JPH09168317A - 播種機 - Google Patents

播種機

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JPH09168317A
JPH09168317A JP35454795A JP35454795A JPH09168317A JP H09168317 A JPH09168317 A JP H09168317A JP 35454795 A JP35454795 A JP 35454795A JP 35454795 A JP35454795 A JP 35454795A JP H09168317 A JPH09168317 A JP H09168317A
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seed
feeding roll
feeding
roll
seeds
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Akio Yasuda
秋男 安田
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Minoru Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】種子が、繰出ロールの外周より飛び出た異常の
状態で種子ガイド板に送られても播種ピッチが狂わずに
精度よく播種できる。 【解決手段】種子ガイド板10が、繰出ロール7の外周
に接触しこれを覆う円弧状のガイド部10aと、その上
部に続き繰出ロール7から離れる方向に湾曲し下方に向
かう湾曲部10bと、その先の少なくともガイド部10
a上端のレベルより下の位置にある取り付け部10cか
らなり、かつ上記ガイド部10aが上記湾曲部10bの
弾力で常時繰出ロール7側へ付勢され、かつガイド部1
0aの上部に繰出ロール7の外周から引き離す方向の力
が作用するとき、その下部に繰出ロール7に密着する方
向の力が作用するものである弾性体の種子ガイド板10
を機体4に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に種子を播種
するための播種機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の播種機を図3及び図4を参照して
説明する。播種機20は接地輪22及び鎮圧輪23に支
持された機体4の中央部に外周に所定間隔毎に種子繰出
穴29を有し、播種機の進行により回動する接地輪に連
動して回動する繰出ロール27が軸支されている。その
上方に種子収納ケース26と、さらにその上方に種子ホ
ッパー25をそれぞれ設け、該種子収納ケース26の内
部空間にその繰出側33上方から斜め下方に向けて仕切
り板34が設けられ、かつ該仕切り板34の先端と種子
収納ケース26との傾斜部38の間に種子の流下通路と
なる隙間が設けられている。種子収納ケース26の下方
開口部の繰出側33側面に升切りブラシ28の先端が繰
出ロール27の外周に摺擦するように螺着して設けられ
ている。
【0003】升切りブラシ28の後方には繰出ロール2
7の外周に設けられた種子繰出穴29により汲み上げら
れ升切りブラシ28の下を通過した直後の種子31を下
方の落下位置へ案内する弾性体の種子ガイド板30が繰
出ロール27の外周に接触しこれを覆う円弧状のガイド
部30aと、その上部に続き繰出ロール27から離れる
方向に湾曲し後上方に向かう湾曲部30bと、その先を
直角後方に曲げた取り付け部30cとからなり、かつ上
記円弧状のガイド部30aが上記湾曲部30bの弾力で
常時繰出ロール27側へ付勢するように機体24に螺着
されている。種子収納ケース26の繰出側33(種子収
納ケース26の種子31が出ていく側を云う)反対側の
側面下方開口部を閉鎖するパッキン32は下面を繰出ロ
ール27の外周に周擦するようにして種子収納ケース2
6の繰出側21と反対側の側面に螺着して設けられてい
る。 繰出ロール27の下方には後方に
覆土板36を連接した作溝器37がありその内側に防風
板35が設けられている。ハンドル21は機体24に後
上がりに設けられている。
【0004】従って、種子収納ケース26に種子31を
充填し、圃場において播種機を進行させると、接地輪の
回動に連動して繰出ロール27が升切りブラシ28に向
かって回動し、繰出ロール27上に流下する種子は連続
して升切りブラシ28の方に送られて升切りブラシ28
に達すると種子繰出穴29に収納された種子31は升切
りブラシ28の下側を通過し、更に種子カイド板30に
案内されて種子ガイド板30の下端の種子落下位置まで
送られると、そこから落下して圃場に播種が行なわれ
る。残りの種子は升切りブラシ28によって進行が遮ら
れて次第に上方に向かいながら反転されて元の位置へ向
かって移動し、仕切り板34の先端と種子収納ケース2
6との隙間から流下する種子と一緒になると再び反転さ
れて升切りブラシ28の方向に送られる。
【0005】このようにして、種子は空間部B内を時計
方向に循環しながら順次播種が行なわれる(図4(a)
参照)が、繰出穴29に汲み上げられて升切りブラシ2
8を通過した種子31が繰出ロール27の外周から飛び
出た異常の状態で種子ガイド板30のガイド部30aに
送られると、繰出ロール27の外周から飛び出た状態の
種子31aによってガイド部30aの上部が押される
と、繰出ロール27の外周に接触していたガイド部30
aは繰出ロール27の外周から引離されて、繰出ロール
7の外周より飛び出た状態の種子31aより前方にあっ
て、ガイド部30aにガイドされている種子31bはガ
イド部30aの下端の種子落下位置までガイドされずに
途中で落下して圃場に播種されることとなり播種ピッチ
が狂うので精度よく播種できないと云う問題があった
(図4(b)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みてなされたもので、升切りブラシを通
過した種子が繰出ロールの外周から飛び出た異常の状態
で種子ガイド板のガイド部に送られても、上記播種機の
ような問題を起こさず播種できる播種機を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる播種機
は、外周に所定間隔毎に繰出穴を有する繰出ロールと、
該繰出ロールの上方に設置された種子収納ケースと該繰
出ロールの外周を種子収納ケースから出た直後の位置か
ら種子落下位置までを覆う種子ガイド板を備える播種機
において、該種子ガイド板が、繰出ロールの外周に接触
しこれを覆う円弧状のガイド部と、その上部に続き繰出
ロールから離れる方向に湾曲し下方に向かう湾曲部と、
その先の少なくともガイド部上端のレベルより下の位置
にある取り付け部からなり、かつ上記ガイド部が上記湾
曲部の弾力で常時繰出ロール側へ付勢され、かつガイド
部の上部に繰出ロール外周から引き離す方向の力が作用
するとき、その下部に繰出ロールに密着する方向の力が
作用するものであることが挙げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して本発
明に関わる播種機を具体的に説明する。図1〜図2に示
す播種機1は接地輪2及び鎮圧輪3に支持された機体4
の上方に種子ホッパー5があり、種子ホッパー5の下部
に種子収納ケース6が連設されている。その下方開口部
に、接地輪2と連動して回動する繰出しロール7が軸支
されている。種子収納ケース6の下方開口部の繰出側1
8(種子収納ケース6の種子15がでて行く側を云う)
に升切りブラシ8が先端を繰出しロール7の外周に摺擦
するように設けられている。種子収納ケース6の内部空
間にその繰出側18側面上方から斜め下方に向けて仕切
り板12を設け、かつ該仕切り板12の先端と種子収納
ケース6の傾斜部13との間に種子の流下通路となる隙
間が設けられている。また、種子収納ケース6の繰出側
19と反対側の側面下方開口部を閉鎖するパッキン16
が下面を繰出ロール7の外周に摺擦するようにして種子
収納ケース6の繰出側19と反対側の側面に螺着して設
けられている。
【0009】升切りブラシ8の下方には繰出しロール7
の外周に設けられた種子繰出穴9により汲み上げられ升
切りブラシ8の下を通過した直後の種子15を下方の落
下位置へ案内する弾性体の種子ガイド板10が、繰出ロ
ール7の外周に接触しこれを覆う円弧状のガイド部10
aと、その上部に続き繰出ロールから離れる方向に湾曲
し下方に向かう湾曲部10bと、その先の少なくともガ
イド部上端のレベルより下の位置にある取り付け部10
cからなり、上記ガイド部10aが上記湾曲部10bの
弾力で常時繰出ロール7側へ付勢されるとともに、ガイ
ド部の上部に繰出ロール外周から引き離す方向の力が作
用するとき、その下部に繰出ロールに密着する方向の力
が作用するよう形成され機体4に螺着されている。繰出
しロール7の下方には後方に覆土板16を連設した作溝
器17があり、その内側に繰出しロール7から落下する
種子が風を受けないようにする防風板19が機体4の下
部に設けられている。ハンドル11は、機体4に後上が
りに設けられている。
【0010】次に播種機の操作について説明する。種子
収納ケース6に種子15を入れ、播種機1を圃場に設置
してハンドル11を押して進行させると接地輪2が回動
し、接地輪2の回動に連動して繰出ロール7が後方向け
て回動し仕切り板12と種子収納ケース6との隙間から
流下した種子15を後方に送り、升切りブラシ8にいた
ると進行が妨げられて上方に向かいながら反転して元の
方向へ移動し隙間から流下する種子15と一緒になると
再び反転して後方に送られる、このようにして空間部A
内を滑らかに循環しながら各種子繰出穴9に順次汲み上
げられた種子15は升きりブラシ8の下を通過し、続い
て種子ガイド板10に案内されてその下端の種子落下位
置から落下すると防風板19の中を通過し作溝器17で
形成された播種溝に落下すると、覆土板16により覆土
され鎮圧輪3で鎮圧される。このようにして所定の間隔
で圃場に播種が行なわれる。
【0011】若し、繰出ロール7の種子繰出穴9に汲み
上げられ升きりブラシ8の下を通過した種子15が、繰
出ロール7の外周より飛び出た異常の状態で種子ガイド
板10に送られると、外周より飛び出た種子15により
繰出ロール7の外周に接触しこれを覆うガイド部10a
の上部は繰出ロール7の外周から引き離す方向の力が作
用し、種子ガイド板10はその取り付け部10aを支点
としてカイド部10aの上部は繰出ロール7の外周より
離され、その下部は繰出ロール7の外周へ密着する方向
に弾性変形する。従って、繰出ロール7の外周より飛び
出た状態で種子ガイド板10に送られた種子15aの前
方にあってガイド部10aの下部にガイドされている種
子15bは途中で落下するこなくガイド部10aの下端
の種子落下位置までガイドされて落下するので上記のよ
うな異常があっても播種ピッチの狂いを起こさずに播種
ができる。上記実施例は手押し式播種機について説明し
たが、本発明はテーラ牽引用の播種機やトラックターア
タッチ用の播種機等の播種機においても実施可能であり
手押し式播種機の実施に限定するものではない。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、種子繰出穴に汲み上げ
られ升きりブラシの下を通過した種子が、繰出ロールの
外周より飛び出た状態で種子ガイド板に送られて、外周
より飛び出た種子により繰出ロールの外周に接触し、こ
れを覆うガイド板の上部は繰出ロールの外周から引き離
す方向の力が作用し、種子ガイド板はその取り付け部を
支点として弾性変形し、カイド部の上部は繰出ロールの
外周より離され、その下部は繰出ロールに密着する方向
に作用する効果があり、繰出ロール7の外周より飛び出
た異常の状態で種子ガイド板に送られた種子の前方にあ
るってガイド部の下部にガイドされている種子は従来技
術のように途中で落下することもなくガイド部の下端の
種子落下位置までガイドされて播種が行なわれるので、
播種ピッチの狂いがなく播種できる効果もあり、従来技
術の播種機に比べ高い精度で播種できる播種機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関わる播種機の一部断面を含
む側面図である。
【図2】図1の播種機の要部側面断面図(a)、種子が
繰出ロールの外周より飛び出た状態で種子ガイド板に送
られた状態における図1の播種機の要部側面断面図
(b)である。
【図3】従来技術に関わる播種機の一部断面を含む側面
図である。
【図4】従来の播種機の要部側面断面図(a)、種子が
繰出ロールの外周より飛び出た状態で種子ガイド板に送
られた状態における図3の播種機の要部側面断面図
(b)である。
【符号の説明】
1、20 播種機 2、22 接地輪 4、24 機体 6、26 種子収納ケース 7、27 繰出ロール 8、28 升切りブラシ 9、29 種子繰出穴 10、30 種子ガイド板 10a,30a ガイド部 10b,30b 湾曲部 10c,30c 取り付け部 12、34 仕切り板 13、38 傾斜部 15,15a,15b 種子 31,31a,31b 種子
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 播種機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に種子を播種
するための播種機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の播種機を図3及び図4を参照して
説明する。播種機20は接地輪22及び鎮圧輪23に支
持された機体24の中央部に外周に所定間隔毎に種子繰
出穴29を有し、播種機の進行により回動する接地輪2
2に連動して回動する繰出ロール27が軸支されてい
る。その上方に種子収納ケース26と、更にその上方に
種子ホッパー25をそれぞれ設け、該種子収納ケース2
6の内部空間にその繰出側33上方から斜め下方に向け
て仕切り板34が設けられ、かつ該仕切り板34の先端
と種子収納ケース26の傾斜部38との間に種子の流下
通路となる隙間が設けられている。種子収納ケース26
の下方開口部の繰出側33側面に升切りブラシ28の先
端が繰出ロール27の外周に摺擦するように螺着して設
けられている。
【0003】升切りブラシ28の後方には繰出ロール2
7の外周に設けられた種子繰出穴29により汲み上げら
れ、升切りブラシ28の下を通過した直後の種子31を
下方の落下位置へ案内する弾性体の種子ガイド板30が
繰出ロール27の外周に接触しこれを覆う円弧状のガイ
ド部30aと、その上部に続き繰出ロール27から離れ
る方向に湾曲した後上方に向かう湾曲部30bと、その
先を直角後方に曲げた取り付け部30cとからなり、か
つ上記円弧状のガイド部30aが上記湾曲部30bの弾
力で常時繰出ロール27側へ付勢するように機体24に
螺着されている。種子収納ケース26の傾斜部38の下
方開口部を閉鎖するパッキン32は下面を繰出ロール2
7の外周に周擦するようにして種子収納ケース26の傾
斜部38の側面に螺着して設けられている。繰出ロール
27の下方には後方に覆土板36を連設した作溝器37
がありその内側に防風板35が設けられている。ハンド
ル21は機体24に後上がりに設けられている。
【0004】従って、種子収納ケース26に種子31を
充填し、圃場に置いて播種機20を進行させると、接地
輪22の回動に連動して繰出ロール27が升切りブラシ
28に向かって回動し、繰出ロール27上に流下する種
子31は連続して升切りブラシ28の方に送られて升切
りブラシ28に達すると種子繰出穴29に収納された種
子31は升切りブラシ28の下側を通過し、更に種子カ
イド板30に案内されて種子ガイド板30の下端の種子
落下位置まで送られて、そこから圃場に落下して播種が
行われる。升切りブラシ28によって進行が遮られた残
りの種子31は次第に上方に向かいながら反転され元の
位置へ向かって移動し、仕切り板34の先端と種子収納
ケース26の傾斜部38との隙間から流下する種子31
と一緒になると再び反転されて升切りブラシ28の方向
に送られる。
【0005】このようにして、種子は空間部B内を時計
方向に循環しながら順次播種が行なわれる(図4(a)
参照)が、種子繰出穴29に汲み上げられて升切りブラ
シ28を通過した種子31が繰出ロール27の外周から
飛び出た異常の状態で種子ガイド板30のガイド部30
aに送られると、繰出ロール27の外周から飛び出た状
態の種子31aによってガイド部30aの上部が押され
る。ガイド部30aの上部が押されると繰出ロール27
の外周に接触していたガイド部30aは繰出ロール27
の外周から引離されるので、繰出ロール27の外周より
飛び出た状態の種子31aより前方の種子繰出穴29に
あって、ガイド部30aにガイドされている種子31b
はガイド部30aの下端の種子落下位置までガイドされ
ずに途中で圃場に落下して播種されるので、播種ピッチ
が狂い精度よく播種できないと云う問題があった(図4
(b)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みてなされたもので、升切りブラシを通
過した種子が繰出ロールの外周から飛び出た異常の状態
で種子ガイド板のガイド部に送られても、上記従来の播
種機のような問題を起こさずに播種できる播種機を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に関わる播種機
は、外周に所定間隔毎に繰出穴を有する繰出ロールと、
該繰出ロールの上方に設置された種子収納ケースと、該
繰出ロールの外周を種子収納ケースから出た直後の位置
から種子落下位置までを覆う種子ガイド板を備える播種
機において、該種子ガイド板が、繰出ロールの外周に接
触しこれを覆う円弧状のガイド部と、その上部に続き繰
出ロールから離れる方向に湾曲し下方に向かう湾曲部
と、その先の少なくともガイド部上端のレベルより下の
位置にある取り付け部からなり、かつ上記ガイド部が上
記湾曲部の弾力で常時繰出ロール側へ付勢され、かつガ
イド部の上部に繰出ロール外周から引き離す方向の力が
作用するとき、その下部に繰出ロールに密着する方向の
力が作用するものであることが挙げられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2を参照して本発
明に関わる播種機を具体的に説明する。図1〜図2に示
す播種機1は接地輪2及び鎮圧輪3に支持された機体4
の上方に種子ホッパー5があり、種子ホッパー5の下部
に種子収納ケース6が連設されている。その下方開口部
に、接地輪2と連動して回動する繰出ロール7が軸支さ
れている。種子収納ケース6の下方開口部の繰出側18
(種子収納ケース6の種子15がでて行く側を云う)に
升切りブラシ8が先端を繰出ロール7の外周に摺擦する
ように設けられている。種子収納ケース6の内部空間に
その繰出側18側面上方から斜め下方に向けて仕切り板
12を設け、かつ該仕切り板12の先端と種子収納ケー
ス6の傾斜部13との間に種子の流下通路となる隙間が
設けられている。また、種子収納ケース6の傾斜部13
の下方開口部を閉鎖するパッキン16が下面を繰出ロー
ル7の外周に摺擦するようにして種子収納ケース6の傾
斜部13側面に螺着して設けられている。
【0009】升切りブラシ8の下方には繰出しロール7
の外周に設けられた種子繰出穴9により汲み上げられ升
切りブラシ8の下を通過した直後の種子15を下方の落
下位置まで案内する弾性体の種子ガイド板10が、繰出
ロール7の外周に接触しこれを覆う円弧状のガイド部1
0aと、その上部に続き繰出ロール7から離れる方向に
湾曲し下方に向かう湾曲部10bと、その先の少なくと
もガイド部10a上端のレベルより下の位置にある取り
付け部10cからなり、上記ガイド部10aが上記湾曲
部10bの弾力で常時繰出ロール7側へ付勢されるとと
もに、ガイド部10aの上部に繰出ロール7外周から引
き離す方向の力が作用するとき、その下部に繰出ロール
7に密着する方向の力が作用するよう形成され機体4に
螺着されている。繰出ロール7の下方には後方に覆土板
16を連設した作溝器17があり、その内側に繰出ロー
ル7から落下する種子が風を受けないようにするための
防風板19が機体4の下部に設けられている。ハンドル
11は、機体4に後上がりに設けられている。
【0010】次に播種機の操作について説明する。種子
収納ケース6に種子15を入れ、播種機1を圃場に置い
てハンドル11を押して進行させると接地輪2が回動
し、接地輪2の回動に連動して繰出ロール7が後方に向
けて回動し仕切り板12と種子収納ケース6の傾斜部1
3との隙間から流下した種子15が後方に送られて、升
切りブラシ8に至いたると進行が妨げられて上方に向か
いながら反転して元の方向へ移動し、仕切り板12と種
子収納ケース6の傾斜部13との隙間から流下する種子
15と一緒になると再び反転して後方へ送られる。この
ようにして空間部A内を滑らかに循環しながら各種子繰
出穴9に順次汲み上げられた種子15は升切りブラシ8
の下を通過し、続いて種子ガイド板10に案内されてそ
の下端の種子落下位置から落下し、防風板19の中を通
過し作溝器17で形成された播種溝に落下すると、覆土
板16により覆土され鎮圧輪3で鎮圧される。このよう
にして所定の間隔で圃場に播種が行なわれる。
【0011】若し、繰出ロール7の種子繰出穴9に汲み
上げられて升切りブラシ8の下を通過した種子15が、
種子繰出穴9に正しく収納されずに繰出ロール7の外周
より飛び出た異常の状態で種子ガイド板10に送られる
と、外周より飛び出た種子15aにより繰出ロール7の
外周に接触し、繰出ロール7の外周を覆う種子ガイド板
10のガイド部10aの上部は繰出ロール7の外周から
引き離す方向の力が作用し、種子ガイド板10はその取
り付け部10aを支点としてカイド部10aの上部が繰
出ロール7の外周より離され、その下部は繰出ロール7
の外周へ密着する方向に弾性変形する。
【0012】従って、繰出ロール7の外周より飛び出た
状態で種子ガイド板10に送られた種子15aの前方に
あってガイド部10aの下部にガイドされている種子1
5bは途中で落下するこなく、ガイド部10aの下端の
種子落下位置まで確実にガイドされて圃場に落下するの
で、上記のような異常があっても播種ピッチに狂いを起
こさず、精度よく機種ができる。上記実施例は手押し式
播種機について説明したが、本発明はテーラ牽引用の播
種機やトラックターアタッチ用の播種機等の播種機にお
いても実施可能であり手押し式播種機の実施に限定する
ものではない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、種子繰出穴9に汲み上
げられ升切りブラシ8の下を通過した種子15が、種子
繰出穴9に正しく収納されずに繰出ロールの外周より飛
び出た状態で種子ガイド板10に送られて、外周より飛
び出た種子15aにより繰出ロール7の外周に接触し、
これを覆う種子ガイド板10の上部は繰出ロール7の外
周から引き離す方向の力が作用しても、種子ガイド板1
0はその取り付け部10cを支点として弾性変形し、カ
イド部10aの上部は繰出ロール7の外周より離され、
その下部は繰出ロール7に密着する方向に作用する効果
があり、繰出ロール7の外周より飛び出た異常の状態で
種子ガイド板10に送られた種子15aの前方にあるっ
てガイド部10aの下部にガイドされている種子15b
は従来技術のように途中で落下することもなくガイド部
10aの下端の種子落下位置までガイドされて播種が行
なわれるので、播種ピッチの狂いを起さず播種できる効
果があり、従来技術の播種機20に比べ高い精度で播種
できる播種機1となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に関わる播種機の一部断面を
含む側面図である。
【図2】 図1の播種機の要部側面断面図(a)、種子
が繰出ロールの外周より飛び出た状態で種子ガイド板に
送られた状態における図1の播種機の要部側面断面図
(b)である。
【図3】 従来技術に関わる播種機の一部断面を含む側
面図である。
【図4】 従来の播種機の要部側面断面図(a)、種子
が繰出ロールの外周より飛び出た状態で種子ガイド板に
送られた状態における図3の播種機の要部側面断面図
(b)である。
【符号の説明】 1、20 播種機 2、22 接地輪 4、24 機体 6、26 種子収納ケース 7、27 繰出ロール 8、28 升切りブラシ 9、29 種子繰出穴 10、30 種子ガイド板 10、30a ガイド部 10b、30b 湾曲部 10c、30c 取り付け部 12、34 仕切り板 13、38 傾斜部 15、15a、15b 種子 31、31a、31b 種子
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に所定間隔毎に繰出穴を有する繰出
    ロールと、該繰出ロールの上方に設置された種子収納ケ
    ースと該繰出ロールの外周を種子収納ケースから出た直
    後の位置から種子落下位置までを覆う種子ガイド板を備
    える播種機において、該種子ガイド板が、繰出ロールの
    外周に接触しこれを覆う円弧状のガイド部と、その上部
    に続き繰出ロールから離れる方向に湾曲し下方に向かう
    湾曲部と、その先の少なくともガイド部上端のレベルよ
    り下の位置にある取り付け部からなり、かつ上記ガイド
    部が上記湾曲部の弾力で常時繰出ロール側へ付勢され、
    かつガイド部の上部に繰出ロール外周から引き離す方向
    の力が作用するとき、その下部に繰出ロールに密着する
    方向の力が作用するものであることを特徴とする播種
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268770A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Iseki & Co Ltd 直播機の種子繰出装置
CN102210208A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 株式会社久保田 粉粒体供给装置
JP2012085599A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Kubota Corp 粉粒体供給装置

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