JPH09166516A - 風洞試験装置 - Google Patents

風洞試験装置

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JPH09166516A
JPH09166516A JP34706595A JP34706595A JPH09166516A JP H09166516 A JPH09166516 A JP H09166516A JP 34706595 A JP34706595 A JP 34706595A JP 34706595 A JP34706595 A JP 34706595A JP H09166516 A JPH09166516 A JP H09166516A
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cylinder
force
traction
wind tunnel
test object
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JP34706595A
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Yoshio Negishi
義男 根岸
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SHOWA AUTO ENG
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風洞試験装置において、被試験体に加える牽
引力を簡易に調整可能とすることにある。 【解決手段】 車両1に作用する揚力或いは抗力を計測
する風洞試験装置10において、車両1に引張力を作用
させる牽引装置20を設け、この牽引装置20はシリン
ダ装置25に車両1を連結して構成され、このシリンダ
装置25が減衰シリンダ26と牽引力調整シリンダ27
を備えてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や飛行機等の
被試験体の空気力特性を評価する風洞試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両(もしくは飛行機等)を高
速走行させると、車両ボデー表面には正圧部と負圧部と
が発生し、両者の圧力差が車両に空気力を及ぼすものと
なる。空気力は、車両ボデーを上方へ押し上げようとす
る揚力と、下方へ押し下げようとする抗力からなり、車
両の走行性能、経済性に多大な影響を及ぼす。
【0003】そこで従来、車両の空気力特性を評価する
ため、特開平6-341920号公報に記載の如くの風洞試験装
置が用いられている。風洞試験装置は、車両の表面に風
圧を加え、車両に作用する揚力或いは抗力を計測するも
のである。
【0004】然るに、従来技術では、風圧により車両ボ
デーが前後、左右に移動しないように、車両の前後、左
右を牽引ワイヤにより牽引支持する牽引装置を具備して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 牽引装置は風圧の大きさ或いは風圧を受ける車両ボデ
ーの受圧面積の変動等に応じて、牽引力を調整する必要
があり、このため、牽引ワイヤの一端に吊したおもりを
交換したり、或いは牽引ワイヤの一端に接合されたばね
を交換する等の煩雑な作業を必要としていた。
【0006】車両ボデーは、空気力(揚力と抗力)に
より元の水平姿勢から上下に変位するとともに、牽引力
によりまた元の水平姿勢に戻ろうとするため、上下に揺
れ動き、揚力と抗力の計測値の精度に信頼性を欠いてい
た。
【0007】本発明の課題は、風洞試験装置において、
被試験体に加える牽引力を簡易に調整可能とすることに
ある。
【0008】また、本発明の課題は、風洞試験装置にお
いて、被試験体の上下の揺れ動きを減衰し、揚力と抗力
の計測精度を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、被試験体の正面に風圧を加えることにより、被試験
体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞試験装置に
おいて、被試験体に引張力を作用させる牽引装置を設
け、この牽引装置はシリンダ装置に被試験体を連結して
構成され、このシリンダ装置が牽引力調整手段を備える
ようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置は
シリンダ装置に被試験体を連結して構成され、このシリ
ンダ装置はシリンダの内部を摺動するピストンとピスト
ンロッドからなり、ピストンで区画される一方の部屋に
流体を供給或いは排出することにより牽引力を調整する
ことができるようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置が
減衰機能を有するようにしたものである。
【0012】請求項4に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置は
シリンダ内を摺動するピストンとピストンロッドからな
るシリンダ装置に被試験体を連結して構成され、このシ
リンダ装置が減衰手段を有するようにしたものである。
【0013】請求項5に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置
は、牽引力の変動を抑制する減衰手段と、牽引力を調整
する牽引力調整手段とを合せ持ち、減衰手段と牽引力調
整手段とは別々に配置されるようにしたものである。
【0014】請求項6に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置は
シリンダ内を摺動するピストンとピストンロッドからな
るシリンダ装置に被試験体を連結して構成され、このシ
リンダ装置が牽引力調整手段と減衰手段を合せ持つよう
にしたものである。
【0015】請求項7に記載の本発明は、被試験体の正
面に風圧を加えることにより、被試験体に作用する揚力
或いは抗力を計測する風洞試験装置において、被試験体
に引張力を作用させる牽引装置を設け、この牽引装置は
シリンダ内を摺動するピストンとピストンロッドからな
るシリンダ装置に被試験体を連結して構成され、このシ
リンダ装置が減衰手段を有するとともに、この減衰手段
を有するシリンダ装置と直列に、空気圧を利用し牽引力
を調整する別のシリンダ装置が配設されたものである。
【0016】請求項1、2に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 牽引装置が牽引力調整手段を備えるから、被試験体の
表面に加える風圧の大きさ或いは風圧を受ける被試験体
ボデーの受圧面積の変動等に応じて、被試験体に加える
引張力を簡易に調整できる。これにより、風圧による被
試験体ボデーの移動を簡易かつ確実に阻止できる。
【0017】請求項3、4に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 牽引装置が減衰手段を備えるから、空気力による被試
験体ボデーの上下の揺れ動きを減衰できる。即ち、被試
験体ボデーが空気力により元の水平姿勢(基準位置)か
ら上下に変位するとともに、牽引力によりまた元の水平
姿勢に戻ろうとして上下に揺れ動くとき、減衰手段がこ
の揺れ動きを減衰し、結果として、揚力と抗力の計測精
度を向上できる。
【0018】請求項5〜7に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 牽引装置が牽引力調整手段と減衰手段とを合せ持つか
ら、上記との作用を合せ奏することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は風洞試験装置の一例を示す
模式図、図2は牽引装置の要部を示す模式図である。
【0020】風洞試験装置10は、風洞11を有し、不
図示の送風機により風を生成可能とし、風洞11内に配
置される被試験車両1(車両に限定されず、飛行機等で
も可)の正面に風圧を加え、車両1に作用する揚力或い
は抗力(逆揚力)を計測する。
【0021】風洞試験装置10は牽引装置20を有して
おり、牽引装置20は風洞11の床11Aに配置された
車両1の前及び後に引張力を作用させて、車両ボデー1
Aが風圧により前後に移動しないようにしている。尚、
牽引方向は前後ばかりでなく、必要により左右方向に設
ける場合がある。
【0022】風洞試験装置10は風洞11の天井11B
に荷重計測器12(変位計測器が併置されても可)を設
置し、車両ボデー1Aと荷重計測器12とを吊り線13
により接続している。吊り線13は、車両ボデー1Aの
荷重を正確に荷重計測器12に伝達するため、常に張設
されている 。
【0023】荷重計測器12による空気力特性の測定方
法について説明する。 (1) 風洞11の無風状態下で、吊り線の引張状態を調整
し、荷重計測器12の基準値を設定する。
【0024】(2) 風洞11に送風し、車両11の正面に
風圧を加える。これにより、車両ボデー1Aの表面には
正圧部と負圧部とが発生し、両者の圧力差が車両ボデー
1Aに空気力を及ぼす。空気力は車両ボデー1Aを上方
へ押し上げようとする揚力と、下方へ押し下げようとす
る抗力からなり、車両ボデー1Aの形状等によりその大
きさが変化する。従って、車両ボデー1Aは空気力によ
り元の水平姿勢(基準位置)から上下に変位する。
【0025】(3) 車両ボデー1Aの空気力による上下の
変位は車両ボデー1Aに接続されている吊り線13の引
張状態を変化せしめる。吊り線13の引張状態の変化は
荷重計測器12で、車両ボデー1Aに作用している空気
力の大きさの変化に変換される。これにより、車両ボデ
ー1Aの空気力の経時変化が空気力特性として測定され
る。
【0026】以下、牽引装置20について詳述する。本
実施例では、前後方向にのみ牽引する牽引装置を示して
いる。牽引装置20は、車両ボデー1Aの前後を牽引ワ
イヤ21、22を介して牽引している。一方の牽引ワイ
ヤ21は荷重計23、油圧もしくは電動機による牽引ア
クチュエータ24を介して据付ベース14に連結され、
他方の牽引ワイヤ22はシリンダ装置25を介して据付
ベース14に連結されている。
【0027】シリンダ装置25は、互いに直列配置され
る、減衰シリンダ26(減衰手段)と牽引力調整シリン
ダ27(牽引力調整手段)とを有する。
【0028】減衰シリンダ26は、据付ベース14にボ
ルト固定され、ピストンロッド28を貫通配置するとと
もに、ピストンロッド28のピストン29Aを摺動可能
に内蔵している。ピストンロッド28の一端連結部28
Aには前述の牽引ワイヤ22が連結されている。減衰シ
リンダ26は、ピストン29Aにより上下室31、32
を区画され、上下室31、32にオイルを満たすととも
に、上下室31、32をピストンロッド28に穿設した
油路33により減衰し、油路33の中間部に減衰力調整
バルブ34を介装している。減衰力調整バルブ34は手
動或いは遠隔操作により回動操作され、絞り通路面積の
大なる小減衰通路34Aと、絞り通路面積の小なる大減
衰通路34Bとを油路33に切換接続可能としている。
油路33の減衰は、ピストン29Aの上下摺動方向いず
れにも作用する。上下方向の摺動により減衰の大きさを
変えるのに、本実施例では減衰シリンダ26の上下室3
1、32を、ピストン29Aに設けた逆止弁35とばね
付逆止弁36により導通可能としている。尚、減衰シリ
ンダ26の上下室31、32には、油路33を介して、
リザーブタンク37が連通されている。リザーブタンク
37は、外気温の変化によるオイルの流量変化を吸収す
るものであり、油路33との連通部に絞り38、逆止弁
39を備えている。減衰シリンダ26は、減衰力調整バ
ルブ34、逆止弁35、ばね付逆止弁36によって、後
に詳述する如くにより、空気力特性測定時における車両
ボデー1Aの上下の揺れ動きを減衰する。
【0029】牽引力調整シリンダ27は、減衰シリンダ
26に直列に一体結合され、減衰シリンダ26を貫通し
ているピストンロッド28を同様に貫通配置するととも
に、ピストンロッド28のピストン29Bを摺動可能に
内蔵している。牽引力調整シリンダ27は、ピストン2
9Bにより上下室41、42を区画され、上室41に加
圧エアを印加するとともに、下室42を大気連通路43
から大気に解放している。上室41には、図1に示す如
く、空気圧縮機44で生成した加圧エアが除湿器45、
フィルタ46、圧力調整弁47、3ポートバルブ48、
加圧エア供給管49を介して印加される。このとき、加
圧エア供給管49には、圧力計51、アキュムレータ用
エアタンク52が設けられており、上室41に所望の圧
力の加圧エアを印加可能としている。牽引力調整シリン
ダ27は、上室41に印加される加圧エアによって、後
に詳述する如くにより、車両ボデー1Aの前後に加える
引張力を調整する。
【0030】以下、シリンダ装置25の牽引力調整作用
と減衰作用について説明する。 (A) シリンダ装置25の減衰力調整シリンダ27による
牽引力調整作用 (1) 風圧の大きさ或いは風圧を受ける車両ボデー1Aの
受圧面積に応じて、予め定めてある所定の牽引力に適合
する加圧エアを牽引力調整シリンダ27の上室41に印
加する。この加圧エアは、牽引ワイヤ22が連結されて
いるピストンロッド28のピストン29Bに印加され、
牽引ワイヤ22に所定の牽引力として作用する。この加
圧エアの大きさは、圧力計51により検出できる。
【0031】(2) 牽引アクチュエータ24を駆動し、車
両ボデー1Aの前後に設けてある牽引ワイヤ21、22
を牽引し、車両ボデーの測定位置を設定する。この牽引
力の大きさは、荷重計23により検出できる。
【0032】上記(1) において、牽引力調整シリンダ2
7の上室41に印加する加圧エアの圧力を調整すること
により、車両ボデー1Aに加える牽引力を調整できる。
【0033】また上記(2) において、牽引アクチュエー
タは車両ボデーと荷重計測器との位置関係を調整するも
ので、その必要がなければ、牽引力調整シリンダのみで
牽引力を調整しても良い。
【0034】(B) シリンダ装置25の減衰シリンダ26
による減衰作用 (1) 車両ボデー1Aに上述(A) の牽引力を加えた状態
で、前述の空気力特性を測定するとき、車両ボデー1A
は、空気力により元の水平姿勢から上下に変位するとと
もに、牽引力によりまた元の水平姿勢に戻ろうとするた
め、上下に揺れ動く。このとき、牽引ワイヤ22が連結
されているピストンロッド28のピストン29Aを収容
している減衰シリンダ26の上下室31、32を連通す
る油路33に、前述の減衰力調整バルブ34が設けられ
ていて、上室31と下室32の間のオイルの流れ、ひい
てはピストン29Aの移動を減衰力調整バルブ34が制
限することにて、牽引ワイヤ22の自由な移動に抵抗力
を付与し、車両ボデー1Aの上述の揺れ動きを減衰す
る。減衰力調整バルブ34の小減衰通路34Aが油路3
3に接続されると減衰作用は小、大減衰通路34Bが油
路33に接続されると減衰作用は大となる。
【0035】実施例では、減衰力を2段に切り替える例
を例示しているが、共通流路に臨むニードルの突出量を
調整して、流路面積を無断に調整することも可能であ
る。
【0036】(2) 車両ボデー1Aが水平姿勢から上方変
位する揚力測定時、及び水平姿勢か下方変位する抗力測
定時には、上記(1) の減衰作用が小さければ、それだけ
敏感に姿勢変化することができる。このため、減衰シリ
ンダ26内のピストン29Aに逆止弁35が設けられて
おり、上述の揚力/抗力測定時(ピストンロッド28の
上動時、上室31収縮、下室32拡張時)における上室
31から下室32へのオイルの移動を逆止弁35により
抵抗なくスムースに行なわせ、ピストンロッド28及び
牽引ワイヤ22の移動を可及的自由にさせ得るようにし
ている。
【0037】(3) 上記(2) と逆に、車両ボデー1Aが上
方変位(揚力測定)もしくは下方変位(抗力測定)した
後の水平姿勢への戻り時(ピストンロッド28の下動
時、上室31拡張、下室32収縮時)には、上記(1) の
減衰作用を大きくすれば元の姿勢の戻ろうとする姿勢変
化を鈍感にすることができる。このため、減衰シリンダ
26内のピストン29Aにばね付逆止弁36が設けられ
ており、下室32から上室31へのオイルの移動をばね
付逆止弁36のばね力により抵抗させ、ピストンロッド
28及び牽引ワイヤ22の移動を可及的鈍感化すること
としている。
【0038】実施例では、上下方向の減衰の大きさを変
える手段としてばね付逆止弁を例示しているが、ディス
ク弁の撓みを利用して減衰を発生させる手段も可能であ
る。
【0039】以下、本実施形態の作用効果について説明
する。 牽引装置20が牽引力調整シリンダ27を備えるか
ら、車両1の表面に加える風圧の大きさ或いは風圧を受
ける車両ボデー1Aの受圧面積の変動等に応じて、車両
1の前後に加える引張力を簡易に調整できる。これによ
り、風圧による車両ボデー1Aの前後への移動を簡易か
つ確実に阻止できる。
【0040】牽引装置20が減衰シリンダ26を備え
るから、空気力による車両ボデー1Aの上下の揺れ動き
を減衰できる。即ち、車両ボデー1Aが空気力により元
の水平姿勢(基準位置)から上下に変位するとともに、
牽引力によりまた元の水平姿勢に戻ろうとして上下に揺
れ動くとき、減衰シリンダ26がこの揺れ動きを減衰
し、結果として、揚力と抗力の計測精度を向上できる。
【0041】牽引装置20が牽引力調整シリンダ27
と減衰シリンダ26とを合せ持つから、上記との作
用を合せ奏することができる。
【0042】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、風洞試験
装置において、被試験体に加える牽引力を簡易に調整可
能とすることができる。
【0044】また、本発明によれば、風洞試験装置にお
いて、被試験体の上下の揺れ動きを減衰し、揚力と抗力
の計測精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は風洞試験装置の一例を示す模式図であ
る。
【図2】図2は牽引装置の要部を示す模式図である。
【符号の説明】
1 被試験車両 1A 車両ボデー 10 風洞試験装置 11 風洞 12 荷重計測器 20 牽引装置 21、22 牽引ワイヤ 25 シリンダ装置 26 減衰シリンダ(減衰手段) 27 牽引力調整シリンダ(牽引力調整手段) 28 ピストンロッド 29A ピストン 29B ピストン 34 減衰力調整バルブ 35 逆止弁 36 ばね付逆止弁 52 エアタンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置はシリンダ装置に被試験体を
    連結して構成され、このシリンダ装置が牽引力調整手段
    を備えることを特徴とする風洞試験装置。
  2. 【請求項2】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置はシリンダ装置に被試験体を
    連結して構成され、このシリンダ装置はシリンダの内部
    を摺動するピストンとピストンロッドからなり、ピスト
    ンで区画される一方の部屋に流体を供給或いは排出する
    ことにより牽引力を調整することができるようにしたこ
    とを特徴とする風洞試験装置。
  3. 【請求項3】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置が減衰機能を有することを特
    徴とする風洞試験装置。
  4. 【請求項4】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置はシリンダ内を摺動するピス
    トンとピストンロッドからなるシリンダ装置に被試験体
    を連結して構成され、このシリンダ装置が減衰手段を有
    することを特徴とする風洞試験装置。
  5. 【請求項5】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置は、牽引力の変動を抑制する
    減衰手段と、牽引力を調整する牽引力調整手段とを合せ
    持ち、減衰手段と牽引力調整手段とは別々に配置される
    ことを特徴とする風洞試験装置。
  6. 【請求項6】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置はシリンダ内を摺動するピス
    トンとピストンロッドからなるシリンダ装置に被試験体
    を連結して構成され、このシリンダ装置が牽引力調整手
    段と減衰手段を合せ持つことを特徴とする風洞試験装
    置。
  7. 【請求項7】 被試験体の正面に風圧を加えることによ
    り、被試験体に作用する揚力或いは抗力を計測する風洞
    試験装置において、被試験体に引張力を作用させる牽引
    装置を設け、この牽引装置はシリンダ内を摺動するピス
    トンとピストンロッドからなるシリンダ装置に被試験体
    を連結して構成され、このシリンダ装置が減衰手段を有
    するとともに、この減衰手段を有するシリンダ装置と直
    列に、空気圧を利用し牽引力を調整する別のシリンダ装
    置が配設されたことを特徴とする風洞試験装置。
JP34706595A 1995-12-15 1995-12-15 風洞試験装置 Withdrawn JPH09166516A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102589838A (zh) * 2012-02-15 2012-07-18 浙江大学 单层建筑风洞试验模型内部气承刚度模拟装置
CN115614311A (zh) * 2022-11-23 2023-01-17 四川省鼓风机制造有限责任公司 通风机风力测试装置

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