JPH09171511A - 文書変換システム - Google Patents

文書変換システム

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JPH09171511A
JPH09171511A JP8009897A JP989796A JPH09171511A JP H09171511 A JPH09171511 A JP H09171511A JP 8009897 A JP8009897 A JP 8009897A JP 989796 A JP989796 A JP 989796A JP H09171511 A JPH09171511 A JP H09171511A
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JP8009897A
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Inventor
Yoichiro Nishikawa
洋一郎 西川
Kazuyoshi Harada
一良 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ハイパーリンク機能によって文
書を要求した場合に、翻訳等の文書変換が施された文書
を入手することができる文書変換システムを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 データ監視手段2は、サーバ側アプリケーシ
ョン4からユーザ側装置10に送られてきたハイパーテ
キスト型文書に含まれるハイパーリンク情報に文書変換
方法を示すタグ情報を付加して、ユーザ側アプリケーシ
ョン1に送る手段、およびユーザ側アプリケーション1
から送られてきた検索要求指令に文書変換方法を示すタ
グ情報が含まれているときには、その検索結果としてサ
ーバ側アプリケーション4から送られてくる文書を、上
記タグ情報によって示された文書変換方法にしたがって
文書変換してユーザ側アプリケーション1に送る手段を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等のネットワークを介して入手される文書の文書変換シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】WWW(world wide web) は、ハイパー
テキストの概念に基づく分散型情報システムである。ユ
ーザは、インターネット上のWWWサーバ(Server)にお
かれた文書を要求する場合には、その文書名URL(Un
iform Resource Locator) をブラウザ(Browser) から指
定する。すると、ブラウザから、その文書をもつWWW
サーバに対して送信要求が送られる。その文書をもつW
WWサーバから、その文書がブラウザに送られる。
【0003】WWWサーバから送られてくる文書(ハイ
パーテキスト)には、他の文書等を指すリンク(ハイパ
ーリンク情報)が埋め込まれている。ハイパーテキスト
は、通常、HTML(Hypertext markup language)と呼
ばれる言語で記述されている。HTMLでは、ハイパー
リンク情報は、図11に示すように、開始タグ<A…>
と終了タグ</A>とを用いて記述される。そして、リ
ンク先の情報は、”http://www.abc.co.jp/"のようにU
RLで指定される。また、開始タグ<A…>と終了タグ
</A>との間には、" ABCのホームページ" といっ
たキーワード等のハイパーリンクのアンカーが挿入され
る。ハイパーリンクのアンカーであるキーワードがクリ
ックされると、ブラウザから、リンク先の文書をもつサ
ーバに対して送信要求が送られる。リンク先の文書をも
つサーバから、その文書がブラウザに送られる。したが
って、リンク先の文書が表示される。
【0004】インターネット上のサーバから送られてく
る文書は、英語であることが多い。そこで、サーバから
送られてくる文書を自動的に和文に翻訳して、表示でき
れば、インターネットの利用もさらに促進されると期待
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ハイパー
リンク機能によって文書を要求した場合に、翻訳等の文
書変換が施された文書を入手することができる文書変換
システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の文
書変換システムは、ユーザ側アプリケーション、サーバ
側アプリケーションおよびこれらの間に設けられたデー
タ監視手段を備えており、ユーザ側アプリケーションお
よびデータ監視手段がユーザ側装置に設けられており、
データ監視手段は、サーバ側アプリケーションからユー
ザ側装置に送られてきたハイパーテキスト型文書に含ま
れるハイパーリンク情報に文書変換方法を示すタグ情報
を付加して、ユーザ側アプリケーションに送る手段、お
よびユーザ側アプリケーションから送られてきた検索要
求指令に文書変換方法を示すタグ情報が含まれていると
きには、その検索結果としてサーバ側アプリケーション
から送られてくる文書を、上記タグ情報によって示され
た文書変換方法にしたがって文書変換してユーザ側アプ
リケーションに送る手段を備えていることを特徴とす
る。文書変換方法を示すタグ情報としては、たとえば、
ある言語を他の言語に変換することを示すタグ情報が用
いられる。
【0007】この発明による第2の文書変換システム
は、ユーザ側アプリケーション、サーバ側アプリケーシ
ョンおよびこれらの間に設けられたデータ監視手段を備
えており、ユーザ側アプリケーションおよびデータ監視
手段がユーザ側装置に設けられており、データ監視手段
は、サーバ側アプリケーションからユーザ側装置に送ら
れてきたハイパーテキスト型文書に含まれるハイパーリ
ンク情報に文書変換方法を示すタグ情報を付加して、ユ
ーザ側アプリケーションに送る手段を備え、サーバ側ア
プリケーションは、ユーザ側装置から送られてきた検索
要求指令に文書変換方法を示すタグ情報が含まれている
ときには、その検索結果である文書を、上記タグ情報に
よって示された文書変換方法にしたがって文書変換して
ユーザ側装置に送る手段を備えていることを特徴とす
る。文書変換方法を示すタグ情報としては、たとえば、
ある言語を他の言語に変換することを示すタグ情報が用
いられる。
【0008】この発明による第1または第2のハイパー
テキスト型文書の文書変換システムでは、ユーザ側アプ
リケーションによってユーザ側装置に表示されているハ
イパーテキスト型文書中のハイパーリンクのアンカー
(キーワード)をクリックすると、対応するハイパーリ
ンク情報によって指定されるリンク先の文書が自動的に
文書変換されて表示されるようになる。
【0009】データ監視手段は、サーバ側アプリケーシ
ョンからユーザ側装置に送られてきたハイパーテキスト
型文書に含まれるハイパーリンク情報に文書変換方法を
示すタグ情報を付加する際に、リンク先が当該ハイパー
テキスト型文書であるハイパーリンク情報であってかつ
文書変換方法を示すタグ情報が付加されたハイパーリン
ク情報を当該ハイパーテキスト型文書に埋め込むように
してもよい。このようにすると、ユーザ側アプリケーシ
ョンによってユーザ側装置に表示されているハイパーテ
キスト型文書そのものを文書変換させて表示させること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
を英語の文書を和文の文書に文書変換する文書変換シス
テムに適用した場合の実施の形態について説明する。
【0011】(1)第1の実施の形態についての説明
【0012】図1は、英語の文書を和文の文書に文書変
換する文書変換システムの構成を示している。
【0013】このシステムは、ユーザ側に設けられたパ
ーソナルコンピュータ(ユーザ側装置)10と、パーソ
ナルコンピュータ10にインターネット3を介して接続
されるWWWサーバ(サーバ側アプリケーション)4と
からなる。パーソナルコンピュータ10は、ブラウザ
(ユーザ側アプリケーション)1と、スーパーバイザ
(データ監視手段)2とを備えている。スーパーバイザ
2は、図2に示すように、データ監視部21、翻訳処理
部22およびキャッシュメモリ23を備えている。
【0014】図3は、ブラウザ1、スーパーバイザ2お
よびサーバ4の間のデータの流れを示している。図3に
おいて、括弧付き数字は、シーケンス番号を示してい
る。
【0015】まず、ユーザが、インターネット3上のW
WWサーバ4におかれた文書の名前URLをブラウザ1
から指定すると、ブラウザ1から、スーパーバイザ2を
介してその文書をもつサーバ4に対してその文書名が送
信される(シーケンスNO.1、NO.2)。
【0016】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書(原文)をデータベースから検索して、
スーパーバイザ2に送信する(シーケンスNO.3)。
スーパーバイザ2は、送られてきた文書(ハイパーテキ
スト)に含まれている各ハイパーリンク情報に、英日翻
訳指令を示すタグ情報(以下、単に翻訳指令という)を
付加した後、得られた文書(修正原文)をブラウザ1に
送る(シーケンスNO.4)。図10は、図11のハイ
パーリンク情報に翻訳命令が付加された場合の例を示し
ている。この例では、”EJJ"が翻訳指令である。
【0017】この後、ブラウザ1によって表示されてい
る文書中に含まれているハイパーリンクのアンカー(キ
ーワード等)をユーザがクリックすると、対応するハイ
パーリンク情報中に含まれているリンク先の文書名およ
び翻訳指令が、ブラウザ1から、スーパーバイザ2に送
られる(シーケンスNO.5)。リンク先の文書名およ
び翻訳指令が、ブラウザ1からスーパーバイザ2に送ら
れてきたときには、スーパーバイザ2はフラグFをセッ
ト(F=1)する。そして、スーパーバイザ2は、ブラ
ウザ1から送られてきた文書名および翻訳指令のうち、
文書名のみをその文書をもつサーバ4に送信する(シー
ケンスNO.6)。
【0018】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書をデータベースから検索して、スーパー
バイザ2に送信する(シーケンスNO.7)。スーパー
バイザ2は、フラグFがセットされているので、送られ
てきた文書に含まれている各ハイパーリンク情報に、翻
訳指令を付加した後、送られてきた文書を日本語に翻訳
する。この際、文書名URL、タグ等、本文以外の情報
は翻訳されない。そして、フラグFをリセット(F=
0)した後、翻訳後の文書(翻訳文)をブラウザ1に送
る(シーケンスNO.8)。
【0019】以後、ユーザが表示されている文書中に含
まれているハイパーリンクのアンカーをクリックするご
とに、シーケンスNO.5〜NO.8と同様な処理が行
なわれる。
【0020】なお、翻訳処理部をサーバ4側に持たせる
ようにしてもよい。この場合において、ブラウザ1から
文書名と翻訳指令がスーパーバイザ2に送られてきたと
きには、スーパーバイザ2は文書名と翻訳指令との両方
をサーバ4に送る。サーバ4は、文書名と翻訳指令とが
送られてきた場合に、当該文書をデータベースから読み
出して翻訳を行い、翻訳後の文書をスーパーバイザ2に
送る。スーパーバイザ2は、送られてきた文書(翻訳
文)に含まれている各ハイパーリンク情報に翻訳指令を
付加して、ブラウザ1に送る。
【0021】(2)第2の実施の形態についての説明
【0022】システム構成は、図1と同じである。第2
の実施の形態では、上記第1の実施の形態において、ス
ーパーバイザ2がサーバ4から送られてきた文書に含ま
れている各ハイパーリンク情報に翻訳指令を付加する際
に、スーパーバイザ2は、さらに、当該文書にリンク先
が自文書であるハイパーリンク情報を埋め込む。リンク
先が自文書であるハイパーリンク情報のアンカーとして
は、ボタン(以下、自文書指定ボタンという)が用いら
れる。この場合のスーパーバイザ2の処理について説明
する。
【0023】図4は、ユーザが、インターネット3上の
サーバ4におかれた文書の名前URLをブラウザ1から
指定したときの、処理の流れを示している。
【0024】ユーザが、文書名URLをブラウザ1から
指定したときは、ブラウザ1から、スーパーバイザ2を
介してその文書をもつサーバ4に対してその文書名が送
信される(シーケンスNO.11、NO.12)。
【0025】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書をデータベースから検索して、スーパー
バイザ2に送信する(シーケンスNO.13)。サーバ
4から指定された文書がスーパーバイザ2に送られてき
たときには、スーパーバイザ2は、送られてきた文書に
含まれている各ハイパーリンク情報に、翻訳指令を付加
するとともに、送られてきた文書にリンク先が自文書で
あるハイパーリンク情報を埋め込む。この際、リンク先
が自文書であるハイパーリンク情報には、翻訳指令が付
加される。このようにして作成された文書は、修正原文
として、キャッシュメモリ23に記憶されるとともにブ
ラウザ1に送られる(シーケンスNO.14)。
【0026】ブラウザ1によって修正原文が表示されて
いる状態において、ユーザが自文書指定ボタンをクリッ
クすると、自文書の文書名が翻訳指令とともに、スーパ
ーバイザ2に送られる(シーケンスNO.15)。スー
パーバイザ2は、自文書の文書名と翻訳指令が送られて
くると、キャッシュメモリ23に記憶している修正原文
を読み出す。そして、読み出した修正原文から、リンク
先が自文書であるハイパーリンク情報に付加されている
翻訳指令を取り外した後、得られた文書を日本語に翻訳
する。このようにして作成された文書は、翻訳文として
キャッシュメモリ23に記憶されるとともに、ブラウザ
1に送られる(シーケンスNO.16)。
【0027】ブラウザ1によって翻訳文が表示されてい
る状態において、ユーザが自文書指定ボタンをクリック
すると、この場合にはリンク先が自文書であるハイパー
リンク情報には翻訳指令が付加されていないため、自文
書の文書名のみがスーパーバイザ2に送られる(シーケ
ンスNO.17)。したがって、この場合には、スーパ
ーバイザ2は、キャッシュメモリ23に記憶している修
正原文を読み出して、ブラウザ1に送る(シーケンスN
O.18)。
【0028】ブラウザ1によって修正原文が表示されて
いる状態において、ユーザが自文書指定ボタンをクリッ
クすると、この場合にはリンク先が自文書であるハイパ
ーリンク情報には翻訳指令が付加されているため、自文
書の文書名とともに翻訳指令がスーパーバイザ2に送ら
れる(シーケンスNO.19)。したがって、この場合
には、スーパーバイザ2は、キャッシュメモリ23に記
憶している翻訳文を読み出して、ブラウザ1に送る(シ
ーケンスNO.20)。
【0029】図5は、ユーザが表示されている文書中に
含まれているハイパーリンクのアンカーをクリックした
場合の処理の流れを示している。
【0030】ユーザが、表示されている文書中に含まれ
ているハイパーリンクのアンカー(キーワード等)をク
リックすると、対応するハイパーリンク情報中に含まれ
ているリンク先の文書名および翻訳指令が、ブラウザ1
から、スーパーバイザ2に送られる(シーケンスNO.
21)。リンク先の文書名および翻訳指令が、ブラウザ
1からスーパーバイザ2に送られてきたときには、スー
パーバイザ2はフラグFをセット(F=1)する。そし
て、スーパーバイザ2は、ブラウザ1から送られてきた
文書名および翻訳指令のうち、文書名のみをその文書を
もつサーバ4に送信する(シーケンスNO.22)。
【0031】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書をデータベースから検索して、スーパー
バイザ2に送信する(シーケンスNO.23)。スーパ
ーバイザ2は、フラグFがセットされているので、ま
ず、修正原文を作成してキャッシュメモリ23に格納し
た後、翻訳文を作成してキャッシュメモリ23に格納す
る。そして、フラグFをリセット(F=0)した後、翻
訳文をブラウザ1に送る。したがって、ブラウザによっ
て翻訳文が表示される。
【0032】つまり、スーパーバイザ2は、送られてき
た文書に含まれている各ハイパーリンク情報に、翻訳指
令を付加するとともに、送られてきた文書にリンク先が
自文書であるハイパーリンク情報を埋め込む。この際、
リンク先が自文書であるハイパーリンク情報には、翻訳
指令が付加される。このようにして作成された文書は、
修正原文として、キャッシュメモリ23に記憶される。
【0033】また、スーパーバイザ2は、キャッシュメ
モリ23から修正原文を読み出す。そして、読み出した
修正原文中に含まれているリンク先が自文書であるハイ
パーリンク情報から翻訳指令を取り外した後、この文書
を日本語に翻訳する。このようにして作成された文書
を、翻訳文書としてキャッシュメモリ23に記憶すると
ともに、ブラウザ1に送る(シーケンスNO.24)。
【0034】ブラウザ1によって翻訳文が表示されてい
る状態において、ユーザが自文書指定ボタンをクリック
すると、この場合にはリンク先が自文書であるハイパー
リンク情報には翻訳指令が付加されていないため、自文
書の文書名のみがスーパーバイザ2に送られる(シーケ
ンスNO.25)。したがって、この場合には、スーパ
ーバイザ2は、キャッシュメモリ23に記憶している修
正原文を読み出して、ブラウザ1に送る(シーケンスN
O.26)。
【0035】ブラウザ1によって修正原文が表示されて
いる状態において、ユーザが自文書指定ボタンをクリッ
クすると、この場合にはリンク先が自文書であるハイパ
ーリンク情報には翻訳指令が付加されているため、自文
書の文書名とともに翻訳指令がスーパーバイザ2に送ら
れるので(シーケンスNO.27)、スーパーバイザ2
は、キャッシュメモリ23に記憶している翻訳文を読み
出して、ブラウザ1に送る(シーケンスNO.28)。
【0036】なお、翻訳処理部をサーバ4側に持たせる
ようにしてもよい。この場合において、ブラウザ1から
文書名と翻訳指令がスーパーバイザ2に送られてきたと
きには、スーパーバイザ2は文書名と翻訳指令との両方
をサーバ4に送る。サーバ4は、文書名と翻訳指令とが
送られてきた場合に、当該文書をデータベースから検索
して翻訳を行い、翻訳後の文書をスーパーバイザ2に送
る。スーパーバイザ2は、送られてきた文書(翻訳文)
に含まれている各ハイパーリンク情報に翻訳指令を付加
するとともに、リンク先が自文書であるハイパーリンク
情報を埋め込んで、ブラウザ1に送る。
【0037】(3)第3の実施の形態についての説明
【0038】システム構成は、図1と同じである。第3
の実施の形態では、原文を表示させるか、翻訳文を表示
させるかを、ユーザが選択できるようにしている。
【0039】図6は、ユーザが、インターネット3上の
サーバ4におかれた文書の名前URLをブラウザ1から
指定したときの、処理の流れを示している。
【0040】ユーザが、文書名URLをブラウザ1から
指定したときは、ブラウザ1から、スーパーバイザ2を
介してその文書をもつサーバ4に対してその文書名が送
信される(シーケンスNO.31、NO.32)。
【0041】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書をデータベースから検索して、スーパー
バイザ2に送信する(シーケンスNO.33)。サーバ
4から指定された文書がスーパーバイザ2に送られてき
たときには、スーパーバイザ2は、送られてきた文書に
リンク先が自文書であるハイパーリンク情報を埋め込
む。
【0042】リンク先が自文書であるハイパーリンク情
報のアンカーとしては、翻訳文選択ボタンまたは原文選
択ボタンが用いられる。この場合には、リンク先が自文
書であるハイパーリンク情報のアンカーとして、翻訳文
選択ボタンが用いられる。翻訳文選択ボタンが用いられ
るときには、リンク先が自文書であるハイパーリンク情
報に翻訳指令が付加される。このようにして作成された
文書は、修正原文としてキャッシュメモリ23に記憶さ
れるとともに、ブラウザ1に送られる(シーケンスN
O.34)。
【0043】この後、ユーザが翻訳文選択ボタンをクリ
ックすると、リンク先である自文書名ととともに翻訳指
令がブラウザ1からスーパーバイザ2に送られる(シー
ケンスNO.35)。スーパーバイザ2は、自文書名と
翻訳指令が送られてくると、キュッシュメモリ23か
ら、修正原文を読み出して、修正原文中に含まれている
リンク先が自文書であるハイパーリンク情報以外の各ハ
イパーリンク情報に翻訳指令を付加するとともに、リン
ク先が自文書であるハイパーリンク情報から翻訳指令を
取り外す。さらに、翻訳文選択ボタンを原文選択ボタン
に変更する。そして、得られた文書を英日翻訳する。こ
のようにして作成された文書は、翻訳文書として、キャ
ッシュメモリ23に記憶されるとともに、ブラウザ1に
送られる(シーケンスNO.36)。
【0044】この後、ユーザが原文選択ボタンをクリッ
クすると、リンク先である自文書名のみが、ブラウザ1
からスーパーバイザ2に送られる(シーケンスNO.3
7)。このようにブラウザ1から自分書名のみが送られ
てきた場合には、スーパーバイザ2は、キャッシュメモ
リ23から修正原文を読み出して、ブラウザ1に送る
(シーケンスNO.38)。
【0045】この後、ユーザが翻訳文選択ボタンをクリ
ックすると、リンク先である自文書名とともに翻訳指令
がブラウザ1からスーパーバイザ2に送られる(シーケ
ンスNO.39)。スーパーバイザ2は、自文書名と翻
訳指令が送られてくると、キャッシュメモリ23から翻
訳文書を読み出して、ブラウザ1に送る(シーケンスN
O.40)。
【0046】ブラウザ1によって修正原文が表示されて
いるときにおいて、ユーザが表示されている文書中に含
まれているハイパーリンクのキーワード(翻訳文選択ボ
タンを除く)をクリックした場合には、ブラウザ1から
リンク先の文書名のみがスーパーバイザ2に送られるの
で、処理の流れは、図6と同じとなる。
【0047】図7は、ブラウザ1によって翻訳文が表示
されているときにおいて、ユーザが表示されている文書
中に含まれているハイパーリンクのキーワード(原文選
択ボタンを除く)をクリックした場合の処理の流れを示
している。
【0048】ブラウザ1によって翻訳文が表示されてい
るときにおいて、ユーザが表示されている文書中に含ま
れているハイパーリンクのキーワードをクリックする
と、対応するハイパーリンク情報中に含まれているリン
ク先の文書名および翻訳指令が、ブラウザ1から、スー
パーバイザ2に送られる(シーケンスNO.41)。リ
ンク先の文書名および翻訳指令が、ブラウザ1からスー
パーバイザ2に送られてきたときには、スーパーバイザ
2はフラグFをセット(F=1)する。そして、スーパ
ーバイザ2は、ブラウザ1から送られてきた文書名およ
び翻訳指令のうち、文書名のみをその文書をもつサーバ
4に送信する(シーケンスNO.42)。
【0049】サーバ4は、送られてきた文書名に基づい
て該当する文書をデータベースから検索して、スーパー
バイザ2に送信する(シーケンスNO.43)。スーパ
ーバイザ2は、フラグFがセットされているので、ま
ず、修正原文を作成してキャッシュメモリ23に格納す
る。そして、フラグFをリセット(F=0)した後、翻
訳文をブラウザ1に送る。したがって、ブラウザによっ
て翻訳文が表示される。
【0050】つまり、スーパーバイザ2は、まず、送ら
れてきた文書にリンク先が自文書であるハイパーリンク
情報を埋め込む。この際、リンク先が自文書であるハイ
パーリンク情報に、翻訳指令が付加される。また、リン
ク先が自文書であるハイパーリンク情報のアンカーとし
ては、翻訳文選択ボタンが用いられる。このようにして
作成された修正原文は、キャッシュメモリ23に格納さ
れる。
【0051】次に、スーパーバイザ2は、修正原文を読
み出す。そして、読み出した修正原文中に含まれている
リンク先が自文書であるハイパーリンク情報以外のハイ
パーリンク情報に翻訳指令を付加するとともに、リンク
先が自文書であるハイパーリンク情報から翻訳指令を取
り外す。また、リンク先が自文書であるハイパーリンク
情報のアンカーであるボタンを原文選択ボタンに変更す
る。このようにして得られた文書を英日翻訳した後、翻
訳文としてキャッシュメモリ23に格納するとともにブ
ラウザ1に送る(シーケンスNO.44)。したがっ
て、ブラウザ1によって翻訳文が表示される。
【0052】ブラウザ1によって翻訳文が表示されてい
るときに、原文選択ボタンがクリックされると、ブラウ
ザ1から自文書名がスーパーバイザ2に送られる(シー
ケンスNO.45)。スーパーバイザ2は、キャッシュ
メモリ23から修正原文を読み出してブラウザ1に送る
(シーケンスNO.46)。したがって、ブラウザ1に
よって修正原文が表示される。
【0053】ブラウザ1によって修正原文が表示されて
いるときに、翻訳文選択ボタンがクリックされると、ブ
ラウザ1から自文書名とともに翻訳指令がスーパーバイ
ザ2に送られる(シーケンスNO.47)。スーパーバ
イザ2は、キャッシュメモリ23から翻訳文を読み出し
てブラウザ1に送る(シーケンスNO.48)。したが
って、ブラウザ1によって翻訳文が表示される。
【0054】上記各実施の形態では、ハイパーリンク情
報に英日翻訳指令を示すタグ情報が付加されているが、
ハイパーリンク情報に、日英翻訳指令を示すタグ情報、
漢字コード変換指令を示すタグ情報等、他の文書変換指
令を示すタグ情報を付加するようにしてもよい。
【0055】図8は、上記各実施の形態において、翻訳
処理部22によって、英日翻訳を行なう場合の処理手順
を示している。ここでは、図1に示すように、翻訳処理
部22は、スーパーバイザ2に設けられているものとす
る。
【0056】ハイパーテキストを英日翻訳する場合、記
号”<”と記号”>”、または記号”</”と記号”
>”で囲まれたタグは、原文のままとされ翻訳されな
い。その他の部分の英文は、和文に翻訳される。したが
って、一般的には、ハイパーリンク情報中に含まれるハ
イパーリンクのアンカーであるキーワードも、翻訳され
る。
【0057】ハイパーリンクのアンカーであるキーワー
ドは、それに関連する内容へのジャンプ機能を持ってい
るため、キーワードが適切に翻訳されない場合には、適
切なジャンプ先を指定することが困難となる。たとえ
ば、キーワードが「裁判」という意味の”trial"である
場合に、「裁判」と翻訳されずに「試み」と翻訳された
場合には、「試み」という和文から「裁判」を想定する
ことは困難である。したがって、「裁判」に関する情報
を入手しにくくなる。
【0058】この実施の形態では、英日翻訳を行なう際
にハイパーリンクのアンカーであるキーワードを翻訳す
るか(キーワード翻訳モード)、翻訳しないか(キーワ
ード非翻訳モード)をユーザが選択できるようになって
いる。
【0059】翻訳処理部22によって英日翻訳が行なわ
れる際の手順について説明する。ここでは、翻訳の対象
となる原文が図8に示されているように、単語”Introd
ucing"と、ハイパーリンク情報と、単語"is"と、単語"d
ifficult" とからなる文書であるとする。ハイパーリン
ク情報は、開始タグ<A…>と、終了タグ</A>と、
それらの間に挿入された2つの単語"this"、"trial" と
から構成されている。"this trial"がハイパーリンクの
アンカー(キーワード)である。
【0060】翻訳の対象となる原文が入力されると(ス
テップ1)、ハイパーリンクのアンカーであるキーワー
ドを翻訳するモードか否かが判定される(ステップ
2)。この判定は、ユーザによって、キーワード翻訳モ
ードが設定されているか、キーワード非翻訳モードが設
定されているかによって行なわれる。
【0061】キーワード翻訳モードが設定されている場
合には(ステップ2でYES)、まず、単語分割が行な
われる(ステップ3)。この場合には、図8に示されて
いるように、各タグと、タグ以外の各単語毎に、入力さ
れた原文が分割される。
【0062】次に、タグの属性化が行なわれる(ステッ
プ4)。つまり、タグがその前後の単語に属性化され
る。図8に示すように、ハイパーリンク情報中の開始タ
グ<A…>は、その直後の単語"this"に属性化され、終
了タグ</A>はその直前の単語"trial" に属性化され
る。
【0063】この属性化の後、翻訳のメイン処理が実行
される(ステップ5)。つまり、タグ以外の単語列から
なる文が英日翻訳される。この場合には、キーワードで
ある"this trial"も翻訳される。
【0064】次に、タグの表層化が行なわれる(ステッ
プ6)。つまり、属性化されていたタグが翻訳文に追加
される。これにより、「<A…>この試み</A>を紹
介することは難しい」という翻訳文が出力される。な
お、このような翻訳文が、ブラウザに送られてきた場合
には、タグ以外の実際の文がモニタに表示される。した
がって、「この試みを紹介することは難しい」という文
が表示される。
【0065】上記ステップ2において、キーワード非翻
訳モードが設定されている場合には(ステップ2でN
O)、まず、単語分割が行なわれる(ステップ7)。こ
の場合には、図8に示されているように、ハイパーリン
ク情報<A…>this trial</A>は、1つの単語とし
て扱われる。ハイパーリンク情報として用いられている
タグ以外のタグについては、各タグが1つの単語として
扱われる。タグ以外の単語であって、ハイパーリンク情
報に含まれているキーワード以外の単語”Introducin
g"、"is"、"difficult" は、それぞれ1つの単語として
扱われる。
【0066】次に、翻訳のメイン処理が実行される(ス
テップ8)。この場合、翻訳処理部22が有している単
語辞書には、ハイパーリンク情報に相当する単語が存在
しないため、翻訳されない。したがって、ハイパーリン
ク情報以外の単語列からなる文が英日翻訳される。した
がって、「<A…>this trial</A>を紹介すること
は難しい」という翻訳文が出力される。つまり、ハイパ
ーリンクのキーワードは、翻訳されずに、原文のまま残
される。このような翻訳文が、ブラウザに送られてきた
場合には、タグ以外の実際の文がモニタに表示される。
したがって、「this trialを紹介することは難しい」と
いう文が表示される。つまり、キーワードは、原文のま
ま表示される。
【0067】図9は、翻訳処理部22によって、英日翻
訳を行なう場合のより詳細な処理手順を示している。こ
こでは、図1に示すように、翻訳処理部22は、スーパ
ーバイザ2に設けられているものとする。
【0068】ところで、HTMLで使用されるタグに
は、ハイパーリンクのためのタグ以外にも、タイトルを
示すタグ<TITLE >,</TITLE >、ヘッド部に置くべ
き情報であることを示すタグ<HEAD>,</HEAD>、グ
ラフィックであることを示すタグ< IMG SRC=”URL
”、ボールド体で表示することを示すタグ<B >,<
/B>、コードであることを示すタグ<CODE>,</COD
E>、見出しであること示すタグ<Hn>,</H >等の
タグが定義されている。
【0069】このようなタグを含んだ文書を翻訳する場
合において、タグを認識した前処理をしなければ、誤っ
た翻訳文が生成されることがある。このような問題を解
消するためには、前処理の段階でタグ情報を削除するこ
とが考えられる。しかしながら、この方法では、スタイ
ル情報等の属性が欠落し、原文のスタイルを翻訳文に反
映できないという問題がある。また、原文のスタイルを
維持した翻訳文を生成するために原文におけるタグの出
現位置を記憶していても、英語と日本語のように語順が
大きく変化するような言語間の翻訳においては、原文と
訳文における単語の出現位置関係が変動するため有効で
はない。
【0070】そこで、前処理の段階でスタイルに関する
情報等のタグ情報を単語の属性として持たせる方法が考
えられる。タグの属性化においては、タグが修飾する範
囲によっていくつかに分類する必要がある。たとえば、
次のような例文(1)では、見出しを表すタグ<H3>,
</H3>の修飾範囲は、文全体である。また、ハイパー
リンクを表すタグ<A HREF=”hypertext4/what2.htm
l”>,</A >の修飾範囲は、単語”here”だけであ
る。
【0071】 <H3>Japanese Page is<A HREF="hypertext4/what2.html">here</A> </H3> …例文(1)
【0072】また、次のような例文(2)では、フォン
トサイズを表すタグ<FONT SIZE =+3 >,</FONT>
の範囲は、1つの文字”N ”だけである。
【0073】 <FONT SIZE=+3>N</FONT>ETWORK …例文(2)
【0074】つまり、タグの修飾範囲としては、(a)
文全体、(b)単語(ただし、文全体を修飾するもので
なければ2以上の単語を修飾するものも含む)、(c)
文字の3種類がある。図9の翻訳処理においては、文全
体を修飾するタグに対して文属性処理が、単語を修飾す
るタグに対して単語属性処理が、文字を修飾するタグに
対して文字属性処理が、それぞれ行なわれる。
【0075】なお、ハイパーリンク情報を示すタグ<A
…>,</A > は、例文(3)に示すように1または
2以上の単語を修飾する場合と、例文(4)に示すよう
に文全体を修飾する場合とがある。
【0076】 <B><FONT SIZE=+3>J</FONT>apanese Page is<A HREF="/misc/index.html">Her e</A>.</B> …例文(3)
【0077】 <A HREF="/misk/index.html">Japanese Page is Here</A>.…例文(4)
【0078】例文(3)において、タグ<B >,</B
>は、それらに挟まれた英文(文全体)をボールド体で
表示させるためのタグである。また、原文において、タ
グ<FONT SIZE =+3 >,</FONT>は、それらに挟ま
れた文字のフォントサイズを指定するためのタグであ
る。また、タグ<A HREF=”/misc/index.html”>,
タグ</A >は、ハイパーリンク情報を示すタグであ
り、それらのタグに挟まれた単語”Here”が、ハイパー
リンクのアンカー(キーワード)であること示してい
る。
【0079】翻訳処理部22によって英日翻訳が行なわ
れる際の手順について説明する。ここでは、翻訳の対象
となる原文が、上記例文(3)で示した英文であるとす
る。
【0080】 <B><FONT SIZE=+3>J</FONT>apanese Page is<A HREF="/misc/index.html">Her e</A>.</B> …例文(3)
【0081】翻訳の対象となる原文が入力されると(ス
テップ11)、ハイパーリンクのアンカーであるキーワ
ードを翻訳するモードか否かが判定される(ステップ1
2)。この判定は、ユーザによって、キーワード翻訳モ
ードが設定されているか、キーワード非翻訳モードが設
定されているかによって行なわれる。
【0082】ステップ12において、キーワード翻訳モ
ードが設定されていると判別された場合について説明す
る。キーワード翻訳モードが設定されている場合には
(ステップ12でYES)、まず、文字属性処理が行な
われる(ステップ21)。つまり、文字を修飾している
タグが探索される。文字を修飾しているタグが探索され
ると、そのタグが文全体を修飾するように、そのタグの
位置が変更される。
【0083】上記原文(3)では、<FONT SIZE=+3>,</F
ONT>が文字を修飾しているタグであるので、文字属性処
理によって、原文は次のような英文(5)に変換され
る。
【0084】 <B><FONT SIZE=+3>Japanese Page is<A HREF="/misc/index.html">Here</A>.< /B></FONT> …英文(5)
【0085】なお、文字属性処理において、文字を修飾
しているタグがその文字を含む単語を修飾するように、
そのタグの位置を変更するようにしてもよい。
【0086】文字属性処理が終了すると、文字属性処理
が行なわれた後の文に対して文属性処理が実行される
(ステップ22)。つまり、文全体を修飾しているタグ
が探索される。文頭にタグがあり、そのタグと対となる
タグが文の途中に存在しない場合には、そのタグは文全
体を修飾している文頭のタグと判別される。文末にタグ
がある場合には、そのタグは文全体を修飾している文末
のタグと判別される。
【0087】上記英文(5)では、<B> と<FONT SIZE=+
3>とが文全体を修飾している文頭のタグと判別される。
また、</B>と</FONT> とが文全体を修飾している文末の
タグと判別される。そして、英文(5)のうち、文全体
を修飾しているタグを除いた次の英文(6)が形態素解
析の対象とされる。
【0088】 Japanese Page is<A HREF="/misc/index.html">Here</A> …英文(6) 文全体を修飾している文頭のタグおよび文全体を修飾し
ている文末のタグは、形態素解析の対象と関連して記憶
される。
【0089】形態素解析の対象と判別された英文(6)
に対して、形態素解析処理が行なわれる(ステップ2
3)。ステップ23における形態素解析では、キーワー
ド翻訳モードが設定されているので、ハイパーリンク情
報中の開始タグ<A …>および終了タグ</A >も1つ
の単語として取り扱われる。
【0090】英文(6)に対する形態素解析結果は、次
表1のようになる。
【0091】
【表1】
【0092】形態素解析処理の後、単語属性処理が行な
われる(ステップ24)。単語属性処理では、単語を修
飾する1対のタグのうち、前側のタグが前接タグ情報と
してその直後の単語に属性化される。つまり、前側のタ
グが前接タグ情報としてその直後の単語に関連して記憶
される。また、後側のタグが後接タグ情報としてその直
前の単語に属性化される。つまり、後側のタグが後接タ
グ情報としてその直前の単語に関連して記憶される。
【0093】英文(6)を例にとると、表2に示すよう
に、タグ<A HREF="/misc/index.html"> が前接タグ情報
としてその直後の単語"Here"に属性化される。また、タ
グ </A> が後接タグ情報としてその直前の単語"Here"に
属性化される。
【0094】
【表2】
【0095】単語属性処理が終了すると、構文・意味解
析が行なわれる(ステップ25)。そして、構文・意味
解析結果にもとづいて、変換処理が行なわれる(ステッ
プ26)。つまり、表2の各単語に訳語がつけられる。
この後、構文・意味解析結果にもとづいて、構文生成処
理が行なわれる(ステップ27)。つまり、日本語文法
にしたがって、ステップ26で得られた訳語が、日本文
を構成するように組立てられる。上記の例では、”日本
語ページは、ここです。”という日本文が得られる。
【0096】この後、タグ属性復元処理が行なわれる
(ステップ28)。つまり、まず、ステップ24の単語
属性処理結果に基づいて、単語を修飾するタグが復元さ
れる。上記の例文では、単語を修飾するタグが復元され
ることにより、”日本語ページは、<A HREF="/misc/ind
ex.html"> ここ </A> です。”という翻訳文が得られ
る。
【0097】そして、ステップ22の文属性処理結果に
基づいて、文全体を修飾するタグが復元される。なお、
この例では、文字を修飾するタグも、文字属性処理によ
って文全体を修飾するタグに変更されているので、文字
を修飾するタグは翻訳文においては文全体を修飾するタ
グとして定義される。上記の例では、文全体を修飾する
タグが復元されることにより、”<B> <FONT SIZE=+3>日
本語ページは、<A HREF="/misc/index.html"> ここ </A
> です。</B></FONT> ”という翻訳文が得られる。
【0098】このようにして得られた翻訳文は、ブラウ
ザに送られる(ステップ29)。ブラウザでは、送れて
きた翻訳文のうち、タグ以外の文がモニタに表示され
る。したがって、”日本語ページは、ここです。”とい
う日本文が表示される。この際、書体はタグ<B> で指定
された書体で、フォントサイズは <FONT SIZE=+3>,で指
定されたサイズで表示されるとともに、”ここ" は、そ
れがハイパーリンクのアンカーであることが分かるよう
に表示される。
【0099】ステップ12において、キーワード翻訳モ
ードが設定されていないと判別された場合について説明
する。キーワード翻訳モードが設定されていない場合に
も、キーワード翻訳モードが設定されている場合の処理
ステップ21〜29とほぼ同様な処理ステップ31〜3
9が行なわれる。
【0100】ただし、次の2つの場合には、キーワード
翻訳モードが設定されていない場合の処理と、キーワー
ド翻訳モードが設定されている場合との処理が異なる。
【0101】(i)形態素解析の対象とされた文が、ハ
イパーリンク情報を示すタグを含んでいる場合 (ii)ハイパーリンク情報を示すタグが、文全体を修
飾している場合
【0102】上記(i)の場合には、キーワード翻訳モ
ードが設定されていない場合に行なわれる形態素解析処
理(ステップ33)が、キーワード翻訳モードが設定さ
れている場合に行なわれる形態素解析処理(ステップ2
3)と異なる。
【0103】ステップ33における形態素解析では、キ
ーワード翻訳モードが設定されていないので、ハイパー
リンク情報の全体が1つの単語として取り扱われる。し
たがって、形態素解析の対象とされた文が、上記英文
(6)である場合には、それに対する形態素解析結果
は、次の表3のようになる。
【0104】 Japanese Page is<A HREF="/misc/index.html">Here</A> …(6)
【0105】
【表3】
【0106】したがって、形態素解析処理後に行なわれ
る単語属性処理(ステップ34)においては、ハイパー
リンクのためのタグは、属性化されない。
【0107】この結果、原文が上記例文(3)である場
合には、ステップ39で出力される翻訳文は、”<B> <F
ONT SIZE=+3>日本語ページは、<A HREF="/misc/index.h
tml">Here</A> です。</B></FONT> ”のようになる。
【0108】上記(ii)の場合には、キーワード翻訳
モードが設定されていない場合に行なわれる文属性処理
(ステップ32)が、キーワード翻訳モードが設定され
ている場合に行なわれる文属性処理(ステップ22)と
異なる。
【0109】たとえば、原文が上記例文(4)である場
合を想定する。
【0110】 <A HREF="/misk/index.html">Japanese Page is Here</A>.…例文(4)
【0111】このような場合、キーワード翻訳モードが
設定されている場合には、上述したステップ22の文属
性処理によって、<A HREF="/misk/index.html"> が文全
体を修飾している文頭のタグと判別される。また、</A>
が文全体を修飾している文末のタグと判別される。そし
て、例文(4)のうち、文全体を修飾しているタグを除
いた部分"Japanese Page is Here" が形態素解析の対象
とされる。文全体を修飾している文頭のタグおよび文全
体を修飾している文末のタグは、形態素解析の対象と関
連して記憶される。
【0112】これに対して、キーワード翻訳モードが設
定されていない場合の文属性処理においては、文全体を
修飾しているタグがハイパーリンクのためのタグである
と判別した場合には、そのタグに関しては文属性処理は
行なわれない。つまり、例文(4)の全体が形態素解析
の対象とされる。
【0113】
【発明の効果】この発明によれば、ハイパーリンク機能
によって文書を要求した際に、翻訳等の文書変換が施さ
れた文書を入手することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文書変換システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】スーパーバイザの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明の第1の実施の形態による処理の流れ
を示すシーケンス図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態による処理の流れ
を示すシーケンス図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態による処理の流れ
を示すシーケンス図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態による処理の流れ
を示すシーケンス図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態による処理の流れ
を示すシーケンス図である。
【図8】翻訳処理部による翻訳処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】翻訳処理部による詳細な翻訳処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】翻訳指令が付加されたハイパーリンク情報を
示す図である。
【図11】ハイパーリンク情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ブラウザ 2 スーパーバイザ 3 インターネット 4 WWWサーバ 21 データ監視部 22 翻訳処理部 23 キャッシュメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ側アプリケーション、サーバ側ア
    プリケーションおよびこれらの間に設けられたデータ監
    視手段を備えており、 ユーザ側アプリケーションおよびデータ監視手段がユー
    ザ側装置に設けられており、 データ監視手段は、サーバ側アプリケーションからユー
    ザ側装置に送られてきたハイパーテキスト型文書に含ま
    れるハイパーリンク情報に文書変換方法を示すタグ情報
    を付加して、ユーザ側アプリケーションに送る手段、お
    よびユーザ側アプリケーションから送られてきた検索要
    求指令に文書変換方法を示すタグ情報が含まれていると
    きには、その検索結果としてサーバ側アプリケーション
    から送られてくる文書を、上記タグ情報によって示され
    た文書変換方法にしたがって文書変換してユーザ側アプ
    リケーションに送る手段、 を備えている文書変換システム。
  2. 【請求項2】 ユーザ側アプリケーション、サーバ側ア
    プリケーションおよびこれらの間に設けられたデータ監
    視手段を備えており、 ユーザ側アプリケーションおよびデータ監視手段がユー
    ザ側装置に設けられており、 データ監視手段は、サーバ側アプリケーションからユー
    ザ側装置に送られてきたハイパーテキスト型文書に含ま
    れるハイパーリンク情報に文書変換方法を示すタグ情報
    を付加して、ユーザ側アプリケーションに送る手段を備
    え、 サーバ側アプリケーションは、ユーザ側装置から送られ
    てきた検索要求指令に文書変換方法を示すタグ情報が含
    まれているときには、その検索結果である文書を、上記
    タグ情報によって示された文書変換方法にしたがって文
    書変換してユーザ側装置に送る手段を備えている文書変
    換システム。
  3. 【請求項3】 データ監視手段は、サーバ側アプリケー
    ションからユーザ側装置に送られてきたハイパーテキス
    ト型文書に含まれるハイパーリンク情報に文書変換方法
    を示すタグ情報を付加する際に、リンク先が当該ハイパ
    ーテキスト型文書であるハイパーリンク情報であってか
    つ文書変換方法を示すタグ情報が付加されたハイパーリ
    ンク情報を当該ハイパーテキスト型文書に埋め込むこと
    を特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の文書
    変換システム。
  4. 【請求項4】 文書変換方法を示すタグ情報が、ある言
    語を他の言語に変換することを示すタグ情報であること
    を特徴とする請求項1、2および3のいずれかに記載の
    文書変換システム。
JP8009897A 1995-10-20 1996-01-24 文書変換システム Pending JPH09171511A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8009897A JPH09171511A (ja) 1995-10-20 1996-01-24 文書変換システム
US08/636,968 US6073143A (en) 1995-10-20 1996-04-24 Document conversion system including data monitoring means that adds tag information to hyperlink information and translates a document when such tag information is included in a document retrieval request
US09/571,315 US6647364B1 (en) 1995-10-20 2000-05-15 Hypertext markup language document translating machine

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-272910 1995-10-20
JP27291095 1995-10-20
JP8009897A JPH09171511A (ja) 1995-10-20 1996-01-24 文書変換システム

Publications (1)

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JPH09171511A true JPH09171511A (ja) 1997-06-30

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ID=26344711

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8009897A Pending JPH09171511A (ja) 1995-10-20 1996-01-24 文書変換システム

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JP (1) JPH09171511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010099183A (ko) * 2001-09-10 2001-11-09 . 인터넷 웹브라우저를 이용한 하부기관 현황데이터 실시간취합을 위한 데이터병합관리시스템
US7505913B2 (en) 1996-01-22 2009-03-17 Commerce Technology Licensing, L.L.C. Method and system for customizing marketing services on networks communicating with hypertext tagging conventions

Cited By (2)

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KR20010099183A (ko) * 2001-09-10 2001-11-09 . 인터넷 웹브라우저를 이용한 하부기관 현황데이터 실시간취합을 위한 데이터병합관리시스템

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