JPH09174059A - 磁化水製造ポット - Google Patents

磁化水製造ポット

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JPH09174059A
JPH09174059A JP35360695A JP35360695A JPH09174059A JP H09174059 A JPH09174059 A JP H09174059A JP 35360695 A JP35360695 A JP 35360695A JP 35360695 A JP35360695 A JP 35360695A JP H09174059 A JPH09174059 A JP H09174059A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に且つ低コストで、しかも極めて効率的
に効果の強い磁化水を製造することができる、磁化水製
造ポットを提供する。 【解決手段】 水を保存するポットの内壁又は外壁に磁
石を含ませるようにした磁化水製造ポットである。この
ポットの内壁又は外壁には、少なくとも2つの磁石が、
ポットの平面の中心を介して互いに対向するように配置
されていることが望ましい。また、上記の少なくとも2
つの磁石は、互いに対向する磁石の磁極の極性が逆にな
るように、ポットの平面の中心を介して対向させられて
いることが望ましい。また、上記の磁石は、電磁石で構
成され、各電磁石は、その磁極の極性が切り替えられる
ようにしてもよい。また、上記ポットの内壁と外壁の間
には隙間が形成され、この隙間を真空にするか又はその
中に断熱材を備えるようにしてもよい。またさらに、上
記ポットには、内部の水を加熱するためのヒーターを備
えるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁化水を低コスト
且つ効率的に製造することができる磁化水製造ポットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水が所定の磁場にかけられる
ことにより生成される「磁化水」は、クラスター(水分
子の粒単位)が小さくなるため、「おいしい水」とな
る、体内に早く吸収されるようになる(浸透圧が高
い)、またそのため、植物の成長を促進させる、動物の
機能を活性化させる、微生物の成長を抑制し殺菌する、
弱アルカリ性となる、活性酸素が脱気される、塩素が減
少する、などの効果があることがさまざまな実験で実証
されている。しかし、その詳しいメカニズムは、まだ科
学的には十分解明されているとは言えない。そのため、
現在、農水省などでも、平成6年3月から、茨城県つく
ば市の同省食品総合研究所で磁化水の作用の研究に着手
しているところであり(平成6年6月23日付け読売新
聞)、また民間の研究機関でも種々の研究が進められて
いるところである。
【0003】ところで、このような磁化水を製造するた
めには、水道水などの水に所定の磁場をかけなくてはな
らないが、その方法としては、水道管の途中に永久磁石
を介在させて水を磁化する装置が一般的である。また、
水の容器の真ん中に棒状の磁石を入れて、これで容器内
の水を掻き混ぜて攪拌することにより、水を磁化する方
法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような水道管の途中に永久磁石を設ける方法では、水道
管の工事等の大がかりな施工工事が必要になり、設備費
用が過大なものになってしまう、という問題がある。ま
た、前記の容器内の水を棒状の磁石で掻き混ぜるという
方法は、いちいち掻き混ぜるのはユーザーにとって面倒
であるだけでなく、棒状磁石から発する磁場が弱いため
効果のある磁化水を製造することができずまた効率も悪
い、という問題がある。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、磁化水製造のためのコストが極
めて少ないもので済み、しかも極めて容易且つ効率的に
効果の強い磁化水を製造することができる、磁化水製造
ポットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明による磁化水製造ポットは、次のような構成
を有している。
【0007】1.水を保存するポットの内壁又は外壁に
は、磁石が含まれている。本発明では、ポットの内壁と
外壁のいずれかに一つ又は複数の磁石が取付けられてい
る場合と、ポットの内壁又は外壁それ自体が磁性材料
(磁石)で構成されている場合と、を含んでいる。ま
た、本発明において、上記「磁石」は、永久磁石と電磁
石とを含むものである。また本発明においては、上記
「永久磁石」は、フェライト磁石等の金属製又は合金製
のものに限らず、ネオジウム等を材質とするプラスチッ
ク磁石等、磁性を有するものは全て含むものである。ま
た本発明において「ポット」とは、水などの液体を収容
できる「容器」という意味で使用している。
【0008】2.また本発明において、上記ポットの内
壁又は外壁に、少なくとも2つの磁石が、ポットの内壁
の平面の中心を介して互いに対向するように配置されて
いてもよい。
【0009】3.また本発明において、上記の少なくと
も2つの磁石は、互いに対向する磁石の磁極の極性が逆
になるように、ポットの内壁の平面の中心を介して対向
させられていてもよい。
【0010】4.また本発明において、上記の磁石は、
電磁石で構成し、電磁石の磁極の極性を切り替えること
ができるようにしてもよい。なお、この本発明での、電
磁石の磁極の極性の切り替え動作は、例えば、タイマー
を利用して所定時間毎に切り替えるようにすることなど
が考えられるが、これに限られるものではなく、ユーザ
ーがコントーラを操作して切り替える、或いは自動的に
アトランダムに切り替わる、などの様々な形態が可能で
ある。
【0011】5.また本発明において、上記ポットの内
壁と外壁の間に隙間を形成し、その隙間の中を真空にす
るか又はその中に断熱材を備えるようにしてもよい。
【0012】6.さらに本発明において、上記ポットに
は、内部の水を加熱するためのヒーターが備えられてい
てもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】1.本発明では、以上のように、水を保存
するポットの内壁又は外壁に、磁石を含むようにしてい
るため、ポット内の水は、内壁又は外壁に含まれる磁石
からの磁場を受けて、クラスターが小さい磁化水に変化
させられる。この磁化水への変化のメカニズムは、現在
農水省や民間の研究機関で研究が進められているが、本
発明者は独自の実験及び研究に基づいて次のような仮説
を立てている。すなわち、ポット内の水にはもともと様
々な不純物が含まれているが、これらの不純物は、内壁
に含まれる磁石からの磁場の作用を受けて磁化又は帯電
する。そして、この磁化又は帯電された不純物は、水の
中を運動して、水分子の集まりであるクラスターを砕
き、それらをより小さなクラスターに分解する。これに
より、ポット内の水は、クラスターがより小さく、した
がって、浸透圧が高く体内への吸収効率の高い水に変換
させられる。また、その過程で、この水においては、水
道水に多く含まれる塩素が分解され塩素が激減させられ
てカルキ臭がなくなると共に、人体に有害な活性酸素が
脱気され人体に有益な溶存酸素が多く取り込まれ、弱ア
ルカリ性になる。このような過程により、ポット内の水
は、健康に良いおいしい水(磁化水)に変換される。
【0015】なお、本発明では、ユーザーは、単に水道
水などの水をこのポットに入れて所定の時間おいておく
だけで、それ以上の何らの動作も必要とせずに、磁化水
を製造することができる。よって本発明によれば、極め
て容易に、また低コストで、効率的に、磁化水を製造す
ることが可能になる。
【0016】2.また、本発明において、上記ポットの
内壁に、少なくとも2つの磁石を、ポットの内壁の平面
の中心を介して互いに対向するように配置すると、これ
らの互いに対向する2つの磁石からの磁力線は、それぞ
れ、ポット内の水の平面中心に向かって伸びるので、ポ
ット内の水が全体として(磁石のある内壁の近傍の水だ
けでなく内壁内の水の全体が)、磁化されやすくなる。
【0017】3.また、本発明において、上記の少なく
とも2つの磁石を、互いに対向する磁極の極性が逆にな
るように、ポットの内壁の平面の中心を介して対向させ
るようにすると、上記2つの磁石からの磁力線は、互い
に逆の極性の磁極により、互いに引き付けられるように
なる。これにより、各磁石からの磁力線は、ポット内の
内壁の平面の中心に向かってより長く伸びることにな
る。その結果、ポット内の水の全体(磁石のある内壁の
近傍の水だけでなく)に磁力線が及ぶことになり、ポッ
ト内の水の全体の磁化が、より効率的に行えるようにな
る。
【0018】4.また、本発明において、上記の磁石を
電磁石で構成し、それらの電磁石の磁極の極性を切り替
えられるように構成すると、水の中の不純物が受ける電
磁石からの磁力線は、その向きが切り替わることにな
る。すると、それらの磁化又は帯電した不純物は、水の
中をより活発に運動するようになり、それらがより効率
的にクラスターを砕く等の活動を行って、より効率的に
磁化水が製造させるようになる。
【0019】5.また、本発明において、上記ポットの
内壁と外壁の間に隙間を形成し、その隙間の中を真空に
するか又はその中に断熱材を備えることにより、磁化水
を熱湯のまま、又は冷水のまま、長時間保存できるよう
になる。
【0020】6.さらに、本発明において、上記ポット
に、内部の水を加熱するためのヒーターを備えることに
より、ポット内の水を熱湯などに変えて、それを磁化水
にして、熱湯のまま保存することも可能である。
【0021】
【実施例】
【0022】以下、図1及び図2を参照して、本発明の
一実施例による磁化水製造ポットの構成を説明する。図
1はこの本実施例による磁化水製造ポットの縦断面図、
図2は図1のA−A’線断面図である。
【0023】図1及び図2において、1は水10を収容
するためのプラスチック製のポット本体の外壁、2は前
記外壁1の内側に貼り付けられる、ステンレス製の筒状
に形成されたポット本体の内壁、3はこの筒状の内壁2
の上方の開口部を覆うためのプラスチック製の蓋、4は
この蓋3をポット本体と開閉自在に接続するためのヒン
ジ部、5は蓋3の底部に取り付けられ前記内壁2の上方
の開口部を塞ぐステンレス製の底板、3aは前記蓋3の
中央に筒状に形成された、後述の加圧部6を挿入するた
めの加圧穴、6は蓋3の中央に前記加圧穴3a内に上下
動自在に設けられ、図の下方向に押圧されることで加圧
穴3a内の空気をポット内壁2の方向に加圧するための
プラスチック製の加圧部、7は前記底板5と加圧部6と
の間に取り付けられ、前記加圧部6を図の上方向に付勢
するスプリング、5aは前記底板5の前記穴3aに対向
する部分に形成され、加圧穴3a内の空気を内壁2内に
移動させるための空気穴、8は前記ポットの内壁2の図
の左下部分に形成された水を外部に導出するための導出
穴、9はこの導出穴8からの水を注ぎ口11へ導くため
の導出管である。
【0024】この実施例では、ユーザーは、前記加圧部
6を図の下方に押圧すると、加圧部6がスプリング7の
弾性力に抗して下方に押し下げられ、その過程で加圧穴
3a内の空気が空気穴5aから内壁2内部に入り込む。
そのときの空気圧により、内壁2内の水10が、前記導
出穴8から導出管9及び注ぎ口11を経て、外部に注が
れるようになっている。
【0025】またこの本実施例では、前記内壁2の外側
に(内壁2と外壁1との間に)、永久磁石12a,12
b,12c,12d,12e,12fが貼り付けられて
いる。これらの永久磁石は、図1に示すように、永久磁
石12a,12b,及び12cはポット本体の後ろ側
(図の右側)にそれぞれ図の上下方向に配列されてい
る。また、永久磁石12d,12e,及び12fは、ポ
ット本体の前側(図の左側)にそれぞれ図の上下方向に
配列されている。そして、図2に示すように、永久磁石
12aと12d、12bと12e、12cと12fは、
それぞれ、ポットの内壁2の中心Oを介して互いに対向
するように、配置されている。
【0026】さらに、本実施例では、図1に示すよう
に、永久磁石12a,12b,及び12cは、図の上側
がN極で下側がS極となるように配置されていると共
に、永久磁石12d,12e,及び12fは、図の上側
がS極で下側がN極となるように配置されている。よっ
て、この本実施例では、前記のように内壁2の平面の中
心O(図2参照)を介して互いに対向する永久磁石12
aと12d、12bと12e、及び12cと12fは、
それぞれ、互いに対向する磁石の磁極の極性が逆になる
ように、配置されることになる。
【0027】また、図3は、この本実施例で使用する永
久磁石を説明するための図である。図1及び図2に示す
永久磁石12cは、図3のような形状で、図3に示すよ
うに、N極からS極に向けて伸びる磁力線13を発して
いる。
【0028】次に、図4を参照して、本実施例の動作を
説明する。本実施例の各永久磁石12a,12b,12
c,12d,12e,12fは、それぞれ、N極からS
極に向かって磁力線13a,13bを発している。そし
て、本実施例では、前述のように、永久磁石12aと1
2d、12bと12e、及び12cと12fは、それぞ
れ、内壁2の平面の中心Oを介して互いに対向するよう
に配置されており、しかも、互いに対向する磁石同士
は、互いに対向する磁石の磁極の極性が逆になるよう
に、配置されている。よって、本実施例では、互いに対
向する各磁石は、その対向する磁極の極性が逆になって
いるため、内壁2の平面の中心Oを介して互いに対向す
る各磁石は、互いに引き付け合うことになる。よって、
各磁石からの磁力線は、前記の対向する各磁石に引き寄
せられて、内壁2の近傍に伸びる(図4の符号13aを
参照)だけでなく、内壁2から離れた内壁2の中心点O
(図2参照)の近くまで磁力線が伸びるようになる(図
4の符号13bを参照。なお、この本実施例とは逆に、
内壁2の平面の中心Oを介して互いに対向する磁石の磁
極の極性が同じになるように配置すると、互いに対向す
る磁石同士が反発してしまうため、磁力線は内壁2の近
傍までしか伸びないことになる)。
【0029】また本実施例では、ユーザーが前記加圧部
6を押圧して水を外部に注ぐとき、前記水10の一部が
導出穴8から出るという動作と、この水10に上方の空
気穴5aから空気圧がかけられるという動作とにより、
内壁2内の水10が全体として、攪拌されたのと同様に
対流することになる。その結果、磁力により磁化又は帯
電された不純物が水10の中の全体を対流し、クラスタ
ーを砕くなどの活動をするので、内壁2内の水10が全
体としてより効率的に磁化水に変換されるようになる。
【0030】このように、本実施例では、前記のように
対向する磁石同士が互いに引き付けあって、磁力線13
bが内壁2の中心点Oの近傍まで伸びるようになってい
るので、内壁2内の水10の全体に隈無く磁力線13b
が伸びることになり、水10の全体が均一に磁化水に変
換されるようになる。このように、本実施例では、ユー
ザーは単に水をポットに入れるだけで、ポット内の水の
全体が、極めて効率的に磁化水に変化されるので、磁化
水の製造が極めて容易にかつ低コストで、しかも効率的
に行えるようになる。
【0031】また、本実施例では、特に内壁2又は外壁
1に取り付ける磁石として永久磁石を採用しているの
で、電気などのエネルギーを使用しない(ノンエネルギ
ー)自然環境に適した製品とすることができる。しか
も、本実施例では、永久磁石を使用しているため、ラフ
に取り扱ってもほとんど故障などがなく、メンテナンス
・フリーの製品とすることができる。しかも、本実施例
では、半永久的に磁力を発する永久磁石を使用している
ので、半永久的に使用できる製品とすることができる。
【0032】以上、本発明の一実施例について説明して
きたが、本発明はこれに限られるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で様々な変更が可能である。例え
ば、上記の実施例では、計6個の永久磁石を内壁2に取
り付けるようにしているが、本発明では、内壁又は外壁
を磁性材料で形成することにより、内壁又は外壁それ自
体を磁石として構成するようにしてもよい。また上記の
実施例では、計6個の永久磁石を内壁2に取り付ける
(貼り付ける)ようにしているが、本発明では、これら
の磁石を外壁1に取り付けるようにしてもよい。また上
記の実施例では、計6個の磁石を、3個ずつに分けて、
それらを互いにポットの前側と後ろ側とにそれぞれ振り
分けて配置しているが、本発明では、複数の磁石を、例
えばポットの前側、後ろ側、右側、左側の4つの方向或
いはさらに多数の方向に配置するようにしてもよい(た
だ、本発明者の実験では、このように複数の磁石を3つ
以上の多数の方向に配置すると、磁石の磁場が互いに打
ち消し合ってしまい、かえって磁化作用が弱くなってし
まうという結果が出た)。
【0033】また、上記の実施例では、内壁2などに取
り付ける磁石として永久磁石を使用しているが、本発明
で、この磁石を電磁石で構成するようにしてもよい。そ
の場合、それらの電磁石の磁極の極性を、例えば所定時
間毎に切り替えるようにすれば、水の中の不純物が受け
る電磁石からの磁力線の向きが所定時間毎に切り替わる
ことになるので、それらの磁力線の向きの変化を受け
て、磁化又は帯電された水中の不純物は、水中をより活
発に運動するようになり、クラスターがより効率的に砕
かれ、磁化水の製造がより効率的に行われるようにな
る。
【0034】また上記の実施例では、ステンレス製の内
壁2とプスチック製の外壁1とでポット本体を構成して
いるが、本発明では、ポットの内壁と外壁の間に隙間を
設けて、その隙間の中を真空とするか又はその中に断熱
材を備えるようにしてもよい。これにより、製造された
磁化水の保温又は保冷をも行うことができるようにな
る。
【0035】また上記の実施例では、ポットを単に水の
保存用のものとして構成しているが、本発明では、この
ポットに、内部の水を加熱するためのヒーターを備える
ようにしてもよい。これにより、ポット内の水又は磁化
水を熱湯などに加熱し、さらに加熱された状態のまま保
存することも可能になる。
【0036】
【発明の効果】
1.以上説明したように、本発明では、水を保存するポ
ットの内壁又は外壁に、磁石を含むようにしているた
め、ポット内の水は、内壁に含まれる磁石からの磁場を
受けて、クラスターがより小さくなる等の変化が生じて
磁化水に変換させられる。よって、本発明によれば、ユ
ーザーは、単に水道水などの水をこのポットに入れて所
定の時間おいておくだけで、それ以上の何らの動作も必
要とせずに、磁化水を製造することができる。よって本
発明によれば、極めて容易に、また低コストで、しかも
効率的に磁化水を製造することが可能になる。なお、本
発明において、特に前記「磁石」を永久磁石で構成する
ようにすれば、ノンエネルギー、メンテナンス・フリー
で、しかも半永久的に使用できる磁化水製造ポットを実
現できるようになる。
【0037】2.また、本発明において、上記ポットの
内壁又は外壁に、少なくとも2つの磁石を、ポットの平
面の中心を介して互いに対向するように配置すると、こ
れらの互いに対向する2つの磁石からの磁力線は、それ
ぞれ、ポット内の水の平面の中心に向かって伸びるの
で、ポット内の水が全体として(磁石のある内壁の近傍
の水だけでなく)、より効率的に磁化されるようにな
る。
【0038】3.また、本発明において、上記の少なく
とも2つの磁石を、互いに磁極の極性が逆になるよう
に、ポットの平面の中心を介して対向させるようにする
と、上記2つの磁石からの磁力線は、互いに逆の極性の
磁極により互いに引き付けられるので、各磁石からの磁
力線は、ポット内の平面の中心に向かってより長く伸び
ることになる。よって、これにより、ポット内の水の全
体(磁石のある内壁の近傍の水だけでなく内壁内の水の
全体)への磁化が、より効率的に行えるようになる。
【0039】4.また、本発明において、上記の磁石を
電磁石で構成し、それらの電磁石の磁極の極性を切り替
えられるように構成すると、水の中の不純物が受ける電
磁石からの磁力線は、その向きが切り替わることにな
る。すると、それらの磁化又は帯電した不純物は、水の
中をより活発に運動するようになり、それらがより効率
的にクラスターを砕く等の活動を行って、より効率的に
磁化水が製造させるようになる。
【0040】5.また、本発明において、上記ポットの
内壁と外壁の間に隙間を形成し、その隙間の中を真空と
するか又はその中に断熱材を備えることにより、磁化水
を熱湯のまま、又は冷水のまま、長時間保存できるよう
になる。
【0041】6.さらに、本発明において、上記ポット
に、内部の水を加熱するためのヒーターを備えることに
より、ポット内の水を熱湯などに変えて、それを磁化水
にして、さらに熱湯のまま保存することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による磁化水製造ポットを
示す縦断面図である。
【図2】 図1のA−A’線断面図である。
【図3】 本実施例に使用される永久磁石を示す斜視図
である。
【図4】 本実施例の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ポット本体の外壁. 2 ポット本体の内壁. 3
蓋.3a 加圧穴. 4 ヒンジ部. 5 底板.
5a 空気穴.6 加圧部. 7 スプリング. 8
導出穴. 9 導出管.10 水. 12a〜12f
永久磁石. 13,13a,13b 磁力線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を保存するポットであって、その内壁
    又は外壁には、磁石が含まれていることを特徴とする、
    磁化水製造ポット。
  2. 【請求項2】 ポットの内壁又は外壁に、少なくとも2
    つの磁石が、ポットの内壁の平面の中心を介して互いに
    対向するように配置されている、請求項1に記載の磁化
    水製造ポット。
  3. 【請求項3】 上記の少なくとも2つの磁石は、互いに
    対向する磁石の磁極の極性が逆になるように、ポットの
    内壁の平面の中心を介して対向させられている、請求項
    2に記載の磁化水製造ポット。
  4. 【請求項4】 上記の磁石は、電磁石で構成され、電磁
    石は、その磁極の極性が切り替えられるようになってい
    る、請求項1、2又は3に記載の磁化水製造ポット。
  5. 【請求項5】 上記ポットの内壁と外壁の間に隙間を形
    成し、この隙間の中を真空にするか又はその中に断熱材
    を備えるようにした、請求項1から4までのいずれかに
    記載の磁化水製造ポット。
  6. 【請求項6】 上記ポットには、内部の水を加熱するた
    めのヒーターが備えられている、請求項1から5までの
    いずれかに記載の磁化水製造ポット。
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