JPH09171351A - 樹木用名札 - Google Patents

樹木用名札

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JPH09171351A
JPH09171351A JP33167295A JP33167295A JPH09171351A JP H09171351 A JPH09171351 A JP H09171351A JP 33167295 A JP33167295 A JP 33167295A JP 33167295 A JP33167295 A JP 33167295A JP H09171351 A JPH09171351 A JP H09171351A
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JP
Japan
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tree
wire
name tag
wire rod
trunk
Prior art date
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Pending
Application number
JP33167295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyasu Suzuki
邦康 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
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Publication of JPH09171351A publication Critical patent/JPH09171351A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹木に取り付けられた際に、ずり落ちる虞が
なく、しかも樹木が生長して幹が太った場合であっても
その幹に食い込む虞のない樹木用名札を提供する。 【解決手段】 名札本体1と、この名札本体1に中間部
を取り付けられ外周面が合成樹脂2bによって形成され
た可撓性を有する線材2と、この線材2の両端部が両端
開口部から挿通されこの挿通された線材2の両端部の外
周面が摩擦を有する内周面に接触するとともに線材2の
両端部同士が接触する状態で線材2の両端部を保持する
チューブ4とを備えており、線材2が樹木の幹Mに巻き
付けられてチューブ4に挿通され、摩擦力によって保持
されることにより、名札本体1が樹木の幹Mに固定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹木の種類や名
前等を表示するために樹木に固定される樹木用名札に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、植物園等にお
いては、植えられている樹木の種類や名前等を表示する
ために、名札にその樹木の種類や名前等を記載して樹木
に取り付けることが行われる。
【0003】従来、この名札の樹木への取り付けは、名
札を針金やワイヤ等の線材によって樹木の幹に結び付け
ることによって行われている。しかしながら、名札を針
金やワイヤ等の線材によって樹木の幹に結び付ける場合
には、樹木の生長によって名札を結び付けた幹が太くな
ると、針金やワイヤ等の線材が樹木の幹に食い込んでそ
の樹木にダメージを与え、その生長を阻害したり、最悪
の場合にはその樹木を枯らしてしまう場合がある。
【0004】このような場合には、樹木の幹に食い込ん
だ針金やワイヤ等の線材をペンチ等の工具を用いて切断
することにより名札を取り外したりしていたが、針金や
ワイヤ等の線材が樹木の幹にかなり深く食い込んでいる
場合には、その作業に要する労力も大きく、またその切
断作業によって樹木に与えるダメージも大きくなる。
【0005】また、名札を取り付ける針金やワイヤ等の
線材が樹木の幹に食い込まないようにするために、針金
やワイヤ等の線材を樹木の幹に緩く巻き付けた場合に
は、名札がずり落ちてしまってその機能を果たさなくな
る虞がある。
【0006】この発明は、樹木に名札を取り付ける際
の、従来の問題点を解決するために為されたものであ
る。すなわち、この発明は、樹木に取り付けられた際
に、ずり落ちる虞がなく、しかも樹木が生長して幹が太
った場合であってもその幹に食い込む虞のない樹木用名
札を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による樹木用名札は、名札本体と、この
名札本体に中間部を取り付けられ外周面が摩擦部材によ
って形成された可撓性を有する線材と、この線材の両端
部が両端開口部から挿通されこの挿通された線材の両端
部の外周面が摩擦を有する内周面に接触するとともに線
材の両端部同士が接触する状態で線材の両端部を保持す
るチューブ部材とを備えていることを特徴としている。
【0008】上記第1の発明による樹木用名札は、線材
がチューブ部材から引き出された状態で、この名札を取
り付ける樹木の幹に巻き付けられ、この樹木の後ろ側で
線材の両端部がチューブ部材の両側開口部から差し込ま
れて係止される。このとき、線材による巻締め力は、樹
木の幹から名札本体がずり落ちない程度の大きさに調整
される。このとき、線材の両端部は、チューブ部材の内
周面との間の摩擦力および線材の両端部間の摩擦力によ
ってチューブ部材内に保持されて抜け落ちることがな
く、これによって、名札本体は樹木の幹に固定される。
【0009】そして、名札が取り付けられたときから年
月が経過し、樹木が生長してその幹の外径が大きくなる
と、その分だけ線材の両端部が上記摩擦力に打ち勝って
チューブ部材から引き出され、その位置で上記摩擦力に
よって再び係止される。
【0010】以上のように、この第1の発明によれば、
樹木の生長に伴ってその分だけ線材によって形成される
輪の径が広げられるので、線材が樹木の幹に食い込むこ
とがなく、樹木にダメージを与えてその自然な生長を阻
害する虞がない。そして、名札を取り付ける際に、従来
のように樹木の幹の生長を見越して線材を最初に緩めて
おく必要はなく、従って名札が樹木からずり落ちたりす
る虞がない。さらに、線材が樹木に食い込むことがない
ので、従来のように取り外し作業に労力を要することが
ない。
【0011】上記目的を達成するために、第2の発明に
よる樹木用名札は、第1の発明において、線材の外周面
およびチューブ部材が可撓性の合成樹脂によって形成さ
れていることを特徴としている。
【0012】上記第2の発明による樹木用名札は、線材
の外周面とチューブ部材を形成する可撓性の合成樹脂に
よって、線材の両端部とチューブ部材の内周面との間お
よび線材の両端部間に適度の摩擦力が発生される。これ
によって、線材の両端部をチューブ部材内に抜け落ちな
いように保持することができるとともに、樹木の生長に
合せて線材によって形成される輪の径を広げることが出
来る。
【0013】上記目的を達成するために、第3の発明に
よる樹木用名札は、第1の発明の構成に加えて、線材の
両端部に、この両端部がチューブ部材に挿通された後に
組み立て自在なストッパ部材が設けられていることを特
徴としている。
【0014】上記第3の発明による樹木用名札は、線材
の両端部に設けられたストッパ部材によって、このスト
ッパ部材がチューブ部材の端部に係止されることによ
り、線材の端部がチューブ部材から完全に抜け落ちるの
が防止される。これによって、例えば、樹木に取り付け
られた樹木用名札の名札本体が強風等によって煽られて
線材に予測以上の引張り力が作用したような場合にで
も、ストッパ部材がチューブ部材の端部に係止されるこ
とによって、樹木用名札が樹木から外れて何処かに吹き
飛ばされるといった事態を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最良と思われる
実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0016】図1および2において、1はその表面に樹
木の種類や名前が表示される名札本体であり、この名札
本体1の裏面のほぼ中央部に、この名札本体1を樹木の
幹に固定する可撓性の線材2がその中間部をワイヤ3に
よって連結されている。
【0017】このワイヤ3は、名札本体1の裏面に形成
された孔に挿通され線材2の外周部に巻回されることに
よって線材2を名札本体1に連結しているが、このワイ
ヤ3を用いずに名札本体1の裏面に横方向に孔を形成
し、この孔に線材2を挿通することによって、線材2を
名札本体1に直接取り付けるようにしてもよい。
【0018】線材2は、図3に示されるように、銅線2
aが合成樹脂2bによって被覆されているものであり、
例えば高圧用の電線等を用いることが出来る。名札本体
1に取り付けられた線材2は、名札本体1の後側におい
て輪になるように曲げられており、その両端部が、それ
ぞれ合成樹脂性のチューブ4にその両側から挿通される
ことによって係止される。
【0019】このチューブ4は、その内側に線材2の両
端部を収容した際に、内壁部が収容している線材2の両
端部の外周面に接触するとともに、この線材2の両端部
を互に接触させることが出来る大きさの内径を有してい
る。従って、線材2の両端部は、この線材2に作用する
引張り力が所定値以下の場合には、この線材2の外周部
を形成する合成樹脂2bと合成樹脂性のチューブ4の内
壁面との摩擦および線材2の両端部の合成樹脂2b同士
の摩擦によって線材2の両端部が互に係止されている
が、この線材2に作用する引張り力が所定値以上の場合
には、この線材2の両端部がそれぞれ上記各摩擦力に打
ち勝って、チューブ4に対してチューブ4から引き出さ
れる方向に滑り、これによって線材2によって形成され
る輪の径が広がるようになっている。
【0020】上記名札は、線材2をチューブ4から引き
出した状態で、図1に示されるように、この名札を取り
付ける樹木の幹Mに巻き付け、この樹木の後ろ側で線材
2の両端部をチューブ4にその両側から差し込んで係止
する。このとき、線材2による巻締め力は、樹木の幹M
から名札本体1がずり落ちない程度の大きさに調整す
る。このとき、線材2の両端部は、前述したように、チ
ューブ4との間の摩擦力および線材2の両端部間の摩擦
力によってチューブ4から抜け落ちることがなく、従っ
て、名札本体1は樹木の幹Mに固定される。
【0021】そして、名札を取り付けたときから年月が
経過し、樹木が生長してその幹Mの外径が大きくなる
と、その分だけ線材2の両端部が上記摩擦力に打ち勝っ
てチューブ4から引き出される。そして、樹木の幹Mの
生長分だけ線材2がチューブ4から引き出されると、そ
の位置で上記摩擦力によって再び係止される。
【0022】このように、樹木の生長に伴ってその分だ
け線材2によって形成される輪の径が広げられるので、
線材2が樹木の幹Mに食い込むことはない。また、名札
を取り付ける際に、この名札が樹木の幹Mからずり落ち
ないように線材2をきつく巻き付けておいても、この線
材2の輪が樹木の幹Mの生長に合せて広がるので、従来
のように樹木の幹Mの生長を見越して線材2を最初に緩
めておく必要はない。
【0023】上記実施形態においては、銅線を合成樹脂
によって被覆した線材2を使用しているが、この樹木用
名札に使用される線材は、名札本体1を樹木の幹Mに固
定しておく強度を有しかつチューブ4との間に所定の摩
擦力を発生させることが出来るものであれば何でも使用
することが出来、例えば、所定の強度と弾性を有する合
成樹脂のみによって形成された線材も使用することが出
来る。
【0024】図4および5は、この発明の他の実施形態
を示すものであって、この例の樹木用名札は、線材2’
の両端部2’Aにナット2Bが螺合されていて、このナ
ット2Bがチューブ4の端部に係合することによって、
線材2’がチューブ4から抜け落ちないようになってい
るものである。
【0025】ナット2Bは、図5に示されるように、線
材2’の銅線2’aが両端部2’Aにおいて合成樹脂
2’bから露出されており、この露出されている銅線
2’aの外周面にねじ部2’cが形成されていて、この
ねじ部2’cにナット2Bが螺合されるようになってい
るものである。
【0026】この線材2’は、ナット2Bを外した状態
で両端部2’Aをチューブ4に挿通させ、この後、チュ
ーブ4を通った両端部2’Aにナット2Bを螺合させる
ものである。
【0027】このように線材2’の両端部2’Aにナッ
ト2Bによっていわゆるストッパが設けられることによ
り、例えば、樹木に取り付けられた樹木用名札の名札本
体1が強風等によって煽られて線材2’に予測以上の引
張り力が作用したような場合であっても、ナット2Bが
チューブ4の端部に係止されることによって、線材2’
の両端部2’Aがチューブ4から抜け落ちるのが阻止さ
れ、これによって、樹木用名札が樹木から外れて何処か
に吹き飛ばされるといった虞が無くなる。
【0028】なお、線材の両端部に抜落ち防止のための
いわゆるストッパを設ける手段は、上記の様なものの他
に種々の手段が考えられ、例えば、図1において線材2
をチューブ4に挿通した後、その両端部を折り曲げてチ
ューブ4の端部に係合するようにしただけのものであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最良の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】同例の平面図である。
【図3】図2のIII-III 線における断面図である。
【図4】本発明の最良の形態の他の例を示す部分平面図
である。
【図5】同例の部分拡大図である。
【符号の説明】
1…名札本体 2,2’…線材 2’A…両端部 2B…ナット 2a,2’a…銅線 2b,2’b…合成樹脂 2’c…ねじ部 3…ワイヤ 4…チューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 名札本体と、 この名札本体に中間部を取り付けられ外周面が摩擦部材
    によって形成された可撓性を有する線材と、 この線材の両端部が両端開口部から挿通されこの挿通さ
    れた線材の両端部の外周面が摩擦を有する内周面に接触
    するとともに線材の両端部同士が接触する状態で線材の
    両端部を保持するチューブ部材と、 を備えていることを特徴とする樹木用名札。
  2. 【請求項2】前記線材の外周面およびチューブ部材が可
    撓性の合成樹脂によって形成されている請求項1に記載
    の樹木用名札。
  3. 【請求項3】前記線材の両端部に、この両端部が前記チ
    ューブ部材に挿通された後に組み立て自在なストッパ部
    材が設けられている請求項1に記載の樹木用名札。
JP33167295A 1995-12-20 1995-12-20 樹木用名札 Pending JPH09171351A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33167295A JPH09171351A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 樹木用名札

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JP33167295A JPH09171351A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 樹木用名札

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JP33167295A Pending JPH09171351A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 樹木用名札

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JP (1) JPH09171351A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093564A (ja) * 2001-09-26 2003-04-02 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフバッグ用販売表示具
WO2003033255A1 (en) 2001-10-16 2003-04-24 Zeon Corporation Composite molding with adhesive composition layer comprising conjugated diene polymer having cyclic structure, and coating material
WO2009014368A3 (en) * 2007-07-23 2009-03-26 Sunny Lee Sealing system for identifying species of orchid
JP2012088644A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Shirahige Sangyo Co Ltd 情報表示用具

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