JPH09180527A - 照明装置及びその製造方法 - Google Patents

照明装置及びその製造方法

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Publication number
JPH09180527A
JPH09180527A JP33974595A JP33974595A JPH09180527A JP H09180527 A JPH09180527 A JP H09180527A JP 33974595 A JP33974595 A JP 33974595A JP 33974595 A JP33974595 A JP 33974595A JP H09180527 A JPH09180527 A JP H09180527A
Authority
JP
Japan
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light guide
light
sheet material
guide member
tubular
Prior art date
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Pending
Application number
JP33974595A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Otsuka
忠弘 大塚
Osamu Kuramitsu
修 倉光
Yoshitoku Saito
良徳 齋藤
Wataru Iwai
彌 岩井
Masatoshi Yoshinaga
匡利 吉永
Tadashi Murakami
忠史 村上
Keiji Sakamoto
圭司 坂本
Wataru Tanaka
田中  渉
Osamu Tanahashi
理 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09180527A publication Critical patent/JPH09180527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵩を低くして運搬性及び保管性の良い照明装置
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】透光性を有する透光シート材1aを筒状に
した筒状体1と、筒状体1の内面全周に沿って配置され
る導光性を有する導光シート材2aを筒状にした導光部
材2とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を遠
方に導きつつ、その経路途中で徐々に外方へ放射するこ
とによって目的場所を照明する照明装置及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光源からの光を遠方に導きつつ、
その経路途中で徐々に外方へ放射することによって目的
場所を照明する照明装置が提供されている。このもの
は、ライトガイドと称される筒状部材Bによって構成さ
れており、この筒状部材Bは図35に示されるように透
光性を有する透明パイプ50の内周面に沿って導光部材
2が添設されたガイド体Aによって主体が構成されてい
る。
【0003】筒状部材Bは図34に示されるように例え
ば、吊り下げ部材13によって天井面より吊り下げ保持
された状態で長尺なものとなっており、端部に配置され
た光源Cより筒状部材B内に光を入れるようにすること
で導光部材2内を反射する光(図中矢印)は長手方向に
導かれると共に、所定位置で外方に向けて照射されるよ
うになっている。
【0004】上記した導光部材2としては導光性を有し
つつ光出力を行うものであり、例えば、パンチング穴を
持つ反射鏡やハーフミラー、光学薄膜ミラーやプリズム
シートが用いられる。そして、このものにおいては、予
め筒状に形成されたガイド体Aを施工現場まで搬送し、
施工現場で長手方向に接続したり、吊り下げ部材13に
よって天井面の下方に吊り下げ保持するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、筒状部材Bを構成するためのガイド
体Aは予め筒状に形成されていることから、容積(才
数)が大きく、運搬性及び保管性が悪いという問題があ
った。本発明は上記問題点の解決を目的とするものであ
り、嵩を低くして運搬性及び保管性の良い照明装置及び
その製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、透光性を有する透光シート材
1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1の内面全周
に沿って配置される導光性を有する導光シート材2aを
筒状にした導光部材2とで構成されていることを特徴と
するものであり、筒状体1を構成する部材と導光部材2
を構成する部材とをシート状のままで保管、運搬するこ
とで嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬性を向
上させることができる。
【0007】請求項2の発明では、透光性を有する透光
シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1の
内面全周に沿って配置されると共に筒状体1に連結固定
される導光性を有する導光シート材2aを筒状にした導
光部材2とで構成されていることを特徴とするものであ
り、筒状体1を構成する部材と導光部材2を構成する部
材とをシート状のままで保管、運搬することで嵩を低く
して保管時の省スペース化及び運搬性を向上させること
ができ、さらに、各シート材1a,2aは相互に連結さ
れているためにガイド体Aを形成するための部材を1つ
にまとめることができる。
【0008】請求項3の発明では、導光性を有する導光
シート材2aを筒状の導光部材2に形成し、次いで導光
部材2の外周面を覆うように透光性を有する透光シート
材1aを筒状にした筒状体1を導光部材2の外周面に沿
って配置することを特徴とするものであり、施工現場に
て各シート材1a,2aを筒状に形成して筒状体1と導
光部材2とからなるガイド体Aを形成することによって
運搬時には導光部材2と筒状体1とを共にシート状のま
まとすることができる。
【0009】請求項4の発明では、透光性を有する透光
シート材1aの上面に導光性を有する導光シート材2a
を積層配置し、次いで導光シート材2aが透光シート材
1aの内側に沿って配されるように透光シート材1aと
共に導光シート材2aを円筒状に形成することを特徴と
するものであり、施工現場にて各シート材1a,2aを
筒状に形成して筒状体1と導光部材2とからなるガイド
体Aを形成することによって運搬時には導光部材2と筒
状体1とが共にシート状のままとすることができ、嵩を
低くして保管時の省スペース化及び運搬性を向上させる
ことができ、さらに、各シート材1a,2aは相互に連
結されているためにガイド体Aを形成するための部材を
1つにまとめることができる。
【0010】請求項5の発明では、少なくとも外面の一
部に透光部分3を有する筒状体1の内面に沿うように筒
状体1内に導光性を有する導光部材2を設け、筒状体1
と導光部材2とのうち少なくとも一方を周方向に分割し
たことを特徴とするものであり、筒状体1と導光部材2
を構成する部材を細分化することで嵩を低くして運搬性
及び保管性を向上させることができる。
【0011】請求項6の発明では、断面半弧状となった
導光性を有する導光部材2と、断面半弧状となった反射
性を有する反射部材4とで筒状に形成されていることを
特徴とするものであり、構造を簡単にすることができ
る。請求項7の発明では、透光性を有する透光シート材
1aを筒状にした筒状体1の内面全周に沿って導光性を
有する導光シート材2aを筒状にした導光部材2を設
け、筒状体1と導光部材2との間に反射部材4を設けた
反射部分5と、筒状体1と導光部材2との間に反射部材
4を設けない透光部分3とを有していることを特徴とす
るものであり、配光状態を調整することができ、配光制
御性を向上させることができる。
【0012】請求項8の発明では、導光性を有する筒状
の導光部材2を内部に配するようにして複数に分割され
た分割体6を筒状にして透光性を有する筒状体1を形成
することを特徴とするものであり、施工現場にて複数に
細分化された各分割体6を筒状に形成して筒状体1と導
光部材2とからなるガイド体Aを形成することによって
運搬時には導光部材2と筒状体1とを共に嵩低くするこ
とができ、嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬
性を向上させることができる。
【0013】請求項9の発明では、柔軟性のある透明パ
イプ7の内側に沿って導光性を有する筒状の導光部材2
が設けられていることを特徴とするものであり、柔軟性
のある透明パイプ7を折り畳んだり、巻き取った状態と
することによって嵩を低くすることができ、保管時の省
スペース化及び運搬性を向上させることができる。請求
項10の発明では、柔軟性のある透明シート材8に沿っ
て導光性を有する導光シート材2aあるいは反射性を有
する反射シート材4aが接合された複数の複合シート9
と、各複合シート9を接続して筒状に保持する保持部材
10を備えていることを特徴とするものであり、複合シ
ート9の状態とすることで嵩を低くして搬送性及び保管
性を向上させることができる。
【0014】請求項11の発明では、柔軟性のある透明
パイプ7の内周面に沿うように透明パイプ7内に導光性
を有する導光シート材2aを筒状にした導光部材2を挿
入配置することを特徴とするものであり、柔軟性のある
透明パイプ7を折り畳んだり、巻き取った状態としたま
まで、搬送または保管することで嵩を低くすることがで
き、保管時の省スペース化及び運搬性を向上させること
ができる。
【0015】請求項12の発明では、柔軟性のある透明
シート材8に沿って導光性を有する導光シート材2aあ
るいは反射性を有する反射シート材4aが接合された複
数の複合シート9の端部を保持部材10にて接合し、次
いで保持部材10による接合部分を内方に押圧して筒状
に形成することを特徴とするものであり、複合シート9
の状態とすることで嵩を低くして搬送性及び保管性を向
上させることができ、さらに、組み立て時に導光シート
材2aを傷つけるような恐れがない。
【0016】請求項13の発明では、透光性を有する透
光シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1
の内面全周に沿って配置される導光性を有する導光シー
ト材2aを筒状にした導光部材2とで構成され、導光部
材2を構成する導光シート材2aには周方向の端部を相
互に接続する接続部11が設けられていることを特徴と
するものであり、筒状体1を構成する部材と導光部材2
を構成する部材とをシート状のままで保管、運搬するこ
とで嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬性を向
上させることができるものでありながら、接続部11に
よって導光シート材2aの端部を接続することで導光部
材2を他の部材を利用することなく筒状に形成すること
ができる。
【0017】請求項14の発明では、透光性を有する透
光シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1
の内面全周に沿って配置される導光性を有する導光シー
ト材2aを筒状にした導光部材2と、導光部材2を筒状
に保持する形状補正リング12とを備えていることを特
徴とするものであり、筒状体1を構成する部材と導光部
材2を構成する部材とをシート状のままで保管、運搬す
ることで嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬性
を向上させることができるものでありながら、筒状体1
を利用することなく導光部材2を筒状に保持することが
できる。
【0018】請求項15の発明では、端部に設けられた
接続部11を接続して導光性を有する導光シート材2a
を筒状の導光部材2に形成し、次いで導光部材2の外周
面を覆うように透光性を有する透光シート材1aを筒状
にした筒状体1を導光部材2の外周面に沿って配置する
ことを特徴とするものであり、筒状体1を構成する部材
と導光部材2を構成する部材とをシート状のままで保
管、運搬することで嵩を低くして保管時の省スペース化
及び運搬性を向上させることができるものでありなが
ら、施工現場での組み立て時には接続部11によって導
光シート材2aの端部を接続することで導光部材2を他
の部材を利用することなく筒状に形成することができ、
この筒状に形成された導光部材2の外面に沿って透光シ
ート材1aを巻き付けて筒状体1を形成する作業を手間
取ることなく簡単に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明における照明装置は、光源
からの光を遠方に導きつつ、その経路途中で徐々に外方
へ放射することによって目的場所を照明するものであ
り、ライトガイドと称される長尺な筒状部材Bによって
主体が構成されている。この筒状部材Bは透光性を有す
る所定長さの筒状体1の内面に沿って導光部材2を内装
したガイド体Aを図34に示されるように複数隣合うよ
うに接続して長尺に形成されており、例えば吊り下げ部
材13によって天井面の下方に沿って吊り下げ保持され
るようになっている。ガイド体Aを構成する透光性を有
する筒状体1としては柔軟性を有する透明パイプ7を用
いるようにしたり、シート状のものを施工現場で筒状に
形成するようにしたものが用いられる。
【0020】導光部材2としては、導光性を有しつつ光
出力を行うものであり、例えば、パンチング穴を持つ反
射鏡やハーフミラー、光学薄膜ミラーやプリズムシート
が用いられる。筒状部材Bの端部には図34に示される
ように照明体のような光源Cが設けられるものであり、
光源Cより筒状部材B内に光を入れるようにすることで
導光部材2内を反射する光は長手方向に導かれると共
に、所定位置で外方に向けて照射されるようになってい
る。
【0021】筒状部材Bを構成するにあたっては、所定
長さに形成された複数のガイド体Aを隣合うように接続
することによって長尺に形成されるものであるが、この
筒状部材Bを構成するためのガイド体Aの構成及び製造
方法を以下、詳述する。図1乃至図9では、透光性を有
する透光シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒
状体1の内面全周に沿って配置される導光性を有する導
光シート材2aを筒状にした導光部材2とで構成するこ
とを基本構成としている。
【0022】図1乃至図3は第1実施形態を示してお
り、このものにおいては、導光部材2を構成する導光シ
ート材2aと筒状体1を構成する透光シート材1aの端
部をそれぞれ連結部材にて連結して円筒状に形成するよ
うに構成されている。導光シート材2aと透光シート材
1aとは図3に示されるように連結部材としての連結金
具14にて相互に連結固定されており、筒状体1を構成
する構造部材としての透光シート材1aの一端部には断
面L字状の第1組立金具15が設けられ、透光シート材
1aの他端部には断面L字状の第2組立金具16が設け
られている。また、導光シート材2aの他端には止め金
具17が設けられている。ここで、図1に示されるよう
に第1組立金具15と第2組立金具16とは透光シート
材1aを筒状として筒状体1を形成するのに用いられる
と共にライトガイドとしての全体の取り付け金具を兼用
している。
【0023】しかして、ガイド体Aを形成するにあたっ
ては、導光性を有する導光シート材2aを丸めて導光シ
ート材2aの他端に設けられた止め金具17を連結金具
14に連結して筒状の導光部材2を形成し、次いで導光
部材2の外周面を覆うように透光性を有する透光シート
材1aを丸めて透光シート材1aの両端に設けられた第
1組立金具15と第2組立金具16とを相互に連結する
ことで筒状の筒状体1が導光部材2の外周面に沿って配
置されてガイド体Aが作成されるものである。尚、第1
組立金具15と第2組立金具16の連結部位には吊り下
げ部材13が連結される。
【0024】そして、このものにおいては、構造が単純
でガイド体Aを製造するにあたってコスト的に有利であ
るという効果が得られる。図4は第2実施形態を示して
おり、このものにおいては、連結金具14として導光シ
ート材2a側にスリット穴14aが設けられた連結金具
14を用いるようにしている。また、止め金具17とし
ては上記スリット穴14aに係合自在となった係合爪1
7aを有した止め金具17を用いるようにしている。つ
まり、導光部材2の円周方向の連結を、片方をスリット
金具とし、もう一方をそこに差し込む金具としている。
他の部分は上記した第1実施形態と同様である。
【0025】そして、この実施形態においては、導光部
材2の円筒形状が保持でき、透光シート材1aを巻き付
けて円筒にするのが容易なものとなっている。図5は第
3実施形態を示しており、このものにおいては、仮止め
可能な仮止め穴14bが設けられた連結金具14を用い
るようにしている。また、止め金具17としては上記仮
止め穴14bに係合自在となった係合爪17cを有した
止め金具17を用いるようにしている。つまり、導光部
材2の円周方向の連結を、略L字状の仮止め穴14bと
差し込みの係合爪17bとで構成するので、組み立ての
ときは係合爪17bを仮止め位置14cに係止して導光
部材2をやや小さめの径で仮止めしておき、透光シート
材1aを円筒状に組み立てた後、仮止め穴14bの最終
位置14dにスライドさせると、導光部材2を構成する
導光シート材2bが平板状に戻ろうとする性質で大きめ
の円を形成でき、筒状体1の内面に沿って隙間なく導光
部材2を内接させることができるようになっている。
【0026】そして、このものにおいては、導光シート
を傷つけることなく組み立てることができるようになっ
ている。図6は第4実施形態を示しており、このものに
あっては、導光部材2を円筒状に保持するための巻き付
け用ゲージ18が示されている。この巻き付け用ゲージ
18の内径は出来上がりの導光部材2の外径よりも小さ
いものとされている。つまり、導光部材2を構成する導
光シート材2aの巻き付けを行うのに、出来上がりの導
光部材2の外径よりもやや小さめの巻き付け用ゲージ1
8(発泡スチロールなどの軽量で扱いやすいもの)を用
いる。ここで、巻き付け用ゲージ18の長さ寸法は問わ
ない。また、図6(a)に示されるように長尺となった
ものや、短尺となった複数のものを連ねて用いるように
する。この実施形態においては、連結金具14は用いら
れないものであり、導光部材2を構成する導光シート材
2aと筒状体1を構成する透光シート材1aとは別体と
なっている。
【0027】しかして、このものにおいては、巻き付け
用ゲージ18を用いて導光シート材2aを丸めて円筒状
の導光部材2を形成するのであるが、この巻き付け用ゲ
ージ18に筒状体1を構成する透光シート材1aを巻き
付ければよく、組み立てが簡単であり、さらに、出来上
がりの径の精度が向上するものである。図7は第5実施
形態を示しており、導光シート材2aを巻いて円筒状に
形成したときに、図7(b)に示されるように円筒体の
長手方向の両端に構造体リング22を嵌着し、構造体リ
ング22を巻き込むようにして透光シート材1aを巻き
付けて導光部材2の外側に筒状体1を配置する。ここ
で、構造体リング22は円筒体の長手方向の両端以外に
中央部に一か所だけ配置するようにしたり、両端以外の
複数箇所に配置するようにしてもよいものである。ま
た、この構造体リング22の径は円筒体より径が大きい
ものとなっている。また、この実施形態においても、連
結金具14は用いられないものであり、導光部材2を構
成する導光シート材2aと筒状体1を構成する透光シー
ト材1aとは別体となっている。
【0028】そして、このものにおいては、円筒の形状
が正確に確保できるものであり、ライトガイドとしての
特性が正確に確保でき、見た目もきれいに仕上がるもの
である。図8は第6実施形態を示しており、筒状体1を
構成する透光シート材1aの端部の第1組立金具15と
第2組立金具16が設けられる部分に曲げ部19が設け
られており、第1組立金具15と第2組立金具16とを
連結して透光シート材1aを円筒状にする場合に正確な
円筒状になりやすいようになっている。
【0029】そして、このものにおいては、端部を合わ
せたときに滑らかな円筒を形成できるので、ライトガイ
ドとしての特性が正確に確保でき、見た目もきれいに仕
上がる。図9は第7実施形態を示しており、この実施形
態においては導光部材2を構成する導光シート材2aと
筒状体1を構成する透光シート材1aとが端部において
連結金具14にて連結されている。ここで、透光シート
材1aと導光シート材2aとは長手方向にずらせた状態
で連結されている。
【0030】導光シート材2a及び透光シート材1aに
は第1実施形態乃至第3実施形態に示されるような第1
組立金具15と第2組立金具16と止め金具17が取り
付けられており、各金具を利用してそれぞれ円筒状に形
成される。ここで、筒状体1と導光部材2とを形成した
状態では導光部材2の端部が筒状体1の一端部より外方
に突出した状態となっており、また、筒状体1の他端に
は導光部材2が存在しない部分が形成されており、筒状
体1の一端部より外方に突出する導光部材2の端部を係
合突部20とし、導光部材2が存在しない筒状体1の他
端部を係合凹部21とすることで、隣合うようにガイド
体Aを配置した状態で一方のガイド体Aの係合凹部21
に他方のガイド体Aの係合突部20を係合することで隣
合うように配置されたガイド体Aを順次接続することが
できるものである。
【0031】つまり、長手方向の組み立てが容易となる
ものである。図10乃至図15では、透光シート材1a
と導光シート材2aとが上下で重なるようにして連結一
体化され、この透光シート材1aと導光シート材2aと
を一緒に巻いて導光部材2と筒状体1とを同時に形成す
ることができるようになったものが示されている。
【0032】つまり、導光シート材2aと透光シート材
1aとを同時に丸めて固定して円筒状とすることができ
るようになっており、一度の巻き付ける作業で導光部材
2と筒状体1とを同時に形成することができて作業効率
が高いものとなっている。図10は第8実施形態を示し
ており、導光部材2を構成する導光シート材2aと筒状
体1を構成する透光シート材1aとを重ねて各シート材
1a,2aの一端を固定し、透光シート材1aの両端に
は円筒を形成した時に保持する第1組立金具15と第2
組立金具16とが設けられている。各シート材1a,2
aの連結は、導光シート材2aの端部上面に載置された
固定金具23と第2組立金具16とを固着具にて連結す
ることで相互に連結一体化されるようになっている。
【0033】そして、上記のように一端固定の場合、ガ
イド体Aとして、組み立てたときに円周上の接続部が一
か所となり、取り付けた時に下から見えない位置にセッ
トすることができるものである。図11は第9実施形態
を示しており、導光シート材2aの巾を透光シート材1
aの巾よりも大きめにしたものであり、図11(a)に
示されるように導光シート材2aの一端部が透光シート
材1aの一端部よりも外方に突出した状態となってい
る。
【0034】そして、このものにおいては、第8実施形
態と同様の効果が得られる上にガイド体Aとして組み立
てた時に導光シート材2aが一部重なって円筒を構成で
きるので、筒状体1の内周面にぴったりと内接した円筒
ができ、導光性能を損なうことがないようになってい
る。また、導光シート材2aの巾の精度をシビアに管理
する必要がないために製造が容易なものとなる。
【0035】図12は第10実施形態を示しており、第
8実施形態のものにおいて、導光シート材2aと透光シ
ート材1aの端部間に拡散シートや反射シート材等の光
学シート24を固着具にて部分的に連結するようにして
いる。つまり、中央部は空間が形成されるようになって
いる。また、必要に応じて中央の空間部に拡散シートな
どの光学シートを介在させるようにしてもよい。
【0036】そして、このものにあっては、配光状態を
任意に調整することができるものであり、また、金具の
共用が可能であり、かつ拡散シートなどの正確な位置決
めができ、ガイド体Aとなったときに見た目の連続性が
優れ、正しい配光を維持することができる。また、拡散
シートを容易に取り付けられるので、拡散シートの巾の
組み合わせを変えることにより、配光を容易に変えるこ
とができる。
【0037】図13は第11実施形態を示しており、導
光シート材2aと透光シート材1aを重ねて中央部を固
定金具23で連結固定し、透光シート材1aの両端には
第1組立金具15と第2組立金具16とが設けられてい
る。そして、中央部固定の場合、内側の導光シート材2
aと外側の透光シート材1aとの径の差による材料のズ
レが少なく、施行現場での組み立て時に導光シート材2
aに擦り傷が発生する恐れが少ないものである。
【0038】図14は第12実施形態を示しており、中
央部をクリップのような仮固定具25で仮止めする方式
である。そして、組み立て完了後に仮固定具25を外せ
ば固定部分はなくなり、接続部が一か所となり、取り付
けたときに下から見えない位置にセットすることができ
るようになっている。
【0039】図15は第13実施形態を示しており、こ
のものにおいては上記した第7実施形態と同じように透
光シート材1aと導光シート材2aとを長手方向にずら
して固定するようになっており、ガイド体Aの一端に係
合突部20が形成され、他端に係合凹部21が形成され
るようになっている。そして、このものにおいても上記
した第7実施形態と同じようにガイド体Aを構成時にオ
スメス構造となり、長手方向への組み立てが容易にな
り、筒状部材Bの形成を容易に行うことができるもので
ある。
【0040】図16では、少なくとも外面の一部に透光
部分3を有する筒状体1の内面に沿うように筒状体1内
に導光性を有する導光部材2を設け、筒状体1と導光部
材2とのうち少なくとも一方を周方向に分割して構成さ
れている。図16(a)は第14実施形態を示してお
り、反射部材4を板状とし、透光シート材1aとしての
透明部材26が半弧状とされている。導光部材2は透明
部材26及び反射部材4の内面に沿って配置されてい
る。この実施形態においては、導光部材2の外面に配さ
れる筒状体1としての部材が周方向に分割されたものと
なっている。
【0041】図16(b)は第15実施形態を示してお
り、天井面27を反射部材4として利用し、天井面27
の下面側に半弧状の透明部材26を配置するようにして
いる。このものにおいても、導光部材2は反射部材4と
しての天井面27の下面及び透明部材26の内面に沿っ
て配置されている。この実施形態においても、導光部材
2の外面に配される筒状体1としての部材が周方向に分
割されたものとなっている。
【0042】図16(c)は第16実施形態を示してお
り、吊り下げ部材13にて吊り下げ支持される天井材2
8と同じように吊り下げ部材13にて半弧状の反射部材
4を支持させ、反射部材4の端部間に平板状の透明部材
26を架設するようにしている。このものにおいても、
導光部材2は反射部材4及び透明部材26の内面に沿っ
て配置されている。この実施形態においても、導光部材
2の外面に配される筒状体1としての部材が周方向に分
割されたものとなっている。
【0043】そして、上記した第14から第16実施形
態においては、構造部材がパイプ状でないので、運搬が
容易であり、また、構造部材が反射部材4を兼ねるの
で、構成が簡単になり、施工が容易なものである。ま
た、上記のような形状とした場合には従来の照明器具と
併用の場合の違和感が少ないものである。さらに、第1
5実施形態のものにおいては反射部材4を省略すること
ができるものである。
【0044】図17は第17実施形態を示しており、断
面半弧状に形成された反射部材4と断面半弧状に形成さ
れた導光部材2とで構成されている。ここでは、導光部
材2はシート状ではなく構造強度を持つだけの厚みが必
要である。そして、このものにおいては別途構造部材を
必要としないので、構造が簡単なものとなるものであ
り、また、導光部材2を挿入せずに組み立てるので施工
時に導光部材2に傷がつきにくく、導光性能の低下がな
いものである。
【0045】図18乃至図21では、透光性を有する透
光シート材1aを筒状にした筒状体1の内面全周に沿っ
て導光性を有する導光シート材2aを筒状にした導光部
材2を設け、筒状体1と導光部材2との間に反射部材4
を設けた反射部分5と、筒状体1と導光部材2との間に
反射部材4を設けない透光部分3とを有した構成となっ
ている。
【0046】図18に示される第18実施形態では円筒
状である場合を示しているが、図18(b)に示された
第19実施形態のように角筒状であってもよいものであ
る。第19実施形態のように角筒状とした場合には図1
8(b)中に示されるように横断方向の出力配光を広げ
ることができるものである。図19は分割体6の接続部
分の構造を示しており、図19(b)に示されるものに
おいては、一方端部に設けられた突部29を他方端部に
設けられた凹部30に係合することで相互に接続される
ようになったものが示されている。
【0047】図19(c)に示されるものにおいては、
各端部より連結突起31を突設し。各連結突起31を固
着具によって連結することで分割体6が相互に連結され
るようになっている。そして、構造部材がパイプ状でな
いので、運搬が容易であり、また、連続した筒状でない
ので、射出成形などで作成しやすく、周方向や長手方向
の部材間の接続構造(凹凸嵌合等)が形成しやすい。
【0048】また、周方向の組み合わせが自由となるの
で、下方のみ光出力する部分や、全周に光出力する部分
など、自由に変更することができる。特に、図18
(b)の場合には左右に広がった出力配光が得られるも
のである。図20には導光シート材2a、反射部材4の
取り付け構造の一例が示されており、透明部材26の端
部より内側に向けて係止突起32が突設されており、こ
の係止突起32に端部を係止するように透明部材26の
内面に沿って導光シート材2aまたは反射部材4が取り
付けられるようになっている。
【0049】図21には上記のようにして作成された異
なる配光状態のガイド体Aを相互に連結して形成された
筒状部材Bの一例が示されており、所定間隔毎に下方に
向けて光が出るようになっている。つまり、全周にわた
って反射部材4が設けられているガイド体Aと上部側に
のみ反射部材4が設けられているガイド体Aとが連続し
て連結されている。
【0050】図22では、柔軟性のある透明パイプ7の
内側に沿って導光性を有する筒状の導光部材2が設けら
れた構成となっている。この第20実施形態において
は、柔軟性のある透明パイプ7を折り畳んだり、巻き取
った状態とすることによって嵩を低くすることができる
ものであり、保管時の省スペース化及び運搬性を向上さ
せることができるものである。
【0051】図23乃至図26では、柔軟性のある透明
シート材8に沿って導光性を有する導光シート材2aあ
るいは反射性を有する反射シート材4aが接合された複
数の複合シート9と、各複合シート9を接続して筒状に
保持する保持部材10を備えた構成となっている。ここ
で、透明シート材8が連続して配置されることで筒状体
1が形成されるものである。
【0052】図23に示される第21実施形態では、2
枚の複合シート9を保持部材10にて接続するようにな
っている。複合シート9としては、図23(a)の紙面
上側に示される反射複合シート9aと、紙面下側に示さ
れる導光複合シート9bとがあり、反射複合シート9a
は透明シート材8の下面に反射シート材4aを設けて構
成されている。また、導光複合シート9bは透明シート
材8の上面に導光シート材2aを設けて構成されてい
る。これらの各複合シート9は図23(b)に示される
ように可動性あるいは可とう性のある構造あるいは材料
にて形成された保持部材10にて連結されており、保持
部材10は各複合シート9を上下で対向配置した状態で
各複合シート9の端部に連結されている。
【0053】しかして、柔軟性のある透明シート材8に
沿って導光性を有する導光シート材2aあるいは反射性
を有する反射シート材4aが接合された2枚の複合シー
ト9の端部を保持部材10にて接合した図23(b)に
示される状態から、図23(c)に示されるように保持
部材10による接合部分を内方に押圧して図23(d)
に示されるように筒状に形成されるものである。
【0054】そして、このものにおいては、図24に示
されるように内部にはリング状の形状維持部材33が挿
入配置されるものである。図25に示される第22実施
形態では、3枚の複合シート9を保持部材10にて接続
するようになっている。複合シート9としては、図25
(a)の紙面上側に示される第1導光複合シート9c
と、紙面中央に示される第2導光複合シート9dと、紙
面下側に示される反射複合シート9eとがある。第2導
光複合シート9dと反射複合シート9eは第1導光複合
シート9cの約半分の巾寸法となっている。反射複合シ
ート9eは透明シート材8の上面に反射シート材4aを
設けて構成されている。また、第1導光複合シート9c
と第2導光複合シート9dは透明シート材8の上面に導
光シート材2aを設けて構成されている。これらの各複
合シート9は図25(b)に示されるように可動性ある
いは可とう性のある構造あるいは材料にて形成された保
持部材10にて連結されるものであり、保持部材10は
各複合シート9の端部を当接するように配置した状態で
各複合シート9を接合ししている。
【0055】しかして、柔軟性のある透明シート材8に
沿って導光性を有する導光シート材2aあるいは反射性
を有する反射シート材4aが接合された3枚の複合シー
ト9の端部を保持部材10にて接合した図25(b)に
示される状態から、図25(c)に示されるように保持
部材10による接合部分を内方に押圧して図25(d)
に示されるように筒状に形成されるものである。
【0056】そして、このものにおいても、図26に示
されるように内部にはリング状の形状維持部材33が挿
入配置されるものである。また、このものおいては、図
26(b)に示されるように導光シート材2aが設けら
れている部位に対応する部位から所定方向に向けて配光
することができるようになっている。図示されたものに
おいては、複合シート9は2枚あるいは3枚である場合
を示しているが、3枚以上であってもよいものであり、
この場合には保持部材10の数を増やすことになる。
【0057】図27乃至図32では、透光性を有する透
光シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1
の内面全周に沿って配置される導光性を有する導光シー
ト材2aを筒状にした導光部材2とで構成され、導光部
材2を構成する導光シート材2aには周方向の端部を相
互に接続する接続部11が設けられた構成となってい
る。
【0058】図27、図28に示されるものにおいて
は、接続部11としてマグネットまたは面状ファスナー
が端部に設けられており、これらマグネットまたは面状
ファスナーからなる接続部11によって導光シート材2
aそのもので円筒状の導光部材2を形成することができ
るようになっている。図29、図30に示される物にお
いては、接続部11として一端面より突設された係合突
起34と、他端面に凹設された係合凹部35とで構成さ
れており、係合突起34を係合凹部35に係合させるこ
とによって各端部が相互に接続されて導光シート材2a
そのもので円筒状の導光部材2を形成することができる
ようになっている。
【0059】図31、図32に示されるものにおいて
は、接続部11として一端部より係合突起36が突設さ
れており、他端部には係合穴37を有する連結片38が
設けられており、導光シート材2aの各端面を当接した
状態で連結片38を他方の端部上に配置し、連結片38
の係合穴37内に係合突起36を挿入することで各端部
が相互に接続されて導光シート材2aそのもので円筒状
の導光部材2を形成することができるようになってい
る。
【0060】そして、これらのものにおいては、導光シ
ート材2aを円形の形で固定して丸めることができるも
のであって、導光シート材2aを丸める場合に従来にお
いて発生していた形状くずれによる光学ロスや傷がつく
等の問題及び作業性の低下が発生するのを防止すること
ができるものである。図33では、透光性を有する透光
シート材1aを筒状にした筒状体1と、この筒状体1の
内面全周に沿って配置される導光性を有する導光シート
材2aを筒状にした導光部材2と、導光部材2を筒状に
保持する形状補正リング40とを備えた構成となってい
る。
【0061】このものにおいては、丸めた導光部材2の
形状を形状補正リング40によって任意の形状(例え
ば、円形、楕円形)に補正することができるものであ
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明は、透光性を有する透光
シート材を筒状にした筒状体と、この筒状体の内面全周
に沿って配置される導光性を有する導光シート材を筒状
にした導光部材とで構成されているので、筒状体を構成
する部材と導光部材を構成する部材とをシート状のまま
で保管、運搬することで嵩を低くして保管時の省スペー
ス化及び運搬性を向上させることができるものである。
【0063】請求項2の発明は、透光性を有する透光シ
ート材を筒状にした筒状体と、この筒状体の内面全周に
沿って配置されると共に筒状体に連結固定される導光性
を有する導光シート材を筒状にした導光部材とで構成さ
れているので、筒状体を構成する部材と導光部材を構成
する部材とをシート状のままで保管、運搬することで嵩
を低くして保管時の省スペース化及び運搬性を向上させ
ることができるものであり、さらに、各シート材は相互
に連結されているために照明装置を形成するための部材
を1つにまとめることができるものであり、この点から
も保管時の省スペース化及び運搬性を向上させることが
できるものである。請求項3の発明は、導光性を有する
導光シート材を筒状の導光部材に形成し、次いで導光部
材の外周面を覆うように透光性を有する透光シート材を
筒状にした筒状体を導光部材の外周面に沿って配置する
ことを特徴とするので、施工現場にて各シート材を筒状
に形成して筒状体と導光部材とからなるガイド体を形成
することによって運搬時には導光部材と筒状体とが共に
シート状のままとすることができるものであり、嵩を低
くして保管時の省スペース化及び運搬性を向上させるこ
とができるものである。
【0064】請求項4の発明は、透光性を有する透光シ
ート材の上面に導光性を有する導光シート材を積層配置
し、次いで導光シート材が透光シート材の内側に沿って
配されるように透光シート材と共に導光シート材を円筒
状に形成するので、施工現場にて各シート材を筒状に形
成して筒状体と導光部材とからなる照明装置を形成する
ことによって運搬時には導光部材と筒状体とが共にシー
ト状のままとすることができるものであり、嵩を低くし
て保管時の省スペース化及び運搬性を向上させることが
でき、さらに、各シート材は相互に連結されているため
にガイド体を形成するための部材を1つにまとめること
ができるものであり、この点からも保管時の省スペース
化及び運搬性を向上させることができるものである。
【0065】請求項5の発明は、少なくとも外面の一部
に透光部を有する筒状体の内面に沿うように筒状体内に
導光性を有する導光部材を設け、筒状体と導光部材との
うち少なくとも一方を周方向に分割してあるので、筒状
体と導光部材を構成する部材を細分化することで嵩を低
くして運搬性及び保管性を向上させることができるもの
である。
【0066】請求項6の発明は、断面半弧状となった導
光性を有する導光部材と、断面半弧状となった反射性を
有する反射部材とで筒状に形成されているので、筒状と
なった照明装置を形成するにあたっての構造を簡単なも
のとすることができるものである。請求項7の発明は、
透光性を有する透光シート材を筒状にした筒状体の内面
全周に沿って導光性を有する導光シート材を筒状にした
導光部材を設け、筒状体と導光部材との間に反射部材を
設けた反射部分と、筒状体と導光部材との間に反射部材
を設けない透光部分とを有しているので、配光状態を調
整することができるものであり、配光制御性を向上させ
ることができるものである。
【0067】請求項8の発明は、導光性を有する筒状の
導光部材を内部に配するようにして複数に分割された分
割体を筒状にして透光性を有する筒状体を形成するの
で、施工現場にて複数に細分化された各部材を筒状に形
成して筒状体と導光部材とからなるガイド体を形成する
ことによって運搬時には導光部材と筒状体とを共に嵩低
くすることができ、嵩を低くして保管時の省スペース化
及び運搬性を向上させることができるものである。
【0068】請求項9の発明は、柔軟性のある透明パイ
プの内側に沿って導光性を有する筒状の導光部材が設け
られているので、柔軟性のある透明パイプを折り畳んだ
り、巻き取った状態とすることによって嵩を低くするこ
とができるものであり、保管時の省スペース化及び運搬
性を向上させることができるものである。請求項10の
発明は、柔軟性のある透明シート材に沿って導光性を有
する導光シート材あるいは反射性を有する反射シート材
が接合された2つの複合シートと、導光シート材が内側
に位置するように各複合シートを接続して筒状に保持す
る保持部材を備えているので、複合シートの状態とする
ことで嵩を低くして搬送性及び保管性を向上させること
ができるものである。
【0069】請求項11の発明は、柔軟性のある透明パ
イプの内周面に沿うように透明パイプ内に導光性を有す
る導光シート材を筒状にした導光部材を挿入配置するの
で、柔軟性のある透明パイプを折り畳んだり、巻き取っ
た状態としたままで、搬送または保管することで嵩を低
くすることができるものであり、保管時の省スペース化
及び運搬性を向上させることができるものである。
【0070】請求項12の発明は、柔軟性のある透明シ
ート材に沿って導光性を有する導光シート材あるいは反
射性を有する反射シート材が接合された複数の複合シー
トの端部を保持部材にて接合し、次いで保持部材による
接合部分を内方に押圧して筒状に形成するので、複合シ
ートの状態とすることで嵩を低くして搬送性及び保管性
を向上させることができるものであり、さらに、組み立
て時に導光シート材を傷つけるような恐れがないもので
ある。
【0071】請求項13の発明は、透光性を有する透光
シート材を筒状にした筒状体と、この筒状体の内面全周
に沿って配置される導光性を有する導光シート材を筒状
にした導光部材とで構成され、導光部材を構成する導光
シート材には周方向の端部を相互に接続する接続部が設
けられているので、筒状体を構成する部材と導光部材を
構成する部材とをシート状のままで保管、運搬すること
で嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬性を向上
させることができるものでありながら、接続部によって
導光シート材の端部を接続することで導光部材を他の部
材を利用することなく筒状に形成することができるもの
である。
【0072】請求項14の発明は、透光性を有する透光
シート材を筒状にした筒状体と、この筒状体の内面全周
に沿って配置される導光性を有する導光シート材を筒状
にした導光部材と、導光部材を筒状に保持する形状補正
リングとを備えているので、筒状体を構成する部材と導
光部材を構成する部材とをシート状のままで保管、運搬
することで嵩を低くして保管時の省スペース化及び運搬
性を向上させることができるものでありながら、筒状体
を利用することなく導光部材を筒状に保持することがで
きるものである。
【0073】請求項15の発明は、端部に設けられた接
続部を接続して導光性を有する導光シート材を筒状の導
光部材に形成し、次いで導光部材の外周面を覆うように
透光性を有する透光シート材を筒状にした筒状体を導光
部材の外周面に沿って配置するので、筒状体を構成する
部材と導光部材を構成する部材とをシート状のままで保
管、運搬することで嵩を低くして保管時の省スペース化
及び運搬性を向上させることができるものでありなが
ら、施工現場での組み立て時には接続部によって導光シ
ート材の端部を接続することで導光部材を他の部材を利
用することなく筒状に形成することができるものであ
り、この筒状に形成された導光部材の外面に沿って透光
シート材を巻き付けて筒状体を形成する作業を手間取る
ことなく簡単に行うことができるものてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図である。
【図2】同上の導光部材と構造部材の配置状態を示す斜
視図である。
【図3】(a)は導光部材を筒状に形成した状態を示す
一部省略した斜視図、(b)は(a)のイ部の部分拡大
断面図である。
【図4】本発明の他例を示す一部省略した斜視図であ
る。
【図5】本発明の他例を示すものであり、(a)は一部
省略した斜視図、(b)は筒状に形成した状態を示す斜
視図である。
【図6】本発明の他例を示すものであり、(a)は斜視
図、(b)は並設配置した状態の斜視図である。
【図7】本発明の他例を示すものであり、(a)は一部
省略した分解斜視図、(b)は正面図である。
【図8】本発明の他例を示すものであり、(a)は正面
図、(b)は筒状に形成した状態を示す正面図である。
【図9】本発明の他例を示すものであり、(a)は平面
図、(b)は筒状に形成した状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の他例を示すものであり、(a)は斜
視図、(b)は正面図である。
【図11】本発明の他例を示すものであり、(a)は正
面図、(b)は筒状に形成した状態を示す正面図であ
る。
【図12】本発明の他例を示すものであり、(a)は正
面図、(b)は筒状に形成した状態を示す正面図であ
る。
【図13】本発明の他例を示す正面図である。
【図14】本発明の他例を示す斜視図である。
【図15】本発明の他例を示すものであり、(a)は斜
視図、(b)は筒状に形成した状態を示す斜視図、
(c)は作用を説明する説明図である。
【図16】(a)乃至(c)は本発明の他例を示す断面
図である。
【図17】本発明の他例を示す断面図である。
【図18】(a)及び(b)は本発明の他例を示す断面
図である。
【図19】本発明の他例を示すものであり、(a)は概
略断面図、(b)は接続部分の一例を示す部分断面図、
(c)は接続部分の他例を示す部分断面図である。
【図20】本発明の他例を示すものであり、(a)は斜
視図、(b)は断面図である。
【図21】同上の作用を説明する説明図である。
【図22】本発明の他例を示す分解斜視図である。
【図23】本発明の他例を示すものであり、(a)乃至
(d)は筒状への作成手順を説明する説明図である。
【図24】同上の設置例を説明する説明図である。
【図25】本発明の他例を示すものであり、(a)乃至
(d)は筒状への作成手順を説明する説明図である。
【図26】(a)は同上の設置例を説明する説明図、
(b)は作用を説明する説明図である。
【図27】本発明の他例を示す斜視図である。
【図28】(a)は接続前の状態の断面図、(b)は接
続後の断面図である。
【図29】本発明の他例を示す一部省略した斜視図であ
る。
【図30】同上の接続部分の構造を示すものであり、
(a)は接続前の状態を示す断面図、(b)は接続後の
状態を示す断面図、(c)は接続部分の接続状態を示す
部分断面図である。
【図31】本発明の他例を示すものであり、(a)
(b)は接続前の状態を示す断面図、(c)は接続後の
状態を示す断面図である。
【図32】同上の接続後の平面図である。
【図33】本発明の他例を示す斜視図である。
【図34】光源からの光のガイド状態を説明する説明図
である。
【図35】透明パイプと導光部材の配置状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 筒状体 1a 透光シート材 2 導光部材 2a 導光シート材 3 透光部分 4 反射部材 4a 反射シート材 5 反射部分 6 分割体 7 透明パイプ 8 透明シート材 9 複合シート 10 保持部材 11 接続部 12 形状補正リング
フロントページの続き (72)発明者 岩井 彌 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉永 匡利 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 村上 忠史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 坂本 圭司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 田中 渉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 棚橋 理 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する透光シート材を筒状にし
    た筒状体と、この筒状体の内面全周に沿って配置される
    導光性を有する導光シート材を筒状にした導光部材とで
    構成されて成ることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 透光性を有する透光シート材を筒状にし
    た筒状体と、この筒状体の内面全周に沿って配置される
    と共に筒状体に連結固定される導光性を有する導光シー
    ト材を筒状にした導光部材とで構成されて成ることを特
    徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 導光性を有する導光シート体を筒状の導
    光部材に形成し、次いで導光部材の外周面を覆うように
    透光性を有する透光シート材を筒状にした筒状体を導光
    部材の外周面に沿って配置することを特徴とする照明装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 透光性を有する透光シート材の上面に導
    光性を有する導光シート材を積層配置し、次いで導光シ
    ート材が透光シート材の内側に沿って配されるように透
    光シート材と共に導光シート材を円筒状に形成すること
    を特徴とする照明装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも外面の一部に透光部分を有す
    る筒状体の内面に沿うように筒状体内に導光性を有する
    導光部材を設け、筒状体と導光部材とのうち少なくとも
    一方を周方向に分割して成ることを特徴とする照明装
    置。
  6. 【請求項6】 断面半弧状となった導光性を有する導光
    部材と、断面半弧状となった反射性を有する反射部材と
    で筒状に形成されていることを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 透光性を有する透光シート材を筒状にし
    た筒状体の内面全周に沿って導光性を有する導光シート
    材を筒状にした導光部材を設け、筒状体と導光部材との
    間に反射部材を設けた反射部分と、筒状体と導光部材と
    の間に反射部材を設けない透光部分とを有して成ること
    を特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 導光性を有する筒状の導光部材を内部に
    配するようにして複数に分割された分割体を筒状にして
    透光性を有する筒状体を形成することを特徴とする照明
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 柔軟性のある透明パイプの内側に沿って
    導光性を有する筒状の導光部材が設けられていることを
    特徴とする照明装置。
  10. 【請求項10】 柔軟性のある透明シート材に沿って導
    光性を有する導光シートあるいは反射性を有する反射シ
    ートが接合された複数の複合シートと、各複合シートを
    接続して筒状に保持する保持部材を備えて成ることを特
    徴とする照明装置。
  11. 【請求項11】 柔軟性のある透明パイプの内周面に沿
    うように透明パイプ内に導光性を有する導光シート材を
    筒状にした導光部材を挿入配置することを特徴とする照
    明装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 柔軟性のある透明シート材に沿って導
    光性を有する導光シートあるいは反射性を有する反射シ
    ートが接合された複数の複合シートの端部を保持部材に
    て接合し、次いで保持部材による接合部分を内方に押圧
    して筒状に形成することを特徴とする照明装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 透光性を有する透光シート材を筒状に
    した筒状体と、この筒状体の内面全周に沿って配置され
    る導光性を有する導光シート材を筒状にした導光部材と
    で構成され、導光部材を構成する導光シート材には周方
    向の端部を相互に接続する接続部が設けられていること
    を特徴とする照明装置。
  14. 【請求項14】 透光性を有する透光シート材を筒状に
    した筒状体と、この筒状体の内面全周に沿って配置され
    る導光性を有する導光シート材を筒状にした導光部材
    と、導光部材を筒状に保持する形状補正リングとを備え
    て成ることを特徴とする照明装置。
  15. 【請求項15】 端部に設けられた接続部を接続して導
    光性を有する導光シート材を筒状の導光部材に形成し、
    次いで導光部材の外周面を覆うように透光性を有する透
    光シート材を筒状にした筒状体を導光部材の外周面に沿
    って配置することを特徴とする照明装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11260121A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Mitsubishi Electric Corp 手すり照明装置
CN105723267A (zh) * 2013-10-18 2016-06-29 康宁光电通信有限责任公司 具有加强件的光纤电缆

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