JPH09176164A - キサンテン連結メチン化合物 - Google Patents

キサンテン連結メチン化合物

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JPH09176164A
JPH09176164A JP7352313A JP35231395A JPH09176164A JP H09176164 A JPH09176164 A JP H09176164A JP 7352313 A JP7352313 A JP 7352313A JP 35231395 A JP35231395 A JP 35231395A JP H09176164 A JPH09176164 A JP H09176164A
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JP
Japan
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group
compound
substituent
formula
carbon atoms
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JP7352313A
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Inventor
Takashi Kato
隆志 加藤
Kiyoji Okazaki
廉治 岡崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な連結型シアニン色素化合物を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式で表される化合物。 【化1】 (式中、R1〜R6は水素原子又は置換基を、R7、R
8はアルキル基を、X及びYは酸素、硫黄、>N−R9
または>C(R10)(R11)(ここで、R9、R1
0、R11は水素原子、アルキル基などである。)、Z
1、Z2は5または6員の含窒素複素環を、L1〜L6
は各々メチン鎖を、そしてE1、E2は助色団を表す。
n1、n2は0〜3である。Mは対イオンである。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な、キサンテン
で連結されたことを特徴とするメチン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】シアニン色素は、写真用増感色素、染
料、蛍光塗料、機能性材料(たとえば、非線形光学材
料)、顔料、医薬品などとして重要である。従来、シア
ニン色素の機能を高めるために2つのシアニン色素を連
結した化合物が提案されている。たとえばテトラヘドロ
ン レターズ、第21巻、第2977〜2980頁(1
980年)に記載されている色素、ダイズ アンド ピ
グメンツ、第10巻、第111〜120頁(1989
年)に記載されている色素などである。しかしながら、
2つのシアニン色素を連結した化合物は合成例が少な
く、種々の用途に供するには不十分であったので、新し
い連結様式を有する色素の開発が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な連結型シアニン色素化合物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記一般式(I)で表されるメチン化合物によって達成さ
れた。
【0005】一般式(I)
【化2】
【0006】(式中、R1、R2、R3、R4、R5及
びR6は各々水素原子または置換基を表す。R7及びR
8は各々アルキル基を表す。X及びYは各々酸素原子、
硫黄原子、>N−R9または>C(R10)(R11)
(ここで、R9、R10、R11は各々水素原子、アル
キル基、アリール基または酸素原子を表す。)である。
Z1及びZ2は各々5または6員の含窒素複素環を表
す。L1、L2、L3、L4、L5及びL6は各々メチ
ン鎖を表す。E1及びE2は各々助色団を表す。n1及
びn2は各々0、1、2または3である。Mは対イオン
を表す。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下、一般式(I)で表される化
合物について詳細に述べる。R1、R2、R3、R4、
R5及びR6は各々水素原子または置換基を表す。置換
基としてはハロゲン原子(たとえば、塩素、臭素、沃
素、弗素)、炭素数1〜20のアルキル基[たとえば、
メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、イソプロピルなどであり、置換されていてもよい。
置換基としては、たとえば、ハロゲン原子、ニトロ基、
アルコキシ基(たとえば、メトキシ、エトキシ)、アリ
ーロキシ基(たとえば、フェノキシ)、アミド基、アル
キニル基、アルケニル基、カルバモイル基、スルホ基、
ヒドロキシ基、カルボキシ基などがあげられる。以下、
置換基群Xという]、炭素数1〜20のアリール基(た
とえば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなどで
あり、置換されていてもよい。置換基としては上記の置
換基群Xがあげられる。)、炭素数1〜20のアルコキ
シ基(たとえば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ
などであり、置換されていてもよい。置換基としては上
記の置換基群Xがあげられる。)、炭素数1〜20のア
リーロキシ基(たとえば、フェノキシ、1−ナフトキ
シ、2−ナフトキシなどであり、置換されていてもよ
い。置換基としては上記の置換基群Xがあげられ
る。)、シアノ基、炭素数1〜20のアシル基(たとえ
ば、アセチル、ベンゾイルなどであり、置換されていて
も良い。置換基としては上記の置換基群Xがあげられ
る)、炭素数1〜20のアルキルスルファモイル基(た
とえば、メチルスルファモイルであり、置換されていて
もよい。置換基としては上記の置換基群Xがあげられ
る)、カルボキシ基、炭素数1〜20のアルキルカルボ
ニル基(たとえば、メチルカルボニル、エチルカルボニ
ルなどであり、置換されていてもよい。置換基としては
上記の置換基群Xがあげられる)、ヒドロキシ基、炭素
数1〜20のアルキルチオ基(たとえば、メチルチオ、
エチルチオなどであり、置換されていてもよい。置換基
としては上記の置換基群Xがあげられる)、炭素数1〜
20のアルケニル基(たとえば、エテニル、1−プロペ
ニルなどであり、置換されていてもよい。置換基として
は上記の置換基群Xがあげられる)、炭素数1〜20の
アルキニル基(たとえば、エチニル、1−プロピニルな
どであり、置換されていてもよい。置換基としては上記
の置換基群Xがあげられる)などが挙げられる。R1、
R2、R3、R4、R5及びR6としては好ましくは、
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基であ
り、特に好ましくは水素原子、メチル基、t−ブチル基
である。
【0008】R7及びR8は各々、炭素数1〜20のア
ルキル基(たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、
n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソプロピ
ル、イソブチル、イソペンチルなどであり、置換されて
いてもよい。置換基としては上記の置換基群Xがあげら
れる。好ましい置換基としては、スルホ基、カルボキシ
基、アルコキシ基、アルケニル基、アミド基である。置
換基がスルホ基である場合、それらのカウンターイオン
としてはアルカリ金属、4級アンモニウム化合物があげ
られ、たとえばナトリウム、カリウム、ピリジニウム、
トリエチルアンモニウムなどである。)である。R7及
びR8として好ましくは、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、スルホエチル基、スルホプロピル基、スルホブチ
ル基である。
【0009】X及びYは各々酸素原子、硫黄原子、>N
−R9または>C(R10)(R11)である。ここ
で、R9,R10及びR11は各々水素原子、アルキル
基、アリール基または酸素原子であり、例えば前述のも
のがあげられる。Xとして好ましくは酸素原子、−CH
=であり、Yとして好ましくは>N−R9、>C(R1
0)(R11)である。
【0010】L1、L2、L3、L4、L5及びL6は
メチン基{置換されていてもよい[置換基としては、ア
ルキル基(たとえば、メチル、エチル、2−カルボキシ
エチル)、アルコキシ基(たとえば、メトキシ、エトキ
シ)、アミノ基(たとえば、N,N−ジメチルアミノ、
N,N−ジフェニルアミノ、N−メチルピペラジノ)、
ハロゲン原子(たとえば、塩素、臭素、沃素)、アリー
ル基(たとえば、フェニル)などである]}を表し、ま
た環を形成してもよく、あるいは助色団と環を形成する
こともできる。置換基としてはアルキル基、アリール
基、ハロゲン原子が好ましく、置換位置としてはn1=
1の場合、L2が置換されている構造が好ましく、n1
=2の場合、L2またはL3が置換されている構造が好
ましい。L1、L2、L3、L4、L5及びL6として
好ましくは、無置換あるいはアルキル基置換のメチン基
である。
【0011】Z1及びZ2は各々5または6員の含窒素
複素環を表し、各々1箇所でキサンテン環と連結してい
る。含窒素複素環としては炭素数1〜20のピリジニウ
ム環(たとえば、2−ピリジニウム、3−ピリジニウ
ム、4−ピリジニウム、2−(5−メチル)ピリジニウ
ム、3−(2−メチル)ピリジニウム、4−(3−クロ
ロ)ピリジニウム、2−(4−フェニル)ピリジニウ
ム、3−(5−フェニル)ピリジニウムであり、置換さ
れていてもよい。置換基としては炭素数1〜20のアル
キル基(たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチルなど)、炭素数1〜20のアリール基(たとえ
ば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなど)ある
いは上記の置換基群Xがあげられる。置換基としてはア
ルキル基、ハロゲン原子、アルキルチオ基が好まし
い。)、炭素数1〜26のキノリニウム環(たとえば、
5−キノリニウム、3−キノリニウム、8−キノリニウ
ム、6−キノリニウム、4−キノリニウム、6−(8−
メチル)キノリニウム、7−(4−フェニル)キノリニ
ウム、5−(8−フェニル)キノリニウム、4−(6−
クロロ)キノリニウムであり、さらに置換されていても
よい。置換基としては炭素数1〜20のアルキル基(た
とえば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルな
ど)、炭素数1〜20のアリール基(たとえば、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチルなど)あるいは上記の
置換基群Xがあげられる。)、炭素数1〜20のチアゾ
リウム環(たとえば、4−チアゾリウムであり、さらに
置換されていてもよい。置換基としては炭素数1〜20
のアルキル基(たとえば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、n−ブチルなど)、炭素数1〜20のアリール基
(たとえば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルな
ど)あるいは上記の置換基群Xがあげられる。)、炭素
数1〜20のベンゾチアゾリウム環(たとえば、4−ベ
ンゾチアゾリウム、5−ベンゾチアゾリウム、6−ベン
ゾチアゾリウム、7−ベンゾチアゾリウム、4−(5,
6−ジメチル)ベンゾチアゾリウム、4−(5−メトキ
シ)ベンゾチアゾリウム、7−(5−クロロ)ベンゾチ
アゾリウムであり、さらに置換されていてもよい。置換
基としては炭素数1〜20のアルキル基(たとえば、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチルなど)、炭素
数1〜20のアリール基(たとえば、フェニル、1−ナ
フチル、2−ナフチルなど)あるいは上記の置換基群X
があげられる。)、炭素数1〜20のオキサゾリウム環
(たとえば、4−オキサゾリウムであり、さらに置換さ
れていてもよい。置換基としては炭素数1〜20のアル
キル基(たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、n
−ブチルなど)、炭素数1〜20のアリール基(たとえ
ば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチルなど)ある
いは上記の置換基群Xがあげられる。)、炭素数1〜2
0のベンゾオキサゾリウム環(たとえば、4−ベンゾオ
キサゾリウム、5−ベンゾオキサゾリウム、6−ベンゾ
オキサゾリウム、7−ベンゾオキサゾリウム、4−
(5,6−ジメトキシ)ベンゾオキサゾリウムであり、
さらに置換されていてもよい。置換基としては炭素数1
〜20のアルキル基(たとえば、メチル、エチル、n−
プロピル、n−ブチルなど)、炭素数1〜20のアリー
ル基(たとえば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ルなど)あるいは上記の置換基群Xがあげられる。)、
炭素数1〜20のイミダゾリウム環(たとえば、3−イ
ミダゾリウムであり、さらに置換されていてもよい。置
換基としては炭素数1〜20のアルキル基(たとえば、
メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルなど)、炭
素数1〜20のアリール基(たとえば、フェニル、1−
ナフチル、2−ナフチルなど)あるいは上記の置換基群
Xがあげられる。)、炭素数1〜20のベンゾイミダゾ
リウム環(たとえば、4−ベンゾイミダゾリウム、5−
ベンゾイミダゾリウム、6−ベンゾイミダゾリウム、7
−ベンゾイミダゾリウム、4−(5,6−ジクロロ)ベ
ンゾイミダゾリウムであり、さらに置換されていてもよ
い。置換基としては炭素数1〜20のアルキル基(たと
えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルな
ど)、炭素数1〜20のアリール基(たとえば、フェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチルなど)あるいは上記の
置換基群Xがあげられる。)があげられる。Z1及びZ
2として好ましくはピリジニウム環、キノリニウム環、
ベンゾチアゾリウム環である。
【0012】E1及びE2は各々助色団を表す。助色団
とは、時田澄男著、カラーケミストリー、第111〜1
13頁(1982年)、丸善株式会社に定義されている
ものをさし、また、T.H.James編、The T
heory of thePhotographic
Process、第4版、第197〜200頁(197
7年)に記載されているTerminal Group
とも同義である。具体例としては、カラーケミストリ
ー、第112〜113頁に記載されている官能基あるい
は、The Theory of the Photo
graphicProcess、第4版、第199頁、
表8.2に記載されているA.塩基性複素環、B.酸性
複素環が挙げられる。E1及びE2として好ましくは、
2−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、4−キノ
リル、2−チアゾリル、2−ベンゾチアゾリル、2−イ
ミダゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、2−オキサゾリ
ル、2−ベンゾオキサゾリル、2−キノキサリニル、2
−インドレニル、2−ロダニル、2−チオヒダントイニ
ル、2−ヒダントイニル、2−インダニル、4−ジメチ
ルアミノフェニル、4−ヒドロキシフェニルが挙げられ
る。特に好ましくは2−ベンゾチアゾリルである。
【0013】n1及びn2は各々0、1、2または3で
ある。好ましくは、0、1、2である。
【0014】X1は対イオンを表す。ある色素が陽イオ
ン、陰イオンであるか、あるいは正味のイオン電荷をも
つかどうかは、その助色団および置換基に依存する。典
型的な陽イオンはアンモニウムイオンおよびアルカリ金
属イオンであり、一方、陰イオンは無機陰イオンあるい
は有機陰イオンのいずれであってもよい。また、2種以
上のイオンであってもよい。陽イオンとしては、たとえ
ば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエチルア
ンモニウムイオン、ピリジニウムイオンであり、陰イオ
ンとしては、たとえば、ハロゲン陰イオン(たとえば、
塩素イオン、臭素イオン、沃素イオン)、置換アリール
スルホン酸イオン(たとえば、パラトルエンスルホン酸
イオン、パラクロロベンゼンスルホン酸イオン)、アル
キル硫酸イオン(たとえば、メチル硫酸イオン)、硫酸
イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオ
ン、ピクリン酸イオン、酢酸イオン、トリフルオロメタ
ンスルホン酸イオン、n−ブチルトリフェニルボレート
イオンが挙げられる。
【0015】次に、好ましい置換基の組合せについて述
べる。好ましい組合せは、R1、R3、R6、R8が水
素原子、R2、R4、R5、R7、R9、R10がアル
キル基、Z1、Z2がピリジニウム環あるいはキノリニ
ウム環、L1〜L6が無置換のメチン基あるいはアルキ
ル基置換のメチン基、E1及びE2が2−ベンゾチアゾ
リル、2−ピリジニル、2−キノリルの場合である。以
下に本発明の一般式(I)で表される化合物の具体例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0016】
【化3】
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】本発明の化合物は、例えば下記反応式によ
って合成することができる。(これは上記一般式(I)
の化合物において、Z1、Z2がピリジニウム環を形成
する場合であって、R1、R3、R4、R6が水素原子
であり、R2、R5がtert−ブチル基であり、Xが
酸素原子、Yが>C(CH3)2 、n1、n2が0であ
り、L3、L6がメチン基、E1、E2がベンゾチアゾ
ール核である化合物の場合である。式中R1 は一般式
(I)のR8、R9と同じであり、V1 、V2 は水素原
子又は置換基である。)
【0023】
【化9】
【0024】塩基としては上記のDBUに限定されず、
トリエチルアミン、NaOH、KOHの存在下で行うこ
とができる。無機塩として上記のNaClO4 に限定さ
れず、NaI、NaBr、KClO4 で行うことができ
る。反応モル比は一般式(II)の化合物と一般式(III)の
化合物をモル比で1:2〜1:10、好ましくは1:2
〜1:4とする。反応温度は0〜80℃、反応時間は3
0分〜12時間とする。
【0025】一般式(I)で表される化合物は下記の文
献中に記載の方法あるいは文献中に引用されている方法
を参照して合成することができる。 (a)ディー.エム.ハマー著、ヘテロサイクリック
コンパウンズ−スペシャル トピックス イン ヘテロ
サイクリック ケミストリー−、第8章、(ジョン ウ
イリー & ソンズ、ニューヨーク、ロンドン、197
7). (b)エフ.エム.スターマー著、ヘテロサイクリック
コンパウンズ−シアニン ダイズ アンド リレイテ
ッド コンパウンズ−、(ジョン ウイリー &ソン
ズ、ニューヨーク、ロンドン、1964).
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説
明する。 実施例1(化合物No.2の合成)
【0027】
【化10】
【0028】化合物(C−1)30mg、化合物(C−
2)42mg及びジアザビシクロウンデセン(DBU)
30mgのDMF溶液を外温50℃のオイルバスで2時
間加熱撹拌した後、過塩素酸ナトリウム水溶液を加え、
粗結晶を得た。得られた粗結晶はメタノール・塩化メチ
レン溶液から再結晶を繰返し、化合物No.2を得た。 収量26mg(収率62%) λmax=445nm(MeOH) 融点 300℃以上1 H−NMR(DMSO−d6 )δ1.36(s,18
H),1.82(s,6H),3.68(s,6H),
3.71(s,6H),4.06(s,6H),5.5
7(s,2H),6.56(d,2H,J=9Hz),
6.96(s,2H),7.12(d,2H,J=7H
z),7.30(s,2H),7.42(d,2H,J
=9Hz),7.49(s,2H),7.78(s,2
H),8.31(d,2H,J=7Hz) IR(KBr)2955,1638,1535,148
2,1378,1341,1302,1270,122
8,1090,1030,922,910,760,6
21cm-1 FAB−MS M−C1O4 -=989
【0029】試験例 本発明の化合物No.2の4×10-6mol/Lメタノ
ール溶液と比較色素Aの8×10-6mol/Lメタノー
ル溶液を各々、室温下、励起波長450nmで蛍光スペ
クトルを測定し、本発明の化合物No.2と比較色素A
の蛍光スペクトルの相対強度比(S=(No.2)/
(A))を求めたところS=1.2となった。
【0030】
【化11】
【0031】
【発明の効果】本発明の化合物は蛍光強度が大きいの
で、蛍光塗料、色素レーザー用色素、有機エレクトロル
ミネッセンス素子用色素、病態診断用蛍光プローブとし
て有用であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 405/14 215 C07D 405/14 215 413/14 213 413/14 213 215 215 421/14 421/14 C09B 23/00 C09B 23/00 F //(C07D 417/14 213:24 277:64 311:82) (C07D 417/14 213:24 277:64 311:86) (C07D 417/14 277:64 311:82) (C07D 417/14 215:12 277:64 311:82) (C07D 405/14 213:24 311:82) (C07D 405/14 213:24 239:60) (C07D 405/14 213:24 215:12 311:82) (C07D 405/14 209:08 213:24 311:82) (C07D 405/14 213:24 235:06 311:82) (C07D 405/14 215:12 311:82) (C07D 413/14 213:24 263:56 311:82) (C07D 413/14 263:56 311:82) (C07D 413/14 215:12 263:56 311:82) (C07D 421/14 213:24 293:12 311:82) (C07D 421/14 215:12 293:12 311:82)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるキサンテン
    連結メチン化合物。 一般式(I) 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は各々
    水素原子または置換基を表す。R7及びR8は各々アル
    キル基を表す。X及びYは各々酸素原子、硫黄原子、>
    N−R9または>C(R10)(R11)(ここで、R
    9、R10、R11は各々水素原子、アルキル基、アリ
    ール基または酸素原子を表す。)である。Z1及びZ2
    は各々5または6員の含窒素複素環を表す。L1、L
    2、L3、L4、L5及びL6は各々メチン鎖を表す。
    E1及びE2は各々助色団を表す。n1及びn2は各々
    0、1、2または3である。Mは対イオンを表す。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、Xが酸素原子、
    Yがアルキレン基、Z1及びZ2が各々ピリジン環もし
    くはキノリン環、E1及びE2が各々ベンゾチアゾール
    環であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
JP7352313A 1995-12-28 1995-12-28 キサンテン連結メチン化合物 Pending JPH09176164A (ja)

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