
ば、既存の光通信システムが、図18(a) に示されるよ
うに、伝送速度が5Gb/s(ギガビット/秒)のディジタ
ル信号が、NRZ信号の伝送符号化形式で、ピークパワ
ー(Ppeak)が+7dBm 、平均パワー(Pave )が+4
dBm の1波の信号光により伝送されているとする。そし
て、この光通信システムが、図18(b) に示されるよう
に、それぞれ伝送速度が5Gb/sの4種類のディジタル信
号が、NRZ信号の伝送符号化形式で、4波の信号光に
より波長多重伝送される場合には、合計の平均パワーが
+4dBm になるように、1波あたり信号光ではピークパ
ワーを+1dBm 、平均パワーを−2dBm に抑制する必要
が生じる。
【0016】この結果、1波当たりのSNRが劣化し、
要請される伝送特性を確保できなくなってしまうという
問題点が生じる。上述の問題点のうち、問題点1を解決
するための技術として、光ファイバの正の分散波長領域
において雑音の発生が少なくかつ分散も小さい領域が存
在することに着目することによって、信号光を正の分散
波長で伝送すると共に、その信号光の伝送符号形式をR
Z(リターン・ゼロ)信号としたソリトン伝送方式と呼
ばれる伝送方式が提案されている。
【0017】まず、RZ信号は、NRZ信号に比較し
て、実効伝送速度が高くなるため、性能の高い通信機器
を要求する。このため、従来の光通信システムにおいて
はNRZ信号の方が利用されていたが、近年では、性能
の高い機器が容易に提供されるようになってきたため、
RZ信号の利用が可能になりつつある。
【0018】前述したように、波長多重伝送にNRZ信
号が使用された場合、図19(a) に示されるように、複
数の信号光間で同一レベルの信号成分が重なる確立が高
いため、相互位相変調効果が顕著に発生する。これに対
して、波長多重伝送にRZ信号が使用された場合、図1
9(b) に示されるように、複数の信号光間で同一レベル
の信号成分が重なる確立が低くなるため、相互位相変調
効果を抑制することができる。また、NRZ信号では、
図20(a) のアイパターンからわかるように、論理レベ
ル“1”が連続する部分が存在するため、アイが狭くな
り、符号間干渉を起こしやすいのに対して、RZ信号で
は、図20(b) のアイパターンからわかるように、論理
レベル“1”が連続する部分が存在しないため、アイが
広く、符号間干渉を起こしにくいという特徴も有する。
ソリトン伝送方式は、このような特性を有するRZ信号
によって直接変調された信号光を正の分散波長で伝送す
る方式である。
【0019】しかし、上述のソリトン伝送方式では、既
存の光ファイバを流用することができないため、従来の
光ファイバを全て交換する必要が生じる。このため、こ
の方式による光通信システムの敷設に大きなコストがか
かるという問題点を有している。
【0020】本発明の課題は、相互位相変調による問題
点、プリエンファシスにおける問題点(波長間隔の問題
点も含む)、システムのエージング及びケーブルの割り
入れ修理による問題点、及び波長多重によるSNRの劣
化の問題点を全て同時に解決することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、1本の光ファ
イバ上で複数の波長の信号光を用いて複数チャネルのデ
ータを伝送する波長多重光通信方法、又はそれと同等の
機能を有する装置若しくはシステムを前提とする。
【0022】本発明の第1の態様では、各信号光の伝送
符号化形式がリターン・ゼロ形式とされ、各信号光のデ
ューティーが可変させられることにより、各信号光の伝
送特性が可変させられる。
【0023】上述した本発明の第1の態様の構成によ
り、相互位相変調効果を抑制することができると共に、
既存の光ファイバ及び光中継器を交換することなく端局
装置の変更だけで、各信号光の平均パワーを変更するこ
となく各信号光の伝送特性を可変することが可能とな
る。
【0024】本発明の第2の態様では、各信号光の伝送
符号化形式がリターン・ゼロ形式とされ、各信号光のパ
ワー及びデューティーが可変させられることにより、各
信号光の伝送特性が可変させられる。
【0025】上述した本発明の第2の態様の構成によ
り、本発明の第1の態様の特徴に加えて、更に精密な伝
送特性の可変が可能となる。本発明の第3の態様では、
各信号光の伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式とさ
れ、各信号光のデューティーが可変させられることによ
り、各信号光のプリエンファシスが行われる。
【0026】上述した本発明の第3の態様の構成によ
り、各信号光のデューティーを可変するだけで各信号光
の平均パワーを変更することなく各信号光のプリエンフ
ァシスを行うことが可能となり、SNR特性に優れた光
通信が可能となる。
【0027】また、使用波長帯域を狭める必要もなくな
るため、使用波長帯域が狭められることによる光ファイ
バの非線形効果の影響の増大もなく、また、光受信器に
おいて狭帯域の波長追従型光フィルタを使用する必要も
ない。
【0028】本発明の第4の態様では、各信号光の伝送
符号化形式がリターン・ゼロ形式とされ、各信号光のパ
ワー及びデューティーが可変させられことにより、各信
号光のプリエンファシスが行われる。
【0029】上述した本発明の第4の態様の構成によ
り、本発明の第3の態様の特徴に加えて、更に精密なプ
リエンファシスが可能となる。本発明の第5の態様で
は、各信号光の伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式と
され、各信号光のデューティーが可変させられることに
より、各信号光の伝送特性の経年変化又はケーブル修理
による劣化が補償される。
【0030】上述した本発明の第5の態様の構成によ
り、信号光のデューティーを可変するだけで、光ファイ
バケーブルの割り入れ修理による各信号光のレベルの低
下や、光通信システムのエージング(経年変化)による
光中継器の出力の低下等に対応することができる。
【0031】本発明の第6の態様では、既存の光通信シ
ステムがアップグレードされる場合に、各信号光の伝送
符号化形式がリターン・ゼロ形式とされ、波長多重され
る各信号光の数に応じて各信号光のデューティーが可変
させられることにより、各信号光の伝送特性が調整され
る。
【0032】上述した本発明の第6の態様の構成によ
り、信号光のデューティーを可変するだけで、既存の光
通信システムをアップグレードすることが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1〜図4は、
本発明の実施の形態の基本原理を示す原理説明図であ
る。
【0034】図1(a) に示されるように、光送信器(O
S:Optical Sender)101、光中継器102、光受信
器(OR:Optical Receiver)103、及び光ファイバ
104からなる光通信システムを考える。
【0035】本実施の形態における波長多重方式による
信号光の光増幅中継システムでは、伝送符号化形式とし
てRZ(リターン・ゼロ)信号の形式を使用し、伝送路
に既存のDSFファイバ(分散シフトファイバ)を使用
し、負の分散波長を用い、図8〜図12で説明した最適
な分散マネジメントを行うことを前提とする。
【0036】まず、RZ信号形式の採用により、図19
(b) を用いて前述したように、複数の信号光間で同一レ
ベルの信号成分が重なる確立が低くなることによる相互
位相変調効果の抑制が実現される。
【0037】次に、本実施の形態では、既存の海底中継
システム等を流用することから、光中継器102では一
般に平均パワーに基づいてALC制御(自動レベル制
御)が行われ、その出力パワーは一定であることを前提
とする。
【0038】そして、本実施の形態では、その最大の特
徴として、ディジタル信号処理段で信号のデューティー
を可変することにより、光中継器102において信号光
の平均パワーが一定になるように制御される結果、信号
光のピークパワーを可変可能とすることを特徴とする。
【0039】まず、光中継器102における前述したセ
ルフフィルタリング効果により、光ファイバ104上を
波長多重伝送され光受信器103において受信された4
種類の信号光の波長がそれぞれλ1 、λ2 、λ3 、及び
λ4 である場合において、プリエンファシスが行われな
い場合に、波長λ1 及びλ4 の各信号光のレベルが、波
長λ2 及びλ3 の各信号光のレベルより低くなる場合に
は、図1(b) に示されるように、光送信器101におい
て、波長λ1 及びλ4 の信号光のデューティーがディジ
タル信号処理段で減少させられると共に、それぞれの信
号光のピークパワー(PPEAK)は例えば+1dBm に設定
される。
【0040】その後、光ファイバ104に送出された4
波からなる波長多重信号光が、各光中継器102におい
て、信号光の平均パワーが一定になるようにALC制御
されながら増幅中継される。この結果、セルフフィルタ
リング効果が発生しないと仮定した場合は、図1(c) に
示されるように、波長λ1 及びλ4 の各信号光のピーク
パワーは、波長λ2 及びλ3 の各信号光のピークパワー
よりも大きくなることになり、実際にセルフフィルタリ
ング効果が発生すると、上述のピークパワーの差がその
効果によって相殺される。これにより、図1(d) に示さ
れるように、光受信器103が受信する波長λ1 及びλ
4 の各信号光のピークパワーと波長λ2及びλ3 の各信
号光のピークパワーが揃う結果となる。
【0041】従って、図2に示されるように、光受信器
103による各信号光の受信時に、各信号のSNRの劣
化を抑制することができる。また、使用波長帯域を図2
に示される例えば4.0nm よりも狭める必要はなくなるた
め、使用波長帯域が狭められることによる光ファイバの
非線形効果の影響の増大もなく、また、光受信器103
において狭帯域の波長追従型光フィルタを使用する必要
もない。
【0042】なお、デューティーが可変されても信号の
タイミングはずれないため、問題は発生しない。以上の
原理により、前述した問題点1、2、及び3が同時に解
決される。
【0043】次に、図3(b) に示されるように、例えば
光ファイバケーブルの割り入れ修理によって、波長多重
伝送される例えば波長λ1 及びλ2 の各信号光のレベル
が低下しSNRが劣化した場合には、図3(c) に示され
るように、光送信器101において、波長多重される全
ての信号光のデューティーがディジタル信号処理段で減
少させられる。
【0044】その後、光ファイバ104に送出された各
信号光が、各光中継器102において、信号光の平均パ
ワーが一定になるようにALC制御されながら増幅中継
されることにより、各信号光のデューティーの可変によ
るピークパワーの増加がケーブルの割り入れによるレベ
ル低下の効果によって相殺され、図3(c) に示されるよ
うに、光受信器103が受信する各信号光のレベルの低
下が抑制される。
【0045】上述の原理は、光通信システムのエージン
グ(経年変化)による光中継器102の出力の低下等に
対しても、全く同様に適用することができる。以上の原
理により、前述した問題点4が解決される。
【0046】続いて、前述したように、既に敷設されて
いる既存の光通信システムが、波長多重方式によってア
ップグレードされる場合において光中継器102の出力
を容易に変更することができない場合には、多重される
波長数に応じて1波当たりの平均パワーを下げて伝送す
る必要が生じる。
【0047】ここで、例えば既存の光通信システムが、
図4(a) に示されるように、伝送速度が5Gb/sのディジ
タル信号が、NRZ信号の伝送符号化形式で、ピークパ
ワー(Ppeak)が+7dBm 、平均パワー(Pave )が+
4dBm の1波の信号光によって伝送されているとする。
そして、この光通信システムが、それぞれ伝送速度が5
Gb/sの4種類のディジタル信号が4波の信号光によって
波長多重伝送される場合、本実施の形態においては、伝
送符号化形式がRZ信号の形式に変更された上で、1波
当たりの平均パワーが+1dBm (合計の平均パワーが+
4dBm )になるようにすると共に、ピークパワーが+7
dBm を維持するように、各信号光のデューティーのみが
ディジタル信号処理段で可変される。
【0048】この結果、光受信器103が受信する各信
号光のレベルの低下が抑制され、SNRの劣化による伝
送特性の劣化が抑制される。以上の原理により、前述し
た問題点5が解決される。
【0049】以上説明したように、本実施の形態では、
伝送符号化形式としてRZ信号形式を採用すると共に、
ディジタル信号処理段で信号のデューティーを可変する
ことにより、前述した5つの問題点を同時に解決するこ
とが可能となる。
【0050】次に、図5は、本実施の形態におけるRZ
信号生成回路の構成図である。RZ信号生成用のクロッ
ク502と、伝送されるべきデジタル信号のデータ50
1とがアンド回路503に入力されることにより、デー
タ501に対応するRZ信号504が出力される。
【0051】図6は、本実施の形態におけるデューティ
ー可変回路の構成図である。この回路は、図5のアンド
回路503に入力されるクロック502のデューティー
を可変する回路として実現される。
【0052】クロック502は、特には図示しない発振
器からのアナログ信号の発振器出力601がゲート回路
603においてゲート処理されることにより生成され
る。この場合に、ゲート回路603において、クロック
502の論理値“1”と論理値“0”を生成するための
ゲート閾値電圧602が可変させられることにより、ク
ロック502のデューティーが図6の実線と破線で示さ
れるように可変させられる。
【0053】このようデューティーが可変させられるク
ロック502が図5のアンド回路503に入力すること
により、RZ信号504のデューティーも可変させられ
ることになる。
【0054】図7は、デューティーの可変制御系統を含
む本発明による光通信システムの実施の形態の全体構成
図である。図7において、図1(a) に示される各機能部
分と同じ番号が付与された各部分は、それぞれ図1(a)
の場合と同様の機能を有する。
【0055】光受信器103内には、波長多重された信
号光を受信する受信機701のほかに、受信した信号光
全体のスペクトルを分析する光スペクトラムアナライザ
702が設けられる。
【0056】光スペクトラムアナライザ702の分析結
果に基づき、制御回路703において、どの波長の信号
光のデューティーをどの程度可変するかが決定される。
そして、所望の波長の信号光のデューティーを可変させ
るための制御信号705が、対回線704(光受信器1
03側から光送信器101側へ戻る信号回線)を用い
て、光送信器101に通知される。
【0057】光送信器101内の特には図示しない制御
回路は、制御信号705に基づき、所望の波長のチャネ
ルに対応する図6に示されるゲート回路603のゲート
閾値電圧602を制御することにより、そのチャネルの
デューティーを可変する。
【0058】以上説明した本発明の実施の形態におい
て、波長多重される波長数は任意に設計することができ
る。また、伝送路に既存のDSFファイバ(分散シフト
ファイバ)を使用することと、負の分散波長を用いるこ
とは、本発明の必須の要件ではない。
【0059】更に、本実施の形態におけるデューティー
によるプリエンファシスと、従来のパワーによるプリエ
ンファシスとを組合わせることによっても大きな効果を
得ることができる。
【0060】また、伝送符号化形式としてRZ(リター
ン・ゼロ)信号の形式を使用し、伝送路に既存のDSF
ファイバ(分散シフトファイバ)を使用し、負の分散波
長を用いることも本発明の範囲である。
【0061】
【発明の効果】まず、本発明によれば、リターン・ゼロ
形式の伝送符号化形式によって符号化された信号光が用
いられることにより、相互位相変調効果を抑制すること
が可能となる。
【0062】本発明の第1の態様によれば、既存の光フ
ァイバ及び光中継器を交換することなく端局装置の変更
だけで、各信号光の平均パワーを変更することなく各信
号光の伝送特性を可変することが可能となる。
【0063】本発明の第2の態様によれば、本発明の第
1の態様の効果に加えて、更に精密な伝送特性の可変が
可能となる。本発明の第3の態様によれば、各信号光の
デューティーを可変するだけで各信号光の平均パワーを
変更することなく各信号光のプリエンファシスを行うこ
とが可能となり、SNR特性に優れた光通信が可能とな
る。
【0064】また、使用波長帯域を狭める必要もなくな
るため、使用波長帯域が狭められることによる光ファイ
バの非線形効果の影響の増大もなく、また、光受信器に
おいて狭帯域の波長追従型光フィルタを使用する必要も
ない。
【0065】本発明の第4の態様によれば、本発明の第
3の態様の効果に加えて、更に精密なプリエンファシス
が可能となる。本発明の第5の態様によれば、信号光の
デューティーを可変するだけで、光ファイバケーブルの
割り入れ修理による各信号光のレベルの低下や、光通信
システムのエージング(経年変化)による光中継器の出
力の低下等に対応することが可能となる。
【0066】本発明の第6の態様によれば、信号光のデ
ューティーを可変するだけで、既存の光通信システムを
アップグレードすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の原理説明図(1)であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の原理説明図(2)であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の原理説明図(3)であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の原理説明図(4)であ
る。
【図5】本発明の実施の形態におけるRZ信号の生成回
路の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるデューティー可変
回路の構成図である。
【図7】本発明による光通信システムの実施の形態の全
体構成図である。
【図8】DSFファイバにおけるゼロ分散波長と信号光
波長の説明図である。
【図9】ディジタル信号を示す図である。
【図10】信号光の波長の分散を示す図である。
【図11】分散マネージメントの説明図(1)である。
【図12】分散マネージメントの説明図(2)である。
【図13】相互位相変調の原理図である。
【図14】波長多重方式における伝送特性を示す図であ
る。
【図15】プリエンファシスの原理説明図である。
【図16】NRZ伝送符号化形式におけるパワーによる
プリエンファシスの問題点の説明図である。
【図17】波長間隔が狭まることによる問題点の説明図
である。
【図18】システムアップグレード時の問題点の説明図
である。
【図19】RZ伝送符号化形式の利点の説明図(1)で
ある。
【図20】RZ伝送符号化形式の利点の説明図(2)で
ある。
【符号の説明】
101 光送信器 102 光中継器 103 光受信器 104 光ファイバ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 前記各信号光のデューティーを可変することにより、前
    記各信号光の伝送特性を可変する、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  2. 【請求項2】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 前記各信号光のパワー及びデューティーを可変すること
    により、前記各信号光の伝送特性を可変する、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  3. 【請求項3】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 前記各信号光のデューティーを可変することにより、前
    記各信号光のプリエンファシスを行う、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  4. 【請求項4】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 前記各信号光のパワー及びデューティーを可変すること
    により、前記各信号光のプリエンファシスを行う、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  5. 【請求項5】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 前記各信号光のデューティーを可変することにより、前
    記各信号光の伝送特性の経年変化又はケーブル修理によ
    る劣化を補償する、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  6. 【請求項6】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重光
    通信方法において、 既存の光通信システムがアップグレードされる場合に、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 波長多重される前記各信号光の数に応じて前記各信号光
    のデューティーを可変することにより、前記各信号光の
    伝送特性を調整する、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
  7. 【請求項7】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを送信する波長多重光
    送信装置において、 伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式である前記各信号
    光を生成する信号光生成回路と、 該信号光生成回路において生成される前記各信号光のデ
    ューティーを可変することにより、前記各信号光の伝送
    特性を可変するデューティー可変回路と、 を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光送
    信装置。
  8. 【請求項8】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを送信する波長多重光
    送信装置において、 伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式である前記各信号
    光を生成する信号光生成回路と、 該信号光生成回路において生成される前記各信号光のデ
    ューティーを可変することにより、前記各信号光に対し
    てプリエンファシスを行うプリエンファシス回路と、 を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光送
    信装置。
  9. 【請求項9】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信号
    光を用いて複数チャネルのデータを送信する波長多重光
    送信装置において、 伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式である前記各信号
    光を生成する信号光生成回路と、 該信号光生成回路において生成される前記各信号光のデ
    ューティーを可変することにより、前記各信号光の伝送
    特性の経年変化又はケーブル修理による劣化を補償する
    補償回路と、 を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光送
    信装置。
  10. 【請求項10】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信
    号光を用いて複数チャネルのデータを送信する波長多重
    光送信装置において、 伝送符号化形式がリターン・ゼロ形式である前記各信号
    光を生成する信号光生成回路と、 波長多重される前記各信号光の数に応じて前記各信号光
    のデューティーを可変することにより、前記各信号光の
    伝送特性を調整する調整回路と、 を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光送
    信装置。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至9の何れか1項に記載の
    波長多重光送信装置と共に用いられ、前記光ファイバか
    ら波長多重された複数の波長の信号光を受信する波長多
    重光受信装置において、 前記光ファイバから受信した信号光全体のスペクトルを
    分析する光スペクトラム分析手段と、 該光スペクトラム分析手段の分析結果に基づいて、前記
    波長多重光送信装置に対してデューティーを可変させる
    ための制御情報を通知するデューティー可変制御情報通
    知手段と、 を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光送
    信装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至9の何れか1項に記載の
    波長多重光送信装置を含み、1本の光ファイバ上で複数
    の波長の信号光を用いて複数チャネルのデータを伝送す
    る波長多重光通信システムにおいて、 前記光ファイバから受信した信号光全体のスペクトルを
    分析する光スペクトラム分析手段と、 該光スペクトラム分析手段の分析結果に基づいて、前記
    波長多重光送信装置に対してデューティーを可変させる
    ための制御情報を通知するデューティー可変制御情報通
    知手段と、 を含み、前記光ファイバから波長多重された複数の波長
    の信号光を受信する波長多重光受信装置を含む、 ことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重光通信シス
    テム。
  13. 【請求項13】 1本の光ファイバ上で複数の波長の信
    号光を用いて複数チャネルのデータを伝送する波長多重
    光通信方法において、 前記各信号光の伝送符号化形式をリターン・ゼロ形式と
    し、 信号光波長として波長に対する遅延時間の変化分が負と
    なる波長を用いる、 過程を含むことを特徴とするRZ信号を用いた波長多重
    光通信方法。
JP7337091A 1995-12-25 1995-12-25 Rz信号を用いた波長多重光通信方法、rz信号を用いた波長多重光送信装置、及びrz信号を用いた波長多重光通信システム Pending JPH09181705A (ja)

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