JPH09166251A - 引込管 - Google Patents

引込管

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JPH09166251A
JPH09166251A JP8244507A JP24450796A JPH09166251A JP H09166251 A JPH09166251 A JP H09166251A JP 8244507 A JP8244507 A JP 8244507A JP 24450796 A JP24450796 A JP 24450796A JP H09166251 A JPH09166251 A JP H09166251A
Authority
JP
Japan
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pipe
seal
ring
holding chamber
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP8244507A
Other languages
English (en)
Inventor
Norbert Funke
ノルベルト・フンケ
Hans-Gunther Funke
ハンス‐ギュンター・フンケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUNSTSTOFFROEHREN SENDENHORST GmbH
KUNSUTOSHIYUTOTSUFUREEREN ZENDENHORUSUTO GmbH
SENDENHORST KUNSTSTOFFROEHREN
Original Assignee
KUNSTSTOFFROEHREN SENDENHORST GmbH
KUNSUTOSHIYUTOTSUFUREEREN ZENDENHORUSUTO GmbH
SENDENHORST KUNSTSTOFFROEHREN
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Filing date
Publication date
Application filed by KUNSTSTOFFROEHREN SENDENHORST GmbH, KUNSUTOSHIYUTOTSUFUREEREN ZENDENHORUSUTO GmbH, SENDENHORST KUNSTSTOFFROEHREN filed Critical KUNSTSTOFFROEHREN SENDENHORST GmbH
Publication of JPH09166251A publication Critical patent/JPH09166251A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03FSEWERS; CESSPOOLS
    • E03F3/00Sewer pipe-line systems
    • E03F3/04Pipes or fittings specially adapted to sewers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/08Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
    • F16L41/14Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe by screwing an intermediate part against the inside or outside of the wall

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水管などに固定可能で、密閉接合が簡
単かつ確実に形成される引込管を提供する。 【解決手段】 管外面2.2に溝凹部31が形成されて
いて、これが、外側の継手リングからリングシール6を
受け入れるシール保持室10の最高湾曲点25までの範
囲に及ぶ。固定具4,5を構成する1のリング5の内面
に案内ウェブが配置されており、これで、固定具4,5
を構成するリング5をはめたとき、案内ウェブが溝凹部
31の中を摺動することによって、固定具4,5が被分
岐管1の外面111にぴったり合わされるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水管などに固定可
能な引込管に関し、詳しくは、分岐口と、引込管の一端
に配置されたシール保持室とを有し、このシール保持室
の中にリングシールがはめ込まれており、このリングシ
ールが、シール保持室の外側を越えて延出する、一端が
膨出部を備えるシールリップを有していて、管外面に接
した固定具で固定可能になっている、下水管などに固定
可能な引込管に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管などに固定可能な引込管は、EP 0
603 775 A1などから知られている。これは、一端に回
転式のシール保持室を備えていて、引込管を下水管に接
合する際、下水管に分岐口を設けて、シール保持室にリ
ングシールをはめ込むようになっている。このリングシ
ールは、シール保持室の外側を越えて延出する、一端が
膨出部を形成するか又は膨出部を備えるシールリップを
有する。そして、引込管をシール保持室と共に、先ず被
分岐管の開口に押し込む。それも、押し込まれたとき
に、シール保持室の中に折り返されたシールリップが下
水管の内縁の下にまで達して、外側へ折り返されるよう
に押し込む。引き続き、引込管を分岐口から引き出し、
支えリングと締付リングからなる固定具で固定する。こ
れにより、シールリップが端部の膨出部の作用により、
シール保持室と下水管内面の間の空隙を塞ぐようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法が不利なのは、支えリングが挿入されたとき、
正しい位置で引込管にはめられず、傾いた状態で下水管
の外面にはめられてしまう場合があることである。つま
り、支えリングをそのぴったりの位置にはめ損なうと、
外向きに働く引張力は引込管の周方向に不均一となって
軽減されてしまい、そうなると、シールリップは、シー
ル保持室と下水管内面の間の空隙からはずれ、引込管と
下水管との密閉接合が損なわれてしまうという問題があ
る。
【0004】そのため、冒頭に挙げた種類の、下水管な
どに固定可能な引込管を、密閉接合が簡単かつ確実に形
成されるように改良する課題が生じる。本発明の目的
は、かかる課題を解決する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項記載
の発明により達成される。即ち、本発明の特徴構成は、
管外面に溝凹部が形成されていて、これが、外側の継手
リングからリングシールを受け入れるシール保持室の最
高湾曲点までの範囲に及ぶこと、また、固定具を構成す
る1のリングの内面に案内ウェブが配置されており、こ
れで、固定具を構成するはめ合いリングをはめたとき、
案内ウェブが溝凹部の中を摺動することによって、固定
具が被分岐管の外面にぴったり合わされるようになって
いる点にある。このようになっていると、特に、引込管
が引き出されたとき、固定具を構成するリングが必ず正
しい位置にぴったり被分岐管の外面にはまることであ
る。その際、案内ウェブは溝凹部の中を摺動し、そのこ
とによりリングが所要の位置にはまるようにする。こう
することによって、引込管をはずす必要はなくなり、こ
れで、シール保持室と被分岐管内面の間の空隙中にある
シールリップが、その端部の膨出部によって、この空隙
を容易に塞ぐことができる。そこで、締付部材を掛ける
ことにより、引込管と下水管の間の密閉接合は確実に形
成される。前記複数のリングは、支えリングと、締付部
材としてのねじリングとからなっていることが好まし
い。支えリングをはめ込んだ後、ねじリングを回転する
だけで、容易に支えリングを締め付け固定でき、又ねじ
リングを逆回転するだけで、容易に締付け解除できる。
【0006】更に、引込管外面に、おねじを設けること
が好ましい。そして、固定具を構成するリングを確実に
案内できるようにするため、少なくともおねじの最初の
ねじ山から最後のねじ山までの範囲内に溝凹部を設ける
ことが好ましい。固定具を構成する1のリングは、支持
フランジ状の締切部を有することが好ましい。この締切
部は、支えフランジの形に形成されており、被分岐管の
呼び径に応じた半径を有すると都合がよい。
【0007】リングシールが断面ほぼJ形をなしている
ことが好ましい。又、リングシールの下辺がシールリッ
プにまでわたっていると都合がよい。これにより、引込
管を挿入したときに、リングシールが正しい位置でシー
ル保持室の中におさめられることが確実となる。
【0008】シールリップの端部に、膨出部が一体的に
設けられていると都合がよい。このようにすることによ
り、引込管を引き上げたとき、被分岐管の開口において
その内側の密閉接合が確実に形成されることになる。つ
まり、密閉すべき媒質、すなわち汚水などが引込管の上
や中に入り込む場所で、確実に漏れ止めが行われるので
ある。J形リングシールの内側に、少なくとも1箇所の
取入口が設けられていることが好ましい。このようにな
っていると、口の部分の前後が屈曲し易くなり、リング
シールはシール保持室から確実に受け入れられるように
なるので、引込管を押し込んだときに、リングシールは
損傷なく変形できて都合がよい。リングシールは、シー
ルリップおよび形成された端部の膨出部と共にゴム製で
あることが好ましい。ゴム製のリングシールは確実な漏
れ止めに役立つ。詳記すれば、それが特に硬めのゴムで
あれば、流体中に硬い物体が混入していても密封効果が
損なわれることがない。このゴムは、天然または合成ゴ
ムのいずれでもよく、シール性の良いものであれば種々
のものが使用可能である。
【0009】引込管に形成されたシール保持室、固定具
を構成するリングは、共にプラスチック製であることが
好ましい。まさしくこの素材こそ、その錆ない弾力に富
む性質によって、この特殊な接合部材を特別な形に成形
し、特別な条件のもとで使用するのに適している。引込
管に取入口案内・分配システムが組込まれており、これ
によって、プラスチックフォーム(発泡プラスチック)
が、引込管と開口によって作られた空間の中に取入れで
き、それも、その硬化の後に前記空間の中にフォーム密
封・保持エレメントが配置されるよう取入れできるよう
になっていることが好ましい。これにより、1つには、
引込口の内壁とその中に浮き上がっている鉄筋は保護さ
れ、引込管は外から漏れ止めされて、動かないように開
口内に保持される。
【0010】内側管と引込管が内空間を包囲し、この内
空間が、外面の範囲内に1つの入口凹部を、内面の範囲
内に少なくとも1つの出口凹部を備えていて、この出口
凹部が取入口案内・分配システムを形成していることが
好ましい。取入口案内・分配システムを特別な案内によ
って引込管内に形成し、これに凹部の数と配置を合わせ
ることも可能である。取入口案内・分配システムの特別
な作りにより、ポリウレタンフォームなどの発泡プラス
チックを迅速かつ簡単に、目的通り取り入れることが可
能となる。特に、引込管と分岐口の間の空間が確実に満
たされるようになる。
【0011】
【発明の効果】以上、本発明によれば、下水管などに固
定可能で、しかも密閉接合が簡単かつ確実に形成される
引込管を提供できた。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図2に示すように、被分岐管の
1種である下水管1に分岐口11が取り付けられる。下
水管1は、外側のコンクリート管1.1と内側のプラス
チック管1.2からなるインライナ管の形をなしてい
る。内側ライニングとしては、その他の構成も考えられ
る。例えば、リブ付き、ウェブプレート付き、または内
面塗装を施した壁面の滑らかな管などであってもよい。
自明の通り、下水管1はコンクリート、石材、セラミッ
ク、ポーセレン、プラスチック、薄板などだけでできて
いて、円形だけでなく、角形またはその他の断面形状も
持つことがあり得る。その場合、分岐口11は、下水管
1の縦軸に対して直角でも、45゜でも、その他の任意
の角度でも取り付けることができる。これにより、ある
一定の角度で取り付けられた分岐口11に、引込管2に
挿入することが可能となる。
【0013】引込管2は、図1に示すように、その上方
部に外方に向けて継手リング20をはめている。この継
手リング20に、接合シール21が挿入できるようにな
っている。継手リング20の下方を、内径Aを有する内
側管9が延出している。内側管9の中に、回転可能なシ
ール保持室10を備えたもう1つの内側管9’が配置さ
れている。さらに、シール保持室10の上方を引込管2
が走っていて、これは内側管の外面21.1まで延び、
幅Eの内空間3が形成されるような直径にまで広がって
いる(図1参照)。
【0014】図2,3は、引込管の改変形態を示す。こ
の形態では、引込管の直径が継手リングの下方で広が
り、その先でシール保持室に移行するようになってい
る。シール保持室10は、上記した実施態様と同様に、
その横断面がJ形をなしているが、側辺がU字を作るU
形をなしていてもよい。引込管2には内側管9がはめ込
まれており、これは、継手リング20の下側で引込管の
内面2.1とシール保持室10の外面10.1に固定し
てある。この固定は、上下共で溶接により密閉継目が作
られるようになっている。もっとも、この部分の密封接
合を溶接以外の方法、例えば接着剤のようなもので行っ
てもよい。内側管9(上記実施形態の場合は、9,
9’)を設ける利点は、下水が流れ込んできたときに、
シール保持室10の前で異物や粗粒物が堆積できず、こ
れによって汚れた詰まりを避けえることにある。もう1
つの利点は、これによって両実施形態において内空間3
が形成されることにある。
【0015】引込管2の壁に、1つの入口凹部13と4
つの出口凹部15,17が設けられている(図3参
照)。入口凹部13は、特に下水管1の外面111より
外側に配置されており、出口凹部15,17は分岐口1
1の範囲内、特に管の下水管の内面112付近に配置さ
れている。出口凹部15,17は、互いにほぼ同じ間隔
をあけて引込管の外周面に形成されている。シール保持
室10には、リングシール6がはめ込まれている。この
リングシール6は、図9に示すように、断面ほぼJ形を
なしている。その内側に、周方向に一定の長さをもった
取入口12が設けられている。取入口12の下側を直角
にシールリップ7が外向きに延び、これが前面で膨出部
8(またはシール補助リングF)に移行する。シールリ
ップ7に形成されている膨出部8は、ほぼきのこ形をな
し、弾性シール材からなる。膨出部8は、シールリップ
7と一体に形成されていてもよいし、別体Fに形成され
て両者を接合するようなものでもよい。シール材として
は、特にゴムの使用が好ましい。このように形成された
リングシール6は、それ自体、シール保持室10の中で
動かないように、例えば接着剤などでその中に固定する
ことができる。
【0016】引込管2の管外面2.2に、支えリング5
がはめられるようになっている。この支えリング5は、
下水管1の方に向けられた支持フランジ状の締切部26
が取り付けられていて、その湾曲した外面が下水管1の
外面111の形に合わせてあり、他方、その上部締切部
27が平滑に形成されている。従って、締切部26は、
下水管の呼び径に応じて様々な半径Rを有する。それ
は、例えば表1に示す通りである。
【0017】
【表1】 下水管1の DN300 DN400 DN500/600 DN700/1200 呼び径 mm 締切部 220 277 340 610 寸法R mm
【0018】上部締切部27は、締切部26に配置され
た部分円筒セグメント28によって形成される。この部
分円筒セグメント28の直径Dは、引込管の外面2.2
の直径に合わせてある。部分円筒セグメント28は、そ
の外面に保持ウェブ29を有する。支えリング5のリン
グ内面30には、案内ウェブ32が配置されている。こ
の案内ウェブ32は、方形に作ってあっても、締切部2
7に対して直角に、内面30全体に延びていてもよい。
【0019】引込管2の管外面2.2には、おねじ14
が切ってある。そして、管外面2.2には溝凹部31が
形成されている(図3参照)。溝凹部31は、おねじ1
4と同じ深さ、及び案内ウェブ32と同じ幅を有する。
すなわち、両者は、案内ウェブ32が容易に溝凹部31
中を移動できるような互換性を有する。溝凹部31は、
ほぼ外側の引込管締切面から継手リング20の範囲内を
シール保持室10まで延びているが、これは少なくと
も、ねじの最初の巻きから最後の巻きまで、ねじ高さ全
体にわたっている。おねじ14に、固定具を構成するね
じリング4がはめられるようになっていて、これが、締
付リングとして作用する。つまり、ねじ込み穴または締
付グリップなどを設け、これを利用して締め付けるので
ある。
【0020】引込管2を被分岐管の開口に押し込むこと
ができるように、開口側面を十分に清浄にし、滑材など
からなる離型剤を塗る。その後、引込管2をリングシー
ル6と共に開口に押し込む。シール保持室10とリング
シール6は、下水管1から引込管2を介して分岐される
接続相手の本管の呼び径(内径)に合わせてある。同じ
ことは、支えリング5にも当てはまる。膨出部8を形成
したシールリップ7は、図6に示すように、リングシー
ル6の真直部分の前方に位置する。取入口12により、
リングシール6を一箇所も損傷することなくシールリッ
プ7を容易に押し込むことが可能である。引込管2が十
分に開口を貫通すれば、図7に示すように、シールリッ
プ7は膨出部8と共にシール保持室10からはずされ
る。引込管2を引き上げることにより、図8に示すよう
に、シールリップ7は折り返され、その結果、これは下
辺とプラスチック管1.2の間の空隙の中に達すること
になる。同時に、きのこ形をなす膨出部8はその平滑な
内面と共に前記空隙を締切り密封し、その結果、この空
隙は緊密に漏れ止めされることになる。これにより、下
水管1の内面112の間に、耐久性のある安全確実なシ
ールが形成される。上記実施形態では、このシールはプ
ラスチック管1.2の内面112の間に形成される。
【0021】その後、引込管2の管外面2.2に支えリ
ング5をはめる。その際、案内ウェブ32は溝凹部31
の中を摺動し、支えリング5は、その支持フランジ26
がコンクリート管1.1、すなわち下水管1の湾曲外面
111にぴったりはまるようになる。その後、ねじリン
グ4をおねじ14にはめてねじり、両手で固く締める。
但し、締めすぎるとシールに過大な歪みやねじりが生じ
ることになるので、強引に締めない方が良い。締付部材
にあけられた補助穴を使えば、ねじ回しなどの工具を使
っても固定が可能である。確実を期すため、引込管2の
下縁(サドルピースとも呼ぶ)において、リングシール
6の膨出部8がプラスチック管1.2の内面112と引
込管2のシール保持室10(サドルピース)との間で、
正しく圧縮されているかどうかチェックする。その後、
ポリウレタンフォーム18を入口凹部13に注入する。
このポリウレタンフォームは、例えば内容量約100m
lのセパレート型のスプレー缶に入っている。缶は、使
用前によく振らなければならない。その際に注意すべき
は、接着面に油脂や塵埃が少しも付いていないことであ
る。分岐口11に施した離型剤は、油脂分を含まず、引
込管2を押し込んだ後に実にすばやく蒸発し、同時に確
実に塵埃が生じないようなものを選択する。
【0022】前述した通り、引込管2にはめ込まれた内
側管9には第2の重要な機能が加わる。それは、引込管
2の内面2.1と共に内空間3を形成することである。
この内空間3は、溶接継目22,23によってそれぞれ
完全に密閉されている。この内空間3に、缶からのスプ
レーが、外面111のレベルよりはるかに上に位置する
入口凹部13から注入される。スプレーは内空間3の中
で分散し、図2(左半分)に示すように、これを充填す
る。内空間3が完全に満たされると、ポリウレタンフォ
ーム18は出口凹部15,17から押し出され、引込管
2と下水管開口面との間の空間24中に達する。引込管
2の外面と開口面とリングシール6の真直部分の前方の
自由空間の間の空隙によって作られたこの空間24を、
スプレーは確実に満たす。アダプタを指で押す圧力によ
って、流れ出たフォームを適宜調節することができる。
その際、缶は確実に空にしなければならない。過剰のポ
リウレタンフォーム18は、自ずから外へ押し出され、
下水管外面111の範囲内で除去することができる。そ
のためには、開口を取り巻く外面111の範囲を十分に
湿らせ、必要であれば注水しなければならない。約20
分後、ポリウレタンフォーム18は接着力が無くなり、
5〜10時間後に硬化する。ポリウレタンフォームのは
ねたばかりの飛沫は、特殊な溶剤で除去することができ
る。
【0023】ポリウレタンフォーム18の硬化後、フォ
ーム密封・保持エレメント19が形成される。これが、
リングシール6と共に、引込管2と下水管1の間に二重
構造の漏れ止め接合を作る。その上、フォーム密封・保
持エレメント19によって、開口中で露出したコンクリ
ートとその中に入れられた鉄筋などの補強材を効果的に
密封、遮蔽される。これにより、これらの面に湿気も空
気も到達できず、その結果、腐食の進行に起因する破壊
が避けられることになる。しかも、フォーム密封・保持
エレメント19は、引込管2が下水管1の開口中で確実
に結合できるように働く。これにより、引込管2と下水
管1の間に、あたかも最初からユニットとして作られて
いたかのような接合が得られる。重要なのは、据付のた
めに精密ドリル以外の特別な工具材料が要らないことで
あり、従って、このような引込管をどのような季節で
も、どのような現場でも組み込むことができる。さらに
有利なのは、発泡が管の接合と無関係であるため、発泡
の直後に加工ができることである。
【0024】以上述べた特殊な接合技術により、迅速か
つ確実に下水管1に引込管2をはめ込むことが可能であ
る。その後、引込管2(サドルピース)に分岐管を差し
込む。継手リング20にはめ込まれた接合シール21
が、そこで分岐管を包囲して漏れ止めの働きをする。こ
のような技術は、意外にも、分岐管としてはプラスチッ
クの管だけでなく、コンクリート、セラミックなどの管
やインライナ管も適することが分かった。
【0025】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】引込管の概略断面図
【図2】図1とは別形態の、下水管を引込管と密閉接合
するために引込管を押し込む状態を説明する部分断面図
【図3】下水管に組み込まれた状態の引込管と密閉接合
したときの部分破断断面図
【図4】支えリングの概略平面図
【図5】図4に示した支えリングの側面図
【図6】図1に示した引込管の押し込み中の状態を示す
部分断面図
【図7】図2に示した引込管の押し込み後を示す部分断
面図
【図8】図3に示した引込管の固定後を示す部分断面図
【図9】リングシールの拡大断面図
【符号の説明】
1 被分岐管 2.2 引込管外面 3 内空間 4,5 固定具(リング) 6 リングシール 7 シールリップ 8 膨出部 9 内側管 10 シール保持室 11 分岐口 12 取入口 14 おねじ 18 プラスチックフォーム 19 フォーム密封・保持エレメント 20 継手リング 24 空間 26 支持フランジ 29 保持ウェブ 31 溝凹部 32 案内ウェブ 111 外面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596135744 OSTTOR 84‐88, 48324 SEN DENHORST, BUNDESREP UBLIK DEUTSCHLAND (72)発明者 ハンス‐ギュンター・フンケ ドイツ連邦共和国 48324 ゼンデンホル スト オストトール 84‐88

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐口(11)と、引込管の一端に配置
    されたシール保持室(10)とを有し、このシール保持
    室(10)の中にリングシール(6)がはめ込まれるよ
    うになっており、このリングシール(6)が、前記シー
    ル保持室(10)の外側を越えて延出すると共に一端に
    膨出部(8)を備えるシールリップ(7)を有してい
    て、引込管外面(2.2)に接した固定具(4,5)で
    固定できるようになっている引込管であって、 前記引込管外面(2.2)に溝凹部(31)が形成され
    ており、この溝凹部(31)が、外側の継手リング(2
    0)から前記シール保持室(10)の最高湾曲点(2
    5)までの範囲に及ぶと共に、前記固定具を構成する1
    のリング(5)の内面(30)に案内ウェブ(32)が
    配置されていて、前記固定具のリングをはめたとき、前
    記案内ウェブ(32)が前記溝凹部(31)中を摺動す
    ることにより、被分岐管(1)の外面(111)に、前
    記固定具がぴったり合わさるようになっていることを特
    徴とする引込管。
  2. 【請求項2】 前記引込管外面(2.2)におねじ(1
    4)が形成されており、少なくともこのおねじ(14)
    が形成さている範囲内で前記溝凹部(31)が形成され
    ている請求項1記載の引込管。
  3. 【請求項3】 前記固定具を構成する1のリング(5)
    が、前記被分岐管(1)の呼び径に応じた半径(R)を
    有する支持フランジ状の締切部(26)を備える請求項
    1又は2記載の引込管。
  4. 【請求項4】 前記リングシール(6)が断面ほぼJ形
    をなしていて、その下辺が前記シールリップ(7)にま
    でわたっている請求項1〜3のいずれか1項記載の引込
    管。
  5. 【請求項5】 前記シールリップ(7)の端部に、前記
    膨出部(8)が一体的に設けられている請求項1又は4
    記載の引込管。
  6. 【請求項6】 J形の前記リングシール(6)の内側
    に、少なくとも1箇所の取入口(12)が形成されてい
    る請求項1〜5のいずれか1項記載の引込管。
  7. 【請求項7】 前記リングシール(6)が、前記シール
    リップ(7)および膨出部(8)と共にゴム製である請
    求項1〜6のいずれか1項記載の引込管。
  8. 【請求項8】 引込管に形成された前記シール保持室
    (10)、前記固定具を構成するリング(4,5)は、
    共にプラスチック製である請求項1〜7のいずれか1項
    記載の引込管。
  9. 【請求項9】 内側管(9)を備え、これが前記シール
    保持室(10)の上側に沿って前記被分岐管(1)の外
    面を越えて延出している請求項1〜8のいずれか1項記
    載の引込管。
  10. 【請求項10】 取入口案内・分配システムが組込まれ
    ていて、これにより、プラスチックフォーム(18)
    を、引込管と前記被分岐管(1)の開口によって作られ
    た空間(24)中に注入でき、プラスチックフォーム
    (18)の硬化後、前記空間(24)中にフォーム密封
    ・保持エレメント(19)が配置されるようになってい
    る請求項1〜9のいずれか1項記載の引込管。
  11. 【請求項11】 内側管(9)と共に内空間(3)を形
    成するように包囲すると共に、この内空間(3)が、前
    記被分岐管(1)の外面(111)の外側に1つの入口
    凹部(13)を、前記被分岐管(1)の内面(112)
    付近に少なくとも1つの出口凹部(15,17)を備え
    ていて、この出口凹部(15,17)が取入口案内・分
    配システムを形成するようになっている請求項1〜10
    のいずれか1項記載の引込管。
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