JPH0917148A - テープカートリッジ及びその製造方法 - Google Patents

テープカートリッジ及びその製造方法

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JPH0917148A
JPH0917148A JP7161833A JP16183395A JPH0917148A JP H0917148 A JPH0917148 A JP H0917148A JP 7161833 A JP7161833 A JP 7161833A JP 16183395 A JP16183395 A JP 16183395A JP H0917148 A JPH0917148 A JP H0917148A
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JP
Japan
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tape
pin
roller
grease
base
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JP7161833A
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English (en)
Inventor
Koichi Sano
興一 佐野
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープの張力の低下を防止し適切な張力
を維持できるテープカートリッジを提供する。 【構成】 磁気テープと接触して回転するローラ4,5
がピン30,31との間にグリースを介在させてベース
17に対して回転自在に取り付けられるテープカートリ
ッジであって、上記ピンに上記ローラを取り付けるとき
に上記ピンの他端部50に堆積する余剰グリース75を
収納するため上記ピンの軸方向に開口し上記余剰グリー
ス量を越える容積を有する凹部40を上記ピンの他端部
に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のテープリールの
一方にテープが巻回されたテープリールをカートリッジ
内に備えた、テープカートリッジ及びその製造方法に関
し、特に、上記テープリールに巻回されたテープが駆動
ベルトによって駆動されるベルト駆動型のテープカート
リッジ、さらにデータ・カートリッジ・テープなどの磁
気テープ用のベルト駆動型テープカートリッジ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記録装置として、フ
ォンベーレン(Robert A. von Behren)によりベルト駆
動型のデータカートリッジが提案されている(米国特許
第3692255号、特開昭48−15517参照)。
尚、テープとして磁気テープを使用したテープカートリ
ッジをデータカートリッジと称することにする。このデ
ータカートリッジは、図8に示すように、録音用として
一般的に使用されるテープカセットと同様に、厚さの薄
い箱体1内に一対のテープリール2,3、一対のアイド
ラーローラ4,5を有する。また、録音用テープカセッ
トと異なり、さらに駆動ローラー6と駆動ベルト7を有
する。テープリール2,3は、箱体1内のほぼ中央部に
て箱体1の長手方向に沿って回転可能に配置されテープ
10が巻回される円板体であり、例えばテープリール2
に巻回されているテープ10は所定のテープ通路を介し
て他方のテープリール3へ巻き取られる。又、これとは
逆にテープリール3からテープリール2へテープが移送
される場合もある。アイドラーローラ4,5は、箱体1
の長手方向に沿って、かつテープリール2,3のそれぞ
れの回転中心を通る第1中心線と平行な第2中心線上に
回転中心を有する円板体であり上記第1中心線に対して
テープ通路側とは逆方向の箱体1の角部に隣接して配置
される。駆動ローラ6は、テープ通路側であってテープ
リール2,3の中間位置に配置される。
【0003】このような構造を有するデータカートリッ
ジにおいて、弾力性を有する駆動ベルト7が、互いに対
面する、テープリール2若しくはテープリール3の周面
2a,3a又は各テープリール2,3に巻回されたテー
プの表面に圧接されるようにして、かつ駆動ローラ6及
びアイドラーローラ4,5にかけられる。よって、図8
に示す状態にあっては、駆動ベルト7は、例えば駆動ロ
ーラ6からテープリール2に巻回されたテープ10の表
面2a、アイドラーローラ4、アイドラーローラ5、テ
ープリール3の周面3aを通り駆動ローラ6に戻る経路
を移動する。尚、駆動ローラ6は、当該データカートリ
ッジが装着される装置側に備わるモータドライブパック
8に圧接しておりモータドライブパック8が回転するこ
とで回転される。よって駆動ベルト7がテープリール
2,3の周面2a等に圧接されることで、駆動ベルト7
の移動によりテープリール2,3が回転しそれによって
テープ10が移動される。
【0004】上記テープの軌道は、テープリール2,3
の間であって、且つカートリッジの長手方向の一方の端
部に沿って延び、さらには、当該データカートリッジが
装着される装置における、駆動機構の一部である読取及
び書込磁気ヘッド9のようなトランスデューサがテープ
10にアクセスするための切欠部1aを横切って延在す
る。
【0005】一方、このようなベルト駆動式のデータカ
ートリッジは、駆動ベルト7にてテープ10を最大駆動
力以下にて移送するという仕様を維持すると同時に、テ
ープ10には最小値以上のテープ張力を作用させるとい
う仕様を満足しなければならず、データカートリッジ内
の各部品の摩擦力をコントロールする必要がある。これ
は、上記テープ張力が過剰に高い又は低い場合には以下
のような問題を生じるからである。即ち、上記テープ張
力が低すぎると、磁気ヘッド9と磁気テープ10との接
触(一般に、「ヘッド・タッチ」と呼ばれる)を均一に
保つことが困難になり、その接触圧力が低下する。よっ
て、データカートリッジを使用した際、再生出力(アウ
トプット)の低下、再生信号のエラーの増大等の不具合
を招く。又、上記テープ張力が低い場合には、テープリ
ール2又はテープリール3に巻き取られたテープ10の
エッジ部分が揃わず、いわゆる巻不良も生じる。反対
に、上記テープ張力が高すぎると、上記接触圧力が過度
に高くなり、磁気ヘッド9又は磁気テープ10、若しく
はこれら両者の耐久性の低下をもたらす。
【0006】よって、磁気テープ10に所定の張力を発
生させる一つの方法として、従来から、駆動ローラ6と
そのピポットピン13との間の接触部、若しくはテープ
リール2,3とそのピポットピン11との間の接触部、
若しくはアイドラーローラ4,5とそのピボットピン1
2との間の接触部には、グリースを設けている。上述の
各接触部にグリースを設ける方法として以下の3つの方
法が考えられる。即ち、図9を参照し、(1)上記の各
種のピボットピンに相当するピボットピン14に、例え
ばアイドラーローラ4,5に相当するローラ15を取り
付けた後、接触部16にグリースを注入する方法、
(2)ピボットピン14の外周面14aにグリースを塗
布した後、ローラ15をピボットピン14に取り付ける
方法、(3)ピボットピン14が貫通されるローラ15
の受孔の内周面15aにグリースを塗布した後、ピボッ
トピン14にローラ15を取り付ける方法、である。一
般には、ローラ15の受孔の内周面15aとピボットピ
ン14の外周面14aとの間に均一な厚さのグリース潤
滑膜を形成することが容易であり、ピボットピン14に
ローラ15を取り付ける際にベース面17側に余分のグ
リースがはみ出すことを容易に防止できることから、上
記(3)の方法が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、グリースは、ピ
ボットピン14の外周面14aとローラ15の上記受孔
の内周面15aとの間のクリアランスを十分に埋め尽く
すため、過剰なグリースが上記内周面15aに塗布され
るので、ピボットピン14にローラ15を取り付けたと
き、ピボットピン14の外周面14aとローラ15の内
周面15aとの接触部から余分なグリースがはみ出して
しまう。この現象は、上記(3)の方法を用いる場合に
も発生し、ピボットピン14の他端部14bには、図示
するように、はみ出した上記余分のグリース18が存在
することになる。
【0008】グリースは、低粘度の基油と呼ばれる鉱油
または合成油を主成分とし、該主成分に、増ちょう剤と
呼ばれる金属石鹸又はゲル化剤と、それぞれの用途に応
じた添加剤とからなる固形成分が交ぜ合わされたもので
ある。又、新しいグリースにおける粘度は、数百〜一万
ポアズの値である。このようなグリースは、一般に、時
間が経つにつれ、特に高温環境下では、上記基油の成分
が上記固形成分から分離する。通常、データカートリッ
ジにおける保管及び使用温度は、5〜45℃の範囲とさ
れているが、データカートリッジの駆動ドライブ内にデ
ータカートリッジが装着されている場合には、使用温度
が70℃に達することもある。特に高温環境下にデータ
カートリッジが置かれる場合には、上記基油成分の分離
が促進される。もちろん、上述した、はみ出した余分の
グリース18においても上記基油成分の分離は起こり、
分離した上記基油成分は、図9に矢印19にて示すよう
に移行し、ローラ15の内周面15aとピボットピン1
4の外周面14aとの隙間20に存在するグリース21
に混入する。
【0009】データカートリッジにおいて、特にアイド
ラーローラ4,5は駆動ベルト7が掛けられることから
その回転トルクの大小は磁気テープ10の張力に大きく
影響する。よって、アイドラーローラ4,5とそのピボ
ットピン12との間、即ち上記隙間20に対応する部分
に存在するグリースの粘性は、磁気テープ10の張力に
最も効果的に影響を与えることになる。アイドラーロー
ラ4,5のピボットピン12の上端部分(上記他端部1
4bに相当する部分)にも、上述したように余分なグリ
ース18が存在する。よってピボットピン12に存在す
るグリース18においても、余剰グリース18から基油
成分の分離が発生し、分離した基油成分は、アイドラー
ローラ4,5とピボットピン12との隙間20に侵入す
る。基油成分は、比較的低粘度、例えば約1〜約200
センチポアズであるので、隙間20に基油成分が侵入す
ると、隙間20に存在するグリース21の粘度が下が
り、アイドラーローラ4,5の回転トルクは低下する。
その結果、磁気テープ10の張力が低下し、上述したよ
うな問題点を発生させることになる。尚、ピボットピン
上の上記余分なグリースをふき取る工程を設けること
は、人手で行うには手間がかかり、機械で行うには精密
機械を必要とすることから、製造コストアップにつなが
り好ましくない。本発明はこのような問題点を解決する
ためになされたもので、ピボットピンにグリースを介在
させてローラを取り付けるようなテープカートリッジに
おいても、テープの張力の低下を防止し適切な張力を維
持できるテープカートリッジ及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のテープカートリ
ッジは、テープが巻回された供給側テープリール及び巻
取側テープリールの一対を少なくとも備え、かつベース
に一端を固定して立設したピンが差し込まれる貫通孔を
有し上記テープと接触して回転するローラ又は上記テー
プと接触して上記供給側テープリール及び巻取側テープ
リールを駆動する駆動ベルトを介して回転するローラが
上記ピンと上記貫通孔との間にグリースを介在させて上
記ベースに対して回転自在に取り付けられるテープカー
トリッジであって、上記グリースを施して上記ピンに上
記ローラを取り付けるときに上記ピンの他端部に堆積す
る余剰グリースを収納するため上記ピンの軸方向に開口
し上記余剰グリース量を越える容積を有する凹部を上記
ピンの他端部に備えたことを特徴とする。
【0011】又、本発明のテープカートリッジの製造方
法は、上述したテープカートリッジの製造方法であっ
て、上記ピン又は上記第1ピン若しくは上記第2ピンに
上記凹部を形成する工程と、上記ローラ又は上記第1ロ
ーラ若しくは上記第2ローラの上記貫通孔の内面に上記
グリースを塗布する工程と、上記グリースが塗布された
上記ローラ又は上記第1ローラ若しくは上記第2ローラ
の貫通孔を上記ピン又は上記第1ピン若しくは上記第2
ピンに嵌合する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】例えば上記ローラの貫通孔にグリースを塗布し
て該ローラを上記ピンに取り付けるとき、上記ローラの
貫通孔からはみ出した余分なグリースが上記ピンの他端
面に残る場合がある。上記凹部は、このような余剰グリ
ースを収納する。又、上記凹部は、上記余剰グリースを
越える容積を有するので、上記ローラの貫通孔と上記ピ
ンとの間に存在するグリースと、上記余剰グリースとの
接続を絶つように作用し、余剰グリースから分離した基
油成分が上記ピンと上記貫通孔との隙間に移行すること
を防止するように作用する。よって、上記基油成分が上
記ピンと上記貫通孔との隙間に介在するグリースに混入
することがなくなるので、上記ピンと上記貫通孔との隙
間に介在するグリースの粘性が低下することはない。よ
って、上記凹部は、磁気テープの張力の低下を防止し適
切な張力を維持するように作用する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例であるテープカートリッジ
について図を参照しながら以下に説明する。尚、各図に
おいて同じ構成部分については同じ符号を付している。
本実施例では、テープカートリッジとして上述したベル
ト駆動式のデータカートリッジを例にとるが、本発明は
これに限られるものではない。又、本実施例では、後述
する凹部は上述のベルト駆動式のデータカートリッジに
備わるアイドラーローラにおけるピボットピンに設けた
が、アイドラーローラに加えて他のローラにおけるピボ
ットピンに設けるようにしてもよい。
【0014】本実施例におけるベルト駆動式のデータカ
ートリッジは、詳細後述するようにアイドラーローラ
4,5のピボットピン30,31の端部に凹部40を設
けた点を除いて、図8を参照して上述したデータカート
リッジと同じ構成を有することから、当該データカート
リッジの主要部分及び上記凹部40に関連する説明を除
き、その他の構成部分についての説明は省略する。本実
施例のデータカートリッジの主要部分の仕様を以下に説
明する。
【0015】ベース17の材質は、アルミニウム、マグ
ネシウム、亜鉛等の金属を含む合金、又はポリオレフィ
ン、ポリアミド、ABS樹脂等のプラスチック材であ
る。ベース17が上述したような合金にてなる場合、テ
ープリール2,3、アイドラーローラ4,5、駆動ロー
ラ6等(以下、これらを総称して「ローラ」と記す場合
もある)の各ローラのピボットピン2b,3b,30,
31,6a等の材質はステンレスなどの金属である。
又、ベース17が上述のプラスチック材から成形される
場合、ピボットピン30,31,2b,3b,6a等と
ベース17とを射出成型等により一体的に成形すること
ができる。よってベース17としてプラスチック材を用
いることは、上記凹部をピボットピン30,31,2
b,3b,6a等に容易に設けることができる点で好ま
しい。
【0016】又、ピボットピン30,31,2b,3
b,6a等の高さは、通常、ベース17の表面17aか
ら5〜30mmの範囲であり、好適には、8〜15mm
の範囲である。ピボットピン30,31,2b,3b,
6a等の高さが低すぎると、それに取り付けられる各種
ローラ4,5,2,3,6等の高さ寸法も小さくなる。
特にピボットピン30,31の高さが低いと、アイドラ
ーローラ4,5の高さが小さくなり、アイドラーローラ
4,5に掛けられる駆動ベルト7の幅寸法も小さくする
必要がある。このことは、駆動ベルト7の強度を弱め、
駆動ベルト7を切れやすくし、又、駆動ベルト7に所定
の張力を作用させることを困難にする。一方、ピボット
ピン30,31,2b,3b,6a等の高さが高すぎる
と、当該データカートリッジ自体の厚さが厚くなり、デ
ータカートリッジの小型化が達成できない。又、ピボッ
トピン30,31,2b,3b,6a等は、円柱もしく
は円筒形状であり、その直径は、通常、2〜10mmの
範囲である。
【0017】ローラ4,5,2,3,6等の材質は、デ
ータカートリッジ全体の軽量化が可能である点から、ポ
リアセタール、ポリプロピレン、テフロン(登録商標)
等のプラスチック材が好適である。又、ローラ4,5,
2,3,6等の外径は、通常、5〜50mmの範囲であ
り、ピボットピン30,31,2b,3b,6a等が差
し込まれるローラ4,5,2,3,6等の貫通孔の内径
はピボットピン30,31,2b,3b,6a等の外周
面と上記貫通孔の内周面とのクリアランスが、0.01
〜1mmの範囲になるように設定される。これは、上記
クリアランスが狭すぎると、ローラ4,5,2,3,6
等の回転トルクが高くなりすぎ、一方、上記クリアラン
スが広すぎると、ローラ4,5,2,3,6等の回転ト
ルクが不均一になりやすいからである。又、上記貫通孔
の長さは、通常5〜30mmであるが、ピボットピン3
0,31,2b,3b,6a等にローラ4,5,2,
3,6等を取り付けたとき、ピボットピン30,31,
2b,3b,6a等の端部がローラ4,5,2,3,6
等より突出するような長さに設定される。
【0018】ローラ4,5,2,3,6等における上記
貫通孔の内周面と、ピボットピン30,31,2b,3
b,6a等の外周面との隙間、即ち上記クリアランス部
分には、ローラ4,5,2,3,6等とピボットピン3
0,31,2b,3b,6a等との摩擦を調整するた
め、従来と同様にグリースを介在させる。このグリース
とは、基油成分と増ちょう剤成分とを含み、基油成分が
増ちょう剤成分によりゲル化されている半固体状の潤滑
剤をいう。データカートリッジにおいて使用される好適
なグリースは、基油成分として炭化水素系合成油を、増
ちょう剤としてリチウム石鹸を、添加剤として酸化安定
剤、金属不活性剤および固体潤滑剤を含む物である。
又、上記グリースの組成は、好ましくは、基油成分が5
0〜90重量%、増ちょう剤が5〜30重量%、添加剤
が1〜20重量%であり、特に好ましくは基油成分が7
5〜85重量%、増ちょう剤が5〜15重量%、添加剤
が10〜15重量%である。尚、上記基油成分として炭
化水素系の合成油を用い、上記増ちょう剤としてリチウ
ム石鹸を用いる組み合わせは、上記基油成分の分離が起
こりにくいことから好ましい。又、基油成分をグリース
全重量に対して50〜90重量%で含有するのが好まし
い理由は、50重量%より少ない場合、このようなグリ
ースに上記基油成分が混入するとグリース粘度の低下の
程度が著しく、長期間の使用に耐えないおそれがあり、
反対に90重量%より多い場合、グリースにおける基油
成分の分離が起こりやすい傾向があるからである。又、
グリース粘度は、1sec-1の剪断速度における測定に
て、100〜10,000ポアズであるのが好ましく、
特に好適には3,000〜6,000ポアズである。
【0019】具体的には、本実施例にて使用するデータ
カートリッジは、図1に示すような構成を有し、ミネソ
タ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・
カンパニー(以下、「3M」と記す)社製の5.25イ
ンチのもので、製品番号「DC6525」のものであ
る。尚、該「DC6525」において、収納されるテー
プ長は310.9mであり、テープ厚は9.6μmであ
る。又、上記「DC6525」のデータカートリッジに
おいて、ピボットピン30,31は、ステンレス材にて
なり、上記高さは8.0mmであり、直径は4mmであ
る。一方、アイドラーローラ4,5において、その材質
はポリアセタール樹脂であり、アイドラーローラ4,5
の上記貫通孔の長さは7.8mmであり、上記貫通孔の
内径は4.8mmである。又、使用したグリースは、基
油成分が炭化水素系合成油であり、増ちょう剤がリチウ
ム石鹸のものであり、その稠度は300〜330(測定
方法:JIS K2220 5.3)であり、滴点は2
02℃(測定方法:JIS K22205.4)であ
り、粘度は4490ポアズ(1sec-1の剪断速度)で
ある。尚、この粘度の値は、Rheometorix社のRheometer
にて測定した。
【0020】ピボットピン30,31について、図2等
を参照して詳しく説明する。ピボットピン30,31
は、上述したような形状、寸法を有し、その一端がベー
ス17に固定されて立設されている。ピボットピン3
0,31の他端部分50におけるピボットピン30,3
1の端面51には、ピボットピン30,31の軸方向に
開口した凹部40が形成される。凹部40は、図2に示
すように、上記端面51においてピボットピン30,3
1の外周面52の近傍部分53からピボットピン30,
31の中心軸方向へ向かい傾斜した傾斜面41を有する
すり鉢状の形状をなす。又、他の凹部の形状としては、
図3に示すような、端面51をほぼ半円球状にへこませ
た凹部60であってもよい。さらに他の凹部の形状とし
て、図4に示すように、端面51からベース17までピ
ボットピン30,31の中心軸に沿って延在する中空部
分である凹部80としてもよい。
【0021】上述したように、アイドラーローラ4,5
の貫通孔70の内周面71にグリースが塗布された後、
各アイドラーローラ4,5の貫通孔70をピボットピン
30,31にそれぞれ差し込むことで、アイドラーロー
ラ4,5がピボットピン30,31にそれぞれ取り付け
られる。そのとき、アイドラーローラ4,5の貫通孔7
0の内周面71と、ピボットピン30,31の外周面5
2との隙間72からはみ出した余分の余剰グリースがピ
ボットピン30,31の端面51上に盛り上がる。上述
した凹部40,60,80は、端面51上の余剰グリー
ス75を収納し上記隙間72に存在するグリースと、上
記余剰グリース75との接続を絶つためのものであり、
凹部40,60,80のそれぞれは上記余剰グリース7
5を十分に収納する容積を有する。具体的な容積値とし
ては、好ましくは10-6リットル(1マイクロリット
ル)以上である。この値は、データカートリッジにおい
て、経験的に知られた余剰グリース量の典型的な値に基
づくものであり、上記値より小さい容積を有する凹部で
は、グリースの粘性、表面張力等の影響により、グリー
スが凹部内に受け入れられないおそれがある。尚、上記
値は、特に好ましくは3×10-6リットル以上である。
【0022】又、端面51上に極力余剰グリース75を
存在させないように、即ち、端面51の平坦部分51a
の面積が小さくなるように、凹部40,60,80にお
いてはいずれも、端面51においてピボットピン30,
31の外周面52にできるだけ近い部分から上記傾斜面
41を形成している。尚、凹部80において、凹部80
を形成する製造上の問題等から、上記傾斜面41を形成
できない場合には傾斜面41は設けなくともよい。
【0023】凹部40,60,80は、一般によく使わ
れているボール盤などによって形成することができる。
又、ピボットピン30,31の強度を考慮すると、中空
部分を設けた凹部80よりも凹部40,60が好まし
い。又、凹部40,60,80の平面形状は、余剰グリ
ース75が比較的高粘度であっても容易に凹部内に収納
可能なように、図5及び図6に示すように円形であるの
が好ましい。又、凹部40,60,80は、円錐形状、
半円球形状、円柱形状としたが、これに限らず、例えば
角錐形状や、六角柱形状であってもよい。
【0024】尚、本実施例におけるデータカートリッジ
では、凹部は、図2に示す凹部40を採用し、その容積
は8×10-6リットル(8マイクロリットル)である。
又、凹部40はピボットピン30,31の両方に設け
た。又、アイドラーローラ4,5の貫通孔70に塗布し
たグリース量は約2〜3mg(約2〜3マイクロリット
ル)である。
【0025】又、ピボットピン30,31がアイドラー
ローラ4,5の上面73から突出する突出量は、好適に
は0.01〜5mmの範囲、特に好適には、0.1〜3
mmの範囲である。これは、上記突出量が小さすぎる
と、あるいは、ピボットピン30,31の他端50がア
イドラーローラ4,5の上面73からへこんでいると、
隙間72に存在するトルク調整に有効なグリース74か
ら余剰グリース75を隔離することが困難になる傾向が
あるからである。反対に、上記突出量が大きすぎる場合
には、アイドラーローラ4,5の端面51に存在する余
剰グリース75だけではなく、突出したピボットピン3
0,31の周面52に存在するグリースの量がアイドラ
ーローラ4,5の回転トルクの低下に与える影響につい
て無視できなくなるからである。
【0026】このように構成されるデータカートリッジ
において、ピボットピン30,31にアイドラーローラ
4,5を取り付けた場合の動作について以下に説明す
る。尚、凹部40を設けたピボットピン30,31以外
の他のピボットピン2b,3b,6a等には従来と同様
にテープリール2,3、駆動ローラ6等が取り付けられ
る。上述したように、アイドラーローラ4,5がピボッ
トピン30,31に取り付けられるとき、アイドラーロ
ーラ4,5の貫通孔70の内周面71と、ピボットピン
30,31の外周面52との隙間72からはみ出した、
アイドラーローラ4,5の潤滑には不要である余分の余
剰グリース75がピボットピン30,31の端面51上
に盛り上がる。しかし、ピボットピン30,31の端面
51における平坦部分51aの幅は狭いことから、凹部
40がピボットピン30,31の軸方向の上向きに開口
するような水平位置に当該データカートリッジが配置さ
れたときに、余剰グリース75は凹部40内に収納され
る。即ち、余剰グリース75は、水平位置にデータカー
トリッジを配置してアイドラーローラ4,5をピボット
ピン30,31に取り付けた場合、又は水平位置にデー
タカートリッジを配置して保存若しくは使用した場合
に、容易に凹部40へ収納される。よって、経時変化に
より余剰グリース75から基油成分が分離した場合で
も、該基油成分は凹部40内にとどまり、ピボットピン
30,31の外周面52を沿って上記隙間72に存在す
る上記有効なグリース74に混入することがない。従っ
て、上記混入によって上記グリース74における粘性が
低下することはなくなるので、アイドラーローラ4,5
の回転トルクにおける経時変化はほとんど生じない。よ
って、データカートリッジとしては、磁気テープ10に
作用する張力を時間経過に関係なくほぼ一定に保持する
ことができることから、時間経過に関係なく正しいデー
タの読み出し等が行えることになる。又、凹部40の上
記効果は、たとえ水平以外の位置にデータカートリッジ
を配置して保存又は使用した場合でも有効である。これ
は、水平以外の位置にデータカートリッジを配置した場
合であっても、余剰グリース75と有効なグリース74
との接続が絶たれているため、余剰グリース75から分
離した基油成分の有効グリース74への混入が実質的に
生じないか、又はその混入速度が非常にゆっくりになる
ためと考えられる。
【0027】上述したように凹部40を備えたデータカ
ートリッジと、凹部40を備えない従来のデータカート
リッジとにおけるアイドラーローラの回転トルクの経時
変化を比較するため、上記アイドラーローラの回転抗力
(ドラッグフォース)の経時変化を測定した。その結果
を図7に示す。尚、上記回転抗力の測定方法として、駆
動ベルト7を一つのアイドラーローラ4のみに掛け、駆
動モータの出力軸に上記駆動ベルト7を直結させて、ア
イドラーローラ4を回転させているときの、上記駆動モ
ータに作用する負荷値を測定し、この負荷値をもってア
イドラーローラ4の回転抗力とした。又、測定は、凹部
40を備えた本実施例に対応した、上述の構成を有する
試験装置と、凹部40を備えない従来例に対応した、上
述の構成を有する試験装置のそれぞれを、60℃で14
日間保存したあと、室温(約25℃)にて行った。又、
アイドラーローラ4に塗布したグリースは、基油が75
〜85重量%、増ちょう剤が5〜15重量%、添加剤が
10〜15重量%からなる一般的なものを使用し、この
ようなグリースを、上記本実施例及び従来例に対応した
それぞれの上記試験装置におけるアイドラーローラ4の
貫通孔の内周面に4×10-6リットルにて塗布した。図
7に示すように、上記14日後、従来例に対応する試験
装置では、アイドラーローラ4の回転抗力が初期値に対
して22%低下したのに対して、本実施例に対応する試
験装置では、10%の低下にとどまった。従って、凹部
40は、余剰グリース75から分離した基油成分がアイ
ドラーローラ4とピボットピン30との隙間72に存在
するグリース74へ混入することを防止することが確認
できた。よって、凹部40は、アイドラーローラ4の回
転トルクの低下による磁気テープ10の張力の低下を防
止する効果を有することが確認できた。
【0028】又、上述した製品番号「DC6525」の
データカートリッジをベースとして、凹部40をピボッ
トピン30,31の両方に設けたデータカートリッジを
用いて、磁気テープ10の張力の変化を測定した。比較
例として凹部40を設けていない従来のデータカートリ
ッジを用いた。この結果を表1に示す。尚、テープ走行
方向は、供給側リールから巻取側リールへテープが巻き
取られる順方向であり、60℃で保存した後、室温(約
25℃)にて測定を行った。測定は、駆動装置として3
M社製の「データカートリッジドライブ」における走行
系は従来品をそのまま使用し、「磁気ヘッド」の代わり
にテープ張力の変動測定用力学センサを取り付けたもの
を用いて行った。又、テープ走行速度は90インチ/秒
(約228.6cm/秒)である。
【0029】
【表1】
【0030】表1から明らかなように、本実施例に対応
する、凹部40を設けたデータカートリッジでは、14
日経過後においても磁気テープの張力にほとんど変化は
見られないのに対し、凹部40を設けていない従来のデ
ータカートリッジにおいては、張力は初期値の約65%
程度にまで低下した。この試験結果からも凹部は磁気テ
ープ10の張力を時間経過に関係なくほぼ一定に維持す
る効果を有することがわかる。
【0031】尚、上述した実施例では、アイドラーロー
ラの回転トルクの経過変化をより小さくできることか
ら、例えば凹部40をピボットピン30,31の両方に
設けた場合を例にとったが、どちらか一方のピボットピ
ンに凹部を設けるようにすることもできる。又、上記実
施例では製品番号「DC6525」のデータカートリッ
ジを例にとったが、他のデータカートリッジ、例えば製
品番号「DC2120」等についても本発明を適用する
ことはもちろん可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のテープカー
トリッジによれば、ピンの他端部に余剰グリースを収納
する凹部を備えたことより、上記ピンにローラを取り付
ける際に上記ピンの他端部に堆積する、上記ピンと上記
ローラとの潤滑には不要でかつ余分なグリースである上
記余剰グリースを上記凹部内に収納することができる。
よって、上記余剰グリースから該余剰グリースの基油成
分が分離した場合にも、上記凹部は上記基油成分を上記
凹部内にとどめ、上記基油成分が上記ローラと上記ピン
との隙間に移行するのを防ぎ、それにより上記ローラの
回転トルクの低下防止、それによる磁気テープの張力の
低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるテープカートリッジ
の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すアイドラーローラ及びそのピボッ
トピンを示す断面図であり、凹部の第1実施例における
形状を示す断面図である。
【図3】 図1に示すアイドラーローラ及びそのピボッ
トピンを示す断面図であり、凹部の第2実施例における
形状を示す断面図である。
【図4】 図1に示すアイドラーローラ及びそのピボッ
トピンを示す断面図であり、凹部の第3実施例における
形状を示す断面図である。
【図5】 図2及び図3に示す凹部の平面形状を示す図
である。
【図6】 図4に示す凹部の平面形状を示す図である。
【図7】 図2に示す凹部を設けたピボットピンを備え
たテープカートリッジと、従来のテープカートリッジと
において、アイドラーローラの回転抗力の経時変化の比
較を示すグラフである。
【図8】 従来のテープカートリッジの構成を示す平面
図である。
【図9】 図8に示すテープカートリッジにおけるアイ
ドラーローラ及びそのピボットピンの部分を示す断面図
である。
【符号の説明】
4,5…アイドラーローラ、30,31…ピボットピ
ン、40,60…凹部、75…余剰グリース、80…凹
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ(10)が巻回された供給側テー
    プリール及び巻取側テープリールの一対を少なくとも備
    え、かつベース(17)に一端を固定して立設したピン
    が差し込まれる貫通孔を有し上記テープと接触して回転
    するローラ、又は上記テープと接触して上記供給側テー
    プリール及び巻取側テープリールを駆動する駆動ベルト
    を介して回転するローラが上記ピンと上記貫通孔との間
    にグリースを介在させて上記ベースに対して回転自在に
    取り付けられるテープカートリッジであって、 上記グリースを施して上記ピンに上記ローラを取り付け
    るときに上記ピンの他端部(50)に堆積する余剰グリ
    ースを収納するため上記ピンの軸方向に開口し上記余剰
    グリース量を越える容積を有する凹部(40,60,8
    0)を上記ピンの他端部に備えたことを特徴とするテー
    プカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記凹部の容積は1マイクロリットル以
    上である、請求項1記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記凹部は、上記ピンの周面の近傍部分
    (53)から上記ピンの中心線方向へ傾斜する傾斜面
    (41)を有する、請求項1又は2記載のテープカート
    リッジ。
  4. 【請求項4】 上記ピンの他端部は、上記ピンに取り付
    けられる上記ローラの上記貫通孔より突出して位置す
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載のテープカート
    リッジ。
  5. 【請求項5】 上記グリースは、グリースの全重量に対
    して50〜90重量%の割合で基油成分を含有する、請
    求項1ないし4のいずれかに記載のテープカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 上記テープカートリッジは、(a)テー
    プが巻回された供給側テープリール及び巻取側テープリ
    ールの一対がベースに回転可能に取り付けられ、(b)
    上記ベースの一辺に沿ったテープ経路を通り、上記供給
    側テープリールから上記巻取側テープリールへテープが
    巻き取られ、(c)上記テープ経路に近接し、上記供給
    側テープリールと上記巻き取り側テープリールとの間に
    駆動ローラが上記ベースに回転自在に取り付けられ、
    (d)上記供給側テープリールを間に挟み上記駆動ロー
    ラに対向する位置にて、上記ベースに一端を固定して立
    設された第1ピンが差し込まれる第1貫通孔を有する第
    1ローラが上記第1ピンと上記第1貫通孔との間にグリ
    ースを介在させて上記ベースに対して回転自在に取り付
    けられ、(e)上記巻取側テープリールを間に挟み上記
    駆動ローラに対向する位置にて、上記ベースに一端を固
    定して立設された第2ピンが差し込まれる第2貫通孔を
    有する第2ローラが上記第2ピンと上記第2貫通孔との
    間にグリースを介在させて上記ベースに対して回転自在
    に取り付けられ、かつ(f)上記駆動ローラ、上記供給
    側テープリール、上記第1ローラ、上記第2ローラ、及
    び上記巻取側テープリールを経由して、駆動ベルトがか
    けまわされ、上記駆動ベルトは、上記供給側テープリー
    ルと上記巻取側テープリールとにあってはこれらのテー
    プリールの各対向面を通過するように構成した、ベルト
    駆動型テープカートリッジであり、 上記凹部は上記第1ピン及び第2ピンの少なくともいず
    れかに備えられる、請求項1ないし5のいずれかに記載
    のテープカートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のテ
    ープカートリッジの製造方法であって、 上記ピン又は上記第1ピン若しくは上記第2ピンに上記
    凹部を形成する工程と、 上記ローラ又は上記第1ローラ若しくは上記第2ローラ
    の上記貫通孔の内面に上記グリースを塗布する工程と、 上記グリースが塗布された上記ローラ又は上記第1ロー
    ラ若しくは上記第2ローラの貫通孔を上記ピン又は上記
    第1ピン若しくは上記第2ピンに嵌合する工程と、を備
    えたことを特徴とするテープカートリッジの製造方法。
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