JPH09172483A - 自動ダイヤル・モード選択システム、方法及びその電話機 - Google Patents

自動ダイヤル・モード選択システム、方法及びその電話機

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JPH09172483A
JPH09172483A JP30761396A JP30761396A JPH09172483A JP H09172483 A JPH09172483 A JP H09172483A JP 30761396 A JP30761396 A JP 30761396A JP 30761396 A JP30761396 A JP 30761396A JP H09172483 A JPH09172483 A JP H09172483A
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dial
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tip ring
ring line
dial mode
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Application number
JP30761396A
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English (en)
Inventor
Roger Edward Holtz
エドワード ホルツ ロジャー
Frank P Sansone
ピー.サンソン フランク
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LE-SENTO TECHNOL Inc
Nokia of America Corp
Original Assignee
LE-SENTO TECHNOL Inc
Lucent Technologies Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話機がチップ・リング回線に接続されてい
る動作環境で利用されるダイヤル・モード(DM)自動
選択技術を提供する。 【解決手段】 本発明の電話機はDM判定回路及びDM
設定回路を包含する。DM判定回路はチップ・リング回
線によってサポートされるDMを自動的に判定する。D
M設定回路はDM判定回路に応答して電話機のDMを、
パルス式DMまたは押しボタン式DMのような、チップ
・リング回線によってサポートされるDMを指定するよ
うに自動的に設定する。DMは、電話機が最初チップ・
リング回線に接続されるときに自動的に設定され、且
つ、電話機はそれがチップ・リング回線との接続を切ら
れるまでそのモード設定を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には電話方
式に関し、特に電話機に対して適切なダイヤル・モード
を選択するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機のダイヤル・モードは、パルス式
ダイヤル・モードまたは押しボタン式ダイヤル・モード
のような適切なダイヤル・モードを指定するように設定
されなければならない。従来技術の電話機は、適切なダ
イヤル・モードを判定するために所定のチップ・リング
接続を行う能力を自動的に検査することができる手段を
何ら包含していない。公衆交換電話回線網(Public Swi
tched Telephone Network;PSTN)に接続されてい
る多くのチップ・リング回線は押しボタン式ダイヤル信
号を受付けるように配備されているが、その他のチップ
・リング回線は単にパルス式ダイヤル信号を受付けるに
過ぎない。そこで、電話機のユーザは手動でスライド・
スイッチを押しボタン式ダイヤル・モードに対応する第
1位置に接続するか、或いはパルス式ダイヤル・モード
に対応する第2位置に接続することによって適切なダイ
ヤル・モードを選択しなければならない。
【0003】電話機のユーザには、適切なダイヤル・モ
ードを選択するために所定のチップ・リング回線のダイ
ヤル信号送出機能を知得することが要求されている。往
々にしてダイヤル・モードが分かっていないことがあ
り、その結果、スライド・スイッチが適切な位置へ接続
されない。チップ・リング回線が押しボタン式ダイヤル
・モード通話を実行するように配備されているときに、
もしスライド・スイッチがパルス式ダイヤル・モードに
設定されると、電話機のユーザは押しボタン式ダイヤル
・モード通話を使用する利益を受けられない。
【0004】そのような電話機は、ユーザが以前使用し
ていたことがある他の電話機に較べて出信呼を発呼する
のに長時間を要することがある。もしユーザが、端末相
互間押しボタン式ダイヤル・モード通話を利用するサー
ビスにアクセスしようと試みると、そのようなサービス
が不動作に為されることとなる。他方、チップ・リング
回線が単にパルス式ダイヤル・モードを実行するように
配備されているときにスライド・スイッチが押しボタン
式ダイヤル・モードに設定されると、電話機のユーザは
何れの出信電話呼をも発呼することができなくなる。ダ
イヤル・モード・スライド・スイッチが適切な位置に接
続されないときは、その電話機が比較的に貧弱な性能を
有するものと看取されるのでユーザはその電話機を販売
店へ返品することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チップ・リング回線の
ダイヤル・モード機能を自動的に判定し、且つ、電話機
のダイヤル・モードを適切なダイヤル・モードを指定す
るように自動的に設定する技術が必要とされている。そ
のようなモード設定は、電話機が最初チップ・リング回
線に接続されるときに行わなければならず、且つ、その
モード設定は電話機がそのチップ・リング回線との接続
を切られるまで有効状態に留まっていなければならな
い。
【0006】しかし、電話呼がPSTN(public switc
hed telephone network;公衆交換電話回線網)によっ
て確立された後、その電話呼の継続中、モード設定を指
定するオプションをユーザへ提供することができ、それ
により、ユーザが呼を確立する目的でパルス式ダイヤル
信号送出モードのみを実行するように配備されているチ
ップ・リング回線から対話型押しボタン・ダイヤル・サ
ービスにアクセスすることが可能である。
【0007】本発明は、チップ・リング回線のダイヤル
・モード機能を自動的に判定し、且つ、電話機のするダ
イヤル・モードを適切なダイヤル・モードを指定するよ
うに自動的に設定する技術を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のダイヤル・モー
ド自動選択技術はチップ・リング回線に接続されてい
る.電話機の動作環境で利用される。この電話機は、ダ
イヤル・モード判定回路及びダイヤル・モード設定回路
を包含する。ダイヤル・モード判定回路はチップ・リン
グ回線によってサポートされるダイヤル・モードを自動
的に判定する。ダイヤル・モード設定回路はダイヤル・
モード判定回路に応答して電話機のダイヤル・モード
を、パルス式ダイヤル・モードまたは押しボタン式ダイ
ヤル・モードのような、チップ・リング回線によってサ
ポートされるダイヤル・モードを指定するように自動的
に設定する。ダイヤル・モードは、電話機が最初チップ
・リング回線に接続されるときに自動的に設定され、且
つ、電話機はそれがチップ・リング回線との接続を切ら
れるまでそのモード設定を維持する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はここに開示されるダイヤル
・モード自動選択システム100の実施例を示すハード
ウエア・ブロック・ダイヤグラムである。ダイヤル・モ
ード自動選択システム100は、事実上チップ・リング
回線121とのインタフェースを為すように配備されて
いる電話機と共に、或いはそれに組み込まれた状態の何
れかまたは双方で使用することが可能である。極性保護
回路101はチップ・リング回線121に介在して接続
されている。極性保護回路101はブリッジ整流器構成
の4個の半導体ダイオードを包含し、ダイヤル・モード
自動選択システム100をそれがチップ・リング回線1
21上のDC電圧の実際の極性とは無関係に的確に機能
するように動作させる。
【0010】極性保護回路101はライン・スイッチ1
05へ結合されており、そのライン・スイッチ105は
従来構成の電子式ライン・スイッチ、電子機械式ライン
・スイッチ或いは機械式ライン・スイッチの何れであっ
てもよい。オプションの機械式フック・スイッチ103
は、例えば、もし電話機がPOTS電話機(plain old
telephone set;単純な従来型電話機)から成るときに
存在する。この機械式フック・スイッチ103はライン
・スイッチ105へ結合されている。
【0011】第1エネルギー蓄積装置が、ダイヤル・モ
ード自動選択システム100がチップ・リング回線12
1に関してオン・フック状態にある間、電力を蓄積する
ために使用される。本実施例では、このエネルギー蓄積
装置は隔離抵抗102を介して充電される電解コンデン
サ104で構成されている。
【0012】電解コンデンサ104は比較的に高い、例
えば、1000マイクロファラッドかそれ以上の容量値
とできるだけ低い値の漏洩電流とを持つように選択され
る。電解コンデンサ104の端子間のDC電位は電源供
給制御回路126の第1入力端151へ結合されてい
る。電解コンデンサ104の端子間のDC電位はまた第
2電圧感知回路135の第1入力端へも結合されてい
る。
【0013】第2エネルギー蓄積装置が、ダイヤル・モ
ード自動選択システム100がチップ・リング回線12
1に関してオフ・フック状態にある間、電力を蓄積する
ために使用される。図1の例では、この第2エネルギー
蓄積装置は隔離抵抗106を介して充電される電解コン
デンサ108で構成されている。
【0014】可聴周波数帯域で比較的に高いインピーダ
ンスを持つインダクタを、任意に隔離抵抗106と直列
に配列し、このインダクタによって電解コンデンサ10
8と隔離抵抗106との組合わせ回路が可聴周波数帯域
を減衰させる程度を最少にすることが可能である。
【0015】電解コンデンサ108は比較的に高い、例
えば、1000マイクロファラッドかそれ以上の容量値
とできるだけ低い値の漏洩電流とを持つように選択され
る。必要に応じて電解コンデンサ108の代わりに蓄電
池を使用することも可能である。電解コンデンサ108
は電源供給制御回路126の第2入力端153へ結合さ
れている。
【0016】オプション電源113は電源供給制御回路
126の第3入力端155へ結合されている。このオプ
ション電源113は、例えば、通例の一般住宅用AC電
流を低電圧のDC電流に変換するACアダプタを具備す
ることができる。そのようなACアダプタは、代表的に
はそのAC電圧(地域に応じて、117ボルトAC或い
は220ボルトACの定格電圧を持つ)を低電圧レベル
(例えば、6.3または12.6ボルトAC)に降圧さ
せる電源トランスを包含する。
【0017】上記降圧されたAC電圧はダイオード・ブ
リッジ整流器へ印加され、整流されたDC電圧は電解コ
ンデンサによって平滑される。或いはまた、オプション
電源113は蓄電池か、非充電電池、或いはACアダプ
タ及びバッテリ充電回路と組み合わされた蓄電池の1つ
以上を具備することができる。
【0018】電源供給制御回路126は、その入力端1
51,153,155の各々におけるDC電源の有無に
基づいて主電源128の出力端とバックアップ電源13
0の出力端の何れか一方或いは双方へ選択的にDC電源
を印加する。例えば、もしDC電源が入力端151,1
53,155の全てに存在する場合には、電源供給制御
回路126はDC電源を主電源128の出力端とバック
アップ電源130の出力端との双方へ印加する。
【0019】しかし、もし第1入力端151にDC電源
が存在するが第2及び第3入力端153、155にはD
C電源が存在しない場合には、電源供給制御回路126
は単にバックアップ電源130の出力端へDC電源を印
加し、主電源128の出力端へのDC電源の印加は行わ
ない。電源供給制御回路126のバックアップ電源13
0出力端は第2電圧感知回路135の第2入力端に結合
されている。実際には、トランジスタやダイオード、そ
の他の半導体デバイス、或いは論理ゲートの幾つかから
成る種々の組合わせ回路が電源供給制御回路126を実
行するために使用される。電源供給制御回路126に対
する適切な回路の構成は、当該分野の技術者に知られて
いる事項である。
【0020】電子式ライン・スイッチをライン・スイッ
チ105に使用することが可能であり、或いはまた、ラ
イン・スイッチ105が機械式ライン・スイッチであっ
てもよい。図1の例では、ライン・スイッチ105がオ
プションの機械式フック・スイッチ103に結合されて
いる。従来構成の構成要素をライン・スイッチ105及
び機械式フック・スイッチ103を組み立てるために使
用することが可能である。
【0021】ライン・スイッチ105には、第1ポート
と第2ポート、及びそれら第1ポート及び第2ポートの
間の通信経路を選択的に作動状態及び非作動状態にする
ための制御ポートが具備されている。極性保護回路10
1はライン・スイッチ105の上記第1ポートに結合さ
れ、ライン・スイッチ105の上記制御ポートはマイク
ロプロセッサ115に結合されている。ライン・スイッ
チ105の上記第2ポートは音声混成回路網111へ結
合され、その第2ポートは更にダイヤル発信音検出器1
07にも結合されている。DTMF信号音発生器109
からの出力端は音声混成回路網111へ結合されてい
る。DTMF信号音発生器109の動作はマイクロプロ
セッサ115によって制御される。
【0022】音声混成回路網111とDTMF信号音発
生器109及びダイヤル発信音検出器107は従来構成
の構成要素であり、それらの詳細は概ね当該分野の技術
者に知られている。例えば、ダイヤル発信音検出器10
7はチップ・リング回線121上におけるダイヤル発信
音の有無を検出するためのエネルギー検出装置を包含す
ることができる。ダイヤル発信音検出器107はマイク
ロプロセッサ115に結合されており、マイクロプロセ
ッサ115へダイヤル発信音が存在するか否かを表す信
号を送出する。
【0023】第1電圧感知回路125は主電源128上
の電圧を感知し、第2電圧感知回路135は電解コンデ
ンサ(電圧蓄積デバイス)104の電圧を感知する。第
1電圧感知回路125は第1パルス発生器132に結合
されている。所定閾値より高い電圧レベルが感知される
と、第1電圧感知回路125が第1パルス発生器132
を動作状態にしてマイクロプロセッサ115のRESE
T端へパルスを印加させる。第1パルス発生器132は
主電源128から電源供給される。このように、第1電
圧感知回路125と第1パルス発生器132との組合わ
せ回路が主電源128上の電圧に応答してマイクロプロ
セッサ115をリセットさせるパワー・オン・リセット
回路として機能する。
【0024】マイクロプロセッサ115は、当該分野の
技術者に周知な型の従来構成のマイクロプロセッサによ
って実行することができ、関連するランダム・アクセス
・メモリ(RAM)回路RAM回路122に結合されて
いる。マイクロプロセッサ115は、ダイヤル・パルス
信号送出機能が使用されているか否かを表すモード制御
ビットを記憶するためにRAM回路122を使用してい
る。
【0025】ライン・スイッチ105の動作はマイクロ
プロセッサ115によって制御及びモニターされてい
る。先に記述したように、マイクロプロセッサ115は
またDTMF信号音発生器109の動作をも制御してい
る。DTMF信号音発生器109はチップ・リング回線
121のダイヤル信号送出機能を判定する目的に使用さ
れており、これについては以下で詳細に記述される。D
TMF信号音発生器109はまた、出信電話呼を発呼
し、且つ、DTMF信号を使用するオンライン対話式サ
ービスにアクセスするためにも使用される。
【0026】第2電圧感知回路135の出力端は第2パ
ルス発生器143へ結合されている。第2電圧感知回路
135による作動が、第2電圧感知回路135が所定閾
値より高い電圧或いはそれより低い電圧を感知したとき
に生じたとき、第2パルス発生器143がラッチ回路1
48のRESET入力端へパルスを印加する。ラッチ回
路148は、従来構成のラッチ・デバイスを使用して実
行することができる。ラッチ回路148のSET入力端
はマイクロプロセッサ115に結合されている。ラッチ
回路148の出力はIDビットを表すように概念付けら
れている。このIDビットの値はマイクロプロセッサ1
15へ送られ、ダイヤル・モードを設定するシーケンス
が実行されるべき時点を指示する。
【0027】マイクロプロセッサ115はオプションの
ディスプレー装置に結合され、チップ・リング回線12
1のダイヤル信号送出機能に関する指示、現在ダイヤル
・モード自動選択システム100によって実行されてい
る動作に関する指示、及び、電話機が新たなチップ・リ
ング回線に接続されるときのように、適切な時点にダイ
ヤル・モードの適切な判定を行わせるユーザ指示メッセ
ージの1つ以上を付与することができる。
【0028】図1の実施例は、電池または従来構成のA
C(交流)壁面コンセント或いはそれらの双方で電源供
給される電話機と共に使用される。そのような電話機に
は、チップ・リング回線に接続することが可能なその他
の型の電話機と同様に、安定した電源を必要とする、留
守番電話装置、コードレス電話機、ファックス機、及び
高度な機能を備える多くの現代の電子化電話機が包含さ
れる。
【0029】図1の実施例はまた、POTS電話機とし
て知られている、概ねオプション電源113を包含して
いない単純な従来型電話機と共にも動作する。もしPO
TS電話機に能動半導体デバイスの使用を必要とする高
度な機能を備えることが望まれる場合は、それら能動半
導体デバイスは従ってチップ・リング回線121から抽
出されるエネルギーを使用して電源を付与されなければ
ならない。
【0030】ダイヤル・モード自動選択システム100
が電源を包含していないPOTS電話機の動作環境で使
用されるケースでは、ダイヤル・モード自動選択システ
ム100は次のようにして動作する。チップ・リング回
線121は、本実施例では従来構成のブリッジ整流器構
成に配列されている4個のダイオードを包含する極性保
護回路101に接続される。POTS電話機がオン・フ
ック状態にある間、殆どの場合、マイクロプロセッサ1
15を動作させるのに十分な電力は存在しない。
【0031】しかし、極性保護回路101のブリッジ整
流器が、チップ・リング回線121上のDC電圧の実際
の極性には依存しない所定極性のDC電圧を電解コンデ
ンサ104へ加える。それらDC電圧は、本実施例では
隔離抵抗102から充電される電解コンデンサ104か
ら成るエネルギー蓄積装置を少しずつ充電するために使
用することができる。電解コンデンサ104は比較的に
高い容量値、例えば、1000マイクロファラッドかそ
れ以上の容量値と、出来るだけ低い値の漏洩電流とを有
するように選択される。
【0032】電解コンデンサ104と隔離抵抗102と
の組合わせ回路が可聴周波数帯域を減衰させる程度を最
少にするために、可聴周波数帯域で比較的に高いインピ
ーダンスを有するインダクタを任意に隔離抵抗102と
直列に配列することができる。電解コンデンサ104の
端子間のDC電位は、電源供給制御回路126及びラッ
チ回路148を動作させるために使用される。電解コン
デンサ104の端子間のDC電位はまた、RAM回路1
22が待機モードにあるとき、そのRAM回路122に
電源を付与するためにも使用することができる。待機モ
ードにあるとき、RAM回路122はその記憶内容を留
まるが、RAM回路122の外部デバイスはRAM回路
122の記憶内容を読出すことも、またRAM回路12
2へ書き込むこともできない。
【0033】第1電圧感知回路125は極性保護回路1
01の出力端にチップ・リング電圧が有るか否かを検出
する。この第1電圧感知回路125は、例えば、ツェナ
ー・ダイオードかコンパレータ・デバイス或いはそれら
両者を包含することができる。
【0034】POTS電話機がオフ・フック状態にある
ときは、隔離抵抗106及び電解コンデンサ108から
成る電源回路を使用しているマイクロプロセッサ115
及びRAM回路122に電源を付与するのに十分な電力
がチップ・リング回線121上に存在する。隔離抵抗1
06と電解コンデンサ108との組合わせ回路が可聴周
波数帯域を減衰させる程度を最少にするために、可聴周
波数帯域で比較的に高いインピーダンスを有するインダ
クタを任意に隔離抵抗106と直列に配列することがで
きる。
【0035】マイクロプロセッサ115はそのDC電源
入力端が主電源128に接続されている。オフ・フック
状態が生じると、第1電圧感知回路125はそのDC電
源入力端を隔離抵抗106を介して電解コンデンサ10
8と結合させる。POTS電話機のケースでは、ライン
・スイッチ105は実際には機械式フック・スイッチを
表す。或いは、それに代わりに、従来構成のPOTS電
話機の機械式フック・スイッチ103が、図1に示され
るようにライン・スイッチ105に結合されるようにす
ることもできる。
【0036】上記POTS電話機は機械式フック・スイ
ッチ103かライン・スイッチ105を操作することに
よって、或いはそれら両者を操作することによってオフ
・フック状態に置かれる。オフ・フック状態では、極性
保護回路101の出力端が音声混成回路網111、ダイ
ヤル発信音検出器107及び隔離抵抗106へ接続され
ている。オフ・フック時には、RAM回路122に対す
るDC電源が、電解コンデンサ104及び隔離抵抗10
2により電源供給制御回路126及びバックアップ電源
130を介して供給される。
【0037】マイクロプロセッサ115は普通に入手可
能な従来構成のマイクロプロセッサを使用して実行する
ことが可能である。マイクロプロセッサは、実際にはそ
れがチップ・リング回線121から電源を付与され、連
続給電電源からは電源を供給されないように成っている
ので、比較的に低い消費電流を有するように選択され
る。マイクロプロセッサ115はRAM回路122に結
合されている。RAM回路122及びマイクロプロセッ
サ115は、図1の構成では別々のエレメントとして示
されているが、RAM回路122はマイクロプロセッサ
115と共に同一の集積回路パッケージ内に組み合わせ
ることができる。
【0038】既に述べたように、マイクロプロセッサ1
15はDTMF信号音発生器109の動作を制御する。
DTMF信号音発生器109は、マイクロプロセッサ1
15の指令信号に応答してDTMF発信音を発生し、こ
れらDTMF発信音は音声混成回路網111及び極性保
護回路101を介してチップ・リング回線121へ結合
される。ダイヤル発信音検出器107はチップ・リング
回線121上にダイヤル発信音が有るか否かを検出し、
マイクロプロセッサ115へダイヤル発信音の有無に関
わる信号指示を行う。
【0039】図2は、ここで開示される第1実施例に従
って、図1のダイヤル・モード自動選択システム100
によって実行される動作順序を記述するフローチャート
である。図2の動作順序は、図1のダイヤル・モード自
動選択システム100がオプション電源113を使用し
て動作する電話機と共に使用されるようになっていると
きに実行される。
【0040】その動作ルーチンはステップ301で開始
する。ステップ303で、チップ・リング回線121
(図1参照)及びオプション電源113(図1参照)が
両方共ダイヤル・モード自動選択システム100(図1
参照)に接続されているか否かを確認するためのテスト
が実行される。
【0041】本明細書で、「チップ・リング回線121
接続(tip/ring line 121 "connection")」なる語句は
チップ・リング回線121の一端がダイヤル・モード自
動選択システム100に接続され、チップ・リング回線
121の他端が公衆交換電話回線網(PSTN)の活性
状態通信ポートに接続され、そのPSTNとダイヤル・
モード自動選択システム100との間に電気的結合が形
成されていることを意味する。このようなチップ・リン
グ接続は、チップ・リング回線121がそのPSTNに
よって既に動作状態にされて通話サービスに供されてお
り、且つ、PSTNとダイヤル・モード自動選択システ
ム100との間に途切れ或いは短絡が無いことを表す。
【0042】PSTNは、チップ・リング回線に接続さ
れている全電話機がオン・フック状態にあり、且つ、当
該チップ・リング回線が入信呼から呼出し信号を受信し
ていないとき、動作状態にされているチップ・リング回
線の端子間に約48VのDC電圧電位を印加する。この
DC電圧電位は、ダイヤル・モード自動選択システム1
00の消費電流が、PSTNによってオフ・フック状態
に解釈されるようなことが無いように十分に低い状態に
ある限り、ダイヤル・モード自動選択システム100を
待機モードに動作させるために利用することが可能であ
る。上記要件は、ダイヤル・モード自動選択システム1
00にCMOS半導体デバイスを使用することによって
容易に達成される。
【0043】ダイヤル・モードが設定される必要が有る
か否かを指定するためにIDビットが使用される。この
IDビットは、例えば、マイクロプロセッサ115のメ
モリ・レジスタや、マイクロプロセッサ115のメモリ
・デバイス、或いはフリップ・フロップ、ラッチ回路等
に記憶して置くことができる。説明のため、“1”の値
のIDビット値を、ダイヤル・モードが既に設定されて
いることを指定するIDビット値として定義することが
できる。もしダイヤル・モードが既に確立され、且つ、
チップ・リング回線121がダイヤル・モード自動選択
システム100に接続された状態に留まっている場合
は、IDビットの値は“1”に設定された状態に留ま
る。
【0044】“0”の値のIDビット値を、ダイヤル・
モードが設定される必要が有ることを指定するIDビッ
ト値として定義することができる。ここで、もしチップ
・リング回線121がダイヤル・モード自動選択システ
ム100に接続された状態に留まっていると、IDビッ
トの値が維持されることに留意する必要が有る。もしチ
ップ・リング回線121がダイヤル・モード自動選択シ
ステム100に接続された状態に留まっていない場合
は、IDビットの値は“0”にリセットされる。
【0045】もしオプション電源113或いはチップ・
リング回線121の何れか1つがダイヤル・モード自動
選択システム100に接続されていない場合は、ステッ
プ303からの否定応答分岐がステップ301へ戻り、
そこで上記チップ・リング接続が両方共為されるまで動
作ルーチンが待機する。同様に、もしオプション電源1
13とチップ・リング回線121の何れもダイヤル・モ
ード自動選択システム100に接続されていない場合
も、上記チップ・リング接続が両方共為されるまで動作
ルーチンが待機する。
【0046】動作ルーチンはステップ305へ進み、そ
こで、ダイヤル・モード自動選択システム100をオフ
・フック状態に置くようにマイクロプロセッサ115
(図1参照)がライン・スイッチ105を動作させる。
ステップ305でダイヤル・モード自動選択システム1
00がオフ・フック状態に為された後、動作ルーチンは
ステップ307へ進み、そこで、DTMF信号音発生器
109(図1参照)にDTMF桁数値をダイヤルするよ
うにマイクロプロセッサ115(図1参照)がDTMF
信号音発生器109を動作させる。
【0047】なお、PBX環境では、ダイヤル・モード
自動選択システム100をそのPBX自体のダイヤル・
モードを選択するようにプログラムすることが可能であ
り、或いはその代わりに、PBXをPSTNに接続する
出信電話回線のダイヤル・モードにダイヤル・モード自
動選択システム100を選択するようにプログラムする
ことが可能である。出信電話回線のダイヤル・モードが
判定されるようになっている場合は、ステップ307で
“9”の値のDTMF桁数値がダイヤルされ、それに続
いて第2のDTMF桁数値.がダイヤルされる。これに
より、“9”の値のDTMF桁数値がPBXをPSTN
への出信電話回線にアクセスさせるPBX環境での的確
な動作が確実にされる。
【0048】もし或る特定のPBXシステムで“9”以
外の1個または複数個の桁数値が使用される場合は、D
TMF信号音発生器109がそのようなアクセス用桁数
値をダイヤルしなければならない。以下の説明では、D
TMF桁数値“9”がPBXからPSTNアクセスを行
うために使用されるものと想定され、“9”以外の1個
または複数個の桁数値もまた、この目的に使用すること
が可能であることが理解される。
【0049】ステップ307でDTMF桁数値がダイヤ
ルされた後、図2のステップ309で、ダイヤル発信音
検出器107(図1参照)がチップ・リング回線121
を検査し、ダイヤル発信音が存在するか否かを調べる。
もしダイヤル発信音が存在していれば、動作ルーチンは
ステップ311へジャンプし、そこではマイクロプロセ
ッサ115がパルス式ダイヤル信号送出モードを実行す
るように設定される。この機能は、パルス式ダイヤル・
モードを指し示す値にモード・ビットを設定することに
よって実行可能である。そのようなモード・ビットは、
例えば、マイクロプロセッサ115のメモリ・レジスタ
や、マイクロプロセッサ115に結合されているメモリ
・デバイス、或いはフリップ・フロップ、ラッチ回路等
に記憶して置くことができる。
【0050】説明のため、“1”の値のモード・ビット
値を、パルス式ダイヤル信号送出モードを指定するモー
ド・ビット値として定義することができ、且つ、“0”
の値のモード・ビット値を、押しボタン式ダイヤル信号
送出モードを指定するモード・ビット値として定義する
ことができる。もしステップ309でダイヤル発信音が
存在していない場合は、動作ルーチンはステップ315
へ進み、そこでマイクロプロセッサ115はモード・ビ
ットを適切な値に設定することによって押しボタン式ダ
イヤル信号送出モードを実行するように設定される。
【0051】ステップ311或いはステップ315が実
行された後、動作ルーチンはステップ313へ進み、そ
こでマイクロプロセッサ115は、ダイヤル信号送出モ
ード即ちダイヤル・モードが既に設定されていることを
表すようにIDビットを設定する。IDビットの設定が
完了した後、ステップ316で、マイクロプロセッサ1
15は持続的にモード・ビットを使用し、使用されるべ
きダイヤル・モードを判定する。
【0052】ステップ317で、マイクロプロセッサ1
15は時々IDビットをモニターして、チップ・リング
回線121(図1参照)がダイヤル・モード自動選択シ
ステム100(図1参照)に接続された状態に留まって
いるか否かを判定する。もしチップ・リング回線121
(図1参照)がダイヤル・モード自動選択システム10
0(図1参照)に接続された状態に留まっている場合
は、ダイヤル・モード自動選択システム100がステッ
プ311或いはステップ315で前に判定されたダイヤ
ル信号送出モードを維持する。もしチップ・リング回線
121がダイヤル・モード自動選択システム100から
切り離されると、IDビットは“0”にリセットされ、
且つ、動作ルーチンはステップ303へ戻り、ダイヤル
・モード自動選択システム100がオプション電源11
3及びチップ・リング回線121へ接続されるまで待機
する。
【0053】PBX環境では、DTMF桁数値“9”の
ようなPSTNアクセス桁数値がダイヤルされる前は、
PSTNとダイヤル・モード自動選択システム100と
の間にチップ・リング接続は存在していない。ステップ
307でもしDTMF桁数値“9”或いはPSTNアク
セスを行う他の桁数値がダイヤルされると、オフィス用
PBXに接続されているダイヤル・モード自動選択シス
テム100は、1個または複数個のアクセス用桁数値が
ダイヤルされた後、即ち、DTMF桁数値“9”がダイ
ヤルされた後、PSTNとの通信リンクを形成する。こ
の時、PSTNはPBXによって発生されたダイヤル発
信音を置換するダイヤル・モード自動選択システム10
0へ自動的にダイヤル発信音を印加する。
【0054】この段階で、ダイヤル・モード自動選択シ
ステム100は、PBXが使用されていない場合と同一
の動作ルーチンを使用して適切なダイヤル・モードを選
択するように進行する。このように、ダイヤル・モード
選択はダイヤル・モード自動選択システム100をPS
TNへ接続しているPBXによって引き起こされるダイ
ヤル発信音の再発現には依存しない。むしろ、ダイヤル
・モード選択はPSTNとPBXとの間のチップ・リン
グ回線121のダイヤル・モード機能に的確に依存して
いる。この状況は、マイクロプロセッサ115をプログ
ラムするか、或いはユーザへDTMF桁数値をダイヤル
し、それに続いて少なくとも1個の他のDTMF桁数値
を入力するかの何れかまたは両方によって対処される。
【0055】前節でのシナリオは、PBX環境によって
提起される種々の問題に対処している。しかし、そのシ
ナリオは、図2の動作ルーチンがPBX環境でのみ妥当
であることを含意させようとするものではない。なお、
図2の動作ルーチンは、電話機がPSTNへダイレクト
通信リンクを付与するチップ・リング回線に接続されて
いる状況のような、PBXを包含していない環境で当て
はまることが注目される。そのようなダイレクト・リン
クを有するシステムでは、ステップ307で“9”を包
含する何らかのDTMF桁数値をダイヤルすることがで
きる。
【0056】電話番号の最後の桁数値がパルス式ダイヤ
ル・モードでダイヤルされた後、ダイヤル・モードをパ
ルス式ダイヤル・モードから押しボタン式ダイヤル・モ
ードへ自動的に変更することが可能である。例えば、そ
のような技術は、1994年11月29日に Murray 等
に付与された米国特許第5,369,697号に開示さ
れている。
【0057】この取り組みは、対話型押しボタン・ダイ
ヤル・サービスへのアクセスがパルス式ダイヤル信号の
みを受信するように配備されている電話回線から為され
なければならない状況で幾分有用であるが、幾つかの重
大な欠点をもたらす。出信呼は全てパルス式ダイヤル・
モードを使用して発呼され、その呼のダイヤル操作が完
了した後、そのパルス式ダイヤル・モードがその呼の継
続中、押しボタン式ダイヤル・モードに変更される。そ
のモードは、発呼側電話機が呼出し信号、DTMF信
号、音声、データの何れかを受信するとき、パルス式ダ
イヤル・モードから押しボタン式ダイヤル・モードへ切
り換えられる。
【0058】この技術は、チップ・リング回線の実際の
ダイヤル信号送出機能が判定されない欠点を提起する。
むしろ、電話機のユーザはパルス式ダイヤル・モードの
みをサポートするように配備されているチップ・リング
回線に接続されることが想定される。この技術はオンラ
イン押しボタン式ダイヤル・サービスへのアクセスを可
能にするが、その電話呼は常に比較的に遅く、不十分な
パルス式ダイヤル・モードを使用して確立される。
【0059】図1及び図2の実施例では、ユーザ入力
(例えば所定のDTMFキー押圧シーケンス)に応答し
て、マイクロプロセッサ115がダイヤル・モード・ビ
ットを、その呼が確立された後、但しその呼の継続中、
パルス式ダイヤル・モード・ビットから押しボタン式ダ
イヤル・モード・ビットへ設定するように、マイクロプ
ロセッサ115をプログラムすることが可能である。
【0060】このようにして、ユーザは、出信電話呼を
確立する目的でパルス式ダイヤル信号送出モードのみを
サポートするように配備されているチップ・リング回線
から対話型押しボタン・ダイヤル・サービスにアクセス
することができる。そのようなパルス式ダイヤル・モー
ド電話回線は呼を確立する目的では押しボタン式ダイヤ
ル信号送出モードをサポートしていないものの、その呼
がそのようなパルス式ダイヤル信号送出モードを使用し
ている電話回線で確立された後、その電話回線はその電
話回線に接続されている各電話機間でDTMF信号を通
話させるために使用することができる。
【0061】図3は、ここで開示される第2実施例に従
って、図1のダイヤル・モード自動選択システム100
によって実行される動作順序を記述するフローチャート
である。図3に関連して記述される動作順序は、従来の
POTS電話機の動作環境で実行される。その動作ルー
チンはステップ401で開始する。ステップ403で、
POTS電話機がチップ・リング回線121(図1参
照)に接続される。
【0062】本明細書では、「チップ・リング回線12
1接続(tip/ring line 121 "connection"」なる語句
は、チップ・リング回線121の一端がダイヤル・モー
ド自動選択システム100に接続され、チップ・リング
回線121の他端が公衆交換電話回線網(PSTN)の
活性状態通信ポートに接続され、そのPSTNとダイヤ
ル・モード自動選択システム100との間に電気的結合
が形成されていることを意味する。
【0063】その動作ルーチンはステップ404へ進
む。電源供給制御回路126の第1入力端151の電圧
が所定の閾値より高くなると、第2電圧感知回路135
はダイヤル・モードが未だ判定されていないことを表し
ている“1”の値の“IDビット”で以て、ラッチ回路
148をリセットする。その後、その動作ルーチンはP
OTS電話機のユーザによりPOTS電話機がオフ・フ
ック状態に置かれるまで待機する。
【0064】ステップ407で、POTS電話機のユー
ザがPOTS電話機をオフ・フック状態に置き、電話を
ダイヤルし、即ち、桁数値を入力して何らかの電話番号
への呼を発呼する。ステップ407で各桁数値が入力さ
れた後、ステップ408で、マイクロプロセッサ115
(図1参照)が上記IDビットを読出してダイヤル・モ
ードが既に設定されているか否かを判定する。もしダイ
ヤル・モードが既に設定されていれば、その動作ルーチ
ンはステップ430へ進み、そこでマイクロプロセッサ
115がRAM回路122に記憶されているモード・ビ
ットの値を読出す。
【0065】このモード・ビットの値はパルス式ダイヤ
ル・モードか押しボタン式ダイヤル・モードの何れかを
指定するように設定されている。例えば、“1”の値の
モード・ビットが押しボタン式ダイヤル・モードに対応
し、“0”の値のモード・ビットがパルス式ダイヤル・
モードに対応することができる。ステップ430の後、
その動作ルーチンはステップ410へ進み、そこで、マ
イクロプロセッサ115により、ステップ407でユー
ザがモード・ビットの値によって判定されたダイヤル信
号送出モードを使用して既に入力した電話番号がダイヤ
ルされる。その後、その動作ルーチンはステップ418
へジャンプする。
【0066】ステップ408からの否定応答分岐はステ
ップ409へ進み、そこでマイクロプロセッサ115
は、ステップ407でPOTS電話機のユーザによって
入力された最初の桁数値をDTMFダイヤル・モード中
で発生するようにDTMF信号音発生器109(図1参
照)を動作させる。
【0067】その動作ルーチンはステップ411へ進
み、そのときダイヤル発信音検出器107(図1)がチ
ップ・リング回線121を検査し、ダイヤル発信音が存
在するか否かを調べる。もしダイヤル発信音が存在して
いれば、その動作ルーチンはステップ415へ進み、そ
こでマイクロプロセッサ115(図1参照)がRAM回
路122にPOTS電話機に対するパルス式ダイヤル・
モードを指定する“モード・ビット”値をロードし、そ
れによってダイヤル・モードをパルス式ダイヤル・モー
ドに設定する。
【0068】その後、その動作ルーチンはステップ41
6へ進み、そこで、マイクロプロセッサ115が、ステ
ップ407でユーザによって前に入力された電話番号の
最初の桁数値をパルス式ダイヤル・モードでダイヤル
し、その動作ルーチンがステップ417へ進む。ステッ
プ411でもしダイヤル発信音が存在していない場合
は、その動作ルーチンはステップ413へ進み、そこ
で、マイクロプロセッサ115(図1参照)が、RAM
回路122にPOTS電話機に対する押しボタン式(D
TMF)ダイヤル・モードを指定する“モード・ビッ
ト”値をロードし、それによってダイヤル・モードを押
しボタン式ダイヤル・モードに設定する。上記の如く、
この“モード・ビット”値は1ビットの値としてRAM
回路122に記憶される。ステップ413が実行された
後、動作ルーチンはステップ417へ進む。動作ルーチ
ンはまた、ステップ416からもステップ417へ進
む。ステップ417で、マイクロプロセッサ115は
“IDビット”を、ダイヤル・モードが既に設定されて
いることを表す“1”の値に設定する。この“IDビッ
ト”は1ビットの値としてラッチ回路148に記憶され
る。
【0070】ステップ418で、マイクロプロセッサ1
15は、ステップ407でユーザが前に入力した電話番
号を継続的にダイヤルする。この電話番号は、そのモー
ド・ビットによって指定されたように適切なダイヤル信
号送出モードを使用してダイヤルされる。ステップ41
9で、マイクロプロセッサ115はそのモード・ビット
を継続的に使用して、ユーザによって入力された電話番
号に対するパルス式ダイヤル信号送出モードまたは押し
ボタン式ダイヤル信号送出モードを判定する。
【0071】その後、ステップ420で、マイクロプロ
セッサ115はラッチ回路148の出力端のIDビット
をモニターする。もし電源供給制御回路126の第1入
力端151の電圧が所定の閾値より低下すると、第2電
圧感知回路135がラッチ回路148をリセットし、P
OTS電話機がチップ・リング回線121から既に接続
を切られているか、或いはチップ・リング回線121が
最早動作状態にないかの何れか或いはそれらの両方であ
ることを指定する。もしラッチ回路148が既にリセッ
トされている場合は、ステップ420で、第1入力端1
51の電圧が再び所定の閾値を超えるまでその動作ルー
チンの実行が延期され、その後、その動作ルーチンはス
テップ403へ戻る。もしラッチ回路148がリセット
されていない場合は、その動作ルーチンはステップ41
9へ戻る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チップ・リング回線のダイヤル・モード機能を自動的に
判定し、且つ、電話機のするダイヤル・モードを適切な
ダイヤル・モードを指定するように自動的に設定するす
ることができる等の諸効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ここに開示されるダイヤル・モード自動選択
システムの実施例を示すハードウエア・ブロック・ダイ
ヤグラムである。
【図2】 図1のシステムによって実行される第1の動
作順序を記述するフローチャートである。
【図3】 図1のシステムによって実行される第2の動
作順序を記述するフローチャートである。
【符号の説明】
100 ダイヤル・モード自動選択システム 101 極性保護回路 102 隔離抵抗 103 機械式フック・スイッチ 104 電解コンデンサ 105 ライン・スイッチ 106 隔離抵抗 107 ダイヤル発信音検出器 108 電解コンデンサ 109 DTMF信号音発生器 111 音声混成回路網 113 オプション電源 115 マイクロプロセッサ 121 チップ・リング回線 122 RAM回路 125 第1電圧感知回路 126 電源供給制御回路 128 主電源端 130 バックアップ電源 132 第1パルス発生器 135 第2電圧感知回路 143 第2パルス発生器 148 ラッチ回路 151 第1入力端 153 第2入力端 155 第3入力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 フランク ピー.サンソン アメリカ合衆国,46033 インディアナ, カーメル,ウッドフィールド ドライブ 5172

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押しボタン式ダイヤル・モード及びパル
    ス式ダイヤル・モードのうちの少なくとも1つを使用す
    る通信のために適応する、公衆交換電話回線網(PST
    N)へ接続されている電話機及びチップ・リング回線と
    共に使用するためのダイヤル・モード自動選択システム
    において、本ダイヤル・モード自動選択システムが、 前記チップ・リング回線に適応されているダイヤル・モ
    ードを判定するためのダイヤル・モード検出器と、 前記ダイヤル・モード検出器に応答し、前記チップ・リ
    ング回線に適応されているダイヤル・モードを指定する
    ように前記電話機のダイヤル・モードを設定するダイヤ
    ル・モード設定装置とを有することを特徴とするダイヤ
    ル・モード自動選択システム。
  2. 【請求項2】 押しボタン式ダイヤル・モード及びパル
    ス式ダイヤル・モードのうちの少なくとも1つを使用す
    る通信のために適応された、チップ・リング回線と共に
    使用するための電話機において、本電話機が、 前記チップ・リング回線に適応されているダイヤル・モ
    ードを判定するためのダイヤル・モード検出器と、 前記ダイヤル・モード検出器に応答し、前記チップ・リ
    ング回線に適応されているダイヤル・モードを指定する
    ように前記電話機のダイヤル・モードを設定するダイヤ
    ル・モード設定装置とを有することを特徴とするダイヤ
    ル・モード自動選択システム。
  3. 【請求項3】 前記電話機が前記チップ・リング回線へ
    接続されることによって前記ダイヤル・モード検出器が
    動作状態にされ、前記電話機が前記チップ・リング回線
    との接続を切られるまで前記ダイヤル・モード設定装置
    が継続して前記チップ・リング回線に適応されているダ
    イヤル・モードを指定することを特徴とする、請求項1
    に記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  4. 【請求項4】 前記電話機が前記チップ・リング回線へ
    接続されることによって前記ダイヤル・モード検出器が
    動作状態にされ、前記電話機が前記チップ・リング回線
    との接続を切られるまで前記ダイヤル・モード設定装置
    が継続して前記チップ・リング回線に適応されているダ
    イヤル・モードを指定することを特徴とする、請求項2
    に記載の電話機。
  5. 【請求項5】 ダイヤル・モード判定回路及びダイヤル
    ・モード設定回路を包含し、チップ・リング回線に接続
    されている電話機と共に使用するためのダイヤル・モー
    ド自動選択方法であって、 (a)前記ダイヤル・モード判定回路が、前記チップ・
    リング回線によってサポートされ、押しボタン式ダイヤ
    ル・モード及びパルス式ダイヤル・モードのうちの少な
    くとも1つを包含するダイヤル・モードを自動的に判定
    し、 (b)前記ダイヤル・モード設定回路が、前記ダイヤル
    ・モード判定回路に応答して前記チップ・リング回線に
    よってサポートされているダイヤル・モードを指定する
    ように前記電話機のダイヤル・モードを設定する、 ことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 ダイヤル・モードを設定する前記ステッ
    プが、前記電話機が先ずチップ・リング回線に接続され
    たときに実行され、前記電話機が前記チップ・リング回
    線との接続を切られるまで前記ダイヤル・モードが継続
    することを特徴とする、請求項5に記載のダイヤル・モ
    ード自動選択方法。
  7. 【請求項7】 プロセッサ、電源へ結合するように適応
    された電源入力ポート、チップ・リング回線へ結合する
    ように適応された電源入力ポート、DTMF発信音を発
    生するようにチップ・リング・ポートに結合されたデュ
    アル・トーン・マルチ・フリクェンシー(DTMF)発
    信音発生器、ダイヤル発信音の有無を検出するためのダ
    イヤル発信音検出器、ダイヤル・パルス信号発生器、前
    記チップ・リング・ポートに結合されている電子式スイ
    ッチ、前記ダイヤル・パルス信号発生器によって実行さ
    れるべきパルス式ダイヤル・モードと前記DTMF発信
    音発生器によって実行されるべき押しボタン式ダイヤル
    ・モードとの何れかを指定するダイヤル・モード・ビッ
    トを記憶するメモリを有する電話機と共に使用するため
    のダイヤル・モード自動選択方法であって、 該方法が以下のステップ、即ち、 (a)前記プロセッサが、次の2つの状態、即ち、
    (i)前記チップ・リング回線が前記チップ・リング・
    ポートに結合されている状態、及び(ii)前記電源が
    前記電源入力ポートに結合されている状態が存在するこ
    とを検査するステップと、 (b)最初に、(i)チップ・リング回線が前記チップ
    ・リング・ポートに結合されており、(ii)前記電源
    が前記電源入力ポートに結合されていることを検出する
    と、前記プロセッサが前記電子式スイッチを動作状態に
    して前記電話機を前記チップ・リング回線に関してオフ
    ・フック状態に置くステップと、 (c)前記発信音発生器がDTMF桁数値を発生するス
    テップと、 (d)前記ダイヤル発信音検出器が前記チップ・リング
    回線をモニターしてダイヤル発信音が存在することを検
    出するステップと、 (e)dステップ(d)でダイヤル発信音が検出される
    と、前記パルス式ダイヤル・モードを指定するように前
    記プロセッサが前記ダイヤル・モードを設定し、或いは
    ステップ(d)でダイヤル発信音が存在しないことが検
    出されると、前記押しボタン式ダイヤル・モードを指定
    するように前記プロセッサが前記ダイヤル・モードを設
    定するステップとを包含することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(e)の後、チップ・リン
    グ・ポートに接続されているチップ・リング回線が存在
    することを周期的にモニターし、チップ・リング回線が
    前記チップ・リング・ポートに結合されていないとき
    に、前記各ステップ(a)乃至(e)を実行することを
    特徴とする、請求項7に記載のダイヤル・モード自動選
    択方法。
  9. 【請求項9】 プロセッサ、チップ・リング回線へ結合
    するように適応されたチップ・リング・ポート、DTM
    F発信音を発生するように前記チップ・リング・ポート
    に結合された発信音発生器、ダイヤル発信音の有無を検
    出するためのダイヤル発信音検出器、ダイヤル・パルス
    信号発生器、前記チップ・リング・ポートに結合されて
    いる電子式スイッチ、入力電圧を受付けるように配備さ
    れている電源入力ポート、及び、前記ダイヤル・パルス
    信号発生器によって実行されるべきパルス式ダイヤル・
    モードと前記DTMF発信音発生器によって実行される
    べき押しボタン式ダイヤル・モードとの何れかを指定す
    るダイヤル・モード・ビットを記憶するメモリを具備
    し、 前記プロセッサが前記チップ・リング・ポートと前記電
    源入力ポートとに結合され、前記プロセッサが更に、
    (i)前記チップ・リング回線が前記チップ・リング・
    ポートに結合されているか否か、(ii)入力電圧が前
    記電源入力ポートに結合されているか否かを判定する手
    段を具備し、 前記電子式スイッチが前記プロセッサに結合され、前記
    電子式スイッチが前記プロセッサに応答して、電源が前
    記電源入力ポートに結合されているときに同時にチップ
    ・リング回線が前記チップ・リング・ポートに結合され
    ていることを先ず前記プロセッサが検出すると、前記プ
    ロセッサが前記電子式スイッチを動作状態にして前記電
    話機を前記チップ・リング回線に関してオフ・フック状
    態に置く、 ことを特徴とする、ダイヤル・モード自動選択システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサによって、前記発信音
    発生器が、前記ダイヤル・モード自動選択システムをオ
    フ・フック状態にしている前記.電子式スイッチに応答
    してデュアル・トーン・マルチ・フリクェンシー(DT
    MF)桁数値を発生するように為されることを特徴とす
    る、請求項9に記載のダイヤル・モード自動選択システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記ダイヤル発信音検出器が前記チッ
    プ・リング回線上に存在するダイヤル発信音に応答し、
    ダイヤル発信音を検出すると、前記パルス式ダイヤル・
    モードを指定するように前記プロセッサが前記ダイヤル
    ・モード・ビットを設定することを特徴とする、請求項
    10に記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  12. 【請求項12】 前記ダイヤル発信音検出器が前記チッ
    プ・リング回線上にダイヤル発信音が存在しない状態に
    応答し、ダイヤル発信音が存在しないことを検出する
    と、前記押しボタン式ダイヤル・モードを指定するよう
    に前記プロセッサが前記ダイヤル・モード・ビットを設
    定することを特徴とする、請求項10に記載のダイヤル
    ・モード自動選択システム。
  13. 【請求項13】 前記プロセッサが、前記チップ・リン
    グ回線が前記チップ・リング・ポートに結合されている
    か否かを周期的に判定する手段を包含し、前記チップ・
    リング回線が接続された状態に留まっている間は前記プ
    ロセッサが前記ダイヤル・モード・ビットの設定を維持
    することを特徴とする、請求項11に記載のダイヤル・
    モード自動選択システム。
  14. 【請求項14】 プロセッサ、チップ・リング回線へ結
    合するように適応されたチップ・リング・ポート、DT
    MF発信音を発生するように前記チップ・リング・ポー
    トに結合された発信音発生器、ダイヤル発信音の有無を
    検出するためのダイヤル発信音検出器、ダイヤル・パル
    ス信号発生器、前記チップ・リング・ポートに結合され
    ている電子スイッチ、入力電圧を受付けるように配備さ
    れている電源入力ポート、及び、前記ダイヤル・パルス
    信号発生器によって実行されるべきパルス式ダイヤル・
    モードと前記DTMF発信音発生器によって実行される
    べき押しボタン式ダイヤル・モードとの何れかを指定す
    るダイヤル・モード・ビットを記憶するメモリを具備す
    ることを特徴とするダイヤル・モード自動選択システ
    ム。
  15. 【請求項15】 前記プロセッサが前記チップ・リング
    ・ポートと前記電源入力ポートとに結合され、前記プロ
    セッサが更に、(i)前記チップ・リング回線が前記チ
    ップ・リング・ポートに結合されているか否か、(i
    i)入力電圧が前記電源入力ポートに結合されているか
    否かを判定する手段を具備することを特徴とする、請求
    項14に記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  16. 【請求項16】 前記電子式スイッチが前記プロセッサ
    に結合され、前記電子式スイッチが前記プロセッサに応
    答して、(i)チップ・リング回線が前記チップ・リン
    グ・ポートに結合され、且つ(ii)入力電圧が前記電
    源入力ポートに結合されているていることを前記プロセ
    ッサが検出すると、前記プロセッサが前記電子式スイッ
    チを動作状態にして前記電話機を前記チップ・リング回
    線に関してオフ・フック状態に置くことを特徴とする、
    請求項15に記載のダイヤル・モード自動選択システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記電子式スイッチにより前記ダイヤ
    ル・モード自動選択システムがオフ・フック状態に置か
    れることに応答して、前記発信音発生器がDTMF桁数
    値を発生することを特徴とする、請求項16に記載のダ
    イヤル・モード自動選択システム。
  18. 【請求項18】 前記ダイヤル発信音検出器が、前記チ
    ップ・リング回線上に存在するダイヤル発信音に応答
    し、前記プロセッサが前記ダイヤル発信音検出器に応答
    して、前記パルス式ダイヤル・モードを指定するように
    前記ダイヤル・モード・ビットを設定するように前記プ
    ロセッサを動作させることを特徴とする、請求項17に
    記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  19. 【請求項19】 前記ダイヤル発信音検出器が、前記チ
    ップ・リング回線上にダイヤル発信音が存在しない状態
    に応答し、前記プロセッサが前記ダイヤル発信音検出器
    に応答して、前記押しボタン式ダイヤル・モードを指定
    するように前記ダイヤル・モード・ビットを設定するよ
    うに前記プロセッサを動作させることを特徴とする、請
    求項17に記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  20. 【請求項20】 更に、チップ・リング回線が前記チッ
    プ・リング・ポートに結合された後に続き、更にまた前
    記チップ・リング回線が前記チップ・リング・ポートと
    の接続を切られる前に前記ダイヤル・モード・ビットが
    設定されたか否かを指定するダイヤル・モード判定ビッ
    ト値を記憶するメモリを具備することを特徴とする、請
    求項17に記載のダイヤル・モード自動選択システム。
  21. 【請求項21】 ダイヤル・モード自動選択システムが
    先ずチップ・リング回線に接続されたときに前記プロセ
    ッサが前記ダイヤル・モードを設定し、前記ダイヤル・
    モード自動選択システムが前記チップ・リング回線との
    接続を切られるときまで前記ダイヤル・モードの設定を
    維持することを特徴とする、請求項19に記載のダイヤ
    ル・モード自動選択システム。
  22. 【請求項22】 プロセッサ、電源へ結合するように適
    応された電源入力ポート、チップ・リング回線へ結合す
    るように適応された電源入力ポート、DTMF発信音を
    発生するようにチップ・リング・ポートに結合されたデ
    ュアル・トーン・マルチ・フリクェンシー(DTMF)
    発信音発生器、ダイヤル発信音の有無を検出するための
    ダイヤル発信音検出器、ダイヤル・パルス信号発生器、
    前記ダイヤル・パルス信号発生器によって実行されるべ
    きパルス式ダイヤル・モードと前記DTMF発信音発生
    器によって実行されるべき押しボタン式ダイヤル・モー
    ドとの何れかを指定するダイヤル・モード・ビットを記
    憶するメモリ、入力された1個以上の桁数値を受付けて
    それら入力された桁数値を前記ダイヤル・モード・ビッ
    トによって指定されたダイヤル・モードでダイヤルする
    ダイヤル装置を有する電話機と共に使用するためのダイ
    ヤル・モード自動選択方法であって、 本方法が以下のステップ、即ち、 (a)前記プロセッサが、次の状態、即ち、(i)前記
    チップ・リング回線が前記チップ・リング・ポートに結
    合されている状態、及び(ii)電圧源が前記電源入力
    ポートに結合されている状態、(iii)前記電話機が
    オフ・フック状態にある状態、及び(iv)桁数値が前
    記ダイヤル装置に入力されている状態が存在することを
    検査するステップと、 (b)先ずステップ(a)に記述されている状態が全て
    検出されると、前記プロセッサが、発信音発生器を動作
    状態にして前記ダイヤル装置に入力されている前記桁数
    値に対応するDTMF桁数値を発生させるステップと、 (d)前記ダイヤル発信音検出器が前記チップ・リング
    回線をモニターしてダイヤル発信音が存在することを検
    出するステップと、 (e)dステップ(d)でダイヤル発信音が検出される
    と、前記パルス式ダイヤル・モードを指定するように前
    記プロセッサが前記ダイヤル・モードを設定し、或いは
    ステップ(d)でダイヤル発信音が存在しないことが検
    出されると、前記押しボタン式ダイヤル・モードを指定
    するように前記ダイヤル・モードを設定するステップ、 とを包含することを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 前記ステップ(e)の後、チップ・リ
    ング・ポートに接続されているチップ・リング回線が存
    在することを周期的にモニターし、チップ・リング回線
    が前記チップ・リング・ポートに結合されていないとき
    に、前記各ステップ(a)乃至(e)を実行することを
    特徴とする、請求項22に記載のダイヤル・モード自動
    選択方法。
  24. 【請求項24】 プロセッサ、チップ・リング回線へ結
    合するように適応されたチップ・リング・ポート、DT
    MF発信音を発生するように前記チップ・リング・ポー
    トに結合された発信音発生器、前記発信音発生器を動作
    させるためのキーパッド、ダイヤル発信音の有無を検出
    するためのダイヤル発信音検出器、ダイヤル・パルス信
    号発生器、前記チップ・リング・ポートに結合されてい
    る電子式スイッチ、及び、前記ダイヤル・パルス信号発
    生器によって実行されるべきパルス式ダイヤル・モード
    と前記DTMF発信音発生器によって実行されるべき押
    しボタン式ダイヤル・モードとの何れかを指定するダイ
    ヤル・モード・ビットを記憶するメモリを具備する電話
    機と共に使用するダイヤル・モード自動選択方法であっ
    て、 該方法が、 (a)(i)前記チップ・リング回線が前記チップ・リ
    ング・ポートに結合され、且つ(ii)前記電話機がオ
    フ・フック状態に置かれていることに応答して前記プロ
    セッサを動作させるステップと、 (b)前記キーパッドを動作状態にして、前記発信音発
    生器に少なくとも1個のDTMF桁数値を発生させるス
    テップと、 (c)前記ダイヤル発信音検出器が前記チップ・リング
    回線をモニターしてダイヤル発信音が存在することを検
    出するステップと、 (d)dステップ(c)でダイヤル発信音が検出される
    と、前記パルス式ダイヤル・モードを指定するように前
    記プロセッサが前記ダイヤル・モードを設定し、或いは
    ステップ(c)でダイヤル発信音が存在しないことが検
    出されると、前記押しボタン式ダイヤル・モードを指定
    するように前記ダイヤル・モードを設定するステップ、 とを包含することを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 更に、チップ・リング回線が前記チッ
    プ・リング・ポートに結合された後に続き、更にまた前
    記チップ・リング回線が前記チップ・リング・ポートと
    の接続を切られる前に前記ダイヤル・モード・ビットが
    設定されたか否かを指定するダイヤル・モード判定ビッ
    ト値を記憶するメモリを具備する電話機と共に使用する
    ための、請求項24に記載のダイヤル・モード自動選択
    方法において、該方法が、更に、前記ダイヤル・モード
    ・ビットが既に設定されているか否かを指定するダイヤ
    ル・モード判定ビット値を設定するステップを有するこ
    とを特徴とする、ダイヤル・モード自動選択方法。
  26. 【請求項26】 チップ・リング回線に接続され、ダイ
    ヤル・モード判定回路、ダイヤル・モード設定回路、及
    び前記ダイヤル・モード設定回路によって指定されてい
    るダイヤル・モードで1以上のユーザが選択した桁数値
    をダイヤルするための桁数値ダイヤル装置を包含する電
    話機と共に使用するためのダイヤル・モード自動選択方
    法であって、該方法が以下のステップ、即ち、 (a)前記ダイヤル・モード判定回路が、前記チップ・
    リング回線によってサポートされ、パルス式ダイヤル・
    モード及び押しボタン式ダイヤル・モードのうちの少な
    くとも1個を包含するダイヤル・モードを、(i)前記
    電話機がオフ・フック状態に置かれ、(ii)桁数値が
    前記桁数値ダイヤル装置によってダイヤルされているこ
    とに応答して判定するステップと、 (b)前記ダイヤル・モード設定回路が、前記ダイヤル
    ・モード判定回路に応答して、前記電話機のダイヤル・
    モードを前記チップ・リング回線によってサポートされ
    ているダイヤル・モードを指定するように設定するステ
    ップとを包含することを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 ダイヤル・モードを設定する前記ステ
    ップが、前記最初に桁数値が前記電話機が前記チップ・
    リング回線に接続された後、引き続いて桁数値が前記ダ
    イヤル装置に入力されたときに初めて実行され、且つ前
    記電話機が前記チップ・リング回線との接続を切られる
    ときまで前記ダイヤル・モードが設定された状態に留ま
    ることを特徴とする、請求項26に記載のダイヤル・モ
    ード自動選択方法。
  28. 【請求項28】 (i)プロセッサ、(ii)チップ・
    リング回線へ結合するように適応されたチップ・リング
    ・ポート、(iii)入力された1つ以上の桁数値を受
    付けて、前記入力された桁数値をダイヤルするように為
    され、DTMF発信音を発生するように前記チップ・リ
    ング・ポートに結合された発信音発生器と、パルス式ダ
    イヤル信号を発生するためのダイヤル・パルス信号発生
    器とを包含するダイヤル装置、(iv)前記発信音発生
    器を動作させるためのキーパッド、ダイヤル発信音の有
    無を検出するためのダイヤル発信音検出器、ダイヤル・
    パルス信号発生器、前記チップ・リング・ポートに結合
    されている電子式スイッチ、及び、(v)前記ダイヤル
    ・パルス信号発生器によって実行されるべきパルス式ダ
    イヤル・モードと前記DTMF発信音発生器によって実
    行されるべき押しボタン式ダイヤル・モードとの何れか
    を指定するダイヤル・モード・ビットを記憶するメモリ
    を具備する電話機と共に使用するダイヤル・モード自動
    選択方法において、 (a)前記プロセッサが、(i)前記チップ・リング回
    線が前記チップ・リング・ポートに結合されているか否
    か、(ii)前記電話機がオフ・フック状態であるか否
    か、及び(iii)少なくとも最初の任意選択された桁
    数値が前記ダイヤル装置へ入力されているか否か、を判
    定し、 (b)先ず前記チップ・リング回線が前記チップ・リン
    グ・ポートに結合されており、前記電話機がオフ・フッ
    ク状態であり、少なくとも前記最初の任意選択された桁
    数値が前記ダイヤル装置へ入力されているいることが検
    出されると、前記プロセッサが前記発信音発生器を動作
    状態にして前記最初の任意選択された桁数値に対応する
    DTMF桁数値を発生させ、 (c)前記ダイヤル発信音検出器が前記チップ・リング
    回線をモニターしてダイヤル発信音が存在するか否かを
    検出し、 (d)ステップ(c)でダイヤル発信音が検出される
    と、前記パルス式ダイヤル・モードを指定するように前
    記プロセッサが前記ダイヤル・モード・ビットを設定
    し、或いはステップ(c)でダイヤル発信音が存在しな
    いことが検出されると、前記押しボタン式ダイヤル・モ
    ードを指定するように前記プロセッサが前記ダイヤル・
    モード・ビットを設定する、 ことを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載のダイヤル・モード
    自動選択方法において、更に前記電話機が、チップ・リ
    ング回線が前記チップ・リング・ポートに結合された後
    に続き、更にまた前記チップ・リング回線が前記チップ
    ・リング・ポートとの接続を切られる前に前記ダイヤル
    ・モード・ビットが設定されたか否かを指定するダイヤ
    ル・モード判定ビット値を記憶するメモリを具備し、 ステップ(d)には更に、前記ダイヤル・モード・ビッ
    トが既に設定されていることを指定するように前記ダイ
    ヤル・モード判定ビット値を設定するステップを有し、 ステップ(e)では、ステップ(d)に引き続いて、前
    記チップ・リング回線が前記チップ・リング・ポートと
    の接続を切られたときに、前記ダイヤル・モードが新規
    に判定される必要が有ることを表す値に前記ダイヤル・
    モード判定ビットが設定され、 その後、ステップ(a)へ戻る、 ことを特徴とするダイヤル・モード自動選択方法。
JP30761396A 1995-11-20 1996-11-19 自動ダイヤル・モード選択システム、方法及びその電話機 Pending JPH09172483A (ja)

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