JPH0917139A - 磁気ヘッドサスペンションのジンバルアセンブリ - Google Patents

磁気ヘッドサスペンションのジンバルアセンブリ

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JPH0917139A
JPH0917139A JP8160313A JP16031396A JPH0917139A JP H0917139 A JPH0917139 A JP H0917139A JP 8160313 A JP8160313 A JP 8160313A JP 16031396 A JP16031396 A JP 16031396A JP H0917139 A JPH0917139 A JP H0917139A
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flexure
gimbal assembly
rear end
assembly according
finger portion
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JP8160313A
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English (en)
Inventor
Amanullah Khan
カーン アマヌラー
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Read Rite Corp
Original Assignee
Read Rite Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドサスペンションにおいて、ロール
剛性とピッチ剛性が低く横剛性が高くて、製作費の安価
なジンバルアセンブリを提供する。 【解決手段】 磁気変換器を保持するスライダをフレク
シャ(14)の先端付近のフィンガ部(36)に取り付
け、フィンガ部の上面にはディンプル(38)があって
荷重ビーム(12)にピボット支点となるように押し付
けられている。フレクシャは、中に複数の切抜き部(5
2、54、56、58)を有するトラス形をしており、
切抜き部同士の間および切抜き部と側端縁の間にそれぞ
れ支柱部(60、62、64、66、68、70)が形
成されており、これら支柱部はそれぞれ細長い形態でほ
ぼ一様の幅である。フレクシャは、中間区域が両端区域
より幅が広く、概略ひし形をしている。切抜き部と支柱
部の配置により、ロール剛性とピッチ剛性が低く、横剛
性が高くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【係属中の出願との関係】本発明者のために出願され本
譲受人に譲渡された1993年12月3日出願の米国特
許願第08/161,168号の継続出願である199
4年12月29日出願の現在係属中の米国特許願第08
/418,451号は、とりわけ荷重ビーム、および空
気浮上スライダを支持するフレクシャを組み込んでなる
磁気ヘッドサスペンションアセンブリを開示している。
この同時係属中の特許願の主題をこの明細書に援用す
る。この発明は、横剛性を維持しながらロール剛性とピ
ッチ剛性の減少を実現する改良ジンバルを目指すもので
ある。
【0002】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ヘッドサス
ペンションに関し、詳しくは磁気ヘッドサスペンション
のジンバルアセンブリのフレクシャの構造に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】ディスクドライブは、典型的には、共通
シャフトに間隔をおいて取り付けられた同心ディスクの
スタックと、ハウジング内に収納されたアクチュエータ
アームアセンブリを備えている。そのアクチュエータア
ームアセンブリは、上記ディスクの間の隙間の中へ延び
る複数のアームを備えている。それぞれのアームの後方
端部(遠い側の端部)には、弾性の荷重ビームが取り付
けられ、一方このビームは、小型化されたジンバルアセ
ンブリを保持している。ジンバルアセンブリには、フレ
クシャにピボット支持されたスライダが設置されてい
る。ディスクと相互作動するために採用された磁気変換
器が、スライダに取り付けられている。
【0004】データシークモードにおいて、ディスク
は、共通シャフトのまわりを高速で回転する。アクチュ
エータアームアセンブリは、アームをディスクの選択さ
れたデータトラックの方へ移動させる。スライダとディ
スク面の間の流動空気の空気力学的作用によって、スラ
イダをディスク面の上方に浮かせるのに充分な浮力が発
生する。他方、弾性荷重ビームのばね力がスライダをデ
ィスク面の方へ押す。その結果、スライダは、非常に小
さい間隔をおいて、ディスク面の上方を浮動する。これ
をスライダの浮動高さと呼ぶ。
【0005】浮動高さが低いと、多くの利点がある。第
一に、データは、書込みモード中と読取りモード中に、
一層高い信頼性でそれぞれディスクへの書込みまたはデ
ィスクからの読出しを行うことができるので、データエ
ラーの発生がかなり減少する。浮動高さが低いと、狭い
幅のデータトラックを使用できるようになるので、一層
高いデータ記憶容量が得られる。
【0006】しかし、スライダの浮動高さの低下には、
大きな障害が伴う。まず、ディスク面のトポロジ(幾何
学的形態)は、ディスク面が高度に研磨されていても、
顕微鏡の尺度では少しも均質ではない。さらに、ディス
ク面は、共通軸の回りを完全に直角に回転している訳で
はない。角度に僅かな偏差があると、変換されて、ディ
スクの回転中にディスクとスライダの距離が変化する。
信頼性の高いデータの書込みと読取りを行うために、ス
ライダは、ディスク面に衝突することなく、回転中のデ
ィスクのトポロジに忠実に追従しなければならない。浮
動高さが低いと、このことは容易なことではない。
【0007】ディスク面のトポロジに順応する上記機能
を果たさせるために、通常、ヘッドジンバルアセンブリ
が用いられている。基本的に、ジンバルアセンブリは、
スライダの位置を動力学的に調節して、ディスクが回転
している際に不規則なディスク表面に従うように設計さ
れている。この目的のため、ジンバルアセンブリ内のフ
レクシャは、十分にしなやかで、しかも物理的変形に対
抗すべく十分にこわくなければならない。
【0008】各種の形状のフレクシャが提案されてい
る。それらフレクシャの一つが、1990年1月23日
に発行された三菱電機の日本国特許出願公開平2ー18
770号に開示されている。この三菱電機の公開特許で
は、そのフレクシャは、縦方向に平行な両端縁を有して
いる。その周縁の近くで、フレクシャの後方端部分に一
対の長方形の溝穴が配置されている。このように配置さ
れると、フレクシャの手前端部分に剛性材料でできた比
較的曲がりにくいかなりの大きさの領域があることにな
るので、ローリングとピッチングの作動は、おおかた後
方端部分に限定される。そのうえ、後方端部分に三つの
平行な抜き窓に隔てられた四本の狭い帯状部分が一列に
配置されているので、横剛性が著しく弱くなっている。
【0009】ディスクドライブ製造業における技術動向
は、小型化並びに高速データシークおよび読取り時間に
よる高性能化に向かっている。したがって、スライダ
は、大きさが縮小され、かつ浮動高さが一層低くされて
いる。これらの厳しい必要条件に順応するため、かつス
ライダがディスク面に近接して浮動するため、磁気ヘッ
ドサスペンションシステムは、とりわけ、ロール剛性と
ピッチ剛性を低くし、横剛性を高くしなければならな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、ロ
ール剛性とピッチ剛性が低くかつ横剛性が高いジンバル
アセンブリを有する磁気ヘッドサスペンション構造を提
供することである。
【0011】この発明の他の目的は、製造費用が比較的
安価な高性能ジンバルアセンブリを提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の好ましい実施
態様では、ヘッドジンバルアセンブリは、ディンプルを
有するフレクシャを含んでいる。磁気変換器を保持する
スライダがフレクシャに取り付けられ、フレクシャはデ
ィンプルのところで荷重ビームに対して押圧されてい
る。そのディンプルは、スライダの運動に対してピボッ
ト支持点として作動する。好ましい実施態様のフレクシ
ャは、複数の内側および外側の支柱部材を画定する切抜
き部を有するトラス形状をしている。各支柱部材は、そ
れぞれ細長い形状であり、かつ実質上一様な幅をしてい
る。また、フレクシャは、中間区域の方が両末端区域よ
り幅が広い。この発明のフレクシャは、スライダがディ
スクの上方を浮動している間、ディスク表面の平坦でな
いトポロジに順応するため、種々の程度の運動において
充分な機敏性を呈し、しかもジンバルアセンブリを保持
するアクチュエータアームの迅速な運動で起こり得るい
かなる物理的変形にも耐えるよう、充分な剛性を有す
る。
【0013】この発明の以上のおよび他の特徴および利
点は、当該技術分野の等業者にとって、以下の詳細な説
明および添付図面から明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、ディスクドライブ装置の
部分斜視図を示し、ディスクドライブは、アクチュエー
タアームアセンブリ2、および共通シャフト5のまわり
を回転可能でかつ間隔をおいて配置されたディスク4の
スタックを備えている。アクチュエータアームアセンブ
リ2は、アクチュエータアームの軸線6のまわりを回転
可能である。アームアセンブリ2は、複数のアクチュエ
ータアーム8A〜8Cを含んでおり、それぞれディスク
4Aと4Bの間の隙間の中へ延びている。各アクチュエ
ータアーム8A〜8Cには、磁気ヘッド装置10が取り
付けられ、この装置10は、弾性荷重ビーム12、フレ
クシャ14およびスライダ16を具備している。
【0015】図2は、磁気ヘッド支持装置10をさらに
詳細に示す。荷重ビーム12は、アクチュエータアーム
8の通孔22中に挿入可能なボス20を有するベース部
分18を含んでる。また、荷重ビーム12のベース部分
18と突出部分26との間に弾性部分24が配置されて
いる。弾性部分24は、ベース部分18と突出部分26
に対して僅かに曲がっている。その曲がりの度合いによ
って、スライダ16のディスク面28に対する下向きの
予圧力が決まる。また、弾性部分24には抜き窓30が
設けられている。抜き窓30の大きさによって荷重ビー
ム12の弾性が決定される。突出部分26は、通常、そ
の部分の端縁に沿って一体に形成された一対のリブ32
A〜32Bによって比較的剛くできている。
【0016】荷重ビーム12の突出部分26の下方にフ
レクシャ14が配置されている。突出部分26の心合せ
通孔34がフレクシャ14の対応する通孔と心合せを行
うために設置され、それによりフレクシャ14が適正な
位置に配向される。フレクシャ14は、心合せ通孔34
を囲む領域だけで、溶接または接着によってビームアー
ム12に固着される。フレクシャ14の残りの部分は、
荷重ビーム12には固定されず、物理的に拘束されてい
ない。
【0017】フィンガ部36は、フレクシャ14に一体
に形成されている。そのフィンガ部36には、スライダ
16が固定されている。フィンガ部分36には、ディン
プル38が型押し加工で設けられ、荷重ビーム12のベ
ースに対して押圧されていて、ジンバル動作するのに寄
与している。変換器40がスライダ16の後部端縁に配
置されている。
【0018】図3は、スライダ16の浮上面46側から
見た磁気ヘッドサスペンション10の底面図を示す。す
でに述べたように、フレクシャ14は、部分的に荷重ビ
ーム12に固着されている。具体的に述べると、フレク
シャ14の手前端区域49は、参照番号48で示す斜線
表示部分で荷重ビームに取り付けられている。フレクシ
ャ14の残りの部分は、取り付けられておらず、自由に
運動することができ、ジンバル動作に寄与している。同
様に、スライダ16は、参照番号50で示す斜線表示領
域でもってフレクシャ14のフィンガ部36に固着され
ている 図1を参照して説明すると、通常の運転中、ディスク4
は、共通シャフト5のまわりを矢印42の方向に高い角
速度で回転する。スライダ16と磁気ディスク面28の
間を流動する空気の空気力学によって、スライダ16を
ディスク面28の上方に懸架支持するのに充分な浮力が
得られる。一方、弾性荷重ビーム12のばね力が、スラ
イダ16のグラム重力と合わさって、スライダをディス
ク面28に向けて押す。平衡状態に達して、スライダ1
6がディスク面28の上方を一定距離で浮動する。前述
のように、ディスク面28のトポロジーは平坦ではな
い。データの整合性と信頼性の理由から、スライダとデ
ィスクとの間の距離は、ディスク面の不規則性にかかわ
らず、一定値に維持されなければならない。ジンバルア
センブリ44がこの目的のために役だっている。
【0019】図4は、図1の4−4線に沿った断面側面
図である。図4は、この実施態様のジンバルアセンブリ
44を切り開いて、要素部品をより詳細に示している。
ジンバルアセンブリ44は、スライダ16とフレクシャ
14を含んでなり、フレクシャ14は、荷重ビーム12
の裏面に接触する型押しディンプル38を有している。
スライダ16とディスク面28の間の流動空気は、比較
的高圧である。本質において、それは、正常運転中、デ
ィスク面28を覆う空気の薄い膜である。ジンバルアセ
ンブリ44は、この空気膜によって隔てられながら、デ
ィスク面28の平坦でない表面形態に対して充分機敏に
順応しなければならない。したがって、フレクシャ14
の設計は、最も重要な事項である。フレクシャ14は、
ある面では機敏性を維持するのに充分にしなやかでなけ
ればならず、また別の面ではアームの迅速な動きによっ
て起こる構造上の変形に耐えるために充分にこわくなけ
ればならない。
【0020】図2を参照して説明すると、ジンバルアセ
ンブリを適正に設計するには、スライダの基本的運動を
理解しなければならない。本質的に、スライダ16に関
する自由度は6である。すなわち、それら自由度は、そ
れぞれラベルTx、TyおよびTzで示すx、yおよび
z方向の三つの並進運動と、ラベルRx、RyおよびR
zでそれぞれ示すx、yおよびzの軸線まわりの三つの
回転運動である。また、パラメータRx、RyおよびR
zは、それぞれスライダの動きにおけるピッチ剛性、ロ
ール剛性およびヨーイング剛性と呼称される。同様に、
パラメータTx、TyおよびTzは、それぞれx剛性、
y剛性、およびz剛性と呼称される。この明細書では、
パラメータ名称の「y剛性」と「横剛性」は、交互に混
用する。ジンバルアセンブリにとっての設計目標は、R
x、RyおよびTzをしなやかにし、しかしRz、Tx
およびTyをこわくすることである。
【0021】動いているディスクの上方には、大きな空
間と重量を保持する収容場所がないので、磁気ヘッドジ
ンバルアセンブリの構造に、複雑で大きいメカニズムを
採用することはできない。したがって、この発明のジン
バルアセンブリ44は、スライダ16と、荷重ビーム1
2に対してピボット支持するディンプル38を有するフ
レクシャ14と、を具備しているだけである。先にも述
べたし、ここでも繰り返すが、フレクシャ14の設計
は、重要でかつ微妙である。具体的に述べると、フレク
シャ14は、上述した基準を満たすように製作しなけれ
ばならない。
【0022】図5は、他の部品から分離したフレクシャ
14を示す。フレクシャ14は、手前端区域49と後方
端区域51と、その間にある中間区域47とを含んでい
る。この中間区域47は、両端区域49と51に向かっ
て幅が小さくなっている。また、フレクシャ14は、複
数の支柱部を画定(定義)する複数の切抜き部を含むト
ラス形を呈している。例えば、この実施態様では、一対
のひし形の側方切抜き部52と54、主切抜き部56、
そして剛性調節切抜き部58がある。側方切抜き部52
と主切抜き部56との間に内側支柱部60がある。同様
に、側方切抜き部54と主切抜き部56との間に別の内
側支柱部62がある。同様に、側方切抜き部52、54
と剛性調節切抜き部58との間に、それぞれ内側支柱部
64、66を画定している。また、側方切抜き部52お
よび54とフレクシャ14の周縁との間に、それぞれ外
側支柱部68および70を画定している。図5に示すよ
うに、全部の支柱部は、概して細長い形で幅がほぼ一様
である。
【0023】この実施態様において、フレクシャ14
は、手前端区域49から後方端区域51へと通る中心軸
線72に対して概して対称形である。上記の各支柱部
は、中心線72に対して斜めに位置している。
【0024】このフレクシャ14がトラス形をしている
ことには、従来技術の大部分のジンバルアセンブリで得
られない多くの利点がある。まず第一に、フレクシャ1
4のいずれの部分も大きく形成されてはいないので、フ
レクシャ14をねじるのに小さな力しか必要ない。すな
わち、フレクシャ14のロール剛性Rxは、相当に小さ
くなっている。同じ理由で、フレクシャ14のピッチ剛
性Ryも低下している。フレクシャ14は、切り抜かれ
た形であるためz方向に運動する際の抵抗が少ないの
で、フレクシャ14のz剛性Tzもそれに応じて緩和さ
れている。しかしながら、他のパラメータのy剛性T
y、x剛性Tx、およびヨーイング剛性Rzは、少しも
減少していない。
【0025】最も影響を受け易いパラメータであるy剛
性Tyについて説明する。データシーキング中にアクチ
ュエータアーム8が迅速に移動する場合、フレクシャ1
4の横剛性Tyが高くなければ、フレクシャ14は変形
される可能性が充分にある。フレクシャが変形すると、
たとえ変形が僅かでも、低周波で共鳴する傾向があり、
磁気ヘッドの働きに対して有害である。この発明のフレ
クシャ14では、中間区域47が両端区域49および5
1に比べて幅が広いので、アクチュエータアーム8の迅
速な加速に耐えるのに充分な剛性が与えられる。各支柱
部が圧縮と引っ張りの釣合作動を果たして横方向の剛性
を維持するので、フレクシャ14の切抜き部がy剛性に
それ程大きく影響することはない。
【0026】残りのパラメータのx剛性およびヨーイン
グ剛性Rzは、ジンバルを設計する際、上述の諸パラメ
ータほど重要ではない。例えば、離面(take-off)の際
および着面(landing)の際に、スライダー16は、長
期間の加速および減速を受ける。その結果、フレクシャ
14に対しx方向に加えられる並進力は無視できる。同
様に、保護ハウジング内で運転されると、スライダをヨ
ーイングさせる外力はない。したがって、パラメータの
x剛性Txとヨーイング剛性Rzは、それ以上入念に検
討する必要がない。
【0027】この発明の運転性能を評価するため、広範
な測定とシュミレーションを行った。この発明のジンバ
ルは、高度に小型化されたサスペンション装置で使用す
るのに適している、したがって、物理的な寸法と質量が
大きい従来技術の対抗品と比べる場合、絶対値には重要
な意味がない。代わりに、作動性能を測定するのに、正
規化した比を利用する。この発明のフレクシャを他の2
種類のフレクシャと比較する。一つは、前掲の三菱電機
の公開特許にならって製作された物である。第二のフレ
クシャは,前掲の係属中の米国特許出願によるものであ
る。試験結果を下記表に示す。
【0028】
【表1】
【0029】上記表から分かるように、この発明のフレ
クシャは、大きさが小さいので、y剛性の絶対値は小さ
い。しかし、さきに述べたように、スライダの質量は、
新世代のディスクドライブにおいては非常に小さい。し
たがって、このパラメータに課される負担は、それほど
厳しくない。しかし、ロール剛性とピッチ剛性のパラメ
ータについては、y剛性に比べて、この発明において相
当に改善されている。すなわち、同じ剛性のフレクシャ
に対しても、この発明の設計を採用すると、対応するジ
ンバルアセンブリがより一層力学的に機敏になるので、
磁気ディスク面のトポロジの変化に順応する。
【0030】この発明の範囲内において、別の変形も可
能であることを理解されたい。例えば、剛性調節切抜き
部58は、全くなくしてもよく、それでもなお、ジンバ
ルアセンブリ44は、その性能を殆ど維持することがで
きる。フレクシャ14の全体形状は、直線図形である必
要はない。いろいろな他の形状も使用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フレクシャのデザインを工夫したことにより、ディ
スクドライブにおいて、データの読み書きの際、ヘッド
をトラックに正しく迅速に位置決めでき、また磁気ディ
スク表面にヘッドを所定間隔で忠実に追従させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のジンバルアセンブリを含んだ磁気
ヘッドサスペンションを有するディスクドライブの部分
斜視図である。
【図2】 図1に示す磁気ヘッドサスペンションの拡大
斜視図であり、磁気ヘッドを保持するスライダの各種の
運動を示す。
【図3】 図1に示す磁気ヘッドサスペンションの底面
図である。
【図4】 図1の4−4線に沿って視た磁気ヘッドサス
ペンションの端部区域の部分側面図である。
【図5】 トラス形フレクシャの平面図であり、このフ
レクシャはジンバルアセンブリの一部を形成し、複数の
内側支柱部と外側支柱部を画定する切抜き部を有してい
る。
【符号の説明】
2…アクチュエータアームアセンブリ、4…磁気ディス
ク、5…共通シャフト、6…アクチュエータアームの軸
線、8…アクチュエータアーム、10…磁気ヘッドサス
ペンション、12…荷重ビーム、14…フレクシャ、1
6…スライダ、24…弾性部分、26…突出部分、28
…ディスク面、30…抜き窓、36…フィンガ部、38
…ディンプル、40…変換器、46…浮上面、47…フ
レクシャの中間区域、48…荷重ビームに対するフレク
シャの固着部分、49…フレクシャの手前端区域、50
…フィンガ部に対するスライダの固着部、51…フレク
シャの後方端区域、52、54…側方切抜き部、56…
主切抜き部、58…剛性調節切抜き部、60、62、6
4、66…内側支柱部、68、70…外側支柱部、72
…フレクシャの中心軸線。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間区域、手前端区域および後方端区域
    を有しかつ前記中間区域は前記両端区域に向かってその
    寸法が小さくなっているフレクシャを具備してなり、 前記フレクシャは、複数の外側支柱部の間に複数の内側
    支柱部を画定する複数の切抜き部を有するトラス形であ
    り、前記各支柱部はそれぞれ細長い形でかつ幅がほぼ一
    様であることを特徴とする磁気ヘッドサスペンションの
    ジンバルアセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記手前端区域から前記後方端区域
    までその中心を通る軸線に対して対称形であることを特
    徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記各支柱部が、前記フレクシャの中心を通る軸線に対
    して斜めに配置されていることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記手前端区域に形成された剛性調
    節切抜き部を含んでいることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記後方端区域に形成された主切抜
    き部を含んでいることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、その後方端区域に形成されたフィン
    ガ部を含み、そのフィンガ部は前記主切抜き部の中へ延
    びていることを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記フィンガ部に形成されたディン
    プルおよび前記フィンガ部に連結された空気浮上スライ
    ダを含み、前記ディンプルは前記フィンガ部に取り付け
    られた空気浮上スライダをピボット支持するために形成
    されていることを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記手前端区域に形成された剛性調
    節切抜き部を含んでいることを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のジンバルアセンブリで
    あって、 前記フレクシャが、前記手前端区域に取り付けられた荷
    重ビームを具備していることを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】 中間区域、手前端区域および後方端区
    域を有しかつ前記中間区域の幅が前記両端区域に向かっ
    て小さくなっているフレクシャと、 前記フレクシャに形成された複数の切抜き部を具備して
    なり、 前記切抜き部は、複数の外側支柱部の間に複数の内側支
    柱部を画定し、前記各支柱部はそれぞれ細長い形でかつ
    幅がほぼ一様であることを特徴とする磁気ヘッドサスペ
    ンションのジンバルアセンブリ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記フレクシャが、前記手前端区域から前記後方端区域
    までその中心を通る軸線に対して対称形であることを特
    徴とするもの。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記各支柱部が、前記フレクシャの中心を通る軸線に対
    して斜めに配置されていることを特徴とするもの。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記フレクシャが、前記手前端区域に形成された剛性調
    節切抜き部および前記後方端区域に形成された主切抜き
    部を含んでいることを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記フレクシャが、その後方端区域に形成されたフィン
    ガ部を含み、そのフィンガ部は前記主切抜き部の中へ延
    びていることを特徴とするもの。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記フレクシャが、さらに前記フィンガ部に形成された
    ディンプルおよび前記フィンガ部に連結された空気浮上
    スライダを含み、前記ディンプルは前記フィンガ部に取
    り付けられた空気浮上スライダをピボット支持するため
    に形成されていることを特徴とするもの。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のジンバルアセンブ
    リであって、 前記フレクシャが、さらに前記手前端区域に取り付けら
    れた荷重ビームを具備していることを特徴とするもの。
  17. 【請求項17】 中間区域、手前端区域および後方端区
    域を有しかつ前記中間区域は前記両端区域に向かってそ
    の寸法が小さくなっているトラス型フレクシャを具備し
    てなり、 前記フレクシャは、前記手前端区域から前記後方端区域
    まで通る中心軸線に対して対称形であり、そしてその中
    間区域に形成された一対の菱形切抜き部を有し、前記各
    菱形切抜き部のそれぞれは内側支柱部と外側支柱部の間
    に形成され、 前記各支柱部は、それぞれ細長い形でかつ幅がほぼ一様
    であり、そして前記中心軸線に対して斜めに配置されて
    いることを特徴とする磁気ヘッドサスペンションのジン
    バルアセンブリ。
JP8160313A 1995-06-29 1996-06-20 磁気ヘッドサスペンションのジンバルアセンブリ Pending JPH0917139A (ja)

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