JPH09176324A - 熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合方法および装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合方法および装置

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JPH09176324A
JPH09176324A JP33623595A JP33623595A JPH09176324A JP H09176324 A JPH09176324 A JP H09176324A JP 33623595 A JP33623595 A JP 33623595A JP 33623595 A JP33623595 A JP 33623595A JP H09176324 A JPH09176324 A JP H09176324A
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JP
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thermoplastic resin
solid
bulk density
reaction tank
phase polymerization
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JP33623595A
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Hiroyoshi Megata
宏芳 目片
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合度のバラツキが小さい高重合度の熱可塑
性樹脂粒状体を効率的に製造する連続固相重合方法およ
び装置を提供する。 【解決手段】 加熱装置(10,11,12)を設けた
縦型の固相重合反応槽1の上部側に嵩密度測定装置
(4,5,6)を配置し、この嵩密度測定装置(4,
5,6)により前記固相重合反応槽1の上部側から供給
される熱可塑性樹脂粒状体の嵩密度を測定し、その測定
値に応じて固相重合反応槽1の加熱温度を補正し、熱可
塑性樹脂粒状体の重合度を所定の実質的一定値に維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミドやポリ
エステルなどに代表される熱可塑性樹脂粒状体の連続固
相重合方法および装置に関し、さらに詳しくは、熱可塑
性樹脂粒状体を重合度のバラツキを小さく高重合度にす
る連続固相重合方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばポリアミドやポリエステル等の熱
可塑性樹脂は、そのすぐれた特性からタイヤコードやカ
ーペットなどの産業資材用繊維や、さらに飲料用ボトル
などの成形品の原料として広く使用されている。これら
の用途では、強度や耐久性などを向上させるため、熱可
塑性樹脂の重合度を一層高くすることが要求され、さら
に製品の均一性を維持するため、その高くした重合度の
バラツキを一層小さくすることが要求されている。
【0003】従来、熱可塑性樹脂を高重合度化する方法
としては、原料樹脂を粒状にチップ化した後、この粒状
体をさらに固相重合することにより行われている。固相
重合の一般的な方法としては、縦型の固相重合反応槽の
上部から原料の樹脂粒状体を連続的に供給し、移動層と
して自然落下させながら、これと向流するように加熱不
活性ガスを供給して固相重合する方法が広く採用されて
いる。
【0004】このような固相重合方法で得られる樹脂粒
状体の重合度は、主として反応槽内の反応時間と反応温
度とに大きく依存する。このうち反応時間については、
一定の容量を持つ反応槽中を通過する時間、すなわち樹
脂粒状体の滞留時間であるので、反応槽内の滞留量と時
間当たりの取出量によって決定される。しかしながら、
反応槽内に滞留する樹脂粒状体の量は、その嵩密度によ
って大きく変化するため、実質的な滞留時間にはかなり
の差を生じていた。すなわち、固相重合反応槽に供給さ
れる樹脂粒状体は、通常は液相重合により得られた前重
合体をペレタイザーで細断したチップ状物であり、この
チップ状物を風送などの手段で固相重合反応槽に送るよ
うにしているが、これらの工程を経る過程において、例
えば細断時の温度条件、カッターの切れ味、風送時に発
生する粉末などの影響によって粒状体の形状が種々に変
化するため、その形状変化によって嵩密度は変動する。
そして、この嵩密度が変動すると最適の固相重合反応時
間も変化し、最終的に得られた樹脂粒状体の重合度に大
きなバラツキを生ずるという問題を有していたのであ
る。
【0005】このような問題の対策として、固相重合に
供する樹脂粒状体を定期的にサンプリングして嵩密度を
測定し、その測定結果に基づいて固相重合反応温度を補
正することが考えられる。しかし、この方法では、実際
に固相重合に供する樹脂粒状体と、測定結果との間には
時間的なずれがあるため、温度補正を完全かつ正確に行
うことはできず、しかも定期的に嵩密度の測定を行うた
めには、作業者を増やす必要があり、生産性を低下する
ことが避けちれないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重合
度のバラツキの小さい高重合度の熱可塑性樹脂粒状体を
効率的に製造可能にする連続固相重合方法および装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する本発
明は、加熱装置を設けた縦型の固相重合反応槽の上部に
熱可塑性樹脂粒状体を供給し、下部から取り出して連続
固相重合する方法において、前記固相重合反応槽の上部
側に嵩密度測定装置を配置し、該嵩密度測定装置により
前記固相重合反応槽上部側に供給される熱可塑性樹脂粒
状体の嵩密度を測定し、その測定値に応じて前記固相重
合反応槽の加熱温度を補正し、前記下部から取り出され
る熱可塑性樹脂粒状体の重合度を所定の実質的一定値に
維持することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の連続固相重合装置は、加熱
装置を設けた縦型の固相重合反応槽の上部から熱可塑性
樹脂粒状体を供給し、下部から取り出す連続固相重合装
置において、前記固相重合反応槽の上部に、該上部に供
給される熱可塑性樹脂粒状体の嵩密度を測定する嵩密度
測定装置を設け、該嵩密度測定装置の測定値により前記
加熱装置の加熱温度を固相重合後の重合度を所定の実質
的一定値にする制御装置を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】このように固相重合反応槽の上部に嵩密度
測定装置を取り付け、その上部に供給される熱可塑性樹
脂粒状体の嵩密度を測定し、その測定値に基づいて固相
重合のための加熱温度を固相重合後の重合度が所定の一
定値になるように補正するため、嵩密度の如何にかかわ
らず重合度のバラツキが小さい高重合度の熱可塑性樹脂
粒状体を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
を参照して説明する。図1は、本発明の実施に使用され
る熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合装置を例示するも
のである。固相重合反応槽1の上部には熱可塑性樹脂粒
状体を連続的に供給する供給ホッパー2が設けられ、ま
た下部には固相重合後の熱可塑性樹脂粒状体を連続的に
取り出すロータリバルブ3が設けられている。供給ホッ
パー2の上流側には計量ホッパー4が連結され、この計
量ホッパー4は重量計5に支持されると共に、容量計と
してのレベル計6が取り付けられている。このような構
成の計量ホッパー4の入口7に、ペレタイザーなどで細
断された前重合体の樹脂粒状体(チップ)が供給される
ようになっている。
【0011】重量計5とレベル計6(容量計)とを備え
た計量ホッパー4は、嵩密度測定装置として構成されて
いる。入口7から計量ホッパー4へ供給された樹脂粒状
体がレベル計6まで充満すると、それをレベル計6が検
知して、計量ホッパー4に供給された樹脂粒状体の容量
を測定する。同時に、その容量の重量を重量計5が測定
する。重量計5の測定信号とレベル計6(容量計)の測
定信号とは制御部8へ入力され、ここで嵩密度(単位容
量当たりの重量)が演算されるようになっている。その
嵩密度は、後述する数式などを基礎にして演算すること
ができる。
【0012】また、固相重合反応槽1には、加熱装置と
して下部と上部に循環パイプ12が接続され、この循環
パイプ12に循環ブロワ9、ガス加熱器10、ガス精製
器11などが連結されている。循環ブロワ9はガス加熱
器10で加熱された不活性ガス(窒素ガスなど)を循環
パイプ12に強制循環させ、固相重合反応槽1に対して
は下部から上部へ流動させ、上方から落下する層状の熱
可塑性樹脂粒状体を加熱するようになっている。
【0013】熱可塑性樹脂粒状体を加熱した後の不活性
ガスは循環パイプ12に還流し、ガス精製器11で水分
や低重合体などを除去されたのち、再びガス加熱器10
で加熱されて固相重合反応槽1へ供給されるようになっ
ている。ガス加熱器10は供給管14から供給される熱
媒により不活性ガスを加熱し、かつその熱媒供給量を制
御部8の指令により調節弁13を開閉させて加熱温度を
制御するようになっている。また、固相重合反応槽1内
へ供給される不活性ガスの温度は温度検出計15によっ
て検知され、その検知信号が制御部8に送られるように
なっている。
【0014】上述した連続固相重合反応装置において、
計量ホッパー4に供給された熱可塑性樹脂粒状体の嵩密
度の測定が終了すると、樹脂粒状体は供給ホッパー2へ
供給され、この供給ホッパー2から連続的に固相重合反
応槽1へ供給される。固相重合反応槽1内では樹脂粒状
体は重力により層状に自然落下しつつ、下方から上昇す
る加熱不活性ガスによって加熱されて固相重合を進行さ
せる。そして、最後に下部のロータリバルブ3から排出
される。
【0015】このような固相重合反応において、制御部
8は、計量ホッパー4における嵩密度測定装置が検出し
た嵩密度に基づき、その嵩密度に対応して目的の所定重
合度にするのに必要な加熱温度を予めセットされた記憶
部から引き出し、上記温度検出計15が検知した温度と
比較し、両者間に差があれば、その差をゼロにするよう
に調節弁13に指令を出して供給管14からガス加熱器
10に供給する熱媒量を調節する。このような制御を連
続的または間欠的に行うことによって、ロータリバルブ
3から取り出される固相重合後の樹脂粒状体の重合度を
バラツキの少ない一定の水準に維持することができる。
【0016】上述した本発明において、樹脂粒状体の嵩
密度の測定法は、容量が既知の容器(計量ホッパー)に
樹脂粒状体を充填し、この充填容量における重量を測定
すれば、単位容量当たりの重量として算出することがで
きる。実施形態では、計量ホッパー4に重量計5と容量
計としてのレベル計6とを設けることにより嵩密度を測
定するようにした。
【0017】重量の測定には、ロードセルを使用すれば
電気信号への変換を容易にすることができる。また、容
量計としてのレベル計としては、音叉式、超音波式、電
気容量式、電気抵抗式などの公知の計器がいずれも使用
可能である。容量の測定には、計量ホッパーの充填面を
平らにして測定することが好ましいが、計量ホッパー内
の樹脂粒状体粒面の1点を測定しても実用上は問題のな
い測定結果を得ることができる。すなわち、樹脂粒状体
の安息角度によりレベル位置は変化するが、安息角度と
レベル計の位置とを予め計算にいれておけばよい。好ま
しくは、計量ホッパーの半径に対し壁面から1/3の距
離を測定点にすれば、安息角度の変化に対する誤差を最
小限にすることができる。
【0018】嵩密度の測定結果を、固相重合の加熱温度
の補正の制御に使用するときの原理としては、次のよう
に行うことができる。ポリアミドやポリエステルなどの
熱可塑性重合体の固相重合速度は、一般に下記式(I)
のような簡便式で表示することができる。 Pn =t・exp(A/T+B)+P0 n ・・・・(I) ただし、Pは所望の数平均重合度、P0 はその初期重合
度、tは固相重合時間、Tは固相重合温度、A,Bはポ
リマー固有の定数であり、予めビーカー試験などで求め
た値である。
【0019】樹脂粒状体の嵩密度の変化は、滞留時間、
すなわち固相重合時間の変化としてとらえることができ
るので、上記式(I)で示した所望の重合度に対して嵩
密度の変化分を滞留時間tの変化としてとらえ、上記式
(I)における数平均重合度Pが一定となるようにtの
変化に対応する分の温度補正をすればよい。加熱温度の
温度補正は、通常下記式(II)に示す演算で行うことが
できる。
【0020】 ΔT=K・Δρ ・・・・・(II) ただし、ΔTは補正すべき温度差分、Δρは見掛け密度
の変化分、Kは補正定数で上記式(I)に対応する量と
して制御部で演算、補正設定した値である。本発明にい
て、樹脂粒状体の嵩密度による固相重合温度の補正は、
上記のように簡単な演算で可能であり、制御部8からの
信号により、固相重合反応槽1内の加熱温度をガス加熱
器10で所望の演算された温度に調節することにより実
施することができる。また、この制御部8には、嵩密度
変化の比例設定器を組み込むようにすれば容易に実施可
能である。
【0021】本発明の連続固相重合方法および装置に適
用する熱可塑性樹脂としては、ポリカプラミドやポリヘ
キサメチレンアジパミドなどに代表されるポリアミド、
およびポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレ
フタレートなどに代表されるポリエステルなどに有効で
あるが、それ以外の熱可塑性樹脂についても適用するこ
とができる。
【0022】上記熱可塑性樹脂は、液相重合後の溶融樹
脂をストランド状またはシート状に押出し、水などの冷
媒で冷却した後、ペレタイザーでカッティングすること
により細粒化され、固相重合用の樹脂粒状体が調整され
る。上述したように、このようにした得た樹脂粒状体の
嵩密度は、主として液相重合後の溶融樹脂のカッティン
グ工程の条件により変化する。特に、樹脂粒状体の断面
形状、カット長および各稜の鋭さなどが変動することに
より嵩密度が大きく変化する。
【0023】しかし、本発明によれば、樹脂粒状体の嵩
密度に応じて固相重合における加熱温度を補正するよう
にしたので、重合度のバラツキを小さく抑制することが
できる。したがって、カッティング工程の条件にそれ程
の注意を払う必要がなく生産することできる。例えば、
カッティング速度、冷却温度、カッター刃の切れ味など
は任意に設定することができ、場合によってはクラッシ
ャーによる細粒化のように、嵩密度の変化が大きくなる
ようなカッティング手段を採用することも可能である。
【0024】
【実施例】
実施例1 オートクレーブを用いて液相重合して得られた98%硫
酸相対粘度が2.60のポリヘキサメチレンアジパミド
(ナイロン66)のストランドを、冷却固化しながらカ
ッティングしてチップ化(粒状体)した。
【0025】上記カッティング工程において、途中にチ
ップカッター刃の更新を行い、この更新前後に採取した
チップの嵩密度をビーカーで測定したところ、更新前:
698kg/m3 、更新後720kg/m3 であった。得ら
れたナイロン66チップを、一旦チップサイロに貯留
し、このチップを図1の構成からなる連続固相重合装置
の計量ホッパーに仕込み、嵩密度を計量毎に供給ホッパ
ーに連続的に供給し、その供給ホッパーから固相重合反
応槽内に連続供給し、槽内で加熱窒素ガスと接触させる
ことにより連続固相重合を行った。
【0026】固相重合の設定基本条件は、温度:160
℃、反応時間:15時間、固相重合後のチップの目標硫
酸相対粘度:3.60とした。チップの嵩密度の測定は
表1の〜に時間区分で行い、その測定値を制御部で
演算処理し、初期設定反応温度:160℃に対する各区
分の実設定温度を表1に示したように補正しつつ固相重
合を行った。
【0027】この結果、得られた固相重合後のチップの
硫酸相対粘度は、表1に示したように、嵩密度が時間的
に変動していたにもかかわらず、目標値:3.60に対
し±0.003の少ないバラツキにすることができた。 比較例1 実施例1と同様に液相重合して得られたナイロン66
を、同様にカッティングするに際し、カッティング途中
でチップカッター刃の更新を行い、この更新前後に採取
したチップの嵩密度をビーカーで測定したところ、 更
新前:695kg/m3 、更新後722kg/m3 であっ
た。
【0028】このチップを実施例1と同様に固相重合す
るに際し、計量ホッパーによる嵩密度の測定および制御
部による温度補正を省略して、一定の設定温度:160
℃で連続固相重合を行った。その結果、得られた固相重
合後のチップの硫酸相対粘度は、表1に示したように、
目標値:3.60に対して−0.006〜+0.031
と大きなバラツキを有していた。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、固相
重合反応槽の上部に嵩密度測定装置を設置し、この嵩密
度測定装置により熱可塑性樹脂粒状体の嵩密度を固相重
合反応槽に供給する前に予め測定し、その測定値に応じ
て加熱温度の補正を行いながら固相重合を行うようにし
たため、重合度のバラツキの小さい高重合度の熱可塑性
樹脂粒状体を効率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合装
置の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 固相重合反応槽 2 供給ホッパー 3 ロータリーバルブ 4 計量ホッパー 5 重量計 6 レベル計(容量計) 8 制御部 9 循環ブロア 10 ガス加熱器 12 循環パイプ 13 調節弁 14 熱媒供給管 15 温度計

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱装置を設けた縦型の固相重合反応槽
    の上部に熱可塑性樹脂粒状体を供給し、下部から取り出
    して連続固相重合する方法において、前記固相重合反応
    槽の上部側に嵩密度測定装置を配置し、該嵩密度測定装
    置により前記固相重合反応槽上部側に供給される熱可塑
    性樹脂粒状体の嵩密度を測定し、その測定値に応じて前
    記固相重合反応槽の加熱温度を補正し、前記下部から取
    り出される熱可塑性樹脂粒状体の重合度を所定の実質的
    一定値に維持する熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合方
    法。
  2. 【請求項2】 前記固相重合反応槽の上部から下部へ熱
    可塑性樹脂粒状体を層状に自由落下させ、該固相重合反
    応槽の下部から上部へ加熱不活性ガスを強制循環させる
    請求項1に記載の熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合方
    法。
  3. 【請求項3】 前記嵩密度の測定値に基づく前記加熱装
    置の加熱温度の補正をオンラインにより連続的または間
    欠的に行う請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂粒状
    体の連続固相重合方法。
  4. 【請求項4】 加熱装置を設けた縦型の固相重合反応槽
    の上部から熱可塑性樹脂粒状体を供給し、下部から取り
    出す連続固相重合装置において、前記固相重合反応槽の
    上部に、該上部に供給される熱可塑性樹脂粒状体の嵩密
    度を測定する嵩密度測定装置を設け、該嵩密度測定装置
    の測定値により前記加熱装置の加熱温度を固相重合後の
    重合度を所定の実質的一定値にする制御装置を設けた熱
    可塑性樹脂粒状体の連続固相重合装置。
  5. 【請求項5】 前記固相重合反応槽を熱可塑性樹脂粒状
    体を上部から下部へ層状に自然落下させる構成にし、前
    記加熱装置を前記固相重合反応槽の下部から上部へ加熱
    不活性ガスを強制循環する構成にした請求項4に記載の
    熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合装置。
  6. 【請求項6】 前記固相重合反応層の上部に熱可塑性樹
    脂粒状体を連続供給する供給ホッパーを設け、該供給ホ
    ッパーの上流側に前記嵩密度測定装置を連設した請求項
    4または5に記載の熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合
    装置。
  7. 【請求項7】 前記嵩密度測定装置を、熱可塑性樹脂粒
    状体の容量を測定する容量計と重量を測定する重量計を
    備えた計量ホッパーから構成した請求項4〜6のいずれ
    か1項に記載の熱可塑性樹脂粒状体の連続固相重合装
    置。
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