JPH09174475A - すぐ取れる吸盤 - Google Patents

すぐ取れる吸盤

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JPH09174475A
JPH09174475A JP35471695A JP35471695A JPH09174475A JP H09174475 A JPH09174475 A JP H09174475A JP 35471695 A JP35471695 A JP 35471695A JP 35471695 A JP35471695 A JP 35471695A JP H09174475 A JPH09174475 A JP H09174475A
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JP
Japan
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upper structure
valve
suction cup
ventilation
sucker
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Pending
Application number
JP35471695A
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English (en)
Inventor
Naohito Nakagawa
尚人 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸盤を吸着面から剥がそうとするときは、個々
の吸盤の裾を持ち上げて空気を導き入れる必要があっ
た。また、大きな台の下に使用して直接にさわることが
出来ないときは、これを剥がすことは非常に困難であっ
た。本発明は、吸盤の吸着面からの剥離が容易に行える
ようにする。 【解決の手段】吸盤の一部に通気孔を設け、重力その他
により吸着面に押しつける方向の力が働いているとき
は、この通気孔を塞いで普通の吸盤としての働きを成
し、吸着面から離れるような力が働いたときには通気孔
が開いて、直ちに吸着面から剥離するように、且つ、こ
れらが外部の制御機構や動力を用いることなく行えるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデスクトッ
プコンピュータやワードプロセッサーなどの上部構造物
の脚部に用いるとき、通常のゴム製の脚部の単なる摩擦
力よりもはるかに大きな固着力を得ることが出来、普段
の使用時あるいは地震の時などにおいてもズレることな
く安定しているが、移設したいときには上部構造物を持
ち上げるだけで容易に剥がすことの出来る吸盤である。
【0002】
【従来の技術】吸盤を剥がそうとするときは裾の一部に
突起を設け、これをつまみ上げることにより周辺部を持
ち上げ、空気を導き入れていた。しかし、このような方
法では剥がそうとするときにはまず突起を探さなければ
ならず迅速に行うことが出来なかった。更に、複数の吸
盤を使用している時にこれを一つ一つ剥がしていくのは
容易ではなく、また大きな架台の下にあって剥離用の突
起に触れることが出来ないような場合は多大な力を要す
るばかりか破損の恐れさえあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上部
構造物が置かれているときには、通常の吸盤としての機
能・固着力を有しながら、吸着面から剥がそうとすると
きは迅速且つ個々の吸盤に触ることなく容易に剥がせる
ようにした吸盤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、吸盤であって、通気
孔および常には開いている弁を設け、上部構造物が置か
れているときには弁を押さえて通気を妨げて普通の吸盤
としての働きを成し、上部構造物を持ち上げようとする
ときには直ちに弁が開いて空気が入り、容易に吸着面か
ら剥がれるようにしたことを特徴とする。
【0005】同様に、請求項2に記載された発明は、吸
盤であって、通気孔を設け、上部構造物が置かれている
ときに、支持部の形状及び材質を通気を妨げるようなも
のとするときには普通の吸盤としての働きを成し、上部
構造物を持ち上げようとするときには直ちに空気が入
り、容易に吸着面から剥がれるにしたことを特徴とす
る。
【0006】更に、請求項3に記載された発明は、吸盤
であって、通気孔とこれに押しつけるような力が働くと
きには通気を妨げ、引き離そうとするような力が働く時
には通気性が回復するような形状・材質の保持具とによ
り、保持具が取り付けられた上部構造物が置かれている
ときには普通の吸盤としての働きを成し、上部構造物を
持ち上げようとするときにはこれに取り付けられた保持
具による機密性が失われ、通気孔から直ちに空気が入り
容易に吸着面から剥がれるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】請求項4に記載された発明は、吸盤であっ
て、通気孔および常には開いている弁を設け、且つ、通
気孔を含む中心部付近の肉厚を均等にして上面下面が平
らになるようにし、上部構造物が置かれているときには
弁を押さえて通気を妨げて普通の吸盤としての働きを成
し、上部構造物を持ち上げようとするときには直ちに弁
が開いて空気が入り、容易に吸着面から剥がれるように
したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら説明する。図1は請求項1に関する
実施の形態を示すもので、ゴム状弾性を有する合成樹脂
で構成された吸盤1が、パーソナルコンピュータ等の上
部構造物11を支持し、上部構造物の重量によって、下
部構造物14 (机等)に圧接されているところであ
る。吸盤1と同様の素材で別体に構成された弁3は、そ
れ自身の弾発力によって上方に付勢され、常には通気孔
2を解放しているが、ここではこの上部構造物11によ
って押さえられ通気孔2を塞いでいる。吸盤1は、図1
及び図7に示すように、本体71、円筒状の支持部73
及び円筒状の接続部72から構成されている。支持部7
3は、図1に示す保持部(脚部)12内に格納され、上
下に移動することが可能となっている。この保持部12
は、図8に示す保持具4の保持部81と同様の外観を備
える。よって、図1及び図8から了解されるように、保
持部12は、上記支持部73より径が小さく、また上記
接続部72よりも径の大きい通孔13を備える。これに
よって、上部構造物11によって吸盤1が圧接されてい
ないときでも、支持部73が通孔13の周囲に保持され
下方に落下することがない。上部構造物11と支持部7
3との上端との間隙Aは、上部構造物11が吸盤1を最
も圧接したときにおいても存在するように設定されてい
る。更に更に、図1及び図7から了解されるように、吸
盤1の本体71の上面は、適当な傾斜を付されており、
上部構造物11に圧接された際、保持部72の下面の傾
斜によくなじみ、互いに密着し、空気漏れがないような
構成となっている。逆にいえば、保持部(脚部)12の
下面の形状は、吸盤1本体の上面に滑らかに沿うような
ものとしている。従って吸盤1は普通の吸盤としての働
きを成している。図2は上部構造物4を持ち上げようと
したところである。このときは弁3がその弾発力によっ
て直ちに開き通気孔2から空気が入ることから、吸盤1
自体もその弾性によって図示の形状に復元し、容易に吸
着面から剥がれるのである。
【0009】図3は請求項2に関する実施の形態を示
し、通気孔2を有する図1と同様の素材で構成された吸
盤1が上部構造物4を支持しているところである。上部
構造物と一体の脚部の下面の形状を吸盤1本体の上面に
滑らかに沿うようなものとして通気孔2を塞ぎ機密性を
保つようにしており、吸盤1は普通の吸盤としての働き
を成している。図4は上部構造物4を持ち上げようとし
たところである。このときは通気孔2から直ちに空気が
入ることから、吸盤1は容易に吸着面から剥がれるので
ある。なお、吸盤1及び保持部12の構成は、弁3がな
い点を除き、図1の形態と同一である。
【0010】図5は請求項3に関する実施の形態を示
し、図8に示す別体の保持具4が上部構造物の脚部とし
て取り付けられたものである。図5は、上部構造物11
の重みにより吸盤1に密着し通気孔2を塞いでいるとこ
ろを示す。このとき吸盤1は普通の吸盤としての働きを
成している。図6は上部構造物11を持ち上げようとし
たところである。このとき保持具4による機密性が失わ
れ通気孔2から直ちに空気が入ることから、吸盤1は容
易に吸着面から剥がれるのである。なお、吸盤1の素材
は、図1の形態と同様である。また、保持部12が別体
の保持具4として構成されている点を除けば、図1又は
図3の形態と他の要素は同一である。もちろん、本形態
でも弁を設けた図1の形態を実現できる。
【0011】図9は請求項4に関する実施の形態を示
し、通気孔2を有する図1と同様の素材で構成された吸
盤1が上部構造物4を支持しているところである。吸盤
1本体の通気孔2を含む中心部付近が平面であるから、
上部構造物の吸盤保持部12(脚部)の下面を同様に平
面にして弁3を押さえると、通気孔2が塞がれ、吸盤1
は普通の吸盤としての働きを成している。図10は上部
構造物4を持ち上げようとしたところである。このとき
は弁3がその弾発力によって直ちに開き通気孔2から空
気が入ることから、吸盤1は容易に吸着面から剥がれる
のである。すなわち、本実施の形態は、吸盤1の本体の
上面と、上部構造物の支持部の下面が平面であること以
外は、全て請求項1における素材・構成・形態とも同じ
である。
【0012】また、請求項2及び請求項3の実施の形態
において、吸盤1の本体上面を平面とし、支持部又は保
持部の下面も同じく平面としても、上部構造物11が置
かれているときには機密性が保たれ、持ち上げようとす
るときには通気孔から空気が入ることから、全く同じ効
果を得ることが出来る。
【0013】本発明で使用する弁は、図1においては別
途加工した弁を接着溶着したように描いているが、吸盤
に弁の形の切り込みを入れ、そこに通気孔を開けて吸盤
と弁とが一体となったものとすることもできる。以上の
実施の形態において、支持部73及び接続部72は円筒
上に形成しているが、本発明の目的を達成するのに支障
のない限り、多角柱等の他の形態にすることもできる。
このように、本発明の技術的思想の範囲内における修飾
・変更・付加はすべて本発明の範囲に含まれる。
【発明の効果】
【0014】吸盤に通気孔を設けたことによる第一の効
果は、「請求項1」 「請求項2」「請求項3」「請求
項4」の実施例「図1」「図2」および「図3」「図
4」および「図5」「図6」および「図9」「図10」
に見られるように、上部構造物を持ち上げようとするだ
けで、吸盤に触れることなく吸着面からの剥離が容易に
行えることである。
【0015】第2の効果は、架台に複数の吸盤を使用し
ている場合でも同時に剥がすことが出来る。また、手の
届かない広い架台の下等にも使用することが出来るよう
になった。
【0016】第3の効果は、外部の装置の補助・制御に
よらず、吸盤と保持具とにより単独で、大きな固着力と
容易に剥がせることの相反する要求を実現したことであ
る。
【0017】第4の効果は、現在の吸盤の生産設備をそ
のまま使用できることから、生産コストの上昇を最小限
に押さえることが出来ることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る実施の形態について、常には開
いている弁が上部構造物によって押さえられ通気孔を塞
いでいるため、通常の吸盤として機能しているところの
断面図である。
【図2】請求項1に係る実施の形態について、常には開
いている弁が上部構造物を持ち上げることによって直ち
に開き、通気孔から空気が入り吸着面から剥離したとこ
ろの断面図である。
【図3】請求項2に係る実施の形態について、通気孔が
上部構造物の吸盤との接触部が吸盤上面に密着して通気
を妨げられているため、通常の吸盤として機能している
ところの断面図である。
【図4】請求項2に係る実施の形態について、通気孔が
上部構造物を持ち上げることによって、直ちに通気孔か
ら空気が入り吸着面から剥離したところを説明する断面
図である。
【図5】請求項3に係る実施の形態について、通気孔
が、上部構造物の重みにより保持具が吸盤上面に密着し
て通気を妨げられているため、通常の吸盤として機能し
ているところの断面図である。
【図6】請求項3に係る実施の形態について、通気孔が
上部構造物を持ち上げることによって、保持具による機
密性が失われ、直ちに通気孔から空気が入り吸着面から
剥離したところを説明する断面図である。
【図7】請求項1に係る実施の形態について、通気孔及
び常には開いている弁を設けた吸盤の斜視図である。
【図8】請求項3に係る実施の形態について、吸盤の上
面に密着して機密性を維持する保持具を、上下を逆にし
て見たところの斜視図である。
【図9】請求項4に係る実施の形態について、常には開
いている弁が上部構造物によって押さえられ通気孔を塞
いでいるため、通常の吸盤として機能しているところの
断面図である。
【図10】請求項4に係る実施の形態について、常には
開いている弁が上部構造物を持ち上げることによって直
ちに開き、通気孔から空気が入り吸着面から剥離したと
ころの断面図である。
【符号の説明】
1 吸盤 2 通気孔 3 常には開いている弁 4 保持具 11 上部構造物 12 保持部 13 通孔 14 下部構造物 71 吸盤本体 72 接続部 73 支持部 81 保持部 A 間隙
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔および常には開いている弁を設
    け、上部構造物が置かれているときには弁を押さえて通
    気を妨げて普通の吸盤としての働きを成し、上部構造物
    を持ち上げようとするときには直ちに弁が開いて空気が
    入り、容易に吸着面から剥がれる吸盤。
  2. 【請求項2】 通気孔を設け、上部構造物が置かれてい
    るときに、支持部の形状及び材質を通気を妨げるような
    ものとするときには普通の吸盤としての働きを成し、上
    部構造物を持ち上げようとするときには直ちに空気が入
    り、容易に吸着面から剥がれる吸盤。
  3. 【請求項3】 通気孔とこれに押しつけるような力が働
    くときには通気を妨げ、引き離そうとするような力が働
    く時には通気性が回復するような形状・材質の保持具と
    により、保持具が取り付けられた上部構造物が置かれて
    いるときには普通の吸盤としての働きを成し、上部構造
    物を持ち上げようとするときにはこれに取り付けられた
    保持具による機密性が失われ、通気孔から直ちに空気が
    入り容易に吸着面から剥がれる吸盤。
  4. 【請求項4】 通気孔および常には開いている弁を設
    け、且つ、通気孔を含む中心部付近の肉厚を均等にして
    上面下面が平らになるようにし、上部構造物が置かれて
    いるときには弁を押さえて通気を妨げて普通の吸盤とし
    ての働きを成し、上部構造物を持ち上げようとするとき
    には直ちに弁が開いて空気が入り、容易に吸着面から剥
    がれる吸盤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067234A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. 真空吸着ヘッド

Cited By (3)

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WO2004067234A1 (ja) * 2003-01-29 2004-08-12 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. 真空吸着ヘッド
CN100396454C (zh) * 2003-01-29 2008-06-25 三星钻石工业股份有限公司 真空吸头
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