JPH09177991A - 回転機の軸封装置 - Google Patents

回転機の軸封装置

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Publication number
JPH09177991A
JPH09177991A JP7351063A JP35106395A JPH09177991A JP H09177991 A JPH09177991 A JP H09177991A JP 7351063 A JP7351063 A JP 7351063A JP 35106395 A JP35106395 A JP 35106395A JP H09177991 A JPH09177991 A JP H09177991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
sleeve
rotary
shaft
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP7351063A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hosokawa
川 修 細
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Machinery Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Machinery Co Ltd filed Critical Tamagawa Machinery Co Ltd
Priority to JP7351063A priority Critical patent/JPH09177991A/ja
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  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性劣化の問題を生じることがなく、し
かも機内物の機外への流出を確実に防止可能にする。 【解決手段】 回転機の回転軸24または該回転軸24
に装着されたスリーブ25の外周に螺旋状の溝27を形
成し、上記回転軸24またはスリーブ25の外周と一定
の隙間を保つように上記溝27を被うスリーブケース2
9によって、上記隙間および溝27に上記回転機内より
僅かに高い圧力のガスまたは水蒸気を通過させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転機の機内物
が回転軸の軸封部から機外に漏れ出すのを防止する回転
機の軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転機の軸封装置としては、例え
ば図2に示すものが提案されている。これは回転式撹拌
機能を有する横型回転容器1の軸封部2に、機外に設定
した軸受3によって支持された回転軸4を貫通するよう
に軸封支持したものからなる。
【0003】この軸封部2においては、回転軸4の外周
にスリーブ5が嵌挿固定され、このスリーブ5が、グラ
ンドボックス6の内周に嵌挿され、かつグランド押え7
により軸方向に押圧された複数個のグランドパッキンや
メカニカルシールなどのコンタクトシール8により、回
転自在に支承されている。
【0004】なお、9はグランドボックス6の一部に取
り付けられて、上記コンタクトシール8の設置部位に潤
滑油を供給する油供給パイプ、10はグランド押え7の
設置側とは反対側に配置されて、上記コンタクトシール
8の他側を抜け止め保持をする保持プレートである。
【0005】そして、これらの保持プレート10および
グランドボックス6のフランジ部が回転容器1端の取付
板11にボルトナット(図示しない)により一体結合さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の回転機の軸封装置にあっては、常時安定した軸封
機能を果させるために、油供給パイプ9などからの潤滑
油の供給が必要であり、かかる潤滑油による潤滑作用に
よるもコンタクトシール8の摩耗は避けられないという
課題があった。
【0007】また、かかるコンタクトシール8の摩耗は
機外からの異物の侵入や機内物の機外への流出を招き、
このため、コンタクトシール8を頻繁に交換する必要が
あるなどの課題があった。
【0008】さらに、上記軸封構造を持った回転機が高
温で使用されるものである場合には、コンタクトシール
8が運転温度と回転時の回転軸との摩擦熱によって相当
高温に達して、材質の劣化および上記摩耗が一層顕著に
なるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような従来の課題に着目
してなされたものであり、高温の環境下で使用されても
摩耗によるシール性劣化の問題を生じることがなく、し
かも機内物の機外への流出を確実に防止できるととも
に、軸封止を十分とするためのメンテナンスが殆ど必要
がない非接触タイプの回転機の軸封装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
回転機の軸封装置は、回転機の回転軸または該回転軸に
装着されたスリーブの外周に螺旋状の溝を形成し、上記
回転軸またはスリーブの外周と一定の隙間を保つように
上記溝を被うスリーブケースによって、上記隙間および
溝に上記回転機内より僅かに高い圧力のガスまたは水蒸
気を通過させるようにしたものである。
【0011】請求項2の発明にかかる回転機の軸封装置
は、上記螺旋状の溝を、上記回転軸の回転により機内物
を上記回転機外へ漏れ出すのを阻止するねじり方向に設
けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の一形態
を図について説明する。図1において、21は例えば食
品(黒糖など)製造のための回転機としての回転濃縮装
置(ロートサーム)を構成する横型容器22の側板であ
り、この横型容器22内の中心部に、外部に設置した軸
受23に回転自在に支承された回転軸24が貫通してい
る。
【0013】また、上記回転軸24の外周には、上記軸
受23付近にラビリンススリーブとしてのスリーブ25
がボルト・ナット26により固着されている。このスリ
ーブ25の外周には、回転機の横型容器22内に収容し
た物質(機内物)が、上記回転軸24の貫通部から横型
容器22の外へ漏れ出すのを阻止する方向に、螺旋状の
溝27が設けられている。
【0014】28はスリーブ25の一端部の内周と回転
軸24との間に介装されたシールリング、29は上記ス
リーブ25の外周と一定の間隙を保ち、かつ上記溝27
を被うように固定側に設けられたスリーブケースであ
る。
【0015】このスリーブケース29は、これにより被
われた上記隙間および溝27に、上記回転機の横型容器
22内の圧力より僅かに高い圧力の乾いたガスまたは水
蒸気を通過させるように機能するものである。
【0016】なお、このスリーブケース29端の外周と
上記側板21の内周面との間にシールリング30が介装
され、さらに、このスリーブケース29に突設されたフ
ランジ部31が上記側板21の外側面にボルトなどによ
り固着されている。
【0017】従って、上記各シールリング28,30は
横型容器22内の物質が側板21の外へ漏れるのを抑え
ている。
【0018】さらに、32は上記側板21とともにスリ
ーブケース29の端部を支持する補助板で、この補助板
32および側板21にはこれらを一体に連結するリング
壁33が設けられている。そして、これらのリング壁3
3,補助板32,側板21およびスリーブケース29は
ガスや水蒸気の貯溜室(メカシールボックス)34を形
成している。
【0019】そして、上記リング壁33の上部には貯溜
室34に連通するガスや水蒸気の供給管35が設けら
れ、同じくリング壁33の下部には水蒸気やガスの凝縮
により発生したドレンを排出するドレン排出管36が設
けられている。
【0020】また、37はシールリング38を介して補
助板32に当接されたディスタントプレートで、このデ
ィスタントプレート37の外側であって、上記回転軸2
4およびスリーブ25が貫通する部位にはリング状切欠
39が形成されている。
【0021】そしてこのリング切欠39内には、スプリ
ング40により軸方向に付勢されたシール41が挿入さ
れている。このシール41はスリーブ25とディスタン
トプレート37との間を封止する。
【0022】42はボルト(図示しない)などによりデ
ィスタントプレート37の外側面に固定されたシール押
え部材であり、これが上記シール41を上記スプリング
40に抗して軸方向に押圧して、脱落防止をしている。
【0023】次に動作について説明する。まず、横型容
器22内に食品を投入して回転軸24を例えば周速が約
2m/sにて駆動し、この回転軸24に設けた撹拌翼な
どにより食品の撹拌を行わせる。このときの横型容器2
2内の温度を、例えば黒糖の濃縮のために165℃とす
る。
【0024】一方、上記供給通路35を通じて微圧の水
蒸気を、流量が4.7Nm3 /Hで貯溜室34内に供
給し、スリーブケース29に予め形成された通気孔(図
示しない)を通じて、上記スリーブ25およびスリーブ
ケース29間の間隙および溝27に供給する。ここで、
スリーブ25に形成された軸方向に隣り合う溝27間の
ラビリンス間隙を1.5mmとする。
【0025】こうすることで、黒糖などの食品は横型容
器1内で高温にて撹拌されて、粘度の高い濃縮液体また
は固形物が混じったシャーベット状物質となる。
【0026】このとき、そのシャーベット状の物質の一
部が、上記横型容器1内から、回転軸24,スリーブ2
5およびスリーブケース29の各相互間にあるシールリ
ング28,30を介して封止部側へ漏れ出ようとする。
【0027】しかし、上記貯溜室34内に供給された水
蒸気の圧力が横型容器22の内外圧に比べて幾分高いた
め、その水蒸気の一部がスリーブ25外周の上記溝27
および側板22における回転軸24の挿通部を通じて横
型容器22内に取り込まれる。このため、この水蒸気の
流動性を利用して、横型容器22外(機外)へ漏れ出よ
うとする上記粘度の高い液体が横型容器22内へ押し戻
される。この結果、横型容器22内の食品などの物質が
機外へ漏れるのを確実に回避できることとなる。
【0028】なお、上記食品が黒糖である場合には、水
蒸気の流動性を利用することにより過濃縮を防止でき、
軸封部での固着を回避可能にする。
【0029】従って、機内物が固化しない物質であった
り流動性が変わらない物質である場合には、水蒸気に代
えて乾いたガスや空気を用いることは任意である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、回転機の回転軸または該回転軸に装着されたスリー
ブの外周に螺旋状の溝を形成し、上記回転軸またはスリ
ーブの外周と一定の隙間を保つように上記溝を被うスリ
ーブケースによって、上記隙間および溝に上記回転機内
より僅かに高い圧力のガスまたは水蒸気を通過させるよ
うに構成したので、高温の環境下で使用されても摩耗に
よるシール性劣化の問題を生じることがなく、しかも機
内物の機外への流出を確実に防止できるとともに、軸封
止メンテナンスを殆ど不必要とすることができるものが
得られる効果がある。
【0031】また、スリーブとスリーブケースとの非接
触シールによって、グランドパッキンの摩耗屑や汚染の
原因となる異物(コンタミ)の機内への混入をなくする
ことができ、食品等の製造装置の軸封構造に採用して最
適となる。
【0032】また、請求項2の発明によれば、上記螺旋
状の溝を、上記回転軸の回転により機内物を上記回転機
外へ漏れ出すのを阻止するねじり方向に設けるように構
成したので、機内物が軸封部に付着して固化したりし
て、その軸封部付近を汚染するのを回避できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による回転機の軸封装
置の要部を示す断面図である。
【図2】従来の回転機の軸封装置の一部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
24 回転軸 25 スリーブ 27 溝 29 スリーブケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機の回転軸または該回転軸に装着さ
    れたスリーブの外周に形成された螺旋状の溝と、上記回
    転軸またはスリーブの外周と一定の隙間を保つように上
    記溝を被い、上記隙間および溝に上記回転機内より僅か
    に高い圧力のガスまたは水蒸気を導入させるスリーブケ
    ースとを備えたことを特徴とする回転機の軸封装置。
  2. 【請求項2】 上記螺旋状の溝が、上記回転軸の回転に
    より機内物が上記回転機外へ漏れ出すのを阻止するねじ
    り方向に加工されていることを特徴とする請求項1に記
    載の回転機の軸封装置。
JP7351063A 1995-12-25 1995-12-25 回転機の軸封装置 Pending JPH09177991A (ja)

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JP7351063A JPH09177991A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転機の軸封装置

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JP7351063A JPH09177991A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転機の軸封装置

Publications (1)

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JPH09177991A true JPH09177991A (ja) 1997-07-11

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ID=18414796

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JP7351063A Pending JPH09177991A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 回転機の軸封装置

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JP (1) JPH09177991A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247646A (ja) * 2005-01-06 2006-09-21 Gericke Ag バルク原料処理装置
CN102887554A (zh) * 2012-09-21 2013-01-23 江苏北辰环境科技有限公司 一种污水处理池卧式搅拌机穿墙结构
JP2018136029A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社オシキリ 軸封部材、回転軸の軸封装置、横型ミキサ及びミキサ

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JP2006247646A (ja) * 2005-01-06 2006-09-21 Gericke Ag バルク原料処理装置
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Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

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Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050719